比翼の縁切り

作者:夏雨


「だれか……誰か、助けてー!」
 宿泊施設の敷地内の一画、改装中の離れの客室。露天風呂付きの庭には1人の女性の姿があった。女性の片足は露天風呂の屋根の柱に手錠と縄で固く結びつけられている。
 夜闇に包まれ、屋内の様子は静まり返っている。助けを求める女性の声に反応するものは現れない。しばらくして、暗がりの向こうで動く気配があった。
 全身に羽毛を生やした鳥人間のような人影が女性の前へと現れ、女性は足の縄が張り詰める限界まで後ずさる。
「あなたがいるせいで私は幸せになれないの。私たちはいるべき場所を間違えてしまったのよ」
 聞き覚えのある相手の声に、女性は怒りと驚きを露わにする。
「小泉さん、あなたなの……!?」
「ハル彦さんは私と結ばれるはずだったのよ! あんたみたいな女には相応しくない!」
 小泉と女性は互いへの怒りをぶちまけ合う。
「なに言ってんのよ、勘違い女! 遊ばれてる分際で、勝手に調子に乗ってただけでしょ! 絶対に訴えてやるから――」
 小泉は女性の口を塞ぐように顔をわしづかむ。猛禽類のように鋭い爪を食い込ませながら、もがく女性の頭を露天風呂の湯船の中に突っ込ませる。
「あなたが命乞いをするまで、ゆっくり時間をかけて話し合いましょう」
 湯船から出し入れを繰り返し、小泉はその一言をつぶやきながら恨みを募らせた。


「ビルシャナと契約した小泉という女は、不倫相手の夫と旅行中の妻を拉致し、拷問した末に殺すつもりでいる」
 その契約は、復讐の願いを成就させた後にビルシャナの命令を聞き入れるというもの。
 夫婦が滞在している宿泊施設を突き止めた小泉は、妻を人目のつきにくい改装途中の離れまで連れ去っていく。そこで小泉の復讐計画が実行に移されることを、ザイフリート王子(エインヘリアルのヘリオライダー)は予知した。
 計画を達成することで、小泉は心身共にビルシャナと化してしまう。犠牲者を出す前に、小泉の復讐を阻止する必要がある。
 小泉は契約によって得たビルシャナの能力、精神を惑わす経文、炎と氷の力を駆使してケルベロスに対抗してくる。また、ザイフリートは小泉の行動パターンについて言い添える。
「現場である離れの庭に殴り込み妨害する姿勢を見せれば、小泉は拷問を中断し、お前たちの排除に傾注するだろう。しかし、追い詰められれば拘束されている妻を道連れにすることも考えられる。人命を優先するなら、彼女の安全を確保することも抜かるなよ」
 『ビルシャナを排除できればそれでいい』と念を押すザイフリートだが、半ビルシャナともいえる小泉の生存の可能性をほのめかす。
「間違った行いであることを理解させ、心から契約解除を望まなければ生存の希望はない。復讐に対する未練が残っている限り、ビルシャナとして身を滅ぼすのみだ。救えなかったとしても、お前らに落ち度はない。契約を結んだ当人が愚かなのだ」


参加者
八代・社(ヴァンガード・e00037)
眞月・戒李(ストレイダンス・e00383)
ファルケ・ファイアストン(黒妖犬・e02079)
百鬼・澪(癒しの御手・e03871)
新条・あかり(点灯夫・e04291)
ルルド・コルホル(恩人殺し・e20511)
ウィルマ・ゴールドクレスト(地球人の降魔拳士・e23007)
ルチアナ・ヴェントホーテ(波止場の歌姫・e26658)

■リプレイ


 離れの客室前までやって来たケルベロスたち。建物の向こうから助けを求める女性の声を聞き取り、8人と1匹は行動を開始した。
「みんなの言うことをよく聞いてね?」
 百鬼・澪(癒しの御手・e03871)に言い含められたボクスドラゴンの花嵐は、庭側から侵入する隊についていく。
 澪、ファルケ・ファイアストン(黒妖犬・e02079)、ウィルマ・ゴールドクレスト(地球人の降魔拳士・e23007)の3人は建物を回り込んで露天風呂を目指す。極度の肥満ウイングキャットのヘルキャットは、並の動きよりも遥かに鈍い動作で、ウィルマの元を目指してマイペースについていく。
 他の5人は庭とを隔てる塀の場所へと速やかに移動した。息を殺して夜闇に身をひそめ、八代・社(ヴァンガード・e00037)は塀の向こうへと飛び降りる。眞月・戒李(ストレイダンス・e00383)もその後に続き、新条・あかり(点灯夫・e04291)とルチアナ・ヴェントホーテ(波止場の歌姫・e26658)はルルド・コルホル(恩人殺し・e20511)の手を借りて塀を登った。自由に飛行できる花嵐は真っ先に塀の向こうに降り立っていて、塀をよじ登るルチアナたちを見上げていた。
 屋内から露天風呂へと出て来た小泉は、塀に沿う植え込みの影からわずかに覗く気配を見逃さず、「誰!?」と声高に叫んだ。
「あんた、本当にそれでいいのか?」
 社の一言をきっかけに、5人は小泉と女性の前に姿を見せる。

 小泉によって拘束されている女性を保護するために動く3人は、建物の影から露天風呂の様子を窺う。庭先に降りていく小泉の後ろ姿を認めながら、慎重に機会を見定める。
 説得を試みるルルドの声が庭から響き、3人の耳にも届いた。
「例えその女性を殺したとしても、あんたは結ばれる事なくビルシャナになるわけだが……、それでも良いのか?」
 小泉はルルドの言葉に少なからず反応を示す。
「どこまで知ってるのか知らないけど……この女は私からハル彦さんを奪ったのよ。罰を受けるのは当然のことよ、邪魔しないで――」
 女性は小泉の言葉を遮り、小泉の神経を逆なでした。
「バカ言わないで! ハル彦さんがあんたなんかに本気な訳ないでしょ」
 小泉はためらう素振りも見せず、振り返った瞬間に炎の塊を女性へ差し向ける。クジャクの姿を現す炎は宙を飛び、絶叫する女性の元へまっすぐに向かった。しかし、女性が口を開いた瞬間に行動を起こしていたルルドは、炎の前へと飛び出す。ルルドは熱傷を負いながらも、クジャクの炎を拳で打ち消した。その瞬間にそろって息を呑んだファルケ、ウィルマ、澪たちは影で胸を撫で下ろす。


「あなたの願いは『ハル彦さんと結ばれたい』だよね」
 小泉の注意を女性から逸らそうとするあかりは、1歩近づいて説得を試みる。
「例え邪魔者を消したって、彼が自分を選んでくれるとは限らないよ」
 あかりの言葉に呼応し、同様に小泉を説き伏せようとする社は言った。
「あんたが死ぬような覚悟して思うのに、見合った想いは返ってきたのか?」
 小泉は社の言葉に耳を傾け、聞き入る様子を見せていた。
 ルルドの影に守られている状況の元へ、ファルケたちは足音を忍ばせて近づいていく。
「――仮にあんたとくっついても、そういうヤツは何回でも不倫するよ。目を覚ませ――」
 『そんなことはわかってるわ』と、小泉は冷徹な口調で社の言葉を遮った。
「もうあのクズにあるのは憎しみだけ……私をのけ者にして1人だけ幸せになろうなんて許さない! だから、この女を殺すのよ――」
 男のへの恨みを吐き出すと共に、小泉は女性の方へ振り返ろうとする。
 女性に向かおうとする小泉の視線を引き止めるため、ルチアナは咄嗟に声を張り上げた。
「お姉ちゃんも、幸せな花嫁さんになりたくないの?」
 ルチアナの方へと向き直る小泉に、ルチアナは淀みなく言葉を続ける。
「あなたが最初に夢⾒たのは、まっ⽩な花嫁⾐装だったはずよ。いつかその愛にふさわしい未来のだんなさまと出会えたとき、⾎染めのドレスだともったいないよ?」
 その間に、ウィルマたちは協力して女性を連れ出そうとする。
「こ、こちら、へ。⼤丈夫、⼤丈夫。……ね?」
 どもりがちな気質を覗かせつつも、ウィルマは脅える女性の手を握り、頼りがいのある素振りで安心させようとする。
 無言で虚空を見つめる小泉は、わずかな間考え込んでいるように見えた。しかし、弾かれたように視線を上げると、再度女性のいる露天風呂の方へ向き直る。
 露天風呂のそばにはすでに拘束されていた跡だけが残され、小泉を見張っていた澪と視線が合う。
 小泉は即座に露天風呂を越えて庭から出ようとするが、立ちはだかる澪の姿があった。
 小泉は「どけ!」と怒鳴る代わりに、両手をすり合わせて読経を始めた。理解不能なビルシャナの経は精神に働きかけ、澪の意識を脅かそうとする。
 小泉の不意を突く花嵐が足元へ激突すると同時に、澪は飲み込まれそうになる意識を揺り起こし、女性を建物の向こうに見送ったファルケとウィルマは本隊への合流を果たした。
「君にも弁護士が必要だね、あきらめないなら僕らが相手になるよ」
 そう言って拳銃を向けるファルケはどこか飄々とした態度だが、人命を救うという目的を確かに見据えていた。
 小泉は「邪魔しないで!」とヒステリックに叫び、小泉の手から宙に閃いた氷片は、瞬く間に輪の形を形成する。複数現れた円刃はケルベロスらを切り裂こうと縦横無尽に飛び交う。


 小泉の攻撃に応戦し、けん制に徹することで徐々に戦力を削っていく者もいれば、防戦を貫く姿勢を徹底して説得を続ける者もいる。
 皆の体力の温存を図るあかりは、杖からほとばしる雷の力を操り、自在に伸縮する鎖によって魔法陣を描くなど、守護の力を行き渡らせた。
 小泉に刀を振り向けようとする社と戒李の動きを氷輪は追尾し、しつこく攻撃を妨げる。2人の動きに注意を傾ける小泉に対し、ファルケの銃口は狙いを定めた。引き金を引く直前に小泉と目が合い、必死に避けようとする小泉は露天風呂の脇へとダイブした。
 ほぼ無様にこけた姿の小泉が立ち上がろうとする拍子に、戒李は言った。
「ねえ、そこの湯船に映る⾃分を冷静に⾒てよ」
 思わず湯船を見る小泉に、戒李は語りかける。
「何が映ってる? はっきり⾔わせてもらうと今の君は化物だ。恋しいと思った男が愛でた髪も肌もない――」
 『彼のことがまだ好きなんじゃないの?』と戒李が言いかけると、小泉は思い出したように敵意を露わにし、炎のクジャクを差し向ける。戒李は煤をまといながらも炎を斬り伏せ、再度思い止まるよう小泉を説き伏せようとする。
「彼女を殺してしまえば、君は愛する人に化物だと罵られるかもしれないんだよ。それでもいいの?」
 小泉は無言で戒李を見据え、羽毛を逆立てながら乱れ飛ぶ氷輪を生み出すのをやめない。しかし、氷輪は小泉の揺れ動く意志を現すように動きが乱れ、大きく狙いを逸れていく。
 ウィルマは説得を畳みかける。
「プライドが傷ついたのでしょう? で、でも、彼がまだ好きで、だから彼⼥の⽅を襲ったのでしょう?」
 ウィルマの言葉に反応する小泉は、今にも襲いかかりそうな気迫でじりじりと距離を詰める。身構えるウィルマも徐々に後退り、絶えず呼びかけを続ける。
「……殺せ、ば、す、すっきりして、不満がなく、なって、満⾜? ……本当、に?」
 言い終わるか言い終わらない内に、小泉は思わぬ瞬発力を見せつけた。ウィルマに飛びかかる小泉はその首を締め上げながら、経を唱え始めた。耳から精神を冒しながら浸透していく刺激が否応なく入り込み、ウィルマの感覚は麻痺していく。
 社は間髪入れずに小泉の襟首を鷲掴み、羽毛がちぎれるほどの力でその体を地面に投げ出した。即座に起き上がった小泉は闇雲に社へと襲いかかるが、社の鋭い一太刀によって更に羽毛を散らされる。
 ウィルマの見る景色は勝手に明滅を始め、生じる変調を感じつつもわずかに口角をあげて、
「ああ……。本当に、本当に、どうしようもない、⼈」
 醜く抗う様を嘲笑するように、誰に向けるでもなく1人つぶやいた。
 スローモーションのようにゆっくりと翼をはばたかせるヘルキャットは、白光を放つ電流を操る澪と共に治癒の力を送り込む。
 後退する小泉の動きを追いつつ、澪は望みを捨てずに説得を続ける。
「あなたが彼に何かを望むならば、それは彼にこそ、直接伝えた⽅が良いのではないでしょうか」
 『良い結果にはならないかもしれません』と続けながら、澪は小泉に間違った手段であることを諭そうとする。
「それでも誰かの幸せを奪い取って⼿にするよりはきっと、貴⼥の⼼が穏やかでいられるんじゃないかと思うんです」


 攻撃の手を止めて頭をかきむしる小泉は、ぶつぶつとつぶやく。
「そんなこと、わかってる……でも、ただ諦めるのは納得いかない。こんなの――」
 ルルドは小泉の様子を窺いながら言葉をかける。
「幸せになりたいんだろ? このままじゃ堕ちるだけだ。時間はたっぷりある。1度落ち着いて、ゆっくり考えてみたらどうだ」
 小泉は狂ったように笑い声を響かせ、繰り返し燃え盛る炎を宙へと放つ。
「あんなクズのことなんか諦めてやるわよ。これ以上関わるなんて時間の無駄だわ!」
 羽を広げて威嚇するクジャクの姿の炎をケルベロスらへと走らせながら、小泉は言い放つ。
「あんたたち、化物になった私を狩りに来たんでしょ? くだらない綺麗事並べて、どうせ殺すしかできないんでしょ!?」
 小泉はやけになったように荒々しい攻撃を加え始めるが、ルルドは冷静に小泉の一言から判断を下す。
「確かに聞いたぞ」
 ルルドの影から飛び出した黒いかたまりはスライム状にうごめき、歪んだ狼の姿を現して小泉の腕へと噛みついた。激痛と共に粘着質なものが這い回る感覚が腕から伝わり、小泉は必死に逃れようとする。
 複数の氷輪でスライム状の狼とルルドを集中的に切り裂く小泉に向けて、
「神さまの景⾊を⾒せてあげる」
 ルチアナは小泉の視界を眩い閃光で包み、抵抗を続ける小泉の勢いはわずかに衰えていく。
 戒李はおどろおどろしい霊体をまとった刃を小泉に向けて振り下ろすが、小泉はギリギリのところでスライムを引き剥がし、空を切った戒李に対し反撃に転じようとする。
 ファルケは小泉の動きを見逃さず、ファルケから小泉の足元へと集中させた力は凄まじい爆破を引き起こす。弾け飛ぶ地面と共に倒れ込む小泉だが、すばやく起き上がる勢いから戦いへの鋭気を感じ取れる。
 攻撃の構えを立て直そうとする小泉に対し、澪は鋭い攻撃を蹴り放つ。それを受け止めて耐え切った小泉は、澪の至近距離から炎を放つ。澪は渦巻く炎の勢いのままに吹き飛ばされるが、あかりのロッドからほとばしる紫電は澪の治癒能力を刺激し、その周囲を走る紫電は防壁を構築するように小泉と澪を隔てた。
 小泉はあかりへ狙いを定め、宙へと氷輪を飛ばす。不規則な動きを見せる氷輪はあかりの肩を切り裂いていくが、動じる様子を見せないあかりは冷静に治療に専念する。
 どんなに情けなくても醜くくても――。
「……せめて僕たちは向き合って受け止めてあげるよ」
 人知れず思いを託したあかりは、宙へと投げ出したパックを破裂させて薬液の雨を降り注がせる。
 ウィルマは歪んだ空間から蒼い炎をまとった剣の柄を引きずり出す。ウィルマはなかなか切っ先が見えない剣を一気に引きずり出し、建物の向こうを貫くまでに長大な剣を小泉へと振り回した。その行為にひやりとした者の体に剣は一切触れず、まるで幻影がすり抜けたようで、小泉以外の対象には傷ひとつついていない。
 勢いよく小泉を庭の脇へと吹き飛ばしたウィルマの剣身は、炎と同じようにかき消えた。
 ルルドが操る無数の刀が雨となって降り注ぎ、ファルケの銃弾が小泉の動きを封じようと放たれる中、小泉の間合いへ踏み入ろうとする戒李は氷輪の動きを察知した。その動きを見越して動く花嵐と澪は、体を張って氷輪を受け止めながら「こちらはお任せを」と戒李に攻撃を促した。
 戒李は刀を構えながらも術式の展開を小泉に集中させ、小泉は見えない力が作用する感覚に警戒する。
 戒李は速やかに社へと目配せし、
「先に⾏くよ。仕上げはお願いね」
「任せた。合わせて決める」
 距離を詰める戒李との間で急激に集束する魔力が矢尻の形を現し、小泉を狙って放たれる。同時に戒李へと迫った氷輪だが、戒李は小泉の目の前でそれを弾いてみせた。後続として迫る社にも気を取られ、小泉へと放たれた矢は引き寄せられるように小泉の胸を貫いた。
 よろける小泉に向かって、社の太刀筋が一閃となって瞬いた。報われぬ愛の縁まで断ち切ろうとする思いを宿した一撃は、小泉の意識を暗転させた。
 芝生の上に倒れたまま動かなくなる小泉だが、夜風にさらされた羽毛は次々と散っていき、クチバシは石膏のように砕け、元の人の姿が現れた。
 人の姿を取り戻したことに安堵しながら、ウィルマは女性を連れ出した際に聴取したことを皆に伝えた。
「今の奥さんは、か、彼女より後から、付き合い始めて……関係は清算された、ものとばかり思っていたよう、です」
 あかりは小泉と女性に渡すためのケルベロスカードを取り出しながら言った。
「彼女だけに非があったって訳でもないような……3人でよく話し合ってほしいよね」
 ルチアナは怪訝そうに周りの大人に尋ねる。
「ひとを好きになるって、こんなにこわいことなの?」
 ファルケは「そんなことはないよ」とにこやかに応じるが、途中で純粋なルチアナを丸め込むことをあきらめ、
「大人になっていけばわかるんじゃないかな? ね?」
 社へとボールを放り投げた。半分納得のいかない社は「お、おう……」と言葉を濁した。

作者:夏雨 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2018年2月22日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 1/感動した 0/素敵だった 1/キャラが大事にされていた 5
 あなたが購入した「複数ピンナップ(複数バトルピンナップ)」を、このシナリオの挿絵にして貰うよう、担当マスターに申請できます。
 シナリオの通常参加者は、掲載されている「自分の顔アイコン」を変更できます。