邪恋

作者:紫村雪乃


 沢野明美はじっと二人の男女を見つめていた。
 彼女は高校生で、やや翳があるが、美人といっていい顔立ちをしている。二人の男女のうち、男は英語の教師で名は栗田誠といった。女は音楽の教師で、名は山岡由美という。
「……あの女さえいなければ」
 明美は血の滲むほど唇を噛み締めた。
 そう。明美は誠に恋していた。が、その恋が実ることは決してなかった。誠には由美という恋人がいたからだ。その事実は秘密であり、知っているのはストーカーと化している明美だけであった。
「あなたからは、初恋の強い思いを感じるわ。私の力で、あなたの初恋実らせてあげよっか」
 声がした。驚いて振り向いた明美の眼前、女子高生らしき少女が立っている。
「誰?」
「ファーストキス」
 名乗ると、するすると近寄り、ファーストキスは明美にキスした。
 魅力的なキスであった。明美が恍惚とする。するとファーストキスは明美の胸に鍵を突き刺した。
 一息、二息。
 倒れた明美の傍らに女が現出した。明美によく似た少女だ。が、さらに邪悪で美しい。
「さぁ、あなたの初恋の邪魔者、消しちゃいなさい」
 ファーストキスはニッと笑った。


「日本各地の高校にドリームイーターが出現し始めたようです」
 セリカ・リュミエール(シャドウエルフのヘリオライダー・en0002)はいった。
「ドリームイーター達は、高校生が持つ強い夢を奪って強力なドリームイーターを生み出そうとしているらしいのです」
 今回狙われたのは沢野明美という女子高生。初恋を実らせたいという強い夢を持っていたようだ。
「その少女から生み出されたドリームイーターは強力な力を持ちます。けれど、この夢の源泉である『初恋』を弱めるような説得ができれば、弱体化させる事が可能となります。対象への恋心を弱めても良いし、初恋という言葉への幻想を壊すのもいいかもしれません。うまく弱体化させる事ができれば、戦闘を有利に進められるはずです」
 ドリームイーターが襲うのは由美の帰宅途中。一人になった瞬間だ。おそらくは夜の街路になるだろう。
「ドリームイーターはブラックウィザードのグラビティによく似た業を使います。威力は桁違い。注意が必要です」
 セリカは肩をすくめてみせると、
「邪恋はよくありません。でも恋は恋。その夢を奪って、ドリームイーターを生み出すことは、やはり許せません」
「恋、ねえ」
 妖しく女が笑った。和泉・香蓮(サキュバスの鹵獲術士・en0013)である。
「面白そうね。私もいくわ」


参加者
ネロ・ダハーカ(マグメルの柩・e00662)
ラインハルト・リッチモンド(紅の餓狼・e00956)
楡金・澄華(氷刃・e01056)
コクマ・シヴァルス(ドヴェルグの賢者・e04813)
盟神探湯・ふわり(悪夢に彷徨う愛色の・e19466)
ユーディット・アルニム(装甲砲士・e29597)
アルシエル・レラジェ(無慈悲なる氷雪の弾丸・e39784)
アーシャ・シン(オウガの自称名軍師・e58486)

■リプレイ


 夜の道を女が歩いていた。街灯のみが光源である薄暗い夜道だ。
 女の名は山岡由美。高校の女教師であった。
「初恋か…淡く切なく…儚いものですよね」
 由美の背を見つめ、ラインハルト・リッチモンド(紅の餓狼・e00956)ははぽつりとつぶやいた。その鮮やかな紅瞳は、どこか遠くの思い出を探るように薄く輝いている。ウルフドッグのウェアライダーであるこの若者には、過ぎた時のむこうにおいてきた悲しい思い出があるようだ。
「初恋が横恋慕ねえ」
 アーシャ・シン(オウガの自称名軍師・e58486)は苦く笑った。オウガの娘であるが、そうすると可愛らしい顔立ちであるので少女のように見えなくもない。無造作にポニーテールの髪を手で払うと、アーシャは続けた。
「誰かが惚れ込んでる相手なら、それだけ魅力的にみえるんでしょ。隣の芝生は青いって奴? でも、原石を磨いて宝玉を得るように、恋で相手を変えるのも……相手を稽古で鍛えるみたいで楽しそうだと思わない?」
「貴方は自信があるのね」
 ほとんど裸体といってよい凄艶な娘が微笑んだ。和泉・香蓮(サキュバスの鹵獲術士・en0013)である。
「自信?」
 アーシャは首を傾げた。自信があるかどうかなど考えたこともなかったからだ。ただ、やる。強い相手なら、もっとやる。困難な状況ならさらにやる。アーシャの思考は実に単純であった。
「そんなものないけど……それより相手が学生って聞いたら、何か対抗したくなると思わない?」
 アーシャはくるりと身を回転させた。制服のスカートの裾がふわりと翻る。
「まあ、対抗したら相手から敵認定されて、狙われるかもしれないけど」
「そうなったら、ふわりが守ってあげるのー」
 人形のように綺麗な少女がアーシャに抱きついた。盟神探湯・ふわり(悪夢に彷徨う愛色の・e19466)である。
「恋、か…」
 由美の背を見つめつつ、楡金・澄華(氷刃・e01056)はため息に似た声をもらした。生真面目そうな美貌がわずかに翳っている。
「恋は盲目とよく聞くが…さてさて」
「どうしかしたの?」
 澄華の表情に気づいて香蓮が問うた。すると澄華は自嘲ぎみに笑ってみせた。
「色恋には縁がなくてな」
 澄華はこたえた。
 軒猿。戦国大名であった上杉家子飼いの忍び集団である。その軒猿の上忍の末裔が澄華であった。幼い頃から忍びとして仕込まれた彼女にとって恋愛などしている余裕はなかったのだ。
「純粋なお付き合いなど、経験皆無だ。いいのかどうかは分からんが、女性から告白されてしまったことなら何度かあるが…」
「わたしもよくわからん」
 ユーディット・アルニム(装甲砲士・e29597)が抑揚を欠いた声をもらした。その声音といい、白磁の肌の綺麗な顔といい、人形を思わせる美しい娘である。が、その端正な顔立ちとは裏腹に身体は肉感的であった。
 薄いフィルムスーツをまとっているせいか、身体の線がよく浮き出ている。形の良い乳房も、その先端の乳首も。
「ヒトに関することで恋心ほど、理解できないものはないな。それに横恋慕というのも…」
「貴方も恋愛経験が少なそうね」
 ふふ、と香蓮は微笑った。
「ああ」
 無愛想にユーディットはうなずいた。レプリカントとして心を得た日の浅い彼女は恋など知らない。
「恋とはどのようなものか、理解できない」
「それは、貴方が頭で考えているからよ」
 近寄ると、香蓮はユーディットの乳房の上を人差し指で突いた。
「恋はここで感じるものなの。それから」
 つつう、と香蓮は指を滑らせた。くるりとユーディットの乳暈あたりに円を描く。それだけでユーディットは身をよじれさせた。信じられぬ香蓮のテクニックである。
「ここ」
 香蓮は指先でユーディットの乳首をぴんとはじいた。ああん、と喘ぎ、ユーディットは尻をついた。立っていられなくなったのだ。
 そのユーディットを、さらには香蓮をコクマ・シヴァルス(ドヴェルグの賢者・e04813)は先ほどじっと見つめていた。いや、じっとではない。身悶えしつつ。香蓮の豊かで艶かしい裸身は男にとってあまりにも刺激的であったのだ。
「ふん」
 アルシエル・レラジェ(無慈悲なる氷雪の弾丸・e39784)は鼻を鳴らし、その秀麗な美貌をわずかにしかめさせた。
「恋だの何だのめんどくせーこって」
 面倒そうにいうと、大人びた仕草でブラウンの髪をかきあげ、アルシエラは値踏みするように他の十人に視線をはしらせた。目がとまったのは香蓮と安海・藤子(道化は嘲笑う・e36211)、そしてクレーエ・スクラーヴェ(白く穢れる宵闇の・e11631)である。余人は知らず、この場においてアルシエラが信用しているのは香蓮と藤子、クレーエの三人だけであった。特に藤子とは悪友のような間柄である。
「恋とは難儀なものよな」
 ネロ・ダハーカ(マグメルの柩・e00662)は慨嘆した。若い娘に似合わぬ傲然とした口調で。それから透徹した眼差しを由美の背に注ぐ。
 恋とは良きものだ。そうネロは思う。花は、やはり咲き誇る頃が一番美しい。
 が、時に花も狂い咲く。花の場合は戯れと笑もこぼれようが、しかし恋はそうではない。邪恋ともなれば、それは毒であった。人も魂も殺す毒だ。
「道理は通じぬであろうが……」
 そうネロが言葉をもらした時だ。突如、由美が足をとめた。


 由美の前に女が立っていた。身なりは由美が勤める高校の制服だ。
 美しい少女。が、どこか不気味であった。人間とは思えぬ妖気のごときものをその華奢に身体から放散している。
「あ、あなたは」
「死んでもらう」
 ニタリと少女は笑った。女郎蜘蛛が笑うとしたら、このような笑みになるだろう。
「待て」
 飛び出したのはコクマであった。
「お前の相手はわしたちだ」
「何なの、あんたら?」
 訝しげに少女は目を眇めた。するとユーディットがこたえた。
「ケルベロスだ」
「ふん」
 つまらなそうに少女は鼻を鳴らした。
「番犬か。邪魔するのなら、まずあんたらから殺す」
 刹那だ。コクマはぞわりと寒気を覚えた。毒蛇にしのび寄られた感覚だ。
「まずい」
 咄嗟にコクマは跳び退った。が、遅い。降り立ったコクマは、がくりと膝をついた。
「くっ」
 口から鮮血を噴きつつ、コクマは脇腹に手をのばした。ごっそり肉も骨も内蔵も消失している。えぐられた傷ではなかった。喰らわれたといった方が良いかもしれない。
「任せろ」
 アーシャの装甲から魔導金属片を含んだ蒸気が噴出した。包まれたコクマの傷が塞がっていく。
「強力な敵とは聞いていたが、ここまでとはの」
 ネロは呻いた。わずかにコクマは躱したものの、まともに受けていれば今頃どうなっていたか。
「哀れだね」
 悲しげにクレーエがいった。
「今の君はお気に入りのオモチャを取られた子供が駄々をこねて力尽くで奪い取ろうとしてるようにしか見えないよ。それは本当に恋? きっと飽きてしまえば見向きもしない…人のモノだから取り上げたくなる…ねぇ、違う?」
「なんですって」
 少女の表情が変った。怒りに満面がどす黒く染まる。
「知ったふうなことをいうな」
「真正面から想いを伝えられてない時点で負けなのよ」
 藤子が叫んだ。怒りのこもった声音で。
「相手が居なくなったら振り向いてもらえる? そんなの幻想よ。相手に自分がどう映ってるか理解してない小娘がふざけてんじゃねぇぞ」
「何ぃ」
 少女の顔がさらに黒く染まった。なまじ美しいだけに、それは返って不気味な相貌である。すると、諭すようにネロが口を開いた。
「不服であろうが、藤子君のいうことは間違いではないぞ。よくお考えよ。由美嬢を害したところで誠殿の心が君に向く訳ではない。寧ろ恋人を害した存在ということで恨まれるばかりだろう」
「そんなことはない」
 少女が押し殺した声をもらした。
「あの女さえいなくなれば」
「もう止めてください!」
 辛そうにラインハルトは叫んだ。愛を求める気持ちはわかる。が、方法は間違っているのだ。
「こんなこと、貴女の為になりませんよ! 相手の事を考えない恋なんて、実るはずがありません」
「余計なお世話よ」
 少女の身から身から無数の黒光が噴いた。それは漆黒の鎖であった。
 咄嗟にケルベロスたちは跳び退ったが、遅い。毒蛇のように地をすべった鎖がケルベロスたちをうちのめした。
「これは」
 よろりと立ち上がりつつ、澄華は目を見開いた。恐るべき鎖の威力だが、想像していたほどでもない。説得が効きつつあるのだ。
「成程…」
 口から滴る血を拭い、コクマは憐れむように笑った。
「つまり貴様は単純に誠とやらの幸せを一切考えてないのだな? 奪い去り自分の物にすればよい…否定はせん。ようは自分さえ良ければ良い、という事だろう?」
「そうよ」
 少女がコクマを睨みつけた。
「それのどこが悪いの? しょせん、人は自分のことだけしか考えていない。自分だけが良ければいい。人はそういう生き物なのよ」
「それじゃずっと勝てないわ」
 アーシャが告げた。静かな、しかししっかりした声音で。
「邪魔になるから相手を殺すなんて、最初から白旗揚げるのと変わらないんじゃない? だって、女として正面から勝負して勝てないから、殺して奪うなんて考えに至るんでしょ。そう思った時点で、勝負に負けたも同じよね。たとえ敵わないとしても、私なら正面から勝負したいわ。それで負けたらせいせいするし、その経験は次に活かして、もっといい男捕まえてやるから。勝負も恋も同じ。失敗は経験値よ!」
「うるさい」
 少女が叫んだ。壊れそうになる何かを必死に守ろうとするかのように。
「うるさい、うるさい、うるさい」
「本当はわかってるのー」
 まるで親友に対するようにふわりが微笑んだ。
「ふわりもねー、初めて恋した時はその人の事が大好きで大好きでしょうがなかったの。ふわりは大好きって伝えたらOKして貰えたけどー……」
 ふわりの表情が翳った。そして、最初は、と続けた。
「ふわりの色んな所を愛してくれたの。けどその内ふわりからの愛に耐えきれないって離れちゃったの……今はその人、どこに行ったかも分からないの。初めての恋だから大切にしたいかもだけどー……初めてだから、失敗しちゃうのも初恋なの」
「焦って何かを手に入れようとすると、かえって失敗する。特に今回は他人から奪うことになるので、なおさら悪い結果を招くことになるだろう。潔く諦めることだ」
 ユーディットが諭した。淡々とした声音であるが、それ故に重みのある言葉である。
 もはや少女はこたえなかった。こたえることはできなかった。そうなった場合にとりうる行動は二つである。屈するか、力に訴えるかのどちらかであった。
 ニタリ、と少女が笑った。刹那である。少女の身から幾条もの鎖が噴出、空を裂いて疾った。


 紅が散った。鎖の前に飛び出したネロとユーディット、そしてクレーエの身からしぶいた鮮血である。
 同じく飛び出したライドキャリバーは粉砕されていた。弱体化しているとはいえ、恐るべき敵には違いない。
「さすがね」
 ニッと笑んだ香蓮は白光を放った。が、少女はするりと躱した。
「へえ、躱すとはね。なら、これならどうだい」
 クレーエに守られたアルシエルの手のリボルバー銃が火を噴いた。するとまたもや少女は弾丸を躱し――衝撃に少女はよろけた。背に着弾したのである。
 跳弾射撃。アルシエルが行った攻撃であった。
「あの鎖は厄介だな」
 アーシャはすばやく戦場に視線をはしらせた。最適の陣形を見出す。それにより仲間に破壊の力と癒しを与えた。
「鏡よ、鏡よ、鏡さん。甘く惨めな傷を抉り出せ」
 アルシエルを庇ったクレーエがある姿を喚び起こした。それは鏡写しの悍ましき少女の姿である。ああ、と少女の口から呻きがもれた。
 その嘆きに忍びよる影がひとつ。死の淵で得た覚悟を拳にのせ、澄華は少女の背に一撃を叩き込んだ。
「ぎゃあ」
 少女にすら重い一撃。が、少女は苦痛を殺戮への力に変えた。噴出する鎖の一つが澄華を吹き飛ばす。
「お手並み拝見よ」
 アルシエルに片目を瞑ってみせると、藤子は周囲の水分を集めて氷結、竜の姿を与えて放った。怒れるがごとき竜の爪の一線により少女の身が凍りつく。
「ああ。見せてやる。南方より来たれ、朱雀」
 アルシエルはトリガーをひいた。吐き出された弾丸には膨大な呪が込められている。解放されたそれは炎の鳥と化し、少女を炎に包み込んだ。
「おのれ」
 紅蓮の炎の渦の中に、なお紅い光が煌めいた。
 次の瞬間だ。アルシエルの前に疾風のように馳せた女が立ちはだかった。ユーディットだ。その腹に文字通り風穴があく。
 ゆらりと倒れたユーディットを香蓮がアルシエルが抱きとめた。
「なんて無茶しやがるんだ」
 さすがに顔色を変えてアーシャは魔導金属片を含んだ蒸気を噴出し、ユーディットを癒した。が、一度で完治は無理だ。それほどユーディットの傷は深い。
「わしとユーディットの借り、返させてもらうぞ」
 コクマの叫びはドリルのように空をえぐる旋風の中から響いた。吹き散る紅は紅蓮の炎か鮮烈なる血潮か。
「……まだよ。あの女を殺すまでは」
 紅をまとわせた鎖が空を疾った。
「まだそのような妄執を抱いておるのか」
 ネロが跳んだ。鎖が腹を貫いても動じることはない。左右手で鎖をひっ掴んだ。
「ゆけ」
「わかりました」
 疾風の速さでラインハルトは距離をつめた。
「もう鎖は使わせません」
 ラインハルトの脚がはねあがった。その蹴撃には刃の鋭さが秘められている。咄嗟に跳び退いたはずの少女の胸がざっくりと裂かれた。
「私は戦うことしか知らぬ」
 すう、と澄華は刃を振りかぶった。
「ならば刃でお前の迷いを断ち切る」
 澄華は刃を薙ぎ下ろした。ふるうは愛刀『黒夜叉姫』。疾る剣光は空間ごと少女を斬り裂いた。
「あ……」
 血にまみれて少女がよろめいた。その少女を抱きしめたのはふわりであった。
「実らなかった貴方の初恋、ふわりが受け止めてあげるの……」
 ふわりはいった。彼女にはわかっていたのだ。すでに少女に戦う力がないことを。
 ふわりの蕾のような桃色の唇が少女の血濡れたそれをふさいだ。舌を差し入れると少女が応じる。ニッと笑って少女は霧散した。


 朱美が目覚めると、そこに幾つかの人影が立っていた。
「悪夢は終わったぞ」
 声がした。コクマのものだ。
「誰、あんたら?」
「ケルベロスだ」
 ネロがこたえた。そして、君の初恋は終わったと告げた。
「次は邪道ではなく、正道で勝負をおしよ。そのために己を磨く。それもまた醍醐味の筈だ」
「新たな恋に挑むかどうか、その違いが人の値打ちだ」
 コクマが手を差し出した。

 やや離れた場所。佇むアルシエルに藤子が声をかけた。
「お疲れ様、こういうのは苦手じゃなかったのかしら?」
「ふん」
 いやに子供っぽくアルシエルはそっぽをむいた。
「気まぐれですよ」

作者:紫村雪乃 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2018年6月9日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 6/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 0
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