●巨砲と少女
プルミエ・ミセルコルディア(フォーマットバグ・e18010)は通りかかった駅の構内で、印象的な花のポスターを見かけた。
「月下美人の写真展ですか」
黒い背景に白い花が爛漫と浮かび上がる画はひどく美しくも、どこを見ているかわかりづらいプルミエの瞳に、なんらかの感情が喚起されたのかどうかは、傍からはくみ取れない。
「……これが誰かの頭に咲いていたなら、珍しい花好きのあの子は喜んだのでしょうね」
ただの独り言に、返答のような言葉が返ってきた。
不審に思い、プルミエは隣に立つ人物を見やった。
漫然とした眼差しでつまらなそうにポスターを見つめている、黒髪の少女がそこにいた。
「――――」
プルミエは唐突に差し込んだ予感に従って、少女の隣から一息に退いた。気づけば周囲に行き交っていた人々の姿が、構内からすっかり消え果ている。
少女はゆるやかに、いかにも大儀そうに首を回し、プルミエを見据える。
その傍らに、二股に裂けた形状の、巨大な銃砲と思しき物体が出現した。
「あなたは、あの子の最期を、知っている?」
少女は手を触れることなく武骨な巨大銃を操り、二股の砲口でまっすぐにプルミエの姿を捉えた。
●『巨砲死神』メフィス
「危急の事態にございます。プルミエ・ミセルコルディア様への死神の襲撃が予知されました」
そう告げる戸賀・鬼灯(ドラゴニアンのヘリオライダー・en0096)は、もちろんすでにプルミエ自身に警告せんと尽力していた。が、連絡はつかず、本人の居場所も知れないのだという。
「一刻の猶予もございません。急ぎ予知された現場に赴き、なんとしてもプルミエ様の救援をお願い致します」
現場となるのは白昼の駅の構内。かなり大規模なターミナルなのだが、敵による人避けがなされているらしく一般人は一切いない。
「敵の名は『巨砲死神』メフィス。少女の姿をした死神でございます。巨大な銃砲を携え、深海魚型死神の幻影を弾丸に変え、これらを自在に操り攻撃して参ります」
機関銃モードでの掃射、一点を貫く極太のエネルギー砲、魔術書の詠唱による治癒、といったグラビティを使用する。
「名と能力の他は一切が不明。プルミエ様とは浅からぬ因縁があるようでございますが、詳細はわかりませぬ」
だが、敵の目的は明確だ。プルミエの命を奪う、その一点のみ。
「怠惰めいた言動に反し、その殺意は本物。皆様、どうかプルミエ様を救うためご尽力をお願い致します」
参加者 | |
---|---|
レナード・ストラトス(誇りを捨てたスナイパー・e00895) |
ムスタファ・アスタル(同胞殺し・e02404) |
霖道・裁一(残機数無限で警備する羽サバト・e04479) |
ブランシュ・ヴァルディアブ(おめんやさん・e08260) |
暮葉・守人(墓守の銀妖犬・e12145) |
プルミエ・ミセルコルディア(フォーマットバグ・e18010) |
エディス・ポランスキー(銀鎖・e19178) |
美津羽・光流(水妖・e29827) |
●死を振り撒く巨砲
白昼にも関わらず人の姿が一切ない異様な駅の構内を、ケルベロス達は急いだ。
「プルミエが狙われるとはな。放っておくのもまた世のため……いや、やめておこう」
ムスタファ・アスタル(同胞殺し・e02404)は物騒なことをぼやきつつ、諦観めいた仕草でかぶりを振った。友誼とはまるで別種の、なかなかに殺伐とした感情を覚えながらも、とはいえ同じケルベロス、見殺しにするわけにもいかないのだ。
「屋内での戦闘かぁ……戦闘の余波で建物の崩落による状況変化とか、下手すると命取りに成りかねないし、十分に周囲も警戒しながら戦うしかないかな?」
暮葉・守人(墓守の銀妖犬・e12145)は周辺の構造を見渡しながら、イメージトレーニングに余念がない。
「向こうが怠惰っぽいなら俺は嫉妬。夏に蔓延るリア充への嫉妬を力に、敵の企みは全力阻止! 八つ当たり上等です!」
開き直り甚だしい霖道・裁一(残機数無限で警備する羽サバト・e04479)はとても生き生きしている。
指定された現場まであと少しというところで、レナード・ストラトス(誇りを捨てたスナイパー・e00895)はこっそり傍らに耳打ちした。
「酒が切れたからおっさん売店に行ってくるわ」
「え。……ってレナード!? ホント相変わらずね!?」
仲間の危機に表情を強張らせていたエディス・ポランスキー(銀鎖・e19178)が慌ててつっこむも、友人の姿はすでに見えず。実に平常通りの彼の行動に緊張の糸をほぐされつつ、エディスは一直線に戦場へと駆け抜けた。
やがて広々とした通路の中央に見えてきた光景に、ブランシュ・ヴァルディアブ(おめんやさん・e08260)は嬉々として目を輝かせた。
「うなぎだ!! うなぎがいっぱいいる!! 今年の土用の丑の日ってなんかセール多いモンね」
対峙する二人の少女の周囲を泳ぐ怪魚の幻影を斜め上の発想で評したのち、
「あ。相棒がピンチだ」
ついでとばかりに付け足した。
うなぎもとい深海魚型死神の幻影は次々に巨砲へと装填されていき、暗く冷たいグラビティに満ち満ちた砲口はプルミエ・ミセルコルディア(フォーマットバグ・e18010)の姿をまっすぐに捉えていた。
「あなたは、あの子の最期を、知っている?」
おしえて。黒髪の少女の呟きとともに砲口からグラビティの光が溢れ――、
瞬間、少女の背後から飛び込んだのは、雪さえ退く凍気。大杭の衝撃と氷結にまともに打ちのめされ、少女の体は大きく退いた。
敵の動きが制限されたその隙に、エディスはパイルバンカーを構え直しながらプルミエを振り返る。
「怪我ない!? 元気!?」
「ええ。まあ」
事実、怪我一つなくけろりとした無表情で頷くプルミエ。
「怪我なら大体直してやるから、戦闘は任せたからな!!」
駆け込むや否や、守人はGun Blade【Sephirothic】を床に突き立て広範囲結界の要とした。同時に地面に浮かび上がる守護星座の輝きが仲間たちを守護していく。
少女――『巨砲死神』メフィスは初撃の衝撃をやり過ごすと、体温を下げた己の体を淡々と一瞥したのち、表情を変えぬままケルベロスたちを見回した。
「増えたの。……面倒ね」
怪魚を装填したままの巨砲がひとりでに宙を浮き、ようやく戦場に集ったばかりの陣営へと照準をつけた。
ガガガガガガガガガッ! 強烈な掃射が前衛を蹂躙した。銃撃と共に怪魚の幻影が前衛を駆け抜け、圧倒的な死の気配を振りまいていく。
「おお。おいしそ……ぷぎゃっ」
幻影の泳ぐさまをジーっと観察してしまったブランシュは弾丸に直撃され、常時装着しているお面を割られてしまう。割れたお面の下からは素顔ではなく同じお面が出てきて「お面がなければ即死だった」などと嘯き、敵のみならず周囲をイラッとさせて憚らない。
「めっちゃやる気なさそうなのにえっらい殺意やな。因縁があんねんな」
標的を免れてなお伝わる威圧感に呟きつつ、美津羽・光流(水妖・e29827)は輝くオウガ粒子を大量に散布した。
取り巻く粒子に銃傷を癒され、超感覚を励起されながら、プルミエはメフィスの髪を飾る白い大輪を挑発的に指さした。
「あなたからも珍しそうな花生えてるじゃないですか」
メフィスは答えない。ただじっと、プルミエを見つめている。
その眼差しが、プルミエの内なる何かを刺激する。
「何かどうも、いじめたくなる顔をしていますね、貴方。えぇ。何でか知らないですが」
貴女は、
結晶化しないと、
気がすまない――。
どこか嗜虐的な熱を吐き出すように呟くプルミエの手には、透明な結晶塊が握られていた。
●仇と本意
目を見れば、大体わかる。既視感の答え。
この死神と似た存在と、プルミエは遭遇している。
「あの子っていうのはこれのことですか?」
出し抜けに、プルミエは結晶塊を掲げて見せた。『不落幼塞』の二つ名を冠したデウスエクスの力を封じたそれを。
瞬時にして、メフィスの瞳から余裕の色が抜け落ちた。巨砲が怪魚の幻影をかき集め、急速にエネルギーを充填し始める。
しかし即時発砲を許すケルベロスではない。
「とーう! その魂を嫉妬で侵食してやりますよ! 物理!」
裁一は果敢に踏み込むと、メフィスの腕部を喰サバ刀で刺し貫いた。刃から伝わるリア充爆破系の呪詛が、その魂を汚染していく。
「そんなデカい砲ではな。この間合いに入られたら撃てまい」
近接戦は得意には見えない、と侮るように挑発しながら、ムスタファは巧みに砲身の真下を潜り抜け、炎を纏った激しい蹴撃を叩きつける。
天地鳴動を起こしそうなすごい勢いの突進を仕掛けるブランシュ。
「あの子ってこんな顔!? そおおおいっ!!」
天地面動。メフィスの無表情に被せられたのは不落幼塞の顔をした笑顔の仮面。
「やーいやーいお前の顔面フェーレスー!!」
囃し立てる声に、不快そうに仮面を割り捨てたメフィスは瞳をギラリと光らせ、当の加害者はピャーっと裁一の背後に逃げ込んだ。
メフィスの苛立ちに拍車をかけるように、死角から飛来した竜砲弾が彼女の足元で爆発を起こした。射手の姿は見えず、まるでどこかからの流れ弾の如く。
「……いやなひとたち」
しかしメフィスは標的を変えない。当初からの目的、かつ地雷を踏みぬく挑発に加え、流星煌めく飛び蹴りでらしくもない近接戦を仕掛けてくるプルミエへ、エネルギー砲が放射された。冷たい幻影が極太の一束となって殺到する。
その射線上に、思いきり眉間に皺を寄せながらも躊躇いなく身を投じるムスタファ。
「悪いが、これでも一応、真に遺憾ながら知人なのでな。殺させはせん」
エネルギーの衝撃を半減にまで散らし、夜の願いの治癒を広げながら、ムスタファは迂闊にも思える行動を連発するプルミエを睨みやった。
「死にたいのなら言え。手伝ってやるのも吝かではない」
「考えておきます」
適当な返答で濁しつつ、プルミエの視線もまたメフィスを捉えて離さない。
「あの幻影、透過もありかな……それならそれで霊的守りを張るだけなんだけどね」
敵の行動をつぶさに見取りながら、守人は治癒と強化に邁進する。心影解放:神風―纏―。加護を宿した風が前衛に纏いつき、禍を祓い肉体を強化していく。
大きく振り回した尻尾の遠心力を利用し、巧みな蹴撃と共に星型のオーラを蹴り込むエディス。氷結が効力を発揮している手応えに、笑ってメフィスの髪の花を指さしてみせる。
「冷たい氷の中じゃ、貴方の髪の花も枯れてしまうんじゃない?」
大きく広げ、視界を狭めるエディスの翼の背後から、飛び出すサバトの影。
「復讐に怒ってるみたいですけど、カルシウム不足では? 俺がカルシウム剤注入してあげますね。……おやぁ、間違えましたかねぇ?」
嫉妬暗殺術。裁一はなんやかんや怪しい薬物を仕込んだ注射器を敵の肩口にぶっ刺した。引きつれたように小さく痙攣し苦しむメフィスの姿は、裁一の嫉妬心を存分に楽しませてくれる。
「友達の敵討ちみたいな話やて、ちらっと聞いたで。その友達ちゅうのが何をしたのかもな」
光流は淡々と仲間の強化に注力しながら呟いた。
「そないな因果、プルミエ先輩だけに背負わせるわけにはいかへんやん。因縁ごと終わりにしたる」
「先輩? 初対面の上、歳もそう違わないように見えますが?」
「気にせんといて。俺にとってはケルベロス皆先輩ですわ」
つっこむプルミエに飄々と笑い返す光流。
それには別段不満もなく、ただ敵討ちに関してはどうだろうか、とプルミエは首をひねる。
「……そもそも、不落幼塞の仇討ちなら狙うべきは相棒です。狙いは別でしょう、本当は」
問いかけるプルミエの視線に、メフィスは不快げに目を細め、吐き捨てる。
「……ただの『器』が、ヒトの腹を探るものではないわ」
さらなる銃弾の雨が、ケルベロス達に降り注いだ。
●そして彼女は砕けて散った
メフィスは表面上は平静に、執拗な銃撃でプルミエを狙った。しかし度重なる挑発への苛立ちは拭えず、どこか気が急いているようにも見える。自分の損耗を度外視に、今すぐにでもプルミエを追い詰めたい――そんな強烈な意志が滲み出ているのだ。
「おっと、彼女は護らせてもらいますよ。本日はそういう警備契約なので」
裁一はさささっとプルミエの前に立ちはだかり、掃射される怪魚の幻影を悉く受け止め凌ぎきった。
「貴方の花も珍しくて可愛いのに。……悲しむんじゃないの?」
強烈な凍気の中に敵を閉ざしながら、『あの子』とやらを揶揄してみせるエディス。さらにその大振りな攻撃に合わせて、どこからかばら撒かれた弾丸がメフィスの侵攻を食い止める。まるで通りかかったかのようでいて、非常な精度でもって。
「……しつこいわ」
苛立ちがいよいよ後衛へと牙を剥いた。ホームに続く階段の物陰へとエネルギー砲が照射され、「うお!?」とどこかで聞いたような男性の悲鳴が上がった。
メフィスの敵意が散漫になるだけ、仲間たちの攻撃が、因縁を抱える二人の牙が、確実にメフィスへと食い込む。猛攻がメフィスの命を容赦なく削り取っていく……。
「敵討ちが目的じゃないにしろ、拘ってるのは間違いないようやな」
ぼやきつつ、光流は頭の上で空間を真一文字に切り裂いた。
「友達は大勢の人を殺したダモクレスちゅう話やったな。因果が巡っただけやろ」
デウスエクス殺しの因果が俺らに巡るとしても、今はまだその時やあらへん……口内にひとりごち、光流は最果ての陽を共鳴させた。溢れ出すあかね色の光は、オーロラのようにプルミエの傷を癒す。
敵の懐に深々と潜り込んだムスタファの腕が、ドリルのように激しく回転し敵の腹部を抉った。と同時、
「――カマル」
呼びかけに応え、隼の如きボクスドラゴンが主の陰より現れ奇襲の突撃を仕掛ける。
直後、メフィスの目前に、何者かの力による歪みが生じた。因果を捻じ曲げる力場を通じた、亜空間スナイプ。距離も障害物も無視した弾丸が、エネルギー充填を終えた砲門を撃ち抜く。激しい爆発。
敵が怯んだ隙を逃さず、皆一斉に畳みかけていく。
「第壱術色限定解除。茨の中で震えなさい」
エディスは自らの血を固めたペンダントを触媒に、呪いの術色を乗せたナイフで斬り込んだ。第壱術色・翠。刃が触れるや否や、メフィスの足を翠の茨が絡みつく。
結界に使用している剣はそのままに、徒手空拳で踏み込む守人。
「癒し手が戦えないって誰が言ったんだよ」
尋常ならざる怪力により、素手でメフィスの腹部を引き裂き、呻きにも似た短い悲鳴を上げさせる。
「デストローイ!」
嫉妬の力を糧に喰サバ刀を大いに振るう裁一。呪われた斬撃がメフィスの魂を啜り、裁一の嫉妬心にさらなるエネルギーをくべていく。
「くっ……」
メフィスは宙に浮かぶ巨砲に手をつき、ふらつく体を支えながらも、魔術書の存在など忘れ去ったかのように、ただひたすらに前を睨みつける。
「気に入らない……あの子と似ているオラトリオも、同じ顔の『器』も」
「え、似てる!? 素顔見てないのに美少女と言われても! 照れる!」
本気で照れているブランシュに、ノータイムでエネルギー砲が照射された。しかし今度ばかりは射角を見切り、すんでで横っ飛びに避けてみせるブランシュ。
その瞬間を逃さず、プルミエの痩身が躍り出る。
「なんか釈然としない気もしますが、有用なその力、貰い受けましょう」
すれ違いざまメフィスに触れた手が、その情報を解析し、体内から水晶化させていく。
「あなたは私です。……私は……『あなた』ですよ」
バリンッ……。致命的な何かが砕ける音。
メフィスは、薄く吐息をついた。
「そうね。だから……その技を使う貴女はいずれ姉さんに……」
初めて見せたメフィスの笑顔が、真っ二つにひび割れた。
肉体の隅々まで余すことなく水晶と化した死神は、そのまま粉々に砕け散った。
●残滓
戦いの爪痕がくっきりと残る構内を見渡し、守人は吐息をついた。
「なかなか派手に壊してくれたな……結界、このまま維持して修繕に入るぞ」
崩落の危険まではなさそうだったが、念には念を入れたヒールが広げられていく。
「なんだ、もう終わっちまってたか」
しれっと戻ってきたのは言わずもがなのレナード。ちゃっかり売店で調達してきたらしい缶を片手に、誰か飲むかい?とのんきに嘯くのには、旧知の仲間もあきれ顔を返すばかり。
「姉さん……ねぇ?」
手の中に残った結晶をためつすがめつしながら、首をひねるプルミエを、ムスタファの探るような目が見やる。
「どこか似ていたな。お前と、こいつは」
ふむ、と同意とも何とも知れない答えを返しつつ、プルミエは平板な眼差しで仲間を振り返った。
「まぁ、ケルベロスの私にはもう関係ないですね」
答えた瞬間、その顔面をなぜかシュークリームが強襲した。きゃっきゃとはしゃぐ声は当然ながら『相棒』のもの。プルミエは容赦なくブランシュを蹴り飛ばした。
「おっと、こいつもヒールしとかな」
後片付けに精を出していた光流は、真っ二つに裂かれていた写真展のポスターの修復にも着手した。花好きな恋人と一緒にデートでも……と夢想していたところで、完成したポスターを見て目を瞬く。
一瞬、月下美人の写真の傍らに、見覚えのある誰かが映り込んだような……?
「……まあ良えか」
修復されたポスターの中の白い大輪は、どこか冷たく暗い影を纏いながらも、美しく咲き誇っていた。
作者:そらばる |
重傷:なし 死亡:なし 暴走:なし |
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種類:
公開:2018年8月15日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 3/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 0
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