俺達こそがサイバーパンク!

作者:文月遼

●郷愁のブルース
 真夜中、雨の振る路地裏は、砂嵐の画面のような色だった。
 狭く、饐えた臭いのする通りに、閉鎖して久しい雑居ビルがあった。けれど、そのフロアの一つは、未だに明かりが灯っている。所々割れたネオンがカチカチと瞬いて、かつてそこがコンピュータを取り扱うような小さな電器店だったことを告げている。
 明かりの灯るフロアは異質な光景が広がっていた。けばけばしい色で照らされた室内では、歪んだ音で古いパンク・ロックが流れており、レトロなアーケードゲーム、ホログラムの仏像や、模造の手裏剣や刀が乱雑に置かれている。
 部屋の隅で、数十年も前の古いコンピュータがぶんと駆動音を立てて、ディスプレイの上に緑色の格子を拡げている。コンピュータの前に、ゴーグルを被って椅子にもたれる何かがいた。金色の羽根にでっぷりとした体をした鳥のような何か。ビルシャナだ。
「この世は全てまがい物だ。肉体など、精神を入れる器に過ぎない」
 その周囲にも、何人かの男女が思い思いの嗜好品に耽っている。彼らの姿も異質だ。ド派手な原色に染めた髪をした者。禿頭に頭蓋骨のようなペイントをした者。ミラーグラスをした女性はモデルガンを愛おしそうに撫でている。彼らは、ビルシャナの言葉に静かに頷いた。
「俺達にそれを教えてくれたのは誰だ? そう、サイバーパンクだ」
 そう言ってビルシャナは、緑色の格子の電子世界に再び没入した。

●ケルベロス強襲
「サイバーパンクって知ってるか。少しばかり前に流行したSFのジャンルだ」
 ヘリポートに集まるケルベロスを前に、フィリップ・デッカード(ハードボイルドヘリオライダー・en0144)はそう言った。定義は様々だが、共通する要素としてはサイボーグのような、機械と人間の主体的な融合が物語の核と言われている。訥々とフィリップは語る。
「とは言え、別にSFの講義をするために集まってもらったワケじゃない。そのサイバーパンクをダシにして布教をしているビルシャナが現れた」
 ビルシャナ曰く、サイバーパンクも持っている刺激的なビジュアルに加え、肉体と精神、人間と機械の境界を探求する深遠な哲学。それこそが真のエンターテインメントである、と。
「酒の肴に聞く程度なら面白い話だろうが、相手はビルシャナだ。おまけに、もうビルシャナの配下になりかけてるヤツもいる。見過ごすわけには行かねぇよな。幸い、配下の正気を取り戻すのは不可能じゃない。要は、ビルシャナの論を覆せばいいってことだ」
 フィリップは紙の地図を広げて目的地にマーカーで印をつけた。
「場所はここだ。地方の電気街の雑居ビルの1フロア。時間は真夜中だし、ビルそのものには何のテナントも入っていない」
 広さはケルベロスが戦うには十分な広さが確保されている。存分に暴れられると言うように、フィリップはニヤリと笑う。
「敵はビルシャナとその配下十人。配下はただの人間だ。敵じゃないが、群れてこられてもちとばかし面倒だろうな。正気に戻すにはちと面倒だろうが、ビルシャナも連中もSFが好きらしい。会ってすぐにドンパチとはならないだろう」
 ビルシャナの攻撃方法は様々だ。ゴーグルを除いて精神を安定させたり、それっぽい語りで煙に巻こうとする、電子音で攪乱をする。直接的な攻撃は少ないものの、あらゆる手を駆使してケルベロス達を追い立てて来るだろう。
「問題の説得だが……そもそも、サイバーパンクの成り立ちは古いSFへの反発、パンクの精神から来ている」
 ビルシャナの論には大きな穴がある。深遠な哲学とは言え、それは数十年も前の話だ。それが語られる当時よりも、人間と機械の関係は進んでいる。ファッションで、デバイスで、あらゆる方法でインパクトのある説得を行うことができるだろう。
「ブリーフィングは以上だ。理屈だけじゃ説得は難しいが、サイバーパンクじゃ魂について語られるのは珍しくねぇ。連中の心を揺さぶるような方法を頼むぜ」
 頼りにしている。フィリップはそう言ってヘリオライダーの準備に入った。


参加者
霧島・カイト(凍護機人と甘味な仔竜・e01725)
峰谷・恵(暴力的発育淫魔少女・e04366)
ピコ・ピコ(ナノマシン特化型疑似螺旋忍者・e05564)
レテ・ナイアド(善悪の彼岸・e26787)
心意・括(孤児達の母親代わり・e32452)
エイス・レヴィ(ワールドイズユアーズ・e35321)
機械式魔導少女・壱百五号(遊撃の機士・e42377)
ナナツミ・グリード(貪欲なデウスエクス喰らい・e46587)

■リプレイ

●ザイオンの地
 寂れた雑居ビルの一室。下品なネオンの照明に照らされたそこで、ビルシャナと信者たちは思い思いの退廃に耽っている。電極(っぽい何か)を額に貼り付け、ゴーグルで緑と黒の格子状の世界を見ていたそれは、エレベーターが彼らのいるフロアに辿り着いたことに気が付いて、ゴーグルを跳ね上げ、そこから降りてくる八人と四匹を眺めた。
「ようこそ。ここは俺達の魂の反抗拠点。来るものが誰であれ歓迎しよう」
「魂の反抗拠点、ねぇ……こうして見るとなんだかサイバーって言うより世紀末ねー」
 心意・括(孤児達の母親代わり・e32452)は辺りをぐるりと見回して呟いた。身寄りのない子供の面倒を見ている彼女にとって、こうした乱雑な場所は好ましくないのだろう。
「世紀末とサイバーパンクが同一に語られることが多いのは否定しない」
「SFチックなものと世紀末って、一見すると違うように見えるけれど、どうして重なるの?」
 エイス・レヴィ(ワールドイズユアーズ・e35321)の何気ない問い。それを聞いてビルシャナが微かに微笑んだ。話し相手に飢えているオタクのそれだった。
「ほう、良い質問だ少年。どこまで押さえてきている?」
「どこまでって、一応有名な作品は勉強してみたけれど……」
「ならば、サイバーパンクの成り立ちから、いや。そもそもSFの始まりから……」
 恐ろしい早口と知識量で話を始めるビルシャナ。それを聞いて信者はうんうんと力強く頷いている。それを聞くケルベロス達がどんな表情をしているのかも無視している。時折エイスが質問を飛ばせば、1が10になって帰って来る有様だ。オタクとはそういう人種なのかもしれない。
「……分かってますよ。でも、これもお仕事ですから」
 不機嫌そうにくぁとあくびを漏らし、モノクロをかけたせんせいの尻尾がたしっ、たしっとレテ・ナイアド(善悪の彼岸・e26787)の頬を叩く。苦笑を返して、ビルシャナの話を聞いていた。話を聞きながら、ケルベロス達はそれとなく、戦闘が起こるであろう場所の隔離や避難経路の確認などの下準備をコツコツと進めていた。
「つまり、肉体と精神の境界はどこか? 人と機械の境はどこか? そもそもネットワークが発達した世界で肉体は必要なのか? それらの問いかけを成したSFがサイバーパンクと言う奴なのだよ」
 自信満々に言い放つビルシャナ。
「精神は肉体の影響を受けるものでもあるんだけどね。形のない水は容れ物の形に従うって言うけれど」
 それを聞いて、峰谷・恵(暴力的発育淫魔少女・e04366)は口許に指を当てながら、小さく呟いた。
「然り。精神は肉体によってその性質を歪める。そう、かの作品曰く肉体とはあくまで牢獄に過ぎないのだ」
 かの作品、ねぇ……ナナツミ・グリード(貪欲なデウスエクス喰らい・e46587)はビルシャナが経典のように抱えている一冊の本を眺める。モザイク柄の人型の描かれた古びたSF小説は、なんとなくビルシャナとなる前の人間を思わせる。
「肉体など精神を入れる器に過ぎないといいながら見目を彩ることでしか、自分達の主張を表現できない集団が肉体に依存していないと?」
 身も蓋も無いナナツミの言葉に、信者たちが一瞬だけざわめく。
「肉体と精神とは不可分のもの。単純な二元論で線引きができると決断するのは些か古い議論でありましょう。電脳空間が成り立つには肉体が先になければならないのであります」
「どちらが先か、という話にしか聞こえないな」
 機械式魔導少女・壱百五号(遊撃の機士・e42377)もまた、言葉を返す。信者たちに少しずつ動揺が広がる。けれど、ビルシャナは悠然と構えている。

●ミッドナイト・トークショー
「主張はおよそ把握しました。では、ここで一つ質問を」
 ビルシャナの話を聞き、改めて口火を切ったのはピコ・ピコ(ナノマシン特化型疑似螺旋忍者・e05564)からだった。一歩静かに踏み出したピコは、そのままぐるりとビルシャナと信者たちを見回す。
「この中に、レプリカントの方はいらっしゃいますか?」
 信者たちがぐるりとお互いを見回した。多くは地球人であり、レプリカント……すなわち身体を機械化した人間はどこにもいなかった。
「確かに、そのジャンルが興った頃は斬新だったのでしょう。ですが、その問いはある種私たちにとっては現実の問題なのです。あなた方の論は過去に固執してるようにしか見えない」
 そう。この場にケルベロスは八人中六人がレプリカント。
 そして、ダモクレスとレプリカントの違いは心の有無にある。明確なようで、極めてあいまいな線引きの中で彼らは戦っている。そして、ダモクレスとレプリカントとの戦いも知るところである。
「あなた方が好きそうなシチュエーションなのかと思いましたが……フィクションにかまけて、現実を見ていないのではありませんか?」
 ほんの少し、追い打ちのように声をかけるエイス。次第に信者の中でも動揺が広がりつつある。
「確かに……」
「そういうことさ。おまけに世間にゃネットやSNSに没入してる人が普通にいる。バーチャルアイドルなんてのも珍しくない。機械と人間の境界なんて、レプリカントじゃなくてもとっくに取っ払われてるんだ。困るだろ?」
 それでも尚受け入れない様子を見て、呆れたように付け加える姿があった。霧島・カイト(凍護機人と甘味な仔竜・e01725)だ。カイトは徐々に同様の広がる信者たちを見て、ニヤリと笑う。
「落ち着け。そういった温い言論が嫌だから、俺達はこうして集まったんじゃないのか?」
 動揺が広がる信者たちを前に、ビルシャナは少しだけ慌てた様子でフォローに入る。苦し紛れと言えなくもないが、数人は立ち止る。
「改革や是正を謳わない否定はただの現実逃避でありましょう。主義主張もなく、こんな場所で腐ることがパンクとは思えないでありますな」
 壱百五号の言葉が決め手だった。どこか遠くを見ていたような信者たちの表情が、(それでも濁ってはいるが)輝きを取り戻す。
「ええ。刺激的な反抗は日常を知ってこそです」
「そこの鳥人間なんかサイバーとはかけ離れた存在よね。付き合う相手は選んだ方がいいと思うわー?」
 レテや括の誘導に従って、ビルシャナの異形の姿、ケルベロスとの間に生まれるピリピリした空気を感じ取りつつ、正気に返った市民がフロアを飛び出していく。
「そうだ。俺達は計画された世界に生きている、のか……?」
「以後は終わった。時代は誰でもケモ耳幼女になれるんだ!」
「そもそも生き方が決定づけられる以上、自由意志は無意味!」
 言ってることはよくわからないが、とにかくすごい自信と勢いだ。少なくとも、その様子はケルベロス達にしてみれば、ビルシャナの言葉に従って自分達だけ世界に閉じこもっているよりも、いくらかパンクをしているように見えた。

●悲しき性
 信者の半数は、部屋を出ていった。残ったのも、士気というか、パンクな粋がりを潰されて居心地が悪そうになっていたり、逆ギレめいて荒い息を上げながら手にした瓶や手裏剣(プラスチック製)を持ってじりじりと身構えている。ビルシャナも同じく、自らの教義を邪魔されたことに苛立ちを隠していない。
 いつ戦闘の火蓋が落ちてもおかしくはない。
「思ったよりも、頑固なんだね……これじゃあ、しょうがないか」
「何だ……ナンオラー! こっ、子供と言っても容赦せんぞ、オラー!」
 緊張を破るように、恵はため息をついた。殺気立つ信者を前に、少女ははらりとコートを腕に引っかけるように半脱ぎになる。露わになるのは幼い顔立ちとは裏腹の肢体。そのバストは豊満であった。黒いシンプルなビキニが、あどけない表情を際立たせる。
「バーチャルなのもいいけれど、フレッシュの感覚も悪くないんじゃないかな?」
「アバ―ッ!」
「羨ましく……ないけど。羨ましくない。ないんだ……」
 嗚呼、SFファンという基本的に日陰で暮らす生き物の悲しき習性――即ち、女性にめっぽう弱い。いくらサイバーパンクの中でハードボイルドを気取ろうと、非モテという事実には変わらない。ビルシャナまでもが羨ましそうにその様子を見ている。
「さ、終わったら幾らでも相手してあげるよ」
 年齢に似合わぬ蠱惑的な笑み。なんやかんやであしらわれるのだと分かった上でも抗えぬ誘惑だった。腕に感じた柔らかさを思い出してにやにやしながら、男たちは出ていった。
「ええい! 羨ま……じゃなくて、これだから肉体など檻に過ぎんと言ったのだ! そもそも性に囚われてる時点でナンセンスなのだ。仮想空間であれば性を超越できる。肉欲を乗り越えた先にこそ、純粋な愛があるのであって――」
 一人取り残されたビルシャナ。フレッシュな感覚を味わえなかった嫉妬とか信者を解放された怒りとかそれなりに感じている生命の危機とか色んな感情がごたまぜになりつつも、それっぽい論を展開してケルベロスを惑わせようとする。けれども、負け惜しみと分かっている言葉を聞くほど彼らも暇では無かった。
 自己満足甚だしいビルシャナの言葉に、うんざりしていたのだ。
「邪魔も無くなったところで、それじゃあひとつ……型にはまったなんちゃってサイバーパンクに溺れる鳥野郎に、現実(リアル)を分からせてやるとするか!」
 バイザーを下ろし、戦闘準備に入ったカイトの呼びかけに応じて、たい焼き器めいた熱々の鉄板を纏ったボクスドラゴンのたいやきがビルシャナに肉薄、そのまますくい上げるように体当たりをぶちかます。命中した箇所をブラスターによって急速冷却。
「必要なことだからするだけで、ビルシャナにする気はないよ」
 別にビルシャナを喜ばせるためのものじゃないから、と恵の構えた光の剣が一閃。言い訳をしつつも、当ててんのよを堪能できないビルシャナは外傷と同じくらい傷ついていた。
「ソウ、よろしくね……それじゃあ、私もレプリカントだし、ちょっとくらい、ええと……さいばー、ぱんく? っぽくやってみようかしら」
 括が普段通りの穏やかな声でパートナーのウイングキャットに支援を呼びかける。しかし、ビルシャナへと向かう彼女の踏み込みは素早く、そして力強い。
「そーれ、さいばーぱーんち!」
 ヒュッと軽い風を切る音と共に、鋭い拳がビルシャナのボディに深々と突き刺さった。げぅ、と変な声を漏らしながらビルシャナは心の中で思う。どの辺にサイバー要素があるんだろ。けれど、テクノロジーも何もない物理的な一撃は、それはそれとしてパンクなのかもしれない。

●ディパーチャ。そしてアライバル
「くっ……だから、ケルベロスは苦手なのだ。いつも邪魔をして!」
 ビルシャナが手元のツマミをぐいと捻る。部屋に流れていた音楽が更に激しさを増し、音割れもあって電子ドラッグもかくやと言うような奇天烈な音を流す。
「聞く必要はありません。……想起し祷れ。灰の十字を描かれたなら!」
 せんせいがビルシャナの放つ音や声に惑わされないように加護を与える。その間に、レテの詠唱がケルベロス達に力を与える。
「余談ですが、レプリカントはある種の処置によって後天的になれる種族のようです。ビルシャナがそうなった事例はありませんが、試してみますか?」
「断る! どう見ても手術と言うか、解体だろう!」
 ピコがそれとなく見せたドリルや工具の数々。本気とも冗談ともつかない彼女の言葉に、ビルシャナの毛が総毛立つ。
「そうですか。でしたら……ダミー投影開始。小手先の技もこちらが上です」
 ピコの散布したナノマシンが像を結び、ケルベロスを模したデコイがあちこちで動き回る。サイバーパンクっぽい技にビルシャナが一瞬だけ感心し、「言ってる場合か!」と焦り出す。
「105よりパワーズ。デコイに乗じて吶喊をかける。合わせろ」
 壱百五号の声を聞いて、ライドキャリバーのパワーズがエンジンを唸らせる。パワーズが何度も突撃を仕掛け、ビルシャナの行動を縛る。その中に見えた隙に乗じて、壱百五号は砲撃の反動で加速し、巨大な銃剣でビルシャナの胴を薙ぐ。
「ええい。こうなれば……」
 ビルシャナが苦し紛れにゴーグルをかける。その中にどんな映像が流れているのか、はたまた電子ドラッグめいたものなのか。ビルシャナの身体が一瞬弛緩する。
「させませんよ!」
 ビルシャナが回復を試みようとしている様子を見て、すかさずウィルスを射出。ビルシャナの体内で暴れ狂う対デウスエクスウィルスが、ビルシャナの感覚を鈍らせる。
「この拳は魂を喰らう。そして、喰らった魂は私に融ける……」
 ケルベロス達の絶え間ない連携と攻撃。デコイに紛れてナナツミもビルシャナに肉薄する。苦し紛れにビルシャナが逃れようとするが、それが彼女の狙いだった。徐々に逃げ場を奪い、壁際へと追い詰め、そして貫手が、ビルシャナを穿つ。
「それもまた、サイバーパンクらしくはありませんか……?」
 少女の小さな囁き。それがビルシャナの最期に聞いた言葉だった。
「魂は肉体に宿るか精神にやどるか……もしもそれが一度殺されて改造されたヤツだったら、どこにあるんだろーな」
 電子音の流れるビルの一室で、カイトは静かに呟いた。ケルベロス達が聞いていたのかどうかは分からない。そして、答えの出るような問題でもない。
 けれども、能天気に無責任な言葉を振りかざすビルシャナを羨ましいと思うことは無かった。

作者:文月遼 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2018年2月16日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 4/感動した 1/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 7
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