ケルベロス大運動会~サッカー・ケルベロスカップ

作者:ハル


 度重なる「全世界決戦体制(ケルベロス・ウォー)」は、世界経済に大きな爪痕を残した。今世界は疲弊し、困窮の中に陥ろうとしている。我々は、この状況を黙って見ているだけでいいのか? ――いいや、否、断じて否だ!

 そんな訳で、失速する経済状況の打破を目指し、ケルベロス大運動会が開催される運びとなった! とにかくおもしろいイベントを開催し、収益を上げて世界に貢献するのだ!
 ケルベロスには通常ダメージの効かない……その事実に目を付けた世界中のプロモーター……もとい鬼畜達は、今年も嬉々としながら危険すぎる「ハイパーエクストリームスポーツ・アトラクション」企画を持ち寄り、スポーツの祭典が開かれる。
 開催国は『ブラジル』。開催地は『アマゾン』で、すでに決定している。
 広大なアマゾンとジャングルに潜む野獣たちと、そして『ブラジル』の国民的スポーツに挑戦しようではないかッ!!


「ブラジルや南米諸国で盛んなスポーツとは、何であるか皆さんもご存じですよね?」
 山栄・桔梗(シャドウエルフのヘリオライダー・en0233)の問いかけに、すぐにケルベロスから「サッカー!」と、ワクワクを隠せない声が上がる。
「そう、ブラジルの国技……という訳ではありませんが、それに近い競技として広く認知されているのがサッカーですね。つい最近までサッカーの祭典が開催されていた訳ですから、まだ皆さんもその時の興奮を覚えているはずです」
 というのも、大運動会の開催されるると発表された折りに、多くの市民からケルベロスのサッカーを見たいという声や、ケルベロスとサッカーをしたい……教えて貰いたいという要望が届いたのだ。
「そんな要望をされたら、まさか断る訳には参りません! そこで、皆さん――ケルベロスの身体能力を示す事と、運動会の宣伝も兼ねて、ケルベロスサッカーを行おうと思います!」
 瞬間、「おお!」と歓声が上がった。
「ケルベロスサッカーは、大運動会の前日にあたる8月10日に行われます。運動会会場までの交通網は整備されているので、ケルベロスサッカーに参加しても、運動会参加には全く影響はないので、ご安心ください」
 既に熱気に溢れるケルベロス達。桔梗はそんな彼等に頬笑むと、言った。
「サッカーの試合で人々を熱狂させたり、サッカーを通じての市民の方々とコミュニケーションを取ってくれるケルベロスの皆さんのご参加、お待ちしております! 盛り上げていきましょうっ!」


■リプレイ

●サッカー・ケルベロスカップ第一試合
 ブラジルW杯の開幕戦でも使用されたスタジアムは、満席となっていた。
「ネフェライラ、一生懸命旗を振って皆さんにやる気を届けるのよ!」
 ホイッスルが鳴ると、ピッチのライン際から響くシャーリィンの応援歌と、ネフェライラが振る旗、客席からも熱気が溢れ出す。
 ――みにちゅあがーでんふぉーめーしょん。
 それは、箱庭パワーとシャーリィン達の応援による相乗効果で、とにかく凄いパワーを発揮する陣形。
「やる気が漲ってくるよ!」
 実際、ユアの動きにキレが……出ているような気がする。
「めろちゃん、下がって! パンドラは右へ!!」
 万里が言う。顔を上げためろは、アタッキングエリアに侵入してくる夜の前に立ち塞がった。
 夜は足裏でボールを転がしながら、めろから視線を外さない。
「夜殿!」
 その横を、ハガルが駆け上がる。
「……怖くにゃいって、いったら、ウソに、なっちゃうけど……みんなが、いるから!」
 早速仕掛けてきた【ジャガー】を前に、リィナが怯えを振り切って構える。
 そして、たまらず間合いを詰めてきためろを、夜はターンで躱す。ラストパスを送ろうとする――が!?
「めろにボールをちょーだい」
「え?」
 その声を夜が認識した時には、既に足元にボールはない。魔眼に魅入られ、その隙をパンドラに狙われたのだ。
「万里ちゃん!」
 めろが、すぐにボールを万里に渡す。
「行くよ、上がって!!」
 万里がスペースでボールを受け、叫んだ。
「させないぞ」
 ティアンが、影の如き動きで万里へプレッシャーを。
 しかし、万里は電気ショックの力も借りて、ティアンをいなすように前線へパスを送る。前線では、スリートップが待ち構えていた。
「めろさんとパンドラさんが繋いでくれたボール、無駄にはできないよね!」
 春乃の脚に、炎が揺らめく。
「転がる球への執念なら負けねえ!」
 炎はボールに伝わり、複雑な軌道を描く。そして、ゴールマウスを守るダイナの元へ一直線に迫った。
 だが、その前に!
「サッカーは得意だって言っただろ、俺に任せ――うごっ!」
 サイガが、身を張った。鳩尾にボールが入ったのか、ピッチでのたうち回っている。
 だが、【箱庭】は攻め手を緩めない。
「ユア、サポートするぜ!」
「僕らを止められるものなら止めてみろー!!」
 こぼれ球を拾ったユラのため、ステラがスペースを作る。ユアが、勢いのままに脚を振り抜くと、今度こそボールを遮るものはダイナのみ。おまけに、逆をつかれている。
「俺の俊敏さを舐めんなよ!」
 しかしダイナは、ゴールポストを足場に、横っ飛びでボールを抑えてみせた。
「え、これ俺が投げんの? 味方に?」
 ダイナが今更ながらそんな言葉を漏らすと、「たぶんそうだ、たぶんな!」復活したサイガが、したり顔で言った。
「今です、ダイナどのーー!! いかがですこの俊足、そおりゃああーー!!」
「よし、渡すならハガルだな――ぁ」
 ダイナが、螺旋を纏い駆けるハガルへ、全力でボールを投げる。
「そちらですかダイナどのー!!!」
 だが、ボールはハガルの遥か前方を通り過ぎ、あえなく相手ボールに。

「めろちゃん、パンドラちゃん、万里さんも、ナイスコンビネーションでしたわ!」
 ハーフタイムになると、シャーリィンとネフェライラが、スポーツドリンクとタオルを手に仲間に元へ駆け寄った。
「春乃ちゃん、ユア、ステラさんも、次こそは魔球シュートをお見舞いして差し上げて? あとリィナちゃんは愛らしさ全開でしたわ!」
 シャーリィンがリィナを軽く抱きしめ、再び仲間をピッチに送り出した。

 そして、その後半開始早々に、試合が動く。
「夜、肩を借りるぞ」
 ティアンが、逆に今度は相手の虚を突いて、めろとパンドラの頭上を突破。完全に相手を崩す形となり、浮き球のパスを上げると。
「忍者オーバーヘッドキーーーック!!」
「うぅっ……!」
 天高く跳躍したハガルが、懸命に手を伸ばすリィナを破ってゴールネットにボールを突き刺す!
「これがジャパニーズ・ニンジャ! そして我々の力です!!」
 ハガルが、客席に向かってスライディングする。
 夜が極上の笑顔でハガルに駆けよって、客席に手を振った。
「瞬きしてるヒマはねえぞ!」
 サイガが拳を振り上げ、ティアンが熱狂をさらに色濃くする。
 だが、それで終わる【箱庭】ではない。
「見てろよ、俺の――俺達の意地を見せてやるぜ!」
 暴風を彷彿とさせる万里のキラーパスが、芝を巻き上げ敵陣を切り裂く。
 キツネの本能、凶暴性を剥き出しにステラがそのパスに追いつくと、完全にダイナとの一対一に持ち込んで、勝負を振り出しに。
 その後も、一進一退の攻防。
「私が最後の砦なの……!」
 仲間の奮闘に応えるように、リィナが走り込んできた夜のシュートをパンチングで弾く。
 そして――。
「こっちには勝利の女神、シャーリィンちゃんがいるもの。負けないのよ」
「めろさん、サポートありがとうー!」
 ユアの足元にボールが収まった瞬間、めろの奏でる歌が力となる。
「全力攻撃だ!」
「させるかよぉ!」
 サイガが地面を蹴った。その衝撃で、ユアはバランスを崩し、ボールの芯を捉えきれない。だが、ボールの転がった先には、春乃の姿が。
「あたしたちだからこそなチームワークを!」
「ハッ、面白えじゃねえか」
 至近距離で放たれるシュートの前に、口元の血を拭いながらサイガが身を晒す。
 だが、今度ばかりはそれが徒となった。
「サイガ、てめぇ邪魔だ! それじゃボールが見え――!!」
 春乃の炎のシュートは、サイガを吹き飛ばした。サイガの身体がボールを隠すようにダイナに迫ると、
「サイガーー!」
 ダイナの絶叫虚しく、ゴールにはボールに加え、サイガとダイナまでが吸い込まれるのであった。
『ジャガー』1-2『箱庭』

●サッカー・ケルベロスカップ第二試合
 熱戦が繰り広げられた第一試合の興奮に、怒号のような歓声が。
「祖国の恥とならぬように行くぞ」
 その空気に、真剣な表情のカジミェシュが、白シャツの胸元に刻まれた鷲に触れる。
 兄の様子に、マチェイは苦笑を浮かべ、肩を叩いた。
 だが、そんな折、事件が起こる。
「貴様らが最近噂になっているチームか」
 ふんぞり返った佐藤が、対戦相手に挑発的な態度を取り始めたのだ。
「ンダテメェコラアァン!?」
「き……き、貴様らなど捻り潰してくれる……お、俺のドラゴンパスでな……!!」
 そして、もう一方の陣営には、挑発に乗ってくる者――チーディがいた。
「……もうっ」
 ガンを飛ばす両者に、ヴィクセンが肩を竦める。
 だが、南米特有のノリなのか、「殺れ、殺れ!」と観客達は囃し立て、楽しそうであった。
「佐藤さん、脚震えてるっす」
「あっ、ほんとっスね」
 シャルルと白が指摘すると、佐藤が涙目であった事が判明した。

 そんな因縁を経て【レッドヴァルキリー】対【Biale Orly】【翡翠ドリーマーズ】【狐と猟豹】に柧魅とアバン……さらに【ジャガー】と【箱庭】から足りないポジションを加えたケルベロス連合チームの試合が開始された……のだが。
「くっくっく、オレのサッカー技術…その目に焼き付けると良いぞ」
「そ、ソールロッドーーッ!!」
 ソールロッドの胸にシュートが突き刺さり、吹き飛んだ彼は晟に受け止められる。
 そして、それは初めての事態ではない。
「た、逮捕! 逮捕っス!」
 何故なら、白も柧魅のシュートを顔面に受け、涙目でマーブルとレトラにアイシングの治療を受けているのだから。
 だが、態とであるという証拠はなく、当の柧魅は素知らぬ顔。
「ヴァルキュリアストライク!!」
 こぼれ球を広い、光の翼で飛翔したエメラルドがシュートを放つ。
 しかし、晟の広げた翼に阻まれる。
「その目に焼き付けろ! くらえっ、ドラゴンパス!!」
 悪役の座をアッサリ奪われた動揺を悟られまいと、佐藤が大仰な名称とはかけ離れた蹴りをボールに叩き込む。当然、思い通りに飛ぶ訳もなく、ボールは碧を狙い、彼女がサッと躱して敵に誘導しようにも、「うぎゃ!」結果的にシャルルの顔面に吸い込まれてしまった。
「アバンくん、ゴールキーパー譲ってくれてありがとうなのー!」
「ディフェンダーもやってみたいと思ってたからな。それにしても、味方とはいえ、えげつねぇな」
 楽しそうな胸を揺らすふわりに、アバンは少し頰を染めながら戦況を見る。お色気を駆使したふわりのお願いに、ありゃ反則だろうという印象は否めないが、貧乏くじを引いた感じがしないのは、やはりアバンが年頃の少年である証なのだろう。
 ――と、パスカットと同時に左サイドの空をアウラが疾駆。
「こっちです! ひたすらに前へ!」
 リディアもボールを呼び込んでいるが、まずは。
「霞さん、逆サイドです!」
 アウラが対角線にフィードすると、そこには飛行する霞がいて、空中でボールを受ける。
「っ、パスコースが!」
 だが、上空から一方的に攻め込んでやろうと目論んでいた霞は瞠目する。地上にいるにもかかわらず、ヴィクセンが絶妙なポジショニングでパスコースを塞いでいたのだ。
「派手な動きがなくて、観客的には不満かもしれないけど。そういうのは、私役目じゃないんでね」
 ヴィクセンが、得意げにウインクを見せる。
「霞、とにかくパスを回せ!」
 迷う霞に、ミツキが声をかける。
「こっちっす!」
 駆け回るシャルルが一旦下りてきてパスを受けると、同じ中盤の白にボールを渡した。
「中盤が薄いのは数でカバーするっスよ!」
 白は神木の欠片を依り代に、幽を実体化。それにより、新たなパスコースが生み出され、ボールがシィ達前線に渡る。
「碧!」
 キャプテンマークを腕に巻いた碧は、シィから送られたボールをトラップせずに、そのまま遥か上空に浮き上がらせると、
「名付けて、【悪夢のシュート】とでも呼ぼうかしら?」
 飛行してボールを追いかけ、叩き付けるようにシュートを放つ。
 ふわりの誤算は、相手の中盤から前が、ミツキを除けば女性で構成されていた事だ。涙目で懇願して、動揺を誘う手が、効かない!
 雷速のアバンが懸命に脚を伸ばすが、
「ボールまで俺をゴマ粒扱いかよっ!?」
 僅か届かない。
「かみさま、お願いなの!」
 ふわりが祈りを捧げると、辛うじて碧のシュートを防いだ。
「ビデオカメラで撮られているんだから、勇姿を残さないとね!」
 立て続けにシィがシュートするが、連合チームも懸命の守りを見せる。
「ふわり殿!」
 ふわりが、なんとかエメラルドにボールを送る。エメラルドは、中盤のスペース――カジミェシュの方にボールを一旦落とし、前へ。
「マチェイ!」
「兄さん、ナイスパス! それと、その耳と尻尾……分身がバレバレだぞ?」
「……う゛……そうっスよね」
 マチェイはすぐに前を向くと、分身の間を突破していく。
『来ましたよ、晟さん』
『ああ、出番は少ないかと思っていたが、そういう事を考えるものではなかったな』
 雛を通じて、マチェイと対峙するソールロッドと晟がコミュニケーションを。ソールロッドは黒い羽根を誇示し、上空にも逃げ場はないことをアピールした。
 加え、ソールロッドと霞が、氷の壁をゴール前に生み出す。
 だがマチェイは一切脚を止めず、どころか突撃して壁を粉砕。
「……やりますね」
 霞が次の策を準備し、タックルに行こうと姿勢を下げる。
 だが――!
「そいつは俺んだぁ!!  俺様が活躍するチャンスを寄越しやがれぇ!!」
 救いの手は、予想外の所から現れた。
 なかなかボールを貰えずに焦れたチーディが、マチェイに突っこんできたのだ。マチェイが構わずシュートを放つと、チーディは信じられないスピードでシュートに追いつき、自分でシュートを改めて放つ。
「私の範囲内だ」
 だが、晟はシュート片手でキャッチすると、すぐに前線へと全力でフィード。
「行くぜ、リディア!」
 ミツキが、後ろ向きのボールを華麗にトラップして、シュート体勢に入る。
「ゴールネットを突き破ってやるでぃす! 碧さんも!」
「ええ!」
 すると、リディアが、碧が、ミツキと同時にボールを蹴り込んだ。暴風と炎を纏ったトリプルシュートは、ついに試合の均衡を破る。
「ヴィクセン!! 上げろォ!!」
 ――が、先制直後の隙……ラインを上げた瞬間を狙われた。集中力を高めたヴィクセンが、ボールを奪ってロングパス。【レッドヴァルキリー】のDF陣は、頭上高くを超えていくボールに、パスミスであると安堵を覚えた。
「言ったろ? 派手なのは、アイツの役目さ」
「な!? あれを見るっす! 油断しちゃダメっすよ!!」
 ヴィクセンの笑みに、シャルルの警告に気付いた時にはもう遅い。DFラインを一陣の風がすり抜けていく。
「この! 行かせませ――っっ!!」
 アウラが追い縋る。だが、距離は縮まるどころか、離される。
「私が阻めばいいだけのこと」
 晟が真っ向勝負を挑む。だが、チーディの後を追って、マチェイ、エメラルド、柧魅達も上がってきていた。晟は的を絞ることができず、チーディにゴールを叩き込まれ、同点!

 そこから、試合は壮絶な打ち合いに。
「くっくっく、いい夢見ろよ」
 柧魅が蹴り込むと、辺りを氷結の爆風が吹き荒れ、佐藤の顔面にボールがねじ込まれる。
「悪いが、これしか知らなくてな」
 カジミェシュが守備の乱れをつき、前線の空中に残っていたマチェイにパスすると、エメラルドとパス交換しながら迫る。エメラルドが、飛行して突破を試みると、
「油断なさいましたね!」
 ソールロッドもダブルジャンプで対応する。だが、釣られてできたスペースにラストパスを出され、マチェイが逆転弾を叩き込む。
 アシストという結果を残したエメラルドは、大喜びのふわりの姿に破顔した。
 だが、試合はまだ終わっていない。
 ――超弩級キャノンシュート。
 自陣深くからFKを得たミツキが、足元に要塞にも似た大砲を浮かび上がらせ、ダイレクトアタックを狙うも、クロスバーに阻まれる。
(「アウラさんなら拾ってくれるはずです!」)
 ボールを奪った霞からの、敵陣深くを抉るようなパスに、アウラが反応する。
 銀の髪を靡かせ、タッチライン際でシュートフェイントを交えて折り返したアウラのアシストをシィが決めて、試合を振り出しに。
 そして、
(「勝ったわ!」)
「何ィ!?」
 シィは、勝者フランスの血に感謝を。
 アバンの驚きさえ心地よい。
 時を操るシィのワープシュートに、敵陣は反応できず。ボールは、ゴールに吸い込まれるのを待つだけ。
「ぶち込んで見せましょう!」
 ――間際、リディアがボールに触れる。
 試合終了直前の劇的逆転弾は、無情にもオフサイドの判定が下され、夢と散った。
「オフサイド? 何ですかそれ、知らないですね」
『ケルベロス連合』2-2『レッドヴァルキリー』

作者:ハル 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2018年8月11日
難度:易しい
参加:31人
結果:成功!
得票:格好よかった 2/感動した 4/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 1
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