スカートめくりこそが救われる!

作者:柊暮葉


「スカートめくりこそが救われる!」
 薄暗く、広い個室でビルシャナが説教を開始した。
 どうやらここは宮崎県のマンションであるらしい。
「男性が異性に、女性に興味を持って何が悪い。むしろ興味があることは健全だと言える。そして、男子が女子に健全な興味を持って出すちょっかい、それをスカートめくりと言うッ! スカートめくって何が悪いんだ! 触っているのは服である、体を触った訳じゃない! 見たものだってパンツである、無修正の何かを見た訳じゃないんだ! それでいてスカートめくりをやった瞬間のあの開放感と充実感を考えてみろ! スカートめくりは悪ではない、スカートめくりこそ男子達への救済なのであるーッ!!」
 どう見ても成人男性であるビルシャナは、10名の信者に対して、スカートめくりの正義と救済について滔々とまくしたて続けた。


「スカートめくりこそ救済であるという悟りを開いたビルシャナが発生しました。問題を解決してください」
 ソニア・サンダース(シャドウエルフのヘリオライダー・en0266)が集めたケルベロスに説明を開始した。
 一恋・二葉(暴君カリギュラ・e00018)は真面目な顔をして話を聞いている。
「悟りを開きビルシャナとなった者の信者が悟りを開き新たなビルシャナとなり、独立して新たに信者を集めるという事件が起きているようです。悟りを開いてビルシャナ化した人間とその配下と戦って、ビルシャナ化した人間を撃破する事が、今回の目的です。このビルシャナ化した人間が、周囲の人間に自分の考えを布教して、配下を増やそうとしている所に乗り込む事になります。ビルシャナ化している人間の言葉には強い説得力がある為、ほうっておくと一般人は配下になってしまいます。ここで、ビルシャナ化した人間の主張を覆すようなインパクトのある主張を行えば、周囲の人間が配下になる事を防ぐことができるかもしれません。ビルシャナの配下となった人間は、ビルシャナが撃破されるまでの間、ビルシャナのサーヴァントのような扱いとなり、戦闘に参加します。ビルシャナさえ倒せば元に戻るので、救出は可能ですが、配下が多くなれば、それだけ戦闘で不利になるでしょう」
 ソニアは付け加えた。
「今回現れたビルシャナは、ヴィゾフニル明王という悪人を救うビルシャナの信者からビルシャナ化したらしい……ですね」


「ビルシャナの能力は?」
 誰かの質問に対して、ソニアはすぐに資料を広げてくれた。
 ビルシャナ閃光……敵を退ける、破壊の光を放ちます。
 八寒氷輪……氷の輪を飛ばし、敵を凍りつけさせます。
 浄罪の鐘……鐘の音を鳴り響かせ、敵のトラウマを具現化させます。
 これらの力で戦うらしい。
「今回のビルシャナは、いい年になってもスカートめくりをしたがっていた青年が、ヴィゾフニル明王の影響でビルシャナ化したというものです。配下の10名の男性も、通常よりも女性のスカートやスカートの中身に興味が強く、ビルシャナの説法を聞いているうちに、もう本能のままに悪事を働いてよいかと思っています。恐らく、説法が終わったら部屋の外に出て、女性のスカートをめくって歩く事でしょう」
 ソニアはため息をついた。
「こんな教義が広まっては大変な事になりますので、信者達にはインパクトを与えて正気に返し、ビルシャナは退治してください」


 最後にソニアはこう言った。
「ビルシャナはもう助からないので仕方ありませんが、洗脳されている一般人達はインパクト次第で正気に返ります。悪い洗脳が解けるような強烈なインパクトがあるといいかもしれませんね!」


参加者
コクマ・シヴァルス(ドヴェルグの賢者・e04813)
弓月・永凛(サキュバスのウィッチドクター・e26019)
リンスレット・シンクレア(サキュバスのギャル系螺旋忍者・e35458)
櫻田・悠雅(報復するは我にあり・e36625)
一目連・双樹(目一箇・e36930)
九尾・珠藻(自称暗黒太陽神ヒュペリオン・e42760)
カレン・シャルラッハロート(シュトゥルムフロイライン・e44350)
ティリル・フェニキア(死狂ノ刃・e44448)

■リプレイ


 スカートめくりこそ救われる--。
 そんな変態そのものの教義を掲げるビルシャナが発生したと聞いて、ケルベロス達は行動を開始した。

 ケルベロス達はマンションの廊下に集合した。手前の部屋の中ではビルシャナが10名の信者達を相手にスカートめくりに関する説法をしているそうな。
 曰く、男子が女子に行うスカートめくりこそ正義であり救済であると……。
「之は酷い悟りだな」
 コクマ・シヴァルス(ドヴェルグの賢者・e04813)は、棒読みでそう言った。
「スカートめくりとか小学生かよ……」
 ティリル・フェニキア(死狂ノ刃・e44448)は、あからさまに呆れているようだ。
「男子ってスカート捲るのホント好きだよねぇ♪ けどま、こんな風にひらひらしたのじゃ、隠してるのを見たくなる気持ちも分かっちゃうかなぁ?」
 リンスレット・シンクレア(サキュバスのギャル系螺旋忍者・e35458)は、女子校生スタイルでスカートをひらっと翻して一回転してみせた。
「異性に興味を持つのはいいけど、嫌がられるような事は止めておかないとね。それにしても、スカートめくりで救済されるなんて、スカートめくると快楽エネルギーでも得られるのかな?」
 カレン・シャルラッハロート(シュトゥルムフロイライン・e44350)は、怪訝そうに首を傾げている。
「とりあえず、カウンセリング的な意味でも相手の言い分はちゃんと聞いておきましょう。それで救われるというのなら、めくらせてあげますよ? ……やはり、スカートじゃないとダメかしら?」
 弓月・永凛(サキュバスのウィッチドクター・e26019)は、なんというかすごい格好でそう言った。
「妾こそ暗黒太陽神の末裔にして、混沌の主、マスター・カオスと契約せし者! 魔法少女ヒュペリオン・バレンシアじゃ!! まぁ、確かに魔法少女にスカートは基本じゃが」
 九尾・珠藻(自称暗黒太陽神ヒュペリオン・e42760)は、男性達に現実を教えてやろうと思っていた。
 櫻田・悠雅(報復するは我にあり・e36625)、一目連・双樹(目一箇・e36930)も、その場にいた。
「知人に相談した結果、この服装にしたが……果たして効果はあるのだろうか? 他は、知人のメモによると……相手の挑発、か。どう行えばそうなるのやら。一目連、久しく。此度はよろしく頼む。敵の目的はよくわからぬが、何とかなろう」
 悠雅は双樹にそう話しかけた。
「こちらこそ、よろしく」
 双樹も頷いている。
 何はともあれケルベロス達は周辺に必要な人払いをし、部屋に乗り込む事にした。

「スカートめくりは犯罪ではない。それどころか、スカートをめくった時のあの興奮! あの開放感! 一度味わったら忘れられんー!!」
 マンションのドアは開いていた。恐らく信者達を集めて集会を開くためなのだろう。
 一室で、ビルシャナが延々とスカートスカートと喚いている。
 そこにケルベロス達は突入していった。
「そこまでじゃ!」
 ぎょっとするビルシャナと信者達に珠藻は鋭い声をかけた。
「妾は、暗黒太陽神の末裔にして魔法少女ヒュペリオン! 妾達はケルベロスじゃ! さあ、説得を聞くのじゃ!」
「ケ、ケルベロス? なんでここに……」
 ビルシャナは動揺している。
 その間に、珠藻は信者達に詰め寄った。
「お主たちのような者たちが、過去に散々やらかしたのが切っ掛けで、今時、スカートの下にインナーのみというのはある意味幻想じゃ! 今ではスカートの下にズボンなどは、対策というより、お洒落として一般的なものじゃから想像通りを求めるのは無駄じゃな」
「な、なんだと!?」
 いきなりスカート幻想を潰されて驚く信者達。
「因みに、妾もスカートの下はレギンスじゃが、めくってもいいのじゃよ? そういうプレイという事で、後で請求書を送っておくからの」
 珠藻はスカートをひらつかせながらそう言った。実際、下はレギンスである。
 信者の一人が機械的な手つきでスカートをめくってみた。中はレギンス、下着などない。
「分かったかのう。現代社会ではリスクばかり大きいし、援交している気分になるし、何もいいことはないのじゃ」
「私も似たようなものだけど」
 隣にはスカートの下にジャージを穿いたカレンが立っている。
 ビルシャナはスカートをめくってみた。中はジャージ。ジャージである。
 幻想を打ち砕かれた信者達は、さめざめと泣き始めた。
「ならば、そのレギンスを脱がすのみ! 我々は理想のスカートめくりを要求する!」
 そう言ってビルシャナがしゃがんで珠藻のレギンスに触ろうとしたので、珠藻は容赦なく顔面に蹴りを入れた。
「スカートめくりぃい!」
 ビルシャナも信者も叫んでいる。
「女性のスカァートをめくるなど言語道断じゃ。おぬしら? 社会的抹殺と一時の快楽どちらを選ぶのじゃ?」
 そこで双樹が前に進み出た。彼のすぐ後ろには悠雅がいる。
(「櫻田殿は美人だからきっとビルシャナに狙われかねん。スカート捲りからは極力お守りせねばな……」)
 双樹はそういう気持ちでいた。
「そんなに捲りたければ ほうれ うちの花ちゃんのスカートを捲ればよいのじゃ。かわいかろ? かわいかろう?」
 双樹はどや顔でウイングキャットの花風鈴のヒラヒラ甘ロリドレスを見せびらかし始めた。
「くっ、そこにスカートがあるのなら! めくるのみ!!」
 そこでなんとビルシャナはウイングキャットのスカートに手を伸ばした。
 めくる! スカートならなんでもいいのか!!
「フギャアアアッ!!」
 そして当然、花風鈴から猫ひっかきを受けてのけぞっていた。
「天罰じゃ」
 双樹がそう言うと、その隣にロングメイド服姿の悠雅が進み出て来た。
「スカートをめくる、その中に興味があるから行うのだろうか? 女性だけがスカートを履いてるわけではないと思うのだが……」
 メイド服のロングスカートを見て生唾を飲み込みビルシャナと信者達。
 それにしても、悠雅の性別はどちらなのだろうか。彼は身長184・7cmと背が高く凜々しい面立ちをしているが、女性のように美しくも見えるのである。そしてメイド服を着ている。
「私か? 私はどちらだと思う。それはめくってみて確認したらどうだ? 私は逃げも隠れもしない」
 そう言って胸を張る悠雅。
「ぬう……」
 怯むビルシャナ達。もしもめくって珠藻の時のような損害があったらどうしよう。
「めくらぬのなら……私がめくりあげても良いのだろ? どうする? 男ならめくるべきではないのか?」
「そこまで言うのならめくってやるぅ!」
 ビルシャナは突っ込んで行って、ロングメイド服のスカートをめくりあげた。
 下着は黒のガーターベルトに際どい下着。シルクでできた黒の下着で、ピンクの花柄レースが緻密に縫い込まれている。尻のラインがきれいに見る。
 だが……。
 ビルシャナは、また、しくしくと泣き始めた。彼の思ったような結果ではなかったのだ。
「どうして落胆する。めくることが良いのだろ? ならば、相手がだれであれ、問題ないだろ。そうじゃないか? 信者どもよ」
 振り返ると仲間達も妙な雰囲気になっていた。
「なぜ、味方までダメージを受けているのやら。所詮、たかが下着だろうに。それ以外の何物でもなかろう?」
 悠雅は怪訝そうにそう言った。
「そ、そんなまさか……」
 悠雅を美女と信じ込んでいた双樹は特に大ダメージを受けていた。
「俺達のスカートめくりと下着への幻想を壊すなああ! いいか、中身をモロに見てしまうよりも下着の方がエロいんだぞ! 犯罪にならないんだぞ!!」
 ビルシャナが泣きながら叫んでいる。信者も一緒に叫んでいる。
「成程……下着なら問題ないと。なら……まず貴様らズボンを降ろし下着を晒すが良い。平気なのだろう?」
 そこでコクマが切り出した。
「ぐっ……」
 言葉に詰まるビルシャナ。
「ふん……貴様らの悟りは所詮妥協の悟りだ!! 真にそれでいいのか? 下着の下を求めたり……あの豊かな女体に触れたいと思わないのかっ! そんな欲望をごまかした末のスカートめくり……その程度で貴様らは満足なのかっ!! 真に目指すはあの豊かな谷間ではないのかっ!!!」
「えっそっち!?」
 ケルベロスの女性陣が綺麗にハモった声を上げた。
 コクマは平然としてビルシャナに畳みかけている。中身はいいのか、と。
「も、勿論、中身だって欲しいが……ッ、いきなり見たら心臓が止まっちゃうかもしれないじゃないか! その前にスカートめくりの下着で慣れておくんだ!」
 ビルシャナはまた訳の分からない事を言っている。
 するとそこで、永凛が前に出て来た。彼女は裸の上に白衣と、それだけの格好であった。
 彼女は普段は全裸に丈の短すぎる極薄の白衣を一枚着ているだけの女サキュバスだが、今回は裾の長い白衣を着ている。
 そして、その白衣を下の方から自分でそーっとめくりあげていった。
 ビルシャナの表情が変わる。徐々に目ん玉を大きく見開いて。徐々に鼻の穴を大きく広げて。
「フンガーッ!!」
 鼻から凄い音を立てるビルシャナ。そしてまた信者達。
「後で、みなさんの望む通りの恥ずかしいポーズを取ってあげますよ」
 永凛は微笑みながらそう言った。その途端、ビルシャナは鼻血を噴いてひっくり返り、信者達の間にも流血大惨事な人間が続出した。
 それを見てリンスレットも動いた。
「あたしもふざけてスカートめくりとかする事あるけどさー、やっぱそーゆーのって友達にしかやんないんだよねぇ」
 リンスレットはブレザーの制服でスカートを履いているのだが、中身はノーパン状態であった。
 考え込むふりをして隙を作るリンスレットに信者の一人が忍びよる。
 そして後ろから思い切りスカートをめくった。
 その結果、パンツを穿いていない事が判明した。
「あ、そーいえば♪ 今日はこーゆぅ事サれちゃうかもって思って履いて来なかったんだよねぇ♪」
 妖艶に笑いながら信者に近づいて、そのまま押し倒してしまうリンスレット。
「これで見たら犯罪者になっちゃうけどさぁ……それでも捲りたい感じぃ?」
 彼の腹の上に乗って片手を脚で踏んで押さえつけながら、スカートを目の前にさせて誘惑かつ説得するリンスレット。
 信者はダラダラと鼻血を垂らして沈黙、制圧された。
「ちょっと待てー! 嬉しいんだが、嬉しくない!!」
 そこでビルシャナがまた喚き始めた。
「スカートの下にあるのは下着じゃなきゃいけないんだよッ! そして大事なのは恥じらいなんだよッ!! 自分のモロ肌見せて平然としているような女子ではなくて、スカートめくられて「きゃんっ!」って言う雰囲気が楽しみたいんだよ!! 違うんだそうじゃないんだ!!」
 ビルシャナがあまり勝手な事を喚くので、永凛もリンスレットもぽかんとしている。
 そこでティリルが呆れ果てたため息をついた。
「よしお前ら、自分が人前でズボンを脱がされてる所を想像してみろ。お前らがやろうとしてるのはそういう事なんだぜ。やった奴は通報されるし、やられた方は社会的に大ダメージだ。誰も幸せにならねぇぞ」
 ティリルに詰め寄られて、残っていた信者達は絶句した。
 たった今まで全裸白衣やノーパンを見て来たのである。自分達も同じ事をしなきゃいけないのかと想像したのだ。
 そしてカレンが口を開いた。
「それに、異性に興味を持つのがいいんだから、女の子も男の人のズボンずりおろしてパンツ見てもいいよね? 触ってるのは布で、見るのも裸じゃないからいいんだよね?」
 そう言うが早いか、カレンは信者達に襲いかかって片っ端からズボンを脱がした。
 パンツ。パンツ。パンツモロ出しになる信者達。
「快楽エネルギーを得られるかと思ったけれど、別に楽しくない……」
 信者のズボンを剥ぎ取りながら呟くカレン。
「ま、参りました。参りましたからズボン返してください~!」
 散々な目にあった信者達は涙声。
 ケルベロス達に降伏した。
「き、貴様ら……よくも、スカートめくりは男の楽しみなんだ! それを邪魔するなぁ!」
 一方、ビルシャナは怒り狂ってビルシャナ閃光の構えを取った。


 ビルシャナがビルシャナ閃光をぶっ放したが、間髪入れずに永凛がライトニングウォールを張り巡らせたため、ケルベロス達は皆無事だった。
 悠雅がケルベロスチェインを精神で操りビルシャナを縛り上げる。
 そこにコクマがスピニングドワーフでビルシャナの装甲にヒビを入れた。
『ギャルの本気、見せちゃうかんねぇ♪ 良い感じにデコっちゃうからさぁ、大人しくしてなよぉー?』
 そこでリンスレットがデコりティブ。
 ギャルのセンスとギャルの秘密道具でビルシャナ自体をデコりまくった。服を切るわ破くわ、鎧ももちろんモロ出しにされて露出され、かなり恥ずかしいデコデコ物体にされた。
「なんだこれはー!」
 喚くビルシャナに双樹がサイコフォース。遠隔の爆破で武器を封じる。
 カレンがガジェットガンをぶっ放してビルシャナを石化させ、ティリルがジグザグスラッシュで傷をマシマシ。
『ナインテイルマジック・ラジカル・ケラヴノス!! 雷よ、解き放て!!』
 そこで珠藻が九尾式魔術:凄烈なる雷鳴を使った。
 虚空に魔方陣を描き、収束された光とともに、雷を敵に放つ。ビルシャナにトドメを刺した。


 戦闘後。
 双樹は花風鈴を肩に乗せ、壊れた建物の修復をしようとした。
「やれやれ、花よ。帰りに餡蜜でも買って帰ろう」
 ところが、スカートめくりされた花風鈴がご立腹の様子で尻尾がぽんぽんに膨らんでいた。
「お、怒っておるのか、花」
 手をだそうとすると、花風鈴はフシャアアア!!
「許せ花よ、餡蜜奢る」
 おろおろする双樹。
 一方、リンスレットは。
「ここで捲ったら犯罪だけどさぁ……誰も見てない場所なら、捲っても通報されないからオッケーじゃんねぇ♪」
 そう言って興味のある信者をホテルへ連れて行こうとしていた。
 一口にスカートめくりとかスカートの中身とか言っても、実に色々ある模様。
 そこでコクマが言った。
「スカートめくりはスタート地点に過ぎぬ。欲に限りはない。そう、もっとワシらには目指さねばならぬ物が在る筈なのだっ」
(「主にお胸を眺めてしまう賢者であった。仕方ないよね。そこには夢が詰まっているのだからねっ!」)
 何しろこういうことは本能であるからして。生きている以上は際限なくこみあがってくる欲であるからして……。人間の業そのものなのかもしれない。

作者:柊暮葉 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2018年4月21日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 3
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