潰えぬ狂気

作者:長谷部兼光

●死して尚
 螺旋忍法帖を巡る攻防からおよそ一年。
 舞台となった金沢城、その敷地内を見渡すと、よくよく目立つのは幻想交じりの修復痕。
 今更、ルルド・コルホル(恩人殺し・e20511)が再びこの地を訪れた理由は自身でも判然としない。
 或いは、失くしたはずの記憶の欠片が、知らずの内に理性を揺さぶったのか。
「……未練、だな」
 奇妙な感覚に従って、周囲を調査してみても特別変わったものは見つからない。
 ふと空を見上げれば、曇天。
 やはり気の迷いだったのだろうと、雨に濡れる前に撤収しようとした、その、
 刹那。

 ルルドの頬を背後より白刃が掠め、大地を穿つ。その刃には見覚えがあった。既に操る者が居ない筈の『真白く硬い骨の剣』。
 振り返ると、そこに居たのは華奢な体躯に不釣り合いな獣の腕を持つ、否。獣の腕を『接合』されたであろう少女。
「例え本星に至るゲートが閉じようとも、やるべき試行(こと)、成すべき技術(こと)は山のようにあるというのに。か細い『縁』がわたしの思考を遮って……」
 巨大な獣の爪先が、がちりがちりとぶつかり合って、吐き出す音色はルルドに対する明確な殺意だ。
 だが何処か……悲鳴を上げている様にも感じた。
「わたし(イリーナ)が完全な私(ディアナディア)に成る為には、きっとこの『縁』を断ち切らないと行けない。だからごめんなさい。あなたがどこの誰なのか、まるで思い出せないのだけれど……ここで消えて?」
「……。悪いが。そうはいかねぇよ」
 雨が、降る。
 永遠とも思える静寂の後、意を決して、ルルドは構えた。

「かつて、人為的にウェアライダーを作成しようと企む狂科学者がいた。そいつはあの日、あの時、この場所で、確かにオレ達が倒した。それであいつの狂気も完全に潰えたと、そう思っていたが……あの女……ッ!」

●軌跡をなぞる
 ルルドが襲撃される予知を得ることが出来たが、しかし彼との連絡が取れない、と、ザイフリート王子(エインヘリアルのヘリオライダー)は慌ただしく資料を広げながら集合したケルベロス達に伝える。
「まだ間に合う!今から向かえば、窮地を覆すことが出来るはずだ」
 戦場となるのは石川県の金沢城公園。かつて螺旋忍法帖防衛戦が繰り広げられた地の一つだ。
 先の戦闘の爪痕として所々ファンタジックな地形になっているが、戦闘を阻害する要素にはなり得ない。人払いも不要だ。ルルドとの合流と敵との戦闘を阻む障害は無いと考えて良い。
 ルルドを襲撃したのは螺旋忍軍に所属するイリーナ・フアンと言う名の少女。
 見た目は華奢と言って相違無いが『接合』された獣の腕は強力・強靭で、油断をすれば容易く地に伏せることになるだろう。
「宿敵たちの暗躍は留まる所を知らず、後手に回らざるを得ない状況が続いているが……決して膝を折りはすまい。そうだろう?」


参加者
ゼロアリエ・ハート(紅蓮・e00186)
神宮司・早苗(御業抜刀術・e19074)
ルルド・コルホル(恩人殺し・e20511)
リィナ・アイリス(もふもふになりたいもふもふ・e28939)
ラヴィニア・リアーレ(青く輝く雷の如く・e34324)
ブラット・ライン(黄衣の邪神の加護・e36237)
春乃・ツクシ(癒しの風・e56846)

■リプレイ

●こちらからあちらへ
 視界が歪む。きっと雨のせいだろう。ルルド・コルホル(恩人殺し・e20511)は掌で強引に目頭を拭った。
 ぽたり、ぽたりと朱が落ちる。刃と拳が交わる至近距離。二撃目は避けた。一撃目のダメージが、今更。
 喪服に近しい黒色の装いはルルドの傷と胸中を包み隠していたが、しかし、何もかもが止めどなく、滲み、溢れる。
 わらうように、夜明けと日暮れの外套がはためいた。
「……会いたかったが、逢いたくなかったな」
 彼女の事など何も知らない。覚えていない。思い出せない。
 なのに頭が、傷が、体が、魂が、失った記憶が、全身全霊が、『彼女』に刃を向けてはならぬと、こうあってはならぬと理性(いま)に警告する。
 しかし、黙って彼女の手に掛かるのが正しい答えとも思えない。気付けば魔を降ろした斬霊刀・首狩りが彼女の獣腕を穿ち、兎の残り香は活きよとルルドに命を流し込む。
(「どうすれば良い?」)
「……どうしようもないのよ。過去なんて捨て去ってしまえばいい。誰も彼も、未来に進むしかないのだから」
 自問の筈の心の声を、彼女はまるで至極当然と言い当てた。
 彼女が異形腕を天に翳せば、雨天は獣の骨をはらむ。灰色の空一面に散る無数の獣骨剣はやがて収束し、その全てがルルドへと落ちる。が――。
「はーい!悪友のピンチに私参上!」
「フィアールカ……!」
 紙一重、救援に駆け付けたフィアールカ・ツヴェターエヴァ(赫星拳姫・e15338)がルルドの盾となって獣骨剣雨を受け止めた。
 刹那、ゼロアリエ・ハート(紅蓮・e00186)の相棒・ライキャリさんはルルドとフィアールカの二人を飛び越え空を疾り、そのまま炎を纏うと異形腕目掛けて突撃する。
「宿縁ってのはホントどう繋がってるか分かんないもんだよね」
 彼女がライキャリさんに注目しているその隙間、ゼロアリエは異形腕の背後へ回り込み、幻想交じりの大地を踏み抜いて己が脚に緋を点ける。
 天地二つの紅蓮が彼女を挟み撃つ。空高く飛びあがったフィアールカは虹を従え、燃え盛る戦場の中心点へ狙いを定め急降下した。
「スームカ! 一緒にディフェンダーするよ!」
 虹の蹴撃が彼女に命中すると、次いでミミック・スームカが具現化した武装で彼女を弾き、最前線に躍り出て、防壁役を買って出る。
「ほらほら、相手はもうヒトリじゃなくなったよ? どうする?」
 楽天的な調子で、ゼロアリエは彼女をつつく。ルルドが態勢を整えなおす暫しの間、彼女の意識を逸らせられればそれで良い。
「……レプリカント。邪魔よ。今あなたたちに用は無い」
「つれないね。けど、ごめんよ。キミをココから未来(さき)へ進ませる訳には行かないんだ」
 ゼロアリエの言葉に呼応して、リィナ・アイリス(もふもふになりたいもふもふ・e28939)はオウガメタルを拳に集める。
 見ればルルドも彼女も、互いの事は知らない様子。けれども二人が今日この場所で巡り合った事は、偶然ではないのだろうとリィナは思う。
 二人の間には、きっと、本人たちにも知り得ぬ何かが、あるのだ。
「あ……ううん……余計なことは、考えにゃい……」
 リィナは幽か頭を振ると、鋼拳で彼女の防御を崩し、直後、曝された急所に風花が閃き駆け抜けた。
「おっと、そこまでじゃ!」
 風花――神宮司・早苗(御業抜刀術・e19074)の蹴撃が、彼女の機動力を奪い取る。みしり、と、掻きむしるようように彼女の巨腕は地を掴み、潰した。
「わしの命よりも大事なルルドに傷を付けて、ただで済むと思わぬことじゃな……!」
「そう。じゃあ、ずうっと一緒にしてあげる。縫い合わせて、一つにまとめて置かなくちゃね」
 彼女は哂う。それは。もう。人に仇なすものの『それ』だ。
 その哂いを見たラヴィニア・リアーレ(青く輝く雷の如く・e34324)が抱いたのは憐みでも、同情でも、怒りでもなく……しかし、沸き上がるこの感情を、何と言い表わせばいいのだろう。
 ただ、胸を締め付けられる何かがあった。
 気を抜けば、口の端から零れてしまいそうなそれぐっと堪え、己を律し支援に徹する。肉体的にも、精神的にも、一番辛いのはルルドだろう。
「ルド、大丈夫か?」
 せめて物理的なダメージだけでも、と、ラヴィニアは前衛へ移ったルルドに手術を施し、
「どうやら、最悪の事態がくる前に辿り着けたようですね」
 ブラット・ライン(黄衣の邪神の加護・e36237)の散布した紙兵達が、彼女の視界からその様子を遮った。
「天よ、その威の加護を彼の者へ!」
 紙兵達が守護する領域で、春乃・ツクシ(癒しの風・e56846)は癒やしの力と祈りの力を混ぜ合わせ、凝縮し、指の先からルルドに放つ。天威生祷の気は加護となってルルドの身体能力を増幅させ、彼女のボクスドラゴンであるリンゴもまた、ルルドにヒールを施した。
「ルルドさん。もし、何か、彼女に行いたい事があるのなら――」
 尊重します、とツクシは頷く。
「行いたい事、か。そうだな……」
 雨は止まず。幾度拭ってもルルドの視界を歪め、
 故に。
「……俺は、あいつを殺す。眠らせて……やらなくちゃならねぇ」
 決断せねばならなかった。
「だから頼む。皆、力を……貸してくれ」

●あちらからこちらへ
 心と体を軋ませて、彼女は自身を奮い立たせる。
 過去を忘れた瞳で幻視し、異形の獣腕で掴もうとするのは狂科学者の残影か。
「……酷いな」
 惨憺たる光景に、ラヴィニアは思わず呟いた。
 彼女の力の源は、狂科学者が彼女に残した爪痕そのもの。死してなお消えないその傷が、彼女のスタンスを決定付けてしまっている。
 ラヴィニアは彼女に悟られぬよう注意を払いながらゼロアリエと視線を交わし、呼吸を揃えた。
 メディックならば、『狂科学者の束縛』を、少しばかり壊してやれる。
 ラヴィニアが極限まで意識を集中すると彼女の異形腕は爆ぜ、ゼロアリエが瞬く間に距離を詰めた。
「何にせよ、戦うしかないなら手加減はしないよ」
 回避する間は与えない。好戦的な笑みを浮かべ、ゼロアリエは爆発が収束するより速く、最高出力で最大加速したハンマーを振りかぶり、
「狂科学者なんて理解出来ることは無いだろうけど、放置したらヤバそうだなってコトくらいは分かるから。今は迷いなくぶん殴らせてもらうね」
 全力のまま殴りぬく。
 彼女は吹き飛ばされぬよう地に獣の爪を突き立て、スマッシュの衝撃とライキャリさんのスピンを凌ぎ切ると、応酬とばかりに地を抉り、なりふり構わず土塊ごとゼロアリエへ獣腕を叩きつける。
「思うようにはさせませんよ!」
 瞬刻、ツクシもまた拳を握り、烈風の如き拳圧を作り出す。
 拳圧は土砂を、雨粒を、ゼロアリエのダメージすらを吹き飛ばし戦場を突き抜ける。
 渾身の拳を持って吹き飛ばせない傷は、やはりあの巨腕のみ。深く深く食い込んだ大きな傷。治療する方法は最早……無いのだろう。
 拳圧は追い風に変わる。早苗の携える仕込み錫杖・静魂浄杖の遊環が揺れ、清らかな音色を奏でた。
(「ふむ……ルルドとどんな縁だったのかはわからぬが。きっと、悪い関係では無かったのじゃろうな……ルルドは、この敵のことを思い出しているのじゃろうか、思い出せるのじゃろうか」)
 早苗は黙々と刃を振るうルルドを慮る。
 思い出しても、思い出さずとも、ルルドにとって楽な結末が訪れる事は無いのだろう。だが、どうあれ彼に寄り添い支えあうことに相違なく、ならば、意思の疎通を図るのに、一言、一句、交わす必要すらありはしない。
 首狩り・静魂浄杖、二振りの斬霊刀は全く同時に雷と空の霊力を帯び、異形腕を貫く。
「まだまだ! 終わりませんよ!」
 ブラットは二刀に勝るとも劣らぬ速さで獣の腕を殴りぬくと、即座縛霊手から霊網を伸ばし、異形の腕を絡め取った。
「ああ。もう。鬱陶しい。一体何なの? あなたたちは!?」
 巨大な爪が、がちりがちりと神経質にぶつかり合って、不協和音を吐き出し始める。
「……ええと、宿敵さんの事は、よく知らないけれど、ルルドくんとは、同じ師団の、お友達だから……」
 リィナが掌を獣腕に翳し、空の掌は竜の幻影を映す。
 幻が真のブレスを噴き出せば、獣の腕は雨粒諸共焼き払われて炎に塗れた。
「その程度のよすがでわたしの邪魔をして……っ!」
「よすがなんて関係ないわ! 友達を助けるのに理由なんていらないの!」
 そして、フィアールカが異形腕に叩きつけるのは、真っ向からの正論と、零の境地を填めた拳と、スームカの武装。
 ケルベロスの攻撃を受け続けた彼女は俄かにふらついて、地に膝をつこうとする。けれど彼女に接合された獣の腕は、彼女の、華奢な体がくずおれることを許さない。
「ああ。わたしに残ったかつての『縁』が、私の知らないところで新たな縁を無尽蔵に紡いでゆく。わたしは。私は……!」
 少女が、『イリーナ』が嘆きの声を上げる。
 断ち切るべき縁は、見えた。

●answer
「易々とは見切らせません!」
 ブラットが空に跳び、雨より早く獣の腕を蹴り抜いて、彼女の動きを封じ込める。
「アンバランスではな! 戦いにはバランスと言うものが必要なのじゃ、バランスと言うものがの!」
 早苗の言に彼女はありったけの殺意を返すが、
「遅い。もう斬った後じゃ!」
 早苗がそう発した一拍後、異形腕に傷が走り、朱が噴き出す。
 御業抜刀術・天裂斬。御業を纏わせた刀の斬撃は間合いの長短に縛られず、斬られたことすら認識させずに斬り伏せる秘剣。
 獣の腕が凍気を帯びる。降り注ぐ雨は地に落ちる寸前雹に変じ、秘剣が開けた傷口を無理矢理氷で埋め立てる。応急処置とも言い難い、痩せ我慢の類だろう。それでも威力が落ちた様子は見られず、腕を振るえば極低温の凍気が渦を巻く。
「間に合え……!」
 氷葬撃が前衛を飲み込もうとする直前、ラヴィニアはケルベロスチェインを展開して防護の魔法陣を描き、その威力を抑え込もうと試みる。
「これで、氷だっていうの? ……甘いの。こんなの、モスクワの冬にだって叶わないんだから!!」
 果たして鎖は前衛を護り、フィアールカは流麗な動作でぴんと脚を伸ばし、反攻に転じた。
「これなるは女神の舞、流れし脚はヴォルガの激流ッ! 喰らえっ!サラスヴァティー・サーンクツィィ!」
 激流は決して凍てつかない。フェアリーブーツ・Золушкаが放つ瞬きがダイヤモンドダストの如く煌いて、プリマドンナは氷渦に舞う。
「絶対に、絶対に、倒して、見せるんだから……!」
 決意と共に、リィナの放ったファミリアが異形腕を啄めば、あらゆる悪性はジグザグに噴出して、それが終わりの鬨となった。
「一気に畳みかけましょう!」
 後は純粋に、力で押し切るのが最善手だろう。ツクシの纏うオウガメタルが眩い粒子を放出すると、その光を浴びたゼロアリエの超感覚は刃の如く研ぎ澄まされる。
「うーん。やっぱり、よくよく見ても歪な風貌だね。せっかくカワイイ顔なのにアンバランスな腕」
 リンゴの属性も受け取ったゼロアリエが、金の眼で観るのは異形と少女の境界線。
 ツクシのお陰で、六感全てが冴えている。今ならば。
「一瞬で終わらせてあげるね」
 紫電が奔る。閃光が全てを支配した刹那の後、さながら機械の如く正確に、精妙に、少女と異形腕は分かたれた。
 初めは別個の物ならば、最期まで一緒くたである必要など無いだろう。
「ルルド。最後は任せるよ」

 雨が、降る。
「……お前の為でも、他の誰の為でもなく……俺の為に死んでくれ」
 何処かで、彼女の体をこれ以上傷つけることに躊躇いがあったのかも知れない。
 ルルドは首狩りの刀身を光に変え、少女の命のみを斬り、裂、く、と、

「いいよ」

 獣の腕は最早何処にも存在しない。
 土砂降りの雨が、悪しき縁を跡形も無く洗い流していた。
「――な」
 それ以上、ルルドは言葉を発することが出来ない。
 ……少女と自分の間に、かつてどんな縁があったのかわからない。
 だから、呪言を吐かれる観念は出来ていた。
 憎悪を背負う覚悟はあった。
 今まさに、彼女の命を奪ってしまったのだから。
 けれど、イリーナが最期、ルルドへ見せた表情は。
 どうしようもなく、穏やかで――。

●涙雨
「激戦、だったんですね」
 異形腕が暴れた跡を皆で手分けしてヒールをかけながら、ツクシが周囲を見渡す。あちらこちらに顔を覗かせる幻想が、当時の防衛戦の苛烈さを物語っていた。
「そうだね。昔があるから、今がある。今回戦った分も含めて幻想が増えちゃうけど、コレも未来の被害を防いだ証ってコトで、ね」
 全部地続きなんだろうね。そう言って、ゼロアリエは小路に出来た穴を塞いだ。
「とりあえず、皆……お疲れ様」
 フィアールカがスームカに寄りかかり、一息つく。あとは心身のケアだろう。
「……ルルドくん……大丈夫かにゃあ……?」
 リィナはルルドの様子を窺いながら、桃色の霧を飛ばし戦場のヒールを続ける。例え幻想が混じろうとも、少しでも元の形になるように。
 ラヴィニアはイリーナが倒れた場所を見やる。彼女の姿形は既に無い。玩ばれた骸を晒さぬ終わりなら、それはせめてもの救いだったのかも知れない。目を伏せて、ブラットの傷を癒した。
 紙兵を飛ばし、ブラットはルルドにヒールを施す。ルルドの外傷は完全に治した。ここから先は時間と、早苗の領分だろう。
 早苗は死したイリーナに思いを馳せる。狂科学者さえ居なければ、きっと、別の出会い方があり、共に笑って過ごせる日常があったのだろう。
「……せめて、安らかに眠るがよい」
 だから……早苗はイリーナを弔った。

 戦場の修復は終わった。
 ルルドは救援に駆けつけてくれた七人に礼を言うと、独り、その場を後にする。
 携えるのは、少女の上着と、翠玉の首飾り。彼女が生きて居たのだという、わずかなしるし。
 雨が、降る。
 涙雨は過去も未来も、全てをおぼろにして――。
「後一人」
 いつかのルルドが、ぽつりと、そう呟いた。

作者:長谷部兼光 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2018年5月4日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 0/感動した 1/素敵だった 2/キャラが大事にされていた 3
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