賢き者を誘う罠

作者:ほむらもやし

●邂逅
 燦々と照りつける陽光が、木々の若い緑を通じて穏やかな陰翳を作っていた。
「行方不明者が続出……ですか、お辛いのに、どこも人手が足りてなくて大変ですよね」
 クーデリカ・ベルレイム(白炎に彩られし小花・e02310)は、樹木に刻まれた痕に黄色のテープを貼ると、次にタブレットに保存していた衛星画像を開く。
「やはり此処もオフラインですね。基地局がやられたのでしょうか?」
 ただGPS波は受信できたので、画像に印をつけるには不自由しない。既に画像には沢山の印が打たれていた。
「点を結ぶと、渦巻きか、同心円にも見えますね」
 渦巻きの起点あるいは円の中心と見える場所には、閉鎖された採石場があった。

 彼女を待ち構えていたのは、喪服を連想させる黒のドレスを纏った女性。
 正体は、呪われし白い炎を操る死神であった。
「あらあら、ずいぶん手こずったみたいね。待ちくたびれちゃったわよ」
「あなただったのですね、絶対に、あなただけは、許さない。今度は必ず……!」
 言葉を紡ぐ刹那に、此処に着くまでに斃したモノに想いを巡らせて、クーデリカは白炎を放つ。死神はさらに大きな白炎燃え上がらせて、それを軽々と飲み込んだ。
「いきなり何を言い出すのかしら?」
「許しません……っ?!」
 圧倒的な実力差を象徴する様に、目にも止まらぬ速力で、クーデリカの後ろに回り込んだ、死神は耳元に白い炎の如き息を吐きかけて来る。
「そんなことよりも、ほら、早く、跪いて首を出しなさい。あなたも、私のモノにしてあげるから」
 ユーディエールは微笑み、白炎を帯びた剣を掲げた。

●緊急の依頼
 図らずも、福岡県の南部、熊本にも近い筑後地方で、二人は出会ってしまった。
「クーデリカさんが、白炎女王ユーディエールと名乗る死神に襲撃される」
 ケンジ・サルヴァトーレ(シャドウエルフのヘリオライダー・en0076)は、そう言って、あなた方に鋭い眼差しを向ける。
「勿論、危険を伝えようとしている。だけど連絡がつかないんだ」
 死神に狙い定められている以上、多少は腕に覚えのある、クーデリカの実力であっても、逃走は難しい。そして、戦って生き残れる可能性も皆無だ。
「僕には、二人の間にどんな宿縁があるかまでは分からない。だけど死神の標的となったクーデリカさんが命を奪われようとしていることは確かだ」
 スマートフォンの発信動作を繰り返しながら、ケンジは、口惜しそうに首を横に振る。
「一刻の猶予も無い。今から全速力で向かう。ここからなら時間はそう掛からない筈だ。だから皆には救援をお願いする」
 現場は1年ほど前の土砂災害で放棄された採石場跡。降下ポイントは敵のほぼ真上。
 周囲には誰もいない。敵を叩くのに、何の遠慮も要らない。


参加者
ズミネ・ヴィヴィ(ケルベロスブレイド・e02294)
クーデリカ・ベルレイム(白炎に彩られし小花・e02310)
燈家・陽葉(光響射て・e02459)
空鳴・無月(宵星の蒼・e04245)
天司・桜子(桜花絢爛・e20368)
雑賀・真也(不滅の英雄守護者・e36613)
草津・翠華(碧眼の継承者・e36712)
カーラ・バハル(ガジェットユーザー・e52477)

■リプレイ

●遭遇
 耳元での囁きに、身体の芯が燃え上がるような激情に周りの風景が消えた。
「この時をずっと待っていました! そのために覚えた剣と炎! 貴方を殺します! この手で!」
 後ろに跳んで間合いを開いた。しかし今、クーデリカ・ベルレイム(白炎に彩られし小花・e02310)の両眸に映るのは喪服の如きドレスを纏った死神の女――白炎女王ユーディエール、のみであった。
「ちょっと行儀が悪いんじゃないかしら。それとも、何処かでお目に掛かりました?」
 身構える必要もないと言わんばかりに、ユーディエールは肩を竦めながら、冷たい声で問いかけてくる。
「黙りなさい!」
 次の瞬間、噴き上がる満身の炎と共にクーデリカは、白熱するドラゴンの幻影を放ち、ユーディエールは突き出した片手を薙ぐようにして、軽々とそれを霧散させた。
 それは一対一では、どうすることも出来ない、圧倒的な力の差を感じさせるものだった。
 極限を超えて力を振り絞ろうとするクーデリカの額に球のような汗が無数に浮かび上がる。
「本当に困りますわ。ここで遭ったが百年目とか、親の仇だとか、言われましても。誰を殺したかなんて、いちいち覚えてませんわ」
 食べたパンの枚数をいちいち数えてなんていないのと同じ。そう言葉を紡いでから笑うと、何か言いながら、降下してくる雑賀・真也(不滅の英雄守護者・e36613)に気がついた、ユーディエールは、その落下点から距離を離す様にして、跳び退いた。
「大丈夫、クーちゃん!? 助けに来たよ!」
 一方、メタリックバーストの輝きと共に、クーデリカの真横に着地した、燈家・陽葉(光響射て・e02459)が、大声で話しかけた。
 が、敵の姿しか眼中にない、クーデリカは何も応えない。
 ギスギスした雰囲気、仲間の顔も見ないような状態で戦っても、誰の心も救われないし、荒んで行くだけ。燈家・陽葉(光響射て・e02459)は感じた。彼女もまたデウスエクスに家族を惨殺された思いを抱く。だからこそこのまま放っては置けなかった。今ある語彙では上手く言葉にはできないけれど、仕返しに命を奪っただけ、で終わってはいけないような気がした。
「で、お前が、クーちゃんを襲った……ナントカか。クーちゃんを襲った理由は……知らないし、どうでもいい」
「やめてくれません? あなた方のようなトーシローに、遊び半分で首を突っ込まれても、邪魔にしかなりませんの」
「ごめんね。だからと言って見過ごせないんだよね。クーちゃんを襲った、それだけで十分万死に値する。だからここで朽ちていけ……!」
 語調を変え、陽葉が鋭く言い放った直後、その背に姿を重ねていた、天司・桜子(桜花絢爛・e20368)は、最短の助走で地を蹴り、低く跳び上がる。
 圧倒的な力量差から来る慢心と思い込みが、ユーディエールの戦いの勘を鈍らせていた。滑るように跳ぶ桜子の足先が光の尾を引き始めたと同時、痛烈な蹴撃が強敵の側頭を捉えた。
 一瞬で遙か後ろの崖に、叩き付けられるユーディエールの身体、黒い羽毛をあしらった様な装飾が砂埃の中を舞った。当てられる機を見逃すな。砂埃の中の影に狙い定めて、カーラ・バハル(ガジェットユーザー・e52477)は一挙に距離を詰めた。
「絡みつけよっ、『封縛鞭』!」
 叫びと共に伸ばされた、鋼鞭が襲いかかり、直後、豊満な女の身体を締め上げる様な感触が握りしめたグリップを介して伝わってくる。
「ふん、みんなで力を合わせる……という趣向ですの? 正直、むかつきますわね」
 ズミネ・ヴィヴィ(ケルベロスブレイド・e02294)に、空鳴・無月(宵星の蒼・e04245)、草津・翠華(碧眼の継承者・e36712)が、仕掛けて来ずに、あからさまに戦いの準備を整える様を見て、ユーディエールは右手の剣の炎を大きく燃え上がらせると、目にも止まらぬ速力で薙いだ。
 同時、長鞭の様に長く伸びた白炎は、鎖で繋がったヌンチャクの如き動きを見せて、前衛に襲いかかる。
「問題ない。これがわたしの役割」
 白炎の斬撃に備えていた、クーデリカの目に映るのは、唇から血を零しながら言う無月だった。耐性の裏をかかれ、さらにクーデリカが受けるはずのダメージをも引き受けた、傷は非常に深い。
 感情の赴くままに戦おうとしていた、クーデリカは、その姿を目の当たりにして、頭上から冷や水を掛けられた様な気がした。赤い瞳を覆っていた憎しみの色は消えて、普段の思考力を取り戻す。
「ごめん……なさい。ありがとうございます。私の為に。おかげで助かりました」
 紐解いた禁断の断章の詠唱が生み出す癒力を無月に向けながら、クーデリカは敵への注意を逸らすこと無く、さらに言葉を紡ぐ。
「助けて頂いて、それなのに我が儘を申し上げて、恐縮なのですが、この敵だけは此処で討たせて下さい」
 正直なところ、無月には、クーデリカがそこまでして、この死神を討つことに執念を燃やすかを感情的に理解出来なかったが、直感的に叶えてあげたい気がした。
「……あなたが、そうしたいのなら、いいよ」
 時間にして数秒という短い間に、2人の間で濃密なやりとりがあったことに、攻撃に意識を集中させていた陽葉は気づかなかったが、クーデリカのただならぬ気配から、おおよその気持ちは察していた。
「僕の大切な、クーちゃんを襲うなんて、絶対に許さないよ!」
 傷ついた身体を顧みること無く、跳び上がり、突っ込んで行った陽葉の蹴りを、先ほどよりもさらに速い身のこなしで避けると、ユーディエールは嘲笑った。
「大切な。って、何かしら、定命なんだから、どうせ死ぬのよ。わけが分からないわね。無価値なものに執着するあなた方は」
 翠華が傷ついた陽葉とユーディエールとの間を遮るように、闘気の丸盾を浮かび上がらせる。
「ごめん、まだちょっと足りないみたいだけど、堪忍してね」
 気合いと共に噴き上がる闘気が、無数に刻みつけられた陽葉の傷を発光させてその大半を塞ぐ、そして責め苦を与えていたトラウマを消し去った。
(「なにこれ、ちょっと拙いんじゃないの?」)
 普通よりも強い敵を引き当てた不運に気がついて、翠華は頭が痛くなった。同時に、死神が死んだ生命体を『サルベージ』し、使役する能力をもつことを鑑みれば、嫌な想像しか出来なかった。
「くそっ、やられてばかりではないか。俺は打たれることしか出来ないのか?」
 被弾を繰り返す真也の心はざわめいた。皆の盾にならんと、思いつく限りの手を尽くした。しかし戦いは自分が思い描いていたのは違う方向に動いているように見えた。
 まずは効果が期待できる限界まで足止めを重ねる。それが、桜子とカーラが目指す所だろう。
「この飛び蹴り、絶対に当ててみせます」
「わかった!」
 地を蹴る桜子の声に機を合わせてカーラは鋼鞭振るう。
 細くも鋭い鋼の軌跡は空を裂いて絡みつき、破壊の傷跡に見えない楔を打ち込んで、足止めの効果を花咲かせる。そこに降下の勢いを加えた桜子が突っ込んでくる。
「ありがとう」
 外す筈が無いと思った。
 鋼色の無骨な刃に縛られ、裂けた黒布から白肌を晒すユーディエールに桜子の繰り出す流星の煌きが衝突する。
「雑魚かと思っていたら……、侮れないわね」
 縛めから逃れた、ユーディエールは肩で息をするようにしながら、全身を白炎で包み込む。説明されなくとも分かる濃密な癒しの気配が無数の刃で抉られた傷が、炎の中で舞い上がる灰と共に消えて、重ねられたバッドステータスも過半が霧散する。
「振り出しに戻ってしまったな?」
「違う、よく見て。すごく効いてるよ」
 苦労が水の泡と感じたカーラは失望と怒りを孕んだ目でユーディエールを睨み据える。一方、桜子は誤魔化し切れない消耗と、消しきれないバッドステータスを見逃さない。
 勝利への朧気な道筋が見えた瞬間であった。

●終わりを目指して
 何度目かの鞭の如き炎が吹き荒れる。真也も無月も良く動き耐えていたが、繰り返される列攻撃が不吉な影を落としていた。
 圧倒的に足りない、癒力を補うため、ズミネは全力で癒術を放ち続け、クーデリカも、無月も本来であれば緊急にしか使うつもりの無い癒術を使い続けていた。
 そんな中、ズミネが食らえば確実に落ちるであろう、巨大な白炎を、真也は受け止めた。彼以外には、誰一人受け止めようの無い莫大な破壊力を持つ、それが突然、直径2メートルほどの球に収斂して、その輝きの中に真也を閉じ込める。
「真也さん?」
「完全破壊できるか? やってみろ。俺の存在意義は多くの人々を救うための最強の盾であることだ――グウァアアアアアア!!!」
 万全の状態であったなら、耐えきれたかも知れない。しかし繰返し受けた斬撃に消耗した身には荷が重すぎた。白熱する炎の輝きの中で、精一杯の強がりを叫ぶ声は間も無く絶叫に変わり、頑強な身体は、逃げることの許されぬ炎球の中での灰を散らし、塵と消えて行く。
「これ以上、みんなが倒れるのを、黙って見ているわけにも行きません」
 ユーディエールは憎い。自分の手で斃したい気持ちが消えたわけでも無い。だけどその思いを叶えて貰う為に、仲間が次々と打ち斃されて行くのは、クーデリカにとって見過ごせない苦痛でもあった。
「大丈夫、気にしないで。こやつ、女王なんて自称しているけど、かなり装甲薄いから」
 少しずつでも、当て続けさえすれば、必ず打ち崩せるはずだと、陽葉は明るい声で言い置いてから、跳び上がると跳び蹴りを叩き込む。
 受け身の姿勢のまま吹き飛んだ、ユーディエールは苦痛に顔を歪ませて睨み返してくる。
「あれ、おっかしいなあ。重傷ってくらいに、かましてあげたはずだよね」
「――口の利き方がなっていませんね。決めました、次はあなたを殺して差し上げますわ」
 真也を倒す一手の為に、癒しの機会を失ったユーディエールの消耗は大きい。それでもなお打って出なければならないのは、積み重ねられた殺傷ダメージが看過できないレベルに達しつつある焦りから。
 そんなタイミングで、クーデリカの、狙い定めた筈の刃がまたしても空を切る。
「まったく、こんなのやってられ無いわよ」
 翠華の口から愚痴が零れる。唯一のメディックとして役割を果てして来たが、ユーディエールの意図が一撃一殺と変わった今、癒し続けても気休めにしかならない。
 闘気錬成。
 それでもなお、敵の強大な攻撃を食いとめられればと、無月に闘気の盾を重ねた。
 給金目当てだと、悪びれも無く言い放つ姿と、文句を言いながらも、最も危険と思われる者に癒しと盾の加護を重ね続けている姿と、どちらが本当の翠華であるのかが分からなくなってくる。
「……させない。殺させない。これ以上は、絶対に」
 白熱する業火に包まれた無月が、自身と翠華によって重ねられた加護によって奇跡的に燃え残る。
「……最悪よ。こんなことってあり得ないわ」
 ユーディエールが考えもしなかった最悪の状況が、現実となり始めていた。
 既に桜子とカーラの努力によって、重ねられた足止めは効果を上げている。ユーディエールにはそれを打ち消す時間的猶予がない。
「嫌よ、気持ち悪い、近寄らないで」
 荒々しく息をして、今までの強気態度からは想像できない、生娘のような声を出す様を目にして、ズミネの脳裏にこの死神女を無茶苦茶にしてやりたい衝動が沸き起こった。
「はい。絶交ですね?」
 手にした携帯電話に向かって、軽い調子で、言い捨てると同時、通話中のままのそれを、無造作に放り投げた。次の瞬間、周囲に満ちるのは、刹那の快楽を求め合う、歓楽街の雑踏の気配。そしてグロテクスに張り詰めた欲望が大切に隠されていた蜜壺を暴き、喰らい尽くす牙となって襲いかかった。
 そんな感じの魔法力がユーディエールを蹂躙する刹那が、スローモーションの映像が流れる様にやたら長く感じられた。
 ここまで来る間に、ユーディエールによって、どれほどの血と涙が流されたのだろうか。
 逃げだそうとするユーディエールの退路に立ち塞がったカーラの胸の内にも、怒りと切なさ、そして今日、ここで殺さなければいけないという感情が湧き上がってくる。
「覇っ!」
 気合いと共に急速に膨れ上がらせたブラックスライムが捕食モードと変わり、鋭い身のこなしですり抜けようとするユーディエールを飲み込まんとして絡みついた。
「ひっ……! いやっ、離しなさい!!」
 しかしブラックスライムはタールのように粘ついて、獲物を離そうとはしない。次第に全身へと広がって行くブラックスライムの圧力は、何本かの肋骨を砕くほどになり、ユーディエールに血の塊を吐き出させた。
「大丈夫、クーちゃん?」
 矢を番えたままの、陽葉の心配そうな声がした。
 傷ついたとは言えユーディエールはまだ健在だ。少しでも気を許せば、逆襲に転じてくるのは、火を見るよりも明らか、だから陽葉はいつでも攻撃できる様にしている。
「う、うん。やります。やらせて下さい」
 クーデリカの頭の中では、長い戦いの間に思い出してしまった恐怖が、殺したいという怒りと同じくらいの大きさにまで膨れ上がっていた。
 ユーディエールを殺した所で失われた命が戻ってくるわけでは無い。
 殺すことで悲しみを終わらせることは出来ないが、今までに起こった事件を終わりにすることは出来る。
 刹那に思いを巡らして、クーデリカは放出した満身の呪力を、手元に白い炎に収斂させた。
「大丈夫そうだね。……よし、行っておいで」
「……過剰放出、収束抜剣……! 貫き焼き尽くせ、私の炎! これで、終わりです!」
 一振りの剣と化した白炎は、あっけないほど簡単にユーディエールの身体を切り裂いて、物言わぬ骸と変えた。
 そして両膝をついて崩れるクーデリカの目の前で、激しく燃え立つ炎は、罪深い骸をひと握りの灰に変えた。

 かくして戦いはケルベロスたちの勝利に終わった。
「とにかく、クーデリカさん、あなたが無事で、何よりだったよ」
 抱きついて来そうな勢いで、掛けて来る桜子に、皆に迷惑を掛けたという後ろめたさから、クーデリカは、抱き合う直前に深々と頭を下げた。
 そんなタイミングで、ボロボロの真也が、突然うめき声を上げて、痛みに耐えるように右腕を押さえた。
「い、いや大丈夫だ。さぁ、帰ろう」
「……本当に、帰るつもり?」
 無月の突っこみが鋭かった。
 クーデリカによると、行方不明者は既に全員が亡くなっており、できる限り遺体は綺麗に整えたと言う。
 そう、壊れた遺体にヒールを掛けておけば、見た目だけは、多少は綺麗にできる。
「そうなのね、嫌な仕事をさせてしまったわね……」
 唇を強く噛みしめる姿に、翠華はそれ以上、何か言う気が起こらなかった。
 陽はまだ高く気温も高い。
 ユーディエールは倒した。此処ではもう誰も殺されない。それが勝ち取った戦果であった。

作者:ほむらもやし 重傷:雑賀・真也(裁きの時を待つ元少年兵・e36613) 
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2018年7月31日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 1/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 6
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