夜泳ぐ虹の月

作者:ふじもりみきや

 夜、光る何かを見た気がした。
 昼間は賑やかな学校も、夜になると静まり返る。それでも普段なら、学校周辺には多少なりとも人がいるであろうはずだった。
 けれどそのときはいつの間にか。ごくごく自然に、和泉・紫睡(紫水晶の棘・e01413)の周囲からは人影が絶えていたのである。
「あの、学校……」
 普段なら学校なんて縁遠い場所だったが、鉱石をこよなく愛する彼女にはその光が気になった。
 真珠のような七色の光沢。
 もしくはまるで光の娘の羽のような……、
 見間違いかもしれないと思いながら彼女はその光を追う。非常階段の裏側。光が見えたであろう方へと走り、そして気が付いた。
「え……?」
 見えたと思った七色の光沢は美しい鱗。
 羽だと思ったのはその名のとおりの光を放つ鰭だった。
 暗闇の中ぼうと浮かび上がったその色は、不思議なくらい幻想的で美しかった。
『汝』
 こぉん、と、深海に鐘を打ったかのような金属に近い音が反響する。
『勇ましく戦うが善い。そして――』
 死ね。と、いうや否や。空を泳ぐ魚は紫睡へと襲い掛かった。


「参ったな……」
 浅櫻・月子(朧月夜のヘリオライダー・en0036)はそういって目を眇めた。その目からは若干不機嫌そうな色がうかがえた。煙草を一本、取り出して口にくわえて火を点けると。
「和泉・紫睡が宿敵であるデウスエクスの襲撃を受けることが解った。連絡を取ろうとしたのだが、どうやら一足遅かったようだ」
 淡々と述べる。隣で聞いていた萩原・雪継(まなつのゆき・en0037)も心配そうに目を伏せた。
「それは……すぐにでも、助けに行かないと」
「勿論だ。飛ばすぞ。彼女が無事なうちに、すぐにでも救援へ向かってくれ」
 そうして彼女は手早く状況を説明する。
「相手は死神。魚の姿をしたタイプだな。見た目は可愛らしいが強暴だ。幸いにも配下をつれている気配はない。一匹だけだから、気をつけるといい」
 なお、場所は学校だが、時刻は夜であるため、周囲に人はいない。全力で救出と戦闘に専念してくれと、月子は付け加えた。
「場所も敵も行けばすぐわかるだろう。頼んだぞ」
「……はい、頼まれました」
 小さく、雪継も頷く。若干緊張気味な彼の言葉に、月子は軽く頭を掻いた。
「まあ……急を要するが。大丈夫だ。普段からしっかり戦っている諸君らなら、充分撃破も救出も可能であるとは思っている。急ぐ必要はあるが、焦りすぎないでくれ。……どうか気をつけて、彼女と一緒に元気な姿をまた見せてくれ」
 頼んだよ。と、月子はそういって話を締めくくった。


参加者
アリス・ヒエラクス(未だ小さな羽ばたき・e00143)
花凪・颯音(欺花の竜医・e00599)
深月・雨音(小熊猫・e00887)
和泉・紫睡(紫水晶の棘・e01413)
狼姫・荒哉(風纏う双拳・e01507)
天蓼・ゾディア(超魔王・e02369)
白刀神・ユスト(白刃鏖牙・e22236)
桜庭・萌花(キャンディギャル・e22767)

■リプレイ


 夜の中足音がやけに大きく聞こえた。
「紫睡さん……。どうか無事でっ」
 走りながら、花凪・颯音(欺花の竜医・e00599)が言うと、隣を駆けていた狼姫・荒哉(風纏う双拳・e01507)も頷いた。その足取りで、気持ちがいかにも焦っていることがわかる。
「っ、あそこだ!」
「ああ。シスイ、今参ったぞ! 我らが来たからにはもう心配ない!」
 天蓼・ゾディア(超魔王・e02369)が励ますように声を上げる。普段なら限りなくカッコイイ(はず)の言葉の数々を口上として述べるところであるが、今日はさすがにそういうのは差し控えた。声が聞こえ、和泉・紫睡(紫水晶の棘・e01413)が振り返る。
 それと同時に、巨大な魚が空を泳ぐようにふわりと旋回した。攻撃準備に入ったのだろう。だがその一撃よりも……、
「貰った!」
 白刀神・ユスト(白刃鏖牙・e22236)の刃のほうが早かった。斬霊刀は鋭い一撃を魚へと浴びせかけ、それが一番槍となる……はずだった。
「!」
「……ばッ!? ――かヤロウ!! な、に、してやがる!?」
 その直前に、紫睡が魚を庇うようにユストの前に立ち塞がらなければ。
 なお、今回のことは、
 宿敵主自身の意向であり、
 それをプレイングに明記し、
 他の参加者が相談の上それを了承し、
 他の参加者がそれが通っていることを前提にプレイングを記載していた。
 そして、最終的に宿敵を倒す方向での調整を行っていたので、
 ひとつの依頼の演出として、これを許可した。
 ユストの刃が紫睡の身に沈み込む。気心の知れた仲間たちが衝撃を受ける。一方最初に動いたのはアリス・ヒエラクス(未だ小さな羽ばたき・e00143)たちだった。萩原・雪継(まなつのゆき・en0037)が視線を向けると、二人は同時に冷静に、小さく頷く。
「ええ、ええと、どうするにゃ!?」
「とりあえず、少し様子を見ましょう」
 きゅきゅーっと足を止める深月・雨音(小熊猫・e00887)の言葉に雪継は答えた。さすがにこの状態で戦闘を続行する人間はいない。アリスも攻撃を取りやめて、ひとまずウィッチオペレーションで紫睡にヒールをかける。
 そんな彼らの事情には構わず、魚ひれが動く。
「紫睡さん、何て無茶を……直ぐに治療する!」
 その動作に、花凪・颯音(欺花の竜医・e00599)が生命を賦活する電気ショックを紫睡に飛ばす。
「は、なに、どうしちゃったわけ?」
 驚いて、桜庭・萌花(キャンディギャル・e22767)も攻撃の手を止めた。
「え……。あ、ええ?」
 当の紫睡もきょとんとした顔をしている。自分の身に何が起こったのか、自分でも解っていないようであった。
 どかなきゃ、という顔をしているが足が凍りついたまま動かないようである。それに気付いてユストが手を伸ばした。
「イスクヴァ! その莫迦は任せる! こっちに近付けさせるなッ!」
 邪魔だとばかりにその腕を掴んで後方へと投げ飛ばす。間一髪、ひれが鞭のようにしなってユストを打った。
「紫睡!!」
 イスクヴァがそれを受け取り庇いながら「承知した」、と一言返し「後で事情を話せ」と続けた。
 吹き飛んだ紫睡を確認して、ユストは斬霊刀を握りなおす。目を見ればわかる。紫睡は操られているのではない、正気だった。
 驚いてはいる。だが次の行動ですぐ手が出せたのは、その光景が、感触が、初めてではなかったからだ。
(「あの時は、ダメだった。だからこそ、繰り返せねぇ……!」)
 体を打つ痛みをものともせずに、ユストは魚へと向き直る。
「っと、ユストんナイス。とにかくこいつ、ほっといたらやばいよ! とにかく先に倒しちゃおう!」
 萌花がそれに続くように目を眇めた。幻想の白茨が現れ、魚へと纏わりついて絡みつ句。魂を引き裂くようなその茨に、魚のひれがひらりと泳いだ。
「いいにゃ!? もういいにゃ? がぶーっとおさかなさん、いっちゃっていいにゃ!?」
 その挑発するような仕草に、雨音は尻尾を振る。待ってはいたもののどうやらパンク寸前のようであった。難しいことは解らない。深く考えない。天真爛漫で持ち前の明るさは、常とは空気の違う戦場をいつもの戦闘へと引き戻した。
「……ええ。とにかく終わらせましょう。できるだけ早く」
「了解! にゃ! このお魚さん、なんかおいし……綺麗にゃ!」
 そんな彼女の様子にアリスは小さく頷く。その様子を微笑ましく感じ、それから……、
「――魔法も超常能力も必要は無い。此の手に宿るは、己の研鑽のみ」
 自身は暗殺者のように正確に。何をしたかも解らぬような早業で無銘のナイフを閃かせた。それに追い討ちをかけるように、雪継も刀を振るう。
 傷を受けて、魚の美しい体にひびが入る。それでも感情をうかがわせない無表情で、魚は空を旋回した。
「見た目に反して凶暴な事だ……!」
 颯音がその様子に雷の壁を守るように立てる。荒哉も一瞬、紫睡のほうに視線を向け、
「小さな怪我でも、可能な範囲ない方が幸せでしょ?」
 独特な戦いの歌を歌いだす。戦闘に対する高揚感を高める歌であった。
 その歌を歌っていると、遠い戦いの日々を思い出す。……それなりに、誇り高く闘う狼の戦士を。
「『手の届く範囲は守り抜け』……それが俺の群れの教示でね。なぁに、牙も爪も戦い方を忘れてはいないさ」
 颯音の援護があり、荒哉の歌の支援があり。紫睡もようやく戦線に復帰する。
 それで何とか持ち直した。ゾディアは小さく張り詰めていた息を吐く。
「死ぬのは貴様だ。勇ましく……いや、精々足掻いてみせるがいい」
 これでもう負けない。ゾディアはいつものように空気を読みながら空気が読めないように振舞って、悪役チックに掌より幾重もの紅の稲妻を放った。


 最初を立て直せば、戦いはしっかりと進んでいく。傷を治しながら、的確に相手にはダメージを積み重ねていった。
「これは手向け……大いなる竜の力、竜の魔力、その身で味わうが良い!」
 大いなる牙より錬成された星の力を秘めた魔剣を召喚し、颯音はロゼの攻撃に合わせてその剣を叩きつけた。
「あっは、串刺しじゃん! いいよいいよー!」
 萌花もその間を縫うようにしてかける。いつもの笑顔で蹴りを叩きつけた。
「フゥーハハハハ! 奔れ迅雷、響け雷鳴!!」
 ゾディアも後に続く。紅き星条。巨大な一条の稲妻が魚を撃った。
「……必要なら、援護するのよ」
 魚の傷は深い。アリスが冷静にナイフを構えながらちらりと紫睡のほうに視線をやる。
「いえ、私は……大丈夫です。今までどおり」
「いや、できるならケリつけとけ。……いいか?」
 言いかけた紫睡をユストが制す。同時に走った刃が魚を切り裂く。アリスは小さく頷いた。無言でナイフを走らせると、ぴょん、と雨音も飛んだ。
「じゃ、うっかり倒しちゃわないように先に行くにゃ! ぷにぷに・にくきゅう・あたっく!」
 ててててて。とパンチを打ち込むのにあわせて、若干面白そうな目をしながらも雪継が追撃する。
「さて、この悪い魚め、焼き魚になりたいにゃ? それとも刺身にゃ? どのみち雨音が料理するんじゃにゃいのが残念にゃ!」
「しーちゃん、援護は任せて、終わらせてよね!」
 わー。短気な俺がめっちゃ待てしてる。すごい。なんて自分で冗談めかして言って、荒哉は黒と共に歌をかなで始める。紫睡は緊張したように頷いた。
「……では」
 魚のひれが翻る。その色に紫睡は一息ついて、
 紫水晶の刃を持つ大鎌で、その体を真っ二つにしたのであった。


「てめえ、ありゃあ一体全体どういう了見だ、ああ!?」
 戦いが終わって、開口一番に怒ったのはユストだった。紫睡は正座させられている。
「うん、うん、落ち着いて。そんなに怒らないで。あんまりいじめちゃだめだよ」
 荒哉が精一杯とりなすように言うも、ユストは首を横に振る。
「いいや、怒るときは怒る。それが仲間だろう」
「まあまあ、それもそうであるが……」
 ゾディアも割って入った。さてどうしたものかと少し考えて、
「まったく……危うい真似をしおって。先程の貴様が何を考えていたか、そして貴様の過去も我には知る由もない。……貴様が奴に何を重ねていたかもな。まぁそれはともかく……無事で何よりだ」
「紫睡。聞かせてくれ、お前の思いを」
 イスクヴァも紫睡を強く抱きしめる。どこか泣きそうな顔であった。
 自分が思っていた以上に、優しい言葉になってしまった。そんなゾディアの言葉に、紫睡は口を開いた。……そして、口を開いたら止まらなかった。
「ずっと、思ってました。出来れば殺したくなかったと。「仕方ない事だ」と誰もが言います。でも本当に仕方無かったのでしょうか? 助けたいと言ってて殺すのも。それも、仕方が無い事なのでしょうか……?」
「ううん? ええと……」
 ぱち、と萌花が瞬きをする。その様子に紫睡は口を開いた。自分たちが仲間の振りをして油断させ、裏切り殺した敵のことを。
「私はきっとケルベロスが嫌いです。私はこんなに人に恵まれ居るのに。殺してしまった人を後悔から想い過ぎて好きになってしまって……」
 とつとつと語る紫睡の顔を、萌花は覗き込む。目線を合わせて、
「紫睡ちゃん、それは、きっと、仕方のないことというより、どうしようもないことだよ。理不尽で不条理で、解せなくても消せないのが過去であり現実というものでしょ」
 なんだかこんなに真面目に語るのはキャラじゃないなぁ、という気がしないでもなかったけれど、こんなときは、真面目に語っていたいと思う自分もいた。
「そこに意味や理由を探すも探さないも自由だけど。いつか、忘れられないし忘れたくない出来事だった、と言ってたよね。なら、別に、それでいいんじゃないの。納得しない、だって、一つの答えでしょ」
 自分にとは離れた純粋な感情だと萌花は思う。純粋な恋もロマンティックも、デコったナイフのかわりに置いてきたものだ。自分には不要であり、そんなものは必要ないと諦めているけれど、
 まあそんなものをもっている人間が自分のそばにいる。それは悪いことではないだろうから萌花は言葉をつむいだ。
「でも……」
「……」
 呟く紫睡に颯音も口を開く。
「……仕方なくはないさ。崇高な理由があろうと殺戮に免罪符はない。でも、その方を存じ上げない僕にもこれだけは言える。紫睡さん、囚われる事と想う事は違うよ」
 決してしかることはない、穏やかな口調で続けた。
「それが戀ならば、彼の人が彼岸を揺蕩う者であるならば、乞う糸をぴんと張り、引き合わなければならない。……君も、その人も、生きていたから出会えたのだろう。生きているからこそ、忘れたくないんだろう」
 ユストも彼らの様子に軽く頭を書く。甘いなんてぼやきながら、
「……仕方無くないってお前が思うのなら、それはきっと間違っちゃいねーよ。ケルベロスが嫌いなのも結構、大義があっても殺し屋な事にゃ変わりねえ。だがな、それを一人で抱え込んでんのが大間違いだ。真っ当な人間はな、本来自分一人の命しか背負えねえ。他者の命の重さをマトモに背負わない為に、戦士って奴らは大義名分で心を覆うんだ。……お前は全部を真っ向から受け止め過ぎだ、壊れかけてるぞ」
 それに、と視線を向けた。
「関係が壊れるのが怖いか? でもよ、今の二人の顔を見てみろよ、なあ……この莫迦野郎が」
 いわれて紫睡も気が付いた。
「紫睡は自分達よりあのお魚の方が大切なんだろうか。私はまた、置いていかれるのだろうか……」
 紫睡にしがみついて離れないエメリローネ。しっかり泣くまいとしているようでもうどうしようもないぐらい泣いている。戦闘の手伝いを終えた明子も静かにその様子を見守った。
(「時間はあなたを癒さなかった。今から起こること、皆が話すこと。そして、自分がすること……。それが紫睡を癒すのに賭けるしか」)
 そして、励ますように抱きしめ続けるイスクヴァ。そんな彼女たちに、
「仲間を思う敵対勢力を殺してたのに定命化すると判れば助けて、瀕死で逃げ出そうとする月華衆を捕獲しようとしたり。それぞれの思惑があったり戦争だから仕方の無い事なのですが、それがとても恐ろしく思えて……」
 彼らの言葉を聴き、紫睡はぼろぼろと涙を流す。
「泣くなよ。しーちゃんをいじめるやつがいるなら、いくらでも俺は戦うし立ち向かうよ。でも、そんな風に泣かれたら……」
 荒哉も困ったようにそういって、慰めるよう尻尾を振った。
 いくらこちらにお任せアドリブ歓迎されてもここから先は紫睡が自分自身で決めることだし、決めたことに対して周囲の人がどう反応するか。そういう結論はおのおのが決めることだ。
 なので心配してくれる仲間を前にその後彼女が何を語ったのかは解らない。それに対してどういう話し合いが行われどう解決したかはわからない。
 どう思って何をどう解決したのかは外側のものは知らないし関わらない。そこは長い道を歩く自分自身で答えを見つけるしかないのだから。

「……宿縁が互いを引き寄せたのであれば、今日というこの時が何らかの意味を成す筈。其れが当人にとって善きものであるか、悪しきものであるか……それは私にはわからないのだけれど」
 そんな彼らを少し離れたところからアリスは見る。雪継も僅かに唇の端を上げて笑った。
「意味なんて、後から考えれば充分。あったかなかったかなんて、好きに決めればいい……って、俺は思いますけど」
「そういう考え方も、あるわね」
 どの道いいか悪いかを決める立場にアリスはない。ついでに言うと、よいのであればいいと、祈ることもしない。だって悪いことも、後につながることもあるから。
 うーーーーーん。と、雨音が軽く髪を掻く。
「ケルベロス、助ける。デウスエクス、倒す。遊ぶときは遊ぶ。美味しいものは食べる。それじゃあ、だめなのかにゃぁ」
 難しそうに首を傾げて。雪継がそうですね、と小さく頷いた。
「俺も、それぐらい単純なものの方が好きです。物事を難しく考えるのが、得意ではないので」
「知ってる子は、助けたいにゃ」
「じゃあ、俺が困ったときは、助けに来てください」
「にゃ!」
 約束。そんなやり取りを聞きながら、アリスは思う。事実も過去も晴らす術を自分たちは持たない。
(「過去に何かがあったとして、重たい其れを全て抱えて生きてゆくには、人の生は少々長すぎる。故に其れを置いてゆくことも、忘れることも人は出来るし、そして誰も其れを責めることはない……」)
 何より、彼女は其れを忘れることが出来ない側の人なのでしょう。そんな風に冷静に考える自分が、ほんの少しだけ奇妙な感じがした。

作者:ふじもりみきや 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2018年4月24日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 0/感動した 2/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 9
 あなたが購入した「複数ピンナップ(複数バトルピンナップ)」を、このシナリオの挿絵にして貰うよう、担当マスターに申請できます。
 シナリオの通常参加者は、掲載されている「自分の顔アイコン」を変更できます。