ローズガーデンウォーリアー

作者:宮内ゆう

●薔薇の剪定
 何故好きかと問われれば美しいからと答えるだろう。
 であれば、自分に関わるものであれば美しくありたい。
 道具や家、友人、恋人、そして自分自身でさえも。
 あの美しくも棘のある、薔薇のように。
 そして、彼は選ばれた。
 炎が収まり、新たに生まれたエインヘリアルを見て、緑の炎彩使いは満足そうに頷いた。
「やっぱり、武具は豪華なのがいいわよね」
 中央に薔薇の紋章を刻み、至る所に赤い薔薇を咲かせた黄金の鎧。
 柄に白い薔薇を咲かせ、剣先まで茨の絡まったレイピア。
「じゃあ、私が迎えに来るまでに、使いこなせるようにしておきなさい」
 その言葉に薔薇のエインヘリアルは頭を下げると、中空に薔薇の花びらを舞い踊らせながらその巨体でもって壁を破壊し、外へと躍り出たのだった。

●一輪咲き
 死者の泉を操り、その炎で燃やした男性をエインヘリアルとするシャイターンの事件だ。
「だいぶ打ち破ったところですが、まだ活動している者もいます」
 ヘリオライダーの茶太が言う。事件はまだまだ終わらないということだ。
「とりあえずするべきことは簡単です。エインヘリアルの撃破をお願いします」
 殺されてエインヘリアルにされた以上、被害者の男性についてはもはや倒す以外に救いはない。
 男性はやや郊外の広い敷地のある家に住んでおり、近所もお金持ちな感じの人たちが住んでいる閑静な住宅地だ。
 折良く時間も夜。出歩く人もいないような場所だ。
「男性の薔薇園……というか庭で迎え撃てば良いんじゃないでしょうかね」
 なんにせよ、現場に急行することが求められるだろう。
 敵は1体。配下はいないし、件のシャイターンはすでに姿を消している。
 周囲も人が寄らないように手配する。
 純粋に敵を倒すことだけ考えればいいということだ。
 能力的にも普通のエインヘリアル。敢えて言うならグラビティ・チェインが枯渇しているが故に、それを補おうと好戦的になっているという点だろうか。
「あとはまあ、シャイターンに選ばれているだけある人物、ということですかね」
 ちょっとバツが悪そうに茶太が頬をかいた。
 薔薇にこだわるあまり、あちこち歪んだ人物なのだろう。
「ともあれ、被害が広がる前に、どうかみなさん、よろしくお願いします」
 そう言って、茶太は深く頭を下げた。


参加者
雨月・シエラ(ファントムペイン・e00749)
白羽・佐楡葉(紅棘シャーデンフロイデ・e00912)
木戸・ケイ(流浪のキッド・e02634)
霖道・悠(黒猫狂詩曲・e03089)
舞原・沙葉(ふたつの記憶の狭間で・e04841)
藤林・絹(刻死・e44099)

■リプレイ

●茨の森
 日当たりもよく、湿度も良好。土も具合が良さそうだ。
「あー、ん」
 何か言いたげな霖道・悠(黒猫狂詩曲・e03089)だが、なんとも言葉が浮かんでこない。ボクスドラゴンのノアールさんも、ふだんのやんちゃぶりを発揮できずに二の足を踏んでる。
「綺麗な花には棘が、て。好く言うケド」
 薔薇庭園は想像以上に生い茂っていた。好き放題に伸びた薔薇の蔦はあちこちに蔓延って巻き付き、天然の有刺鉄線はまるで侵入者を拒むかのよう。
 剪定も十分にされていないせいか、花の数は多いものの小さく、色合いも悪い。枯れてしまっているのもある。
 いちおう、奥の家に住んでいたのだから人が通る道はあるといえばあるが、かろうじて人ひとりが通っていける程度だ。
「ふふ……」
「この有様は、一体……」
 舞原・沙葉(ふたつの記憶の狭間で・e04841)もまた言葉を失っている。彼女にしてみれば予想を裏切られたというところだろう。
 美しさを求めるその気持ちに悪いことは何もない。
 その考え自体は間違っていないと、いまでも思う。
 ただし、気持ちの証明にはどうしても行動がつきまとう。行動せずに美しさという輝きを失わせてしまうのであれば……。
「……口惜しい」
 やるせない感情をそんな言葉で吐露した。
 きっと被害者の男性は大仰に語るばかりで何もしないタイプだったのだろう。
 それ故に炎彩使いに魅入られたのが口惜しい。生きてさえいれば更生させることは出来たかもしれないのに。
「ふふふふ」
「植物はなんだかんだで世話をきちんとしないと、痛っ」
「大丈夫ですか?」
 蔦をすり抜けていこうとしたアンゼリカ・アーベントロート(黄金騎使・e09974)が棘にゆびを引っかけてしまった。すぐに藤林・絹(刻死・e44099)が具合を確認するがそこはケルベロス、ちょっとびっくりした程度の話。
「全く……美しさを楽しむどころじゃないね」
「あるいは、これがあの人の心の形なのかもしれません」
 夜の闇も相まって、人を拒み、奥も覗けぬ薔薇の檻。
 だからこんな言葉が出た。
「茨の森」
「そう、まさに茨の森!」
 さっきまで後ろで笑っていたエフェメラ・リリィベル(墓守・e27340)が声を上げた。テンション高い。
「棘の森……魔女に相応しい場所だとは思いませんこと?」
「似合うかもしれないけど、一般受けはしないだろうなぁ」
 ちょっと首をかしげて木戸・ケイ(流浪のキッド・e02634) がいう。
「それは自負しております」
「あ、そこは認めるんだ」
 自分で魔女とかいうくらいなので。
「けど、やっぱ手入れはした方が見栄えはよくなると思うぜ」
「何か心当たりが?」
「俺が居候してる家にも立派な薔薇園があってさ……ま、手入れしてるのは俺なんだけどな!」
 渾身のドヤ顔。ボクスドラゴンのポヨンさんもドヤ顔。
「俺なんだけどな!」
 もう一回いった。
「あ痛」
 なんていってたらまた棘の被害者が出た。雨月・シエラ(ファントムペイン・e00749)である。さっき刺さった人がいたのに学んでないのがいるあたりに白羽・佐楡葉(紅棘シャーデンフロイデ・e00912)もちょっと呆れ気味。
「何をしているのですか」
「いや、中には綺麗な花もあるみたいだからよくみてみようかと」
 素手で蔦を掴もうとしてる。何故そんなところでやせ我慢をするのかさっぱり分からない。
「やめてください、痛そう。まあ私も薔薇は好きなのですが、ひとついわせてもらうなら」
「もらうなら?」
「こんな薔薇園が近所にあったら焼き討ちします」
 物騒だがもっともな心情だった。

●脆いもの
 虚飾。
 彼を表現するならばそれ以上の言葉はないだろう。
 鬱蒼とした薔薇園の中に、きらびやかな黄金とあでやかな薔薇で彩られた鎧と剣の姿は、かえって作り物にしか見えない。
「我は戦士! 神の先兵! 選ばれし勇者である! 貴様らも我が力の糧としてやろう!」
 前口上も立派。だからこそ残念でならない。
 この場所が整った立派な庭園であったなら、その姿や態度も真実に映ったのかもしれない。
「ほお」
 エインヘリアルが不敵に笑う。
 口上が終わった瞬間に、沙葉が斬り込んでいた。だがその一瞬の踏み込みを余裕で受けてみせたのである。
「なかなかに速い。腕に覚えがあるようだが、止められた気分はどうかね」
「……はあ」
 舐めているのか挑発しているのか。あからさますぎてため息しか出ない。
 1対1で敵わないのは承知の上。こちらはチームで来ているのだ。
 だから、沙葉はすぐに後ろに跳んだ。
「逃がすかッ!」
 すぐにエインヘリアルが追ってきた。しかし、すぐにその足を止める。
「ぐおっ!?」
「いやぁ、甘く見すぎだろう」
 アンゼリカの放ったフロストレーザーがエインヘリアルの足を凍らせていたのだが、動くまで気付いていなかったらしい。
「これは戒めさ。遠慮なく取っておくがいい。やがて光の暴風となり君を滅ぼす」
「ぬ、こんなもの!!」
 強引に氷を突き破り動き出すが、アンゼリカもすでに距離を取って退避済み。
「どいつもこいつもちょこまかと……」
「ならひとつ、俺とお手合わせどうだい?」
 ケイが斬霊刀を構えて前に出た。
「ほお、勇ましいことだ」
「フェンシングではこういうんだったかな。エト・ヴ・プレ?」
「ふんっ!」
 剣速は断然エインヘリアルが速い、威力も桁違い。かすってもいないのに圧だけでダメージが来るほど。
「お前さ、その武器向いてないだろ」
 つまり、威力は高かったがかすってさえいない。
 常人の2倍以上はあるような体躯である以上、細い剣では正確性がより重要視される。だがこのエインヘリアルは性格が大雑把なのである。
「大剣とか斧とか、合ってるんじゃね?」
 逆に腕を斬りつけてやってダメージを与え、ケイ自身へのダメージはポヨンさんが治療。
「馬鹿にするな! このザコがああっ!」
 挑発したつもりはないのだけど、ものすごく怒った。
「やってる間、に、状況整えた、ケド」
 悠がライトニングウォールを張ってた。ノアールさんもいつでも他の人のフォローにいける様子。
「むぐ、卑怯だぞ!」
「そんなコト、いわれ、ても」
 どんどん小物感が溢れてくる。言動からも強さは微塵も感じられなくなってきた。
「……ふぅ」
「いてェ!」
 なんだかもうすっかり興味を失ってしまった様子で、エフェメラがエインヘリアルのすねを蹴りつけた。
「あなた、もう黙りなさいな」
「なんだと!?」
 確かに強い。力としては申し分ない。
 だが、絶対的に心がなってない。強者と呼ぶにはあまりにも脆すぎる。
「いまの状況、気付いておりませんの?」
「なにがだ?」
「……」
 本来ならばエインヘリアルが圧倒できる力量差。それにもかかわらず彼はケルベロスにさしたダメージも与えておらず、一方で自身へのダメージはじわじわ増加中。
 戦いの甘さから状況が不利にだいぶ傾いているが、そこに気付いていない。
「私の存在ですよ!」
「ぐえ!」
 真後ろから脳天目掛けて佐楡葉の跳び蹴りがすっとんできた。
「そんな薔薇尽くしの装備、恥ずかしくないのですか! 目の前に誰より薔薇の似合う美少女がいるというのに!」
「そこかよ!」
「なれば! 薔薇の似合う美少女らしく華麗な戦い方を披露しませう」
 急にちょっと優雅になった。いっしゅんだけ。
「まず蹴り!  砲撃!  蹴り!  砲撃! あとついでにドリル!!」
「なんじゃそりゃあああ!」
「これが美少女……はっ、これなら私も出来る!」
 何故かシエラが感化された。
「でりゃあああ!!!」
 エインヘリアルの巨体を足場に駆け上がり、頭からジャンプして脳天に鉄塊剣を叩き下ろす。
 あとは雑。ふたりしてエインヘリアルをボコボコに殴りつける。
「鬱陶しいわああ!!」
 怒り任せにエインヘリアルが剣を振り上げた。二人まとめて吹っ飛んだ。
「ごめん、回復して」
「あ、はい」
 そしてなんかちょうど具合よく絹のところに倒れ込んだ。
 彼女はこの戦いをみてこう思ったようだ。
 私的には野花の可憐さの方が好ましい、と。

●虚飾の裏
 多少の誤差はあるにしても流れは完全にケルベロスに傾いていた。
 急造のエインヘリアル故か、それとも生来の性格故か。
 心がこうも薄っぺらで脆くては、如何に力が強くとも届かないのだ。
 そしておそらく、現在の戦力差を読めていないのはエインヘリアルのみであろう。
「ぐぐ……ふっ、なかなかやるではないか。だがまだまだ私の本気はこんなものでは……うおっ」
 力を溜めるように、星座の文様とともに現れた光がエインヘリアルを包む。
 だが不意にノアールさんがさっと目の前を横切った。その姿に一瞬気を取られたせいか、いともたやすく悠の一撃がヒット。光は霧散した。
「なん、だと……」
「綺麗な花には棘が、て。好く言うケド……棘はもう、取れた。そんな感じ?」
 綺麗かどうかもさておいて、今さら回復で立て直しを図ったところで遅い。
「やるならもっと早くから動くべきだったな。お前の薔薇と俺の桜じゃ格が違うがみせてやるよ、烈風散華!!」
 抜刀ともに舞う桜吹雪、あるいは裂かれて散る薔薇の花びらか。
 しかしそれを確認することは叶わない。速すぎる斬撃は花びらに火をつけ、そのままエインヘリアルの身体までも燃やしていく。
「ぐおおおおお!!」
「あとは他の連中に任せるけど……言い残したいことがあれば今の内に言っておきな」
「こんな、こんな……私は薔薇の騎士だぞおおお!!」
 そんなこと言うなら、先の桜吹雪くらいの芸当を薔薇でやってほしいものである。
「最後の言葉がそれでいいのかな」
 またどこから跳んできたのか、シエラが燃えるエインヘリアルに背中から蹴りをかまし、そのまま俯せに倒れ込ませながら踏みつけた。
「金で薔薇で……その台詞。あからさまな中ボスにしても下っ端感が半端ないんだけど」
「よーし、ちょっとお前首おいてけー!!」
「どんなノリだよそれ!」
 踏み倒してるとこに佐楡葉が乱入。多少因果律を操るからって、たぶんユーディトはそんなこと言わない。
「させるかあああああ!!」
 しかしそこはエインヘリアル。強引に回避して首を切られるも致命傷は避ける。
「こうなったら一人でも道連れにして……」
 立ち回りは有利、いまの動きで相手がバランスを崩したところに、エインヘリアルは武器を振り上げる。
 が、振り下ろせない。というか、動かない。
 見れば絹が手を伸ばしていた。その掌から見えるのは彼女の身体に浮かぶ文様と同じ黒色の縄。それがエインヘリアルの腕を絡め取っている。
「くそがああああああ!!」
「その本性がある以上、どんなに飾ったところで貴方は薔薇の如くとはなり得ません」
「うるさい! こんなものにすぐに解いて……」
「そんな時間があると思うかい」
 すでにアンゼリカが距離を詰めていた。攻撃も回避も、防御さえ間に合わない。
「これが、君を滅ぼす光の暴風……ネビュラなんとかストォォォム!!」
 光の奔流が、まるで渦のように溢れ、エインヘリアルを飲み込み、灼いていく。
 いろんな意味でギリギリ。
 鎧が砕け、舞い上がったエインヘリアルの身体が力なく地面に叩きつけられる。
 それでも負けるのは許せないのか、鎧はなくとも剣一本でなんとか立ち上がろうとする。
「く、くそ、この私が、こんな奴らに……」
「もう、ここまでにしてくれないか……。潔く負けを認めてもらえれば、少しは尊厳ものこるというもの……」
「うるせえ、ぶっ殺すぞオラァ!」
「そうか……ならば、終わりだ」
 ただただ残念そうに、沙葉は背を向けた。
 そして一瞬遅れて、エインヘリアルの胸が十字に裂けた。
 噴き出した鮮血があたりを赤く染めていく。その色はまるで薔薇のようで。
「せめて最期は苦しまず。蝕まれておゆきなさい」
 虫の息になったエインヘリアルに、エフェメラが静かに語る。ゆっくりと包み込むように蝕む黒い霧が覆っていく。
 黒に染まる姿。
 彼が最期にどのような想いで逝ったのか。その表情は霧の中に埋もれて分からなかった。

●主なくして
 戦闘が終わった途端猛然と佐楡葉がダッシュした。
「消えぬ内にノミで!  金を削ぐ!  間に合え私の手! って黒い霧がまだ残ってうわぎゃー!」
「あらあらうふふ」
 なんでかエフェメラがたのしそう。もしかしたらわざとかもしんない。
 とりあえず佐楡葉はすぐ戻ってきた。
 何の成果も! 得られませんでした!
「まあ、持ち主は問題のあった人物のようですが、薔薇に罪はありませんからね」
 いろいろとなかったことにした。
「だがそれでも、彼の美しいと思う気持ちにも、罪はなかったと……思う」
 言いながら、沙葉は自分の髪飾りに手を触れた。
 自分とは縁遠い花と思っていた。それでも綺麗だと、好きになれたのは……。
「ああ……だから、か」
 分かった気がする、男性が正しい道に進めなかった理由。
「今さら……言っても仕方のないことですね。いや、言ってくれる人が居ればまた違ったのかな?」
 絹が言う。きっとそれが正解。
「もし、この庭の薔薇が綺麗だと、言ってくれる人がいたら……手入れもしたんでしょうか」
 こんな茨だらけの場所になる前に、動くことが出来れば。
「うーん、難しい問題だなぁ」
 大仰に首を捻ってみせながらシエラがいう。
「たとえばね」
「はい」
「私の部屋」
「はあ」
「誰かにみせて綺麗だって言われたとして」
「……」
「きれいに掃除しようとは思わないね!」
「うん、ぜんぜんちがう話だと思います」
「てか、それは掃除しようぜ」
 なんかケイまで話に混ざってきた。
「まって、なんか私が掃除しない人みたいになってる! してるから! サボることもあるけど!」
「サボってんじゃん」
「うん、この話はやめよう」
「そうだな」
 素直に話は打ち切ることにした。
 ちょっと静かになったとこで庭を見渡すと、ポヨンさんとノアールさんがそれぞれ摘んだ薔薇を交換してた。棘はちゃんと取り除いてるみたい。
「そー、いや。此の庭、て、どーなンだろ」
 眺めながら、何となく悠がぼやく。
「やっぱり、誰か、管理すンの?」
「なんらかの形で他人の手に渡るでしょうね」
 どことなく残念そうにエフェメラが答える。
「それまでは今のままでしょうけど、いずれは整えられるか壊されてしまうのかしら。ああ、素敵な場所なのに勿体ないですわ」
「それ、アンタ、買えば、いいンじゃ」
「あら。そういえば……そーですわね」
 思いの外、建設的な提案である。現状が変わらないという問題を除けば。
「それにしても、まだこんな事件がおきているとは……」
 最後に一輪、男性がいたところにアンゼリカは薔薇の花を添えた。
「緑の炎彩使い、か。必ず倒してみせよう」
 その言葉にケルベロスたちが頷く。
 決意の言葉は薔薇の香りとともに夜の闇の向こうへと消えていった。

作者:宮内ゆう 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2018年5月14日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 1/感動した 0/素敵だった 4/キャラが大事にされていた 0
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