巨大ダンスゲーの挑戦状!

作者:天木一

 かつてゲームセンターだった店が潰れ、今では廃屋となって放置されていた。その中に機械で出来た小さな蜘蛛のダモクレスが入り込む。そこにはレトロゲーから画面の壊れた筐体など、使えないアーケードゲームがそのまま放置されていた。そんなゲームの前で蜘蛛が止まっては気に入らないのか違う筐体へと足を向ける。やがて一つの前で止まった。それは目線の高さに画面があり、サイドには大きなスピーカーが付いている。そして何より特徴的なのが、足元に上下左右の大きいパネルが横に並んで付いた、ステージのような台がある事だった。それはダンスのようにリズムに乗ってパネルを踏むゲーム機だった。
 壊れたその筐体に蜘蛛が入り込む。するとドンドンカンカンとリズムを刻んで膨張し、6mを超えて巨大化した。周囲の筐体や台車も取り込み、足元にタイヤを作って動き出す。
『ダンスダンスダンス!』
 リズミカルな音楽が流れ出し、画面には上下左右の矢印が流れ出す。そして足元のパネルが連動してピカピカと光り出した。
『アーユーレディ!』
 巨大ロボは壁を吹き飛ばして日の落ち始めた外に飛び出る。
『ヘーイ! チャレンジャーカモーン!』
 巨大ゲーム筐体は道に出ると駐車していた車を踏み潰し、人の集まる駅に向かって動き出した。

「また音ゲーが現れるみたい……今度はダンスゲームだよ」
 前にも音ゲーと戦った高原・結慰(四劫の翼・e04062)が新しく発見した敵の情報をケルベロス達に告げる。
「廃業したゲームセンターに残された筐体が、ダモクレスと化して人々を襲うようです。皆さんには敵が被害を出す前に迎撃し撃破してもらいたいのです」
 セリカ・リュミエール(シャドウエルフのヘリオライダー・en0002)が詳しい説明を資料と共に話し始める。
「ダモクレスは音ゲー、それもダンスで遊ぶ随分と古いゲームの筐体となっているようです。音楽が流れると、それを聴いた人をダンスに誘うようです。クリアするまで踊り続けさせ、人々を踊り死にさせてしまうようです」
 冗談のような死に方だが、やられる方はたまったものではないだろう。
「現れるのは埼玉県の町で、既に避難は始まっています。到着時には周囲には殆ど人が残っていないので、巻き込む心配なく戦えるでしょう」
 敵もケルベロスを見つければ、躍らせようと嬉々として接触してくるだろう。
「踊るのは楽しいことだと思いますが、強制され死ぬまでさせられるとなると放ってはおけません。被害が出る前に倒してください。よろしくお願いします」
 一礼したセリカが足早にヘリオンの準備に向かう。
「音ゲーは好きでよく遊ぶけど、何事もほどほどにしないと……死ぬまで踊るなんて廃ゲーマーでもしないよ……たぶん。さっさとゲームをクリアして満足させてあげよう」
 そうすれば未練なく壊れるだろうと結慰が言うと、ゲームに自信のあるケルベロス達も頷き作戦を練りながら準備に歩き出した。


参加者
篁・悠(暁光の騎士・e00141)
伊上・流(虚構・e03819)
高原・結慰(四劫の翼・e04062)
宇原場・日出武(偽りの天才・e18180)
霧城・ちさ(夢見るお嬢様・e18388)
神原・燐(冥天・e18393)
草津・翠華(碧眼の継承者・e36712)
ザベウコ・エルギオート(破壊の猛獣・e54335)

■リプレイ

●レボリューション!
 普段なら人で賑わう町だが、今は人がどんどんと減っていた。急ぎ人々が逃げ出す中、ケルベロスだけが平然と道に立っていた。
「今回現れたのはダンスゲームのダモクレスですのね。あちこちに出てこられると大変ですの。壊れた機械の対策も必要かもしれませんの」
 こんな事件が起きないように対策も考えなくてはと、霧城・ちさ(夢見るお嬢様・e18388)は何処にでもある粗大ゴミについて考えを巡らせる。
「踊るのは嫌いではないが、踊らされるのは論外だな」
 敵の思惑には乗らないと、篁・悠(暁光の騎士・e00141)はここから先は一歩も通さないと道に立ち塞がる。
「被害を最小限にしたいから、なるべく広い場所で戦いたいわね」
 そう考えた草津・翠華(碧眼の継承者・e36712)は、周囲を探り4車線の道路の交差点に目を付けた。
「何と無くの予想で調べたら案の定出てきちゃったよ……まぁ、出てきた以上は被害が発生する前に叩くけどね」
 困ったなあと思いつつも、高原・結慰(四劫の翼・e04062)は気持ちを切り替え討伐しようと戦いに集中する。
「以前、息抜きと言う事でダンスゲーのお誘いを受けて楽しませて頂きましたので、このような事件が起きてしまうのは何だか切ない気持ちになってしまいますね……」
 神原・燐(冥天・e18393)はやりきれないと顔を曇らせる。
「出来れば、ダモクレスにではないですが元となった筐体そのものが満足出来るようにしたいです……」
 誰もが良い結果に終われるようにしようと気を引き締めた。
(「廃ゲーマーが高難易度曲のやり過ぎで骨折したり、流血したり、後頭部強打したりと言う事故が実在するから結構洒落にならないんだよね……」)
 ゲームだからと馬鹿にはできないと、伊上・流(虚構・e03819)はゲームに関する逸話を思い出す。
「ま、犠牲者を出さない為にも、日常に害為す異端なる存在は確りと狩り屠るとしますか」
「おお、あれですかねえ。楽しい戦いになりそうですよ」
 堂々と待ち構える宇原場・日出武(偽りの天才・e18180)が声を出してニヤリと笑みを浮かべた。そちらに視線を向けると、道の先にピカピカと派手な光が見える。それは6mを超えるダンスゲームの筐体だった。
「ヒャッハー! 音ゲー初めてだが、運動神経と反射神経には自信あるんだ! よォーし、蝶のように舞い蜂のようにボコボコにしてやるぜェーッ!」
 楽しそうにザベウコ・エルギオート(破壊の猛獣・e54335)が敵に向かって駆け出し、それに仲間達も続いた。

●レッツダンス!
『ダンスダンスダンス! ヘーイ! チャレンジャーカモーン!』
 テンポの良い音楽を流す筐体がケルベロス達に向かって来る。接敵したケルベロス達はそれを戦い易い交差点まで誘導した。
「ここならよし。動きを止めるわよ」
 翠華は碧眼を不気味に光り輝かせ、敵の心に恐怖心を呼び起こして動作にエラーを発生させ足を遅くさせる。
「ここで遊んでやる。ゲームを開始だ」
 流は黒い液体を伸ばして敵に絡みつかせ拘束して進行を止めた。
「まずは紙兵散布で連コの準備だ! え? 紙の種類が違うって? 入れちまえば同じだろ!」
 強引な理論を述べながらザベウコは紙兵を無数に展開して仲間達を守るように配置した。
 派手に光を放ちながら悠はひらひらと華美な衣装へと変身する。
「滅びの縁より蘇り、人を踊らせようと喜び勇んで街へ。『喜躍抃舞』とはよく言ったものだ。だが、思い通りになど、させはしない! 来るがいい!」
 そして宣戦布告と共に閃雷を纏う光の剣を振りかざし、背後に双魚宮の紋章が浮かばせて仲間達に加護を与えた。
『ファーストステージスタート!』
 ゲームが始まり軽快な音楽と共に画面には譜面が流れ始める。
「始まったね。だけどゲームをする気はないから」
 勢いよく跳躍した結慰は、真っ直ぐに突っ込んで飛び蹴りを画面に叩き込んだ。その反動で跳ぼうとするが、ビートに体が反応してしまい踊り出すように足がリズムを作る。そこへ庇おうと割り込んだナノナノのイェラスピニィがふわふわ飛び込み、踊るようにぽよんぽよんとぶつかってボタンを押し始める。
「音ゲーは好きです。でもすまん、ダンスゲーはやってないんですよねえ、わたし」
 日出武は自分の立派なお腹を撫でる。
「なにせ運動は苦手でして、すぐ息が切れるんですよねえ(戦闘に影響しない程度に)。天才なのに。具体的には初代の最難易度曲(パラノイア、マックスじゃない方)途中で落とすぐらいですねえ」
 そして見た目からは想像できぬ素早さで接近すると、ルーンが輝く斧を側面に叩き込んだ。
「避難は済んでいるようですが長引けば被害が出るかもしれませんし不安な時間を長く過ごさせるわけにはいきませんわっ」
 さっさと終わらせてしまおうと、妖精のように高く跳躍したちさは星型のオーラを足に纏わせて踏みつける。
『ニューチャレンジャー!』
 曲に合わせて画面に譜面が流れると、ちさの体が勝手にメロディに乗せて踊るように足でボタンを押してしまう。するとウイングキャットのエクレアは翼をパタパタと動かして風を送り意識をはっきりとさせた。
「音楽で攻撃ですか、ダンスゲーらしい手法ですね」
 弓を手にした燐は仲間に向けて矢を放ち、吸い込まれるように矢は消えその身に祝福を与える。
「でかいわね。給金目当てで引き受けたとはいえ、何で私こんな難易度高いの選んだのかしら? それに箱体ゲームなら格ゲーに憑りついて欲しかったわ」
 接近した翠華は敵を見上げて愚痴りながら、構えた槍に雷を宿して突き入れる。装甲が裂けて電気が流れ火花が散った。
「踊り疲れさせるというのなら、踊りでその機械を壊すほどの猛々しさを与えよう!」
 悠は突きの如き光球を放ち、流の狂暴性を高めて闘争本能を猛らせる。
「もっとパラノイアで超越的な難易度の譜面でもないと物足りないぞ? 哲学染みたものや真理めいたもの、暴力的な譜面を用意してみたらどうだ?」」
 妖刀を抜いた流は振り下し、斬撃の衝撃波をディレイさせて飛ばし、同時にボタンに刃を叩きつけて同時にボタンを押した。するとギリギリのゲージでステージをクリアした。
「そんなに踊って欲しいなら、巨大化するべきではなかったね」
 続けて結慰は大鎌を薙ぎ払い、横一閃に敵を斬り裂く。
『セカンドステージ』
 曲が変わり譜面のスピードが上がっていく。それに合わせて流とちさが踊り出す。
「音楽に呑まれないように気を付けてください」
 燐はオーロラの如き光で仲間達を包み込み、正気に戻してダンスを止めさせた。ナノナノの惨禍はバリアを張って仲間を護る。
「踊ってしまう攻撃に抗うのは難しいですわ。ならこちらから先に踊ってあげますわっ」
 頭を振って意識をはっきりさせたちさは、踊るように跳ねまわりながら蹴りを連続で叩き込む。
「足を使ったゲームですからねえ、わたしも足を使ってみましょうか」
 同時に肉を揺らしながら軽やかに跳躍した日出武は、回し蹴りを叩き込んだ。
「おらおら、ガンガン連コしてやるぜェーッ! これでクリアまでやれるだろ!」
 続けてザベウコは次々と紙兵を配布して、仲間全てを守るように陣を組む。
『ヘイヘイ! ダンスダンス! 笑顔でダンスさ!』
 リズミカルな曲にケルベロス達の足が勝手に踊り出そうとする。
「普通の運動ならともかく、ゲームはあまりしませんの。だからクリアを求められても困りますわ」
 操られるちさがリズムに乗ってボタンの上でステップを刻む。だがどんどん速くなる譜面に足が合わなくなってMissを出していく。
「踊りは強制されてするものではない。そんな壊れた機械は砕け散れェ!」
 閃光の如く踏み込んだ悠は剣を突き入れ、刀身から雷を放ち閃光が敵を貫いた。
「少しは速度が上がったようだが、まだまだ甘いな」
 駆け寄った流は炎纏う足で素早くステップを踏み、ボタンを押すように敵を踏み抜いた。
「ん。不謹慎かもだけど、何だかリズム良く出来ると楽しくて気持ち良いかも」
 ローラーダッシュで加速した結慰は、火花を散らしながら敵の上を駆け抜け蹴りを浴びせた。
「死ぬまで躍らせるなんて、ゲームというより拷問ですね。ですがそうはさせません」
 燐は御業を呼び出して敵に掴み掛からせ、抱き着くようにしてスピーカーを包み音をくぐもらせる。
「ゲーセン通いしていたので、ゲーム機を破壊するのには躊躇いがありますねえ。でもこの場合はむしろ壊す事が供養になりますかねえ?」
 日出武はガントレットを嵌めた腕で貫手を放ち、敵の装甲を貫き内部の機械を握り引き摺り出すように破壊する。
「絶対に私は踊らないわよ」
 近づくなと翠華は魔眼を向けて、敵の精神を揺さ振り恐慌状態に陥らせる。
「台パンしてやるぜ! って足で踏むゲームだっけか?」
 ザベウコはガンガン前蹴りで足蹴にし、衝撃を与えてゲームにノイズを走らせステージクリアの画面が浮かんだ。

●ゲームクリア
『ファイナルステージ!』
 大きな音が鳴り響いて周辺の建物のガラスが割れ、更にテンポが上がり目で追うのも一杯といった速度で譜面に矢印が流れる。
「このゲームをクリアするとどうなるかも気になるところですわね。ここまで来たら最後まで付き合ってあげますわっ」
 ちさは蹴るようにボタンを踏んでゆき、エクレアも2P側でダイブするようにボタンを押した。
「筐体めっちゃでけェんだ。2人プレイと言わず、8人プレイを楽しもうぜェ! 不正行為だって? 気にするな!」
 ニヤリと笑ったザベウコは、ボタンを蹴り台を叩き乱暴に筐体を扱う。
「その程度じゃあまだまだ物足りないな」
 流は黒い液体で敵を覆い尽くし、圧迫するようにしてボタンを押し、更に足で壊すつもりでボタンを踏みつけPerfect!!の文字を並べる。
「画面が壊れたらもうゲームはできないよね」
 画面に向かって結慰は飛び蹴りを叩き込み、足を食い込ませひびを入れた。だが歪な画面でも楽譜は流れ、結慰をダンスへと取り込む。そこへ割り込んだ惨禍がバリアを張って音の影響を弱める。
「もう少しでクリアです。がんばりましょう」
 続けて燐がオーロラの輝きで踊る仲間達を包み込み、音楽の影響を打ち消した。
「モン、ダンサーズッ!! いざ、暁光が輝くまで踊り明かさん!!」
 悠はミラーボールと二足歩行の猫軍団を召喚し、額にVマークのついたモルモットのような使い魔も混じって踊り出して因果律を歪め、その結果として敵の周囲の空間が吹き飛んだ。衝撃に敵の巨体が煽られガタガタと派手に揺れる。
「どれくらいの衝撃に耐えられるか、試してみましょうかねえ」
 日出武はリズミカルに横蹴りの連打を叩き込み、敵の機械を振動でバグらせ一時停止させた。
「スピーカーの前は危険ね。少しでも音を受けない場所からやらせてもらうわ」
 敵の背後に回った翠華は、槍を振るい雷光のように斬撃と共に電撃を叩き込んだ。その間にボタンを踏みなんとかステージをクリアした。
『エクストラステージ』
 間髪入れずに最後の曲が始まる。少しゆっくりめの曲が流れ出した。
「このままクリアしてやるぜ!」
 反射神経に任せてザベウコはボタンを踏みつけていく。イェラスピニィもそれを手伝う。すると譜面の流れが止まる初見殺しに遭いミスってしまう。
「何だ今のッ!」
 驚いたところで譜面が流れ出し、足がついていかなくなる。だが流と結慰と燐が加わり何とか曲を続ける。
「踊らない。何があっても私は踊らないわ!」
 自分に言い聞かせて音楽に耐えた翠華は、傷口へ向けて槍を突き入れ深く押し込んで引き抜いた。深い穴が空いて内部の基盤が覗く。
「機械ならば電気に弱いだろう? 斬り裂け!」
 そこへ悠は雷を纏う剣を横に薙ぎ、敵のボディを一直線に斬り裂き放電が傷口から内部の機械をショートさせ曲のスピードがおちた。
「ダンスゲームといえども、許容量を超えた負荷を掛ければ壊れてしまいますよねえ」
 跳躍した日出武は重い体重を込めて踏み抜き、急所となる処理装置にダメージを与えてゲームが処理しきれなくなりスローになる。
『ワンダホーッcongratulations!』
 点数が表示されゲームクリア画面が映る。
「あれをクリアしてしまうなんてすごいですのっ。ゲームもクリアしたことですし、これで終わりですの」
 称賛の拍手を送ったちさは手作り弁当をぽいっと口に入れて疲れを癒し、蹴りを叩き込んで装甲の割れ目を大きくした。
『ワンモア!』
 クリア画面が流れたと思うと、スタート画面に戻り新たなゲームが開始される。
「もうワンプレイはお断りします」
 魔力を触媒にした燐は空を『冥き天』へと塗り替え、闇の輝きを降り注がせて敵の精神を蝕み呑み込んで、微睡むような心地良い感覚を与えて動きを止めさせた。
「日常に害為す異端なる存在は狩り屠る」
 その隙に流は独自魔術言語『理』を使い、神速による無数の斬撃で全身に刀傷を刻んでいく。そこへ向けて敵は音楽を鳴り響かせて操ろうとする。
「うん、そろそろ満足したよね。だから終わりにするよ」
 敵の注意が逸れている間に、結慰は世界の滅びを司る力を光と化して天より己が身に降り注がせる。滅びの光を纏った結慰が大鎌を振り下ろすと、刃が振れた部分が消失するように消えて巨体が真っ二つになった。

●ゲーセン
「これで帰れる……訳ないよね」
 溜息をついた翠華が壊れた周囲にヒールを掛ける。
「本当面倒よね」
 色んな意味で面倒な仕事を受けてしまったと肩を落とす。
「せっかくだし踊りながら癒しの拳で町を修復だ!」
 軽快に踊り出したザベウコが拳を振るう度に町が修復されていく。
「もしや所謂付喪神もダモクレスなのでは……」
 妖怪の正体を知ってしまったかもしれないと悠は今までのダモクレス事件を振り返っていた。
「ダモクレスでなければ楽しいゲームだったかもしれませんわね」
 体を動かすのは楽しかったとちさは微笑み、ヒールを掛け終えると周囲の建物は修復され、避難していた人々が戻り始めていた。
「久々にゲームセンターに寄ってダンスゲーをやっていこうかな。やっぱり、ちゃんとしたダンスゲーでスコアは残しておきたいからな!」」
 ダンスゲームがしたくなってしまったと流は近くのゲームセンターを調べる。
「そうだね、せっかくだからダンスゲームを楽しんでいきたいな。何と言うか……多分、ダンスゲーム熱が燻ってるみたいだよ」
「いいですね、わたしももっと遊んでみたいと思ってたんです。みんなでダンスゲームを楽しみましょう」
 結慰と燐が楽しそうに頷き賛成する。
「いいですねえ。久しぶりにゲーセンに遊びに行ってみますかねえ」
 今はどんなゲームがあるだろうと日出武は愉快そうに腹を揺らす。
 平和が戻った町でケルベロス達は遊びに行こうと歩き出した。

作者:天木一 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2018年5月8日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 2/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 1
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