スーパーの野菜売り場の主婦を襲う者たち

作者:塩田多弾砲

「私のスライムも、一緒に連れて行って、活躍させてください!」
 暗いその場所で、忍者……のような姿の少女が、オークの集団へと半透明のぶよぶよした塊を手渡していた。
 オークらはそれを受け取るも……持って行ってやるかわりにと、ある事を要求した。
 ……お前の身体で、楽しませろと。
「えっ……あっ、いやっ……ふああっ……」
 彼女の返事を待たず、触手が手足を拘束し、触手の先端が服の中に入り込む。そして触手は、少女の身体を撫でまわし、無理やり快楽を注いでいく。
「いやっ、やめて……ふあっ! あっ……ああああっ!」
 少女……スライム忍者・雷霧は、オークに、その触手に狼藉され、喘ぎ、悶え……快感の嬌声を上げ続けた。

 その場所は、明るかった。
「……ふう、またしばらくの間、出張なんて」
 主婦、朝比奈里美。彼女は今、いつも利用しているスーパーの野菜売り場に居た。
「あの人、優しいし、収入も良いし、誠実で浮気なんかしない人だけど、夜の方がちょっと淡泊なのよねえ……」
 おかげで、一人遊びの悪い癖が再発してしまった。
 籠の中に入っているのは、今日のバーゲンセール品……人参、茄子、胡瓜、大根やゴーヤもある。それらは太く長い、立派なもの。
「あら、朝比奈の奥様。野菜多いですわね」と、近所の主婦友が話しかける。
「ええ。やはり食生活は肉よりも野菜多めの方が健康的ですからね」と、返答する里美だが。
 彼女は頬を、少し赤らめていた。
「夫は出張で、一週間は帰ってこないし。早くこの野菜、『食べて』みたいわ……」
 でも、浮気するよりかは良いわよね。彼女が小さく呟いた、その時。
 スーパーのあちこちに、オークが出現した。
 現れたオークは、まず最初に半透明の塊を投げつける。それは里美を含めた女性たちに命中し、その身体にまとわりついた。
「え……きゃああああっ!」
 里美はすぐに悲鳴を上げる。その半透明のぶよぶよに体をまとわりつかれた事もそうだが、それが服を溶かしたのだ。
 周囲の主婦や女性たちも、同じ目に遭っていた。スライムが女性たちの服を溶かし、強制的に裸に剥き続けている。
 やがてオークは、彼女たちに触手を伸ばし始めた。
「ええと、エリナ・バーンシュタイン(無表情系元事務員・e41066)さんたちが解決した、水泳教室に通う主婦さんたちをおそうオークの依頼だけど。またオークの事件が起こるの。主婦さんが、スーパーでおそわれるみたいなのね」
 ねむが、予知した内容を君たちに説明する。
 今回も同様にオークが出現。しかも出現場所は、利用者が多いスーパーマーケット『スーパーライズ』。
 昼過ぎの夕方前で、その時間帯の利用客はほとんどが専業主婦。そしてその時間帯に同スーパーは野菜のバーゲンセールを行っており、朝比奈里美はそれを狙い来店していたらしい。
 オークたちは、この時間帯を狙い、ここに現れたというのだ。
 現在、野菜売り場に限れば、居るのは女性客のみ。若い主婦らしき者がほとんどだという。
 事前に避難させると、別の場所に出現してしまい被害を防げなくなる。それゆえに女性たちの避難は、出現後に行う必要がある。
 避難が完了していない場合、オークに捕まり悪戯……触手で狼藉されてしまうので、避難は可能な限り行わなければならない。
「……でも、今回はいつものオークの依頼と、ちょっと違うところがあるの」
 それが、オークが有している『スライム』、それも『服だけを溶かすスライム』。
 それを用いるらしい、との事。
「オークは、見た限りでは10体くらいはいたの。触手で締め上げたり、刺したり、溶解液で服を溶かしたりするみたいだから、注意してほしいのね」
 現場、『スーパーライズ』は三階建て。一階は駐車場、二階と三階が売り場で、生鮮食品を扱うのは二階。入口の大き目のエスカレーターと、駐車場からのエレベーターで二・三階と行き来できる。
 そして、二階に上がってすぐ目の前に野菜売り場がある。レジ、および他の食品……肉や魚、冷凍食品や総菜などの売り場は、まずこの野菜売り場を通らないと向かう事ができない。
 野菜売り場は、壁の棚と、売り場を仕切る大きな棚、そして売り場中心部に細長く低い商品棚が縦に3~4つ並び、それらに野菜が並べられているとの事だ。
「オークは野菜売り場以外にも隠れてるかもしれないので、そちらも注意なの」
 そして……と、ねむは付け加える。
「スライムは、服をとかしちゃうときえちゃうので、もちかえる事はできないの。だから、たたかう必要はないのね。それに、ケルベロスの装備は溶かせないみたいだから、安心してなの」
 もっとも、油断しないように事に当たる、という点は、いつものオーク依頼と同じ。
「オークをゆるしちゃだめなの、みなさん、お願いしますなの」
 そう言ってねむは、君たちへと頭を下げた。


参加者
赤堀・いちご(ないしょのお嬢様・e00103)
カルディア・スタウロス(炎鎖の天蠍・e01084)
秋芳・結乃(栗色ハナミズキ・e01357)
ステイン・カツオ(剛拳・e04948)
雪代・更紗(熟れた花・e29464)
シシル・グランツ(爆裂疾走突貫娘・e38659)
エリナ・バーンシュタイン(無表情系元事務員・e41066)
シャイン・セレスティア(光の勇者・e44504)

■リプレイ

●淫奔(いんぽん)でもニンジン
「二枚でもサンチュ、三個でもショウガ、四本でもごぼう……」
 などと、鼻歌を歌っている朝比奈里美の元に、
「あら、お野菜がいっぱいですね?」
 エリナ・バーンシュタイン(無表情系元事務員・e41066)が語り掛けた。
「ええ、ちょっとお野菜を色々と味わいたい、と思いましてね」
「いいですよね、『太く』て『大きな』お野菜。……『どう食べても』おいしいですし、ね」
 里美がカートに入れた『野菜』を見て、唇をぺろり……と、舐めるエリナ。
「ええ。……ついつい夢中になってしまうのが、ちょっと困りもの、ですが」
 その言葉から、エリナは見た。何かを察したかのように、里美が顔を赤らめたのを。
 健康的に引き締まった豊満な肉体は、女盛りのそれ。成熟していると同時に、少女の清らかさも感じさせる。そして、……どこか『持て余した』感も。
 彼女と世間話をしつつ、エリナは周囲へと目をやった。
 ここは二階の野菜売り場。三人の仲間が、一般客に紛れ……オークを待ち受けている。
 野菜売り場の、学生服姿の少女……、
「ふふん、所詮オークやスライムなんて、よくあるゲームやファンタジーでは雑魚モンスター。勇者である私の敵ではありませんね!」
 彼女、シャイン・セレスティア(光の勇者・e44504)が呟く。
 彼女の近くにも、買い物客……を装った少女。
「そ、それにしても、本当に、太くて、しっかりした、お野菜……」
 豊満すぎる大きな胸の彼女の名は、雪代・更紗(熟れた花・e29464)。エスカレーターの踊り場には、彼女のオルトロス・シャドが、飼い犬よろしく待っている。
 野菜売り場から離れた、二階の奥では。
「今日の私は、武装と装備で身を固めているのです。豚如きに遅れはとりません!」
 自信たっぷりの、シシル・グランツ(爆裂疾走突貫娘・e38659)。
 オークが現れたら、エリナとシシルが囮になって、更紗とシャインが避難誘導。その後で、オークの群れを皆で殲滅。
「……というのが、二階で待機している私たちの作戦ですが……」
 そんな事を考えつつ、エリナは……三階と一階の仲間たちへと想いを馳せた。
 三階では、
「赤堀さ~んっ! この間ぶり~♪」
「ひゃああっ!?」
 エスカレーターを上がってすぐ、酒類の売り場。
 秋芳・結乃(栗色ハナミズキ・e01357)が、可憐な美少女……に見える『彼』、赤堀・いちご(ないしょのお嬢様・e00103)に、抱き着いていた。
「ふにゃ~、この感触、いいわあ♪」
 と、頬をすりすり。
「あ、あの……結乃さん、恥ずかしい、です……」
 などと言ういちごではあったが、本心はそれほど嫌でもなく。
「あらあら、女の子同士でまた仲が良い事」
 そして、酒類売り場から奥、衣類の売り場には、ノースリープのパーカーに、非対称なジーンズとガーターを身に着けている女性、カルディア・スタウロス(炎鎖の天蠍・e01084)の姿が。
「……へえ、パンツがセットで……この値段? 結構安いわね」
 買おうかと迷うカルディア。その頃、一階の駐車場では。
「おおっ、いい男っ!…………って、女かよ」
 アルバイトの制服姿のステイン・カツオ(剛拳・e04948)、浅黒い肌のドワーフの女性が、オークに対し警戒中。
 なんとなく発生したイラつきを、オークにぶつけたろうと決意する彼女だった。

●アタック・オブ・ザ・エロス・トマト
「「!?」」
 三階、調味料コーナーにて。
 結乃といちごは、オークの存在を確認した。
「きゃあっ!」
 三階の主婦や客たちが、それを見て悲鳴を上げる。が、
「あんたの相手はこっちよ!」
 そう言い放つ結乃。
「皆さん、こちらです!」
 そして、結乃から離れたいちごが、二階と一階へ続くエスカレーターへと客たちを誘導。
 が、また別のオークが、戸棚の陰から現れる。
「くっ……さあ、来なさい!」
 カルディアが、そいつに近づいた。恥じらいつつ彼女は胸元を開け……オークの目を奪う。
「結乃さん、カルディアさん。ごめんなさい、少しだけ頑張ってくださいっ……」
 そう祈るいちご。
 そして、二階でも。オークの群れは同様に発生していた。
「来たのですね! さあ、卑劣で不埒な汚豚さんたち! 貴方達の悪事も此処までです!」
 と、シシルは『光の翼』を広げ、まるで孔雀のようにアピール。数体のオークが、それに注目した。
「え? 一体、何が……」
 狼狽える里美に、
「里美さん、逃げて下さい。更紗さん、シャインさん、お願いします」
 エリナは二人に里美を託し、取り出したリボルバーで威嚇射撃。
「どうやら、避難誘導は上手くいきそうね……」
 客たちを一階へ誘導しつつ、シャインはそう判断した。
 一階でも。
「さあ、慌てないでくださいませー! 車や物蔭には近づかないでくださいよー!」
 上階から降りてきた一般人たちの避難誘導をしている、ステインの姿が。
「どうやら、この場所にオークは……って、ん?」
 ステインは見た。オークが一階駐車場の奥から、こちらに向かい走ってくるのを。
「ったく……ムカつくからぶちコロがして……」
 ぶっ殺す。小さく呟き、ステインは突進し、その勢いのまま、身体を回転させつつ突撃する。
『スピニングドワーフ』の一撃が、オークの触手を払い、そのまま直撃弾となって、オークを貫いた。

 二階、冷凍食品売り場。
「ひ、卑怯者ッ!」
 などと言葉を投げかけるシシル。ヒールドローンは叩き落とされ、手足も触手に縛られている。
 そんな彼女へ……オークはスライムを見せつけた。
「くっ、なんて卑劣な! するならとっととするのです!」
 そう、卑劣な戦略に陥り、シシルはこうなってしまった。平たく言えば、逃げるオークを『光の翼』で飛びつつ追っていたら、突然棚から伸びてきた触手を除けきれず、こうなった。でも絶対、自分が調子に乗ってたわけではない、はず。
 オークがスライムを投げつける。それはシシルの服にまとわりつき、彼女の服を溶かし……身体から拭い去っていった。
「ひゃっ! ……くっ……こんな……ッ!」
 徐々に服が溶け落ち、自分の両胸や、大事な場所が露わに。繊細な自身の胸、その先端が露わになると……オークは嬉しそうに、そこを触手の先端でくすぐり始めた。
「ひうっ!……ま、負けません……オークに、なんて……ああっ!」
 更に、シシルの身体の各所を、オークは撫でまわし始めた。
 感じやすい両胸とその先端、そして、へその下の翳り……。それらが撫でまわされ、こすられると……、
「ま、負けませ……負け、あ、ああああっ!」
 触手に捕らわれ、背中を反り返らせ……快感の絶頂に押し上げられた。
 そして、総菜売り場でも。
「や、やめてくださいっ……」
 懇願する更紗。彼女は、オークに襲われ、ワゴン上に乗せられていた。足を広げ……胸や股間を見せつけるような姿で拘束されて。
 スライムを投げつけられて、たちまち服が溶け落ち、豊満すぎる巨大な両胸が露わに。近くの売り場に並ぶプリンのように、胸は柔らかそうに揺れる。
「あっ……し、下の方も……やあっ、み、みないで……くださいぃ……」
 言葉と裏腹に……身体の方は待ち受けていたかのように、見られただけでひくひくしている。その期待に答えんと……数匹のオークが触手と自身の手や指で、更紗を乱雑に愛撫し始めた。
「ふあっ! あっ……ああっ、あひっ!」
 ワゴンの上で、爆乳な胸が揉まれて歪み、下の口がスライム以上に水気を帯びる。
「いい、です、もっと……あっ! あっ、あっ、あっ……あああっ!」
 悦びの声が上がる。きつく揉み上げられた双丘の先端から、白い液体がほとばしり、乳製品コーナーに降り注いだ。

●魅少女サラダ・コース
「結乃さん、どこに……」
 三階。いちごは、彼女を探して右往左往していた。
 結乃とカルディアは、三階で囮になり、その隙にいちごが避難誘導を行う、そういう段取りだったのだが……。
「んうー……んんー……」
 結乃を発見した。日用雑貨の売り場にて、二匹のオークの餌食にされていたのだ。服はスライムによって溶かされ、両手首は触手に拘束され……喉と菊門の両側に、触手を深く挿入されていた。
 二匹のオークはいちごを一瞥するも、すぐに無視。
「あっ……ああっ……」
「や、やめてぇ……」
 逃げ遅れたとおぼしき、店員と主婦らしき女性二人。彼女らを自身のモノで貫いていたのだ。
 助けなきゃ……結乃さんも、あの人たちも!
「ま、待っててください。今助けます!」
 いちごはまず、結乃に飛びついた。触手を掴み、ゆするが、びくともしない。
 喉奥に、お尻……結乃にとって、感じやすい、敏感な場所。それらが、ゆすられて刺激される。
「もう少しだけ、我慢してくださいねっ……!」
 助けようとして、ぐりぐりと触手を動かすいちごによって……、
「んんんん―――!」
 性感帯を刺激された結乃は、細かく身体を痙攣させ、そのまま絶頂に。
 そして、それを何度か繰り返した結果。
「……ぷぁ……」
 数度の絶頂の果てに、弛緩した結乃の身体から、触手を抜く事には成功。
 結乃を抱き起そうとしたいちごは……、
「赤堀、さん……」
 彼女から、抱きしめられた。
「………」
 裸の胸に抱きしめられ、目前には胸の頂が。サキュバスであるいちごは……本能的に、それに吸い付いてしまう。
「……あああっ」
 結のは再び、快感で痙攣。そして今度は、下の口から潮を吹く。
「……はっ! すみません、つい……」
 正気に戻り、赤面したいちご。
 顔を振った彼は、この状況を何とかしなければと、考えを巡らせ始めた。
 そして、カルディアは。
「な、何だこれは!
 エレベーター内に取り残された者がいないかを確認中、中に入った途端……スライムに天井からのしかかられ、服を溶かされた。
 脱出するより前に、三体のオークに入り込まれる。
「なっ……や、やめろっ!」
 手足を触手で拘束され……身体が弄ばれる。触手だけでなく、手で揉まれ、指で敏感な部分を撫でられ、摘ままれ、口や舌が彼女の肌を嬲っていく。
「あっ……だめっ……や、やめてぇ……っ!」
 敏感な部分を、舌に舐め転がされ……。
「んむぅっ! ……んんーっ!」
 自分の口と、花弁と菊門、三つの穴に……オークの太いそれが、無理やり入り込んできた。
 凶悪な快感が、苦痛と共にカルディアを蹂躙していった。

 二階。野菜売り場。
「必殺、勇者斬!」
 シャインはごぼうを手にして、オーク数体と戦っていた。
 避難完了後、オークと戦おうとしたものの、彼女は思い出した。
『剣は目立つから、置いてきた』という事を。
 かくして、野菜売り場から数本のごぼうを拝借、それを武器代わりに振るうものの……、
「えっ……きゃあっ!」
 物陰から投擲されたスライムを浴び、シャインの服が溶け落ちる。
 そのまま、触手が彼女の両手首に、そして両足首に固く巻き付くと……、手足を大の字に、大きく開かされた。
「なっ! 放して!」
 そんな懇願など、オークは聞くつもりはないとばかりに……先刻まで振るっていたごぼうを……シャインの露わになった大切な場所に『ずぶり』と突っ込む。
「!!」
 痛みと衝撃、屈辱と苦痛、そして……快感。初めてのそれらの感覚が、シャインを襲った。
「やっ、だめっ! そんなことに入りませんっ!」
 更なる懇願も無視され、奥へと付き入れられ……、
「そんな……ハジメテ……なのに……あっ……あああああっ!」
 呆然とするシャインを、犯され続けているシシルと更紗は、横目で見ていた。
 その頃、エリナは。
「エレベーターは……中は大丈夫でしょうか?」
 内部にオークが潜んでいないかを確認しようとしていた。
 チン……という音とともに、エレベーターの扉が二階にて開く。
「……!」
 内部は、まさに阿鼻叫喚の様相。
「んっ……んっ、んっ……んうーっ!」
 そこには、カルディアがいた。服をスライムで溶かされ、三匹のオークに、口と前後の三つを塞がれ、白濁まみれになった彼女が。
 扉が開くと同時に絶頂し、オークのモノが抜け……どろりとした白濁液が花びらからこぼれ落ちた。
 そのまま弛緩した身体は……彼女を放尿に誘う。
「きゃっ!」
 弧を描いた黄金水が、偶然にエレベーターの開いた扉の前に居た、エリナの顔に引っかかってしまった。
 オークは、更に彼女を蹂躙しようと試みるが……。
「いい加減に、して下さい」
「……このおっ!」
 エリナのリボルバーと、カルディアがなんとか自力で振るった剣により、葬られていった。

●レッツ、お野菜! ほらほら野菜が食べたくな~る(性的な意味で)
 その後。エリナと、なんとか回復したカルディア。そして同じく、いちごにより回復した結乃と、オルトロスのシャドと、一階から昇って来たステイン。彼女らの活躍により……オークは一掃。
 ヒールも施され、状況は終了したが……まだ『終わっていない』者、『終わらせたくない』者も、ちらほら。
「その……これから、野菜を『大人の食べ方』で食べようかと思うのですが、どうでしょう?」
 そう誘う里美にステインは、
「いえ、そういうのは遠慮させていただきます。ただでさえ見えない婚期がさらに遠のきそうでございますので」
 と、拒否。
 いちごも、結乃がぐったりしてるので遠慮。
 かくして、彼女ら三人以外は……里美の家に呼ばれ、そこで……太くて大きい野菜を、味わっていた。
 下の口で。
「はあっ、はあっ……こ、この大根……大きすぎ……ああっ!」
「ああっ……うふふ、人参より、いいでしょう? ……ふああっ!」
 エリナは大根を、里美人参を、後ろの穴にそれぞれ入れていた。
 そして、前の穴には太目の胡瓜を。二人のそこは、嬉しそうに胡瓜を咥え込み、呑み込み、二人を繋げていく。
 そんなエリナと里美の胸や唇に、
「んっ……れろっ……ちゅっ……」
 カルディアはむしゃぶりつくように吸い付き、甘噛みし、舌先で転がす。
「「あっ、あっ……ああっ……え?」」
 二人は快感に背中を反らせると……その拍子に、『そこ』に入っていた胡瓜が折れてしまった。
 まだ、絶頂に至ってない。何か野菜は無いかと見回すと、
 太い茄子やズッキーニは、更紗の前後に入っている。
「はあっ、あん、あっ……や、野菜って、おいしいんですね……ふあっ!」
 喘ぎながら、自分の胸を揉む彼女。
「ふああっ……もっと……もっとぉ……ああああっ!」
 四つん這いになったシャインも、火照った身体を冷やすべく、前後に凍ったバナナを。
「……これ、いかがでしょう」
 欲情したカルディアの手には、荒々しいイボのゴーヤ。それをエリナは、胡瓜が入っていた自分のそこに入れると……、
「ああああああっ!」
 体内を、抉られるような快感が。
 里美とともに、それで繋がり動き……、
 エリナは、野菜の持つ力を、その身体で存分に味わい……果てた。

作者:塩田多弾砲 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2018年6月14日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 4/キャラが大事にされていた 3
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