ハンバーガーショップへの竜牙兵襲撃!

作者:柊暮葉



 群馬県のとある田舎町。
 今度、新しくハンバーガーショップが開店される事となった。
 店側は前々から宣伝を行い、さらに割引のクーポンなどもこまめに配布していたため、開店の日曜には、大勢の客が集まって道路まで長い行列が並んだ。
 ハンバーガーは開店祝いにどれでも割引であるが、特に力を入れているのは「照り焼き」「フィレオフィッシュ」「チキンタッタ」の三つである。
 店の中では店長を頭に皆、張り切って開店準備を行っている。
 店の外では、今日を楽しみにしていた客達が、楽しそうにお喋りをしながら開店を待っている。
 その時、空から恐ろしい勢いで『牙』が落下してきた。
 牙はたちまち鎧兜を纏った3体の骸骨兵士--竜牙兵となり、愕然としている人々に襲いかかった。
「貴様ラノ、グラビティ・チェインヲ、我々ニ、寄越セェエ!」
 何の罪もない人々は、逃げ惑いながらも、次々と竜牙兵達に虐殺されていった。


 ソニア・サンダース(シャドウエルフのヘリオライダー・en0266)が集めたケルベロス達に説明を開始した。
「群馬県のハンバーガーショップの店の前の道路に竜牙兵が現れ、人々を殺戮することが予知されました。急ぎ、ヘリオンで現場に向かって、凶行を阻止してください。竜牙兵が出現する前に、周囲に避難勧告をすると、竜牙兵は他の場所に出現してしまう為、事件を阻止する事ができず、被害が大きくなってしまいます。皆さんが戦場に到着した後は、避難誘導は警察などに任せられるので、竜牙兵を撃破することに集中してください」


 ソニアは説明を続ける。
「出現する竜牙兵の数は、3体です。装備している武器は簒奪者の鎌です。彼らの狙いは行列の人々ですね」

 ドレインスラッシュ理力近単斬撃+ドレイン刃に「虚」の力を纏って敵を激しく斬りつけ、傷口から生命力を簒奪します。
 ギロチンフィニッシュ頑健近単斬撃+フィニッシュ刃に「死」の力を纏い、敵の首筋をめがけて振り下ろします。
 デスサイズシュート敏捷遠単斬撃+【服破り】鎌を回転させながら投げつけます。回転する鎌は敵を斬り刻んだ後手元に戻ります。
 レギオンファントム理力遠列破壊+【石化】両手の鎌に宿る怨念を解放し、亡霊の群れを敵へと放ちます。

「なお、竜牙兵は戦闘が開始されると敵に集中し、人々を襲ったり撤退するという事はありません。強さは我々ケルベロスと同程度と思われます」


 最後にソニアはこう言った。
「竜牙兵による虐殺を見過ごす訳には行きません。どうか、討伐をお願いします」


参加者
葛葉・影二(暗銀忍狐・e02830)
夜刀神・罪剱(星視の葬送者・e02878)
湯川・麻亜弥(大海原の守護者・e20324)
陽月・空(陽はまた昇る・e45009)
九十九屋・幻(紅雷の戦鬼・e50360)
名無・九八一(奴隷九八一号・e58316)
不動峰・くくる(零の極地・e58420)
レオンハルト・イェーガー(主殺し・e62565)

■リプレイ


 群馬県のハンバーガーショップが竜牙兵に襲撃される――。
 その情報を得たケルベロス達はただちに行動を開始した。

(「ハンバーガー店ですか、普段はあまり行かないですけど、手軽に食べれて便利な場所でもありますし、それはいい点ですね。この人混みですし、被害が出ない様にしましょう」)
 湯川・麻亜弥(大海原の守護者・e20324)は行列の後尾に並びながら心の中で呟いた。開店直前であるが、店の前から道路の方まで、大勢の客が並んでいる。竜牙兵達はこの行列を襲うと言うのだ。
(「沢山食べる時は割り引きを使えって言われてたから、沢山の割り引きを用意してきたよ。開店、まだかな。もうすぐかな……」)
 麻亜弥のすぐそばに並んでいる陽月・空(陽はまた昇る・e45009)は、割引のクーポンを手の中で確かめながら、バーガーショップの開店を心待ちにしていた。
 梅雨の時期だがその日はよく晴れていて、行列の人々もお喋りをしたりスマホをいじったりしながら楽しげに時間を潰していた。
 その青空に一点、不穏な光が煌めいた。
 光はたちまち巨大化しながら急降下してくる。
 人々がどよめきをあげて空を見上げる。
 怪しい光の正体は、「牙」であった。巨大なドラゴンの牙が、長蛇の列のすぐ脇、広い車道のど真ん中に突き刺さった!

「…………あ、竜牙兵さんだ。僕の朝御飯の為に早く倒れて、お腹減ってるの」
 空がぽつりと呟いた。
 甲高い女性の悲鳴が上がる。
 つんざく悲鳴の真ん中で牙はみるみるうちに鎧兜を纏った3体の骸骨兵士に変身していった。
「貴様ラノ、グラビティ・チェインヲ、寄越セェエ!!」
 骸骨兵士――竜牙兵は、手に手に簒奪者の鎌を振り上げながら罵声を張り上げ、次々と行列の一般人達に斬りかかろうとっした。

 密かに配備されていた警察官達が一斉に動き出す。警笛を吹き鳴らしながら手慣れた動きで避難誘導を開始した。

「デウスエクスという連中は本当にどこにでも現れるものだな。いつ来ても迷惑な奴らだが、とりわけ食事を邪魔をするのは許せないね。平和で落ち着いた昼食のため、全力で奴らを排除するとしよう」
 九十九屋・幻(紅雷の戦鬼・e50360)は、そう言って車道に走り出ると手早くキープアウトテープを張り巡らせた。
「避難誘導、よろしく頼む」
 すれ違った警察官に会釈しながら道路を滑るようにしてテープを貼っていく。
「警察の方、一般人の方々を頼みます」
 麻亜弥は隣人力を駆使して警察官に協力を仰いだ。
「普通の人達を守ってください」
 レオンハルト・イェーガー(主殺し・e62565)も警察官に声をかける。
「ハンバーガー、守ります。僕のおひるごはん…!」
 名無・九八一(奴隷九八一号・e58316)は、幻を手伝ってテープを貼っている。その傍らで、懸命に一般人を避難させていく警察官達にサークリットチェインを行った。

「グッ……クソっ、邪魔ヲスルカ、ケルベロス!!」
 襲撃の出鼻を挫かれた竜牙兵達が口汚く喚き出した。

「竜牙兵……恐怖を振りまき、殺戮を招かんとする、竜の手先でござるか。許せる所業ではござんらんからな。まあ、さっさと片付けるでござるよ」
 不動峰・くくる(零の極地・e58420)はガジェットである一対の巨大手甲『轟天』と『震天』を掲げながら前に飛び出た。
「人々の賑わいを隠蓑に凶行を起こそうとは、不届至極。其の極悪非道の所業、断じて許さぬ。……闇に滅せよ」
 葛葉・影二(暗銀忍狐・e02830)は一般人を庇って前に飛び出ると、冷静そのものの声で、そう告げた。
「……面白みの無い敵だな。まあ……暇潰し程度にはなってくれるか。だからと言って手加減はしないが」
 夜刀神・罪剱(星視の葬送者・e02878)は儚さと凜々しさを兼ね備えた容姿で熾天の葬送者(ゾディアックソード)を構え、前に進み出る。

 すぐにテープを貼り終えた幻と九八一が合流し、ケルベロス達は警察官と一般人を背にして竜牙兵達の前方に立ちふさがった。
「雷光団第一級戦鬼、九十九屋 幻だ。手合わせ願うよ!」
 戦闘開始を宣言する幻。
「……うるさい骸骨共でござるな? そんな鎌なんぞもって……草刈りでもするでござるか? 笑わせるでござるな」
 くくるも両方の拳を打ち合わせて高い戦意を見せつける。

「邪魔ヲスルナラバ、皆殺シニシテヤル……!」
 竜牙兵のキャスター達は素早い身のこなしで簒奪者の鎌を構え直した。
 目標をケルベロスに捕らえ直したのだろう。
 前列にいた麻亜弥、くくる、九八一も武器を取り直して身構えた――のだが。
 それよりも、Ca1の動きが速かった。
 Ca1の握る鎌が激しく回転する。車輪のように回りながら猛スピードで宙を飛び、鎌は麻亜弥に斬りかかった。麻亜弥は深海の碇剣(鉄塊剣)で鎌を跳ね返し、衝撃を殺そうとするがわずかに足下がぐらついた。
 そこに、Ca2とCa3が恐るべき速度で接近――。
 簒奪者の鎌の刃先に「虚」を宿し、右から左から麻亜弥を斬りつけた。
 流石、敵ながらキャスターと言うべきか。
 速度、正確さ、えげつないほどであった。
 しかし、麻亜弥はダメージを半減化して耐えた。

 空はマインドリングの上に光る盾を浮かび上がらせる。その盾を素早く麻亜弥の前に移動させ、彼女を癒やし、守った。
「……精々、覚悟召されよ」
 影二は辻風(螺旋手裏剣)を閃くように投擲する。辻風は空中で無数に分裂していき、竜牙兵達の頭上から、嵐のように降り注いで彼らの動きを鈍らせた。
『轟震天、重式雷撃増幅機構、稼働! 受けよ、怒號稲妻嵐!!』
 くくるはオリジナルグラビティを詠唱する。
 轟震天の内蔵機構によりグラビティで発生させた雷撃を増幅し、その巨大な両手から敵軍に放つ。
 動きが鈍った上に体が痺れていく竜牙兵達。
「邪魔しに来ました」
 九八一は高々と跳躍すると虹を纏いながらCa1の脳天をめがけて急降下、思い切り頭を踏みつけた。
「オ、オノレッ……」
 いきり立つCa1の顔面にめがけて流星を煌めかせながら重力を帯びたエアシューズがめりこむ。幻のスターゲイザーだ。
「よそ見していると危ないね!」
 Ca1は後ずさりしながら顔を抑え、それでも戦意を見せて前に進もうとする。
 ちょうどそこをめがけて流星を飛び散らせた罪剱のエアシューズが重力の重みを感じさせながら額に命中。
「……お前らは正直言ってつまらない、面白くない。見逃してやるから大人しく何処かへ消えろ。ただ殺したいからとか、グラビティ・チェインを奪う為とか、そんな下らない理由はもう聞き飽きた。もっと戦うに相応しい理由を持って来いよ」
 蹴り飛ばしながら罪剱が言い放つ。
「その身を凍らせてあげましょうか?」
 スターゲイザーに気を取られるCa1の死角から麻亜弥が接近し、卓抜した技量の一撃を入れて凍結させる。
「さぁ、猛り狂え竜よ。その炎で焼き尽くせ!」
 そしてレオンハルトが、掌に「ドラゴンの幻影」を浮かべると、猛烈な炎でCa1を焼き尽くそうとした。
 彼のボクスドラゴン、ナハトは、主人に動きを合わせてボクスブレスを吐き出した。

「貴様ラ……ドラゴン様ノ餌ニ過ギヌ分際デ……」
 満身創痍のCa1は物凄い形相で、ケルベロス達を睨み付ける。その鎌を握る骨の指がぶるぶると震えている。
「許サン!」
「殺シテヤル!」
 Ca2、Ca3も、口々に汚い言葉で罵りながら、簒奪者の鎌を振り上げると一斉にケルベロス達に襲いかかってきた。

 Ca1はしつこく麻亜弥にドレインスラッシュで斬りかかったが、麻亜弥はやはり深海の碇剣(鉄塊剣)で跳ね返し、自らの身を守った。
 Ca2は刃に「死」の力を纏い、麻亜弥の首筋に向けて簒奪者の鎌を振り下ろす。しかし間一髪、くくるが前に飛び出ると麻亜弥を庇い、ガジェットで攻撃を受け止めた。
 Ca3は麻亜弥とくくるを背後から狙う。ギロチンフィニッシュが閃く。麻亜弥は首筋を守ったが、肩口から鮮血が上がった。

「竜牙兵さん、今度降ってくるなら冷やし中華が美味しい所が良い」
 そんな事を言いながら、空はオウガ粒子を全身の装甲から迸らせる。さながら空の全身がフラッシュしたかのようにきらめき、仲間達の感覚が研ぎ澄まされ、体力が回復していった。
「舐メルナァ! 何デ我々ガ貴様ノ言ウ場所ニ落チネバナラン!」
 何だか凄く怒ってる竜牙兵。
 九八一は紙兵をばらまいて仲間達の耐性を高めていく。
 それにより活力を取り戻すくくると麻亜弥。
「おお、冷やし中華でござるか。それなら拙者は夏には水ようかんが食べたいでござるよ。竜牙兵、水ようかんの老舗に落ちるでござる!」
 くくるは縛霊手を構えるとその両手の掌から、デウスエクスを滅ぼすための巨大な光弾を生み出すと、気合いとともに発射した。光に飲み込まれ麻痺していく竜牙兵達。
 ナハトがボクスタックルを入れる。
 レオンハルトは痺れて動けないCa1へ、卓越した技量の一撃で引導を渡した。そのまま倒れ伏して動かなくなるCa1。
「キ、貴様ラ、調子ニ乗ルナ!」
 残された竜牙兵達が喚く。
 しかしそれ以上、喚かせる暇も与えずに、ケルベロス達は仕事をする。
「はっはっは、いいなぁ! それなら私はかき氷って奴が食べたいね!」
 幻の紅光(日本刀)は、美しい月を思わせる緩やかな弧を描き、Ca2を斬りつけて動きを捕らえた。
 影二は御人守(ゲシュタルトグレイブ)に稲妻を纏わせ、電光を思わせる動きでCa2を突き貫く。神経回路から麻痺していくCa2。
「地獄の炎よ、敵を焼き尽くしなさい」
 麻亜弥は深海の碇剣(鉄塊剣)に罪業を思わせる黒炎を召喚し、その業火ごと大剣をCa2へと叩きつけ焼き滅ぼそうとする。
 罪剱は熾天の葬送者(ゾディアックソード)に空の霊力を帯び、それらの傷口をなぞり上げ切り広げた。

「絶対ニ……許サナイ……!」
 骨の傷口を片手で押さえながらCa2が呻く。
「大人シク、グラビティ・チェインヲ寄越セ! ドラゴン様ノ餌トナレ!」
 Ca3も怒りに震えながら怒鳴り散らす。
 そしてCa2は体力を回復するために鎌の刃に「虚」を纏い、死にものぐるいのドレインスラッシュでくくるに斬りかかった。
 くくるは身をかわそうとしたが、生死のかかったキャスターの執念で「虚」が腕をかすめ、体力を吸収されてしまう。
 Ca3は二本の簒奪者の鎌を空に向かって掲げた。晴れた空に怨念が満ちていく。簒奪者の鎌に封じられていた怨霊が噴き上がり、灰色の靄となって一斉にケルベロス達に襲いかかった。
 麻亜弥が、くくるが、九八一が、指の先端から次々と体を石化されていく。

「降る場所は選べない?そうなんだ、上司の命令を聞くのも大変」
 そんなことを言いながら、空は再びメタリックバーストを行い、おびただしいオウガ粒子を放出して前列を守り、力を与えていく。
「爆破して、光って、回復も派手派手」
 のんびりとぼけた調子で呟く空。
 九八一は目からビーム改(メカラビームカイ)で、地獄と混沌の性質を持つ目からビームを放ち、竜牙兵達を驚愕で固めた。
 くくるは怒りを激しい雷に変換し、Ca2を撃ち貫いた。
「ガハッ」
 骨の喉から乾いた音を立ててCa2はその場に転がり、二度と動かなくなった。
『身動きも出来まい……!』
 影二は、葛葉流・螺旋醒め釘(クズハリュウ・ラセンサメクギ)を行う。
 残されたCa3へ向かい、稲妻の霊力を帯びた手裏剣に螺旋を籠めて放ち、貫いた敵の感覚神経を刺激する。Ca3の感覚は極大まで研ぎ澄まされ、鋭敏過ぎる五感が神経を錯乱させていく。石化したように動けなくなるCa3。
『海の暴君よ、その牙で敵を食い散らせ……』
 そこに麻亜弥が暗器【鮫の牙】(アンキサメノキバ)を使った。
 正しく鮫の牙を思わせる、ギザギザした暗器を袖から引き出し、Ca3を切り刻むと共に傷口を広げ骨を砕いていく。
『咲かせてあげよう、紅く染まった血の花を!』
 幻は、血染花(ケッセンカ)を用いる。
 幻自身の血を紅光(日本刀)に垂らすと、強力な雷が刀に宿る。放たれるのは必殺の斬撃。攻撃を受けた傷口から徐々に麻痺が広がっていき、体力を奪われていくCa3。
「そこまで動きが鈍れば、この技でも十分狙えるね…いくよ、ナハト!」
 レオンハルトは解き放たれよ、夜を彷徨えし竜種(ディーベフライウングナハツェーラー)を使う。
 詠唱と同時に魔導書からボクスドラゴンのナハトに魔力が流入していく。かつてのドラゴンであった時の暴力的なエネルギーが顎からビームのようなブレスとなってCa3を貫いた。
『――貴方の葬送に花は無く、貴方の墓石に名は不要』
 零刻弔(フェルマータ)。
 罪剱はCa3の時を数瞬きの間、止めた。
 永続された刹那、永遠に昇華された停滞。纏う世界の絶対静止。
 そして罪剱は星視の葬送者(簒奪者の鎌)を掲げ、Ca3の髑髏を刈り取った。
「……討伐完了」
 影二が周辺を確認し、小さく呟いて辻風を懐に納めた。


 戦闘後、ケルベロス達はヒールと片付けを行った。
 特にくくるは癒やしの拳で活躍していた。その後、どこからか取り出した煙管で煙をくゆらせた。
「あとは、ハンバーガーショップでお食事して行きたいですね。フィレオフィッシュが食べたいです」
 麻亜弥がそう言った。
 ちょうどそのころ、警察官が避難させていた行列の人々を道路の方へ戻し始めていた。麻亜弥を始めケルベロスの有志は行列に並んでハンバーガーを食べて行く事にした。
「勿論、ハンバーガー全種類、サイドメニューも頼んで美味しく頂くね。……これがハンバーガー。手軽で忙しい時とか凄く便利そう」
 空は、元々ご飯目的で依頼を受けたのであった。旺盛な食欲を見せて頼んだものはもきゅもきゅと全て食べきり、店のアンケートにかきかき。
『ボリュームが足りない』
 空に負けない食欲を見せたのが九八一であった。
「ぶっ飛ばした後の、ご飯は、格別、です」
 通算百個目のハンバーガーを食べつつそう言い放つ九八一。店員は苦笑いしながら見ているばかり。
「偶にはこういう店での食事も良いですね」
 そんな仲間を見て麻亜弥は微笑んだ。
 影二の方はぶらりと群馬県の観光に向かった。何人かはハンバーガーではなく観光を楽しんだようだった。

 こうして事件は解決し、ケルベロス達は普通に暮らす人々の平和を守り、自らにも癒やしを与えたのであった--。

作者:柊暮葉 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2018年6月20日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 2/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 0
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