「鎌倉奪還戦と同時にドラゴン勢力が三浦半島南部の城ヶ島を制圧し拠点を作っていたのは知っているか?」
浅櫻・月子(オラトリオのヘリオライダー・en0036)はそう言って話を切り出した。難しい話なのだろう。何だか若干目つきが悪くなっている。
「城ヶ島の外にドラゴンが出てきた話もあったろう。その時のドラゴンは諸君らによって撃退されたと聞いている。だからだろうか。現在奴らは守りを固めつつ、配下のオークや竜牙兵、ドラグナー達に事件を引き起こさせている、のだと思われる」
そこで、と月子は言葉を切った。顎に手を宛ててしばし考え込むような間の後で、
「多数のドラゴンが生息する拠点である為、現在まで攻略は考えてられていなかった。しかし、ケルベロス諸君らの作戦提案により、この度強行調査が行われる運びとなったのだ。危険な任務ではあるが……是非引き受けて欲しい」
月子は言う。城ヶ島を正面から攻略する事は容易ではない。
その為小規模な部隊を作り、多方面から侵入させ、一部隊でも構わないので内部の状況を調査してくる……というのが今回の作戦であった。
「城ヶ島の敵戦力や拠点の情報などが詳しく判明すれば、攻略を行うことも不可能ではない……、といったところだな。城ヶ島への潜入方法は諸君らに一任されているが、多数のドラゴンが警戒する空域にヘリオンを侵入させることは出来ない」
そこで月子は言葉を切る。一つ息をついて、
「大切なときに君たちを援護できないことは、申し訳ないと思っている。出来るなら危険でも送り届けたいところだがそうも行くまい。三浦半島南部まで移動したその後は、各々作戦に従って潜入して欲しい」
小型の船舶や潜水服、あるいは、水陸両用車程度ならば用意できるので、作戦に応じて申請を行うように。と注意を述べた後で、
「……現地で敵に発見された場合は、ドラゴンと戦闘になることが予想される。ドラゴンとの戦闘になれば、其処は敵の本拠地。よしんば勝利したとしてもすぐに別のドラゴンが現れるだろう。それ以上の調査は不可能だ」
言って、しばし彼女は言い淀む。しかし結局はっきりと、
「危険だが、戦闘になった場合は出来るだけ派手に戦い敵の目を弾き、他の調査員達を援護する、と言う作戦を採ることも出来る。……解っていると思うが」
ぐっ。と月子は睨むような顔で正面を見た。心配しているのだろうが、睨まれた方は心中穏やかではない。
「……それはとても危険な事になる。そういう危険を孕んだ作戦だ。……本当に大丈夫か、和泉紫睡君」
「はい!? ……あ、はい、あの、頑張ります!」
なので和泉・紫睡(紫水晶の棘・e01413)もびしっ、と背筋を伸ばして頷いた。彼女もまた、作戦提案者の一人であった。
「確かに危険ですけれど……それはやらなきゃいけない事だと思います、から」
「……」
紫睡の言葉には強い決意が込められていた。そうか、と月子も小さく呟く。徐に月子は手を差し出す。紫睡が躊躇いがちに自分の手を出すと、
「ならば私から言えることはたった一つだ。……どうか、無事に帰ってくるように」
一度、彼女はその手を強く握りしめて話を締めくくった。
参加者 | |
---|---|
ヒルダガルデ・ヴィッダー(弑逆のブリュンヒルデ・e00020) |
生明・穣(鏡匣守人・e00256) |
望月・巌(ライフゴーズオン・e00281) |
和泉・紫睡(紫水晶の棘・e01413) |
星迎・紗生子(元気一番星・e02833) |
リーア・マルデル(純白のダリア・e03247) |
天蓼・テオドシウス(勇なき獅子・e04004) |
儀竜・焔羅(咆撃要塞・e04660) |
三崎港付近へと向かうチームは、総勢40名ほどとなった。
それぞれに最終目的地は別になったかも知れないが、小桜姫観音前へと向かう彼等もその中に含まれていた。
その中でも水中スクーターを使用して移動するチームが多く、自然とその道行きは数の多いものになる。
「大丈夫だ……家族が僕に戦う力をくれる! 仲間が、僕に前へと進む勇気をくれる! 必ずここに帰ってくる!」
「テオドシウスさん、それ、世間的に言う死亡フラグ……」
出発前天蓼・テオドシウス(勇なき獅子・e04004)がそんなことを言って和泉・紫睡(紫水晶の棘・e01413)に突っ込まれていたのだが、まあそんなことを言わなければ良かったと思ったかもしれない。
「出たな。避けて通りたかったが……まぁ、こうなっては仕方あるまい」
水中で呟いたのはヒルダガルデ・ヴィッダー(弑逆のブリュンヒルデ・e00020)だった。無論その声が伝わることはないだろうが、その表情に周囲も小さく頷いた。
遠くに竜の姿が見えた。真っ直ぐに此方へと向かってくる。かなりの人数が接近していることに気付いたからか、竜の影は三つ見られた。
相手には既に発見されている。この人数では自分たちが逃げても誰かが襲われる。上手く誘導できるかどうかは解らないし、今なら他のチームの援護も期待できた。それならば今のうちに撃破してしまうのが得策だろう。
水上でも水中でも、ケルベロス達の能力は変わらない。ならばここで戦闘するのが一番ではないかと、彼等は目線だけ交わして判断したのだ。
「あぁ。なるだけ素早く対処しようね」
「おう。宜しく頼むぜ!相棒」
互いに互いの言葉は聞こえていないだろうが、生明・穣(鏡匣守人・e00256)と望月・巌(ライフゴーズオン・e00281)は目線だけで合図をして互いに頷く。
「うん、迷惑ドラゴン、ゆるさないなの!」
星迎・紗生子(元気一番星・e02833)が拳を握りしめる。その間にも三匹の竜のうち一匹は進路を変えた。ひとチームだけ、彼等と同じルートを取りながらも水上を船で行くチームがあったのだ。其方に向かったのだろう。
「二体だけでも、しんどいけれど~」
リーア・マルデル(純白のダリア・e03247)がのんびりそう言うのと裏腹に、儀竜・焔羅(咆撃要塞・e04660)はただ頷いた。
「ふっ……私達はその程度では諦めんよ……。さぁ、参ろう!」
言うなり、二匹の竜が彼等の前に現れる。そしてこのチームの正面に立ちはだかったのは鈍い銀色の竜であった。
竜はくぁっと水中で身をひねる。それと同時に稲妻が放たれた。水中であるがそれは回転し渦のようなものを発生させながら、彼等の方へと襲いかかった。
水中に雷が放たれる。何度目かのそれは今度は焔羅に激突した。
「――」
焔羅は目を眇める。ここでは言葉は意味をなさない。返すように彼はアームドフォートの主砲を竜へと向ける。そこに、
「!」
紗生子が焔羅にウィンクした。放たれた主砲は水の中押し込むようにして竜へと走り、同時に紗生子の黒鏡が走った。着弾した箇所を性格に斬り広げると水中に血が滲んだ。
自分たちと、そして助けてくれる仲間達の攻撃によって、竜は着実に追い詰められていった。
たたみ掛けるように巌が催眠電波を繰り出す。なんやかんやで催眠させる電波なのだがすかさず穣もなんやかんやで催眠させる電波を出して、二人で思わず顔を見合わせた。
効いているのか竜はぶん、と軽く苦しそうに頭を振るので、どこから電波が出ているのかと思わず互いの防水改造スマホに目を落とす二人であった。穣のウイングキャットの藍華が接近して竜を引っ掻く。
「さぁさぁ、ダルちゃん行きましょうね~」
リーアがほわんと声をかけて、そう言えば水中だわ~。なんて顔をしていた。ウイングキャットのダールがおいおい大丈夫かとでも言いたそうな顔で彼女を見るも、彼女は意に介さずエネルギーの矢を放った。同時にダールも尻尾の輪を放ち竜を切り裂く。
派手に血を散らす竜は、数度の攻撃の甲斐もあって限界に近かった。ごぼっ。と泡と共に水面に血が混じっていく。そんな竜を見てどちらかというとテオドシウスなどは顔色がどんどん悪くなってくる。
「(っていうか水中に。血が。水中で斃れたらこのまま死んで二度と浮き上がってこれな)ひぁぁぁぁ来た!」
再び竜は雷を放つ。それが真っ直ぐにテオドシウスの元に飛んできた。思わず踏ん張るテオドシウスだったが、
「ヴォルクス!」
ライドキャリバーのヴォルクスが焔羅の声に答えるように前へと飛び出した。
「っ、あ、ありがとう!」
それに聞こえないと解っていてもテオドシウスは思わず声を上げた。ならばと彼は前に出る。先程の弱気は何処へ行ったのか、超高速でドラゴンに肉薄する姿は魔力も相まって黄金の弾丸のようで、
「……獅纏爆轟刃!」
全力で竜へとぶち当たった。竜の身体がぐらりと傾く。やったか、と誰もが思った。……しかし、
「危ない!」
紫睡がライトニングロッドを翳し思わず叫んでいた。竜の爪が紗生子に向かって振り上げられる。……だが、
「誰一人として、仲間の命は奪わせません! 騎士として皆さんを守ってみせます!」
セレナが紗生子を庇うように立った。紗生子も自然と声を上げて、
「っ、ありがとう……なの!」
竜への攻撃を続ける。
「そこまでだな」
ヒルダガルデがにやりと笑ってその竜の顔面に重量のある一撃を叩き込んだ。
「――落ちろ」
ぐらりと竜の身体が傾き、ゆっくりと海底に落ちていく。紫睡が生命を賦活する電気ショックを順番にかけていった。
戦闘が終わると互いに顔を見合わせる。他の竜も倒されたようだった。身振り手振りで意思疎通を重ねるも、不意に穣が顔を上げて、
「?」
「!」
上を指さして浮かび上がり、暫くすると戻ってきた。どうやら水上を移動していた仲間達が帰還するらしい。他にも離脱した仲間がいたようだ。
重傷を負った仲間がいるなら一緒に戻ることが出来ると言われたようだが、相談の上で彼等は先に進むことにした。治癒できない傷も重なっていたが、それでもまだ先に進めるだろうと判断したからだ。
互いのチームの武運を祈り彼等は別れ、チームは四つになった。残ったチームで海を渡り三崎工場付近に上陸すると、漸く彼等も外の空気を吸うことが出来たのである。
「なかなか面白い体験をしたね。言葉は通じなくても、何とかなるものだ」
「ま、あんまりしたくないっちゃしたくない体験だけどな」
穣の言葉に巌は肩を竦めた。二人の意思疎通には何ら問題なかったが、やはり互いの声を聞いている方がいい。
「あぁ、一瞬こう、仄暗い海の底から何かに呼ばれてる気がしたよ」
「こここ怖いこと言わないでください! 帰りも通るんですから!」
陸に上がって思わずぐったりするテオドシウスに紫睡が涙目で言った。想像した。
「おねえちゃん、帰りはサキチャンと手、にぎっててね?」
紗生子も想像したらしい。涙目である。逆にリーアはマイペースで、
「ふふ、ダルちゃん身体、後で拭こうね~。今はちょー~っと、我慢ね?」
「そうだな。のんびりしている間など無いぞ。早く小桜観音の方へ……」
言いかけて、ヒルダガルデが顔を上げた。三崎工場付近から、八体ほどの竜牙兵が此方に向かってやってくるのが見えたのだ。
「新手か。そう簡単には行かないな」
焔羅がバスターライフルを握り込んだ。だが、
「とりあえず喰いとめる。もて余すようなら下がって引き揚げるから、巻き込まれないうちに先に行ってくれ」
他のチームの者が声をかけた。
「あ……ありがとう御座います! では、今のうちに……!」
紫睡が深々と頭を下げた。そして仲間達と視線を交わす。身を翻して走り出そうとした……ところで、
「! こっちにもいるの!」
「あらあら~。囲まれちゃった、かしら~?」
紗生子の声に、リーアもそっと頬に手を宛てた。彼等の行く先にも竜が兵が立ち塞がる。振り向けば背後にもそれは回り込んでいた。同じように走り出そうとしていたチームにも竜牙兵が向かっている。
「仕方がねぇな……、いっちょやるか!」
言うなり、巌が改造スマホを翳して催眠電波を放った。
「だな。この量、尋常じゃない。……何か面白い物が出てくればいいのだろうが」
にやりとヒルダガルデが笑ったまま獣化した腕を竜牙兵達に叩き込んだ。
彼等は良く戦った。竜牙兵達は特に連携することなく、士気も高く無さそうである。故に傷や疲労が蓄積されている彼等でも何とか対処することが出来たのだが……、
次から次へと竜牙兵は湧いてきた。一体一体はそれほど弱くはないものの、数で彼等も押されつつあった。
「ふん。どうにも敵の数が多いな……!」
ヒルダガルデが獣化した腕を振るいながら呟く。口元は笑みをたたえているがその目は僅かに険しかった。穣が縛霊手の掌から巨大砲弾を発射しながら同意した。藍華が追撃するように竜牙兵を引っ掻き倒すけれど、焼け石に水だ。
「仕方がないけれど、撤退かな。引き際を誤っては、元も子もないからね」
これ以上は危険だと冷静に判断する穣に、紫睡が目を見張った。
「そんな……!」
言いながらも電気ショックで仲間を癒す手は止めない。巌も同様に軽く舌打ちして、
「くそっ。ここまで来て……! ……あん?」
竜牙兵の攻撃を避けると同時に足元の爆弾を爆発させた。しかし視線は不審そうに空へと向かっている。機械の如く黒色でワニに羽を生やした様な、独特のフォルムの竜が此方に向かってきたのだ。
「はわわ、なにかなにか、飛んでくるの!」
紗生子が思わず、ぴょんと跳びながらシャウトする。それに焔羅が頷いた。
「竜……なのか? 不思議な姿をしているな」
「見えないよー!」
「あぁ、少し待て。今」
「二人ともそんなことしてる場合じゃないから! 特別な竜なのかな……。出来れば倒しておきたいね!」
紗生子と焔羅にテオドシウスは突っ込みながらも天を仰ぐ。この状況で調査も生け捕りもまず無理だろう。ならば倒すしかない。他のチームの者達もそう考えているようだ。
「あ~ら、皆さんやる気ね~? ふふ、もうちょっと頑張りましょう~? ダルちゃん」
リーアの言葉にダールもふっと頷く。そんな仲間達の様子を紫睡は見た。……誰も彼も疲労が激しい。本当なら今すぐにでも撤退しても良いところだが、
「大変かもしれませんけど、何とかしてあのドラゴンだけは落としておきましょう!」
隣からルルゥの声が聞こえた。彼等もここで戦うと決めたらしい。……ならば、
「……私達は援護に回ります! 竜牙兵は任せてください!」
「はは……面白い!」
紫睡の言葉に思わずヒルダガルデが楽しそうな声を上げた。この状況でよそ様の敵まで引き受けてる余裕なんて無いはずなのに、心の底から楽しげに彼女は笑った。
「うん、こんどはサキチャンたちが、助けるばん!」
「あぁ、それじゃあもう一踏ん張りだね!」
紗生子の言葉にテオドシウスが竜へと向かう仲間達の背中を守るように、竜牙兵との間に立ち塞がるのであった。
「みんなの状態で、危険だと思うけれどもね。勿論、みすみす逃がす気はないけれども」
穣が心配そうな声で竜牙兵の剣をその身に受けながらも催眠魔眼で反撃する。巌もすかさず溶岩を敵の足元へと造り出し、その攻撃を助けていく。
「穣が心配性過ぎるんだって。ここまで来たらもう信じるしかないだろ。自分とか仲間とか運とかその辺のモンをさ」
「えぇぇ、結局どれを信じればいいの。ひゃあ……!」
紗生子に向かって振り下ろされる竜牙兵達の剣を、リーアとダールが受け止めた。その身を赤く染めながら、リーアは微笑む。
「そうね~。私は、ダルちゃんを信じちゃおうかしら~」
「あ、ありがとう……なの! だったらだったら、パパを信じるよ……!」
紗生子もそう言って、幻影を伴う桜吹雪と共に竜牙兵を切り裂き倒した。
「信じる心が力になる! 成る程それは確かだね。力と言えば魔道書には……」
「はい。竜に働きかけるなら、やはり竜語魔法はチェックするべきです!」
「ふっ……。本当に緊張感がない者達だな。あぁ、それが寧ろ好ましいが」
攻撃しながらも蘊蓄を語り始めるテオドシウスとそれについて行く紫睡に焔羅は凍結光線を発射した。気軽に言ってはいるが彼等の体力は限界に近かった。
「ふふ。舞台の主役は私達だ。この程度の踏ん張り、効かないでどうする」
ヒルダガルデも変わらずにやにや笑っている。振り上げた獣の手は血に染まっていて真っ赤だったが、躊躇うことなく彼女はその腕を振り下ろした。
激闘は数分の間続いた。
「さあ、イイ声で苦痛に喘いで、のたうち回りながら死になさい!」
誰かの声。そしてそれと共に竜は崩れ落ちていく。
「終わったか……」
焔羅がぽつりと呟く。即座に穣が言った。
「これ以上は無駄に傷を増やすだけだよ。撤退しよう」
最早彼等も限界であったのだ。
「はぁぁぁぁ、疲れちゃったー」
紗生子がその場にへたり込む。そっとリーアがその手を握った。
「あらまぁ。でももうちょっと、頑張りましょう~?」
お家に帰らないとと言うリーアに、巌は肩を竦める。
「ま、まだやれねぇことはないが……」
「その傷で良く言うよ」
そんな彼に溜息混じりで穣がそう返した。うん、とテオドシウスも頷く。
「みんな傷だらけだし、これ以上は駄目だよね。……撤退しよう」
「それもまた勇気とも言うな。……竜牙兵も引いていく。今のうちだ」
焔羅が指摘したとおり、竜牙兵達は工場の方へと撤退を始めていた。ヒルダガルデも軽く髪を掻き、
「あぁ。幾ら私でも、そんな見え透いた敵には突っ込まない。……一旦幕だ。だが、この続きは必ず」
「はい……」
紫睡も工場の方を見て小さく頷いた。誰一人欠くことなく竜を倒し作戦を完了させられたのであるから、上々であろう。
「帰りましょう。私達を、待っている人の所へ……」
再戦は近いと既に彼等はその身に感じ、
城ヶ島を後にするのであった……。
作者:ふじもりみきや |
重傷:なし 死亡:なし 暴走:なし |
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種類:
公開:2015年11月24日
難度:やや難
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 17/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 0
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