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月のない夜。
深い闇の中、三つの青白い光がゆれた。
それは発光する怪魚。死神であった。
すう、と。死神が空を泳ぎ始めた。光の軌跡が空に何かを描き始める。それは魔法陣であった。と――。
魔法陣の中心に人影が現出した。身長三メートルを超す巨漢。ヴラドとい名のエインヘリアルであった。
が、ヴラドはケルベロスたちに斃されたのではなかったか。いや、そもそもそれは本当にヴラドであろうか。
かつて赤銅色の原始人のようであったヴラドの体躯はより大きく、より強靭に変化としている。灰色の肌の悪鬼と化していた。死神により変異強化されているのである。
牙をむきだし、目を血色に光らせると、ヴラドは地響きたてて歩き出した。
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「東京近郊の街で死神の活動が確認されました」
セリカ・リュミエール(シャドウエルフのヘリオライダー・en0002)はいった。
「死神は下級の死神で、浮遊する怪魚のような姿をしています。その怪魚型死神はケルベロスが撃破した罪人エインヘリアルを変異強化した上でサルベージし、周辺住民の虐殺を行わせようとしています」
目的はグラビティ・チェインを補給した上でデスバレスへ持ち帰ること。そんな真似を許すことはできなかった。
「その蘇った罪人エインヘリアルってどんな奴なの?」
問うたのは凄艶な娘だ。名を和泉・香蓮(サキュバスの鹵獲術士・en0013)という。
「名はヴラド。バトルオーラに似たグラビティを使います。おそらくは今も。けれど威力は以前よりも増しています。それは変異強化されているため」
強敵です、とセリカはいった。
「けれど敗北は許されません。何故なら広範囲の避難が行われていないから。皆さんがケルベロスが敗北した場合、かなりの被害が予測されます」
「なら、絶対に勝たないとね」
ふふふ、と香蓮は笑った。そしてケルベロスたちを見た。
「彼らにはそれができるわ」
参加者 | |
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叢雲・蓮(無常迅速・e00144) |
シルク・アディエスト(巡る命・e00636) |
マリオン・オウィディウス(響拳・e15881) |
レミリア・インタルジア(蒼薔薇の蕾・e22518) |
ユーディット・アルニム(装甲砲士・e29597) |
服部・無明丸(オラトリオの鹵獲術士・e30027) |
風祭・古都樹(剣の鬼という程じゃない・e51473) |
ペスカトーレ・カレッティエッラ(ポンコツフィッシング・e62528) |
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深夜の街。
避難の行われた今、その場所は静けさに包まれていた。
世界の守り手たる番犬達は死神とサルベージされたエインヘリアルを探し、街を走っていた。
「まーたお前たちか!」
麦わら帽子をかぶった若者がいった。少年めいた美貌の持ち主だ。
名はペスカトーレ・カレッティエッラ(ポンコツフィッシング・e62528)。ハリモグラの獣人型ウェアライダーであった。
「ってぐらい最近この手の死神事件ばっかりだネー。ていうかちょっと前よりも頻繁になってきてない?」
うんざりしたようにペスカトーレは顔をしかめた。まるで入れ食い状態だナァ~、と心中呆れてもいた。
「何か企んでいるのかもしれませんね」
金髪をなびかせて走りつつ、レミリア・インタルジア(蒼薔薇の蕾・e22518)は薔薇の蕾のような口を開いた。これで本当に戦えるのかと疑ってしまいそうになるほど繊細な身体の持ち主だ。
「それが何かはわかりませんが、今は目の前の敵を倒すのに集中した方がいいと思います。罪人として放逐され、死してなお利用され続けることは哀れだとは思いますが」
レミリアの蒼の瞳に強い光がやどった。
本当なら失っていた命。今更惜しいとレミリアは思ってなどいなかった。力無き人達を守る為に散るのなら本望であると彼女は思っている。
「戦力が不足しているかもしれんな。一度倒された者も再利用するくらいなのだから」
人形のような美麗な顔立ちの娘がいった。豊満な肉体の持ち主で、フィルムスーツをまとっているために肉感的な肉体の線が浮き出てしまっている。むっちりとした乳房がゆっさゆっさと揺れていた。
「が、いくら強化したとはいえ、手の内は我々に読まれていることは変わらないだろうに、それでも挑んでくるとは不敵だな。三度目はないことを思い知らせてやる。――うっ」
娘――ユーディット・アルニム(装甲砲士・e29597)は切なげに唇を噛んだ。苦痛のためではない。快感のためだ。
彼女がまとうフィルムスーツであるが、実は生きていた。寄生球型生体防禦反応利用装甲なる代物で、人工の生きた細胞をスーツ状に体表に纏わせた防具なのである。それをユーディットは強靭な精神力で制御していた。が、油断するとそれは蠢く。乳首や股間も遠慮せずに。よく見ればユーディットの乳首はぴんと勃っていた。
「あの罪科の戦士どもは戦士の風上に置けぬような者も多かったが」
服部・無明丸(オラトリオの鹵獲術士・e30027)は遠い目をした。脳まで筋肉でできているような彼女は生粋の戦士である。それも猛者と呼ばれるほどの。故に戦士を選別する目には厳しいところがあった。
「それでも戦い死んだ戦士の死が穢されてよい道理のあるものか」
無明丸はごちた。
その横顔をちらりと見やり、白のキャスケットを目深にかぶった娘は、ユーディットと同じように人形めいた美貌を正面にもどした。
「再生怪人はロクに活躍できないというのは世の定めではありますが…さて」
美貌に何の表情も浮かべず、娘――マリオン・オウィディウス(響拳・e15881)はいった。
「エインヘリアルは強いですよ」
無邪気に風祭・古都樹(剣の鬼という程じゃない・e51473)がこたえた。黒髪を後ろで結わえた美しい少女である。まだ十歳そこそこであるが、すでに見事なプロポーションの持ち主であった。腰に霊刀・大太刀をおとしている。
「そんなのと戦えるのなら、楽しいですよ」
古都樹は紫瞳をきらきらと輝かせた。オウガらしく強敵と戦うのが楽しくてたまらないようである。
「私は戦うことなは興味はありません。ただ最近死神が活発なようですので足を引っ張ってやることには興味があります」
相変わらず表情を欠いた顔でいうと、マリオンは黒の手袋に包まれた手を握り締めた。
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ケルベロスの視線の先、巨躯の人影が見えた。
「見つけた!」
艶やかな夜色。流星をちりばめたように銀糸がまじった特徴的な髪の持ち主である美少年が口を開いた。叢雲・蓮(無常迅速・e00144)である。
「大きいですね」
シルク・アディエスト(巡る命・e00636)は目を見開いた。十八歳とは思えぬ優雅さがあり、大人びた少女である。
月明かりに浮かび上がった三メートルを超える巨躯をもつ頑強な戦士。無手ではあるが、それは肉体そのものが凶器である証であろう。
ヴラド。サルベージされたエインヘリアルの罪人であった。
周囲に浮かぶ怪魚型の死神三体が、番犬達に気づくように蠢くと、ヴラドが視線を向けた。
「おおおおお」
やはり、死してもその本質は変わることはないのであろう。血を渇望する獰猛な咆哮が深夜の街を震わせた。
狂気のまじった殺意を前に、蓮は呪われた一刀たる喰霊刀の柄に手をかけた。
「敵は不利になったら逃げるみたいだし、有利だと思わせればいいんだよね」
「そのとおりです。蓮んはお利口さんですね」
微笑みながらシルクが蓮の頭を優しく撫でた。すると蓮の美麗な顔に嬉しそうな笑みがういた。もし彼に尻尾があったなら子犬のように振っていただろう。
「死と言う終わりがあるからこそ生が輝。死と言う終わりが否定されては死も生も意味はなし。さて、それを正すとしましょうか」
蓮からシルクはヴラドに視線を転じた。その目にやどる光は穏やかな彼女の美貌からは想像もできぬほど苛烈なものである。
シルクの新年は命への讃歌であった。命は生き、そして絶える。が、その命は受け継がれ、新たな命として芽吹くのである。
連綿と続く生と死の連鎖をシルクは大切に思っていた。故に定命や死の概念がないデウスエクスに対しては憐憫の情をすら抱いている。
「演技で済むと良いのですが」
ヴラドを見据えレミリアの表情は硬かった。
「元々ヴラドの攻撃は強い。それがさらに強化されたとなると余裕はあるのか…分りませんが、為すべきことを為すだけ」
その時だ。ヴラドが地を蹴った。巨躯が弾丸のように加速する。尋常ならざる速度を持って拳が疾った。
咄嗟に飛び出したのはミミック――田吾作である。直後、拳が炸裂。空を切る音は後からした。
爆発めいた衝撃を撒き散らし、田吾作が吹き飛んだ。マリオンの仮面めいた顔にわずかな亀裂がはしった。
恐るべき速度、恐るべき威力……!
たった一発のパンチでミミックが戦闘不能に追い込まれている。まさかこれほどは思わなかった。ヴラドが死神により変異強化されているというのは本当であろう。
「恐ろしく強化されている! あれに当たってはひとたまりもないな」
愕然としてユーディットは呻いた。が、別段恐れている様子はない。
その眼前、原始人のような以前の姿から怪物めいたものへと変化したヴラドは爛と目を光らせている。その周りを怪魚型死神が奇怪な歯を打ち鳴らしながら中空を泳いでいた。
「想定よりも面倒な相手のようですね」
銀光が舞った。オウガメタルの粒子を放ち仲間達の集中力を引き上げたのはマリオンである。
「こんな感じに復活された時、なんて言うんだっけ。あ! 土は土に、灰は灰に、塵は塵に…なのだっ!」
その身に銀光を受けた蓮が死神にむかって駆けた。そしてヴラドに肉薄。
「お前の相手はまだなのだ!」
横薙ぎのヴラドの腕を身を屈めて避けると、蓮は勢いを殺すことなくヴラドの傍らを駆け抜けた。背後に位置する怪魚にむかって脚をはねあげた。
強烈な蹴撃。それは暴風すらともなって疾った。旋風に巻き込まれたように死神がはじきとばされる。
これで四体の敵はばらばらの配置となった。範囲攻撃は不可能というわけだ。
「花の鎖は艶やかに。心に絡みつけば、ほら、もう目が離せない」
シルクの周囲に紫の花が咲き乱れた。魔術により生み出された菫の幻影である。
それは見た者の意識へ干渉する魔術であった。対象の意識をシルクへと釘付けにするという恐るべきものである。
刹那、ヴラドの目が赤光を放った。その拳から迸った闘気が砲弾のようにシルクを撃ち抜く。
着弾の衝撃でシルクが吹き飛ばされた。ビルに激突。コンクリートの外壁を粉砕し、内部に転げ込んだ。
「う……うう」
シルクは呻いた。すぐには身を起こせない。おされているという演技どころではなかった。
「大丈夫か? おい、しっかりしろ!」
ユーディットが叫んだ。これも演技ではなくなっている。
ルーンアックスをユーディットは掲げた。シルクに『破壊のルーン』を宿し、魔術加護を打ち破る力を与えるとともにその身を癒す。
●
「やるではないか」
不敵に無明丸はニヤリとした。
「貴様らの企み、ここより先へは一歩たりとも進ませぬ! 一歩たりとも退かせもせぬ! ここが終点と心得い!」
無明丸はバスターライフルをかまえた。ヴラドをポイント、撃つ。放たれた白光は分子の動きをとめる威力があった。ヴラドの身体が一時的に凍結する。その瞬間をレミリアは見逃さなかった。
「貫きます!」
一瞬で間合いをつめると、レミリアは超高速の刺突を放った。疾る名槍『Skakar skakande ljus』がヴラドを貫き、真紅の氷片を散らせる。
「まだだゼ」
跳躍。頭上からペスカトーレは彼の身体よりも巨大な超鋼金属製のハンマーをヴラドめがけて振り下ろした。
ドガッ。
ハンマーが地を穿った。巨体には似合わぬ敏捷さでヴラドはするりとペスカトーレの攻撃を躱してのけたのだ。
「当たらない? まずいかも」
ペスカトーレは大げさに嘆いてみせた。が、これもまるきり嘘というわけではない。
その時、ライドキャリバーが弾丸をばらまいた。ヴラドを足止めする。
「あなたたちは大人しくしていてもらいますよ」
楽しそうに古都樹が霊刀・大太刀を振り上げた。十一歳の少女であるが、やはりオウガ。戦うのが楽しくてたまらないらしい。
次の瞬間である。天空に無数の光が散った。古都樹が召喚した無数の刀剣が光をはねたのである。解き放たれた刃が死神をずたずたに切り裂く。
「ギギギ」
仲間を守ろうとするように、死神が中空を疾走した。狙いは古都樹である。奇怪な牙を剥いて襲いかかった。
が、死神の狙いははずれた。咄嗟にライドキャリバーがかばったためだ。鋼の装甲が引き裂かれ、ライドキャリバーが地に転がった。
「どうも私は役者の才は無いようで」
冗談とも本気ともつかぬ口調でつぶやくと、マリオンは爆破スイッチを押した。
爆発。鮮やかな色彩の爆風が吹き荒れ、ケルベロスたちを包み込んだ。
その時、ヴラドが動いた。死神を守るためではない。そのような意識はヴラドにはなかった。
地を削りつつ疾走したヴラドの前に紫の奔流が吹きすぎた。シルクの秘奥義、花の鎖だ。
地を蹴り砕いて方向転換、ヴラドはシルクに襲いかかった。まるで花に吸い寄せられる蜂のように。
治癒したとはいえ、二度めの襲撃。死ぬかもしれぬという恐怖があった。
が、この時、シルクの顔には笑みがうかんでいる。この少女、やはりどこかネジが外れているのかもしれなかった。
「この身一つでこれだけ釣れるのであれば上々というもの」
次の瞬間、凄まじい衝撃がシルクの身を襲った。通常、このような場合、シルクは零距離で反撃する。が、そのような余裕はなかった。巨大な鉄球の一撃を受けたようにシルクははねとばされた。先ほどと同じくビルの壁面をぶち抜き、内部に叩きつけられた。
「まずい!」
さすがにユーディットは慌てた。その瞬間、ユーディットの精神が乱れた。手綱をはなれた寄生球型生体防禦反応利用装甲が蠢いて彼女の乳首と秘肉を刺激する。
「うっ」
快感に顔をゆがめながら、ユーディットは『破壊のルーン』をシルクに与え、砕かれた全身の骨を、ミンチ状になった内蔵を修復した。
その間、ヴラドはシルクを追って疾駆していた。止めを刺すつもりである。
「行かせません!」
レミリアの青の瞳がヴラドの姿を――その足をとらえた。
「大地よ、地の底より沸き上がりその手を伸ばせ。大地を走る彼のもの脚に」
レミリアは叫んだ。その言葉そのものが呪文詠唱だ。大地の一部が刺のように隆起し、ヴラドの足を貫いた。
●
「グオオ」
ヴラドは吼えた。が、さすがにすぐに動くことはできない。
「もう殺っちゃっていいんだよね? なら、一気に仕留めるのだ!」
蓮の紫瞳が凄絶に光った。間合いへと踏み込んだ直後、蓮の右手が一閃する。
納刀状態から放たれる瞬閃たる抜刀。それは、ただ屠る為の一太刀に他ならなかった。
一撃はヴラドの腹部を切り裂いた。大量の血が噴き零れ、胴体を血に染めていく。が、まだヴラドは倒れない。恐るべき強靭さであった。
振り向きざま、ヴラドは蓮に拳をぶち込んだ。とてつもない破壊力が解放され、蓮が地に叩きつけられる。満面を朱に染めたヴラドは喜悦の笑みをうかべていた。
「まさに怪物。血に狂う怪物ですね」
霊刀・大太刀を古都樹は振りかぶった。足を傷つけられながら、それでもヴラドは動こうとしている。
と、死神が哭いた。撤退の指示を出しているのだ。
「逃がすわけにはいきません。砕きます!」
古都樹が霊刀・大太刀を振り下ろした。渾身の一撃は大地すら切り裂くほどの威力が秘められている。いや、事実大地は砕かれた。規格外の破壊力が生み出す衝撃が地をはしり、ヴラドの足元を崩壊させたのだ。
「じっとしていてもらうヨ。大時化・スコールなんのその!」
ペスカトーレが叫んだ。すると地を割り砕いて巨大な錨がはしった。
「ぬうっ」
咄嗟にヴラドは腕を交差させたガードした。直後である。ペスカトーレがロッドで操る錨が激突した。
ものすごい衝撃。さすがのヴラドすら受けきれぬほどの。ヴラドの身が地にめり込んだ。
「さあ! いざと覚悟し往生せい!」
ニヤリとすると、無明丸は身裡に気を凝縮させた。その身が紅蓮の炎めいた闘気に包まれる。余波により、足元の石が空にうかんだ。
「ぬぅあああああああーーーッッ!」
無明丸は地を蹴った。爆発したように土を蹴り飛ばし、ダッシュ。渾身の力を込めて、ただ殴った。
眩しく煌く拳による打撃。轟音とともに拳はヴラドの顔面を粉砕した。
気がつけば死神は撤退していた。ヴラドを見捨てたのである。
「わはははははっ!」
無明丸が高らかに笑った。
「この戦い、わしらケルベロスの勝ちじゃ! 鬨を上げい!」
「確かに勝ちましたが」
シルクがよろめきつつヴラドの骸に歩み寄っていった。
「できればお返しを差し上げたかったですね」
「私からデウスエクスに手向ける花は、ひとつもない。死せるエインヘリアルよ、表舞台からすみやかに退場しろ」
ユーディットの声は冷たい。元々邪悪な罪人なのである。そこを死神につけこまれただけののだ。同情の余地はなかった。
「そうですね」
うなずいたが、シルクはしかし、デウスエクスに対する憐憫の情を捨てることはできなかった。
作者:紫村雪乃 |
重傷:なし 死亡:なし 暴走:なし |
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種類:
公開:2018年8月31日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 3/感動した 0/素敵だった 1/キャラが大事にされていた 0
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