ホワイト・マーケット

作者:雨音瑛

●贈る日を前に
 雪のちらつく空の下、駅前の広場でクッキーやマシュマロ、キャンディー、さらにはアクセサリーなどが売られていた。何の市場だろうとのぼりを見た人は「ホワイトデーマーケット」の文字に得心する。
 そう、ここはバレンタインのお返しに迷う人向けの期間限定マーケット。声を張り上げて宣伝するスタッフが、元気に人々を呼び込んでいる。
 その声を遮るのは、地面に巨大な牙が突き刺さる音。牙は鎧兜をまとった竜牙兵へと姿を変え、手当たり次第に付近の人々を襲い始める。
「グァハハハ、グラビティ・チェインだ、グラビティ・チェインだ」
「ゾウオとキョゼツをモット、ムケロ」
「ドラゴンサマのカテとナルノダ」
 テントや商品に、血の色が飛ぶ。竜牙兵たちは各々の武器を掲げ、高らかに笑い声を上げた。

●ヘリポートにて
 とある県の駅前に竜牙兵が現れ、人々を襲うことが予知された。それは、月原・煌介(泡沫夜話・e09504)の危惧していた、ホワイトデーの贈り物市場が開催されている場所だ。
「急いで向かって欲しい……のだが、竜牙兵が出現する前に避難勧告をすると、竜牙兵は他の場所に出現してしまう。現地に到着してからは10分ほど猶予があるが、ここは人々に紛れて待ち、竜牙兵出現後に避難勧告をしてほしい」
 そう告げるのは、ウィズ・ホライズン(レプリカントのヘリオライダー・en0158)。
「避難誘導自体はスタッフや警察に任せられる。人々を守るためにも、ケルベロスである君たちは戦闘に集中してほしい」
 出現する竜牙兵は3体で、それぞれがゾディアックソード、簒奪者の鎌、バトルオーラを装備している。どの個体も状態異常の付与を得意としているという。
「この竜牙兵は、ケルベロスとの戦闘が開始すれば撤退することはない。戦闘となる場所に障害物は特にないため、周囲を気にする必要もないだろう」
 戦闘が終わって現場をヒールすれば、ホワイトデーマーケットも再開の運びとなる。その際は、盛り上げがてらケルベロスも市をのぞいてみても良いかもしれない、と付け足して、ウィズは説明を終えた。
「竜牙兵をしっかり撃破して……ホワイトデーのマーケットが再開できるよう……尽力したいね」
 微笑を浮かべ、煌介はケルベロスたちに協力を求めた。


参加者
月原・煌介(泡沫夜話・e09504)
多留戸・タタン(知恵の実食べた・e14518)
翡翠・風音(森と水を謳う者・e15525)
エドワウ・ユールルウェン(夢路の此方・e22765)
デニス・ドレヴァンツ(花護・e26865)
紗・緋華(不羇の糸・e44155)
ダンドロ・バルバリーゴ(冷厳なる鉄鎚・e44180)
リンクス・リンクス(山猫・e44555)

■リプレイ

●白き牙
 販売されているクッキーやマシュマロを見て歩く一般人は、どこか楽しそうな、それでいて緊張したような面持ちでだ。
 このお菓子は美味しいだろうか。送る相手は喜んでくれるだろうか。そんな考えが、商品選びに悩む人の顔からにじみ出ているようだ。
 だから、彼ら彼女らに混じるケルベロスの表情が緊張していたところで違和感はないだろう。同じように悩み、迷う者の顔にすら見える。
 適度に離れて歩くケルベロスたちは、避難経路や地形を確認する。この地に飛来する竜牙兵を迎え撃つためだ。
 その中で、多留戸・タタン(知恵の実食べた・e14518)は、バレンタインにごちそうしてもらったチョコへお返しするためのお菓子を「ついで」にちょっと探している。
「このりんご入りクッキー、おいしそですね!」
 りんごとクッキーの写真がきれいなパッケージに目を輝かせ、タタンはごくりとつばを飲み込む。
 直後、空を切る音が聞こえた。タタンは空を見上げ、落ちてくる牙の軌道を目で追う。このままだとタタンの近くには刺さらなそうだと見るや、すぐに警察に電話をかける。
「もしもし、ケルベロスなのです! 駅前の広場にデウスエクスが現れたです、避難誘導をお願いしますですよ!」
 返答を聞いて電話を切り、牙の突き刺さった場所へ急ぐ。
 牙が竜牙兵に姿を変えるが早いか、ケルベロスたちはそれぞれの武器を構えた。
「ケルベロス! ワレラのジャマをスルナ!」
「ジャマモノ、タオス」
「タオシテ、グラビティ・チェインをウバウ!」
 竜牙兵たちは騒ぎ立て、剣、オーラ、大鎌を振るう。剣による加護が撒かれると、オーラの弾丸と回転する大鎌がケルベロスに迫る。
 エドワウ・ユールルウェン(夢路の此方・e22765)とボクスドラゴン「メル」は身を挺し、仲間を庇った。
「今度はこっちの番ですよ! ジョナ、やっちゃうです!」
 ミミック「ジョナ・ゴールド」に指示を出せば、偽物の黄金がばらまかれる。
「タタンも行きますよ!」
 オーラを纏う竜牙兵目がけ、タタンは高速回転で突撃を。懐に飛び込んだ後は骨の顎をジャンピング頭突きを決める。
「――さぁ、始めようか」
 確り狙いを定め、デニス・ドレヴァンツ(花護・e26865)も竜砲弾を撃ち込んだ。その背には、避難する人々。続けざまに紗・緋華(不羇の糸・e44155)も竜牙兵へ迫り、喰霊刀を振り下ろす。
「デウスエクスのあいては、おれたちにまかせてください。みなさんを守るのは、ケルベロスのおしごと……おれのやくめ、です」
 エドワウは加速して突撃し、その身体よりも大きな斧を振るう。するとメルも体当たりをし、付与された加護を破壊せんと動く。
「客の避難は任せたぞ!」
 声を張り上げ、ダンドロ・バルバリーゴ(冷厳なる鉄鎚・e44180)は全身に力を溜め始めた。
 戦闘への高揚感を覚えるのは、傭兵上がりゆえか。放った力任せの一撃は、オーラを纏う竜牙兵の骨を破損させるに至る。
「ケルベロスがいるから、大丈夫……落ち着いて、警察やスタッフに従って」
 月原・煌介(泡沫夜話・e09504)も人々へと告げ、猛き力を呼び起こす。
「月光に聖別されし雷…かつて傲慢の塔を崩し言葉を引き裂いた、その名残。今こそ閃き来たりて、敵を滅せ」
 広場に響き渡る雷の色は真白。荒ぶる雷鳴は細心の注意をもって、竜牙兵のみを容赦なく穿ってゆく。
 眼光鋭く敵を見据える煌介へ、ボクスドラゴン「シャティレ」が属性を注入して耐性を与える。
「人々が相手を想い楽しむマーケット、不幸な思い出になどさせません」
 そう言って、翡翠・風音(森と水を謳う者・e15525)は後衛に破真のちからを付与した。周囲を見れば、人々は指示に従って避難をしている。これ以上の声がけは不要だろうと、風音は目の前の竜牙兵に集中することにした。
 リンクス・リンクス(山猫・e44555)は、確かめておいた避難経路から人々が逃げて行くのをちらりと見て、竜牙兵を見据える。
「あなたたちの相手はこっちよ。大丈夫、すぐに終わるわ」
 そう言って、躊躇なく竜牙兵へと雷撃を落とした。

●意思
 煌介は、複数の敵を薙ぎ払うように蹴りつける。目的は、敵全体の行動阻害だ。
 少しでも早く倒せれば、人々が贈り物を選ぶ時間が増えるというもの。
「純白の楽しみを、穢させはしない……止める、よ」
 煌介の言葉にうなずきつつ、それに、とダンドロは喰霊刀≪ Lycurgus ≫を抜いた。
「汝らには常に世話になっておるからな。こういう機会にきちんと『お返し』せぬと――」
 言葉半ばに、断泥の刃が閃いた。斬撃は竜牙兵の骨を砕き、ダンドロ自身を癒やす。
「礼を失する」
 鞘に収め、ダンドロは大仰な礼をした。攻撃を主体に動く心づもりではあるが、多少の傷は自身で癒す算段だ。
「さて、誰か続けられる者はいるか?」
「私が出る」
 短く言い切ったのは、緋華。
 人付き合いこそ不得手な緋華ではあるが、公私は分ける性分である。仕事中であれば味方を頼るし、連携も辞さないのだ。
「私が成る。私が求む。運命を断つ、赤い糸。【糸の如く】」
 言い切り、指先から細く硬化させた血が射出させる。そのまま鞭のように振るい、竜牙兵を絡め取る。
 手を引けば、敵は眼前。切り刻む一瞬に血の呪いを送り込み、生命エネルギーへも損傷を与える。竜牙兵は崩れ落ち、骨が形を成さなくなった。
「まずは1体。次は――」
 黒煙を上げて消える兵から視線を上げ、緋華は次に撃破する竜牙兵を視線で探す。
「剣の竜牙兵だね」
 応えたのは、リンクス。零式鉄爪を用いた近距離からの一撃を叩き込む相手は、当然、剣を手にした竜牙兵。その後の距離を取る際の動きは至って気まぐれ、軌道を読ませるつもりはないようだ。
「グッ……シカシ、ワレラはヒカヌぞ!」
 一撃に怯みつつ、剣の竜牙兵は星辰のオーラを飛ばした。それに合わせて、エドワウが動いた。飛び出したのは、オーラと緋華の間。二人分のダメージと氷を受け、たたらを踏む。
 何か言いたそうな緋華の視線を感じ、エドワウは首を振った。
「おれのしごと、だから」
「……この礼は、いつか必ず」
 そう告げ、緋華は小さく頭を下げた。
 大鎌を手にした竜牙兵も健在だ。煌介に振り下ろされる刃を受けたのは、ジョナ・ゴールドであった。
「コノ……ハコ、ゴトキが!」
「ぐっじょぶです、ジョナ! そのままいっちゃうです!」
 タタンの声援を受け、ジョナ・ゴールドはその口を大きく開いた。噛みつく先はもちろん、撃破優先順位の高い剣の竜牙兵だ。
 タタンも音速の拳を重ね、いくらか竜牙兵を後退させる。
「好機だね、続こう」
 高威力のグラビティを重ねようと、デニスは竜牙兵へと迫った。
「――味わってみるか?」
 呼応して、影よりいずるのは銀色に輝く狼。狼は竜牙兵の背後から迫り、長く伸びた鋭い爪を閃かせる。竜牙兵を破壊せんと、何度も、何度も。
「それじゃ、おれも……と、思ったけど、ちょっと回復しておこう、かな」
 何度も庇い立てたことで、エドワウの消耗は大きい。大きな得物をいったん下げ、癒しの言葉を口にする。
「空のたまご、ころころ」
 エドワウの周囲に、絵の具を溶かしたような粒子が出現する。淡い青縞の入った大小様々なそれらは次々に弾け、彼の体に浸透しては状態異常を消し去ってゆく。メルもきらきらしたものを注入して、エドワウを気遣わしげに癒す。
「あまり、無理されぬよう」
 風音のヒールは、エドワウへ。それでも、少年が纏う氷は風音の記憶を刺激する。
 氷漬けにされて滅ぼされた、故郷と家族。そのせいで、風音は今でも氷や寒さが苦手だ。
 だからこそ、仲間を同じ目には遭わせたくないのだ。
 その思いを共有するかのように、シャティレもエドワウを癒す。
「ありがとう、風音さん。シャティレさん、も」
「どういたしまして」
 どこかぽやぽやした様子で述べるエドワウに、風音は穏やかな笑みを向た。

●返礼
 竜牙兵を相手取る煌介に普段の柔和な表情はなく、いまやその姿は梟の狩りの如く。俊敏に、的確に立つべき場所を見定め、今度は黒き鎖を射出した。残る竜牙兵2体が連続して貫かれ、そこから毒を浸食させる。何度か仕掛けたわざではあるが、重ねれば重ねるほど毒が効力を発動する確率は高くなる。
 また、他の仲間が集中攻撃を仕掛けている間に重ねたダメージと状態異常は、時間が経過すればにするほど、その有用さが実感できるようになる。
「デニス……次を任せてもいい、かな?」
 仲間へ向けられた月光と感情を宿す銀瞳は、柔らかに。煌介の言葉にデニスはしっかりとうなずき、槍を手元で回転させた。
「勿論。任せられたからには」
 真正面に竜牙兵を捉え、デニスは駆け出した。繰り出した槍には稲妻を纏い、その正確無比な命中率を以て竜牙兵を確かに貫く。
 その一撃で、剣を手にした竜牙兵は瓦解した。
「バカな……! ワレラガ、ヤブレルだと!」
「これであと1体だね」
「うん。さいご、だ」
 デニスの現状を確認する言葉にうなずき、エドワウも進み出る。高速演算を済ませ、大鎌を手にした竜牙兵の腕関節を切断せんと破壊の一撃を叩き込んだ。
 メルのヒールを受けたリンクスは、星型のオーラを蹴り込んで。
「終わりは近いね」
 言葉少なに口にして、猫のように軽やかに着地を決める。
 竜牙兵の振り上げた鎌の先には、ダンドロ。庇えると踏んだのだろう、メルは急ぎダンドロの前に身を挺し、代わりに斬撃を受ける。
 竜牙兵が体勢を整え終えないうちに、ジョナ・ゴールドが口を開いてエクトプラズムを吐き出した。エクトプラズムは林檎飴型のこん棒となり、勢いよく竜牙兵を殴りつける。
「鎌には鎌でお返しですよー!」
 タタンの手にした武器も、竜牙兵と同じもの。斬りつける一撃で自身を癒やせば、緋華が続けざまに美貌の持つ呪いを解き放つ。普段ならばトラブルすら一人で解決しようとする強がりの緋華だが、共に戦う仲間がいるのは心強く思う。
 今ならば、攻撃を重ねた方が良いだろう。そう判断した風音は、美しい木の葉へと魔力を込め始めた。
「思い知りなさい…生命の怒りを!」
 幾重にも飛ぶ葉はすべて、鋭利な刃へと変じている。竜牙兵を襲う葉は、いうなれば鎌鼬のよう。シャティレも攻撃へと加わり、ブレスを思い切り吐き出す。
「ク……オノレ、ケルベロスめ!」
 猛攻を受けてヒビだらけとなった竜牙兵は、大鎌を支えに踏み止まる。
「その様子だと、返礼には満足いただけたようだな。ならば、これで終いにしよう」
 バスタードソード≪ Diadochoi ≫を手に、ダンドロは跳躍した。その背には、柔らかな陽光を背負って。
「断!」
 頭部に直撃した刃が、そのまま骨を砕く。勢いは留まることを知らず、竜牙兵の首、胸、腹、腰と、次々に破壊してゆく。
 やがて刃は鈍い音をたて、地面へと到達した。
 両断された竜牙兵は喋ることすら叶わず、崩れ、消滅する。一瞬の静けさののち、リンクスは小さく息を吐いた。
「無事、終わったね。この場所は……修復した方が良いだろうね」
 リンクスが辺りを見回し、仲間へと告げる。
 確かに、交戦の痕が残っている。煌介はデニスと協力して仲間へのヒールを、リンクスは風音とともに戦場のヒールをしてゆく。
 傷を癒してもらった緋華は警察に連絡し、広場の戦闘が終えたことを伝えた。
「これで、マーケット再開も少しは早くなるだろう」
 通話を終了した緋華の頬を、温かな風が撫でていった。

●再開の白
 戦闘と修復を終えた広場に、再び人が集まり出す。
 それぞれ目的のものを探す仲間の背を穏やかに見送り、デニスはふらりとマーケットを歩く。訪れた時と同じようではあるが、表情は穏やかだ。
「ああ、やはり可愛らしいものが多いね」
 視界に入る商品たちに、デニスは顔をほころばせる。そんなデニスが探すのは、娘と同居人への土産となる苺のチョコ。
 見つけた先には、風音とシャティレの姿が。
「シャティレは本当に苺が好きなんですね。ミルク、ホワイト、抹茶、キャラメル……コーディングしているチョコレートにも色々ありますね。好きなものを選んでいいんですよ」
 言われ、シャティレは選べないというようにきょろきょろと見回していた。
 マーケットは、何も買わずに去るのが寂しくなるほどの賑わいを見せている。
 自分用に渋いほうじ茶の茶菓子になりそうなものを求めるダンドロは、ふと気付く。
「……こういうのを世間では何と言ったかな。『自分チョコ』とでも表現するであったかの」
 60前の男には似合わぬ表現に苦笑しながら、ビターチョコを手に取った。
「まぁ、一仕事終えたのだ。多少の褒美は許されよう」
 一方、タタンが求めるのは潜伏中に見つけたりんごのクッキーだ。
「さっき見たお菓子は無事でしょか……タタンあれ買いたいですから……」
 店は、健在。タタンは駆け寄り、サンプルの箱を指差した。
「これありますか!」
「ちょうど最後のひとつになったところですよ」
「全部ください!!」
 飛び跳ねながら代金を渡そうとするタタンに笑みを向け、店員は最後のクッキーを手渡した。
「チョコだけでなくお返しって色々あるものね」
 リンクスが見遣るのは、ハンカチやアクセサリーといった食べ物以外の商品が置かれたコーナーだった。それを真剣に選ぶ人々の表情は、ここを訪れた時と何ら変わりない。
 この感謝の気持ちを伝えるための場所が壊されずに済んで良かったと、リンクスは密かに胸をなで下ろす。
 マーケットには、エドワウの好きなカラフルでかわいい、甘いものがいっぱいだ。
「メルは、なにたべたい?」
 ぬいぐるみのような傍らの相棒に問い、色とりどりのキャンディが入った瓶のところで足を止めた。顔を寄せれば、エドワウの宝石の瞳が映り込む。
 その横を通るのは、緋華。
「キャンディーは好き、クッキーは友達でいよう、マシュマロは嫌い。が、意味だったか。デマとも聞くけど」
 そんの気にするものなのだろうかと頭上に疑問符を浮かべる彼女の手元には、自分用に選んだ甘い焼き菓子たち。手にしたパッケージの透明フィルムからは、宝石のように切り出されたキャンディーが見える。
「本物の宝石と見紛うくらい綺麗、だね……」
「あっちで売っていた。残りわずか、とか」
 煌介が興味を示せば、緋華が指し示してくれる。
 仲間の手にするものや店を眺める様子を眺める煌介の顔に、春風のようにふわりとした笑顔が零れる。
「……どの品も、ふわふわして、愛らしい、ね……」
 不意に蘇るのは、バレンタインに思い人から貰った菓子の薄荷とチョコの味。唇に右手をやれば、とても嬉しく愛しく思った感情も一緒に蘇る。
(「心の他に何を贈れば君の心に響くだろう」)
 白い未来に桜色を描けることを願って。
 迷うのも、また楽しい。

作者:雨音瑛 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2018年3月15日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 1/キャラが大事にされていた 8
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