城ヶ島強行調査~情報を手に入れる為に

作者:なちゅい

●城ケ島のドラゴン勢力
 ヘリポートに集まるケルベロス達。そこでは、リーゼリット・クローナ(シャドウエルフのヘリオライダー・en0039)がケルベロス達を待ち受ける。
「皆、来てくれて嬉しいよ」
 彼女は挨拶もそこそこに、作成概要を説明し始めた。
「鎌倉奪還戦と同時にドラゴン勢力は、三浦半島南部の城ヶ島を制圧し拠点を作っていたんだよ」
 それを聞くケルベロスの中には、七星・さくら(桜花の理・e04235)の姿がある。これから行われる調査は、さくらが提案したものでもあるのだ。
「城ヶ島の外に出てきたドラゴンは、ケルベロスによって撃退されたこともあって、現在は守りを固めつつ、配下のオークや竜牙兵、ドラグナー達による事件を引き起こしていると考えられているんだ」
 多数のドラゴンが生息する拠点である為、現在まで攻略する事ができなかったが、さくら他、ケルベロス達の作戦提案により、遂に強行調査が行われる事になった。
「危険な任務になると思う。それでも、敢えて、お願いしたい」
 リーゼリットはそうケルベロス達へと告げた。
 だが、城ヶ島を正面から攻略する事は難しい。
「だから、小規模の部隊を多方面から侵入させる作戦を取ることになるよ」
 1部隊だけでも、内部の状況を調査してくることが必要となる。
「城ヶ島の敵の戦力や拠点の情報が判明すれば、攻略作戦を立案する事が可能となるはずだよ」
 城ヶ島への潜入方法は各部隊に委ねる形だが、多数のドラゴンが警戒する空域にヘリオンで侵入することは自殺行為となる為、行うことができない。
「悪いけれど、三浦半島南部まで移動したら、立案した作戦に従って潜入を頼めるかな」
 小型の船舶や潜水服、あるいは、水陸両用車程度ならば用意できるので、作戦に応じて申請を行ってほしい。
「敵に発見された場合は……おそらく、ドラゴンとの戦闘になるよ」
 ドラゴンとの戦闘になれば、たとえ勝利しても、すぐに別のドラゴンがやってくる為、それ以上の調査を行うことはできない。
「戦いになった場合、敢えて派手に戦うことで、他の部隊が見つからないようにするという援護もできるよ、もしそうなったら、思いっきり戦うのもいいかもしれないね」
 これもまた、重要な作戦の1つとなるだろう。
「勝利が困難な場合は、余力があるうちに引いた方がいいよ。勝利後も、連戦は狙わず撤退した方がいい。引き際を誤ると、大変な事態を招きかねない」
 一通り説明を終えたリーゼリットが一息ついて、最後にこう締めくくる。
「無理は禁物だよ。ケルベロスの……皆の無事を、願っているよ」


参加者
フェクト・シュローダー(レッツゴッド・e00357)
超宗我部・雪兎丸(五線譜の檻からの解放者・e01012)
楡金・澄華(氷刃・e01056)
如月・シノブ(蒼の稲妻・e02809)
罪咎・憂女(捧げる者・e03355)
七星・さくら(桜花の理・e04235)
吉野・雪姫(ホワイトスノープリンセス・e04533)
安岐・孝太郎(仮想理力炉・e09320)

■リプレイ

●潜入調査の最中……
 神奈川県、三浦半島南部城ヶ島。
 この地の調査の為、集まったケルベロス達は可能な限りの物資を持ちこみ、作戦準備を行う。
「さて、腕の見せどころってところかな?」
「う、うん……」
 潜入調査にしろ、撹乱工作にしろ、忍者の本業。螺旋忍者の楡金・澄華(氷刃・e01056)にとって、これ以上ない舞台だ。フェクト・シュローダー(レッツゴッド・e00357)は、さながら敵の本拠地となっている城ヶ島に潜入するのに、かなり緊張を見せている。
「いつもは後手に回っていますが、今回の任務が成功すれば、攻勢をかけられますね」
「これでも刑部局所属よ、捜査は任せて?」
 これまでは、デウスエクスの動きに合わせて、ケルベロスが動くことが多かった。先手を打つことができるこの作戦に、罪咎・憂女(捧げる者・e03355)は期待する。七星・さくら(桜花の理・e04235)もかなり張り切っていたようだ。
 眠たげに欠伸をしていた、如月・シノブ(蒼の稲妻・e02809)。ふと視線を走らせれば、船で潜入調査に臨む2つのチームを発見する。彼は大きく手を振り、自分達の存在をそのチームメンバーらに知らせるのだった。

 こうして、船を手配していた2チームと同行することにしたメンバー達。
 全員の連絡に合わせ、吉野・雪姫(ホワイトスノープリンセス・e04533)がチーム間の伝達役となる涼乃、友へと連絡先を交換し、簡単ではあるが、チームの作戦などの情報交換を行う。
 船を行く2チームの真下を、一行は水中スクーターを駆って海の中を進んでいた。
 目指すは、島の南にある馬の背の洞門。北から進むメンバー達は、島を迂回していたのだ。
(「『馬の背洞門』って、どういうとこなんだろ」)
 こっそりと興味津々だったりする雪姫。馬と携帯が大好きな彼女は、どうしてもその視点でその場所を想像してしまう。
 その『馬の背洞門』から上陸し、『城ヶ島内部の有益な情報を手に入れる』というのが自チームの目標だ。
 メンバー達は、可能な限り音を立てぬように水中スクーターを操り、探索を行う。
 安岐・孝太郎(仮想理力炉・e09320)はさほど泳ぎが得意ではないのだが、これも作戦。不服気な顔こそしてはいたが、黙って進んでいく。
 とはいえ、黙っているのは孝太郎だけではない。
 水中スクーターは可能な限り音を立てぬようにして進む。さらに、メンバー達はサインやメールを使い、情報のやり取りを行う。できる限り敵に見つからないようにとの配慮だ。
 島の南側からならば、ドラゴンの警戒網の穴を突くことができるという作戦だ。それは、敵の穴をつくこれ以上ない方法だと、メンバー達は胸を張る。
 だが、ナニが出るのかは分からない。デウスエクス……ドラゴンがどこに潜んでいるのか、分からないのだ。
(「行きはよいよい、帰りは恐い……なんてな」)
 澄華は不測の事態を想定し、探索を続ける。
 そこで、カメラのズーム機能を使いつつ、水中の音に耳を傾けていた、超宗我部・雪兎丸(五線譜の檻からの解放者・e01012)が最初にそれを発見する。
「ん……?」
 海中の薄暗さに紛れて近づいてきていたそれへ、雪兎丸は仲間に視線を向けるよう指差す。近づくにつれその形が露わになり、肉眼でもはっきりと認識できるようになる。
「こいつは……」
 シノブは徐々に大きくなる敵影を見上げる。それは、巨大な赤い竜の形をした戦艦だった。
 フェクトはそれを見て、無音カメラで撮影する。後日、再び潜入した場合、手配書を作成できるようにと彼女は考えたのだ。
 だが、近づいて来る敵の姿に彼女は驚きを隠せない。
「あわわ、何なの、これ……!?」
「でっか……」
 雪姫も思わず呟く。その大きさは、ゆうに10メートルはありそうだ。巨大と言われるダモクレスの倍近くはあろうか。
 その海竜は、生きているようにも見えるが、身体には多数の砲塔も確認できる。水中戦艦と海竜が合わさった、戦艦竜と言うべきものだ。
(「これだけ大きいと、浅瀬じゃ移動できなかったのね……」)
 水中ではあるが、さくらはメモを取りつつ戦艦竜を観察する。浅瀬の北側ではこの戦艦竜を配備することができず、南側で回遊を行っていたのだろう。
 照らされるライト。それが、水中をいくメンバー達を発見し、こちらへと向けられてしまう。
(「振り切れるのなら、振り切ってしまえばいいのでしょうかね?」)
 発見されたメンバー達はその対応を迫られた。憂女は仲間に、敵を撒いてしまうよう提案をするのだが。それだと、間違いなく水上の船で行くチームを巻き込んでしまう。
(「やるしか……ないか」)
 澄華は腹をくくる。孝太郎も戦闘は避けられないと判断し、早急な戦闘体制へと移行していた。
(「素早く倒せるならそれでよし。増援が来るようなら……」)
 見たところ、敵はこの戦艦竜のみ。シノブはできる限り早く倒し、調査を続けたいと考える。
 ならば、同行する水上の2チームにも知らせておくべきだと考えたのは、雪姫だ。
『水中から赤い戦艦が近づいて来るから、こちらは迎撃に当たるね』
 彼女はそんな文面のメールを他チームの涼乃、友へと送信する。
 メンバー達はすぐに、現れた戦艦へと真正面から戦いを仕掛けていくのだった。

●赤い戦艦竜!
 近づいてきた戦艦竜はその巨体で突撃してくる。
 体当たりでも繰り出すのかと思いきや、船体についていた砲門から火炎放射を放つ。水の中とはいえ、グラビティの力が働いている。燃え上がる炎を浴びた前衛メンバーはその威力に顔を顰めてしまう。
 それでも、ケルベロス達は、早急の敵の撃破を目指す。
 水中での戦いとあらば、どうしても制約が出てしまうが、シノブはそんな中でも解体ナイフを振るい、真っ先に己のグラビティ・チェインを刃に乗せて戦艦竜の船体に傷を入れる。
「いくぞ、我が刃を、受けてみよ!」
 己の身にまとわりつく炎の鎮火は仲間に任せ、澄華は自慢の火力を叩きこもうと立ち回る。
「勝負……!」
 始めから澄華は出し惜しみをしない。すらりと刃を抜いた彼女は、豊満な体を弾ませつつも、見上げる程の巨体を一閃する。
 ただ、敵の大きさは自身の何倍もある。それだけは倒せぬとすぐに判断した澄華は、更なる斬撃を戦艦竜へと見舞う。
(「重要地点だと強力な個体が出てきそうですが」)
 憂女も前線で仲間を守りつつ、敵の強さを推しはかる。可能であれば、調査に影響が出ないように敵艦を沈めたいところだ。
「………疾ッ!」
 憂女は翼や尻尾を駆使し、水中での姿勢の制御を行いつつも、斬霊刀を振り上げて戦艦竜の首を切り落とさんと振り下ろす……と思いきや、彼女はさらに刃を切り上げた。それは、一連の動作が一挙動で行われるという特異な型。だがやはり、巨体の戦艦竜を一太刀で斬り伏せるとはいかない。
 敵が前衛で戦うメンバーに気を取られている間に。
 普段は射に構える態度を取る孝太郎だが、戦いでも、ジャマーとして位置取り、御業の力で敵の巨体を鷲掴みにし、動きを縛り付けようとする。精神干渉と召喚術、道具を駆使した小狡いスタイルが孝太郎の戦い方なのだ。
 その隙に、後方にいたフェクトは一気に敵の頭上へと移動する。彼女は一旦停止したかと思うと、敵の頭目がけて重力の力を込めたドロップキックを食らわせる。
 雪兎丸はミミック、ウーハー君を前面に出し、自らはバイオレンスギターとピックを手にする。
「ユッキーの美声を聞ける事を誉れに戦え、ご飯共! 貴様等ならの牙を、星さえもユッキーが届かせてやる。貴様等のハートごと貫いて飛ばしてやるぜ」
 雪兎丸は攻撃を行う仲間達へと縦横無尽音程を奏でる。雪兎丸は残念なほどの音痴ではあるのだが、音の暴力が仲間に力を与え、戦闘に対する集中力を増していく。
 後列にいた雪姫もそれを聞き、なぜか集中する状態で戦いに挑むが。彼女は生憎とグラビティの活性化に難があったようで、現状の最善手を考える。
「あらわれて! 紅のミスパーフェクト、その完璧なる走りを今魅せて!」
 雪姫が召喚したのは、彼女の名前と見た目とは全く真逆、紅のオーラでできたサラブレッドだ。
 完璧なる走りで海中を疾走するその馬は、すぐさま戦艦竜に追いつき、突撃するようにして戦艦竜にダメージを与える。
 さくらも、しっかりと集中して敵に狙いを定め、1体しかいない敵目がけてアームドフォートの全砲門を一斉発射させていた。
 丁度その時。戦闘が始まってから、3分ほど経った頃だ。
 水中を伝い、頭上で何かが追突するような衝撃がケルベロス達に伝わってくる。
 見れば、片方のチームの船に、新たな戦艦竜が体当たりしているではないか。
 だが、シノブは自身のチームメンバーにサインを送る。『このまま』と。見れば、その船のメンバーが、新手の戦艦竜を迎撃していたのだ。
『了解』
 仲間達は次々にシノブへとサインを返す。そちらの対処は船に乗るチームに任せ、こちらは全力で目の前の戦艦竜を叩くことにするのである。

●順調に攻め入るも……
 敵の戦艦竜は砲門からの火炎放射を行う他、巨体を生かして体当たりを繰り出してくることもある。
 気を抜いたら倒される危険もあり、その威力は侮れない。だが、勢いに勝るケルベロス達は、多少の傷など気にすることなく攻め入る。
 いくら戦艦竜が大きいとはいえ、同じ攻撃を受け続けるほど考えは浅くないだろう。そう考えたシノブは、所持する固定砲台の全砲門から発砲する。
 その弾丸を身体へと受けた戦艦竜。その首筋からは血が流れだし、サイドには亀裂が入り、黒い煙が噴き出す。
(「これなら……」)
 このまま倒せば、調査に支障はないだろうと判断した憂女は大鎌を振るい、体力を奪いつつ戦いを進める。
 フェクトは掌からドラゴンの幻影を放ち、戦艦竜の船体の一部を燃え上がらせていた。孝太郎も詠唱を行い、魔法光線を撃ち出して命中させた箇所を石へと化してしまう。敵は攻撃を受けるごとに、徐々に噴き出す煙を大きくしていくのである。

 刻々と過ぎ行く時間。だが、それはたかだか5分ほどの戦いだったはずだ。
 戦艦竜はまたも、炎をケルベロスへと放射してくるのだが。それをまた、前衛メンバーやサーヴァントが受け止めてくれる。
 ウーハー君もまた、炎にまみれながらもケルベロス達を守ってくれていた。雪兎丸は戦い続ける者達の歌で仲間を鼓舞し、さくらも雷の壁を作って仲間を守る。
「この調子なら……」
 さくらは千羽鶴のお守りを見つめる。どうやら、力を暴走させることなく、この場は乗り切ることができそうだ。
 2人のメディックが戦線を崩すまいと仲間達を癒す。
 それもあって、雪姫は安心して攻撃を行い、吹雪の形をした精霊を召喚し、敵陣を氷に閉ざす。ただ、予定通り、ドラゴンの幻影を召喚できたなら、もっと早く敵を倒すことができただろうか。
 というのは、ケルベロス達の攻勢は、戦艦竜を完全に圧倒していたからだ。このまま戦い続ければ、まず間違いなく戦艦竜を沈めることができる。メンバー達は誰もがそう確信していた。
「思っていたより、大したことのない敵だな」
 巨大な見た目に反して、戦艦竜はそこまで強くないと判断した澄華。このまま沈めてしまおうと、彼女は刃にグラビティ・チェインを込めていき、戦艦竜へと叩き込む。
 もはや、全身を自身から流れ出る体液で濡らし、黒煙を上げだしていた戦艦竜。
 だが、トドメをと考える一行の元へ、4つの人影が飛び込んできた。彼らは、船上にいたはずのチームメンバー達だった。
 同時に、雪姫の携帯が鳴る。見れば、船上にいるチームの涼乃から、浮上するよう指示をするメールが届いているではないか。
 船上から飛んでくる射撃と刃による援護攻撃。さらに、水中にやってきたメンバーは、それぞれ、戦艦竜へと一太刀を浴びせていく。
 戦艦竜も援軍が来たと察して、不利を悟ったのだろう。機体を反転させてこの場から逃げ出していく。
 助けに来てくれたケルベロス達はすぐに、頭上を指差した。
(「浮上しろってことかな?」)
 フェクト達はもう一息で戦艦竜を落とせていただけに、彼らが援護に来てくれたことが腑に落ちない。
「もう一押しでやれたはずだが……」
 シノブもそうだが、一行はいっそ追って撃沈させたいとすら考える。あの戦艦竜を逃がしたことで、新手が現れてしまう可能性が……。
「あ……」
 メンバー達の表情が変わる。状況を察した一行は、援護に来てくれたメンバーに同意して浮上していくのだった。

●戦艦竜の群れが来る前に……
 チームメンバー達は浮上し、助けに来てくれたチームの船へと身を寄せる。
「何かあったの?」
「あちらを見て下さい」
 濡れた身体をタオルで吹くフェクトが説明を促すと、ぺリムが指し示す方向の先に、こちらへと近づいてくる戦艦竜の群れが見えた。
 ここにいる戦艦竜は2体だけではなかった。島の南側は、『戦艦竜の縄張り』だったのだ。これは、南側からの上陸を考えていた3チームとって、最悪の状況だったと言わざるをえない。
「船で攻め込むのは不可能、か」
 シノブが呟く。ここにある船だけであの数の艦隊に攻め込むのは、あまりに無謀だ。敵の群れがやってくる前に、いち早くこの場から離れねばならない。
 だが、その前に。今なおもう1体の戦艦竜と戦うメンバーを見捨てるわけにはいかない。彼らを援護し、氷を操るその戦艦竜を追い返す必要がある。
 2チームはほぼ同時に、今なお戦艦竜と戦うメンバーの援護を行う。
 こちらのチームは水中に向け、雪兎丸が黒色の魔力弾を撃つ。孝太郎は御業を放って、敵の巨体を鷲掴みにせんとし、さくらはアームドフォートの主砲を一斉発射させる。
 メンバー達は船に乗ったまま、水中の戦艦竜へと遠距離攻撃を飛ばしていた。数で攻めるケルベロスの攻撃に、その戦艦竜もたまらず逃げ去っていく。
 その後、戦っていたあちらのチームも、自分達の船へと戻っていったようだ。
 そこで、こちらの船は動き出す。向こうの船から先に行ってくれとの連絡があり、このチームは船を発進することにしていたようだ。
 澄華は念の為にと、持参のスモークグレネードを構えていたが、敵を振り切ることができた為、使用するのを止める。
 雪姫は、仲間の状態を確認していた。幸いにも、戦闘不能に陥った者がいなかったことに、彼女はホッと胸を撫で下ろす。
 しかし……。
「住人達の安否を確認したかったですが……」
 島への上陸すら叶わず、憂女は肩を落とす。他のメンバー達も苦々しい顔をしていた。
 結局、城ケ島の情報は得られず、敵の混乱を誘えず、あげく、遭遇したドラゴンも倒すことができなかった。
 メンバー達は悔しさをにじませつつも、離れていく城ヶ島を船上から見つめるのである。

作者:なちゅい 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2015年11月24日
難度:やや難
参加:8人
結果:失敗…
得票:格好よかった 7/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 11
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