漂揺シーデッド

作者:天枷由良

●無言の侵略
 連休の谷間。明日から心置きなく羽根を伸ばすため、熱心に働いていたサラリーマン達は、オフィスから路上から、或いは昼休みに足を運んだ飲食店などから、それを見た。
 ビルとビルの合間に浮かぶ、肉厚の花弁を幾重にも揃えた植物らしき巨大な物体。だらりと垂れ下がる根っこは刃物のようでもあり、そして事実、鋭い切れ味を有している。
 そんなことが何故分かったのかと言えば、多くの人々が目を向けるその中で、謎の巨大植物は根っこを振り回し、オフィスビルを一つ、切り崩してしまったからだ。
 この世界で侵略は日常でもあるが、しかし非日常でもある。戦う力を持たない人々は轟音を立てて崩れる建物にようやっと目を覚まし、悲鳴を上げながら方々に逃げ出した。
 だが、ぷかぷかと揺蕩う多肉植物は切断したビルを巨体で押しながら、人々を根で貫き断ち切り、自らの活力として取り込んでいく。
 その巨体が通り過ぎた後には、無人となった灰色の荒野が広がるばかりであった。

●ヘリポートにて
「サキュレント・エンブリオが、大阪のビジネス街に出現するそうです」
 一足先に話を聞き終えていた佐竹・勇華(は駆け出し勇者・e00771)が、そう切り出してミィル・ケントニス(採録羊のヘリオライダー・en0134)にバトンを渡した。
「大阪市内で多数の事件を起こして一般人を避難させ、支配領域を広げようとする作戦の一環に間違いないわ。人々の命を守るのは勿論、ゲート破壊成功率の低下を防ぐためにも、サキュレント・エンブリオを早急に撃破しましょう」
 ミィルは手帳や地図などを取り出しつつ、ケルベロス達に説明を始める。

 この『サキュレント・エンブリオ』とは、多肉植物を思わせる見た目をした7mほどの巨大攻性植物で、魔空回廊を通じて大阪市内に現れる。
「胎児のようなものが透ける花弁と、切れ味鋭い刃物みたいな根を持っているのが特徴で、ぷかぷかと浮いたまま市内を移動して、建物を壊しながら人々を虐殺しようとするわ」
 ミィルは口を動かしながら、地図の一点を丸で囲んだ。
「敵は最初に言った通り、ビジネス街に出現するわ。付近一帯に勤めている人をはじめ、一般人に対する避難誘導は警察や消防などに協力を要請してあるけれど、建造物に被害が出ることは避けられないでしょう」
「戦い終わった後にヒールグラビティで直すのは当然としても……なるべく大きな被害が出る前にやっつけたいですね」
 勇華の言に、ミィルは頷く。
「この辺りに建っているのは、サキュレント・エンブリオより大きいオフィスビルなどが中心となるから、高所を飛び歩いて砲撃したり、ビルを駆け上がりながら攻撃してみたりと、立体的な戦い方を意識してみれば、少しは有利に戦えるかもしれないわ」
 色々工夫してみてちょうだいねと、ミィルは締めくくった。


参加者
佐竹・勇華(は駆け出し勇者・e00771)
フレナディア・ハピネストリガー(サキュバスのガンスリンガー・e03217)
パウル・グリューネヴァルト(森に焦がれる・e10017)
朱藤・環(飼い猫の爪・e22414)
ハートレス・ゼロ(復讐の炎・e29646)
風陽射・錆次郎(戦うロボメディックさん・e34376)
風鈴・羽菜(シャドウエルフの巫術士・e39832)
ガートルード・コロネーション(コロネじゃないもん・e45615)

■リプレイ


 一際背の高いビルの上。佐竹・勇華(は駆け出し勇者・e00771)は淡いピンク色のドレスを風に揺らしながら、彼方を見つめていた。
 その目に映るは大阪城――などと呼ぶのも憚る、太く悍ましい蔦の塊。
 大阪に住まう人々のことを想えば、一刻も早くどうにかしてやりたいところだが、しかし地球を狙うデウスエクスは攻性植物以外にもわんさかと居て。ケルベロス達がそちらの対応に追われている間に態勢を立て直したか、城の周辺に押し込めた連中は再度の侵攻を始めてしまった。
「おまけに、倒したら胞子を蒔くそうじゃない」
 勇華の隣でライフルを抱えて、フレナディア・ハピネストリガー(サキュバスのガンスリンガー・e03217)が困ったように言う。撃って解決、とならないから少し面倒なのかもしれない。
「でも、見過ごすわけにもいきません」
「そうです。これ以上の侵略を認めるわけにはいかないんです!」
 拳を握りしめる勇華に合わせて、朱藤・環(飼い猫の爪・e22414)も仄かな高ぶりを滲ませつつ視線を下げた。
 そこには何もない。
 ……いや、なかった、というのが正しい。虚空に湧いた切れ目は邪なものを導く回廊となって、攻性植物の尖兵たるサキュレント・エンブリオを無人のビジネス街に現出させようとしていた。
「避難が済んでいてよかったけど……それでも、早めに決着をつけたいですね」
 眩い輝きを放つ片手半剣を携えた、ガートルード・コロネーション(コロネじゃないもん・e45615)の言葉に、環が大きく頷く。
 一方、地上のビル陰では、風陽射・錆次郎(戦うロボメディックさん・e34376)が触手のように蠢く根を見やって、落ち着かない様子を見せている。
(「また、こんな奴と戦うなんて、手に汗握っちゃうよ」)
 胸中で呟きつつ、錆次郎は両手をにぎにぎ、にぎにぎ。既に同型の敵と一戦交えたとはいえ、やはり巨大で恐ろしい相手だから緊張してしまう――のかと思いきや、その挙動不審な雰囲気は錆次郎が元来醸し出しているもの。つまり彼が手に汗握っているのも平常運転であるらしい。
「実に興味深い相手ですね」
 今度はまた遙か高みから覗き込むようにして、パウル・グリューネヴァルト(森に焦がれる・e10017)が独り言つ。植物学者だという彼には、この不気味で悍ましい攻性植物も好奇の対象となるようだ。
 戦いが始まってしまえば、じっくり観察している機会などないだろう。パウルはあれに近い、これと似ているなどと言いながら、写真を撮ったり手帳にメモしたりと記録に勤しむ。
 だが、そうしていられるのも僅かな間。ぬるりと産み落とされるように出てきたサキュレント・エンブリオは、大地に落ちることなく宙空を漂い、根を揺らめかせて少しずつ動き出した。


 それを地上で、正面から待ち受ける者が一人。
「大きな攻性植物さんですね」
 風鈴・羽菜(シャドウエルフの巫術士・e39832)は簡潔な感想を述べると、九尾の扇を手に少しずつサキュレント・エンブリオへと近づいていく。
 和装と、生来のものと思われる雅やかな足取りが、これから戦いが始まるのだということを一瞬忘れさせそうだったが、しかし羽菜は紛れもなくケルベロスの一人であり、その振る舞いも戦う術の一部。
 やがて、ちりんちりんと鈴の音を響かせてから、羽菜は走り出した。
 音に釣られてか伸ばされた根が、道も街路樹も電柱も区別なく荒らして迫るのを、ゆらりふわりと舞うように避けて進む。そして錨の如く大地に突き刺さった一本へ飛び乗ったかと思えば、その姿はあっという間に敵の真上。
 花弁の一つに着地を果たし、またちりんと鳴り響く音はサキュレント・エンブリオを誘う。伸びていた根が一気に引き戻されて羽菜を狙い――。
「――うおおおおおぉぉ!!」
 たった一人に引きつけられてしまった、その一瞬。直上から咆哮と共に落ちてきた勇華を皮切りに、ケルベロス達が一挙の猛撃を仕掛けた。
 一番槍となった勇華は、重鋼砲翼『大和撫子』を構成する55口径重力主砲2門から、そのたおやかな名前に反して凄まじい力を撃ち出す。爆音轟かせて空を裂く破壊の塊はサキュレント・エンブリオの花弁二つにぶち当たり、中に含まれる影ごと、早くも消し炭に変えた。
 衝撃が街を駆け抜けて、まだ無事であるビル群の窓ガラスがビリビリと鳴る。だが震源地である攻性植物の元に居た羽菜は何事もなかったかのように大地に降り立って、微笑みながら小さく鈴を鳴らした。
 天の火を降らせた勇華も、強烈な反動を利用して元の位置へと帰る。ケルベロスでなければ到底扱えるはずもない巨砲から射撃の名残を燻らせる彼女の傍らでは、パラボラアンテナ状の小型無人機――レゾナンスビットの用意を終えたフレナディアが、常識的なサイズのライフルを手に狙撃の態勢へ移ろうとしていた。
 そこにしろ、さんざ弄ばれた羽菜にしろ、サキュレント・エンブリオが根を差し向けて攻撃する猶予は、ない。さらに続けて二つ。炎の塊が巨体目掛けて飛んできている。
 一つはエアシューズの摩擦を利用して、環が脚に纏わせたもの。そしてもう一つは、ライドキャリバー・サイレントイレブンと一体になったハートレス・ゼロ(復讐の炎・e29646)そのもの。
 環は先の砲撃をなぞるようにして真上から落ち、ハートレスはコアブラスターを浴びせながら突撃。凄まじい炎は花弁に残って広がり、少しずつ、そして僅かにではあるがサキュレント・エンブリオを死へと近づけていく。
 街への被害を減らそうと思えば、そうした効果も軽んじることはできない。より良い勝利を収めるべく闘志を漲らせる環は、端々を燃やしながらやや高度を下げた敵をさらに叩き落とすべく、黒鎖を手近なビルの屋上へと伸ばして次の好機を伺う。
 そうして高所に上がっていった環とは対照的に、ハートレスは大地へと下ってから反転。サイレントイレブンのアクセル全開で敵の真下を抜けていく。
 根が追ってこようと何のその。人機一体となったハートレスは左右に揺さぶりをかけて敵を翻弄し、傾きかけていた電柱をジャンプ台代わりにして跳び上がると、たわむ電線の上も難なく疾走する。
 アクロバティックな騎乗は敵の意識を大いに引きつけて、七人の仲間達に自由を与えた。
 既に一撃浴びせたケルベロスがビルからビルへと乗り移っていく一方で、錆次郎がハートレスの駆け抜けていった方角と対極から、アニメ絵の女の子が描かれた銃で狙いをつける。
 その武器と動作には変わらず怪しさが漂っていたが、銃を向けて撃つという部分だけを切り抜けば非常に手早く無駄なく、正確。たった一発の弾丸が揺らめく触手もどきの一本を根元から吹き飛ばして、アスファルトを引っ剥がすばかりだったサキュレント・エンブリオはようやく、疾風と化した一輪駆動への攻撃を諦めた。
 だが、根を戻しながら錆次郎に振り返ろうとした矢先。今度は無警戒の直上から落ちてきたガートルードが、オウガメタルに覆われた右手で殴りかかる。
 燻っていた花弁が一つ、ガラスを割るように砕かれて粉々になった。痛みを感じてなのか反射的なものなのか、激しく揺れ動く巨体の上で腕を払うと、ガートルードは足元を蹴り上げてサキュレント・エンブリオから離れていく。
 その先に広がるのは、パウルが一時的に具現化した広葉樹林。
 木々の幾つかを踏み越えて渡り、ビルの外壁にまで迫ったガートルードは渾身の力で跳び上がる。幾つかの根っこが彼女を追ってきてはいたが、刃じみた鋭い先端が触れる寸前で宙空をもう一度蹴りつけたガートルードは、敵の反攻を嘲笑うように躱して金属の手すりを掴み、それを軽く乗り越えていった。


 空を渡るための翼など生やしていないにも関わらず、武器と術を駆使して林立するビル群を駆け巡るケルベロス達を、サキュレント・エンブリオは中々捉えられずにいる。
 だから――と、決めつけるには敵の情報が少なすぎるが。ともかく巨大な攻性植物は、それまで敵意ある存在を追いかけるばかりだった根で、一つ違う行動に出た。
 それを方々で見やって、各々反応を示すケルベロスの中でも、とびきり渋い顔を作ったのは環。
 彼女が見下ろす先で、サキュレント・エンブリオは全方位に根を差し向けると、巨体そのものを回転させて範囲内にある何もかもを薙ぎ払い始めたのだ。
「……参ったわね」
 早速傾き始めたビルの上で呟きつつ、フレナディアは一先ずレゾナンスビットで強化されたフォートレスキャノンを撃ち放つ。眼力が足場の不安定さとは関係なしに微妙な値を示していたが、丁半博打に近い射撃は可否の可を引き当ててサキュレント・エンブリオを穿った。
 だが喜んでばかりもいられない。それほど派手に動き回るつもりもなかったフレナディアは、どうにか乗り移れる場所が無いかと辺りを見回す。
 そして、その目は次の足場より先に仲間の姿を捉える。
「っ……やってくれたね!」
 ビジネス街を戦場にして穏便に済むなどとは思っていないが、しかし被害が生じるのを仕方ないとも片付けられない。言葉の端々から丁寧さを失くした環は、高ぶりを駆動剣に移しながら沈む屋上を蹴って跳んだ。
 同時に勇華やガートルードも宙に身を投げて、彼女らとは真逆から密かにハートレスも近づいていく。だが、建造物を荒らした後で何処からかケルベロスがやってくるのも想定していたのだろう。サキュレント・エンブリオは回り続けながら目的を反撃に変えると、接近してくる前衛陣四人を揃って撫で斬りにした。
 それは斬ると同時に、太い根を叩きつけるような攻撃でもあった。一際威勢よく飛び出した環ですら、敵を斬る前に瓦礫の上へと飛ばされていく。
 けれど、転んでもただでは起きないのがケルベロス。環はケルベロスチェインをまだ無事だったビルの屋上に伸ばすと、自らが吹き飛ばされる反動も振り子のように利用して再びサキュレント・エンブリオに迫った。
 回転を終えた敵が、今度は貫くために根を放ってくる。それを一つ二つと駆動剣で打ち払い、躱しきれない分は身体に受けて、生命を吸い上げられていく感覚を味わっても勢いはそのまま、花弁に乗り移った環は唸る刃を足元に突き刺して巨体の上を駆け抜けた。
 さらに負けじと、ダブルジャンプで態勢を立て直した勇華も仕掛けていく。
 熟達した拳撃は名槍と見紛うほどの鋭さで敵を貫き、また花弁の一つを萎ませた。一発打ち入れてすぐさま離脱を図る勇華には根が向かってくるが、此方も空中二段飛びで来たガートルードが割り込んで片手半剣を振るい、反撃を打ち払うことで撤退をアシスト。
 ガートルードはなおも剣を握ったまま敵の上に降り立つと、花弁でなく自らを狙ってきた根を斬り捨てる。
 剣舞を始めて程なく錆次郎の振りまいたオウガ粒子が超感覚を呼び覚まして、ガートルードは背後すらも見通しているかのような剣閃を放ち続けた。
 その奮戦を見やりながら、ハートレスも再接近。
「この手の術は、不得手なのだがな。焼き尽くせ!」
 叫び、まるで鹵獲術士が使う魔法のように掌からドラゴンの幻影を撃ち放つと、着弾と同時に垂れていた根を駆け上って、サイレントイレブンに激しいスピンを行わせる。
 自らの上にある二人を振り払おうとサキュレント・エンブリオは巨体を揺すったが、直後に伸びてきたパウルの鎖が身動きを封じる。
 そこに羽菜が影の弾丸を撃ち込めば、澄んだ青の一端がじわりじわりと黒ずんでいく。


 炎だけでなく毒や氷にも侵されて、死に近づく速度を早めたサキュレント・エンブリオからは何度も根の反撃が飛んできた。
 それらは確実にケルベロス達を傷つけたが、しかし浮足立たせるほどでもなく。数分の応酬を経て、決着の時も近づいてくる。
 その頃には、ハートレスの装甲が幾つか破損して、内部から地獄の炎が血のように吹き出していた。しかし当の本人は気にする素振りも見せずに「オレの地獄に付き合ってもらう」と呟いて闘気を溜め、サイレントイレブンには炎を纏わせて突撃。サキュレント・エンブリオを傷つけながら、さらに激しく炎上させる。
 そして燃やすだけなく、フレナディアは当初より数段低い建物からフロストレーザーを、羽菜は地上から氷結の螺旋を浴びせて、敵を一時凍らせた。だが氷檻の内部では変わらず炎が燃え盛って生命を奪い続け、悶えるサキュレント・エンブリオは唯一の攻撃手段である根っこをそこかしこに放つ。
 しかしそれも見慣れたもので、誰かを傷つける前にガートルードが全て引き受ける。片手半剣と左手のガントレットを総動員して打ち払い、それでも傷つく身体は錆次郎が回復させていく。
 怪しげな笑みを浮かべながら両手をわきわきとさせて行われる応急処置には、ちょっと一言物申したくなる気もしたが、今は戦いの最中。
「……さあ、掛かってきなさい! お前なんかに負けはしない!」
 ガートルードは敵に向かって言い放ち、左手のガントレットを突き破って現れた五本の巨大な爪で巨体を裂く。
 それが終わるかいなやと言うところで、今度は環が仕込んでいた地雷式・龍旋噛砕――大地から飛び出した龍のようなものが、サキュレント・エンブリオに喰らいつく。
「――勇者ぁぁぁパァァァァンチ!!!」
 勇華が勇ましく叫びながらサキュレント・エンブリオの中心を突き穿てば、浮遊する力を失くした巨体は大地へと墜ちた。

 その直前、錆次郎が試みた巣作りは失敗に終わった。
 戦いの決着を見る前に広げたそれは、止めを刺す余波で形を成す前に崩れたのだ。
 ならばと、パウルが暗緑色の泥を放つ。だが包まれた亡骸は弾けて囲いを打ち破り、宙空に胞子をぶちまけていく。
 羽菜が再度巣を作ろうとしても間に合わなかった。もっとも、それの用途から逸脱した行為が成果を上げたとは思えない。
 他のケルベロス達も同様だ。幾つかの攻撃手段を空に向けてみたが、それは胞子を風に乗せても消却には至らない。
「……今の私達には、どうしようもないということでしょうか」
 悔しげに拳を握りながら、環が呟く。
 胞子は天に上って、一欠片たりとも落ちてこない。防げないなら回収できないかという僅かな望みも、叶うことはなかった。
 とはいえ、今日日の作戦でケルベロス達に求められていたのは胞子の拡散阻止でなく、サキュレント・エンブリオの撃破と被害を受けた街のヒール。片方は達成したのだから、後はもう片方も手抜かりのないようにやりきらねばならない。
「ちょっと変な感じになるかもだけど、勘弁してね」
 後日、ビジネス街に戻ってくる人々を脳裏に浮かべつつ言って、勇華がヒールドローンを飛ばす。
 それを切欠に各々ヒールを掛け始めたケルベロス達によって、街は一先ず、この国の歯車を担える程度の形を取り戻していくのだった。

作者:天枷由良 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2018年5月17日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 2/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 1
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