高級ホテルで甘いバトル!?

作者:緒方蛍

 醜悪なる豚どもが集う空間があった。洞窟のような、どこかの部屋のような、わかりにくい場所だ。そのうちの10数匹が、魔空回廊で転移しようとしていた。
 そこへスライム忍者・雷霧が現れた。
「あの! 私のスライムも一緒に連れて行って活躍させてください!」
 彼女が豚――オークどもに渡したのは、半透明のぶるぶるとしたゼリー状の生物、スライムだ。かれらは何事か囁き合うが、価値はあると判断したらしく、一行に加えられた。
「じゃあよろしくお願いしま……ひゃあああっ!?」
 オークの群に女ひとりで現れるとは、飛んで火に入るなんとやら。だが彼女の行く末はここでは関係がない。
 魔空回廊が開く。
 転移先は、25階建てホテルの20階にあるレストラン。ここで開催されているのはフルーツブッフェで、今日は招待された女性たちばかりが集まっていた。
「ソレ、役ニ立ッテ見セロ!」
 先頭のオークが放ったのは、先ほど受け渡されたスライムだ。スライムは命令を受け、すぐさま女性たちに飛びつき――その衣服を溶かして行く!
「きゃああああ!!」
「いやー!!」
 昼間のレストランが、阿鼻叫喚の空間へと変容していく――。


「オークたちが女性たちを襲撃し、略奪する事件の発生が予知されました」
 御門・レンが生真面目な顔をして一同を見回す。
「この事件はシエル・アラモード(碧空に謳う・e00336)さんの事後調査により判明した事件になります」
「まさかオークによる事件になるとは思わなかったですわ……」
 シエルは遠い目をしていた。無理もない。
「襲撃場所はホテルの20階にあるレストランです。デザートブッフェの最中、招待された女性たちがデザートを楽しもうとしている時の襲撃になります」
 ケーキやタルト、ムースにジェラート、ソルベ、ゼリー、様々なデザートを楽しみにした女性たちを標的に定めたようだとレンはいう。
「他のオーク襲撃と少し違うのは、今回の襲撃には『服だけを溶かすスライム』を連れている、というところです。服を溶かすだけで肉体的なダメージを受けることはありませんが……精神的なダメージは計り知れません」
 しかし襲撃される予定の女性たちを先に避難させてしまうと、オークたちは別の場所に出現し、事件を防げなくなってしまう。
「ですから、オークの襲撃後すぐ、すみやかに女性たちを避難させることも大切です。逃げ遅れればどんな破廉恥な目に遭わされるともしれませんから」
 レンは息を吐くと、出現するオークについて教えてくれた。
「オークの数は15体。数は多いですが、戦闘能力が特別に高いということはありません。特に戦闘能力が高い個体もいません。女性たちの人数ですが、こちらは20名ほど。戦場となる場所が高所ですが、エレベーターをあらかじめ待機させることは可能です」
 また戦闘による物理的被害を受けそうな上下5階分に関しては先に避難させることができるだろう、と教えてくれる。
「スライムは服を溶かすと消えるという不思議な存在です。持ち帰ることも出来ませんが、戦う必要もありません。……また、ケルベロスの装備は溶かされないようですので、そこは安心しても良さそうです」
 きり、と表情を改めたレンは、ケルベロスたちに小さく頭を下げる。
「か弱き女性たちを守るためにも、よろしくお願いいたします」


参加者
ティセ・ルミエル(猫まっぷたつ・e00611)
リーズグリース・モラトリアス(義務であろうと働きたくない・e00926)
アルメイア・ナイトウィンド(星空の奏者・e01610)
エルネスタ・クロイツァー(下着屋の小さな夢魔・e02216)
ミリム・ウィアテスト(リベレーショントルーパー・e07815)
リーナ・スノーライト(マギアアサシン・e16540)
シャイン・セレスティア(光の勇者・e44504)
牧野・友枝(抗いの拳・e56541)

■リプレイ


 都内のとある高級ホテル。見晴らしの良い上階。
「きゃああっ」
 ブッフェでデザートを食べていた客の悲鳴が響く。即反応したのは牧野・友枝(抗いの拳・e56541)、ミリム・ウィアテスト(リベレーショントルーパー・e07815)、アルメイア・ナイトウィンド(星空の奏者・e01610)、リーズグリース・モラトリアス(義務であろうと働きたくない・e00926)、シャイン・セレスティア(光の勇者・e44504)。
 魔豚とスライムを見たシャインの反応が一番面白い。
「なんですか、このスライムとオークは!」
 スライムといえば国民的RPGの、青くて水滴型のぷるぷるしたかわいいヤツだ。なのにこのスライムは超経験値稼げるのに超素早すぎて逃げられる、バブルな感じの銀スライムに近い。
 豚は背中から触手が生えている。こんな醜い生物なんて信じられない。
 ステラ・セレスティア(星の聖女・e45159)はそんな姉の様子に、サポートとして参加して正解だったと遠い目。
「ま、まあ、どんな相手でも、この勇者シャインが相手です!」
 魔豚がひそかにスライムを放っていたことにシャインは気付いていなかった。
「ふぇっ……?!」
 下肢に感じた冷たさ。考えるまでもない、スライムだ。透明だから近寄ってもわからなかった。
「だ、大丈夫……っ!」
 スライムが装備品を溶かすことはない。溶かせないのだと聞いた覚えがある。
 人肌よりは少し冷たいスライムが布地の隙間や、襟元や隙だらけのスカートの裾から服の内側に入り込む感触。慌てている間に、肌を濡らすスライムによって溶かされてしまったものがある。
 装備『は』溶かされない。だが、装備以外のものはどうだ。
「やだっ……ブラとぱんつがっ?!」
 スライムが下着に染みこんでいく感覚があるたび、じわじわとその部分が跡形もなく溶けていく。当然だ、下着は装備品ではない。
「きゃ、きゃあっ!」
 スカートで前を隠すようにへたり込んでしまう。けれどスライムは容赦なかった。シャイン絶体絶命!
 その間にも民間人の救出、脱出は進んでいた。
「こっちですよ~、もう少しです~」
「エレベーターは待機してる、すぐ逃げられる!」
「換えの服もタオルもあるから」
 ティセ・ルミエル(猫まっぷたつ・e00611)、アルメイア、エルネスタ・クロイツァー(下着屋の小さな夢魔・e02216)がそれぞれ恐慌状態に陥りそうな女性たちを一斉にエレベーターへと誘導する。励まし、タオルや着替えも渡して何度かに渡ってエレベーターへ乗り込ませた。
「あともう少しだよ!」
「残っている人はいない? 大丈夫、私たちはケルベロス、護るから!」
 藤丸と友枝がブッフェ会場の中を、豚を避けて取り残された人がいないかを確認していく。エルネスタやティセもオークには対象年齢外ということもあり、あちこちと見て回っていた。
「スライムはできるだけ防ぐよ! って……うぇぇ、なんだこれぇ!」
 ミリムが素っ頓狂な声をあげたのは、スライムの仕業だ。
 いつの間にか足許に来ていたスライムたちが細い足を這い伝い、張りのある太もも、そうしてかわいい制服に見合ったレースとフリルの多い下着に辿り着くとやらかすことはひとつ。そう、下着を溶かす。
「えっ、ちょっ」
 ここでスカートをまくり上げてスライムを払い落とすのは難しい。何しろスライムは簡単には払い落とせないような軟粘性。完全に払い落とすことはできないのだ。大半を落とせたとしても、残った部分はなおも布地を溶かしてくる。
 まごついている間にスライムはいい具合に内股から陰部へと侵攻し、半液体状の彼らはミリムの恥部を完全にあらわにさせてしまう。
「やだぁ!」
 せめて下着を溶かすぜと頑張っているスライム、嫌いじゃない。しかも彼らは溶かすだけ溶かして消えてしまうのだ。モブ精神ハンパない。えらい。モブはスライムを見習えばいい。
「下着がっ! 下着がぁ!?」
 とろりとスライムが布地とともに消えるたび、フリルたっぷりサイドのレースリボンがかわいい下着の布地も一緒に消え、肌面積が増えていく。
「ダメだったらぁッ!」
 制止の声は悲しく響く。
 ミリムだけではない。近くにいたリーナ・スノーライト(マギアアサシン・e16540)までものの見事にぷるぷるぷるるんなスライムに襲われていた。
「や、ァ……っ」
 赤面させて丈の短いスカートを抑えるが、それではスライムを振り切れない。下着を溶かすスライムは、リーナに未知の感覚を与えていた。
「ひ、ぅ、っ……!」
 ひくりと震え、床にへたり込む。下着をすっかり溶かされてしまってもなお、体の中がうずくような感覚が残った。そうしてオークがこちらへやってきたのを見ると震える脚を叱咤して立ち上がる。
「こんな、……えっちな、オークなんかに……!」
 負けない、と惨殺ナイフを構えた。
 少し離れたところにいたティセは、逃げ遅れていた女性客に気付く。
「させない!」
 オークと女性の間に割り込むと、彼女に向かってけしかけられていたスライムを代わりに受け止める。イコール下着が徐々に溶かされていく。
「逃げてください、早く!」
 歳の割に育った胸に鼻を伸ばした(どうやって?)魔豚を絶空斬で牽制している隙にと女性を急ぎ逃がすことに成功する。
「うう、スースーするです……」
 スカートの後ろを気にしつつ、エルネスタに下着を貰おう、と呟いた。


 他のオークだって元気に活動している。客を避難誘導した後、真っ先にオークの犠牲になったのはアルメイア、リーズグリース、友枝だ。
「来な! 端から地獄にブチ込んでやるぜ!」
 アルメイアは威勢良く挑発するとスカートを翻す。愛用しているギター『Starlight Himmel』をかき鳴らし奏でられた『ヘリオライト』が魔豚どもにヒットする。
「ハッ、この程度かよ?」
 鼻で笑っていられるのもそう長い間ではない。スライムは体の半分を蹴り飛ばされたのにもかかわらず、飛び散った勢いのままスカートに付着。装備が無理ならせめて下着でもと頑張っていた。彼を応援する声が聞こえてきそうだ。
「っ、く……くそ……ッ!」
 スライムが下着とともに融解してしまうと、待ち構えていたのは魔豚。構える暇も無く触手が飛んできて、両手をひとまとめに縛ると吊り上げてしまう。
「てめえ、こらぁ!? ……やめ、ぇッ!」
 装備の隙間から潜り込んだ触手が下肢、ぬるついた先端で双丘をひと撫で。割れ目をぬるりと降り、同時に装備の胸許へと侵入した触手は胸を緩く揉んだ。
「あ、う……ッ」
 呼吸が徐々に荒くなる。なんとかしたくても囚われて力も入らないこの状況ではどうしようもない。
「やめろって言ってるよ!」
 月光斬が長い触手を斬り裂く。魔豚の対象外であるティセだった。アルメイアは助けられた礼を言い、ぎろりとオークを睨み付ける。
「てめえら……まとめて掘削してやらあ!」
 かき鳴らしたギターが巨大なドリルに変形し、緑に輝く光がオークをぶち抜く。『凶星穿つ螺旋光(スパイラル・ブレイカー)』だ。
 醜い声をあげて消える豚には目もくれず、アルメイアはティセとともに別の豚を叩きに入った。
 奮闘しているのはオークもだ。先程ダメージを受けたオークは全体数のほんの一部。その他の豚は元気に触手をリーズグリースへと伸ばす。布面積が極端に少ない施術用黒衣姿のしなやかな肢体はご馳走に見えたのだ。
 だから、オークはオークのくせに策に走った。
「これ以上、リーナにも手は出させない、よ」
 リーナへと伸ばした触手を阻もうとした隙を狙い、本当の目的であるリーズグリースの体を絡め取る。
 きっとオークを睨むが魔豚は痛痒にも感じていない。
 透明の粘ついた体液をてらてらと光らせ、蛇のようにくねらせた長いソレをなめらかな肌、太ももから上へと這わせ、腰回りを濡らすとくるりと身体を一巻きし、豊かな隆起、胸へとソレの先端を舐めるように這わせる。リーズグリースが細身の身体をひくりと震えさせたのは、触手が胸の先の色づいたところを撫でて。
 粘液で滑りが良くなったところを舌のように柔らかな感触のソレで何度も撫でるうち、先端がぷくりとしこりを帯びて立ち上がる。
「くぅぅ、せ、先端は、だめぇぇ……」
 頭を振るが、抵抗する声はどこか甘い。それはオークに対する挑発になる。
 両方の乳房に絡んだ触手はダメと言われた胸の先端に狙いを定め、器用につまんだり、触手の先で吸い付いたりする。
「む、むねばっかり、だめなのぉ……あぅぅ……」
 吐く吐息は熱く甘く、身体の内を走るのは快楽ばかり。逃れようと手や足を動かそうとするが、そのたびに与えられる快感に、次第に腰が砕けていく。とろりと内股を伝うのは果たしてオークの触手から溢れる粘液だけだったろうか。
 胸の先をぬるぬると擦られ、やだ、ともダメ、ともつかない声はオークを猛らせ――。
「さすがに、これ以上は! アウトでーす!!」
 横から鋭く飛んできたケルベロスチェインが触手に穴を開けて切断、色んな意味で危機を救う。セス・フェスター(救いのリリック・e61618)は手の甲で鼻を拭う仕草をしたが、どこまで見ていたのか。ここに来て良かった。神に土下座して感謝する。
 一方、別の場所では下着を溶かされたミリムがオークに挟み撃ちにされていた。
「さぁかかってこい! 相手になってやる!」
 オークの2匹くらい敵ではない。思って啖呵を切れば、存外まじめに攻撃をしてきたオークの、装備を斬り裂くような触手。ギリで躱した。
「くっ、このぉ! 盛大な花火のお披露目だぁ!」
 取り出したるは使い捨ての鈍器。仕込まれているのは大量の爆発物(グラビティ入り)。危険な鈍器を手にしてオークに殴り込みに行き、盛大な爆発。『炸裂特攻鈍器』の威力はすさまじいが、代償として自身も吹っ飛ぶ。だがミリム自身にダメージはない。
 が。吹っ飛ばされたら華麗に着地ができず、尻餅をつき転がって、下着を穿いていれば下着が丸見えだったであろう体勢に。そう『下着を穿いていれば』。今は――局所が晒されてしまっていた。
「ひゃ! やだぁっ」
 顔を真っ赤にし、慌てて尻尾で隠すものの、まだまだ元気なオークがその姿を見ていた。醜悪なその顔に下卑た笑みを浮かべて舌なめずりし、いかがわしい触手がミリムを狙う!
 腕ごと触手で縛り上げられ、脚をじたばたたとするしかできない。
「ちょっ……放せぇ!」
 豚がその言葉通りにミリムを放すなんてありえない。だってオークだもの。
 ぬめぬめとした汚らわしい触手がスカートの中へ侵入し、尻尾の付け根まわりを舐めるように這っていく。
「だめ、だったらぁ……!」
 その先へとさらに伸びようとした触手。このまま汚されてしまうのか。だがミリムは己の装備している武器を思い出した。
「こ、のぉ……!!」
 放出された無限の黒い鎖がオークの触手に絡みつき、あるいは突き刺さり、斬り裂いて。間一髪で自身の危機を救い、ついでとばかりに魔豚本体をぶっ飛ばす。
「乙女を辱めた報い、受けてもらうよ!」
 ちょっと涙目になりつつ剣を構えると、怒りを叩き込むかのように溜め斬りを繰り出す。醜い声を上げ、魔豚はまた1匹この世から消えた。
「ミリっち! 早く来てー?!」
 助けを求める声に振り向けば、友人の友枝が魔豚の触手に捕まっている。
 身体をよじり、豚の触手からなんとか逃げようとしている姿は、どこかよがっているようにも見える。触手の動きは絶妙で、まるで友枝の弱いポイントを知っているかのように太ももや内股、双丘を這い、胸許を溶解液で溶かしては直に柔らかなそこを揉んでは先端をくすぐった。
「こんな、ことして……今のうちだからね! ……ァッ」
 漏れそうになる声を慌てて噛み殺す。こんなところで妙な声を上げても豚を喜ばせるだけだ。断じてそんなことがあってはならない。なんとか隙間を作って抜け出せないかともがく。
 その間にも身体のいたるところを這い、感じる場所を探るような動きをする触手に友枝の身体はびくついた。そのたびに拳を強く握る。
「ゴメン、お待たせっ!」
 バスタードソードで触手を両断して友枝の窮地を救ったのは、ミリムだった。
「大丈夫じゃないだろうけど無事?!」
 心配してくれるミリムも相当大丈夫ではない姿だが、友枝は頷くとまだ生きているオークを強く睨み付ける。
「この……調子に乗ったなああ!」
 腰を低くした状態で手のひらにグラビティ・チェインを集中させる。
「問答無用! 私の全力を食らえッ!!」
 強く踏み込んだかと思うと高速でオークに接近、球状に収縮したそれを叩き込み、豚がまた倒されていった。


「ちょっとこれは……まずいかもっ」
「お姉ちゃん!」
 スライムにより下着を溶かされたものの、装備している制服は無事だったシャインの傍らにいるのは、装備品ではないがゆえに身ぐるみをすっかり溶かされてしまった妹のステラ。肩にかけられているのは姉の制服の上着だ。
 不安げな妹を安心させるように笑むと、スカートの中を気にしつつ、バスタードソードを構える。
「私たちをこんな目に遭わせた報い、味わってもらいましょう!」
 剣での一閃。深いダメージを与えることに成功するが、絶命にまでは追い込めなかった。オークの触手が鋭くシャインのスカートを切り裂く。深いスリット状になったそこを、触手が風を起こしめくり上がらせようとして。
「みせられないよ!」
 割って入ったのは一般人の避難に専念していたエルネスタだ。オークの射程範囲外である彼女は、小さな身体を活かしてステラの傍へと駆け寄る。彼女のグラビティ『プライバシーミスト』により発生した霧状のグラビティ・チェインがシャインの下半身をぼかす。ひとまず難は逃れた。
「これ、着るといいよ」
 エルネスタがステラへ渡したのはガウンだ。スライムはいなくなったようだし、これで全裸は免れるだろう。
「あ、ありがとうございます……」
「他のみんなは……?」
 くるりとあたりを見回す。
「あっ、行ってくるね!」
「私も行くよ!」
 リーズグリースとリーナの共同戦線に不安を感じたエルネスタと、フロアの反対側にいたティセが救援に回る。リーナにジョブレスオーラ、ティセは威嚇に「殲剣の理」を喰らわせ、次のターンではリーズグリースにプライバシーミストを、ティセは瀕死の豚に居合い斬りをし、安全を確保して回った。
「はぁ、……オークは片付いた、かな……?」
「大丈夫、かも?」
 セスの影ながらの奮闘もあり、あれだけ大量にいたオークはもう姿が見えない。念のためとフロアの各所を見て回るが、どうやら駆逐できたようだった。ティセが溜息混じりに呟く。
「次は甘いマスクに生まれてくると良いですね。デザートブッフェなだけに」

作者:緒方蛍 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2018年6月17日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 2/キャラが大事にされていた 3
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