水の飛沫と血の飛沫

作者:雨音瑛

●プール日和
 水底の青色が、はしゃぐ人々の動きに合わせて揺れる。
 夏の暑さに負けじとプールに集った人々は、体力など気にしない、というかのよう全力で楽しんでいるように見える。
 そこへ、ひときわ強い水しぶき――いや、水柱が立ち上がった。すぐさまスタッフが駆け寄り、ホイッスルを鳴らす。
「マナーはちゃんと守っ……ひぃっ!?」
 後ずさったスタッフが見たのは、身長3メートルはあろうかという男。しかも、魚の意匠をあしらった剣を手にしている。
「ヒヤッハァ! 丁度いい具合に地球人がいやがるぜェ! 皆殺し、皆殺しだァヒャハッハァ!」
 赤い飛沫。赤に染まるプール。水の流れる音に、下卑た笑い声が重なった。

●血飛沫の予感
 紗・緋華(不羇の糸・e44155)は、静かに話し始める。
「気になることがあったから、ヘリオラインダーに頼んで予知をしてもらったんだけど」
 まばたき一つ、告げられたのはエインヘリアルの襲来だ。
 それも、過去に重罪を犯した犯罪者。放置すれば、何の罪もない人々の命が奪われるばかりか、人々に恐怖と憎悪をもたらし、地球で活動するエインヘリアルの定命化を遅らせかねない。
「でも、今からヘリオンで向かえばエインヘリアルの凶行を阻止できる。手の空いている人がいたら、是非協力を」
 戦闘となるのは、屋外型のプール。通常のプールに加え、ウォータースライダーや波の出るプールなどがある施設ということだ。
 一般人は50名ほど現場にいるが、こちらはケルベロス到着後、スタッフの指示で避難できるため、積極的な避難誘導などは不要だろう。
「現れるエインヘリアルは1体のみ。魚座のゾディアックソードを装備、状態異常の付与が得意だとヘリオライダーから聞いた」
 出現場所は、通常のプールの方。その付近、もしくは真上から降下すればすぐに戦闘を始められるだろう。
 また、このエインヘリアルは使い捨ての戦力として送り込まれているため、たとえ戦闘で不利な状況となっても撤退はしないという。
「それと……助力の礼、というわけではないけれど。エインヘリアルを撃破できれば多少の時間はあるみたいだから、戦闘後はプールを楽しんでもいいんじゃないだろうか」
 私からは以上、と告げて。緋華は眩しい青空を見上げた。


参加者
雨月・シエラ(ファントムペイン・e00749)
スウ・ティー(爆弾魔・e01099)
燈家・陽葉(光響射て・e02459)
チャールストン・ダニエルソン(グレイゴースト・e03596)
四方・千里(妖刀憑きの少女・e11129)
レヴィン・ペイルライダー(四次元のレボリューション・e25278)
紗・緋華(不羇の糸・e44155)
陽月・空(陽はまた昇る・e45009)

■リプレイ

●着水
 プールで水柱が上がるさまは、傍目には涼しげに見える。しかし実際のところは、そんな悠長なことを言っている状況ではない。
 水柱を起こした者は、デウスエクス・アスガルド――すなわち、エインヘリアル。
 照りつける日差しを受けながら、ケルベロスたちは急ぎヘリオンから降下する。
 水に落ちないところへと着地したのは、陽月・空(陽はまた昇る・e45009)。仕事を終えてもプールに入るつもりはないので、普段着のままだ。
 次々とケルベロスが降下する中、空はひとり見当たらないことに気付いた。
「……チャールストンさん?」
 首を傾げてつぶやけば、ウォータースライダーの方から何やら水しぶきの上がる音が聞こえてくる。
「――なにぃ! 見ろ、あっちだ!」
 とは、驚くレヴィン・ペイルライダー(四次元のレボリューション・e25278)の声。レヴィンが指差す先には、ビート板をサーフボード代わりにし、ウォータースライダーから飛び出したチャールストン・ダニエルソン(グレイゴースト・e03596)の姿が。水しぶきを飛び散らせながら、チャールストンは人々に向けて声を張り上げる。
「全国500億人のチャールストンファンの皆様お待たせしました! アタシが来たからにはもう安心です!」
 プールに、人々の歓声が上がる。
 チャールストンを載せたサーフビートボードは跳ねつつもプールの上を滑る。少し前のめりになりながらも無事、プールサイドへ着地するチャールストン。
「さあ、スタッフの方の誘導に従って落ち着いて避難してくださいね」
「お、おう、そうだな! スタッフの人達は大変だけど避難誘導頼むよ! 任せたぜ!」
 何事も無かったかのように再び人々に声をかけるチャールストンの隣で、レヴィンもスタッフたちに声をかける。
「全員揃ったことだし、敵を引きつけて早く戦闘に入ろう」
 紗・緋華(不羇の糸・e44155)がルーンアックスを構えると、燈家・陽葉(光響射て・e02459)はエインヘリアルへと踏み出した。
「お前の相手は僕達だよ。まさか、僕達が怖いから逃げる……なんて、言わないよね?」
「このオレが、ケルベロスごときを怖がって逃げるなんて思ってやがんのかァ? 上等じゃねェか、相手してやんよォ! ヒャハハハハァ!」
 陽葉の言葉に笑いながら、オンダンは足元に加護の魔法陣を描く。
「その加護ごと、断ってあげる」
 破壊力に変えたグラビティ・チェインを載せ、陽葉はエアシューズ「白翼の靴」で強かな蹴りを叩き込んだ。
 左の手でドラゴニックハンマーを持ち、雨月・シエラ(ファントムペイン・e00749)は狙いを定める。変形させた武器から打ち出されるは、敵を足止めする砲弾だ。
 また、戦闘開始と同時に四方・千里(妖刀憑きの少女・e11129)の瞳の色は緋色へ。
「行けるかい千里ちゃん? あ、プールサイド走るのは程々にね」
「転んでもダメージを受けるわけじゃないけど……気をつけないと、ね……」
 爆破スイッチを手の内で遊ばせるスウ・ティー(爆弾魔・e01099)を一瞥した千里は、舞を踊り始めた。
「舞えよ踊れよ…悪戯者の鱗舞曲(ロンド)… …一目見たなら…もう逸らせない…」
 その動きは、しなやかかつ気まぐれ。同時に振りまくオウガ粒子は、オンダンの感覚を過剰に覚醒させて暴走させるためのものだ。
 一方でスウとチャールストンは己の感覚を増幅させてゆく。
 続いて動いたのは、緋華。空へと破壊のルーンを宿し、加護破壊の足がかりとする。
 直後、緋華のいる列、その背後で彩りの爆発が起きた。
「オレも補佐するよ、緋華。宜しく頼むぜ」
「こちらこそ、宜しく」
 爆発を起こしたのは、レヴィン。緋華は小さくうなずき、次は仲間の負傷状況の把握に努める。
「次は僕の番か。……接近戦はあんまり得意じゃないだけど」
 そうも言ってられないのは、今回の空が高い命中率を誇る位置にいるから。苦手意識を持ちつつも、空は確かにオンダンを蹴りつけ、見事、加護を打ち消した。

●熱く冷たく
 戦闘が進むに連れ、オンダンの笑い声が幾度となくプールに響く。
「ひひッ、思ってたよりやるじゃねェか、ケルベロス!」
 口の端から流れる血を拭い、オンダンは剣を払った。
 オンダンの与える状態異常は厄介なものではあったが、状態異常を打ち消す加護、手分けをして行うヒールで、ケルベロスは比較的優位に立っていた。
 とはいえ、全員が攻撃を仕掛けて押し切るにはまだ早い。ケルベロスたちはオンダンの状況をうかがいながら、攻撃と回復を上手く使い分けていく。
 不意に、ぽたりとオンダンの流す血がプールサイドに落ちる。滲む色をちらりと見て、スウは帽子のつばを少し下げた。
「風情がないねぇ、野郎は御断りさね」
 肉薄し、膝を狙った蹴りを一撃。とたん、オンダンの足に、分厚い氷が纏わり付く。スウが足早にオンダンから離ると、千里が剣で加護の星座を描いた。
「本当……折角のプールを血で汚そうとは……全く風情がないね……とっととそこから出て……」
「おゥ、出てってやるともよォ! お前ら全員倒して、逃げた奴らを追いかけるためにもなァ! ヒヤッハア!」
 甲高く笑うオンダンに、チャールストンはため息ひとつ。オンダンのテンションの高さにあてられつつ、小さく笑みをこぼす。
 何せ、ここはプール。高揚した気分を冷ますには、絶好の場所だ。
(「ていうかこの人の名前って『温暖』なんですかね? だとしたら夏じゃなくて冬に出てきた方が感謝されたでしょうな」)
 なんてぼんやり考えつつ、チャールストンは伊達眼鏡を押し上げる。
「アナタの頭と身体を冷やしてあげますよ。もう二度とオイタが出来ないくらい、バッキバキにね」
「冷やすゥ? バッキバキにィ? ひゃハ、出来るものならやってみてくれよォ!」
「ええ、やらせていただきますとも……Just close your Eyes」
 短い言葉とともに撃ち出した弾丸が、オンダンを貫く。
「ッ!? ただの弾丸じゃねェ……グラビティ・チェインが凝縮されてやがる、だと……」
「おや、お気づきになりましたか。思ってたよりやりますね、アナタ」
 胸元を押さえてよろめくオンダン。
「ううん、敵に褒められてもね……」
 無表情で、空はだめ押しの砲弾を打ち放った。
 ところでさ、と口にするのは、ごくシンプルな疑問。
「プールに落ちてくるのは良いけど、泳げるの? エインヘリアルって」
「身長3メートルもあったら、何か色々不便そうだけどな……ま、どのみち泳がせるつもりは無いんだけどな!」
 攻撃を担う者たちが専念できるようにと、レヴィンはプールサイドを滑らかに滑り、花弁のオーラを降らせる。
「同感」
 うなずきと共に告げ、緋華はオウガ粒子を前衛に。シエラもうなずき、吹き荒れる風を手元に呼び寄せた。
「茶番は終わり。私たちは、ここでキミを倒す」
 風はやがて変幻し、シエラの鉄塊剣を纏う暴風となる。
「どんな守りだって、すり抜ける!」
 叩きつけるは一閃。咄嗟に剣を眼前に構えて防御態勢を取るオンダンであったが、それはシエラのこの技の前では無駄なこと。
 剣など無かったかのように、オンダンの腹に斬撃が刻まれる。
「ッざけんなァ!」
 剣を振りかぶるオンダン。このままでは、シエラが加護を破壊する斬撃を受ける。
「させねぇよ!」
 オンダンの腕が振り切られるよりも早く、レヴィンがシエラの前に出た。身構え、受ける痛みに数歩下がるが、まだ大した怪我ではない。
「陽葉、今のうちに!」
「任せて!」
 陽葉の手には、奏氷の薙刀。穂先に雷を纏い、一直線にオンダン目がけて突きを見舞う。
「――雷よ!」
 肩口を穿つ痛みに、オンダンは低く呻いた。

●消耗費、されど
 オンダンが加護を消せば、ケルベロスもまたオンダンの加護を消す。
 オンダンが癒せば、ケルベロスはそれ以上の力を以て攻撃に当たる。
 いま、オンダンとケルベロス、どちらが優位か。
「考えるまでもないね」
 シエラは意識を集中し、オンダンの腕に氷を纏わせる一撃を喰らわせる。ふらり数歩下がったオンダンを見て、スウは笑みを深めた。
 そこは丁度、スウの浮かべた見えない機雷の密集地帯だ。
「この後は絶好のチャンスになるよ」
「わかった……続けてすぐに動く……」
 勝手知ったる、何度も同じ仕事に赴いた仲。千里は妖刀”千鬼”をいつでも抜けるように構える。
「逃さないよ」
 とスウが爆破スイッチ「Happy」を押し込めば、連続していくつもの機雷が爆発する。
 爆風に逆らうように進み出た千里は刃を閃かせ、オンダンの傷を斬り広げた。
「見事な連携ですね。アタシの≪ Helios ≫と≪ Ruby ≫もいい仕事しますよ」
 二本の黒鎖を操り、チャールストンはオンダンの首を締め上げる。そのまま何度も地面へと叩きつけた後は、空の方に向けてオンダンを放り投げた。
「……ッ!?」
 目を見開くオンダンの視線お先には、指輪から光の剣を生成し終えた空の姿。剣は容赦なくオンダンに体に傷を刻みつけ、彼を無様に地面へと叩きつける。
 使い捨てというオンダンの立場。予知を聞いた時に思うところがないわけではない緋華ではあったが、追い詰められてなおあの気質・性格のオンダンである。
「……然もありなん」
 ほんのわずかでも抱いた気持ちはもちろん、同情心は全くもって不要だと充分すぎるほどに理解した。だから緋華は冷たくオンダンを見据え、指先から血を射出する。
「酷暑に身が焼かれる前に、片付けてしまおうか。――私が成る。私が求む。運命を断つ、赤い糸。【糸の如く】」
 液体とは思えない硬さを持つ血はオンダンに絡みつき、無数の傷を刻んだ。
「よっし、畳みかけるなら今、だな! 喜びな、全弾プレゼントしてやるよ!」
 早撃ちで、リボルバー銃に装填された弾丸の全てを次々と撃ち込むレヴィン。
「ッ、ぐが、ッ……!」
「リボルバーの扱いは得意なんだ」
 強がってはみるが、実は懐具合にも大ダメージを与える技である。危うし、レヴィンのお財布。
「ひゃはァ……まだ、まだだァ!! ひやは、ひゃははははァ!! 楽しくなってきた、なァ!」
 後衛を襲うオンダンの剣から発せられる、魚座のオーラ。庇い立てようと動いた千里とレヴィンと入れ違いに、陽葉がワイルドグラビティを発動する。
「でも、もう終わりだよ――僕達の力、見せてあげよう!」
 身体能力を一時的に強化するクーデリカに続き、陽葉が妖精弓「阿具仁弓」で牽制の射撃を行えば、春撫が拳のラッシュを仕掛ける。オンダンは声を上げる間もなく、とどめは、カトレアの一閃。
 一瞬の沈黙の後、オンダンがくずおれた。
「この、オレが……こんな、ところで――!」
 オンダンの叫びがプールに残響する。やがてオンダンは光の粒子となり、消えていった。
 戦闘終了となれば、千里の瞳が茶色に戻る。レヴィンは大きく伸びをして、周囲を見渡した。戦闘の余波で、プール内はそれなりに破損している。
「さーて、プールをヒールしたら、避難してる人たちを呼んで……」
「その後は……プールタイム、だね……」
 千里の言葉に、プールを楽しみにしていた者たちの目が輝いた。

●ひと夏の
「遊ぶ人はいってらっしゃい。僕はご飯食べて見物しておく事にするよ」
 プールに飛び込む人々や仲間を見送り、空は飲食店の並ぶ方へと向かう。
 と、空は飲食店の並ぶ方へ。泳げないわけではないが、泳いで楽しむ人の水着姿を楽しむタイプではないだけ。それよりも目の前に食べ物があれば、そちらへの興味が断然強いのだ。
 プールは、戻った人々で以前と同じ、いやそれ以上の賑わいを見せている。
 赤いサーフパンツに着替えたレヴィンは、さっそくウォータースライダーへ。27という年齢なんて何のその、両手を挙げて全力笑顔、思い切り水に流されてゆく。
「ひゃっほー!」
 水しぶきを上げてプールにドボンした後は、
「もう一回!」
 と、ウォータースライダーの開始地点へと急ぐ。そこにいたのは、白いオフショルダーのビキニを来た陽葉だ。
「お、リピーターかな? ウォータースライダーって、楽しいんだよねー」
「うんうん、他じゃなかなか遊べない施設だからな!」
 確かに、と陽葉はうなずき、
「しばらくウォータースライダーはいいや、ってくらい遊んでいきたいよね」
「だな、時間と体力が許す限り滑って流れて泳いで、満喫したいところだ」
 そんな風に楽しげに話す二人を、スウは団扇を煽りつつ薄っすらと微笑みを浮かべて眺める。
「……若いねぇ」
 日陰でコートを脱いだおかげか、幾分涼しげだ。時折吹くゆるい風も、スウに涼を運んでくれる。
 人魚のような水着を着た千里は、水に手を入れて温度を確かめる。
「……プール……一年ぶり……」
 水にゆらゆらと揺られて楽しかった思い出を思い出しつつ、今日はちょっと趣向を変えて思い切り泳ぐつもりだ。
 プールに入った後は、人魚のようにすいすいと人々の合間を縫うように泳いでゆく。
 ひとしきり泳いだ後は、飲食店の並ぶ方へ。
「フローズン……あるかな……」
 目当てのものを探す途中で見つけたのは、空の姿。全メニューを制覇する勢いで食べているようだ。千里の視線に気付いた空は、顔を上げる。
「おすすめの店、教える? それとも探している食べ物があるのかな?」
「おすすめも気になるけど……フローズンを売ってる店、あった……?」
「それなら、一番端の方にあったよ。日替わりメニューはスイカのフローズンなんだって」
「そう……ありがとう、行ってみる……」
 ぺこりと頭を下げ、千里は端の売店へと急いだ。
 プールで泳いでいても、夏の暑さは充分に感じられる。ひとしきり泳いだチャールストンは、プールの中で空を見上げた。
 青い空に白い雲。光り輝く太陽と、人々の歓声。
 夏の思い出になる光景を守れて何よりだと、ひとり笑みを浮かべる。
「それにしても……うーん眼福眼福」
 視界から男を排除して、表情を緩めて。
 千里もスイカのフローズンを食べながら仲間達の様子を眺めている。
 守り通した人々に、共に戦った仲間に、そして口の中でふわり溶ける甘味。先ほどまでの戦いが嘘のようだ。
 それにしても、今年の暑さはなかなかに酷い。
 自身の目と同じ濃い赤色のビキニを着た緋華は、波の出るプールで体を波に委ねていた。戦闘の熱が徐々に冷めてゆく感覚は、どこか心地よい。
(「……ああ、でも」)
 ふと思い至り、緋華はプールの底に足を付ける。
 決められた流れに乗るのが嫌で家を出た。
 そうして今、ここに居るなら。
(「やっぱり、少し逆らって泳いでみようか」)
 波の力はそれほど強くないが、逆らって泳ぐには、少しの工夫が必要となる。
 しかし今はそれすら、不思議と心地良かった。

作者:雨音瑛 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2018年8月11日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 5/キャラが大事にされていた 0
 あなたが購入した「複数ピンナップ(複数バトルピンナップ)」を、このシナリオの挿絵にして貰うよう、担当マスターに申請できます。
 シナリオの通常参加者は、掲載されている「自分の顔アイコン」を変更できます。