学園魔拳

作者:紫村雪乃


 ジャージ姿のごつい体格の男が歩いている。体育教師だ。
 前に飛び出そうとし、小笠原昌弘はしかし動けなかった。不良として、普段態度のでかい体育教師に喧嘩をふっかけたいのだが、びびってしまったのである。体育教師は柔道三段の猛者であった。
「見つけたわよ、不良。私が更生させてあげる」
 声がした。はじかれたように振り向く昌弘。
 女が立っていた。眼鏡をかけた冷然とした美少女だ。どこか風紀委員を思わせた。
「あなたのような不良は、きっと教師を殴り飛ばして一般生徒を震え上がらせたりしているのね!」
 美少女はいった。名をイグザクトリィといい、ドリームイーターはであるのだが、無論昌弘は知らない。が、熱にうかされたように興奮して昌弘は叫んだ。
「そうさ! 俺は、あんたの言うような凄い不良になってみせる!」
「そういう事なら、私が手伝ってあげる」
 ニッと笑うと、イグザクトリィは昌弘の胸にカギを突きさした。
 声もあげえず昏倒する昌弘。その傍ら、獰猛な顔つきの男が立っていた。


「日本各地の高校にドリームイーターが出現し始めたようね」
 凄艶な美女がいった。和泉・香蓮(サキュバスの鹵獲術士・en0013)である。
「ドリームイーター達は、高校生が持つ強い夢を奪って強力なドリームイーターを生み出そうとしているらしい。今回狙われたのは小笠原昌弘という学生で、不良への強い憧れを持っているわ」
 被害者から生み出されたドリームイーターは強力な力を持つ。簡単には斃せないだろう。
「ドリームイーターが現れるのは体育館裏。体育教師を狙っているわ。当然体育教師では歯が立たない。助けられるのはケルベロスだけよ」
 ドリームイーターは降魔拳士のグラビティに似た業を使う。威力は絶大であった。
「憧れの不良になりたい。くだらない夢よ。けれど、その夢を利用してドリームイーターを生み出すことは許してはおけないわ。撃破をお願いね」
 香蓮は艶っぽく笑った。


参加者
月宮・朔耶(天狼の黒魔女・e00132)
外木・咒八(ウルフズベイン・e07362)
小柳・瑠奈(暴龍・e31095)
速水・紅牙(ロンリードッグ・e34113)
輝夜・形兎(月下の刑人・e37149)
ヴィクトル・ヴェルマン(ネズミ機兵・e44135)
ベルローズ・ボールドウィン(惨劇を視る魔女・e44755)
九十九屋・幻(紅雷の戦鬼・e50360)

■リプレイ


 夕刻の校舎裏。
 黄昏の光の中に八人の男女が浮かび上がった。ケルベロスである。
 月宮・朔耶(天狼の黒魔女・e00132)という名の少女が辺りを見回した。銀光に包まれたような星のごとき美貌が紅く染まる。
「戦闘に支障はないようだな」
 朔耶は繊細な美貌にはそぐわぬ語調で声を発した。
「そうだね」
 同じく辺りを見回し、少女がうなずいた。天真爛漫という言葉の似合う少女である。が、どこか花のような色気があった。
 シャツとプリーツスカートの制服姿。初めて着るのか、少し嬉しそうだ。兎の耳と尾をそなえている。兎のウェアライダーであった。名は輝夜・形兎(月下の刑人・e37149)。
「大きい学校に来るのは初めてだから楽しみだな」
「学校ですか」
 特段感慨を抱いたふうもなく、ベルローズ・ボールドウィン(惨劇を視る魔女・e44755)はぽつりとつぶやいた。度の強そうなメガネの奥の憂いをおびた瞳が特徴的な美少女である。
 ベルローズがなんの感慨も胸に抱かなかったのは当然といえた。なんとなれば彼女は学生であったから。身なりも通学時の制服であった。
「権力や権威に縛られない姿勢に憧れる心情は理解できます。ですが、守るべきルールから逸脱し、近しい誰かに迷惑を掛けることもある」
「アタシも気持ちはとてもよくわかる」
 いいかけて、その快活そうな少女は可愛らしい顔を激しく横に振った。
「……いやいや、わかるってだけでアタシはガチでアウトローな訳だがっ! でもそういうカッコよさって、信義というかプライドというか。筋を通すからこそだと思うんだよ。形だけ真似ても心意気が伴わなきゃダメなんじゃないかな?」
 甲斐犬のウェアライダーであるその少女――速水・紅牙(ロンリードッグ・e34113)はいった。が、内心忸怩たるものがある。格好をして形から入るのは紅牙も同じだからだ。が、心意気だけは誰にも負けないつもりではあった。
 その時である。人の気配がした。


 男が歩み寄ってきた。
 ごつい体躯で、ジャージ姿。体育教師だ。
「何だ、お前ら?」
 足をとめ、怪訝そうに体育教師が問うた。
「ケルベロスだよ」
 女がこたえた。浅黒い肌のきりりとした美少女だ。匂うような色気があるのは肉感的な肉体のせいかもしれない。名を小柳・瑠奈(暴龍・e31095)といった。
「どうしてケルベロスがここに?」
「それは」
 瑠奈がこたえようとした。が、声を途切れさせ、はじかれたように瑠奈は振り向いた。熱風のごとき殺気が彼女の背を灼いたからだ。
 男が立っていた。獰猛な面付きをしている。
「退ってるんだ。人間がかなう相手じゃない」
 体育教師にいうと、九十九屋・幻(紅雷の戦鬼・e50360)は男に目をむけた。綺麗な顔立ちをしていが、その真紅の瞳にやどるのは男にも負けぬ獰猛な光だ。幻はオウガであった。
 刹那、ベルローズの身から悽愴の殺気が放たれた。その殺気に吹かれた体育教師が子犬のように逃げていく。
「おい」
 男が口を開いた。
「なんてことをしてくれるんだ。先公が逃げちまったじゃねえか」
「代わりに俺たちが相手してやるぜ」
 気だるげに、男がいった。二十歳ほどの若者である。よくみるとなかなかの美青年であった。
「何モンだ、おめえら?」
「ケルベロスだ」
 若者――外木・咒八(ウルフズベイン・e07362)はこたえた。すると男はふふんと笑った。
「おもしれえ。まず番犬どもからぶっ殺してやるぜ」
「強くなりたい、か」
 男が侮蔑の響きの滲んだ声でつぶやいた。人間ではない。クマネズミのウェアライダーであった。傷跡のはしった右目が特徴的である。
 男――ヴィクトル・ヴェルマン(ネズミ機兵・e44135)は敵を見据えたまま続けた。
「……俺もそう思って頑張ったことがあったが、あれは……学校のカースト上層の連中にいじめられてた兄を、守りたかったからだ。だが、今から戦う奴を生み出すきっかけになった坊主の場合はそうじゃない。一つ、お利口さんになって貰おうか」
「お利口か。やってみろよ」
 その声の響きが終わらぬうち、男の姿がかき消えた。ヴィクトルが気づいた時、すでに男の姿は彼の眼前にある。
 男の拳が疾った。咄嗟にヴィクトルは腕を交差させて防いだ。
 岩が砕けるような重い音がひびいた。衝撃波をまきちらし、ヴィクトルが吹き飛ぶ。フェンスを突き破り、地に転がった。
「くっ」
 数度転がってからヴィクトルは身を起こした。そして愕然とした。腕の骨が砕けてしまっている。


「どうだ。俺の拳は?」
 男がニヤリとした。すると咒八はふんと鼻を鳴らした。
「不良を騙ろうと騙るまいと勝手だが……その肩書きだけに魅かれているなら、教師とやらにはいつまで立っても勝てないだろうな。……ったく、めんどくせえ。が、片付けるしかねえな」
「やるか」
「ああ、やる。が、その前にいっておきたいことがある。不良という肩書きだけで、様々な不利を被ることは少なくない。ただでさえ教師に臆しているような奴がその様々な不利に立ち向かえるとは思えないな。やめておけ」
「なんだと」
 男が咒八を睨みつけた。すると瑠奈が凛然と笑ってみせた。
「なんだとじゃないよ。蛮カラ主人公タイプな不良を目指すのは凄くハードルが高いんだよ。人目のないところでもカッコいい不良を演じなくてはならないからね。その覚悟はできているのかな?」
「うっ」
 男の顔に微かな動揺の色が滲んだ。
「そうだ」
 紅牙が叫んだ。
「それに先生の態度がでかいってだけで喧嘩するのは筋通ってないと思うっ! 筋の通らない喧嘩はただの暴力だ。かなりカッコ悪いし、アウトロー失格だぞっ!」
「だ、黙れ」
「黙らないよ」
 形兎はいった。それから首をかしげると、
「ねーねー、何で不良に憧れてるの? 不良がカッコイイのはフィクションの世界だけだよ。不良やってても良い事無いよ」
「黙れ」
 男が動いた。形兎に殴りかかる。
 重く硬い音が響いた。男の拳は形兎の顔寸前でとまっている。横からのびた槍のごとき粘塊によって。
「やはりそうきましたか」
 ベルローズの美貌に冷笑がうかんだ。
「貴方のような輩は痛いところをつかれたりしたら、反省したりなどせず、力で奪い尊厳を踏みにじり、屈服させようとしますから」
「貴様」
 血走った目をえと子はベルローズにむけた。
 が、ベルローズに臆する様子はない。彼女はわかっているのだ。今の男の一撃に先ほどの威力がなかったことを。
「自分が格好を付けるためだけに、大事な人達に迷惑を掛け、裏切るんですか」
「一体何を勘違いしているのか知らないが、不良とは決して良いものではないぞ」
 諭すようにいったのは幻だ。
「よく不良が意外な所で善行を、とかあるが、ああいうのは不良が偉いんじゃない。真面目に生きて、善行を行う奴が一番偉いんだからな」
 幻はいった。男は無言で睨みつけた。反論しないのではない。できないのであった。
 ドラマなどで不良が熱血先生とともに活躍するので勘違いする勘違いする者が多いが、本当に世界を支えている者は真面目に普通に生きている者なのである。その者たちの普段の努力により、世界は今まで前に歩み、発展してきたのであった。
「不良ってのはマイナス要素でしかないんだよ。まして、気に喰わない奴に暴力を振るう輩などもはや不良ですらない。ただの犯罪者なのだよ」
「お前さんに聞きたいが」
 ゆらり、とヴィクトルは立ち上がった。
「お前さんは不良になればビビってもらえると思ってるのかい? 何の努力もなしにか。……悪いことは言わん、やめとけ。ビビったってことは、お前さんの身体がこいつにはかないっこないって全身でわかってる証拠だ。弱い奴が何の知恵も力もないまま強い奴のフリした所でバカを見るぜ?」
「黙れ」
 男が怒鳴った。


「不良を否定はせんが…せめて周りはよく見ような!」
 朔耶が叫んだ。刹那である。金色の光がケルベロスたちを照らした。
 光を発したのは、まるで歯が顎門と化したような異様な植物である。光に照らされたケルベロスたちの肉体が賦活化された。
 その瞬間である。男はケルベロスめがけ走り込んできた。弱体化しているはずだが、それでも速い。
「くらえ」
 男の脚がはねあがった。咄嗟に咒八が跳び退る。が、遅い。地に降り立った時、彼の胸はざっくりと裂かれていた。
「やってくれるぜ」
 血をしぶかせつつ、咒八ほどの男が片膝ついた。恐るべき威力だ。弱体化させていなかったらどうなっていたか。
「雷光団第一級戦鬼、九十九屋 幻だ。手合わせ願うよ!」
 獰猛な笑みをうかべつつ、幻は叫んだ。その手から迸りでた金色の角が男を貫く。
 そこへヴィクトルが接近。全身を覆うオウガメタルを鋼の鬼と化し、拳を男に叩き込んだ。
「まずは装甲を砕く」
「くっ」
 男は呻いた。彼の身を覆っていた装甲学生服の一部がちぎれとんでいる。が――。
「ううぬ」
 激痛にヴィクトルは苦悶した。砕けた腕で拳をふるったためである。
「無茶をするね」
 苦笑しつつ、形兎は白銀の光を放った。満月を思わせる光球だ。光に撃たれたヴィクトルの腕の骨が癒着していく。
「ちいっ」
 舌打ちすると、男は跳んだ。形兎の眼前に降り立ち、蹴りを放つ。鉈のような蹴撃が避けも躱しもならぬ形兎の顔面へ。
 ガシィ。
 岩の相博つような音が響いた。空で噛み合う脚と脚。ひとつは当然ドリームイーターたる男だ。そして、もうひとつは咒八であった。
「蹴りなら負けぬつもりだ」
 面倒そうに咒八はいった。が、次の瞬間、彼の胸の傷がさらに開いた。再びしぶく鮮血が地に血だまりをつくる。
 と、空をオルトロスが跳んだ。リキだ。口に咥えた神器の剣で斬りつける。
 刃を裂け、男が跳び退った。が、その動きはすでに瑠奈の目に捉えられている。
 トリガーガードに指をかけ、くるりとバスターライフルを回すと、瑠奈は男をポイントした。撃つ。
「あっ」
 光線に射抜かれ、男はよろめいた。その隙を紅牙は見逃さない。
「夢喰い。アンタが失格だってことを思い知らせてやるぜ」
 紅牙の指先から白光が噴いた。オーラの弾丸だ。
「こんなもの」
 男は逃げなかった。むしろ拳を突き出した。
 唸る弾丸と拳。二つが交差した時、膨大な破壊力が解放された。爆発にも似た衝撃が空間を震わせる。
 爆風がはしりすぎた後、ケルベロスたちは見た。血まみれの拳をかまえ、ニヤリと笑う男の姿を。


「……俺は悪。邪魔する奴はすべてたたきつぶす」
 獣のように吼えると、男は腕を振り上げた。唸りをあげて疾った一撃は咒八の顔面に。
「安息に堕ちろ」
 咒八の口から囁きにも似た声がもれた。
 刹那、男のパンチが炸裂した。破壊用の巨大な鉄球の一撃にも似た衝撃。美麗な顔をゆがめながら咒八は吹き飛ばされた。校舎の壁面に激突。亀裂がはしり、咒八は壁面にめり込んだ。が――。
 男は片膝ついていた。咒八がも用いた紫の花から作られる薬のために。甘やかな匂いは男を包み込み、彼の肉体を蝕んでいた。男の口から鮮血とともに苦鳴がもれている。
「すごい威力ですね」
 ベルローズの口から感嘆の声が発せられた。それから壁面にめり込んだままの咒八にちらりと目をやってから禍々しき黒の装丁の書物を開いた。口ずさんだのは禁断の断章だ。
 呪法は咒八の脳内で発動した。脳細胞に一刹那間だけ常軌を逸した強化を施す。強化脳は治癒プロセスを調節し、彼の傷を癒した。
 気がつくとベルローズの目から涙がこぼれ落ちていた。彼女の魔力の源泉は惨劇の記憶であり、魔法を使うたび、ベルローズの心は引き裂かれるのだった。
「ぬうん」
 片膝ついた姿勢のまま男は跳んだ。砲弾と化してヴィクトルに襲いかかる。
「まだそんな力が残っているとは」
 愕然としつつも、ヴィクトルもまた跳んだ。つま先が膨大な熱量を秘めて発光。流星と化して蹴りを放つ。男もまた。
 爆発。
 破壊熱量の具現化した爆炎をまきちらし、ヴィクトルと男は跳んで離れた。
 地に降り立った時、ヴィクトルは崩れた。足の骨が砕かれている。
 対する男はうっそりと佇んでいた。足は無事なようだ。神の眷属を斃すことは容易ではないかった。
 が、すぐに男は動かなかった。動けないのだ。砕かれはしなかったものの、ヴィクトルの蹴りは男の足に無視できぬダメージを与えていたのだった。
「また無茶をするんだね」
 呆れたようにいうと、妖しく形兎は笑った。放ったのは再びの月光だ。今度はヴィクトルの足の骨が分子レベルで修復されていく。ヴィクトルは苦く笑った。
「無茶をするのは好きではないのだがな」
「そういう男ほどやってしまうんだよね」
 形兎は片目を瞑ってみせた。その顔を男がぎらりと睨み据える。彼は孤独であった。
「動かない標的を撃ってもつまらないんだよね」
 ため息をこぼす瑠奈。が、腕は機械のように動いている。一瞬でバスターライフルをかまえ、男をポイント。神殺しの光を叩き込んだ。
 光に引き裂かれつつ、しかし男は動いた。足の痺れがれたのだ。一瞬で間合いをつめると、またもやヴィクトルを襲う。
「今度は治すことなどできんように砕いてくれる」
 男の足がはねあがった。が、彼の脚がとらえたのは飛び込んだリキである。
「邪魔だ」
 男の蹴りがリキを粉砕した。
「やったな夢喰い。もう、どうなっても知らないからなっ!」
 紅牙の手から白光が飛んだ。苦無だ。
 苦無は男の背に突き刺さった。次の瞬間である。苦無は爆散した。
「何っ」
 肉片と骨、鮮血を飛び散らせ、男は呻いた。苦無には螺旋の力が込められていたのだった。
「もう少しおとなしくしていてもらうぜ」
 杖を梟に戻し、朔耶は自らの魔力を込めて撃ち放った。
 空を裂きながら飛翔する梟はいわば魔力弾である。着弾と同時に梟は魔力を開放。男の肉体を破壊するのみならず、彼の神経回路まで麻痺させてしまった。
「とどめは私だ」
 男の眼前に幻がその名のとおり躍り上がった。反射的に男が繰り出したパンチをくぐり抜ける。
「遅いよ」
 叫ぶ幻の拳は――いや、全身は真紅の稲妻をまとわせていた。
「きさま」
「きさまじゃない。九十九屋幻だ」
 一切の防御を捨てた渾身の一撃を幻は放った。


 小笠原昌弘は目を開いた。すると覗き込む美しい顔が見えた。
「まだ不良になりたいの?」
 形兎は問うた。何のことか、わからない。事情をきいて、昌弘は項垂れた。
「不良じゃなくても得られる強さやカッコ良さはあるのだから、もう一回、自分を見詰めなおしてみても損はないよ」
 瑠奈は項垂れたままの昌弘に告げた。ヴィクトルもまた。
「…人をビビらせるってのは、強さをアピールできる奴の特権だ。負けたくないなら、胸を張っていけ」
 昌弘は項垂れたままだった。
 愚かな少年がケルベロスたちの言葉を理解できたのか、どうか。昌弘の心はただ揺れ続けていた。

作者:紫村雪乃 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2018年5月23日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 3/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 0
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