偽物に込めた本物の想い

■リプレイ

●
「シャイン、どういった指輪が良いですか？」
　婚約者へ優しく語りかけるのはブランシュヴァイク。
「……どれも素敵」
　彼が次々見せてくる蒼い石の指輪に、シャインは感嘆の溜め息。
「『ペアシェイプブリリアントカット』が好き。別名『ティアドロップ』……涙の雫ともいうのだけど、形も別名も素敵じゃない？」
「……ああ、『ティアドロップ』とは素敵な名前だ」
　ビジューに造詣の深い彼女の話を聞いて、ブランシュヴァイクも目を輝かす。
「蒼い石は、何故か『愛を深める』ものも多くてね……ブラン、知っていて蒼い石を私に見せた？　……ね、私に何故リングを？」
「蒼い石にも、様々な物があるのですね……ああ、私はこう言うのが良い」
　ブランシュヴァイクは、まるでシャインの追及から逃れるように丸く小さなラピスラズリの指輪へ目をつけた。
「ああ、穏やかな貴方にカボションタイプはよく似合う」
　ラピスラズリの深青は夜空、金色の粒は星の如く瞬いている。
「その夜空はブランで、星は私？」
　シャインが見惚れる間にも、ブランシュヴァイクは彼女の左手薬指にアクアマリンの指輪を嵌めて、
「結婚、しましょう」
　ティアドロップのセンターストーンは、本物の輝きを放っていた。

「君と出会ってからまだたったの半年なんだね」
「……まだ、実感がなさすぎるよ……許してくれ」
「最初の頃を思うと、今、こんなに君が近いのが奇跡みたいだ」
　御幸とフィストの温度差は相も変わらずだが、
「君がみんなを守るなら……僕が、君を守るよ」
　フィストの左手をそっと持ち上げ、彼女の瞳を見つめる御幸は真剣な面持ち。
「――僕と、結婚してほしい」
　左手の薬指に指輪を通して、真摯に囁く。
　『永遠の絆』『不屈』の石言葉を持つダイヤが煌めいた。
　そのまま、御幸は彼女の本当の名前を耳打ち、軽く口づける。
「この心が病んでいるうちに結婚というのも心苦しいのだが、せめて」
　フィストも御幸の薬指へ指輪を嵌めた。
　プラチナのアームに彼の誕生石シトリンが優しく光る。
「お前の気持ちに応えられるよう、努力するよ……だから」
　『愛する喜び』『繁栄』『元気な心』、これらの石言葉は御幸にぴったりで、それだけ彼の健やかな心根をフィストが眩しく思い、密かに羨んでいるのかもしれない。
「まだその言葉をそのまま返せるまで、待っててくれ」
「――うん、待ってる」
　君が心から幸せになれるように、ずっと一緒に、いるから――。
　御幸はフィストの額に自分のそれを当てて、彼女を抱き竦めた。

（「これだって僕には充分過ぎる位綺麗だし」）
　あかりが眺める左手には、きらきらと存在感を放つ縁日の指輪。
（「タマちゃんが選んでくれるならどれだってきっと『一番のたからもの』になるんだけれど」）
　今も好きそうなものを懸命に選んでくれる陣内の気持ちが嬉しくて、頬が緩んだ。
　ふと、天使の羽根のペアリングが目についた。２つ重ねると一対の羽根になるデザイン。
「ペアリングがいいのかい？」
　陣内がそっと囁き、恋人の耳を僅かに揺らす。
「でも『天使』はまだ早いな」
　呟きが聞こえたのか、上がりかけた耳はすぐに垂れた。
（「だって、これは最後の最後に渡す、とっておきのモチーフだ」）
（「……こんな風にタマちゃんの片翼になれたら良いな、と思うけど。でも、今はまだ『一緒に並んでる』には遠いから」）
　まだふさわしくないかなって——陣内の予定を知らずに落ち込むあかり。
「ねえ、耳が萎れてる」
　そんな胸中もお見通しで、陣内は言った。
「機嫌を直して、予約は承ったから」
「大丈夫、分かってるよ。耳だって、ほら」
　自分で耳を引っ張り上げて微笑む恋人へ、
「君の背にある、きらきら光る妖精の羽が天使の羽根に及ばないなんて、思ったことはないよ」
　陣内は一言つけ加えた。

「嫉妬戦士として、正義の鉄槌で悪を粉砕してくれるッ！」
　さて、愛純が最初に目をつけたのはブルローネとダダル。
「あ、なんか変な嫉妬戦士にはお帰りいただくとしまっすか、ブルローネさん？」
「え……？　嫉妬戦士さんですか……？」
　バキャッ！！
　ブルローネが困惑する間にも、見敵必殺。ダダルは獣撃拳で愛純をぶちのめしていた。
「いや……えっとですね……こちらに被害がないようでしたら特に何もしなくても良いのですが……」
　ともあれ、２人は既にあるお揃いのネックレスと別に、家で飾る為のリングを買いに来た。
「……普段は指輪はあんまり付けられないと思うので……何か飾っておけるような台座のようなものも一緒に欲しいですね……」
　とはブルローネの弁。
「……うん、じゃあ私はこのエメラルドのプロポーズリングにしまっすかね」
　ダダルは己が瞳の色でブルローネの誕生石でもあるエメラルドが澄んだ輝きの指輪に決めた。
「……では僕はこちらのガーネットのプロポーズリングにしますね！」
　ブルローネも自らの瞳の色かつダダルの誕生石、ガーネットが華やかな指輪を選んだ。
　２つの指輪を結婚指輪用のケースに並べれば、良いインテリアになりそうだ。

「指輪は、去年、にいさんに貰ったし……それに合うウェディングドレス、着てみたい、かも……」
　心なしか上機嫌に微笑んで、ドレスを選んでいるのはリーナ。
「ウェディングドレスの試着か……下着の時と同様、非常にこういう場は居心地が悪いな……」
　一方、蚊帳の外なセイヤはガイバーンと飲み物を飲みつつ待っていた。
「リーナは選ぶのは大丈夫だろうか……？　かけらもいるから大丈夫だとは思うが……」
「小檻が居た方が不安じゃ」
「……ガイバーンは今回、指輪買ったりとかするのか……？」
「予定は無いが、偶には逃げずに付き合おうと思ってのう」
「ああ、下着とかだといつもいないからな」
　と、幾ら男達が暇を潰しても、女の買い物が簡単に終わる訳はなく、
「……一昨年もかけらにウェディングドレス選んでもらった気がする……」
「胸元のお花が引き立つＡラインでしたね」
「あの時のドレスも綺麗で可愛かったな……」
　思い出話に花を咲かせて、エンジェル・ウィスパーに合うマーメイドラインのドレスを見つけるまで、かなりの時間を要した。
「……うん、綺麗になって、にいさんを驚かせよう……」
　ウイングスリーブが華やかな純白のドレスを身に纏い、リーナがセイヤ達を見惚れさせるまで、後少し。

●
「……えっ、ゆ、指輪？」
「ああ。普段世話になっているパティへの感謝を籠めて手作りしたくてな」
　そう答えて指輪作りに集中する巌の手元を、パトリシアは少し戸惑いつつも見守った。
「偽って言う字ってな？　人の為って字二つが合わさって、偽って言う字なんだぜ」
　彼女を退屈させまいとしてか、漢字が苦手かパトリシアへ教えるように、ぽつりと洩らす巌。
「本来は違うけど、俺は人の為になる優しい嘘とか、相手を傷つけない為の方便に使う偽りもあるんじゃないかって思ってるんだ」
「そういう意味があったのね。この指輪も、優しい嘘？」
　パトリシアは意地悪っぽく微笑んで問う。
「……この指輪の？　偽りはない俺の素直な気持ちさ」
　意地悪には本音と更なる意地悪が返ってきた。
「どこの指が良いかい」
「……い、イワオの好きに、はめて頂戴」
　微かに照れるも両手を出すパトリシア。
「って、俺が決めるの？」
　巌は慌てたが、残念ながら悠長に迷っている猶予はない。
「こんチクショー！！　右も！　左も！　三千世界の烏を殺してみても！　どいつもこいつもリア充や腐れアベックばっかりじゃあねえか！！」
　何故なら、嫉妬魂を燃え上がらせて復活した愛純が、まさしく鬼の形相で迫ってきていたからだ。
「うわぁ、リア充ばっかりだ。さぁ、レッツ爆破！」
　周も総帥に従って駆け出すが、
「え、あ！　知り合い見つけたんだけど！　パトリシアさんて、たしか今フリーだったような……？」
　どうやら師団の顔見知りなパトリシアに少しビビっているらしく、腰が引け気味だ。
「でも、めっちゃリア充してますよ～？」
　リオがおっとりと首を傾げる。
「い、意味は聞くなよ？」
　勢いに任せてパトリシアの右手薬指へ指輪を嵌め、その手を取って駆け出す巌。
　嬉しそうに右手を光へ翳し、煌めく光に目を細めるパトリシア。
　頰へ感謝のキスを贈るも、やはり余韻に浸る時間はなく、
「どいつもこいつも簡単に恋愛ゴッコしくさりやがって！！」
　愛純が周とリオを引き連れて襲いかかってきた。
「あ～、目に毒ってやつですね～……」
　呆れ顔になる新米嫉妬戦士リオ。
「いいかい、リオさん。こういう時は爆破スイッチを押すんだ！」
　周は最近出来た後輩に先輩風を吹かせて、リア充爆破をレクチャーしている。
「了解です～！　爆破ですね～！」
　ボカーン！
「うおおおお！　しっとぉ！」
「リア充殲滅～！」
　爆破スイッチによるエア爆破で巌達をビビらせる２人。
「あ、しっと団？　忘れてたわ！」
　焦る巌に手を引かれて、怖い怖いと笑いながら逃げるパトリシアは楽しそうだ。
「まてぇ！　逃げるなぁ！」
「ちょこまかせず、おとなしくしてくださ～い！」
　リア充に見える２人と嫉妬戦士達の追いかけっこは暫く続いた。

「え、指輪……？　えぇぇぇ！？　私聞いてないよそんなの！」
　にこにこと食えない笑顔の恋人を前に、何も聞かされていなかった李夏はがくりと脱力。
「もう……兄貴はぁ……」
「最近受験勉強頑張ってたから、その息抜きと……頑張り続けるための目標のひとつにも良いかなって思って」
「目標？」
「無事合格したら、本物の指輪もまた見に来ようっていうのは、どうかな？」
　柊夜の声に真剣さが増して、顔が熱くなるのを感じる李夏。
「本音は……李夏は僕のって印が欲しいって思ったのも、あるけどね」
「印って……もうなんで兄貴は……そういう事簡単に言えるの……こっちが恥ずかしくなってくるよ」
　思わず両手で頬を覆って照れる李夏を尻目に、
「ほら、この指輪なんか可愛いんじゃない？」
　柊夜は、白い小花を模したジルコニアが大人っぽいプロポーズリングを指して問う。
「うん……ありがとうね……大事にする」
　指輪が嵌った左手を眺め眇めつ、嬉しそうに笑う李夏。
「絶対……絶対合格するから……その時の指輪も……楽しみにしてる……だから……」
　そして、次は柊夜の方が驚くような言葉を、勇気を振り絞って口に出した。
「こっちからも……お願いしていいかな……合格したら……私を……貴方の……お嫁さんにしてください……」

「誕生石……ダイヤモンドですか。購入出来ない訳ではないですが」
　苦笑する奏星の隣、エンパイアラインのウェディングドレスを着た小檻が驚く。
「へぇ……テーパー・バゲッド・カット」
　彼女の胸を触るのもそこそこに奏星は指輪を選んで、
「前は振られちゃいましたけど、かけらさん、ダミーリングですが受け取って頂けますか？」
　ふっと顔を上げた小檻の前には、蓋の開いたベロアの小箱が。
「ダミーだけなら有難く」
　戸惑う小檻の左手薬指に指輪を嵌める奏星。
「記念に写真撮りましょう」
　一度玉砕したせいか好きな思いを隠さぬ大胆さが、彼を真摯に見せていた。

「デウスエクスもアベック達への嫉妬から爆破すべく建物を爆破——物理的に——したんだったりして……」
　蒼眞は益体もない想像をしつつヒールに励んだ後、
「……プロポーズリングでなく、そのまま婚約指輪に出来そうな値段だな……」
　自分で買う予定こそ無いものの、色んなプロポーズリングを見て回り、その値段に怯んだりしていた。
「揺れるプレートにメッセージ……面白い意匠だけど、まさかプロポーズの言葉が上手く出ない時の救済措置？」
　そして、小檻を見れば反射的におっぱいダイブするのが蒼眞のサガだ。
「ウェディングドレスを着る用の下着があってね、体のラインが綺麗に見え……聞いてる？」
　むにっ。
「腹肉を掴むなぁ！！？」
「話を聞いてるアピール……」
「確かに腹肉も目立たなくなる下着の話だけど！」
　谷間へ埋もれた頭を撫でる手が突然拳骨に変わって、蒼眞が納得いかない傍ら。
「くっ、まぶしい！　総帥！　ここはぼくらには荷が勝ちすぎます！　撤退指示を！　……総帥？」
　周は突然消えた愛純を探していた。
　彼が、いつか誰かへあげる用にとプロポーズリングを購入しているなど、知る由もなく。

●
「落ち着かないもんだな、白ってのは……いや、緊張してるのか……」
　白いタキシードを身に纏うも、微妙にそわそわするのは敬重。
　ドレスを着ためびるを前に上手い事言えるか——そんな心配も日頃恋人をリードしてる彼にしては珍しい。
（「……綺麗って、褒めてもらえるかな」）
　そして、敬重以上にドキドキしているのが、試着室の中にいるめびるだった。
　丸い頭をすっぽり包むマリアヴェール、ウエストから裾へかけて花のように広がるプリンセスラインが可愛らしくも清楚な雰囲気。
「どう、かな？」
　敬重が思わず見惚れるのも無理はなかった。
　それでもヴェールを捲り、彼女の目を見て伝える。
「綺麗だよ、めびる」
　返事のつもりか嬉しさの表れか、軽いキッスが返ってきた。
「……だって、敬重くんも、すごくかっこよかったんだもの」
（「……自分でしといてなんだけど、恥ずかしくなってきたの……」）
　驚く敬重だが、目の前でみるみるうちに朱に染まる頬を見れば、笑みも零れる。
　ヴェールがズレないよう気を配りつつめびるを抱き締めて、暫し感慨に浸る敬重。
「よし、めびるの家の人らにも見て貰えるように記念撮影をお願いするか」
　ウェディングフォトをイメージした数枚の他に、小檻と３人での写真も撮ったのだった。

「わぁ……素敵なドレスがいっぱいです～♪」
　キラッキラと瞳を輝かせ、幾つかのドレスを見繕うのは紫織。
「マーメイドかＡラインで……Ｖネックかオフショルダーか。ビスチェも良いですねぇ」
　スカートのラインにトレーンの有無、襟ぐりや袖の形、紫織があれこれ目移りして迷うのも仕方ない。
「マティアスさんっ、あなたのタキシードも見ましょうっ」
　一方。
「これが、タキシードというのですか？」
　定命化してまだ数年というマティアスは、見慣れぬ正装をまじまじと見つめている。
　何せ、結婚式の礼装がタキシードだと今初めて知ったらしい彼だ。
「あなたはどれを着ても似合いますね、紫織」
　それでも、着替えを終えて再び顔を合わせた時、自然と褒め言葉を口にできるのがマティアスその人。
「うふふ。ありがとう、マティアスさん。あなたのタキシード姿もとっても素敵ですよぉ♪」
　リボンの可愛いビスチェとすっきりしたマーメイドラインの爽やかなドレスを纏って、紫織がはにかむ。
「近い将来、本番ができるといい……」
「……いつか、本当に結婚式を挙げて、あなたのお嫁さんになれる日を。楽しみにしてますね♪」
　２人並んで立つとまるで本物の結婚式のようで、自然と思う事も重なるのだった。

「結婚ってなるとまだ早ぇのかな」
　と、宝飾店の雰囲気に呑まれているのは晶。
「でも、したくない訳じゃねぇなぁ。いずれの時の為に今からでもちらっと雰囲気的なのを味わっとこ」
　晶が殊勝な気持ちで指輪を見て回る傍ら、うずまきは楽しそうに提案する。
「そだ！　ボク、一度ドレス、着てみたいな……」
　実は晶以上に場の雰囲気へ呑まれ、その気になっていたのだ。
「いいんじゃねぇか。確か試着できるし俺も見たいから」
　そして、晶を試着室の前で待たせて、ドレスの試着に励むうずまき。
「どうかな？」
　まずはオーソドックスなＡライン。長いトレーンが華やかだ。
「いつか、こんな花嫁さんになれるのかなぁ？」
　スカートの裾を持ち上げ、うずまきが首を傾げてみせる。
（「何だろう……すげー似合ってる」）
　彼女の緊張が伝播した訳でもあるまいが、ドレス姿に見惚れて言葉を失う晶。
「こんな可愛い子と結婚できるなら、男冥利に尽きるってもんだわ」
　自然と洩れた感想に、晶は自分でも照れつつ、
「本当にやばい、ちょっと写真撮りてぇくらい」
「写真？　はわわ……！　ちょっと恥ずかしいけど」
　想い出に残したい気持ちは同じうずまきがポーズを取るのへ、しっかりカメラを向けた。

「カンナのウェディングドレス姿……絶対似合うに決まってる」
　そう信じて疑わぬ旭だから、カンナがドレスを選ぶまで幾ら待たされても苦にならない。
　うきうきと心弾ませるカンナが選んだのは、首元をレースで隠し、所々にフリルや小さな花飾りをあしらったプリンセスラインの上品なドレス。
「……似合うでしょうか？」
（「普段シンプルなものばかりなので今回は少し可愛い物に挑戦です！」）
　そんなカンナの気合いが伝わったのか、
「どうしよう、言葉にならない……月並みだけど……女神としか言えない……！」
　旭は感激して彼女の手を握り締めた。
「あ……前にプレゼントした薔薇の指輪、身につけてくれてるのか……嬉しいな……」
「本当に式を挙げているみたいです……」
　嬉しそうに微笑み合う２人。花嫁の結い上げた髪に揺れる花やロングベールが可愛らしい。
「あぁ、本当の結婚式が楽しみだな……」
「そうだ、並んで写真にとっておかなくては、大事な……宝物に」
　旭も即座にタキシードを着て、記念写真を数枚撮影。
「……って旭さん！　不意打ちは卑怯ですよっ！」
　締めの１枚では、シャッター音と同時に旭がカンナの頬へキスをして、彼女を赤面させた。

作者：質種剰	重傷：なし 死亡：なし 暴走：なし
種類： 公開：2018年6月28日 難度：易しい 参加：27人 結果：成功！
得票：格好よかった 0／感動した 0／素敵だった 0／キャラが大事にされていた 2
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