ケルベロス大運動会~ジャングルクッキング!

作者:澤見夜行

●大運動会開幕!
 ケルベロス大運動会。
 それは度重なる「全世界決戦体制――ケルベロス・ウォー――」の発動により大きく疲弊した世界経済の状況を打破するために企画された、おもしろイベントである!
 知っての通り、ケルベロス達に通常のダメージは通らない。
 ならば、どんな無茶をしたって問題ない!
 そんなわけで世界中のプロモーター達が、危険すぎる故に使用できなかった「ハイパーエクストリームスポーツ・アトラクション」の数々を持ち寄り、スポーツの祭典を行おうというのである。
 第三回ケルベロス大運動会の開催地には南米ブラジルは『アマゾン』が選ばれた!
 広大なアマゾン川と鬱蒼たるジャングルで様々な種目に挑戦するのだ!


「ジャングル! ジャングル! クッキング!!」
「おやおや、クーリャちゃん、なんだいそのフリは?」
 キッチンスタジオ内でノリにノってるクーリャ・リリルノア(銀曜のヘリオライダー・en0262)にわざとらしく質問するのはユズカ・リトラース(黒翠燕脚の寒がり少女・en0265)だ。
 ふっふっふ、と笑うクーリャはどこからかお玉としゃもじを取り出して、
「ケルベロス大運動会なのです! 今回は南米はアマゾン! ジャングルなのです!
 ジャングルといえば、そうクッキングなのです!」
「えぇ~!? そんな雑な感じなのぉ!?」
「美味しい物は自分で作る! これが一番なのです!
 なので、ここでは『自分で南米料理を作る』のです! チャレンジなのです!」
 ブラジル料理といえばシュラスコが有名だが、ブラジルに限らず美味しい南米料理は多い。アマゾン川流域ということもあり、現地で取れる食材は豊富に使用できる。
「ふむ、南米料理か。作ったことはないが……」
 同行するセニア・ストランジェ(サキュバスのワイルドブリンガー・en0274)が頭にレシピを思い浮かべ思案する。
「セニアさん、料理上手そう……」
「むむむ、これは負けられないのです!
 南米っぽい料理でも、現地調達の食材を使った創作料理でも良いのです! ジャングルなクッキングをするのですよー!」
 現地調達の食材の他、日本から巨大冷凍コンテナで運び込んだ食材もある。
 レシピは無限大。南米らしい料理に是非とも挑戦してみよう。
「美味しい自作ランチで体力補給、最後まで大運動会を楽しむのですよー!」


■リプレイ

●ジャングルクッキング!
 南米アマゾン川の近隣のキッチンスタジオにケルベロス達が集まった。
 ケルベロス大運動会の真っ只中だが、お昼ご飯は自分で用意するのだ。
 料理を楽しむ、それを第一に調理を開始する。
 ジャングルクッキング、スタートだ!

 大胆に調理を進めたギル・ガーランドは海鮮シチュー、ムケッカを皿に盛り付ける。
「さぁパトリシアどうだ? 俺もなかなかのもんだろ!」
 フォトジェニックではない料理だけれど、パトリシア・シランスはスマホでパシャリ。インスタ映えとはいかなそうだが、肝心なのは味だ、とスプーンで一口。
「あら? 意外と美味しい?」
 メインのお肉はなんのお肉かわからないけれど、スパイスの聞いたクリーミーな味わいに二人と一匹は大満足だ。フォトジェニックではないけどね。
 パトリシアが持ち込んだボトルを取り出して嬉しそうに見せる。
「ふふ、美味しい料理にコレは欠かせないわよね」
「おいおい、運動会はまだ続くんだぜ?」
 そうは言いつつグラスは持って。並々注いだグラスを重ねて乾杯。
 ギルとパトリシアの二人は存分に南米料理を楽しんだ。
「聞いて、シルちゃん。私見たことある。
 ピラニアは煮込むとすごい、いい出汁が出るんだって!!」
 そんな会話から始まったシル・ウィンディアとベラドンナ・ヤズトロモのオリジナル南米鍋料理は独創的で個性的な調理が進む。不揃いの野菜達を、豪快に鍋に放り込む様に二人の料理の腕が垣間見えます。
「味付けは……お味噌でも使っちゃう?」
 日本らしさも取り入れたいというシルに、ナイスアイデアと同意するベランドンナ。その思いつきは……悪くないかも?
 そうして出来上がったピラニアの味噌煮込み鍋は、存外見た目は美味しそう。
 と、いうわけで。
「さぁ、わたしとベルさんのお料理、よかったら食べてみてっ♪」
「大丈夫! 安全!」
 味見はしたのかいお二人さん。
 参加者に振る舞われた料理。そのお味は――きっと美味しいに違いない。たぶん。
 マサムネ・ディケンズとシャルフィン・レヴェルスの仲睦まじい二人もまたアマゾンの代表魚ピラニアを調理する。
 互いに怪我をしないようにと心配しながら釣り上げたピラニアは凶暴な歯を見せつける。
「ムケッカにお刺身、それと姿揚げのピラニアづくしだね」
 シャルフィンは何を作るの? と見てみれば、真顔で塩焼きの準備。
「いやはや、料理なんて全然わからんのでな。
 シンプル オブ ザ ベスト と言う奴だ」
 シンプルなのもいいよねと微笑んで、調理は恙なく終わって出来上がり。
「はい、あーん」
 いつものように料理を口元へ運べば、美味しそうに頬ばって。
「ん……もぐもぐ。
 うむ、流石はマサムネだ。料理の手際も良くて味も抜群だ」
 そう褒め合えば、二人の料理はさらに美味しくなるというものだろう。ご馳走様です。
 鉋原・ヒノトと落内・眠堂の二人は煮込み料理のフェジョアーダに挑戦中。
 互いに料理の腕はそこそこと言ったところで、見た目に手際良く調理が進む。
「さすが、手慣れてるな」
「慣れた作業ならば……な」
 相手の調理を覗き見れるのもこういったイベントならではか。眠堂の包丁捌きに思わず視線がいく。
 眠堂もヒノトが読み上げてくれる調理手順に助けられる。初めての料理は大雑把になりがちだ。
 火加減調整、煮崩れしてきたところで野菜をいれて。調味料を入れれば食欲そそる香りに思わず味見と言う名のつまみ食い。出来上がりは上々だ。
「いただきまーす」「いただきます」
 口に入れてすぐ顔が綻ぶ。二人は顔を見合わせ笑顔の交換だ。
 二人だから出来た、大成功の味が広がった。

●ポンデケージョ
「総監督はクーリャ! 一緒にくっきんぐ!」
「クーリャ、一緒に作ろ?」
 料理が苦手な小早川・里桜とエヴァンジェリン・エトワールに誘われて、クーリャは自信満々にエプロンを身につける。
「私も料理はちょっぴりしか出来ないのです!」
 なんだ同じだねと、笑い合って三人は探り探り調理スタート。
 火力調整にグラビティを使ったり、包丁代わりに惨殺ナイフを持ち出したり、とそんな調理もケルベロスらしいとクーリャは笑う。
 出来上がってみれば、すこし焦げたポンデケージョと、ちょっぴり炭化したシュラスコ。でも皆で協力して作ったそれらはとても美味しくて。
「美味しいわね、クーリャ、り……」
「ドタバタしたケド楽しかったね! クーリャ、それに……エヴァ!」
 驚きの瞬きは、次の瞬間笑顔になって。
 ――三人は時間の許す限り食事を楽しんだ。
 月織・宿利と蓮水・志苑、そして御堂・蓮は協力しながら一品ずつ料理を作るようだ。
「卵と粉チーズを良く混ぜ合わせて……と。
 志苑ちゃんと蓮くん、調子はどう?」
 ポンデケージョの生地を作る宿利の問いかけに、志苑と蓮は調理の様子を見せて返事する。
「具材は切れたので、ここから煮込んで行くところですね」
「こっちは焼くだけですが……バランスがなかなか難しいですね」
 フェジョアーダを作る志苑は、ファリーニャやラランジャといった付け合わせも準備する手の込みようだ。
「あ、シュラスコなら……焼きパインを、是非!
 前に一度食べた時、とっても美味しかったから……デザートにまた食べたいなぁ」
「パインを、焼くんですか? 焼くと甘さが増すという事か。
 ……分かりました。やってみますがあまり期待しないでくださいよ」
 楽しげに生地を丸めていた宿利が蓮へと手を上げて。答える蓮も新たな挑戦に集中してみたり。皆で行う料理はそんなやりとりだけでも、楽しくなってくる。
「チーズの良い香り。ふふ、お腹が空いてしまいますね」
 志苑はキッチンに漂う香りに破顔して。
 そうして三人の料理は皿へと盛り付けられる。
「たまにはこういうのもいいですね」
 ちょっとしたフルコースを前に、笑顔並べる三人は手を合わせて声を揃えた。
 南米はアマゾンに置いて割烹着姿の二人はよく目立つ。
 ソル・ログナーと御船・瑠架は準備が整えば早速調理に移る。
 作るのは皆大好きシュラスコとポンデケージョだ。
「どうだ? 美味そうだろ?」
 大きな肉を炭火で焼けば、その見た目と香りに誘われる。味見にあーんをすれば、
「あーんって……恥ずかしいのですが……。
 まあ、でも美味しいですね」
 と、瑠架のお墨付きを貰う。通りがかったユズカ達三人娘も味見に笑顔だ。
 瑠架の作るデザートポンデケージョも上々の出来だ。お返しとばかりにあーんを仕返した。
 箸休めのサラダデパルミットを、青じそドレッシングで爽やかに彩れば完成だ。
「素人料理だが、さ、おあがりよ!」
 夫婦のような阿吽の呼吸で出来た料理の評判はとても良いものです。
 男同士と友人を強調しなくても良いんですよ?

●シュラスコ
 【肉食男子会】の六名と三匹は豪快に調理に取り組む。
 肉食男子会というだけあって、まさに肉のフルコース。完成前からその圧倒的なボリュームに胃液が活動を始めていた。
「アマゾンで豪快に料理というのも楽しいものですね。
 他の皆さんの料理がどんなものになるか楽しみです」
 鉄板に串刺しにした肉の塊を置いて焼き色をつけていく御子神・宵一。手際よく焼きながらビネガーソース、ビナグレッチ・モーリョも作っていく。
「ブラジル料理ならば、フェイジャオンとマンジョッカ・フリッタもはずせないだろう。
 キャッサバはそのまま食べても美味いんだ」
 その恵まれた体格で豪快に調理しながら、神崎・晟が家庭料理を作る。煮豆と揚げ芋だが、これが南米料理には欠かせないのだ。
「南米料理ですか。作ったことはないので無難どころを攻めますかねえ。
 ――ふふ、フレア。もうすぐ出来るので待っていてください」
 肉と野菜の炒め物であるロモ・サルタードと、デザートになるタピオカアイスクリームを同時進行で作る夜陣・碧人は、サーヴァントのボクスドラゴン、フレアを溺愛している。
 フレアは今か今かと待ちきれない様子で、ジャングルの葉っぱを敷物にご飯を待っていた。
「……私の分の料理は取っておいてくれると嬉しいかな。
 ……モンドンゴ。煮込みは結構時間を取られちゃうからね」
 モツ煮込みであるところのモンドンゴを作る上野・零。料理を食べるのは自分の料理を出し終わってからと決めていたが、食欲を誘う香りに今にもお腹がなりそうだ。
「……っと、皆完成し始めてる!
 こっちのワニ料理ももうすぐ完成だぜ!」
 ワニ一匹を調理するタクティ・ハーロットはまさに豪快だ。頭部と尻尾を使ったスープに、ワニ肉の唐揚げはしっかりと下味の付いたもので絶品だ。
「思った通り、肉々しいテーブルになってきたね。
 食い尽くされる前に――喰う!」
 油切りにマテ茶を用意した二藤・樹は宵一の作ったシュラスコの前に陣取り、肉をそぎ落としては食べるを繰り返していた。
 テーブルに並んだ料理の数々に舌鼓を打ちながら、アマゾンらしく豪快に、豪勢に食べる。サーヴァント達も満足げに料理を胃に運んでいた。
 そうして締めはタピオカアイス。デザートまで完備の食事にこの後も控えている競技のことはどこへやら。
 六人は膨らんだお腹をさすりながら、満足げに空に広がる青を眺めるのだった。
「さて、では美味しいポンデケージョを作りましょうっ」
「美味しいパンを作るのですー!」
 鞘柄・奏過と双月・蓮の二人は【クッキングでーと】だ。
 几帳面に分量を量るのは大事ですね。そんな奏過の横では、パンダ柄ツインエプロンを身につけた蓮が材料を用意していく。えらい。
「綺麗にまんまる型にできましたか?」
「う、うーんとこうかしら? 綺麗に作るの難しいね」
 生地をこねこね捏ねる。それは仲良く楽しげな親子の図。
「うん! 出来ました♪」
「では、オーブンに入れましょう」
 焼き上げていけば、もちもち丸いポンデケージョの出来上がりだ。
「もちもちなのです! 美味しいですの♪」
「一緒に料理を作るのも、そしてこうして食べるのも美味しいですねっ」
 通りがかったユズカも分けて貰ってニッコリ笑顔。
 会話を弾ませ三人は賑やかに食事を楽しんだ。
 シュラスコとポンデケージョはその手軽さから人気料理だ。
 【ZK】の三人も例に漏れずその二品を用意していた。
 ただ他の人達と違うのは、美味しくなれという念の入れ方だ。
「もっちもちになーれ……おいしくなぁ~れ……」
「もっちもちになーれ!」
 鉄・千とジェミ・ニア生地を捏ねながら念じる。発酵がいらないパンであることを不思議に思うジェミは楽しげに顔を綻ばせる。釣られて千が笑えば、エトヴァ・ヒンメルブラウエも微笑み返す。
 生地には色々練り込んでアレンジを加える。お味は食べてのお楽しみだ。
「エトヴァ、そのお肉は?」
「シュラスコというお肉料理デス。こうしてじっくり焼いて行きマス」
 エトヴァの言葉に千は目を輝かせて、
「しらすこ……ほうほう、とっても美味しそうな予感!」
 千はサラダを準備しながらお肉を観察。お肉を焼くのはジェミの役目だ。香ばしい匂いにお腹が待ち遠しいと声を上げた。
 調理が終われば、エトヴァがそれを挟んでいく。シュラスコサンドの出来上がりだ。
 ブラジル産の豆で挽いたコーヒーを添えて、いざ実食。
「むふー、幸せのお味ですのだ」
「ほっかほかあちあちで美味しいね!」
「ハイ……皆様と一緒、とても幸せな味がしマス」
 笑顔の並ぶ幸せのテーブル。三人は時を忘れ食事を楽しんだ。

●パステウ
 単身クッキングに参加した者もいる。
 瀬戸口・灰は南米の祭りで食べるという『タマレ』を作っていた。
「あとは蒸せば出来上がりか……」
 まあそうして完成する端からウイングキャットの夜朱がつまみ食いするわけだが。
「それ以上はダメだ俺の喰う分が無くなる……って、なんだ」
 不意に隣の調理台に目が惹かれる。
 隣では円城・キアリがあろう事か電気ウナギを調理していた。
「本当に喉元に内臓が集中しているのね。
 身体は――発電器官がぎっしりね」
 手早く開いて蒲焼きに。
 オルトロスのアロンに味見(毒味)させていると灰の視線に気づく。
「食べる?」
「うーん。じゃあ少しだけ」
 口に入れてみれば広がるタレの味と溶けていく感触。
「豚の角煮だな」
「角煮ね」
 二人の様子を見ていたセニア達も同じような反応を返す。美味しいけど……微妙?
「ほら、せっかくのイベントなんだし楽しまなきゃだめよ。
 見なさい、うちのヒガシバは色々と万能なのよ~」
 微酔い加減で現れたソフィア・フィアリスが食材をミミックのヒガシバの中へと放り込む。
 しばらく待てば、完成したフェジョアーダで出て来た。
「お~」
 思わず拍手。タネも仕掛けもある手品まがいの見世物だったがウケは良かった。
「……角煮ね」
 さらっと電気ウナギをツマんだソフィアも、やっぱり微妙な顔をした。
 サトウキビのジュース、カルド・デ・カナの出来上がりを待つエリアス・アンカーは置かれた四種の具材を前にあんぐり口を開けた。
「すげぇめんどくさそうだが……やるしかないのか」
「コツコツ作ればすぐさ。さぁ始めよう」
 交久瀬・麗威が作るのは揚げ餃子パステウだ。
 ジュースを味見しながらコツコツ作れば、結構な数が出来上がった。エリアスは途中で離脱して具材造りに回ったようだ。適材適所だね。
「しかし厳ついなこのパステウ。おっ、和風も悪くねぇ」
「ピラニアの形にしたら……思った以上に凶悪な顔になった!」
 楽しげに揚げているとふと気づく。ピラニアパステウが減っている。
 ジロリと横を見れば、エリアスがこれ以上ない笑顔でサムズアップ。思わず麗威も釣られて噴き出して。
「配る分残しておいてよ?」
 微笑みながら今しばらく調理に精を出した。
 料理上手な彩葉・戀と、お料理見習いな園城寺・藍励はそれぞれ調理に向かっていた。
 戀は代表的な南米料理を。藍励は創作で南米っぽい料理を。
 戀の料理はさすがの出来映えで、どれもとても美味しそうである。
「せっかくじゃ、クーリャ達にも頂いてもらうとしようかの」
 呼ばれた三人娘は料理を手に取り口へ運べば、破顔して。
「美味しいのです!」「すごい食べやすいね!」「うん、実に良い味付けだ」
 これだけの腕前なら本格的な味付けも食べてみたいと思わせた。
「あの、もしよかったら、うちのも……」
 恐る恐るだした料理の完成度は技能値六十によるダイスロールで判定される。
 結果は――。
「美味しいのです!」「ちょっと濃い味付けだけど十分美味しい!」「家庭的な味が良いな」
 評判は上々で、藍励はホッと胸を撫で下ろす。
 テーブルを囲んだ五人は、戀の料理講座を聞きながら満足いくまで食事を楽しむのだった。

 食事を終えたケルベロス達。
 自分の手で作った料理はどれも美味しくて。また共に作ることが何より楽しくて。
 この後も運動会は続くが、今はこの満足感を楽しむとしよう。

作者:澤見夜行 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2018年8月11日
難度:易しい
参加:33人
結果:成功!
得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 4/キャラが大事にされていた 3
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