海の家の食べ物は絶対許せないッ!

作者:芦原クロ

 海水浴場に、いくつか並ぶ海の家。
 かき氷や焼きそばなど、定番の物が売られている。
『海の家の食べ物とか衛生的に良く無いし、その癖、値段は高めだし! いらねーよ、こんなの! 消し去ってやるぜ!』
 異形の者が海の家に入り込んで来るなり、身勝手な主張を口にし、店員ごと店を襲撃した。

「地留・夏雪さんの推理から、事件が予知されました。個人的な主義主張により、ビルシャナ化してしまった人間が、ここの海水浴場にある、海の家を狙うようです。ビルシャナにとって近い海がここだけだったので、襲撃対象となったのでしょう」
「かき氷……おいしいのに……」
 資料を配るセリカ・リュミエール(シャドウエルフのヘリオライダー・en0002)の説明に続き、地留・夏雪(季節外れの儚い粉雪・e32286)はぽつりと呟く。
「このビルシャナは、海の家で取り扱っている飲食物を食べている人を、真っ先に敵視するようですね。配下は居ません。しかしビルシャナが一般人と接触したら、一般人が配下になってしまう可能性が有ります。客の人数が正確には分からない為、避難誘導などは難しいですね。店に接近するのを防ぐか、付近のひと気が無い場所へ誘導すれば、被害も無くなります」

 つまり、ビルシャナが海水浴客の居る方向へ向かう前に、なにか食べたり飲んだりしながら「海の家の食べ物サイコー」などと言っていれば、簡単にビルシャナが釣れる、ということだろう。

「衛生面や値段の高さなどは詳しく調べられませんでしたが……誘導後、なるべく多くの人数で食べたり飲んだりして、海の家を褒めたりなどしていれば、ビルシャナを混乱させたり、戦意を喪失させることが可能です」
 ぼっちなビルシャナの主張など、多人数での語りの前では無力と化すだろう。
「ビルシャナ化してしまった人間は、残念ですが、救うことは出来ません。被害が大きくなる前に、討伐してください」


参加者
天道・晶(喰らう髑髏・e01892)
鉄・千(空明・e03694)
善知鳥・リュカ(魔改造ノクターン・e21446)
レピーダ・アタラクニフタ(窮鼠舌を噛む・e24744)
ラカ・ファルハート(有閑・e28641)
地留・夏雪(季節外れの儚い粉雪・e32286)
影守・吾連(影護・e38006)
エリアス・アンカー(ひだまりの防人・e50581)

■リプレイ


「海の家の食べ物を忌み嫌うのは勝手だが、信者を増やされてはたまらん」
 無人の浜辺に、小さな海の家を手慣れた様子で、素早く組み立てている、善知鳥・リュカ(魔改造ノクターン・e21446)。
(「海の家に関しちゃ、ちょっとこっちには特別な心持ちがあってねぇ。俺に料理を仕込んでくれたおばちゃんが兎に角優しくてねぇ。調理法やら接客態度やら、しっかり俺に叩き込んでくれたんだ」)
 天道・晶(喰らう髑髏・e01892)が胸の内で語りつつ、設営を手伝う。
(「そんなおばちゃんとの思い出が詰まったウチのシマに手ェ出そうってんだ。タマ取られる覚悟あんだろうなぁ?」)
 考えを続けた晶から、殺気が溢れ出て、殺界形成が展開される。
「今日この海の家のために、ご飯抜いてきたんですよね」
 空腹に耐えている、レピーダ・アタラクニフタ(窮鼠舌を噛む・e24744)。
 いつ敵が来るのか分からない為、他の海の家に行くのを我慢している。
『不衛生で値段が高い海の家は全て滅ぼす!』
 レピーダ的に、良いタイミングで浜辺に到着した敵。
「海の家サイコー!」
 鉄・千(空明・e03694)が大きく元気な声で主張し、敵の意識は千に向く。
「砂浜に何本か、柱でもぶっ刺しとこう」
 その隙を狙って、エリアス・アンカー(ひだまりの防人・e50581)は、仲間がキープアウトテープを使いやすいよう、素手で柱のようなものを打ち込んだ。
 レピーダが、キープアウトテープをそこに急いで貼り、一般人が近づかないようにする。
「エリアスお兄さん、力持ちです……! レピーダお姉さんも、お腹がすいてるのに頑張ってます……! あ……! そういえば食べ物が美味しい海の家があるみたいです……? 良ければこれから行ってみませんか……?」
 持参したカキ氷を食べながら、仲間たちと楽しそうに歩く、地留・夏雪(季節外れの儚い粉雪・e32286)。
「そう、新しくできたらしいよ! そっちの海の家にも行こうよ!」
 影守・吾連(影護・e38006)が後押しし、敵は吾連が指し示した方向へと目を向ける。
「ならば、わしはイカ焼きと、かき氷がたべたい。ラムネものみたい」
 ラカ・ファルハート(有閑・e28641)が、飲食物を言葉で並べ、仲間たちの食欲もあおられる。
「新しくできた海の家? これはちぇっくなのだー!」
『リニューアルオープンという名目で人を集める気だな!?』
 千たちが移動すると敵は当初の目的を忘れ、新しい海の家を破壊する、という考えに変わり、あっさり誘導された。


「皆が居心地良く飲食できるように席を整えるぜ」
 仲間の姿と、追いかけて来る敵の姿を確認し、開店準備を完了するリュカ。
『不衛生極まりな、んだと……』
 衛生の悪さを語ろうとした敵の目の前で、リュカはさり気なく、アルコールスプレーで手を除菌し、配膳を始める。
 敵は自分の主張を1つ打ち砕かれ、精神的ダメージを負って言葉を失う。
「お待ちかね。宴だ」
 一般人の流れや誘導先を一度確認していたラカは、安全を確保し、くつろぎモードだ。
「海の家での買い食いってわくわくするよね、普段やらないことをやるスリルっていうかさ」
「海の家で食べるたこ焼きはかくべつ! 普通のお店にはないとっておき感、あるな! 吾連もどうぞなのだ」
「ありがと、千! 俺の焼きとうもろこしも食べる?」
 吾連は一番仲が良い友人、千と隣り合うようにして席につき、食べ物を分け合う。
 基本的に無表情の千だが、吾連の前では自然と笑顔になり、和やかな雰囲気を漂わせている。
「焼きとうもろこしくれるか? ありがと!」
「他にも、もう少し食べたいな……千はどれが食べたい?」
 メニュー表を一緒に見ながら、楽しそうにしている、千と吾連。
「俺の相棒、髑髏の刻印入りのコテがうなるぜ」
「オバチャン仕込みの晶の焼きそばはマジで美味いし絶品だぜ! そして俺は、青のりと紅生姜を美味しそうに盛り付ける」
 晶がコテを両手に持ち、大鉄板で人数分の焼きそばを作り終え、そこにトッピングをする、リュカ。
「そして一番大事なのは笑顔を盛り付けることさ」
 ふわりと美しく微笑む、リュカ。
「こうやって夏に冷たいカキ氷を食べるのも美味しいですが、やっぱりお腹にたまるものも食べたいです……」
 かき氷を食べ終えた夏雪は早速、焼きそばを注文し、一口食べただけで幸福に包まれる。
「こんなに美味しい焼きそばが作れる、晶お兄さん……すごいです……! リュカお兄さんの笑顔もかっこいいです……!」
 感想を挟みつつ、夏雪は焼きそばを頬張り、幸せそうだ。
「ほいほい、褒めてくれてありがとなー。ゆっくり食えよ?」
「一応、飲み物も添えておくか。地留は何かこう、儚げ過ぎて心配になる」
 儚げな雰囲気をまとっている為か、焼きそばを食べている夏雪に、声を掛ける晶とエリアス。
 仲間を気遣う光景を目にして、敵のぼっち度が上昇し、敵はひとりで苦しんでいる。
「海の家って、そういえば焼き鳥ってないですね。ありましたっけ?」
 レピーダが敵を見ながら首をかしげると、敵は視線に気づき、大きく首を横に振った。
「お前さんも焼いたら旨いんじゃないか?」
 ラカも肉串を食べつつ、冗談なのか本気なのか分からない問いを放つ。
『俺を食材として見るなッ』
「本気で、誰も食べたくねぇだろ」
 エリアスがすかさず、ツッコミを入れる。
「色んなものおいしく食べられるよい所じゃな、海の家。無くてはならないものだ」
 ラカがしみじみと、海の家の良さを語る。
 ボクスドラゴン、どらさんに練乳の苺かき氷とラムネを数本持たせ、自分はフランクフルトと肉やエビの串焼きを片手に持てる分だけ持ち、逆の手にはイカ焼きをずらりと持ち過ぎている、ラカ。
「この外で焼くからこそ美味しい焼きとうもろこし!」
 レピーダは焼きとうもろこしを選び、香りを満喫してから、美味しそうに食べ始める。
「焼きもろこし……は持てない。手が二本しかないとは、かなしいことだ」
『嘆く前に、テーブルの上にいったん置いて食べろよッ』
「どう見ても持ち過ぎだろ、ファルハート」
 ツッコミが、敵と息ピッタリの、エリアス。
「醤油の焦げた匂いが、潮風に乗って漂うってもうそれだけで最高じゃないですか!?」
「レピーダお姉さん、分かります……潮の香りと美味しそうな香りが合わさってたまりません……」
 はしゃいでいるレピーダに、同意する夏雪。
「味も、外で作ったワイルドな感じが美味しいです……! ワイルドといえば、晶お兄さんもワイルドです……! あ……! リュカお兄さんと同じエプロン……?」
 みるぽわる、と書かれた揃いのエプロンに目を向ける、夏雪。
「気づいたか。晶と俺はファミリアで毎夏、みるぽわるって海の家を出しているのさ」
「ウチのシマぁ荒らされるのは、ごめん被るんでここでいっちょシメとかねぇとな、ってコトで」
 リュカと晶が答えるが、夏雪は小首をかしげる。
 シマとか、ごめんこうむるという単語が、いまいち良く分かっていない、ピュアな夏雪。
 たぶん分かっていないな、と察する、晶とリュカ。
「まあ、晶の海の家の料理はマジで美味いからな! 浜辺の美女の行列ができるくらいさ……何故か年配の淑女が多いようだが。ということで、好きなだけ食ってくれ!」
 夏雪に優しく微笑む、リュカ。
『そうだ値段だ! 海の家は値段が高い!』
 空気も読まず、唐突に大声をあげる、敵。
『メニュー表を見せろ! 値段は……おい、値段が書いていないぞ?』
「無料」
「無料だよな」
 晶とリュカが、今のところは、という部分は隠し、一言で返す。
『嘘だろ!? 海の家で無料とか無いって、マジ無いし、いやマジで』
 混乱して呟く、敵。
「千とシェアしたいから、次は無料のカレーを頼もうかな」
「次は無料のラーメン! 吾連のカレーと半分こして頂くぞ」
 吾連と千が、無料の部分をなるべく大きな声で強調し、その上、仲の良さをアピール。
 敵のぼっち度は更に上がりまくり、敵に精神的ダメージがどんどん与えられてゆく。


(「人々と海の家を守る為にも、がっつり食べ……じゃなくて、しっかり敵をやっつけないとね」)
 吾連は出来立てのカレーと、千が頼んだラーメンを半分ずつ分け合い、美味しそうに食べて互いに微笑む。
「クタクタになるまで遊んだ後でも出来立ての料理が食べられるし、海の家があると便利だよねぇ」
「むふー、濃過ぎ無いお味が五臓六腑に染みわたりますのだ」
 吾連の言葉にこくこくと頷く、千。
「海老の塩加減さいこう」
 ひたすら食べまくり、料理を褒めまくっている、ラカ。
「飲んでいいならビールも欲しいな……」
「冷えたアルコールもあるぜ」
 成人済みのエリアスが呟き、リュカは他の未成年者たちを配慮し、そっと教える。
「齧れば口いっぱいに甘みと香ばしさが広がる宇宙です! しかもこのサイズ感、折りたたみカサドボルグに似ている……実際傘みたいなものです! 焼きとうもろこしサイコー! 傘サイコー!!」
 愛傘カサドボルグとジャージが大好きなレピーダは、テンション高く褒める。
『だが海の家は……』
「……ちょっと待つのだ」
 敵の言葉をさえぎった千は、真顔でポケットからケバブサンドを取り出した。
「続けてどうぞですのだ。海の家には、こんなおしゃれゴハンもあるのだ。吾連も食べるか? も1個買っておいたのだ。おいしいをしぇあしよ!」
 ケバブサンドを取り出し、食べ始めた千を5度ぐらい見る吾連だが、礼を言って受け取り、千と一緒に美味しそうに食べる。
 仲良しな光景に、敵は精神的ダメージをどんどん負ってゆく。
「それおいしそう。鳥倒したら食べにいく」
 まだまだ食べる気でいるラカが、目をつけた。
「この、目の前で作ってもらえる感じが、海の楽しさを詰め込んでいるようで良いですよね……!」
 夏雪は自分が食べているものを、欲しがっている仲間に分けたり、逆に分けて貰ったりと、楽しそうだ。
 海の家の食べ物の良さを、仲間たちと共に語り合い、盛り上がっている光景を敵に見せつける、夏雪。
「海の家の食い物って、屋台とはまた違った旨さがあるんだよな。ビーチ用品もレンタル出来るから、身軽で海来れるし、海の家本当にサイコーじゃねぇか」
 焼き鳥や焼きそばなどを豪快に食べているエリアスは、敵をガン見し続けている。
「大体、海の家に頼らず飯を調達するなら、作るか買ってくるしかないが……手作りも衛生的には海の家とどっこいどっこいだ」
『コンビニで買えばいいだろ?』
「海まで来て1人コンビニの握り飯? 寂し過ぎだろ! 焼きそば食えよ!」
 焼きそばが盛りつけられた簡易皿を、敵に差し出す、エリアス。
『さ、寂しくなんか、無いぞ』
 必死に言い返す敵が、言葉を続ける。
『焼きそばとか定番過ぎるし、古臭いっていうか』
「海の家の食いもんにケチつけるたぁいい度胸じゃねぇか」
 焼きそばを愚弄し始めた敵に、晶が黒い雰囲気を漂わせる。
「マジで美味いから、一口だけでも食ってみないか?」
 リュカの説得に敵は根負けし、焼きそばをクチバシで器用に挟み、すすって食べる。
「よし、一口でも食わせたらこっちのもんだ」
『ソースが麺にしっかりとしみこみ、野菜はシャキシャキとして飽きない美味さ!』
「海の家の食べ物自体じゃなく、他に原因があるんじゃないか? 話してみろよ」
 感激している敵に対し、悩み相談へ持ち込むリュカ。
『俺は割と頑丈だったんだが、海の家の食べ物を口にすると、ぽんぽんが必ず痛くなる。これはあれだろ、衛生面に問題が有るからだろ』
「おい、ぽんぽんって」
 ツッコミを入れる、エリアス。
「ん、えび食べる? あ、ラムネ飲む?」
 仲間と美味しい飲食物を分け合い、楽しそうにたくさん食べていたラカが、敵と目が合い、問いを放つ。
『要らん。というか、おまえさっきからすごい量を食べてるな』
「好き嫌いも無さそうだな」
 どんな料理でも完食し続けているラカを見て、驚く敵と、エリアス。
「みんなで食べる海の家ごはんは特別。これが分からないなんて……とりさんかわいそう」
「賑やかな雰囲気の中、皆で食事するのも楽しいし……あ、ぼっちなとりさんには関係無いかな?」
 畳みかける千と吾連の言葉が、敵の精神にグサリと突き刺さり、敵は力無く崩れ落ちる。
 完全に、戦意が消えたようだ。
「守りは……任せてください……!」
 儚げな歌声で呼び寄せた魂を、後衛に纏わせる、夏雪。
「お嬢は冷たいものを鳥の目の前でふりふりしてくれ。瓶割らないようにな」
 続いたラカは両手の串とかき氷を順に平らげて幸せそうにしながら、空の霊力を帯びた武器で敵を斬り払う、ラカ。両手に持ったかき氷を、ふりふりしている、とても愛らしい、どらさん。
「戦闘中でも食うのか!」
 連携したエリアスがツッコミを入れつつ、白い針型の雷針ー縞ーと青鈍色の針型の雷針ー朏ーで敵を殴る。
「千! 一緒に攻撃しようよ!」
「吾連に合わせるのだ」
 角のみ出した普段の状態から、戦闘時になると翼と尻尾を出す、吾連と千。
 煌めく重い蹴りを吾連が炸裂させ、同時に千が炎の蹴りを打ち込む。
「海の家の食べ物もまた、夏祭り同様にこの季節ならでは、の楽しみではないですか! それを邪魔するなんて、レピちゃん怒っちゃいますよ!」
 レピーダは、煌めく流星のように輝く、重い強烈な飛び蹴りを炸裂。
「この弾丸は獲物を決して逃しはしない」
「頭から砂浜に埋めてやろうかねぇ?」
 血にこめられたプライドを弾丸にまじない、愛用のバスターライフルで放つ、リュカ。
 リュカに合わせ、同時に素早く踏み込んだ晶が、強力なアッパーを繰り出す。
 それがトドメとなり、敵は完全に消滅した。


「一般にも開店してみるか。皆の夏の想い出の一コマになると良いんだが」
「さてお待ちかね。慰労も兼ねて、本格的に海の家を再開するぜ」
 人払いを解除したリュカと晶は、他の海の家に向かう仲間に、ここにも海の家が有ることを伝えて欲しいと頼む。
「冷たいもの欲しくなってきたな。吾連、ラムネで乾杯しよ! そして海の家に再出発なのだ! 宣伝しながら海の家にごー!」
 戦闘の跡をヒールし終え、吾連と手を繋ぐ、千。
「一仕事終えたら喉が乾いたな、一緒にラムネ買いに行こう!」
 手を繋いだまま、吾連は千と共に仲良くその場を去る。
「キュッキュリーン☆  宣伝はレピちゃんにお任せを!」
 キープアウトテープをはがしてから、レピーダは海水浴客に呼び掛けるべく、駆け出す。
「折角なので食い倒れつあーだ」
「まだ食えるのか……俺はビルシャナの墓でも作ってやるか。アイスの当たり棒でいいよな?」
 食欲魔人のラカに驚きつつ、エリアスは小さな墓を作る。
「海の家を満喫したいです……!」
 夏雪はほんのりと微笑み、色々な海の家を巡るべく、その場を立ち去った。

作者:芦原クロ 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2018年9月16日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 1/キャラが大事にされていた 4
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