●甘い香りに誘われて
買い物の為に街に出かけていたリューイン・アルマトラ(蒼槍の戦乙女・e24858)は、1人路地裏を歩いていた。
と、言うのも、何処からか香る、甘い香りに誘われてのことである。
(「これは生クリーム、フルーツ……それからプリン! 間違いない!」)
はて、このあたりに菓子店なんてあったかな? まぁいいか、新規開拓も悪くない……などと考えながら、リューインは路地裏をのんびりと歩く。しかし、歩けども歩けども、店らしきものは見当たらない。ついには路地裏の袋小路に到達してしまう。
道を間違えたかな? 小首をかしげて振り返ったリューインは、何かにぶつかった。
「んきゃっ!?」
悲鳴をあげつつ、しりもちをつくリューイン。痛た、と呟きながら視線をあげて……硬直した。
リューインの視線の先には、一人の男が立っていた。黄色い甲冑に身を包んだその姿は……。
「……プリン?」
リューインが思わずつぶやく。その男の甲冑、主に胸から上は、何やらプリンやフルーツを模した形状をしている……模した、と言うより、ほぼそのままの形だ。
「いかにも、私は『ぷリん・パふぇ』!」
男が言った。
「喋ったぁ!?」
リューインが叫んだ。
どうやらこの男、デウスエクスのようだ。その見た目から察するに、エインヘリアルか。
「ケルベロスよ、貴様の命! 頂戴する! 甘い香りに包まれ、死ぬがよい!」
何やら触手めいたツタ状の装備をウネウネとさせながら、ぷリん・パふぇが宣言する。
リューインは、思わず悲鳴をあげた。
●甘味の襲撃
「リューインがデウスエクスにより襲撃される、と言う予知がなされた」
アーサー・カトール(ウェアライダーのヘリオライダー・en0240)は、集まったケルベロス達に向かって、そう言った。
「急ぎ連絡をとろうとしたのだが、繋がらなくてな……皆には、リューインの救助に向かってほしい」
話によれば、敵はデウスエクス、エインヘリアルが一体。
周囲は敵により人払いされているためか、一般人などは見当たらない。避難誘導などは必要ないだろう。
また、現在、すぐに駆け付ければ、リューインとエインヘリアルが遭遇した直後に到着することができる。
「少々特異な外見をしているようだが、相手はエインヘリアル。十分に注意して戦ってくれ。作戦の成功と、皆の無事を祈っているよ」
そう言って、アーサーはケルベロス達を送り出したのだった。
参加者 | |
---|---|
シエル・アラモード(碧空に謳う・e00336) |
パティ・パンプキン(ハロウィンの魔女っ娘・e00506) |
芥河・りぼん(リサイクルエンジン・e01034) |
アストラ・デュアプリズム(グッドナイト・e05909) |
リューイン・アルマトラ(蒼槍の戦乙女・e24858) |
エイス・レヴィ(ワールドイズユアーズ・e35321) |
カレン・シャルラッハロート(シュトゥルムフロイライン・e44350) |
空鳴・熾彩(ドラゴニアンのブラックウィザード・e45238) |
●ぷりん、プリン、ぷリん
じわり、じわりとにじり寄る。
それはプリン。ぷリん・パふぇ。変わった形状の鎧――それこそ本当にプリンパフェの様な――に身を包んだそのデウスエクスは、触手めいたツタ状の武器をくねらせながら、リューイン・アルマトラ(蒼槍の戦乙女・e24858)へと迫る。
リューインを守る様に、ビハインド、『アミクス』が、その武器を構えて主の前に立った。
「アミクス……!」
リューインが呟く。
「諦めるがいい、ケルベロスよ。助けに来る者などいない。お前は此処で朽ちるのだ!」
ぷリん・パふぇが武器をうねらせながら宣言した。
「そこまでですっ!」
辺り一帯に声が響いた。
同時に、戦場へと現れたのは、7つの影。
「むむ、本当にプリンでパフェ、そして甘い香り! 不思議ですね!」
声の主――芥河・りぼん(リサイクルエンジン・e01034)が言った。
「でも、もっと美味しそうなプリンがよかったかな」
どこかぼんやりとしたアストラ・デュアプリズム(グッドナイト・e05909)の言葉に、ミミック、『ボックスナイト』が、がぶがぶと、頷くように口を開閉した。
「むう、貴様らは……!」
ぷリん・パふぇが驚愕の声をあげた。
「ケルベロスの、皆……?」
リューインもまた、驚いたように呟くのへ、
「はい。えっと、はじめまして。エイスと言います」
エイス・レヴィ(ワールドイズユアーズ・e35321)が、ぺこり、と、頭を下げた。
「貴女を襲ったエインヘリアルは……えぇと、あのプリンで、正しいですか……?」
小首をかしげながら尋ねるエイスへ、しかし答えたのはぷリん・パふぇである。
「発音が違うな、ケルベロスよ! 私はぷリん。ぷリん・パふぇである!」
「ぷ、ぷリ……?」
「好きなように呼んだらいいと思うよ……」
生真面目に正しい発音を試みるエイスに、リューインが言った。
「リューイン様、大丈夫ですか? 間に合ったようでよかったですの」
リューインの前に立ち、シエル・アラモード(碧空に謳う・e00336)が声をかけ、
「さぁ、リューイン! この変なプリンをやっつけて、本物のプリンを食べに行くのだ!」
パティ・パンプキン(ハロウィンの魔女っ娘・e00506)も同様に、ぷリん・パふぇへと対峙する。ボクスドラゴン、『ジャック』も、そのマントをふわりとたなびかせ、ぷリん・パふぇを睨みつけた。
「ふふ、ケルベロスよ。お前達が食らうはプリンではない。このぷリん・パふぇの緑の鞭だ!」
ぴしぴし、と鞭状の武器を振るわせ、ぷリん・パふぇ。
「エインヘリアルにもいろんなのがいるのね」
カレン・シャルラッハロート(シュトゥルムフロイライン・e44350)が頬に手をやりつつ、にこやかに小首をかしげる。
「でも、何でプリン・パフェなのかしら? それに、どうせなら鎧も透明のガラスにすれば、よりパフェみたいになったのに?」
「ふふふ、鎧を透明にしたら、私の肉体が丸見えになってしまうからな……」
何やら得意げに語るぷリん・パふぇである。
「そして私がぷリん・パふぇを名乗るようになったのには、深いわけがあるのだが――」
「いいや、いいや。少々興味はあるが、結構だ」
と、ぷリん・パふぇの話を遮ったのは、空鳴・熾彩(ドラゴニアンのブラックウィザード・e45238)である。その表情には、些かの呆れの色が見て取れた。
「見た目だけではなく、においまで……グラビティか、何らかの機械なのかはわからないが、再現するとは、並々ならぬ執着がある事は分かった。酔狂だな。だが、私達は――仲間を助けに来たわけだ。愉快なデウスエクスの過去についてお話を聞きに来たわけではないし、何より、話していると、なんだ。お腹がすく」
ふぅ、とため息をつきつつ、熾彩が肩をすくめた。
「そうだよ、良い香りさせて! お腹がすく!」
リューインが言って、武器を構えた。仲間たちもそれに続くように、それぞれ構える。
「あなたをやっつけて、皆でプリン・パフェを食べに行くんだもん! かかってきなさい!」
「何人集まろうと同じ事よ! さぁ、この甘い香りに包まれて、死ぬがよい、ケルベロス!」
ぷリん・パふぇがその触手めいた武器を勢いよく振るわせ、それが戦いの始まりを告げる合図となったのである。
●プリン・パフェ!
「ふははは! この一撃を食らえ、ケルベロスよ!」
真っ先に動いたのはぷリん・パふぇだ。その緑の鞭を力強く振るい、前衛のケルベロス達に叩きつける。鋭く、切り裂くような鞭には、毒も仕込まれているため、斬撃と毒、二重のダメージをもたらす、強力な武器である。
「くっ……不思議な見た目ですが、確かに、強いですね……!」
その攻撃を受けたエイスが言った。暗殺めいた奇襲とはいえ、単騎でケルベロスへと襲撃を仕掛けてきた相手である。どうやらその実力は十分以上のようだ。
「うむ……でも、皆でプリン・パフェを食べに行くのだ! 頑張るのだ、皆!」
パティはそう言って、薬液のあめをふらせる。それはケルベロス達の傷を癒し、ぷリん・パふぇの攻撃により、ケルベロス達の体を蝕んだ毒をあっという間に癒した。
ジャックは属性のブレスを吐き、ぷリん・パふぇへと吹きつける。
「さぁ、参りますわ?」
ふわり、とスカートのすそを躍らせ、優雅にくるりと舞うように。シエルは『青碧の龍戦槌』を砲撃形態に変化させると、ぷリん・パふぇへと向かって砲弾を発射。砲弾は着弾し、ぷリん・パふぇがたまらず、足を止める。
「エイスさん、援護しますよ! 頑張ってください!」
りぼんが叫ぶ。同時に、りぼんの武器から、エイスを守る様に蒸気が噴出した。
「はい、防御力の向上、感謝します」
エイスが頷く。
「まだまだ援護、続けるよ。受け取って、弾幕の嵐――!」
アストラはそう言うと、手元のスマートフォンを高速で操作し始めた。高速――いや、神速、と言っても差し支えないほどの指さばき。それは、戦闘中の味方へ届けるアドバイス・コメント。偶に役に立たないコメントだったり、煽りだったりもするけれど、それはご愛嬌。
まさに名前の通り、『バラージストリーム(ダンマクノアラシ)』が、前衛のケルベロス達に降り注ぐ。
ボックスナイトも、そんなコメントの援護を受けて、ぷリん・パふぇへと接近する。具現化した剣でぷリん・パふぇを切り裂いた。
「さぁ、皆、美味しいプリン・パフェの為、がんばるわよー!」
カレンはエクトプラズムを圧縮、発射した。その攻撃はぷリん・パふぇの足を止める。
「さて、先ほどのお返しだ……!」
エアシューズで、熾彩が駆ける。軽やかに飛び上がり、流星のごとく繰り出される飛び蹴り。直撃した反動を利用し、熾彩が飛びずさる。
「……近寄ると、ふわりと香る、甘い匂い……何と言うか、緊張感がそがれるのだが、それを狙っているのか……?」
熾彩が言うのへ、
「強いて言うなら、趣味だ!」
ぷリん・パふぇが胸を張って言った。
「趣味か……!」
思わず頭に手をやる熾彩である。
「まったく、何でこんな奴に命を狙われたのかな……!」
リューインがぼやき、駆ける。アミクスを伴い、ぷリん・パふぇへと接近。リューインは正面から/アミクスは背後から、ぷリん・パふぇへと斬りかかる。
「ふははは! 私達の高度な作戦は理解できまい!」
「ホントにわかんないよ! もう、こっちはいい迷惑っ!」
リューインとアミクスの攻撃が、ぷリん・パふぇへと直撃する。とは言え、まだまだぷリん・パふぇは健在であるようだ。
「エイス、攻撃を開始します……!」
続いてエイスが攻撃を仕掛けた。ひじから先を回転させて放たれる手とうの一撃が、ぷリん・パふぇの鎧を切り裂いた。
「やるな、ケルベロス達よ!」
ぷリん・パふぇが笑い声をあげる。
「だが! ああ、だが! この私を倒すには遠いぞ! それ、絶望するがいい! ぬううううん!!!」
言うや、何やら大量のキラキラと言う輝きと甘い香りがぷリん・パふぇの体を包んだ。身体や鎧の傷などが、瞬く間に修復されていく。心なしか、顔色もよくなった。
「ふはははは! 再・生! 見たかケルベロス達よ!」
ぐっ、とポーズを決めるぷリん・パふぇ。そしてさらに強く漂う甘い香り。
「うーん、この香り、お腹がすくよう……ま、待ってボックスナイト、噛まないでね? ちゃんとやるから! 今のはサボりたい、っていう意味じゃないの!」
足元でガチガチと歯を鳴らすボックスナイトへ、アストラが慌てて訂正する。
「でも、甘い匂いがするのに、甘いものを食べられないのは、かなり酷ですの……思った以上につらいですの……」
ほう、とため息などをつきつつ、シエルが言った。
「相手の耐久力も高そうですし……ううん、やっかいです!」
りぼんが言った。敵の耐久力の高さは厄介である。長い戦いになるのだろうが、その間中、この甘い香りを放たれ続けては、こちらの胃が持たない。
「でも、頑張ろう? あいつをやっつけて、今日はめいっぱい食べるんだから!」
リューインの言葉に、ケルベロス達は頷いた。
「そうね。はしごできるように、何件かお店、見つけておいたから、楽しみにしておいてね?」
ふふ、と笑いながら、カレン。その言葉に、ケルベロス達の士気も上がると言うものだ。
ケルベロス達は攻撃を再開した。確かにぷリん・パふぇの耐久力は高かった。が、ケルベロス達は粘り強く攻撃を続けていたし、パティやりぼん、アストラらの援護により、有利効果を積み続けられたケルベロス達は、徐々に戦力を増強していった。
カレン達によって敵に大量に付与された不利効果は、確かに解除されてはしまうものの、言い換えればそれは『解除へ一手使わせた』という事になる。相手の動きを一度封じるようなものであるのだ。
戦況はケルベロス達の有利へと徐々に傾いていった。そして――。
「む、な、何故だ……なぜ倒れん……!?」
ぜいぜいと肩で息をしながら、ぷリん・パふぇがいう。蓄積したダメージは、ついに自己回復しただけでは賄いきれなくなってきたのだ。
「うむ。そろそろチャンスなのだ!」
パティが声をあげた。
「ここで一気に攻撃を仕掛けて、リューインへつなぐのだ! ジャック、シエル、りぼん……力を貸して欲しいのだ!」
その言葉に、ジャックは一声鳴いて、
「ええ、お任せください」
「やりますよ!」
シエル、そしてりぼんが頷いて、続く。
「お菓子をくれぬなら……お主の魂、悪戯するのだ! いくのだ、皆!」
パティがそう言った瞬間、世界が変わった。いや、それは幻覚。舞い散った幻想の欠片が生み出す、ハロウィン・ナイトの幻。
「トリックオアトリート? ……今回は、答えは聞かない、のだ!」
そう言った瞬間、パティの背に、巨大なジャック・オー・ランタンの幻影が現れた。携えるは巨大な大鎌。パティの持つ『Scythe of sickle』も、また巨大化し、幻影の大鎌と共に、ぷリん・パふぇへと振るわれる。
『Halloween Party(トリック・オア・トリート)』による一撃が、ぷリん・パふぇを切り裂く。同時に、ジャックがダメ押しのブレスを吹き付けた。
「妖精さん、お願いしますの」
シエルが魔導書を開き、呟く。現れたるは知識の妖精。もたらされたるは、迷いを絶つ叡智。
「そこ、ですのね?」
呟くとと同時に、『蒼穹の絶命弓』より、矢を放った。ハロウィン・ナイトの幻の中を、一筋の矢が、『妖精の囁き(フェアリー・ウィッシュ)』に導かれ、駆け抜けて行く。
それがぷリん・パふぇの肩のプリンを粉砕し、
「ではでは、最後は焼きプリンです!」
りぼんの放った人体自然発火の炎が、ぷリん・パふぇを包んだ。
「じゃあ、最後の弾幕よ。リューイン、決めて!」
アストラが放つコメントの嵐。それがリューインへと降り注ぎ、リューインの力となる。ボックスナイトも援護とばかりに、ぷリん・パふぇに思い切り噛みつき、動きを封じる。
2人の攻撃を追うように、リューインは高速で動いた。
「ありがと、アストラさん、ボックスナイトさん! さぁ、これでトドメだよ!」
リューインが構える。手にしたるは『簒奪者の鎌』。それは、必中にして必殺の秘儀。必ず相手を撃ち落とす、裁きの雷光。その投てき法で放たれたものは、どんなものでも、どんな相手でも、必ず刺し貫く――。
「――『大神の鉄槌は雷光の如し(クングニルバスター)』!」
放たれた武器が、まさに雷光めいて輝き、ぷリん・パふぇへと迫りくる。
「ま、まさか……この私が……!」
ぷリん・パふぇの悲鳴をかき消すかのように、投てきされた武器が迫り、その身体を貫いたのであった。
●デザートを召し上がれ
「さて、これからはお楽しみのプリンの時間ね?」
と、言ったのはカレンである。
見事ぷリん・パふぇを撃退したケルベロス達は、戦闘により損壊した建物を、ヒールで修復していった。被害はさほど大きくはなかったので、さほどの時間はかからなかった。
さて、一仕事を終えたケルベロス達である。次はお待ちかねの時間だ。全く、敵は倒したというのに、未だに甘い香りが周囲に漂っている気がする。それに、お腹もとても減った。もう待ちきれないのである。
「このあたりにある、美味しいスイーツのお店を、あらかじめ調べておいたの。勿論、絶品のプリンパフェのあるお店よ」
カレンの言葉に、おお、とりぼんが声をあげた。
「それは楽しみです! ちなみに私、プリンには少々うるさいですよ!?」
にっこりと笑いながら、りぼん。
「ふふ。期待してくれていいわ?」
カレンが笑った。
「お店の、プリン……スーパーとかで売っているプリンとは、また違うのでしょうか?」
ふむふむ、と口元に手をやりながら、エイスが尋ねる。
「む、エイスはお店のプリンを食べたことがないのだ?」
パティの言葉に、エイスはおずおずと頷く。
「なら、きっとびっくりするのだ! ああいうプリンはああいうプリンで美味しいのだけれど、お店で食べるプリンはまた違った味がするのだ!」
うんうん、と頷くパティ。エイスはびっくりして、目を丸くしながらこくこくと頷いた。
「そうと決まれば早速参りましょう? 此処からは近いんですの?」
シエルの言葉に、カレンは頷いた。
「ほう、興味があるな。私もご一緒させてもらってもいいだろうか」
熾彩が言うのへ、皆が頷く。
「じゃあ、早速行きましょ! ずっと甘い匂いだけかがされていて、お腹がすいちゃった!」
リューインが笑顔で言うのへ、仲間たちが思い思いの言葉を紡ぐ。
きゃいきゃいと声をあげ、ケルベロス達は、カレンお勧めのスイーツショップへと向かうのであった。
作者:洗井落雲 |
重傷:なし 死亡:なし 暴走:なし |
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種類:
公開:2018年5月7日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 1/キャラが大事にされていた 5
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