貧乳じゃないと上手く着れない服

作者:久澄零太

 とある廃れた屋敷の奥。和服に身を包んだビルシャナはやたらぺったんこなマネキンに着物を着せていた。
「よいか諸君、着物は着る者の風格が問われる。故に似合う者にはふさわしく、似合わない者には許されない服装だ。身に着ける物の自由が認められている現代において、ある意味珍しい服装だと言えるだろう……」
 逆にボンキュッボンなマネキンに着せようとして、苦戦する鳥オバケは途中で諦めて、信者達の方へ向き直る。
「では誰が似合って誰が似合わないのか? その基準は胸にある。具体的には、胸の慎ましやかな人物に限定される……見ただろう? 巨乳というそれだけで、着物は着られることを拒むのだ」
 きちんと着物を畳み、ないすばでーなマネキンも片付けた異形は静かに翼を広げた。
「さぁ同志達よ、まな板女子にこそ着物を進め、巨乳女から着物を奪うのだ……」
『イェス着物! ゴーツルペタ!!』

「皆大変だよ!」
 大神・ユキ(元気印のヘリオライダー・en0168)はコロコロと地図を広げて、とある日本家屋を示す。
「ここに着物を着ていいのは……スレンダーな人だけってビルシャナが現れて、信者を増やそうとするの!」
「今の間はなんなのかな?」
 ユーフォルビア・レティクルス(フロストダイア・e04857)にじーっと見つめられ、ユキは悔しそうに歯噛みする。
「ど、どうでもいいでしょっ!」
 ちなみに、『貧乳』をいかに自分が受けるダメージが少ないかを考えた結果らしい。
「信者は胸が大きい女性が着物を着る事の良さを語ると目を覚ましてくれるよ。男の人については気にしてないみたいだね」
 世の中には雄っぱいなんて言葉もあるらしいが、今回は関係ないようだ。
「敵はサラシできつーく巻きつけてきたり、胸が大きい人には小さくするために痩せなきゃって強迫観念を植え付けてきたり、逆に小さい人には着物を着てないと落ち着かない幻覚を見せてくるよ!」
 男性は狙われないのか? そんなわけないやろ。ユキ曰く、攻撃食らうと信者みたいになるんだって。
「今回の敵は女の子のオシャレに体型を理由に口出してくるような奴だからね。容赦なく、徹底的に、かっくっじっつっにッ!! 仕留めて来てね☆」
 その笑顔には、有無を言わさぬ圧があったという。


参加者
シェスティン・オーストレーム(無窮のアスクレピオス・e02527)
ユーフォルビア・レティクルス(フロストダイア・e04857)
因幡・白兎(因幡のゲス兎・e05145)
有枝・弥奈(二級フラグ回収技師・e20570)
ロージー・フラッグ(ラディアントハート・e25051)
白焔・永代(今は気儘な自由人・e29586)
リティ・ニクソン(沈黙の魔女・e29710)
ノアル・アコナイト(黒蝕のまほうつかい・e44471)

■リプレイ

●この手の依頼は真っ当な奴ほどひどい目に遭う
「さぁ同志達よ、まな板女子にこそ着物を勧め、巨乳女から着物を奪うのだ……」
『イェス着物! ゴーツルペタ!!』
「着物、は、綺麗ですけど、動きにくいので、現場には、ちょっと、向かない、ですね……」
 しれっと信者に混ざってたシェスティン・オーストレーム(無窮のアスクレピオス・e02527)は苦言を呈する。
「特に、戦場や、被災地だと、周辺環境が荒れていて、どこかに引っ掛けてしまうかも、しれません。そう考えると、動きにくいですし、破れたりしたら、すごく勿体ないです……」
「なんでそんな場所で着物を着ているのかな!? はっ、貧乳女子はいついかなる時も着物であれという新手の教義!?」
 シェスティンの言葉に鳥オバケが更なる高みへ登ってしまったような気がしないでもないが、その辺は一旦置いといて。
「それは、それとして、体型がどうであれ、好きなら着ればいいと、思うのです。工夫して、着る方が、楽しいかと。あと。美人さんや、可愛い人は、何を着ても、素敵なので、特に、問題なし?」
 シェスティンの言葉にコクコク頷く有枝・弥奈(二級フラグ回収技師・e20570)は腕組みしたまま、スッと刃のように鋭い眼光を向ける。
「お前ら、一つだけ言っておく。服に着られてんじゃねーよ、と!」
 力説する弥奈は今回、水色をベースに朝顔を散らした浴衣姿。ちゃんと着物を着てきたまとも枠だが、そういう奴って被害担当だったりもするのよね。
「『貧乳だから似合う』だぁ!? なめんなよ! どうせステレオタイプな着物美人を想像して考えてるんだろこの鳥頭! 敢えて言うが! そういうのは旧い考え方なんだよ! 淘汰される思考だ!」
 やたら熱いけど、そういえば弥奈はちゃんと『ある』人なんだよね……。
「私だってないわけじゃ……」
 竜の黒魔導士、お前の出番はもうちょい後だ、すっこんでろ。
「似合う似合わないで決めるのは間違ってる! というか!」
 ここで一旦、大きく息を吸う。恐らく、この一言が弥奈の言いたかったことなのだろう。

「趣 味 嗜 好 位 好 き 嫌 い で 選 ば せ ろ !」

 感情をぶちまけるだけぶちまけて、ぜーはー。肩で息をする弥奈は小さく咳払いしてたたずまいを整えると片手を挙げた。
「というわけであっちを見……」
 ガバッ。
「って何をするダァー!?」
 後続で控えてたネタ枠? を示そうとしてた弥奈を背後から白焔・永代(今は気儘な自由人・e29586)が奇襲。背後から着物の合わせを掴んで左右に開き、サラシ姿を晒す。
「私をネタにしてどーすんだ! 馬鹿!? 馬鹿!! 私よりよっぽど目立つ役いるだろ!?」
 実際、注目を浴びる役だった番犬が後ろで控えてるんだけど、変態……もとい、永代には関係ない。帯のお蔭で全開は避けたものの、弥奈は冷静さを失い、着物を直す前に永代に向かって両手を振り回す。水着の時みたいに、先に翼用の穴をあけておけばよかったのに……今翼を出すとサラシが切れるため飛べない弥奈を、浅葱色の着物を紺の帯で締めた永代は光翼を展開して空中から勝者のスケベ顔である。
「見よ、サラシによって抑えられている膨らみを、その抑圧の隙間から弾けて出てきそうな柔らかさを、顔を真っ赤にした女の子の恥じらいを! これを日本の奥ゆかしさが見える雅だと言わず、なんと言うのか!」
「ヤメロー! シニタクナーイ!!」
 信者と鳥オバケの視線が弥奈に集中。真っ赤になってサラシの上から胸を隠すように両腕で押さえて恥ずか死寸前。
「きっちりと着ていた子だからこそ、見れる雅さ。着せてもよし、脱がせてもよし、着物が二度も美味しい素晴らしさがここにある! 照れてる姿が可愛いよねん」
 だらしない顔を晒す永代だが、急にキリッと引き締めて。
「ビルシャナ……お前の催眠など必要ない。俺は俺の意思で、女の子を脱がしたり、着せたりするんだよ! 行くぞ、脱がすのは俺に任せとけ! あわよくばセクハラもだ!!」
 新手の敵が湧いた瞬間だった。

●これ絶対(ダメージが)入ってるよね
「いないだろなーと思ってたのがホントにいただとぅ!? まぁ、ユキ姫様のご所望でございますゆえ……かっくっじっつっにッ!! 仕留めるために」
 ユーフォルビア・レティクルス(フロストダイア・e04857)は質素だが美しい装飾の施された小刀を抜く。
「ポロリしちゃおうね~」
「何を? 何を!?」
 向けられた笑顔に鳥オバケがビクゥ!?
「ファッション的な着方なんだし別に合うならいいじゃん。とやかく言われたくねーですよ?」
「しかしあの格好では防御面に不安が……」
 機械の魔導医、テメーの出番はまだだよ引っ込んでろ。
 首から胸元までバックリ開いてて、懐の中の谷間まで見えるだけには飽き足らず、下も膝上何センチだアレ? しかもパニエで膨らませてスカートに……もはや着物じゃなくね!?
「ちょっと和洋折衷かもしれんけどさー」
 どう見ても別物だよ!
「んー、ラフな着物の着かたで着流しってのもあるんだし……」
 着流しって下穿いてないやつだよね?
「穿いてない……!?」
 永代、ここは反応するところじゃない。
「最近じゃ、大きい人用に着物も変化してるんだけどね~。昔は知らないけど、今は着物用ブラとかあったはずだよな……」
「なん……だと? 同志!」
「もう調べてます」
 信者のスマホを覗いた鳥オバケの目に映ったのは、和装ブラの文字。
「胸が大きい女性が着物を着る際に使う下着だと……!」
「大きい人は大きい人で着物を着るために苦労をしてるんです!」
 ノアル・アコナイト(黒蝕のまほうつかい・e44471)はその苦悩を思い、奥歯を噛み締める。
「さらしで抑えたりタオルを詰めたり……そういう一切を放棄してるー!?」
「あれはそもそも着れてないだろう!?」
 ノアルと鳥オバケがおめめ真っ白になって開いた口が塞がらないのはロージー・フラッグ(ラディアントハート・e25051)の着物姿。着物は全体的に凹凸の無い体型に合わせて作られた物である。それをロージーみたいな奴が着ると……?
「着れてない? いいえ、着こなしです!」
 下着で胸を支えて帯で着物が解けないように留め、胸元は色々諦めて全開。谷間どころか二つの山まで見せつける事に。
「おっぱいは私の一番のチャームポイントですから、着物を着るためといってもこれを小さくするなんてとんでもないのです!」
「こふっ」
 ちょ、大丈夫か!?
「た、ただの返り血です……」
 ノアルは瀕死になりながら自身の紫の着物に包まれた体を見下ろす。黒い帯も赤い飾り紐も合わせて履いてきた草履も全部見えて、ストンとした体型であるという事実が物語られていた。
「そうだ、着物を着ていいのはスレンダーな人だけということは鳥オバケなんてもってのほかじゃないですか! なんですかその鳩胸!」
「いや私は男だし……」
「性別を言い訳にしないでください!」
「理不尽!?」
 話題を変える事で現実から目を背けたノアルだったが、まさかの事実にカウンターを食らい、混乱した彼女は……。
「っとにかく! 胸の大小で貴賎は決まりません! これ以上無茶な教えを広めるなら……」
 ガッと、自分の着物の帯と襟元を掴んだ。
「この着物を脱いじゃいますよ!?」
「待て、早まるな! 着物に罪はない、その手をゆっくり放すんだ……!」
 ジリ、異形とノアルが睨み合い、沈黙が場を支配する。
「まずは落ち着こう、我々は決して敵同士ではないはずだ。なぜなら私達は貧乳女子こそ着物たれ、との思想の下にある。そして君はツルペタ女子」
「……」
 女の子だって伝わったのは嬉しいけれども、体型の事を指摘されるとそれはそれでメンタルに来るノアルがふるふる。
「ペタンでストンなまな板女子が着物をきちんと着てくれている……我々にとってこんなに嬉しい事は……」
「好きで慎ましいわけじゃないのに~!」
 泣き出すノアルを前に、異形は慌てふためくのだった。

●仲間に刺されるんじゃないかな
「着物を着崩した時の、たわわな果実、その谷間、その素晴らしさが分からないと仰るか! うまく着れなくてもいいじゃない! 着崩しも着こなしの一つ!」
 因幡・白兎(因幡のゲス兎・e05145)はロージーを指さしながら熱弁するが、どう見ても着物より巨乳の方に目が行ってる。
「まな板女子が襟元崩しても、そこにあるのは無だよね? ただの隙間だよね?」
 白兎の真意はここで信者側に着物の向こうを想像させて、教義をひっくり返す事だったのだが、彼は大切な事を忘れていた……具体的には、同じ部隊の番犬の事を。
「無でも隙間でもありません~!」
「むぎゃ!?」
 スパァン! ハリセンで頬を張られた白兎が三十回転スピンしてからパタリと倒れる。信者から十点十点十点七点の評価札が揚げられ、シェスティンが白兎をつつき、意識がない事を確かめると打撃痕が残る顔を包帯でぐーるぐーる。
 リティ・ニクソン(沈黙の魔女・e29710)は白兎をスクラップを見る目で見下してから、信者達の方へ向き直る。
「着物って着付けが大変。ジャージイイヨジャージ」
 無表情なクール系かと思ったら、ノリの軽い女の子だった。
「いつでもどこでも、自宅のようなくつろぎ空間。警戒心も弛んで、あの子のジャージの下のTシャツからヘソチラとか、襟元から素敵空間が覗けるかも。だが、今は覗くな」
 ゴッ! 急に拳を振り上げたかと思えば、背後から迫っていた永代の顔面に裏拳が直撃。
「まだだ、まだ終わらんよ……」
 鼻っ柱にクリティカルしてプルプルしながらも、永代は懲りない。
「上から覗けないのなら、下からめくり上げ……」
 ゴリッ。
「ようやく捕まえたぞぅ?」
 弥奈は黒い霊樹杖を永代の背中に当てて鍋でもかき混ぜるようにぐーるぐーる。
「アダダダダ!?」
「さっきはよくもやってくれたな? ん?」
「ダメ、です!」
「シェスティンちゃん……!」
 永代にはシェスティンが救済の天使に見えた……二秒だけ。
「ちゃんと、骨格に、合わせないと……」
「じゃあこの辺?」
「イダダダダダ!? それ変なツボ押してない!?」
 悲鳴と鈍い音が奏でるハーモニーをBGMに、リティは信者達に告げる。
「人の体格にはどうしても個人差がある。私にもある。でも百三十……あれはダメだ。持たぬモノに対して、存在自体が暴力だ、つまり『暴』乳」
「あ、今はまだ百二十六のTですよ!」
 ニコッ。ロージーに悪意はなかった。ただ純粋に、ヘリポートでは正確な数字を伝えていなかったたから訂正しただけなのだ。しかし、その事実確認は時に人の心を抉る。
「四捨五入したら百三十じゃないですか~!」
 目の端に涙を浮かべるノアルと、フリーズしたように動かないリティ。やがて錆びついたようにぎこちなく振り返ったリティは、首を傾げた。
「ほら、私は支援タイプだからこの戦力は低めだから。個としての戦力より軍団としての殲滅力、防衛力、機動力に重きを置かれてるから」
「なるほど。だから脅威(胸囲)も大したことはないと!」
 にこやかな笑顔を浮かべた信者だったが、彼の記憶は残像を残して消えたリティで終わっている。

●重傷じゃなかったのは奇跡
『同志ぃいいい!!』
 白目向いてる信者を他の信者達が取り囲み、鳥オバケが唸る。
「やはり巨乳の女と着物じゃない貧乳女子は間違っている! 逃げるんだ同志達!」
「きょ、教祖様は……?」
「私にはまだ、やることがある……行け。貧乳女子に着物を着せるために!」
「教祖様……!」
 信者達が逃げ出し、異形はサラシを構える。
「さぁ、覚悟し……」
 ショキン、ショキン、ショキン……冷たい音がする。ゆっくり振返ると、幼い医師が鋏を鳴らしていて。
「……これ以上、戦いが、長引くと、包帯が、足りなくなる……悲しい……それ、包帯、ですよね? 綺麗で、真っ白で、長くて……」
「いや、これは包帯ではなく……」
「包帯、欲しいな……たくさん、持ってます、ね?」
 虚ろな眼差しをした幼女が鋏を鳴らしながら迫ってくる……身の危険と同時に、実は着物が似合うんじゃないかとか錯乱し始めた異形は桜色の着物に持ち替えて。
「こ、こうなれば着物に……」
「ショッキン!」
 背後から踏み込んだユーフォルビアがリンと音を鳴らす刀と、小刀で異形の首を挟み、鋏代わりにジョキン☆
 首が落ちた異形が消え、事件は幕を降ろした……。
「お着替えタイムだよ!」
 幕を降ろしたって言ってんだろうが!
「折角用意したオリグラを使わずに終わっていいのだろうかいやよくない! 僕はとことん暴れてやるとも!!」
「きゃっ!?」
 ロージーの服が着物からバニースーツに……て待て! あれ隠せてないんじゃ……!?
「いやー、想定より大きくって隠しきれてないんだけど……仕方ないよね!」
 いい顔でサムズアップされてもね……。
「じゃあこぼれないように支えないとな」
 スッと下に潜り込む永代がにぎゅ。ロージーの胸を下から鷲掴みしたばかりか、揉みしだくのだが……。
「まだ懲りないのか」
 弥奈がかつてないほどの満面の笑みで竜鎚を素振りしてた。
「おっと、同じ轍は踏まないよん」
 ひょいっと逃げて、天井付近で対空する永代なのだが。
「同じ手が通じると思うなぁあああ!!」
 投げたー! 宙を舞う竜鎚が永代を天井に叩き付けてペシャンコに!! 竜鎚が落ちたあと、永代が天井に埋まったまま。
「目の保養は自ら掴む物……セクハラも自らの意思でする物……だからこそ、価値が……あ……る」
 ちーん。迷言を残して事切れてしまった。
「ふふふ彼はセクハラの何たるかを知らぬ面汚し。これが正しい悪戯さ!!」
 一陣の風が吹き抜け、貧乳枠の衣装がすり替わる……のだが。
 胸元ガッバガバのナイトドレスなノアル、バストがスカスカのメイド服なリティ、本来なら露出過多だったのであろうが普通に着こなしてるシェスティン……どうみても、サイズが合ってない。
『……』
 虚ろな目で胸を覆うはずだった布を押さえるノアルと、胸元を押して抜けていく空気に硬直したリティと、動きやすさを確かめるようにクルクル回るシェスティンに、白兎は滑らかな動きで土下座。
「ごめん」
「ごめんで済んだら番犬いらないよねー?」
 にこぉり、ユーフォルビアが右拳を握っている。
「待って君はまだ着替えさせてな……逆に考えるんだこの一撃を乗り越えれば好きにしていいって事か!」
 スクール水着を構える白兎と某アイドルをトレースした構えに入るユーフォルビア。先に動いたのは、白兎。
「食らえ! マニアックとピッチリとたゆんを同時に魅せるこの完成された一着を……」
 しかし、その布が届くより先に拳が白兎の頬を捉えた。
「こぉんのド変態が!!」
「僕は欲望に忠実なだけだよぉ……!」
 兎さんはお月様に帰っていきましたとさ。

作者:久澄零太 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2018年3月7日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 0/感動した 1/素敵だった 2/キャラが大事にされていた 5
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