「お願い、私のスライムにも、活躍を……」
スライム忍者・雷霧が、汚らしい豚面の怪物どもへと懇願する。
豚……オークどもは、そんな雷霧からスライムを受け取ったのちに……押し倒し、触手を用いて……凌辱し始めた。
「「神よ……罪深き私たちを、お許し下さい……」」
礼拝堂。
その祭壇の前で、制服姿の二人の少女が、祈りを捧げていた。
校内にあるこの旧礼拝堂は、普段使われる新礼拝堂よりも古く、規模も小さい。そのため、普段はあまり人が来ない。
「……獅童沙也加。あたし……アンタみたいな偉そうなお嬢は、ぶん殴りたいほど大嫌い」
制服を着崩しているショートヘアの女生徒が、祈りを捧げつつ……隣の少女へ語る。
「……山田真紀さん。わたくしも、あなたのような、がさつで、乱暴で、野蛮な方は、大嫌いです」
もう片方は、対照的にきっちりと制服を着た、ロングヘアの生徒。
二人は、互いを見つめ合い……、
「……なのに、なぜ……わたくしはこんなに……あなたの事……大好きなんでしょう」
「それは、こっちのセリフだ。……アンタの事……好きで好きでたまんない……!」
……抱き合い、唇を重ねた。
そして、彼女たちの後ろには……。
同じように、女生徒同士のカップルが数組、祈りを捧げ……抱き合い、くちづけを交わしていた。中には、教師らしき女性の姿もある。
「……本当に、誰でしょうね。『旧礼拝堂で祈りを捧げた女の子同士のカップルは、卒業後に幸せに結ばれる』って言い出した人は」
呟く沙也加に。
「……なあ、大丈夫、かな……」
真紀が、弱気な口調で語り掛けた。
「……あたしたち、これからも一緒に……いられるのかな……」
「……努力、しましょう。たとえどんな未来が待ち受けようと……わたくしは、常にあなたと……一緒にいたいです」
「うん、そうだな……って、なんだっ!?」
どこからか、誰かが水をぶっかけられ……真紀は驚いた。
「な、なんですか!? ……って、服が!」
沙也加は、水が自分たちの服を溶かすのを見た。
それは、オークが投げつけたスライム。
そして、投げつけたオークどもは……、礼拝堂の窓や扉から湧いて出て……、
祈りを捧げていた女子たちへと、触手とともに襲い掛かった。
「こないだ、クヌギ・フォンティーヌ(比翼律動・e00438)さんが解決した、『幼女に男湯を経験させるべき』と主張するビルシャナの事件ですが」
セリカが、君たちへと今回の依頼内容を説明している。
「あの現場の近所には、それなりに有名なミッション系の女子高等学校があります」
そこには礼拝堂のある教会が複数ある。普段よく使われるのは、新しくつくられた校舎内の新礼拝堂。
そして、校内の隅の方に残されている教会内部の、旧礼拝堂。
開校当時の建築物らしく、『学校の記念』と、『建物自体の価値』の二面から、保存され続けている。
が、それ以上に、
『旧礼拝堂で祈ったカップルは結ばれる』という、学校に伝わる話の舞台でもある。
「学校は、立場上『生徒間でカップルになるのはダメ』とは言っていますが……予知では、生徒同士だけでなく、教師と生徒、教師同士のカップルも多く見られました。実際のところは、どうも見過ごされているようです」
が、年頃の少女や女性が多く集まるという事は、それだけ……オークが狙いやすい、という事でもある。
「スライムを有したオーク……大体十体ほどを確認しましたが、そいつらは礼拝堂の窓や扉をぶち破り……内部に入り込んで襲い掛かります。皆さんには、この礼拝堂に集まった女性同士のカップルを守り、逃がしつつ……しかる後にオークを殲滅していただきたいのです」
礼拝堂は、正面に大きな扉が一つ。
奥の祭壇の脇には、小さな扉が一つ。執務室に続く扉だが、そこは現在は資料倉庫であり、外には出られない。
礼拝堂の横手には、懺悔室がいくつか据え付けられている。
壁にはステンドグラスの窓があるが、高い位置にあり、そこから外に出るのは無理。
礼拝堂の中心部には、現在何も置かれていない。かつてはここに長椅子が置かれていたが、今は全て引き払われている。
「そのため、戦う邪魔になるものは無いでしょうが……女生徒たちをどうやって避難させるか、それが問題になるかと」
例によって、囮になってオークの目を引きつけ、その隙に避難誘導をする必要があるだろうと、セリカは言う。
「女生徒さんたち……ほとんどのカップルは、礼拝堂の中心から後ろ……正面扉の近くにいますが、獅童沙也加さんに山田真紀さんの二人だけは、祭壇近くで祈っています。このお二人も、何とか助け出さねばなりませんね」
避難させるのが一番いいだろうが、間に合わない場合もある。実際、女生徒たちの中には車椅子や、白杖を持つ者も居るので……避難は思った以上に手間がかかるかもしれない。
「なので、祭壇脇の元執務室の倉庫、あるいは懺悔室に、戦いが終わるまでかくまうという手もありますね。懺悔室は、一つの中に二人程度が入り込んで、扉を締め切る事が出来ますが……長くはもたないです」
ちなみにオークは、触手刺しと締め、欲望の咆哮を用いるという。
とにかく、オークの目をなんとか引いて、女生徒たちの安全を優先してください……と、セリカは締めくくった。
「いつもの事ながら、オークのこういった狼藉は許せません。神聖な場所と女性とを穢すオークどもに、然るべき報いを食らわせてやって下さい」
参加者 | |
---|---|
クヌギ・フォンティーヌ(比翼律動・e00438) |
カルディア・スタウロス(炎鎖の天蠍・e01084) |
ラピス・ウィンディア(ビルシャナ絶対殺す権現・e02447) |
狩魔・夜魅(シャドウエルフの螺旋忍者・e07934) |
セデル・ヴァルフリート(秩序の護り手・e24407) |
ロージー・フラッグ(ラディアントハート・e25051) |
草薙・美珠(退魔巫女・e33570) |
エリナ・バーンシュタイン(無表情系元事務員・e41066) |
●天使たちのプロローグ
旧礼拝堂にて。
「「神よ……罪深き私たちを、お許し下さい……」」
祈る沙也加と真紀の近く、祭壇脇に……。
「うふふ♪ きっと神様は、お二人をお許しになられますわ♪」
「ああ」
シスター姿の女性、そして同じ制服姿の浅黒い少女が。
「えっと、シスター……じゃないな、何者?」
「そちらも、見かけない方ですね……?」
二人を見て、怪しむ真紀と沙也加に、
「初めまして。新たな愛の伝道師、クヌギ・フォンティーヌ(比翼律動・e00438)と申しますの♪」
「オレはまあ、転校生ってとこかな。狩魔・夜魅(シャドウエルフの螺旋忍者・e07934)、よろしく」
と、二人は自己紹介。
「……新入りか。で……なぜここに?」
「ここは、その……本当は、あんまり人が来ちゃいけない場所、なんですが……」
まだなんとなく、警戒を解けずにいる二人に対し、
「私たちは、皆様に愛しあう事のスバらしさを、お伝えしに来ましたの♪」
その言葉と共に、クヌギは夜魅の後ろから、彼女の胸をもみもみ。
「んっ……ま、そんなとこだ」
そんなケルベロス二人に対し、
「な、何言ってるんだよ! そんな事……」
「そ、そうですよ! そんな破廉恥な……」
と、図星を指摘され、戸惑う生徒二人。
祭壇前の、そんなやり取りを、
「…………」
ローブを着たラピス・ウィンディア(ビルシャナ絶対殺す権現・e02447)が、隣の女性と腕を組みつつ見ていた。
「あの二人が、真紀さんに沙也加さんですか。……ラピスさん? どうされました?」
腕を組んだ相手……ロージー・フラッグ(ラディアントハート・e25051)が、ラピスに問いかける。
「いや……私にも、高校を中退していなければ、あんな事があったのかなと思ってね」
呟いたラピスは、自分たちの立ち位置……礼拝堂の入り口から少し入った場所を見回す。
そこには自分たちを含め、数組の女性同士のカップルが。予知通り、白杖と車椅子の少女の姿もある。
そして、礼拝堂の脇。複数並ぶ懺悔室の一つに、ケルベロスの少女二人、うち一人が入っていた。
「神様、仕える宗教は違いますが……私の罪の告白をお聞きください」
一人を外で待たせ、もう一人……草薙・美珠(退魔巫女・e33570)が、懺悔室内で罪の告白を。
「……私は、妖魔と戦う巫女。ですが……最近の私は、妖魔の前に立つと身体が熱くなり……頭も、真っ白になってしまうんです……」
実際に襲われた時の事を思い出した美珠は、
「もうすぐ妖魔が現れると思うと、今も身体が火照ってきて……」
そのまま、自分の身体を撫でまわし、
「……ああっ!」
制服の上から自分の胸を揉み、スカートの中に自分の手を伸ばし、
「……そして、勝てる妖魔が相手でも……あっ……身体が疼き……求めてしまい……」
戸惑っていたその手と指の動きが、次第に大胆なそれに。頬が赤く上気する。
「……なるほど、そのせいで負けてしまうのですね」
「……はい……って、ええっ!?」
「すみません、ちょっと覗いてしまいました」と、懺悔室内に入り込んでいたのは、エリナ・バーンシュタイン(無表情系元事務員・e41066)。
「そんなに負けているなら……」
エリナに、美珠は後ろから抱きつかれ……、
「え? ああっ!」
「……少し、練習しておきましょうか?」
自分が手で触っている場所を、エリナに触られるのを感じた。
そして、もう片手はお尻の方に。
前後の穴、それらを浅めに責められ……、
「ああっ、罪深き私を……お許しくださいっ!」
懺悔よりも、悦楽の声で……美珠は叫んだ。
そこから、ややしばらく。
「?」
ビハインド、イヤーサイレントを連れたセデル・ヴァルフリート(秩序の護り手・e24407)は、
「……敵です!」
数体のオークが、出入口を開いたのを見た。
●青い抱擁
「皆さん、急いでこちらに!」
割り込みヴォイスで、パニックになる女生徒たちを導くセデル。
「聞こえますか? こちらへ!」
美珠が白杖を持つ生徒と、その相手を見つけ、懺悔室まで誘導。
「ここに隠れていてくださいっ! 絶対に……」
絶対に妖魔には、襲わせません! と、自らの本気と本心とを込めた声で、美珠は彼女たちへ言い放った。
祭壇前でも。
「二人とも、こっちだ!」
夜魅が、沙也加と真紀を倉庫内へと連れ込んでいた。
不安そうな二人に、
「心配すんな。あいつらは、オレたちが相手する。お前らはここで隠れていろ!」
「ええ。お二人とも……こういう時こそ、互いを信じて下さいまし」
夜魅、そしてクヌギは、そう言い放った。
かつて執務室のここは、今は倉庫。あちこちに書類や各種道具が置かれている。夜魅が先刻に入り、荷物などを移動させ隠れ場所を作っていた。
「大丈夫、だよな……」と、真紀は震え……沙也加にしがみついた。
「ええ……大丈夫、です……」そう返す沙也加も、震えていた。
「オーク! こっちだよっ!」
ロージーが礼拝堂中央まで来るも、オークはほとんどこちらを見ていない。
「なら……え?」
胸を強調して、オークを誘惑しようとしたが……、
「ほら、脱いでみた方が悦ぶわよ」と、ラピスに制服を脱がされてしまった。
「きゃっ! ……って、ええっ?」
が、下着姿を見せつけたためか、オークの視線がほぼこちらに向けられたのを実感。
そんなラピスも、ローブを脱ぎ捨てて下着姿に。
「先ずは、アレの気を引かないといけないのよね……」
ロージーの方が、視線が集まりそうだけど。と、口に出さずに付け加え……、
「ほら、お前達ならコレでも十分でしょう?」と、ブラの肩ひもをずらす。
ラピスとロージーの、二人の美女。豊満で魅力的な身体が、下着姿で誘う様に立っている。
が、オークの一匹がスライムを投げつけ……、
「この程度……え?」
それを斬り捨てたラピスだが、下着に飛び、溶かしてしまった。
「ラピスさん?」
「大丈夫よ、ロージー」
下着が溶け落ち、生まれたままの体がそこに。が、それにほとんど戸惑う事なく……ラピスは霊斬刀でオークに切りかかる。
一糸まとわぬ乙女が、醜い怪物の中に躍り出て、舞いはじめた。
ほとんどのオークが、ラピスとロージーに目を奪われるも。若干数のオークが……祭壇へと向かっていく。倉庫を封鎖しようとしたクヌギに、オークの触手が巻き付いた。
「ああっ……神様が見ているトコロですのに……」
シスター服を、野蛮なるオークの触手と手が引き裂くと……露わになったクヌギの肉体を、豚面の怪物たちは貪り始めた。
柔らかな胸の双丘とお尻とを、荒々しい愛撫の嵐が襲う。屹立した股間のそれが、クヌギの身体を突き刺すと、
「あんっ!……こんなところで種付けしようなんて……野蛮すぎますわぁ……」
嬌声が上がった。
やがて。オークの数匹が、別の獲物を探し始め……。
一匹は、封鎖し損ねた倉庫に目を付け、別の数匹は、まだぐずぐずしている数人の女生徒へと目を付けていた。
●ディ・オブ・リーベ(愛の日)
「はあっ、はあっ、はあっ……」
「これで……粗方は倒せましたね」
エリナと共に、懺悔室前で数匹のオークを斬り捨てた美珠。
既に二人も、下着姿に。懺悔室に生徒たちを避難させ、その前でオークの迎撃を行った二人は……。
懺悔室の方へと向かうオークに対し、制服を脱ぐことで気を引き、倒していったのだ。少々足りなかったので、エリナは美珠の身体を少しだけ、ほんの少しだけ弄んだが。
が、新たな数匹が、祭壇の方から来る。そして、まだ懺悔室に入っていない生徒、入り口付近でぐずぐずとしている生徒たちを見つけ、そこに向かおうとした時。
祭壇の方、ステンドグラスの窓からオークが、ないしはそれを蹴り抜いた、カルディア・スタウロス(炎鎖の天蠍・e01084)の姿を認めた。
スターゲイザーにて、そのまま窓をぶち破ったカルディアは、オークを床に蹴り落し……その場に立ちはだかる。
「あ、あれは……」
生徒の数人が、雄々しく立つカルディアの姿を認める。彼女はその手に握ったゾディアックソードを振るい……豚どもを薙ぎ払った。
「……この場は私たちに任せて、振り向かずに走りなさい!」
カルディアの声が、生徒たちに響く。
「隣の人を、ちゃんと護ってあげるんですよ!」
それを聞いた女生徒たちは、彼女の戦いにうっとりしつつも……、
礼拝堂・正面扉へと向かい、外へと避難。ほとんどの者たちが、言われたとおりに『振り向かずに』逃げて行った。
その方がありがたい。なぜなら、最初の一撃で飛び散ったスライムのため……カルディアの服は溶け落ち、防具以外ほぼ全裸な状態になっていたからだ。
援護しようかと思った美珠だが、一番端の懺悔室……美珠が最初に入った、祭壇に近い場所のそこの扉に、触手がはみ出ているのを見た。
「隠れていても無駄ですっ! ……剣よ、魔を祓い清め給え!『剣の祓魔(スサノオ)』!」
邪悪なもののみを切り裂く、美珠の奥義。懺悔室の外からの一撃が、内部の本体にダメージを与えただろうと、扉を開くと……、
本体はそこに無く、触手だけが懺悔室の、司祭室への小さな窓から長く伸びていたのだ。
「いませんっ? ……さっきの触手は、罠!?」
それに気づいた時。美珠はエリナとともに……懺悔室内へと触手に引きずり込まれ、扉を閉められていた。
倉庫内。
入り込んできたオークに、
「……いや……怖い、怖いよ……!」真紀は、恐怖に動けず、
「……わ、わたくしも……」沙也加もまた、同じく動けなかった。
やがて、人の気配に気づいたオークが、荷物の陰に向かおうとしたその時。
「待ちな」
夜魅が、
「……オレが相手、してやるぜ」
制服の前をはだけさせ、オークを誘惑していた。
●背徳のソナタ
「あ、あんな……事、を……」
倉庫内。
スライムで裸にされ、オークの触手に体中を穢されるように撫でまわされ、舐めまわされ、貪られ、
そして、両胸や女性のその部分を乱暴に扱われ、無理やり快感を味あわされる夜魅。
その様子は、女性ならば思わず目をそむけたくなるものではあったが、
「……おい、お前ら。見てるか……ああっ!」
凌辱されつつも、夜魅は……沙也加と真紀、そして隠れている他の皆に、言葉を投げかけていた。
「どんなに汚されても……くっ……ああっ……それでも……愛してる人が……自分を受け入れて……くれれば……あっ……ノーカン……だぜ……ああああっ!」
だから、お前らも負けるな。たとえ身体の純潔は奪われようが……心の純潔は、誰にも奪えない、奪わせない。
夜魅の、悶えるその姿を見ていた彼女らは……。
いつしか、自分の愛する相手と、しっかり抱き合っている自分に気付いた。
そして、数度の迸りの果て。文字通り精魂尽き果てたオークに対し、夜魅の放った一撃が……引導を渡す。
「……うふふ、それじゃあ……反撃開始、しちゃいましょうか♪」
夜魅に続き。クヌギが、そして、裸になって絡まれていたロージーとラピス、カルディア、セデルが、……避難完了したと判断し、オークに逆襲。
一匹を残し、殲滅した。
そして、その残る一匹は。
懺悔室に居た。
「はあっ……ああっ、だめ……だめぇ……い、いい……」
懺悔室内にて。
改めて司祭室から入り直したオークにより、絡まれ、愛撫され、胸のふくらみを掴まれた美珠は、
「あっ! あ、あああ……」
触手と共に、その先端を愛撫され……下も弄られる。その言葉は、オークからの愛撫を拒むようで……欲しがっているようにも感じられた。
「ああ……はあっ……ん……あ……!」
豊かなエリナの胸にも、オークの触手が巻きつき揉みこんでいる。お尻の方にも触手が伸び、つうっ……と撫で上げると、自然に甘い喘ぎ声が。
その様子は、
「ね、ねえ。あれ見て」
「え……や、やだあ……」
別の懺悔室に入った、避難していた女生徒たちに見られていた。
「ふわっ!」
美珠の胸の先端に、激しい快感が。エリナと美珠の、敏感な桜色の先端をこりこりとこすり合わされたのだ。
「あ……ああっ……そ、そんな……」
いつしか懺悔室の扉は開き切り、外には女生徒たちの姿が。
「す、すごい。あんなに足を広げて……」
「あ、あそこに……あんな事を……」
彼女たちに見られながら。
「「ああっ!」」
最初の絶頂が、二人を貫いた。
●今宵はハードコア
事後。オークも殲滅、ヒールも終わり、礼拝堂は前と同じ状態に。
そのような中、
「み、見られてしまいました……」
「まあ、オークを退治できたのですから、結果オーライで良いのでは」
真っ赤になりつつ、新たに制服を借りて着替えた美珠とエリナの姿もあった。
「え、ええ。そうですね! そ、それより……なんでも、この学校に新しい伝説を作るそうですね! 素敵です!」
なんとか話題を変えようとする美珠だが、詳細は聞いていない。祭壇の前で、改めて集まった女生徒たちを目前に、美珠はエリナとともに……クヌギと並ぶ。
「皆様……」と、クヌギが説く。
「貴方達はオークに犯される事無く、好きな相手に純潔を捧げる事を許されましたの。これは神の御加護ですわ……さぁ皆で、この奇跡を祝福しましょう♪」
「皆さん、希望者には……こちらの聖具をお渡しします。これを用い……愛する相手と、結ばれましょう」
そう言うエリナは、ソデノシタより……極太で双頭の器具を取り出し、カップルたちに手渡した。
「もちろん、聖具を使わず、自身の指と口、身体のみで結ばれたい……という方々の意思も尊重します。折角の奇跡の一夜、皆で乱れて絡み愉しみましょう。仲間も生徒も教師も等しく愛し、愛されましょう♪ さあ、皆さん……」
はじめましょう。クヌギのその言葉と共に、礼拝堂内の女性同士のカップルは……全員が抱き合い、事を開始した。
「え? い、一体、何を……ああっ!」
戸惑う美珠を、エリスは押し倒し……、
「私たちも……両方の穴で、たっぷりと楽しみましょう?」
「お前らも、怖かったろ……」
夜魅は、クヌギに……オークに汚された身体を慰めてもらうかのように絡み、絡まれ、そんな自分たちの行為を、沙也加と真紀に見せつける。
「……だから互いを求めて……あっ……愛してる人が傍にいることを、実感しな……ああっ!」
夜魅の言葉を聞き、
「真紀、さん……」
「沙也加……」
二人はくちづけ、互いの身体を愛撫し始めた。
ラピスも、ロージーと互いに抱き合い、口付け、その胸に吸い付く。
そして、時折クヌギの胸にも……。
集団で、互いに愛し合うこの事態は、夜を徹して行われ。
後にこの礼拝堂には、
『旧礼拝堂で苦難に耐え、激しく愛を確かめ合った少女二人は、その愛が永遠となる』
『少女たちを守護するは、半裸の戦乙女。その加護を受ける事で、永遠に少女二人は結ばれる』
……といった、新たな伝説が定着するが、それはまた別の話である。
作者:塩田多弾砲 |
重傷:なし 死亡:なし 暴走:なし |
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種類:
公開:2018年7月15日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 2/キャラが大事にされていた 2
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