霧中遊影

作者:長谷部兼光

●密か
 霧に煙る森の片隅。
 一寸先すらよくよく見えぬ白の中。はかりごとを携えて、赤翼の死神は機械の鮫に球根を――死神の因子を植え付ける。
「お行きなさい、ディープディープブルーファング。グラビティ・チェインを蓄え、ケルベロスに殺され……私の研究の糧となるのです」
 死神の言葉を聞いてか、それとも元より一暴れするつもりであったか……ディープディープブルーファングと呼ばれた機械鮫は、五メートル以上あろうかと言う巨体を翻し、泳ぐように白い闇の中へ消える。
 鮫が目指すは霧の底に沈む……絶好の餌場だ。

●座視出来ず
「彼岸花を咲かせるヤツとは別の死神が何かしらの目的をもって動き出した……現状、こちらが把握できるのはその程度だ」
 裏にどんな策謀があるのか予想をするにも情報が足りない、とザイフリート王子(エインヘリアルのヘリオライダー)は嘆息した。
「ともあれ、まずは死神本人よりも街へ襲撃を仕掛けようとしているダモクレス――ディープディープブルーファングの対処だ」
 戦場となるのはとある都市のオフィス街。
 天気が良ければ背の高いビルがずらりと立ち並ぶ景色を見られたろうが、生憎ダモクレスと交戦する時刻には濃霧が街を覆っている。
 ……とは言えこれは単なる自然現象。ケルベロスやダモクレスの行動を阻害する要因にはなり得ない。
 但し、一般人の視界は当然塞がれる。幸い鮫が街に到達するまで、彼らを安全に戦場から退かせる時間は僅かではあるが確保出来るだろう。その上で、一般人が後から戦場へ迷い込まないような人払いの工夫はあった方がいいかもしれない。
 また、件の鮫は戦闘能力に特化した試作量産型。動物程度の知性しか持ち合わせておらず、意思疎通も不可能。戦闘中、何かしらの手掛かりを得るには不向きな個体だ。赤翼の死神の研究を追いかけるつもりなら、『事後行動』で探査を重ねるのが一番の近道だろう。
「ダモクレスを放置することは出来ん。それ故我々は半ば強制的に死神の言う研究とやらの片棒を担がされる訳だ……全く、忌々しい」


参加者
リコリス・ラジアータ(錆びた真鍮歯車・e02164)
ヒスイ・ペスカトール(邪をうつ・e17676)
レヴィアタン・レクザット(守護海神龍・e20323)
ルルド・コルホル(廃教会に咲くイフェイオン・e20511)
清水・湖満(氷雨・e25983)
ミン・クーワン(化楽天・e38007)

■リプレイ

●白の戦場
 燈籠の灯りが霧の底で揺らめいた。
 くるくる噛み合う緋の歯車に、ずらりと顔出す内臓火器。種々の武装に身を包んだリコリス・ラジアータ(錆びた真鍮歯車・e02164)を、さらに彼女の内より出ずる地獄が彩れば、例え視界の利かぬ霧底であっても、誰であれそのシルエットを一瞥するだけで異変が起こったのだと直感的に理解できるだろう。
 一拍後、真白いオフィス街のあちこちからけたたましく退去を促す放送が響き、同時にケルベロス達は人々の避難誘導に奔走する。
「ここは今から戦場。早く逃げて!」
 清水・湖満(氷雨・e25983)が殺界の形成と共にそう声を張り上げると、放送の為にぎりぎりまで居残ってくれていた警備員達も避難を始め、フィアールカ・ツヴェターエヴァ(赫星拳姫・e15338)のミミック・スームカは取り残された老爺を担ぐ。
 レヴィアタン・レクザット(守護海神龍・e20323)は大きな青の翼を広げ飛翔し、ぐったりと路に突っ伏す会社員を回収する。何事かと思えば徹夜明けで精魂尽き果てたらしい。彼の労働環境はさておき、レヴィアタン自身は飛行が得意ではないが故、結果として彼があまり動かないでいてくれるのは、助ける側にとっても助けられる側にとっても幸運と言えた。
 同様に空を翔ぶヒスイ・ペスカトール(邪をうつ・e17676)は、救助活動を続けるレヴィアタンとすれ違うと上昇し、街全体を俯瞰した。霧のせいで視界は効かないが、物音、気配、探査する手段はいくらでもあるものだ。
 その後、五感で人々の退避を確認したヒスイは街にキープアウトテープを巡らせ、ミン・クーワン(化楽天・e38007)達の元へ合流する。
「確認終わったぜ。テープの内側には、もうオレ達だけだ」
「巡回どうもぉ……はぁい、ここから先は立ち入り禁止ですよぉ」
 ヒスイの言を聞いたミンはさぁ、と最後に残った民間人の背をゆっくり押して、唯一残していた『出入口』をテープで塞ぐ。
「しかし……人通りの多い時間帯じゃなくて良かったな」
 ルルド・コルホル(廃教会に咲くイフェイオン・e20511)は空になったテープの芯を三つ纏めてダストボックスへ放る。テープで囲った戦場(リング)は広く、人々の避難はつつがなく。準備は万全、戦闘中に一般人が迷い込むことも無いだろう。
 後は迎え撃つだけだ。
「全く……霧で何も見えん! ヘリオンはよくこの中をぶつからず飛べるものだな」
 レッドレーク・レッドレッド(赤熊手・e04650)は大きく伸びをして、霧に煙る空を見る。
 白い闇の向こう側、漏れ聴こえる駆動音。まさか野次馬目当てのヘリではあるまい。
 避難誘導用に使っていた割り込みヴォイスを、今度は空へ向ける。
「さておき。運転中には困るが、朝霧は涼しいので好きだ。こんな朝は静かに過ごさせて貰いたいのだがな。さっさと終わらせるとするか!」
 互いに譲れぬ平行線。
 姿無き機械鮫よりの返答は――地に撃ち付けるが如き無数のミサイルだ。

●霞を泳ぐ
「機械(メカ)の鮫は人類の味方側だと聞いた気がするのだが……コイツは違うようだ」
 何にせよ、たまには漁業に精を出すのも悪くない。レッドレークは不敵に笑むと、ミサイル群を潜り抜け、霧中より僅か露出した機械鮫のボディへ攻性植物・真朱葛を伸ばす。腐食の魔力を流されたことに立腹したか、真朱葛は半ば荒ぶりながら鮫を貫く。蔓の先より浸みだす腐食の魔力、変じて赤き鉄錆が鮫より奪うのは、何より攻撃性能だ。
「サメかー……サメかー!」
 瞼をこすって欠伸を噛み殺し、フィアールカはルージュに偽装した爆破スイッチを押し込む。自身が起こした爆風を浴びて、やはりTPOに合わせてチェーンソー剣を持ってくるべきだったろうかと妙な方向に士気が上がったが、スームカにはたかれて事無きを得た。足りない竜巻(トルネード)分はスームカに補ってもらうとしよう。
「霧の海を泳いで空飛ぶ人喰い鮫が現れるーってか。やれやれ。何とも映画じみてるな、コレでBGMがありゃ言うことなしだぜ」
 言いながら、とある映画のテーマ曲がヒスイの脳裏を掠めた。ジャンルとシチュエーション的には縁起でも無いがと苦笑して、スームカの武装に霧ごと払われ、露わになった鮫の大顎(ジョーズ)へ流星の蹴撃を見舞う。
 縁起など、自身の実力で覆せばいいだけの話だ。
「ははぁ、皆意外と物好きだねぇ。サメ映画かい? そのうち頭(ヘッド)が増えるのかなぁ……まぁ、いずれにせよ――」
 ミンはハンマーをカノンに変形させ、白のベールの奥、揺蕩うシルエットに狙いを定める。
 まずはヒスイの攻撃に重ねて相手の動きをより鈍化させることが重要だと判断した。
「ぶっ壊すことに変わりはねェよなァ?」
 口調の豹変と共に放たれた砲弾は、ベールを掻き分け鮫の輪郭にめり込んで、その容を歪める。
「ややわぁ。噂をすれば影言うし、ほんまにそう言うのが出て来るような気してくるわ」
 湖満の懸念通り、試作量産型と言うからには複数のバリエーションが存在する可能性もある。が、まずは眼前、霧中の鮫だ。
 市民の避難が完了した今、メディックである湖満の成すべきことは非常にシンプル。さりとて仲間の回復の大部分を担うことになるのだから気は抜けない。
 皆の体力をほぼ全開に保って見せると誓いを立て、湖満はルルドを黒く大きな一枚葉で包み、癒す。
 敵と一定の間合いを取る湖満とは対照的に、ルルドは可能な限り距離を詰め、周囲への被害を最小限度に留めようと試みる。
「……サメ、やっぱ飛ぶんだな」
 鮫ならば、もとい、ダモクレスならば仮に成層圏をさも悠然と泳いでいてもそう違和感はないだろう。
 残存する勢力中、現状最も詳細不明なのは死神達だが、
「当然喋っちゃくれねえよな?」
 赤錆の走る鮫の胴を、ルルドはさらに撫で斬った。
 黒骨のククリが深く鋭い傷をつけ、機械鮫の力をより強固に抑え込む。
 ルルドと入れ替わりに機械鮫へと肉薄するレヴィアタンは、四肢を竜のそれへと変化させ、なお速度を増す。
 二度目のディープディープブルーファング討伐依頼。前回は撃破こそ成し得たものの、手痛い失態を犯してしまった。
 新しく、苦い記憶。心の裡、靄の様にかかるそれを払拭するためにも。
「此度は挽回、一点の濁りなく成功させて見せよう」
 地に竜の足跡を刻み付け、レヴィアタンは電光石火の刃脚を機械鮫へと叩きこんだ。
 鮫が身悶えている様を一瞥し、リコリスはふと考える。
 この鮫は結局の所ただの魚型ダモクレスで、死神の偽物と呼ぶのもおこがましいモノだと思う。
 だが、ダモクレスと死神と間にあるであろう縁はひどく気にかかる。
 死神がダモクレスを利用しているのか、ダモクレスが死神を利用しているのか、それとも。
「……しかし、今はケルベロスとしての責務を果たしましょう」
 尽きぬ因縁を燃料に、リコリスは全身を赤黒の地獄で武装する。
 死神に至る道行きをどれだけの機械鮫(モルモット)が阻もうとも――いずれ。

●月白火線
 炎の御業を降ろした影響か、煙を吹いて焼け焦げた空薬莢をミタマシロより排出し、ヒスイはシリンダーに次弾を込める。レンズグラス越しに見据えるのは、未だ霧中に蠢く鮫の触手群。
 それらを全て合わせて一個のマシンだ。末端に与えたダメージは、必ず本体まで伝播するだろう。
 即断即決、ヒスイは神速の銃捌きでトリガーを引き、放たれた弾丸はさながら全て削ぎ落さんとする勢いで触手を穿つ。
「さァて、こたえられるかなァ?」
 降り注ぐ部品を躱し、ミンは己が背に翼の如き樹木を展開する。
 打ち出すは七色の玉鋼。背負うは永遠の理想郷。
 弾丸は楽園への鍵となり、受ければ相手は夢の中へと閉ざされる――その名、蓬莱の玉の枝。
「快楽は好きか? ……何てな。瓦落苦多相手に訊くまでも無ェか」
 樹木より実る様に出現した虹色の光球が、機械鮫を嬲る。
 その後も虹は監視するように鮫の周囲を飛び回り、レッドレークはそれを標と愛用のレーキ・赤熊手を振り翳す。
 これまでは力任せに立ち回ることが事が多かった身の熟し。だが、ワイルドスペースに触れた今なら、先達の鎧装騎兵(なかま)達と同様、精密・精妙な攻撃を実現できる筈だ。
「新しい力、果たして馴染むか……試させて貰うぞ!」
 満を持して放った破鎧の一撃は的確に機械鮫の弱点へ食い込んで、装甲を裂断せしめる。まずは上々。後は場数の問題だろう。
「あなた。死神に都合よく使われて、情けないとは思わないのですか?」
 槍の形に組み替えた伽藍の歯車機構を、刃に帯びた雷気ごと砕けた装甲に突き立てて、リコリスは挑発めいた問いを機械鮫へ投げた。
 怒りでも、哀しみでもいい。感情による何かしらのリアクションを見せれば知性的な自我があるという証明になる。
 が、鮫は機械的、或いは動物的な俊敏さで触手をリコリスへ差し向けるのみ。言葉を解した訳ではなく、音の鳴った方に顔を向けた……そういう類の反応だ。
 霧を裂いてリコリスに迫る触手を、フィアールカは寸前五体で遮り受け止める。
 即座、触手を除けるフィアールカは明けのオーロラを右拳に集積し、強く握りしめた。やられっぱなしでいる理由は、どこにもない。
「何だ。随分眠そうにしてると思ったが、矢鱈と動きにキレがあるじゃねぇか」
 まるでそれが当然であるかのように、フィアールカとほぼ同時、ルルドもまた機械鮫を目指し疾駆する。
「当然なの! 昨日は夜遅くまで友達とク」
「く?」
「そ、そう……映画! サメ映画見て対策をばっちり練っていたの!」
「……おい、新学期だろ。勉強しろよ、女学生」
 スームカがガブリと鮫を齧って誤魔化し笑いと溜息一つ。ルルドの獣拳とフィアールカの鋼拳が左右に交差して機械鮫のボディを抉り、地に墜とす。
 鮫が再び離陸しようとするその間、湖満は徐にレヴィアタンへ近づいて、携えた懐刀と乱撃に見紛うほどの強打で彼女の傷を『治療』する。
「わちゃわちゃしてて挨拶が遅くなってしもたけど、今日もよろしゅう」
「ああ。湖満、こちらこそ。頼りにさせてもらっている」
 湖満の施術の影響か、パイルバンカーを構える腕が軽い。
 知能は無くても本能らしきものはあるのだろう。離陸した鮫はランダムに回遊し霧の海へ紛れようとする。
 真っ直ぐに鮫へと駆けだしたレヴィアタンは杭に凍気を纏わせると、不意に竜尾でビルの壁面を叩き自身の軌道を強引に変更する。結果、『霧に紛れ返し』機械鮫の虚をつき、無防備な背後を取って全力で機械鮫を殴りぬいた。

●霧の中
 断続的に、咢の噛み合う音がする。いくら霞を食もうとも、得られるものは何もなく、苛立っているのだろう。
 機械鮫に人の命を喰らわせる理由は微塵も無く、しかし、そんな鮫がたらふく喰らえるものが唯一つ。
 つまり。
「オレ達のグラビティでいいなら目一杯食わせてやれるぜ? 文字通り、死ぬほどな」
 宣言通り、ヒスイはガトリングガンを軟化しきった鮫の大顎に突っ込むと、
「その大顎、外してやるぜ!」
 零を通り越し、口内から顎の付け根に向かって直に弾雨を撃ち放つ。
「残骸、残影、残響。疵より膿まれし者達よ」
 鉛の嵐が過ぎ去る直前に、リコリスはこの地に眠る疵の記憶を走査・サルベージし、残霊を創造する。
 鱗状金属に覆われた指先で、首飾りに触れた。死神に対しての意趣返し。未だ本物には及ばぬとリコリス自身は語るものの、忘れ去られた惨劇は、仮初めの実態を得て機械鮫を蹂躙し、
「彼の者と共に滄海へ還れ」
 滄海の薫りを残す渾沌となって鮫を蝕み燃え尽きる。
「滄海……か。水はすべての源だ。自然の力、その身で受けるがいい」
 ケルベロスの追撃は終わらない。レヴィアタンは街を覆う霧を剥がし、その水分を一点に集中させ高圧化する。そうして凝縮した高圧水弾を、ブレスを吐く要領で一気に解放した。
 最早爆撃と呼ぶに相応しいその水量、鮫型のダモクレスと雖も渦に溺れゆくより他に術も無い。
「キャビアも取れないサメなんてお呼びじゃないの! サラスヴァティー・サーンクツィイ!」
 だが、『流れるもの』が舞台でも、フィアールカにとっては敵地たり得ない。
 流麗な足運びはそのまま蹴撃に転じ、レヴィアタンの爆撃と合一し怒涛を呼び寄せる。
「さあ、日常を返してもらうよ」
 二歩、三歩。下駄の底がアスファルトを擦り、湖満は意図的に開けていた間合いを狭め、遂に最至近まで詰めたその瞬間、日本刀の柄に手をかけ、
「……おやすみね」
 一閃。凍てつく刃は再び鞘に収まり、完全な納刀と同時、機械鮫の内外に氷気が咲く。
「しかしよォ。敵にも味方にも死を望まれるってのは悲惨の一言だよなァ?」
 言いながら、ミンは惨殺ナイフを弄ぶ。最初から同情するつもりは微塵も無く、しかし楽に終わらせてやるつもりもない。精々苦しんで死ねばいい。
 ミンの繰るナイフはジグザグに装甲を裂き、これまで鮫が貯め込んだ悪疫を暴き立て、晒し上げる。
 機械鮫は宙に上って身悶えると、縦横無尽に触手を放ち、路を、ビルを、緑を貫く。
 空振り、いいや違う。これは姿勢を安定させ、狙いを定めるための碇(アンカー)だ。そして撃ち出す弾は……。
 霧を散らし、風を破り、音を超え、機械鮫が持つ最強の兵装――即ちディープディープブルーファング『そのもの』が、レッドレークに迫り来る。
「よう、随分いい面構えになったじゃねぇか」
 僅か刹那の差。砕けかけた大顎がレッドレークを砕くよりも早く、ルルドが身を挺してそれを凌ぎ、足下より追随する自身のブラックスライムを差し向けた。
 影狼は機械鮫の巨体を苦も無く呑み込んで捕縛し、離さない。
「貴様は我々に殺されても、与えられた使命を全うできる。使い捨てのやり方含め腹立たしい事だが……」
 一思いに。レッドレークが振るう赤熊手が最後、機械鮫に齎すのは、全てを凍結せしめる超重の氷撃。
「貴様にとってはある種、救いなのかもしれんな」
 役目を終えた氷像の如く、機械鮫は粉々に砕け散る。

 静かに街を癒すヒスイの魂振と、吹き荒れるフィアールカの暴力的な爆風(ヒール)。そして真朱葛が黄金の果実を実らせ、急速に修復が進む街中で、ミンは散らばった機械鮫の内部部品を拾い集める。
 死神と関連のあるものがないか軽く調査するが、それらしい手掛かりは見つからない。
 粉々だから、と言う訳でも無さそうだ。
「残念。もっと詳しく調べるにしても、戦闘の片手間じゃ難しいかぁ」
 やはり『事後』、腰を据えて調査した方が良いのだろう。

「――こうして倒すことで、研究に協力する羽目になるなんて……忌々しい。一体、死神は何を企んでいるの?」
 湖満は空を仰いでそう零す。
 敵は倒した。だが、何一つとして解決した気がしない。
 死神に纏わる真実は。
 未だ霧の中にあった。

作者:長谷部兼光 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2018年9月5日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 5/感動した 0/素敵だった 1/キャラが大事にされていた 1
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