皐月の薔薇は危険な香り

作者:雷紋寺音弥

●悪意の萌芽
 大阪市内の、とある公園に植えられた薔薇の花。満開に咲いた赤い花に、ふわりと漂う謎の花粉。
 蜜を吸い終わり、その場を離れた蝶と入れ替わるようにして、それは薔薇の花に次々と取り付いた。刹那、美しく静かに咲き誇っていた薔薇達の茎が、突如として巨大に膨れ上がり。
「……キョォォォッ!!」
 甲高い叫び声と共に、花弁の中央から出現する巨大な顎門。両目のないワニを思わせる醜悪な口の中には、鋼の刃を思わせる牙が密集しており。
「「クォォォォンッ!!」」
 最初の1体に呼応するようにして、他の薔薇も次々に怪物と化して行く。その数、合わせて5体程。今や人々を襲うだけの怪物と成り果てた薔薇の花は、その身を襲う耐え難い渇きを満たすべく、市外への侵攻を開始した。

●狂える薔薇の侵略
「召集に応じてくれ、感謝する。大阪城周辺に抑え込まれていた攻性植物達に、再び動きがあったようだ」
 その日、クロート・エステス(ドワーフのヘリオライダー・en0211)からケルベロス達に告げられたのは、大阪市内にある公園に植えられた5つの薔薇が、謎の花粉により攻性植物と化して暴れ出すとの報だった。
「攻性植物の連中は、主に大阪市内への攻撃を重点的に行おうとしているようだな。恐らく、大阪市内で事件を多数発生させることで一般人を市街地から追い出し、大阪を中心とした一大拠点を築こうという作戦なんだろう」
 個々の侵攻は決して大規模なものではないが、このまま放置すれば敵が有利になるばかり。それを防ぐためにも、まずは小さな事件から解決し、反撃に転じる機会を作らねばならないとクロートは告げた。
「今回、攻性植物化した薔薇の花は合わせて5体。戦闘になると、それぞれ前衛、中衛、後衛に分かれて攻撃してくるようだな」
 幸い、敵の数は多いものの、別行動することなく固まって動いてくれる上に、戦闘が始まれば逃走もしない。事前に一般人も避難させておけるので、対処はそこまで難しくない。
 もっとも、純粋な数の多さが厄介なことに変わりはなく、おまけに同じ植物から生まれた攻性植物であるからなのか、互いに連携もしっかりとしている。前衛は攻撃特化に防御特化、中衛は撹乱特化、そして後衛は狙撃に回復と、しっかり役割が分かれているのも面倒だ。
「敵の使う技は、強酸性の樹液を吐いたり、猛毒の棘が生えた蔓を絡ませたりといったものだ。その他にも、花粉を撒いて相手を撹乱したり、甘い香りで仲間の体力を回復させたりといった技も使って来るから、気をつけてくれ」
 それぞれのポジションに合わせ、この中から3つの技を使ってくるらしい。敵にリーダーのようなものは存在せず、強さも同じくらいだが、バランスの取れた陣形で連携を取ってくることに変わりはない。
「綺麗な薔薇には棘があると言うが……正直、こいつの棘に刺されたら、痛いでは済まない話になるからな。だが、敵が連携するなら、こちらも連携だ。お前達のチームワーク、期待させてもらうぜ」
 如何に敵が連携しようとも、絆の強さであればケルベロスも負けてはいないはず。この戦いで、それを敵に証明してやって欲しい。
 最後に、それだけ言って、クロートは改めてケルベロス達に依頼した。


参加者
相馬・泰地(マッスル拳士・e00550)
モモ・ライジング(神薙画竜・e01721)
水沢・アンク(クリスティ流神拳術求道者・e02683)
月見里・一太(咬殺・e02692)
彼方・悠乃(永遠のひとかけら・e07456)
餓鬼堂・ラギッド(探求の奇食調理師・e15298)
ベルベット・フロー(電心のコンダクター・e29652)
秦野・清嗣(白金之翼・e41590)

■リプレイ

●猛る妖花
 温かな日差しが降り注ぐ真昼の公園。普段であれば、家族連れや散歩の老人などで賑わっているはずの場所は、その日に限って誰の姿も見えなかった。
「どうやら、事前の避難は完了しているみたいだな。こっちとしては、その方がやりやすいが……」
 それだけ言って、相馬・泰地(マッスル拳士・e00550)が目の前の薔薇に目をやったところで、生暖かい風と共に、小さな花粉のような物体が飛んで来た。
「皆、準備はいい? 作戦通りに行くよ!」
「ええ、こちらは抜かりなく。クリスティ流神拳術、参ります……!」
 モモ・ライジング(神薙画竜・e01721)がナイフを抜き、水沢・アンク(クリスティ流神拳術求道者・e02683)が右手の袖口を地獄の業火で焼き払ったところで、目の前の薔薇もまた雄叫びを上げて異形の姿に変貌して行く。
「……キョォォォッ!!」
 硝子を引っ掻くような叫びと共に、花弁から出現する巨大な顎門。隙間なく敷き詰められた鋭い牙に、猛毒の棘を生やした無数の蔦。それらの絡まっている本体の中央には、心臓を思わせる赤い機関が、植物であるにも関わらず、規則的に脈打ちながら鼓動している。
「地獄から番犬様の御成りだ。歓迎代わりに枯れ果てろ薔薇擬き!」
 こういう時は、先手必勝。目の前の攻性植物目掛け、月見里・一太(咬殺・e02692)は間髪入れずに跳び蹴りを食らわせ。
「壱拾四式……炎魔轟拳(デモンフレイム)!!」
 地獄の業火を闘気に重ねたアンクの拳が、立て続けに敵の身体を打ち据えた。
「フシャァァァッ!」
「クォォォォッ!!」
 仲間が攻撃されたのを知って、憤った攻性植物達が一斉に棘を逆立て、ケルベロス達を威嚇する。そのまま、強酸の樹液や麻痺性の花粉を撒き散らして襲い掛かってきたが、それらを阻むようにして、餓鬼堂・ラギッド(探求の奇食調理師・e15298)とベルベット・フロー(電心のコンダクター・e29652)が立ちはだかった。
「貴方の攻撃は痛そうですからねぇ。私が引き受けますよ」
「炎が植物に勝るのは自然の理、皆の事はワタシが守ります!」
 強酸によって防具を溶かされ、花粉による効果で早くも腕を痺れさせながらも、二人は決して退くことをしない。そのまま、お返しとばかりにラギッドが近くにいた1体を鉄塊剣で殴り飛ばせば、ベルベットもまた長剣を掲げ、星辰の加護で仲間達を守る。
「さて……足りない分は、こっちでもフォローさせてもらおうか」
 相棒のボクスドラゴン、響銅と共に、秦野・清嗣(白金之翼・e41590)もまた味方の支援に回った。銀色の粒子が周囲に散布されれば、それは仲間達の感覚を研ぎ澄まし、更なる力を与えて行き。
「眠りの香り、安らぎの時、運命の日を今、あなたに」
 目には目を、歯には歯を、そして薔薇には薔薇を。彼方・悠乃(永遠のひとかけら・e07456)が繰り出す幻影がモノトーンの色に変われば、抗い難き『死の感触』が、敵の動きを止めて行く。
「行動は封じた、回避も出来ない、後は叩き潰すだけね!」
 塗料を撒き散らし、モモがにやりと笑って見せた。
 初動は上々。まずは厄介な壁から崩し、一気呵成に突破する。予定通りの流れに持ち込んだことで、ケルベロス達は早々に、持てる全力を叩き込んでの勝負に出た。

●障壁たる芳香
 真昼の公園にて、激突する攻性植物の群れとケルベロス達。初撃こそ成功し、そのまま敵の防衛ラインを切り崩して行けたものの、そこから先は早くも混戦が待っていた。
「少し、攻撃に力を割り振り過ぎたのでしょうか……」
 悠乃の息が上がっている。敵は先程から執拗に、中衛ばかりを狙ってくる。
 敵の足を止め、的確に削って行こうにも、相手にも癒し手がいる故に上手く効果が発揮されない。おまけに、敵が回復に用いる芳香は、その場に留まり状態異常に対する耐性としても機能する。
 唯一、その耐性を崩せるのは泰地だったが、そもそも癒し手である彼に、回復を放棄させてまで攻撃に回らせるのは愚策である。ならば、と悠乃が自ら破壊のルーンを纏って敵を叩かんとするが、彼女だけでは残る4体の敵全てから、芳香の効果を完全に除去するのは不可能だ。
「……諦めませんよ。ここで私が手を止めるわけには……」
 敵の守りを崩すための策が、甘過ぎたことは否めなかった。それでも、今は自分の役割を全うすべきと、悠乃は御業で敵の中衛を鷲掴みにして動きを止めようと試みるが。
「クァァァッ!!」
 お返しとばかりに、攻性植物達から強酸や蔓による攻撃が飛んで来た。もっとも、その攻撃の大半は、悠乃ではなく隣にいた清嗣を狙ったものだった。
「な~んか、さっきから、こっちばっかり狙われてる気がするんだよねぇ」
 飄々とした口調で額の汗を拭う清嗣だったが、その瞳までは笑っていない。こちらと同じく、敵は連携を駆使する厄介な相手。標的の中でも最も体力の低い者が、火力も防御も直接的な恩恵を受けない位置に立っていれば、集中的に狙われるのも自明の理。
「リーダーが居ないのが、かえって厄介ですね。これが植物の恐ろしさ、というところで……!?」
 壁役が倒れても何ら怯まずに向かってくる攻性植物達の猛攻に、思わずアンクが叫んだところで、彼の腕に敵の蔓が絡み付く。一瞬、歯噛みするアンクだったが、すぐさま敵の攻撃の勢いを活かし、そのまま蔓を引き寄せて投げ飛ばした。
「いや、すみません。もう少し、私が引きつけていられれば良かったのですが……」
「お気になさらず。それよりも、今はこちらの体勢を立て直す方が先決です」
 敵の癒し手が撒き散らす芳香に邪魔され、思うように相手を挑発できないラギッドがアンクに言ったが、アンク自身は大して気にもしていないようだ。事前の準備が甘かったのは、誰のせいというわけでもない。ならば、今は互いに協力し、作戦の穴を埋められるよう立ち回ることが先決だと。
「不気味な花は誰に見られるでもなく静かに咲き誇るものよ?」
 二人の会話を聞いて、苦笑しつつベルベットがステップを刻む。
 和風のトランスミュージックに乗せて、戦場に刻むはフローリア式舞踊魔法・第二番。踊り手の気分が高揚するのに合わせ、いつしか周囲には美しい魔法陣のステージが展開され。
「さあ、高嶺の花の導きの元、ワタシに勝利を見せてちょうだい!」
「俺が行くぜ……と、言いたいところだが、こいつは当たれば御の字だな……」
 力を受け取った一太だったが、しかし踏み出す彼の足取りは慎重だった。
 先程から、敵の癒し手に邪魔をされて、どうにも思うように相手の動きが止められていない。このまま仕掛ければ、多少の博打も仕方がないか。そう、彼が覚悟を決めたところで、すかさずモモがハンマーを構え。
「私に任せて! 速攻で仕留める!」
 特大の竜砲弾をお見舞いすれば、その衝撃に敵の動きが一瞬だけ止まる。放っておけば、直ぐに体勢を立て直して来るのだろうが、そんな隙を一太が与えるはずもなく。
「こいつで終わりだ。ブチ撒けな!」
 十字の軌跡を描いて繰り出されたエクスカリバールの切っ先が、雷鳴を轟かせて敵を斬る。蔦を裂かれ、核さえも斬り裂かれた攻性植物は、そのまま緑色の汁を吹き出しながら、全身を痙攣させつつ動かなくなった。
「よし、今だ! こいつを受け取ってくれ!」
 敵の猛攻が収まった瞬間を狙い、泰地が溜めていた気を発して清嗣の傷を回復させた。負けじと、攻性植物の方も回復を試みるが、そこはラギッドがさせはしない。
「酸を扱えるのはそちらだけでは無いという事です。回復が小癪なので鈍らせますねー」
 地獄化した霧状の胃袋を出現させ、腐蝕性の胃液を散布する。なかなかにエグい技ではあるが、効果の程もまた見た目通り。
「……ギッ!?」
 肉体はおろか、精神にさえも響く爛れを引き起こされ、攻性植物達の傷を回復する速度が弱まった。敵の癒し手が健在な以上、いつまで持つかは不明だが、それでも回復を封じられたのは大きかった。
「ふ~む……。御業を鎧にする技なんかを、持って来ていれば良かったかねぇ?」
 そんな中、先の集中砲火から辛うじて救われた清嗣は、改めて自らの繰り出せる攻撃手段と、敵の状況とを見比べながら考えていた。
 本当は、味方の支援に回りたかったのだが、仕方がない。まずは一発、これで茎も残さず燃えてしまえと、御業から炎弾を発射して敵を焼く。続けて、響銅もまた強烈なブレスの一撃で、清嗣の放った炎を広げて行き。
「……ギィィィ」
 徐々にだが追い込まれ始めた攻性植物達が、低い唸り声を上げていた。
 残る敵は、後3体。数的有利もこちらにある。混戦を切り抜けたケルベロス達の瞳に、勝利の未来が微かに垣間見え始めていた。

●妖花、散る
 敵の守り手と撹乱要員を突破したケルベロス達であったが、それでも予断は許さなかった。相手の後衛は、未だ健在。回復技で状態異常を除去されてしまう以上、搦め手の効果に過信は禁物。
 それでも、やはり壁を失ってしまえば、残された者は思った以上に脆い。搦め手が通じないのであれば、純粋な力技で押し切るのみ。徹底的な集中砲火の前に、やがて3体目の攻性植物も大地に沈み。
「ここまで来れば、もう一息ですね」
 手にした杖を白い仔犬の姿に変えて、悠乃が敵目掛けて射出する。仔犬に噛り付かれ、攻性植物は悶えながらも棘を湛えた蔓を伸ばして来たが、その一撃はラギッドによって阻まれた。
「おっと! ベルベット様に何をするつもりですか、この植物は。枯れて反省なさい」
 お返しとばかりに、ラギッドは燃え盛る蹴りを叩き込む。それに続け、ベルベットもまた、自らの顔を地獄の業火で覆った姿に変化させ。
「隙ありよ…・・灰燼! 戦うお母さんの本気を見せたげるよ!」
 ここから先は、情け容赦のない攻撃モードだ。振り上げた戦斧で敵の幹を叩き斬ったところで、清嗣が駄目押しに札を投げ。
「ほれ、こいつもオマケだ。……追儺鬼火の札、持って行け」
 護符により齎されし、不浄を払う鬼火の群れ。それらが纏わりつくことで、敵は甲高い雄叫びを上げたまま、炎に巻かれて消し炭となった。
「ギョォァァァッ!!」
 残る最後の1体が、怒りを露わにしたかのような叫びと共に襲い掛かってくる。本能に突き動かされて戦う攻性植物にも、感情の類があるのだろうか。
 その、どちらでも関係ない。流れがこちらに向いている以上、今は敵を倒すのみ。
「おっと、そうはさせないぜ! 最後の最後で、邪魔されてたまるか」
 敵が麻痺性の花粉を撒き散らし始めたのを見て、泰地は負けじと後方でボディビルダーのようなポーズを取る。敵を攻撃するためではない。厄介な花粉に、こちらの動きを阻害されないようにするために。
「今解き放つぜ癒しのオーラを、はああああああっ!」
 ポーズと共に放たれる温かな光。それは敵の繰り出す花粉の効果を、瞬く間に消滅させてしまった。
「残るは、あいつだけね。皆、一気に行くよ!」
 まずは自分から仕掛けるとだけ言って、モモがハンマーの柄から竜の力を噴出させて飛び込んで行く。そのまま力任せにハンマーを振り降ろし、敵を真正面から叩き潰し。
「時よ駆けろ。俺を置いて駆け抜けて行け……!」
「決めます…!外式、双牙砕鎚(デュアルファング)!!!」
 一太が制止した時間の流れに身を任せたのに合わせ、アンクもまた足刀で敵の身体を宙へと舞い上がらせる。続けて、白炎を纏った右拳を叩き付けたところで、一太の繰り出していた拳による衝撃波が、敵の身体をズタズタに引き裂いた。
「やれやれ、終わったか」
「他の薔薇がおかしくなる事は……無いようですね。皆さん、お疲れ様でした」
 拳に残る敵の肉片を振り払い、一太とアンクは改めて戦場を見回した。
 激闘の痕が、あちこちに残る公園の中。しかし、それでも花壇に植えられた薔薇の花は、何事もなかったかのようにして、気高く咲き誇り風に揺れていた。

●大阪の街に誓う
 戦いの終わった公園には、いつもの和やかな空気が戻っていた。
 ヒールを終え、当分の危険もないと解れば、普段から公園を利用していた者達も戻ってくる。だが、それでもケルベロス達は、この平和が仮初のものでしかないということを、自らの身を以て知っていた。
「今回の件は、また似たような攻性植物の事件が起きた時の、貴重な情報になるでしょうなぁ」
「そうね。根性論なんかじゃない、本当の意味での連携と役割分担……。強敵と戦う時には、欠かせないものだわ」
 ラギッドの言葉に頷くベルベット。攻性植物は本能のみで暴れ回るような存在だと思っていたが、今回の敵は実に巧みな連携を見せて来た。心なしか、それを成すだけの存在へと、徐々に敵が進化しているような感じもするのが不安だったが。
「……だいぶ、大阪も攻性植物の拠点になってきたわよね……」
「断続的に事件を起こし、大阪市民の撤退を促し勢力拡大を企む……。敵ながら、上手いやり方だとは思うが……」
 いつかはユグドラシルのゲートも破壊できるよう、皆で頑張ろうと告げるモモの言葉に、泰地もまた両腕を胸元で組んだままの姿勢で答える。敵が数を生かして大阪を占拠しようとするのであればこそ、出て来た所を迅速に叩き続けるだけであると。
「小さな事件からでも、解決するのは大事なことです。とはいえ、根本的な解決策も欲しいところですね。そろそろ考える時期かもしれません」
「確かにねぇ……。大阪のあれも、何時までも有っても困るからね。動いた敵は、全部削いで弱体化させられた方が良いのかもね」
 遠くに霞む大阪城を見つめながら、アンクと清嗣は次の一手を考えていた。
 このまま後手に回っているだけでは、いずれ大阪の地は攻性植物に飲み込まれてしまう。そうさせないためにも、今度はこちらから攻め込めるような反撃の一手が必要なのだと。
「敵の痕跡から、少しでも何か分かるといいのでしょうけれど……」
 過度な期待はできないが、やってみるだけの価値はある。杖の変身した仔犬を連れて周囲を調べる悠乃のことを、止める者はいなかった。
 徐々にだが確実に、緑に染められて行く大阪の街。それを食い止められるのは、自分達しかいない。大阪に住まう人々のために、決して負けることはできないと、改めて心に刻んだケルベロス達だった。

作者:雷紋寺音弥 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2018年5月23日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 6/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 0
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