水の楽園に牙が降る

作者:baron

『キャー♪』
 溢れる水が足元や座席の下を流れ、あるいは飛び跳ねて降り注ぐ。
 子供達や女性達の黄色い歓声が木霊し、時にそれは屋外で、時に屋内から聞こえてくる。
 だがその楽しげな光景が、突如として一変した。
『愚かな人間ドモメ。収穫に来てヤッタゾ』
『グラビティを捧げよ。我らがドラゴン様のタメニ!』
 歓声は悲鳴に変わり、愉しげな光景は阿鼻叫喚へと変わる。
 水は赤く染まり道や建物は肉と臓物で彩られたのである。


「関東圏にある、とあるテーマパークに竜牙兵が現れ、人々を殺戮することが予知されました」
「確か水のテーマパークがある場所ですね。せっかく人々が楽しんで居ると言うのに……」
 セリカ・リュミエールが地図とパンフレットを掲げて説明を始めると、前方に居たシルク・アディエスト(巡る命・e00636)が声を上げる。
 セリカは頷きながら地図を置き、パンフレットを開きながら説明を始めた。
「竜牙兵が出現する前に、周囲に避難勧告をすると、竜牙兵は他の場所に出現してしまう為、事件を阻止する事ができず、被害が大きくなってしまいます。ですが皆さんが戦場に到着した後は、避難誘導は警察などに任せられるので、竜牙兵を撃破することに集中してください」
 セリカはそう説明しながらテーマパークの入場券をテーブルの上に置いた。
「竜牙兵は四体で攻撃力こそ高いものの、耐久力などは低い様です。連携もしてくるので油断できる相手ではありませんが、みなさんなら十分に倒せる相手でしょう」
「クラッシャーばかり五体ですか……。確かに危険な相手ですね」
「向こうが回復とかしねえなら、ソッコで行けるしな」
 セリカの言葉を聞いて、シルクや他のメンバーが頷いた。
 攻撃過多の極端な編成の様だが、逆に言えば守りが弱い。
「装備はゾディアックソードと簒奪者の鎌を使う相手が半々です」
「どっちから倒すかな……」
「いずれにせよ人々を苦しめる振る舞い、放置できるものではありませんわ」
 そんな事を言いながら、参加を考えているのか何人かから声が漏れる。
「竜牙兵による虐殺を見過ごす訳には行きません。どうか、討伐をお願いします」
「問題ありません」
「そうさ。俺らに任せとけ」
 セリカが軽く頭を下げると、スケジュールの空いているケルベロス達が力強く頷くのであった。


参加者
写譜麗春・在宅聖生救世主(誰が為に麗春の花は歌を唄う・e00309)
シルク・アディエスト(巡る命・e00636)
戦場ヶ原・将(エンドカード・e00743)
竜峨・一刀(龍顔禅者・e07436)
ルイ・コルディエ(菫青石・e08642)
フィナンシェ・ネバーラスト(無陽の天光・e15296)
クリームヒルト・フィムブルヴェト(輝盾の空中要塞騎士・e24545)
ララ・フリージア(ヴァルキュリアのゴッドペインター・e44578)

■リプレイ


「もう直ぐなんじゃが……」
「わーかってるって……竜牙兵倒すだけでタダ遊びOKとか、もー。いいね百回くらい押したいね!」
 パンフレットで地図を確認して居たララ・フリージア(ヴァルキュリアのゴッドペインター・e44578)が告げると、泳いでいた写譜麗春・在宅聖生救世主(誰が為に麗春の花は歌を唄う・e00309)がプールより上がって来る。
 髪の毛や水着の間から水が滴る様子はまるで現代の桃源郷である。とはいえ同性相手には桃源郷にも意味は無い(合っても困るが)。
「これは依頼」
「判ってるってば! 夏に出てくるなら人気のない墓場とかに夜中出てきなさいよ骸骨どもー!!」
 フィナンシェ・ネバーラスト(無陽の天光・e15296)は場所に合わせて水着でこそあるが、入ってはおらずパーカーも羽織ったまま。言葉少なに在宅聖生救世主へ事実だけを答えた。
 なおフィナンシェとしては依頼が優先であり、それさえ終われば幾らでも入ればよいと言ったつもりなのだが通じて無い……かもしれない。
「全く、自分たちの容姿の活かし方分かってない! 分かってないよ!! こんな真昼間のテーマ……」
「そう! テーマパークに怪物が出現してヒーローが退治する! 燃える展開よね!」
 あつがなついよー。いや夏は暑いよーと未練たっぷりの在宅聖生救世主に対し、その言葉を半分にカっ飛ばしてルイ・コルディエ(菫青石・e08642)が拳を握り締める。
 ルイにとって、遊び場と言う定義はヒーローショーのことである。出来る限り遊ぼうと言う定義は明後日の方向に移動して居た。
「ハァ。泳ぐ気無いなら友達の分とかも無料でもらえない……よね? ダメ? ちぇー。しかも竜牙兵まで来ちゃったか……」
 在宅聖生救世主が意見のすれ違いにガックリ来るよりも先に、空が変転して白い牙が突き刺さる。

「水流れ、涼やかなる場所、そこに絶望も恐怖も不似合いというもの」
「せっかくの楽しい時間を台無しにはさせぬのじゃ。わらわ達ケルベロスがみなの安全を守るのからの」
 シルク・アディエスト(巡る命・e00636)が変わりゆく竜牙兵の前に飛び出すと、ララは人々に避難を勧告する。
 人々を守る為の壁となり、デウスエクスに立ち塞がるのだ。
『キサマラニコソ、絶望ヲ恐怖ヲ!』
「そんなものを持ち込まんとするアナタ方には疾くと失せてもらいましょうか」
 シルクはケルベロスコートを跳ね上げると武装を展開、投げつけられた鎌を弾く。
 そして腰を捻って回転しながらレーザーで迎撃して行ったのである。
「行けますか?」
「うん」
 シルクが振り返りもせずに呟くと、フィナンシェはフードを被って影で作った剣を投げつける。
 確認はすれど詳細は要らない、互いに壁となり援護の手と成って補い合う。
 次々に投げつけられる黒い剣と逆行して、怨霊隊のパレードや氷の波が交錯して行く。


「……やれやれ! 冗談通じねえ奴らだ! それも単調なビートダウンたあ、駄目だね。ぜんぜんなっちゃいねー!」
「ここはボクらに任せて下がるのであります!」
 戦場ヶ原・将(エンドカード・e00743)は豪雨の様な攻勢にへきへきしながら、クリームヒルト・フィムブルヴェト(輝盾の空中要塞騎士・e24545)に任せた。
 ミミックのフリズスキャールヴと共に横列を形成し、将のみならず人々への攻撃を防ぐ壁となる。
「我らはケルベロス、悪を遮る壁と成れ! 私、参上! さぁ、ショータイムよ!」
「ならこちらは援護に回りますね!」
 ルイがわざわざ監視台の上に登って見栄を切ると、クリームヒルトはその間に弓を引き絞った。
 仲間の進路を邪魔するグラビティを吹き飛ばし、力を通り易くする。
「私じゃ変身出来ないのが悔やまれるわね。……んと、今はこんな所かな」
 ルイは見栄を切って剣を掲げたものの、仲間の傷度合いから手術に切り換えた。
 おっと訂正しよう。手術系の用意を忘れたので、気力を移して回復する事にしておく。まあなんだ、治療できるからOKOK。
「さて、平和を取り戻すためにわらわたちも出るとして……。これの実験台になるといいのじゃ」
 さぁ撃ちまくって成果を見るわよっ!
 ララは鼻歌でも唄いそうな調子でトリガーに指を掛けると、ガンマンというよりは開発者としての本性を現した。
 開発中の弾丸を撃ち込むと、計測用の術を連射して四方から経過を観察する。
 重力が圧力を掛けて空間を収束させる様を興味深々と言った表情で見守り続けた。
「順番は前後しちまったが……。せっかくこんなとこまで来たんだ。暴れんのはやめにしてあんた達もバカンス楽しんだらどうだい?」
 将は状況に納得すると、ニヤリと笑って手元からカードを抜く。そして一定のタイミングで配置し始めた。
 先制された為に順番は前後してしまったが、それは相手がその場で動か無かったからだ。
 ならば計算に間違いは無いし、こちらが恐れる理由も一つ減ったと言える。挑発と言うよりは忠告を兼ねて言葉を贈った。
「……さあ、盤面、掌握させてもらうッ!」
 それは相手の行動を封じる為のものであり、また打ち消し、無力化するものだ。
 書かれた状況は当然、斬撃であり、氷の波や怨霊達である。状況に応じて投じ、戦局を有利にする為に行使するのだ。
「こう暑いと涼しいってのはそれだけでありがたいが、そういった場所を狙ってくるあたり厄介な相手じゃな」
「人が集まる場所を狙うのは嫌らしいでありますね。グラビティチェインを狙うためそれが目的なのでありましょうが」
 竜峨・一刀(龍顔禅者・e07436)はクリームヒルトの言葉に頷きながら、鯉口を切ってにじり出る。
 足を決して地面から離さず、すり足でゆるりと踏み出した。
「折角この間の戦争で打撃を与えたんじゃ、魔竜の糧を渡すわけにはいかんな。天地攻撃を仕掛ける」
「ほーい!」
 一刀は始めて地から片足を話した瞬間から、滑る様に速度を上げて行く。
 そしてウォータースライダーまで移動して居た在宅聖生救世主と共に突撃を掛けた。
「その星の力、砕かせてもらうぞ」
 刀を突き込むインパクトの瞬間、足の爪を硬質化させて急ブレーキ。
 相手が避ける方向に刃を突き込み、衝撃が手を伝わって滑りそうになるのを剛力を手指に集中させて乗り切る。
 そしてホンの少し押し切った所に、上から落ちて来る者が在る。上下からの挟み討ちだ。
「いくよ、ガルド流拠点防衛術ー! 天の意思よ、星の法則よ。今我等、其の御心に従わん。……以下、略!」
 プールを拠点として定めた在宅聖生救世主は、ウォータースライダーで加速しながら天より稲妻を落とした。
 次々と降り注ぐ雷撃の一つに手を伸ばし、雷の剣として振り被った。
「あれはまさか!」
「知って居るのかルイ!?」
 もちろんその仕草に意味は無いのでノリであるが、勢いを付けて飛び込んだことには意味がある!
 なのでルイはその場で思い付いたことを口にした。
「魚の群れが集団で飛び込む防御技から名付けられた技。魚多守頼打だというのか!?」
「きゃっほー!!」
 まあ単にウォータースライダーから飛び蹴りを放っただけなんだけどね。
 ただそのままではバレかねないので、回復がてらに星の輝きで照らしておいたと言う。


『シネ! シネエエ!』
「捉えた」
 一刀は吹雪を断ち割る様にして斬撃を放った。
 下段から刃が氷の波を両断し、そのまま竜牙兵の肋骨を砕いて行く。
 周囲にはこちらの盾役が、彼や在宅聖生救世主を守って大鎌や星剣を受け止めて居た。
「すまんのう」
「流石に全部は止め切れないとはいえ……申し訳ないのはこちらであります。翼よ、治癒の光を纏うのです」
 一刀が眉を霜で染めながら霊を言うと、クリームヒルトは首を振って光の翼を広げて行った。
 羽が舞い散り光の粒子と成って儚く消えるたびに、フリズスキャールヴがそれを再生するたびに仲間達の傷が癒えて行く。
「後少しの辛抱だ。速攻は場を保たせたら弱えもんだ。敵が減りゃあ楽になるさ」
「今は減らすだけ」
 将は魔眼で竜牙兵を狙い同士討ちを狙い、フィナンシェは言葉には出さず一見何も無い場所を掴むかのように手を掲げた。
 すると彼女の影がズブリと動き出し、高波が砂浜を浚うかのように竜牙兵を呑み込んでいく。

 奴らが影の魔物から抜け出て来た時、出て来た数は三。ようやく一体目を倒す事が出来た。でもこれからだとフィナンシェは緩みそうになった口をキュっと締め直したのである。
「上手いこと一般人から眼を反らせることができたようじゃのう。後はいかにして倒すかじゃが」
「このまま押して行きましょう。決して敵が有利な訳でもありません」
 ララは逃げ遅れた人が居ない事に安堵していたので、シルクは今の状況は妥当な物だと告げた。
 敵は攻撃型ばかりで盾役が防がないし、逆にこちらも回復で手数が減っている。良くも悪くも順当な所だろう。
 敵の攻勢が激しい中で上手く組めなかった陣形が、ようやく形を為そうとしていた。
「……花の鎖は艶やかに。心に絡みつけば、ほら、もう目が離せない」
 一種の魅了魔術によりシルクは周囲に菫の幻影を生み出し、竜牙兵の意識へ干渉し始めた。
 自身への印象を強く持たせ、他の者へ眼を向けさせない様に視線を奪い去る。
「うまく追い込んで動きを制限できるといいんじゃが……あるいは向こうも回復してくれれば助かるんじゃがのう」
「それはそれで長びいちまうさ。ま、数が少ない方が回復に回るとジリ貧だからしねえだろうけどな。俺のターン! 『星光封絶陣』、『グラビトンケイジ』、『枯れ果てる大地』 ……既にこの戦場は俺の支配下だ!」
 ララは翼を広げて突撃、苛烈な攻撃の中を帰還して来る。
 それを将は用意しておいたカードを展開して出迎え、相手の攻撃の内一つを封じる事に成功した。
 四体が三体に、そして今一時的に二体に成っている。頭数が少ない代わりに強力な竜牙兵にとって、これは痛いだろう。
「あとちょっとだって。もう暫くの辛抱だよー」
「今は我慢じゃの」
 在宅聖生救世主が水飛沫を浴びながら斧を送り出している姿を横目に、ララは溜息をついて新しい弾の実験を続行する事にした。
 今はこの成果を出す事を、せめてもの愉しみにしておこう。


「結構減っちゃったけど、あなた達って必殺技とか無いのかしらね」
 それから数手の攻防が過ぎ、序盤から繰り返してきた範囲攻撃の甲斐もあって二体目が一気に落ちる。
 ルイは楽になったねーと仲間に気力を補給しつつも、敵味方が必殺技を撃ち合うシチュエーションも良いわねーと残念そうに溜息をつく。
「ようやく攻撃できるであります」
「逃げない筈ですけれど、挟み込んで包囲しましょう」
 治療に協力し続けて居たクリームヒルトは相手の数が減ったことで一息をつくが、休む間も無く矢をつがえて敵を撃つ。
 シルクはレーザーで飽和攻撃を仕掛けつつ、じりじりと近寄って行った。
 陣形は徐々に狭まり始め、最初に牙が落ちた所へ向けて押し返して行く。
(「敵が減ろうとやることは一つ。倒す、のみ……」)
 口には出さず、フィナンシェは黙々と影の剣を呼び出した。
 直線で投げ、あるいは弓なりに投げつけて竜牙兵を穿ちながら、必要があれば切り込むべく敵の死角を探して居た時……。
 不意に三体目の竜牙兵が崩れ落ちたのが見えた。
「三体目……。修行には良いが、つくづく楽をさせてくれん相手じゃの」
 一刀の放った超高速の一撃が、三体目の竜牙兵を打ち砕く。
 殆どの技が十全に当たらない程の強敵であり、得意な技を除いて100%当て切る自身があまりない。
 一対一では危うい敵ゆえ仲間に向かっては言えないが、じっくり戦ってみたい相手ではあった。
「もう倒した方が早いかな? このまま行くと私じゃ倒せなさそうだけど……ま、仕方無いか。ぶち抜くわ」
 ルイは超高熱の炎で刃を透明化させて、一気に勝負を付けることにした。
 もはや敵は後一体で、範囲攻撃で少なくない傷を受けて居るのだ。仲間の傷が浅い事もあり、この日初めて攻撃を仕掛ける。
「さあ、ここまで来て逃げるなんて言わないでくれよ?」
『ダマレ! ケルベロスめが!』
 将はこの期に及んで逃げないとは思いつつも、退路を断つべく言葉を選んだ。
 そして瞳は相手の眼に当たる空洞を睨みつつ、魔力を送り込んで行く。
「後少しです!」
「逃がさない……」
 シルクが重砲撃で援護してくれたので、フィナンシェは影に潜んだスライムで悠々と捕まえることができた。
 だが残念なことに影を割って竜牙兵が顔を出し、フィナンシェは悔しさを滲ませる。
「みーっけ。モグラ叩きならぬ骨叩きだね~。これぞ骨折り損のくたびれ儲け……なーんちゃって♪」
 最後に在宅聖生救世主が影から脱出した竜牙兵を踏みつけてトドメを挿した。
 その一撃が致命傷に成り、呪いの言葉すら吐けぬままに砕け散っていく。

(「終わった」)
 フィナンシェはトドメを確認し、フードを降ろして汗を拭うことにした。
「計算違いがあったとすれば、想ったよりも早かったことかな」
「まあ、わしらも成長しておるしの。こんなもんじゃろう」
 その間に将も周囲に潜む敵を警戒し、一刀は刀を納めて軽く眼を閉じた。
 それぞれのやり方で葬った後で、一同は修復を開始する。
「テーマパークで遊んでみたかったんじゃが、壊れてるところとかないように直さねばの。でないと営業が再開できぬわ」
「そうですね。皆さんで手分けすれば直ぐに済むでしょう」
 ララが率先して声を掛けると、シルク達はそれぞれヒールを掛けたり残骸を持ち上げたり。
 木の葉が待ったり、光が周囲に乱舞する。
「職員さん呼んで来たよー。流れるプールももう直ぐ動くってさ」
「せっかくだし、遊んでいきましょ!」
 一通り終わったとこで在宅聖生救世主が避難解除して来たとプールから顔を出した。
 何時の間にと思わないでもないが、ルイ達とてこれほど暑いならば泳ぎたいと思う。
「そうですね。続く酷暑ですし、多少、涼んでいってもいいですよね?」
「ん……。暑過ぎるのは好きじゃない」
 シルクが声を掛けると、フィナンシェもプールに足を漬けてから皆と一緒にまずは汗を流しに行った。
 そして遊ぶものも居れば、そのまま帰還したりする者も居たり。
「また今度ここにきて遊びたいでありますね」
 クリームヒルトの言葉は皆を代表した言葉であったのかもしれない。
 帰路につくみんなの顔は、人々と同じ様に笑顔であったという。

作者:baron 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2018年8月16日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 1/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 3
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