クッキーおいてけ

作者:ヒサ

 昼間のこと。大粟・還(クッキーの人・e02487)は両手で荷物を抱え、るーさんと共に街を歩いていた。
 彼女が持つ袋の中身は全て洋菓子店で買い求めた商品──クッキーである。予約注文していた限定品を受け取りに行ったついでに、店の迷惑にならぬ程度に色々と買い求めた帰りだった。定番のものから独創的なものまで、多様なものを手に入れた。
 ゆえに、彼女達は普段と変わらぬ落ち着いた様子なれど結構な上機嫌で、その足取りも軽いものだった。
 のだが。
「そのクッキーを下さいませんか。おなかが空きました」
 大通りを逸れ細い路地に入って少しのところで絡まれた。相手が例えば行き倒れかけの民間人だったなら、還とてお裾分けくらいは拒まなかったであろうが、
「良い匂いですね、一つ残らず置いて行って頂きたいです」
 ぐうぐうお腹を鳴らしながら彼女の進路を塞いだのは、生憎シャイターンである。
「──……!」
 還の表情が険しいものになる。眼前のデウスエクスは気弱そうな面持ちで還の反応を待っているが、彼女へと向けるその目の光ばかりは剣呑だ。
 るーさんに戦闘態勢に入るよう命じ宙へ遣り、還はシャイターンを見据え口を開く。
「お断りします。ようやくゲットした限定品に期間限定品に新作もあるんですから」
 拒絶の言葉を紡ぐ間に荷物を片手に纏めて還は、空けた利き手で得物を突きつける。
「なんという事でしょう、困りましたね……」
 彼女の返答にシャイターンは肩を落とし嘆いて見せ。
「だったら仕方ありません、その命ごと奪ってやります。覚悟しやがれ下さい!」
 その後顔を上げて獣の咆哮じみてきた腹の音を伴奏にそう宣告すると、敵は還へ向けて炎を放った。

 予知の内容は以上であると篠前・仁那(白霞紅玉ヘリオライダー・en0053)は言った。
「クッキー、も、確かに大事だけれど。これではクッキーだけで済まないわ。だから、あなた達に還さんを助けに向かって欲しいの」
 彼女級にまでは情熱の持ち合わせが無い雑食ヘリオライダーは難しげに眉を寄せつつ、ケルベロス達へそう依頼した。
 還を狙うのは一体のシャイターン。外見や平時の物腰はともかく、その本性は攻撃的なもののようだ。炎を操る攻撃を得意とし、グラビティで生み出したクッキーを食し回復を行うという。但しそれでも腹の虫が静かになる事は無い様子。
 現場は街中の細道。敵が仕組んだ事か、建物に囲まれていながら辺りは異常なほどに人気が無い。通信も届かぬとの事で、還の無事は現場に行ってみねば判らぬという。第三者を巻き込む心配が無いのは良いが、既に危機に陥っているかもしれぬ彼女達を救えるのはケルベロス達だけだ。
「──わたしに判ったのはこのくらいよ。
 あとは、急いで向かうから……酷いことになる前に、無事におさめて貰えるかしら」
 色々と、と仁那。視たものに、解らぬなりに思うところはあったのかもしれない。


参加者
シヴィル・カジャス(太陽の騎士・e00374)
エステル・ティエスト(紅い太陽のガーネット・e01557)
リーズレット・ヴィッセンシャフト(焦がれる世界・e02234)
大粟・還(クッキーの人・e02487)
ロベリア・アゲラータム(向日葵畑の騎士・e02995)
リヒト・セレーネ(玉兎・e07921)
紅・姫(真紅の剛剣・e36394)
ベルーカ・バケット(チョコレートの魔術師・e46515)

■リプレイ


「────!!」
 静まり返った区画を走るケルベロス達の耳に、何事かを叫ぶ声が届いた。
「大変……!」
 それが大粟・還(クッキーの人・e02487)の声だと気付いた面々は、彼女を案じて足を速める。
 角を曲がり、目指す路地に辿り着く。遮る壁が無くなれば、彼女の声がはっきりと聞き取れた。
「おめーのクッキーねぇから!」
 肌に火傷を作った還が、スマホの画面を連打しながら逆の手でクッキーを貪っていた。出てくる端から次々ばりぼりさくぱき食べている。
「ずるいですなんて美味しそうなクッキー! 寄越せえええ」
「だからおめーに食わせるクッキーはねえっつってんだろ!」
 もぐもぐむしゃあ。
「な、何やってるの……」
「どうなさったんでしょう、大粟さん」
 紅・姫(真紅の剛剣・e36394)が呆気に取られていた。リヒト・セレーネ(玉兎・e07921)は、己の知る姿とはかけ離れ過ぎている還の様子に戸惑っている。
「いやっふー! れっつぱーりぃ!」
 スマホの連打スピードが上がる。攻撃を受けたるーさんがクッキーに齧り付いた。エステル・ティエスト(紅い太陽のガーネット・e01557)は目を疑ったのか、しきりに瞬きをしている。
「なんか、超楽しそうに見えるのですが」
「そうですね」
 危機に陥っている、というにはまだかなり余裕のありそうな一人と一体を見、ロベリア・アゲラータム(向日葵畑の騎士・e02995)が頷いた。
「いつもと違うテンションの還さんも可愛いなぁ」
 胸に響くものがあったか、リーズレット・ヴィッセンシャフト(焦がれる世界・e02234)はうっとりと心からの感想を述べた。
「……せっかく、心配して駆けつけたのに……!」
「だが無事で何より……、エステル?」
 シヴィル・カジャス(太陽の騎士・e00374)にもまた戸惑いはあったが、還の敵がデウスエクスである事は同じと気を引き締め頷く。が、拳を握り声を震わせるエステルが気になりそちらへ目を向けた。唇を結んだ彼女の表情が消えて行く様が見えた。
「あ、そうか。あれヒールなんですね」
 どこからともなく降り注ぐクッキーがもたらす幸せに包まれている様子の一人と一体を見ていたリヒトが気付く。
「だがあの調子ではな──大粟殿、落ち着かれよ!」
 一つ嘆息し、ベルーカ・バケット(チョコレートの魔術師・e46515)が声を張り上げた。
「──はっ!?」
 凛々しい一喝を受け、還が我に返る。彼女は駆けつけた面々を見、あ、とその唇が言った。
「皆さん、奇遇ですね」
 そう続けた彼女は、概ね普段通りの彼女だった。
「いえ、救援に来たつもりなのですが」
「そうだったんですか、ありがとうございます」
 クッキーの残りをまだパリポリしている以外は。
「──おいそこのシャイターン!」
 ままならない感情の整理が終わったらしくエステルが、傍目には突如、怒声をあげた。
「一分で覚悟を済ませろ、今すぐ死ね!!」
 彼女が手にした扇が風を切る。はっと姫が我に返った。
「そうね、固まってる場合じゃなかったわ」
 彼女が構えたのは身の丈ほどもある大剣だった。還達の盾となるべく、敵との間に割り込む。
 幾らシャイターンの腹の音が煩くとも、カツアゲなど許すわけにはいかない──敵を倒し、還達とクッキーを守るのだ。


「さあ、やりましょう! 陣形『ビスケット』です!」
 エステルが扇を翻す。形は名を得て力を有し、破魔の加護を成す。
「敵の目的が菓子ならば──」
 シヴィルが南瓜の形をしたドローンを撃ち出した。それは空へと花火を上げ、彼女ら前衛へとお菓子の雨を降らせる。クッキー(還)ばかりを執拗に狙われては危険と、少しでも敵の気を惹こうというのだ。
「それお腹膨れますー?」
 派手な飴を見、敵が問う。だが返答を待つつもりは無いようで、奪って食せば判ろうという如く、タールの翼が呪炎を噴いた。それを追うよう踏み込み菓子を狙う彼女へ、
「余所見してると危ないよ」
 リヒトの術が生んだ光鎚が墜ちる。地を蹴り跳ねた素足が怯んで鈍る。
(「大粟さん達の消耗はあんまり無いみたいで良かった。無理せず防戦に徹し……てた、んだよね、うん」)
(「ここは慎重に……」)
 足を止めさせたその隙に追撃を。敵を視てロベリアは砲口を向け凍結弾を撃ち出した。だが、指輪を着けた手を翻し姫が放った光環は、敵が薙いだ手に生まれた炎に呑まれてしまう。
「やるわね」
 ならば次はとその手を剣に添え彼女は口の端を上げる。眼前では射手による二つ目の凍弾が敵へと突き刺さった。
「見目は屍隷兵か何かのようだが……独特な外見は油断を誘う効果でも狙ってだろうか」
 伊達にシャイターンでは無さそうだ、とシヴィルは感嘆を洩らす。
「では、やはり気を散らしてしまいましょうか」
 敵の炎弾から仲間を護った盾役への治癒は癒し手が。ロベリアはその上を通すように、荷物から取り出した綺麗に包装されたパンを、高く、投げた。
「──! 何て事を!! パン投げるって何なんですか飽食なんですか化けて出るぞコラァ!!」
 弧を描くパンを見上げたシャイターンは、落下を待つでもなくジャンピングキャッチを決めた。なお、それを追っての鎚での一撃は、炎弾のカウンターに抑え込まれた。
「何ですか今更返しませんよ!」
「駄目です返せ。お前に食べさせるパンもありません勿体ない」
 殺意剥き出しの敵が着地した──ところを還のスマホ殴打が襲い、取り落とされたパンを回収する。
「何このクッキー! 理不尽! 私が拾ったんですけど!?」
「腹ペコお化けなカツアゲ犯にクッキー呼ばわりされるとは。まあ望むところですが!」
 敵の翼が砂塵を巻き起こす。射程内に居た各々が回避を試みるが、拡散するそれは逃げ道を塞ぐように対象を取り巻き知覚を狂わせる。敵の狙いに隙は無く、彼女はそれに注力する射手なのだとケルベロス達は知る。正確に狙われ続ければ此方が危険だが、ケルベロス達の攻撃の幾らかは確実に決まるとは言い難い状況にあり──己が適正を無視しての事かと見えるほどの力技、有する高い魔力も治癒に回している、といった風、敢えてし辛いやり方で敵を攻めるのでは、当たれば大きい、的確に仲間を援護出来る、といった利点を活かしきるのは難しい──、急ぐ事は容易く無かった。
 だが、それを見てとっていてなおリーズレットは、きらめくような笑顔で強く、言葉を発した。
「大丈夫だ、任せろ! 私の薔薇が皆をしっかり護るからな、ベルーカさんもるーさんさんもついてるからな! 好きなように暴れてくると良いんだぞ!」
 長引くのなら、それに耐え得るような援護を。癒し手達は既に覚悟を決めていて、盾役を担うボクスドラゴンは主に呼応するよう声をあげた。
「そうね、全弾受けきってあげるわ」
 肌を灼かれ砂塵に巻かれ、痛々しい見目となろうとも。姫はその幼い顔立ちとは裏腹の大人びた笑みを見せた。ダメージ自体は取るに足らぬとばかり、その立ち姿は凛と。重い大剣を軽々と振るい、敵の炎を散らす。
 治癒を阻害する毒を敵へと放ったリヒトは次いで、術で紡いだ光を刃と成した。敵の隙を突き距離を詰め、死角から斬撃を浴びせる。爆ぜた血が持ち主の視界を刹那眩ませて、かの肉体が重く痛み侵される。
「……む、幻術の支度があった方がより良かったか……?」
 ふとベルーカが呟いて。追撃に出る代わり、蒸気を操り傷ついた仲間の為に魔盾を成した。加速させるだけの余裕は無いが、彼女の術は確実に護りを強め、決して誰一人膝を折らせぬようにと、預けられた背を支え行く。攻める者達の戦意を掻き立て敵の護りを砕く力を引き出したのも彼女。自前のクッキーを喰らい態勢を立て直す敵へ、そうはさせぬとケルベロス達の攻撃は激しさを増す。かの身を侵す毒は傷を塞ぎきる事を許さず、四肢に枷を嵌めた術は逃げる事を許さず。
「あの女、目立った弱点とか無さそうです。高火力叩き込んで下さい!」
 多様な攻撃を撃ち込み標的を調べていたエステルが、敵を睨めつけ舌打ちを一つ。彼女が幾重にも与えた凍傷は、攻め手達の大きな助けとなる筈だ。
「ロベリア、合わせるぞ!」
 天へ舞った銀の騎士へと、シヴィルが声を。炎の力を宿す黒斧が敵を打ちのめし、流星の如く風を裂いた槍撃は、防御を崩され動けなくなった敵を深々貫く。

 敵は追い詰められ徐々に守勢に。クッキーを貪りながらも腹の音は継続して喧しい相手へ、還は憐れむような目を向けた。
「まあ一度くらいでしたらお裾分けして差し上げても──」
 彼女はスマホにクッキー画像を表示して、
「──なんて言うわけがありませんクッキー強盗に与える慈悲は無い!」
 すぐさま画面をオフして再び敵を殴りつけた。元々振り切れ気味の戦意がベルーカの術で更に増幅されていて、敵の治癒を容赦なく無に帰した。
「しかしやはり大粟の本気は凄まじいな……! 普段優しい人を怒らせると怖いというやつか」
「あれは踏み抜いた地雷が悪過ぎたのではないでしょうか」
 エステルが微笑む。彼女もまた、敵にかける情けの持ち合わせなど無い。
「うっかり間違って不覚を取ろうものなら後でとんでもなく筋トレに励まれそうですね」
「大粟殿はもう十分な筋力を持っていように……」
 口調は割合落ち着いているが、落としどころを間違えたかのようにテンションねじ切れている農業女子を見、騎士団員達がおののいていた。
「大丈夫だ、むきむきな還さんもきっと格好いい」
 そしてリーズレットは結構剛胆だった。
「──っと、そろそろ手を緩めた方が良いかしら」
 殴られ斬られ穿たれて。最早いつ倒れてもおかしくない様子の敵を見、姫は呟いた。剣を振るうのでは無く、光環を生み出し手加減するよう敵の肌を浅く薙ぐ。舞ったロベリアの槍撃は敵の身を害す為では無く獲物を怯ませる為に。
 最期は是非彼女の手でと、彼らは射手の一人を顧みる。
「大粟さん、後はお願いします」
「還さんいっけー!! クッキーの人の底力を見せてやれー!」
 折り目正しい声が信頼を託し、無邪気な声援がその背を押す。応える代わりにしっかりと、還の手は二台のスマホをそれぞれ握った。
 タップとか要らない。炎上も要らない。確実に、逃がす事無く、やたら硬いデバイスのカドが高く振り上げられ、運動エネルギー全開で、許されざる強盗(未遂)犯の脳天を見事にかち割った。


「皆さん、助けに来て下さってありがとうございました」
 ゆるり、還の表情が穏やかに解ける。穏和に微笑み頭を下げた彼女は、皆の知る普段の彼女そのものだった。
「間に合って何よりだ」
「ええ、ご無事で良かったです」
「クッキーも護りきっての完全勝利だ! 皆、お疲れ様!」
 ベルーカがにこり、目を細めて笑う。リヒトはほっと息を吐き、仕事は済んだとばかりに主人の腕に納まり羽を休めるるーさん含め、全員が大事ない様子である事を喜んだ。猫手を再現したグローブを嵌めたリーズレットが掌側の肉球部で負傷者達をぷにぷに撫でて傷を癒す。
 荒れた周囲も手分けしてヒールを施し、ロベリアが皆の服に触れ、埃を払う。自分を後回しにしていた彼女を、シヴィルが手伝った。
 そうするうちに、辺りには人の気配が戻って来る。まるで何事も無かったかのように、街は日常へと。
「折角ですから、皆さんもクッキー如何ですか?」
 パンをロベリアへ返した還が、最後は傍にいたリヒトへ預けていたクッキーの袋を持ち上げ勧めた。
「良いのか!? 還さんが無双してた時から美味しそうで気になってたんだ」
 まず目を輝かせたのはリーズレットと響。袋の中身を覗き込んで感嘆の声をあげていた。
「結構な量がありそうだし、どこかに移動してそこで落ち着いて広げるのはどうかしら」
「あ、ならこの路地を抜けた先の公園は如何ですか?」
 道端でというのも具合が悪かろうと姫が提案すれば、エステルが案内を買って出た。

「流石は大粟だな。美味しそうなクッキーばかりだ」
 木陰のベンチでケルベロス達は、広げられたクッキーを前に唸る事となる。飲み物も用意され、ちょっとしたパーティーとなりつつあった。
「そうだな、私はここはチョコチップクッキーを頂きたい」
 その二つ名ゆえもあろうか、ベルーカが甘い香りのクッキーを手に取った。好物の一つを前にして、普段はきりりと引き締まっている事の多いその表情も柔らかく綻んだ。
「プレーン、チーズ、抹茶、蜂蜜、ナッツ、ドライフルーツ……このマーブルは野菜で着色しているのですね」
 目についた袋を取ったエステルがそれを裏返し原材料名のリストを眺める。自然派商品は賞味期限が短めだった。
「本当に沢山あるわね。選んで良いと言われると迷うわ」
「全部を少しずつでも構いませんよ。皆違って皆良いの精神です」
 どこか少女めいてほんのり頬を染めつつ真剣に悩んでいた姫へ、還が誘惑を囁いた。皆が選び終えるのを待っていたロベリアが首を傾げる。
「それですとクッキーだけでお腹が膨れませんか?」
「そんな時こそ別腹の出番だぞ!」
「お、お腹痛くなっちゃいますよ」
 この場の女性陣には小柄な者も多い。この場のクッキー達は彼女らの腹に納めきるには多過ぎた。ゆえ、リヒトが心配を口にする。各々自身の限界程度は解っていようが、それでも。
「では、リヒトさんが減らして下さい」
「折角こんなにあるんだ、食べないと勿体無いぞ」
「え」
 はしゃぐ女性陣の手により、少年の前に次々とクッキーが集まる。おそらくこの時点で、彼が一番食べていない。
「こ、こんなに良いんですか? でも食べきれな……」
「でしたら貰って行って下さい。お家で召し上がって頂くのも良いのでは」
 小さく割ったクッキーをるーさんに食べさせながら、還が目を細める。それにきょとんとした少年が、ほどなく照れたように、けれど幸せそうに笑った。

 だって、きっと皆が知っている。美味しいものは独り占めするよりも──皆で笑い合い、あるいは大切に思う人達と、その美味しさと共に分かち合うのが一番なのだと。

作者:ヒサ 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2018年5月29日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 1/感動した 0/素敵だった 4/キャラが大事にされていた 2
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