薄紫色の悪霊

作者:秋津透

 千葉県柏市、ターミナル駅。夜半。
 なぜ、ここに来たのか。櫻木・乙女(楽園の翼・e27488) は自問するが、はっきりした答えは得られない。周囲からは、気まぐれ、突拍子もないなどと言われることの多い彼女だが、彼女自身としては自分なりの行動基準は持っているつもりだった。
 だが、わからない。なぜ、こんな時間に、こんなところに来たのか。
 駅の周辺に巡らされた空中回廊を足早に歩きながら、乙女は首をかしげる。誘い込まれているという危険を感じないわけではないが、背を向けるのも癪だ。
 だが、回廊の角を曲がり、妙に人気のない区画に入った瞬間、彼女は、これは、とっとと背を向けて帰るべきだったかもしれないと本気で思った。
「お久しぶりね。私のこと、覚えてる?」
 そう言って笑顔を見せる少女の顔に、見覚えはない。しかし、彼女の身体を半端に覆う薄紫色の何か……一見、薄手のドレス生地のように見える何かが、思い出したくもない記憶を呼び起こす。
「……もしかして、エルリカ?」
「ああ、覚えていてくれたのね。嬉しいわ」
 珍しくもというべきか、激しい嫌悪を露骨に含んだ声と表情を出した乙女に、少女は無垢と言ってもよさそうな笑顔で応じる。
「それなら、私がどうしてあなたに来てもらおうと思ったかも、わかるわね?」
「ええ。わかりたくもないけど」
 不機嫌そうに告げて、乙女は身構える。
「どうせ、私の身体めあてなんでしょ? あげないわよ、絶対。ほしけりゃ、力づくで取ることね」
「そう言うだろうと思ったわ」
 応じると少女は笑顔のまま、左腕を鎖の先端に棘付き鉄球のついた見るからに凶悪な武器……モーニングスターへと変形させた。

「緊急事態です! 櫻木・乙女さんが、エルリカという名のデウスエクス……おそらくナノマシンタイプのダモクレスにおびき出されて襲われるという予知が得られました! 急いで連絡を取ろうとしたのですが、連絡をつけることが出来ません!」
 ヘリオライダーの高御倉・康が緊張した口調で告げる。
「彼女は柏市のターミナル駅にいるはずなので、今すぐ全力急行します! 一刻の猶予もありません!」
 そう言って、康はプロジェクターに地図と画像を出す。
「現場はここです。ダモクレス「エルリカ」は、身体を武器に変形することができるようで、ある意味、生きたマインドリングのようなもののようです。左腕をモーニングスターに変えていますが、この武器のグラビティはマインドソードと同じです。なので、おそらくマインドスラッシャーに相当する遠射程列攻撃武器と、マインドシールドに相当する防御回復武器が使えるものと推定されます。また、ダモクレスなので、コアブラスター、スパイラルアーム、マルチプルミサイルは装備しているようです。ポジションはおそらくキャスター、恐ろしいほど強い、という相手ではないようですが、それでも一対一で戦ったら、乙女さんの勝ち目は薄いでしょう」
 そして康は、一同を見回して続ける。
「幸いというか何というか、敵は単体で、増援は呼ばず、撤退もしません。相手を斃すか、乙女さん……と、救援に入った皆さんが全員斃れるか、どちらかになります。どうか乙女さんを助けて、ダモクレスを斃し、皆さんも無事に帰ってきてください」
 よろしくお願いします、と、康は深々と頭を下げた。


参加者
燦射院・亞狼(日輪の魔戒機士・e02184)
橘・楓(ウイングわんこ・e02979)
羽丘・結衣菜(マジシャンズセレクト・e04954)
ソル・ログナー(鋼の執行者・e14612)
リサ・ギャラッハ(銀月・e18759)
柚野・霞(瑠璃燕・e21406)
櫻木・乙女(楽園の翼・e27488)

■リプレイ

●おびき寄せられたのは、どっち?
「念のため、聞いておきたいんだけど」
 千葉県柏市、ターミナル駅の周辺に巡らされた空中回廊の一角。時刻は夜半。
 少女の遺骸に憑りついた薄紫色の結晶として顕現する、ナノマシンタイプのダモクレス『幽幻機装「エルリカ」』と対峙する櫻木・乙女(楽園の翼・e27488)は、無理に抑えたような口調で訊ねる。
「ここに出てきたのは、あんた一人? あの時に連れ立っていたお仲間は、一緒じゃないの?」
「あの時のお仲間……? ああ、カルナとか、同型別バージョン体のことね。あの時は、私たち、まだ試作実験段階だったから一緒にいたけど。今はもう独り立ちして、それぞれ単独で任務に就いているわ……あ、そういえば、カルナは他ならぬあなたに撃破されたのよね? 私はその戦場にいなかったから、詳しいことは知らないけど」
 久しぶりに会った友人と世間話でもするような調子で、エルリカは笑みを浮かべ屈託なく告げる。
「大規模な乱戦にイレギュラーはつきものだけど、それにしても、あのカルナが、あなたに討ち取られたと聞いた時には驚いたわ。それで興味がわいて、あなたを探してみたの。この身体もそろそろ限界だし、できれば少しでも優秀な身体に交換したいなって思って」
「で? 私を殺して身体を乗っ取ったら、新しい身体の試運転と称して周囲の人たちを皆殺しにするわけ? あの時、カルナがやったみたいに」
 抑えた口調のまま乙女が訊ねると、エルリカは笑顔のまま応じる。
「そうね……試運転が必要かどうかは、あなたの身体をもらってから判断するわ。あなたの身体、たとえずたずたになっても、細胞一つ残っていれば完全再生できるから安心してね」
「お生憎様。たとえ細胞一つだろうが、あんたには渡さない。欲しければ力ずくで奪うことね」
 そう言って、乙女は薄く笑った。
「ただし、あんたたちと違って、私は一人じゃないわよ」
「……え?」
 乙女との対面以来ずっと、余裕ありげな笑みを浮かべていたエルリカが、初めて意外そうな表情になって笑みを消す。
 その瞬間、高空から急降下してきた柚野・霞(瑠璃燕・e21406)が、容赦も手加減もなく、エルリカの頭部顔面にエアシューズ『Calceus Magi Ceremonialis』を駆使した渾身の重力蹴りを炸裂させる。
「……!」
 声を出す間もなく、エルリカの頭蓋が砕け頸骨がへし折れる。しかし、即座に薄紫色の結晶……ナノマシンが素体の破損部分を再生修復。ダメージは残るが、当面必要な機能と外見を維持する。
 砕けた状態から再生する敵の頭部を、気持ち悪そうにちらと横目で見やった霞は、背後の乙女に声をかける。
「乙女さん、無事ですか?」
「おかげさまで」
 にっこり笑って、乙女は応じる。
 そこへ燦射院・亞狼(日輪の魔戒機士・e02184)が降下し、顔面再生中のエルリカと、乙女及び霞の間に割って入る。
「ふん、見事に喰らわせたな。だけど、この程度じゃ死なねーのか」
 無残な姿の敵を見やって、亞狼は鼻を鳴らす。
「そんじゃ、死ぬまで追い討ち行くか。こいつも喰らいやがれ!」
 ごく無雑作に、亞狼はオリジナルグラビティ『Burning BlackSun 突(バーニング ブラックサン トツ)』を放つ。エルリカの本体……薄紫色のナノマシン結晶から薄い煙があがり、紫色が濃くなる。
「く……あ、熱い!」
 やっと口が再生した瞬間、エルリカは苦悶の呻きを洩らす。
「ぁ? 文句あんのかよ」
「大ありよ! なぜ、こんなにすぐに助っ人が来るの!? 私がここへ彼女をおびき寄せると、どうやって知ったの!?」
 頭の上半分が再生途中の状態で、エルリカは憤怒と狼狽が混ざった叫びをあげたが、亞狼の返答は見事なまでに素っ気ない。
「なもん知るか」
 そして、続いて降下着地したリサ・ギャラッハ(銀月・e18759)は、敵を無視して乙女に向かって告げる。
「乙女さん……今度は私が助ける番ですね」
 言い放つと、リサは乙女の前に立つ霞へと矢を放つ。一瞬、先陣を取られて血迷ったか、とも見えたが、これは敵の防御を打ち破る力を霞に与える祝福の矢である。
 そして彼女のサーヴァント、テレビウムの『フィオナ』が、霞に倣ってというわけでもあるまいが、降下してきた勢いのまま敵の再生中頭部を狙い、裁ちばさみのような凶器をざっくり突き込む。
「ぎゃあああああああっ!」
「やかましい!」
 大仰な悲鳴をあげるダモクレスに、降下してきたソル・ログナー(鋼の執行者・e14612)が砲撃形態のドラゴニックハンマーをぶっ放す。砲撃は見事に頭部直撃、再生が終わっていない頭が吹っ飛び、再度首から紫色の結晶が増殖していく。
「悪いが、そいつに手ェ出して良いのは俺だけだ。とっとと退場願おうかッ!」
 ソルは首なしエルリカへ指を突きつけ啖呵を切ったが、残念ながら……というか当然ながら相手の反応はない。そのスカしたツラ、ボコってやるというつもりだったが、ツラを吹っ飛ばしちまったのは予定外だった、と、ソルは口には出さずに呟く。
 そして、上空からの落雷、いや雷撃が、またも再生中の頭部を直撃する。
「相手は乙女さん一人じゃないっすよ! ……って、あれ? 頭吹っ飛んでる? もう撃破しちゃったっすか?」
 着地して首を傾げるシルフィリアス・セレナーデ(紫の王・e00583)に、乙女が軽く肩をすくめて告げる。
「残念ながらというか、まだまだ見せ場はあるというか、とにかくナノマシンな敵さんは元気に刻々再生中よ」
 実際、この程度で潰れてくれるような相手なら、最初から苦労しないわ、と、乙女は声には出さずに続ける。
 するとシルフィリアスは、即座にうなずいて応じる。
「了解っす! そんじゃ、この間にへーんしーんっす!」
 意外に素早い動きで『マジカルロッド』……と名付けたライトニングロッドを振るい、シルフィリアスは派手にバチバチ放電しながら、光の奔流の中でひらひらしたミニスカドレスの魔法少女衣装に変身する。
「魔法少女ウィスタリア☆シルフィ参上っす!」
 そして、こちらは最初から『マジックストライカー』と名付けた魔法のワークギアに身を固めた、羽丘・結衣菜(マジシャンズセレクト・e04954)が降下。
 こちらもいきなりオリジナルグラビティ『無明凶襲(インビジブルレイド)』を発動させる。
「音も、光も、そして拍手も無いマジックショーの開幕よ」
 言い放って結衣菜は姿を消す。首なし頭部再生中の相手に姿を消しても意味が薄いような気もするが、それを言ったら相手の本体はナノマシン、もともと素体とされた遺体の目や耳を使って敵を認識しているわけではない可能性が高い。
 そして、結衣菜は姿を消すのみならず、音も気配も極限まで消して敵との間合いを詰め、ほぼ回避不能の一撃を見舞う。エルリカの脇から腹部へ大きな傷が開き、胴体が裂けかかって、薄紫のナノマシンが目まぐるしく位置を変える。
 するとダモクレスは、モーニングスター状にしていた左腕を変形させ、光る円盾にする。一瞬、強い光が盾から放たれたかと見えると、エルリカの傷は消え、頭部も胴体も元通りに再生される。しかし、再生した顔に笑みはない。
「くっ……なぜ、どうして、こんなに早く助っ人が……」
 周囲を見回して呻くエルリカに、乙女が平然と告げる。
「むしろ、あんたが一人で来たことの方が驚きよ。四人組の中の一人が斃された。当然、もっと早々と、三人雁首揃えて復讐に来るのかと思ってたから。用心してるに決まってるでしょ?」
 カルナは復讐の連鎖がどーのこーの言って凄んでたけど、実際には、組んでた同型機には復讐の意志なんか全然なし、替えの素体欲しさに一人で不用意に手出ししてくるとか、ずいぶん舐めきった真似してくれるじゃないの。あの世でカルナが聞いたら、きっと情けなさのあまり号泣するよ、と、乙女は嗤う。
「自己治癒まで含めた再生力が強いのは、織り込み済み。ソルのセリフじゃないけど、とっとと退場願いたいわね!」
 言い放って、乙女はエアシューズ『MAGI』から重力蹴りを放ったが、再生回復したエルリカは光る円盾をかざして躱す。
 そして、最後に着地した橘・楓(ウイングわんこ・e02979)は、味方前衛に状態異常耐性を付与する雷電を放つ。
「乙女さん大丈夫?」
「ええ、大丈夫」
 心配そうに訊ねる楓に、乙女は笑顔で応じる。その笑みは、ダモクレスに向けた刃のような嗤いとはまったく違う穏やかなもので、楓と、傍らで聞いていたリサが安堵の表情になった。

●連携炸裂!
(「クソ粘りやがる……本当に増援のアテがねーならタダのバカだが、世の中、何が起こるかワカラネェからな」)
 言葉には出さずに呟き、亞狼はペッと唾を吐く。
「いーかげん、くたばれや!」
 罵声とともに放たれた虹を伴う急降下蹴りの一撃が、エルリカがかざす盾を避け、薄紫の結晶に覆われる左足を打つ。
 ダモクレスは、がくと膝を折ったが、盾の後ろで身を縮め、むしろ固い防御体勢を取ったようにも見える。
 すると霞が、凛とした声で叫ぶ。
「守りを破ります。合わせてください!」
「魔法少女隊マジシャン結衣菜、まじかるかすみんに応じるわ!」
 間髪を入れず結衣菜が応じ、霞はちょっと戸惑った表情になる。しかし続いて、シルフィリアスも叫ぶ。
「ウィスタリア☆シルフィ、呼応するっすよ!」
「……ならば、こちらはその後に続くか」
 小さく苦笑して、ソルが応じる。
「リサ、乙女、やれるな?」
「はいっ!」
「もちろん言うまでもなく」
 二人が応じると、楓が躊躇気味に訊ねる。
「あの……私も合わせていいですか?」
「もちろん!」
 乙女が応じ、ソルがうなずく。
「じゃあ、リサと乙女の間でいいか?」
「はいっ!」
 表情を引き締め、楓はエルリカを見据える。そして霞が、攻撃を開始した。
「Nix, Glacies, Boreas.Volo terram glacialem」
 アイスエイジを応用した古代語魔法、オリジナルグラビティ『凍てる大地(テッラ・グラキアーリス)』が発動し、盾の陰で身を縮めるダモクレスを強烈な冷気で覆う。
 ダメージもさることながら、足元を凍結させ、回避力を奪うのがこの攻撃の狙いであり、更にリサが付与した祝福により、円盾の防御が崩れて亀裂が入る。
 そして間髪を入れず、結衣菜が『無明凶襲(インビジブルレイド)』で急接近。盾を振り替える間も与えず、背後から腰へ強烈な一撃を入れる。
 更にシルフィリアスが、オリジナルグラビティ『フリーレンシュトラール』を発動。魔力を集中して強力な冷凍光線を放射、エルリカの身体を氷漬けにする。
「……き……あ……」
 エルリカは唇を震わせるが、意味のある言葉は出てこない。現状、頭部再生中ではないが、痛烈な攻撃を受け続けて、とうとう素体が限界近くなってきたのだろうか。
 そしてソルが、切りつけるような口調で言い放つ。
「てめェにとって最大の不幸は、俺達が居たことだ! ……希望よ光れ。願いよ輝け。誓いよ導け。我らが世界を見よ、絆に誓え! この身に宿りし想いの全てを使って、俺達は共に未来を拓く! ……あばよ、くたばりやがれ!」
 本来の詠唱はけっこう感動的なのだが、頭と尻尾に啖呵を付けたので一気にチンピラのセリフっぽくなったものの、ソルは委細構わずオリジナルグラビティ『無限の未来拓く、希望の双星(インフィニティッド・オーバーロード)』を叩き付ける。
 魔人降臨の焔と、絆の焔を融合。ソルが拳から放つ白き希望の焔が、凍りついて身動きもならないダモクレスを轟音とともに粉砕する。
「あ、あれ? やっちまったか?」
「いーえ、まだ生きてるわ。リサ、頼むわよ!」
 一瞬、当惑するソルを尻目に、乙女はリサに指示を飛ばす。もはや人の形を成していない、スライムのように這い回る薄紫色のナノマシン結晶体に、リサは美貌の呪いを仕掛ける。
「ナノマシンの美意識がどんなものか知りませんが……」
 言いながらも、リサが嫣然と微笑んでみせると、ナノマシンの動きが止まる。そこへ楓が、敵の戦意を喪失させ意志を奪う呪歌、オリジナルグラビティ『Sandersonia(サンダーソニア)』を歌い上げる。
「全ては泡沫の夢 二度と戻る事はないとしても 茜色に染まったあの日の横顔を 私は忘れない」
「……ええ、忘れないわよ。忘れないけど、私はもう、復讐だけを追い求めたりなんてしない。私は生きるよ。生きて未来へ進む。だから、そのために」
 動きを止め、結晶化したナノマシンへと、呟きながら乙女が歩み寄る。そして、彼女の口から力強い詠唱が放たれる。
「託されし無垢なる聖鍵が、無限の希望と、永久なる未来を切り拓く。さあ、蔓延る絶望をも打ち砕き、我と共に歩め、デュアルクルセイド!!」
 オリジナルグラビティ『対なる双聖鍵(デュアルクルセイド)』が発動、光の中から輝ける二対の聖剣が召喚される。乙女は、その剣を両手に持つと、斬りつけるのではなく、ナノマシン結晶に向け凄まじい光を放つ。
「キアーッ!」
 断末魔の叫びのような異音を発し、ナノマシン結晶は薄紫色の煙をあげて蒸発霧散する。乙女は聖剣の召喚を解き、光の中へ帰す。
 そこへ歩み寄ってきたソルが乙女の右手を、リサが左手を握る。
「あなたがやりたいことを助けますって、言いましたからね。やりたいこと、見つかりました?」
 訊ねるリサの言葉に、乙女は笑顔で応じる。
「みつけたよ。こうやって大好きな人たちと生きていくこと」
 そして、他の面々もわっと集まり、口々に乙女に声をかける中、亞狼は大欠伸をしながら、その場を離れる。
「んじゃ後ぁ任せた……修復とかよろしくな。どれ一杯やってくか。(アイズフォン検索)お、良い店あんじゃねーか」
 勝ちゃあなんでもいんだよ、と嘯いて、亞狼は一人ニヤリと笑った。

作者:秋津透 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2018年5月11日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 3/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 1
 あなたが購入した「複数ピンナップ(複数バトルピンナップ)」を、このシナリオの挿絵にして貰うよう、担当マスターに申請できます。
 シナリオの通常参加者は、掲載されている「自分の顔アイコン」を変更できます。