オウガ遭遇戦~幼鬼は餓えに哭く

作者:地斬理々亜

●幼き鬼神の飢渇
 岡山の山中に、巨大な岩石が存在している。
 そこに、小さな人影が現れた。
 一見、十歳に満たない幼女のような姿である。だが、頭部や背中から生えた、金色に煌めく角が、彼女が人間ではなくデウスエクスであるということを示していた。
「足りない……」
 縛霊手を装着した腕を伸ばし、彼女は樹木の幹に手をつく。
 そのまま彼女が軽く力を込めただけで、頑丈な幹は、根元からめきりと裂けた。まるで、筒状に丸めたポスターへと横から圧力をかけたかのように、いとも簡単に、樹木はへし折れた。
「足りないよ! 足りない! 足りないよぉ! うああぁぁああん!!」
 泣き叫ぶ、幼女の姿のデウスエクス……オウガの瞳に、知性の色はない。
 彼女は、轟音とともに倒れていく樹木を背景にして、歩き始めた。

●ヘリオライダーは語る
「リィ・ディドルディドル(悪の嚢・e03674)さんを始めとした皆さんが、探索を進めてくださっていたことにより、オウガに関連する予知を得ることができました。岡山県中山茶臼山古墳周辺に、オウガが多数出現します」
 白日・牡丹(自己肯定のヘリオライダー・en0151)は切り出した。
「オウガが出現するのは2月3日。残念ながら、ゲートの位置までは特定できませんでした。それから、出現するオウガは、強度の、グラビティ・チェインの枯渇状態です。知性が失われており、ひたすら人間を殺してグラビティ・チェインを奪おうとするようです」
 この状態では話し合いは全くできない、戦うしかない、と、牡丹は語る。
「オウガ達は、多くのグラビティ・チェインを求め、節分の神事で多くの人が集まっている吉備津神社方面に移動する模様です。よって、皆さんは、中山茶臼山古墳から、吉備の中山細谷川までの地点で、オウガの迎撃を行ってください」
 牡丹の説明するところによると、中山茶臼山古墳周辺には、表面が鏡のように平板であるという鏡岩を始めとした、巨石遺跡が多くあるという。
 そうした巨石の周辺にオウガが現れることが多いようなので、巨石周辺での迎撃を行うか、もしくは、敵が必ず通過する地点である、吉備の中山細谷川の隘路の出口で迎撃をして欲しい、と牡丹は述べた。
「ここにいる皆さんが戦うオウガの武器は、両腕に装着した縛霊手です。ヒールは使わず、クラッシャーからの重い一撃を繰り出してきます。使用するグラビティは全て頑健、見切ることは容易でしょう。ですが、見切ってもなお、命中率は高いと考えられます。しかも、一撃受けるだけで、一気に危険に陥りかねないほどの、とんでもない威力の攻撃です。決して油断なさらないでください」
 牡丹は真剣な表情で告げ、さらに続ける。
「さきほども説明したように、出現するオウガは、グラビティ・チェインの枯渇状態です。よって、このままグラビティ・チェインを補給しなければ、コギトエルゴスム化してしまうようです。オウガは、その前に人間を殺してグラビティ・チェインを奪おうと、侵攻してきます」
 そのオウガの、迎撃地点の候補は2か所だ。それについて牡丹は補足する。
「まず、出現ポイントたる巨石群。周囲に一般人がいませんので、戦闘に集中できるでしょう。ここで戦うのであれば、コギトエルゴスム化までの時間は20分ほどです。その前に戦いの決着がつく可能性が、非常に高いでしょう」
 続いて、2か所目の迎撃ポイント、吉備の中山細谷川の隘路の出口について。
「途中の経路は不明ですが、最終的にここを必ず通るので、確実に迎撃できる地点になります。ただ、こちらは、節分のイベントで人が集まっている吉備津神社に近い場所です。突破されてしまうと、一般人に被害が出てしまいます。コギトエルゴスム化までの時間は、こちらで戦う場合は、戦闘開始後12分程度になります」
 ですが、と牡丹は付け加える。
「オウガの戦闘力は高く、加えて敵は常に全力で攻撃をしてきます。わざと戦いを長引かせるようなことをすると、ケルベロス側が大きく不利になってしまいます。コギトエルゴスム化を狙うのであれば、相応の作戦や戦術が必要になるでしょう」
 最後に、牡丹はこう言った。
「オウガを滅ぼさずに対処することができたなら、今後のオウガとの関係を良好なものにできるかもしれません。もしも、皆さんが負けて、一般人が犠牲になるようなことがあれば、本末転倒ですが……私は、皆さんのことを信じています。必ず、勝ってくださると」


参加者
ノーフィア・アステローペ(黒曜牙竜・e00720)
アイリス・ゴールド(愛と正義の小悪魔・e04481)
カルナ・ロッシュ(彷徨える霧雨・e05112)
シャイン・ルーヴェン(月虹の欠片・e07123)
スミコ・メンドーサ(グラビティ兵器技術研究所・e09975)
長船・影光(英雄惨禍・e14306)
クロエ・テニア(彩の錬象術師・e44238)
イリス・アルカディア(レプリカントのパラディオン・e44789)

■リプレイ

●迎撃のために
 ケルベロス達は、吉備の中山細谷川近くへと、ヘリオンから着地した。彼らは急ぎ足で、迎撃地点へと向かう。
「吉備津神社の近くって話だったけど、思ってたより、神社まで距離があるみたいだね」
 言ったのは、ケルベロスの一人、イリス・アルカディア(レプリカントのパラディオン・e44789)だ。
「そうだな。これだと、神社は殺界形成の範囲外かもしれない」
 シャイン・ルーヴェン(月虹の欠片・e07123)が呟く。大勢の人が戦場の近くにいるのなら、自分の種族特徴を使って人払いを……と考えていたが、杞憂だったようだ。
「それに、もし祭りの会場から人がいなくなったら、予知から外れてしまう恐れもありますしね」
「ん、なるほど。ラジャー」
 カルナ・ロッシュ(彷徨える霧雨・e05112)の言葉に納得した、スミコ・メンドーサ(グラビティ兵器技術研究所・e09975)は、インカムを切る。警察に一般人の避難を依頼しようとしていたスミコだが、確かに、オウガの通過ルートが変わって迎撃できなくなったりしたら問題だ。
「……できることはこのくらいだな」
 長船・影光(英雄惨禍・e14306)はキープアウトテープを取り出し、道に貼り付けた。
「ま、でも要は、突破されずにアタシ達が勝てば、何も問題はないってヤツ?」
 女子高生風味のノリで、クロエ・テニア(彩の錬象術師・e44238)が小首を傾げてみせる。
「そういうことだねー。頑張ろっか」
 ノーフィア・アステローペ(黒曜牙竜・e00720)が、頷いて、ぐっと右拳を固めた。傍には、ボクスドラゴンの『ペレ』が寄り添う。
「幼女は世界の、いや宇宙の宝。救えるなら救いたいものだ」
 アイリス・ゴールド(愛と正義の小悪魔・e04481)の語る幼女愛は、ともかくとして。
 救えるなら、救いたい。それは、この場のケルベロス8名の総意でもあった。
 かくして、迎撃地点に到着したケルベロス達の耳に、やがて、ぱき、と、小さな音が聞こえた。
 小枝を素足で踏みしめる音である。
「足りない……足りないよ……」
 現れたのは、小さな体躯のオウガだ。
「黒曜牙竜のノーフィアより今は名乗れぬ幼きオウガへ」
 ノーフィアの言葉は、いつも通りの殺し合いなら、『祝福を』と続く。だが、今回は。
「……条件付きで助けに来たよ。今はひとまず眠ろうか!」
 ノーフィアは竜の翼を広げ、しっかりと地面に両足をつけて、オウガの正面に立ちはだかった。

●耐久戦の始まり
「足りないぃ!」
「おっと!」
 叫び、突進してきたオウガの一撃を、ノーフィアは腕で受け止める。
 相殺はできず、吹き飛ばされ地面にバウンドしたノーフィアは、後転し素早く体勢を整えた。
「キッツイのだよね」
 ノーフィアの呟きは、受けた痛みについてではなく、飢餓状態にあるオウガの姿を自らが見ることに関してである。
「まずは足止めだ!」
 スミコは、制圧射撃の準備ができていなかったため、似た効果であるグレイブテンペストを選び、薙ぎ払う一撃を放った。だが、これをオウガは回避する。
 けれど、次の瞬間には、カルナがオウガの懐に飛び込んでいた。
「穿て、幻魔の剣よ」
 圧縮された、高密度な魔力の塊による一撃、『閃穿魔剣(アルター・エッジ)』。カルナが形成した不可視の刃が、オウガの身を穿った。
「ペレ、そっち行ける? オッケー頼んだ!」
 ノーフィアの鋭い蹴りがオウガを捉え、続いたペレのブレスがオウガへと浴びせられる。
 影光は、マインドリングをかざして光の盾を具現化し、ノーフィアの防護を強めた。
「私と共に踊れ!」
 逃走を防ぐべくオウガの後方に回り込んだシャインが、『舞踏乱舞』を叩き込む。流麗に舞うがごとく、軽いステップを踏みながら、重い蹴りを無数に見舞った。
「イエスロリータゴウバインド! Let's緊縛play♪」
 アイリスは、縄で素早くオウガを縛ると同時に、快楽を引き出すサキュバス式神経毒を打ち込んだ。これぞ『サキュバス直伝捕縛術』である。なんやかんやでオウガの動きが鈍る。
「拘束して気持ちよくなるオクスリ打って逃走防止に腱を切る……なんと犯罪チック、おまわりさんボクです」
 こんなことを言っているアイリスである。まさにサキュバス、と言いたいところだが、彼女はレプリカントである。
「頑張ってっ!」
 イリスが、声援と共に、光の盾をさらにノーフィアへと重ねた。
「いつだって出会いが肝心ってネ!」
 クロエは、オウガの注意を引くよう意識しつつ、攻撃の狙いを定める。
「術式、セット! 天より降れ、地より絡めよ、汝の身を染めるは……潰崩の赤! シュート!」
 クロエによって、錬象の術式を込めた赤の弾丸が放たれる。『潰崩の赤(スクラッシュ・ルベル)』。弾丸から生まれた波動は、溶岩の濁流のようにオウガを呑み込んだ。
「ううぅ……足りない……」
 オウガが低く唸り声を上げる。その縛霊手は、波動に浸食され、じわりと腐食していた。
「アタシはクロエ。よろしくネ?」
 クロエはオウガへ向けて、可愛いポーズつきで自己紹介をしてみせた。

●盾たる者の矜持
 オウガは、ひたすらノーフィアを攻撃対象として選択し続けた。
 理由はおそらく、正面に立ち塞がっているから、というだけだろう。
「折角ですから、僕とも遊んでくださいよ」
 カルナが、ファミリアを射出すると同時、オウガの注意を自分に向かせるために言葉を放ったが、効果はなかった。
 スミコやシャイン、それに影光といった、他のディフェンダー達がしばしばノーフィアを庇い、さらに、属性インストールやマインドシールド、気力溜めにヒールドローンなど、無数のヒールがかけられているものの、それでもなおノーフィアの傷は深い。
「こっちは通行止めさ」
 ノーフィアは、口の端から流れる血をぐいと拭う。
「誰も死なせないさ?」
 彼女は不敵に笑ってみせた。
 サーヴァントの主人であるノーフィアが持ちこたえることが可能になっているのは、幾重にも張られた防護の盾と、オウガにいくつも付与された武器封じの恩恵であろう。
 しかし、それでも、ヒールできないダメージが次第に積み重なって、ノーフィアの体の傷は増えていく。
 戦いが進むにつれ、段々と、段々と。
 そうして、戦闘開始から5分が過ぎた頃に、その瞬間は訪れた。
「足りないいいぃ!!」
 左右から両腕の縛霊手で挟み込む、オウガの一撃がノーフィアに向かう。
「ああ。これは……」
 避けられないね、とノーフィアは呟く。
「ペレ、みんな。後のことは頼んだのだよ?」
 ずしゃ、という大きな音と共に、血飛沫が上がった。

●ひとり、またひとり
 ペレが、倒れたノーフィアに心配げな視線を向けている。
 サーヴァントであるペレが即座に消滅せず、そのまま存在していることは、ノーフィアに息があることを示している。
 しかし、彼女の安全を確保している余裕はない。オウガがとどめを刺さないことを祈りながら、耐え続けることしか、ケルベロス達にはできなかった。
「くそう! 時間が長く感じるぜ!」
 思わず口汚く言いながら、スミコはドローンを射出。『集中治療(インテンシブ・ヒール)』により、自分が受けている負傷を修復した。
「落ち着いてください。僕達は貴方を殺したくはないのです。貴方がこの星を受け入れれば、その飢えからも解放されると思います」
 オウガの攻撃に備え、中衛へとヒールドローンを飛ばしながら、カルナはオウガへと声を掛ける。血走ったオウガの目、その視線が一瞬カルナに向けられたが、それだけだった。
「……」
 影光の、紫色の瞳に映るのは、ノーフィアを守ろうとするかのようにタックルをオウガへとかけていく、ペレの姿。
 彼は何も言わずに、前衛の仲間に向かってドローンを放ち、治療した。
「私達と共に地球を愛して欲しい、貴方は殺さない。だが、目的は阻止する」
 シャインの、絹糸のような銀髪がさらりと流れる。しなやかな脚で地を蹴り空中へ舞って、彼女が繰り出した視認困難な斬撃は、ジグザグの傷をオウガに刻み、痺れを始めとした状態異常の度合いを増した。
 行動阻害に力を入れるアイリスも。ガジェットガンと『潰崩の赤』の二種の弾丸でオウガを撃ち、加えて遠隔爆破をも行ったクロエも。時にオーラで、あるいは「スカイクリーパー」の歌で、メディックとして懸命に前線を支え続けたイリスも。誰一人として、油断などしていなかった。
 スミコの運が、悪かっただけである。
 放たれた、オウガの縛霊手による一撃が、彼女の鳩尾に綺麗に入ったのだ。グラビティシールドの展開を試みた彼女だったが、それでも、である。
 斜め上に吹き飛ばされたスミコは、背中を派手に樹木に打ち付け、衝撃で幹を折り、そのままぐったりと動かなくなる。
 これが、戦闘開始から8分を少し過ぎた頃の出来事だった。

●幼鬼と番犬の運命
 2人のケルベロスが倒れた今、少しの判断ミスも許されない。
「カルナ、跳べ!」
 オウガの攻撃の矛先を見て、シャインがすかさず叫んだ。
「はい!」
 それに従い跳躍したカルナ。その真下で、左右から迫ったオウガの両腕がぶつかり合い、激しい音を立てた。
 回避に成功したのである。シャインによる警告だけではなく、プレッシャーや捕縛の付与による命中率低下もあってのことだろう。
 加えて、無数にかけられたパラライズが、1回、2回、と、オウガの行動を失敗させ始めた。オウガのコギトエルゴスム化までの時間は、着実に近づいていく。
「あと少しです」
 カルナによるファミリアの一撃と、ペレのブレスがオウガを苛んだ。
「ううぅ!」
 鬱陶しそうに、オウガは声を上げる。
 そんなオウガは、体力的には、瀕死とはほど遠い状態と呼べそうに見えた。ダメージを与えることを重視せず、時間を稼いで粘る今回の作戦においては、これは悪いことではない。オウガにヒールをかけることも視野に入れていたケルベロス達だが、その必要はなさそうだ。
 その状況を確認した影光は、マインドリングから光の剣を具現化。オウガを斬りつける。
「清浄なる光の剣よ、汝の力を示せ!」
 シャインもまた、指輪から引き出したエネルギーの剣を、オウガの背中に向けて横薙ぎに振るった。
「逃がさないよ。ボク達と帰ってもらうからね」
 棒読み口調の声が響く。シャインの直後に動いたアイリスが、オウガの脚の腱を狙って日本刀で斬りつけたのだ。ローテンションで無表情なアイリスだが、彼女の、幼女にかける情熱は、間違いなく本物だろう。
「そうだよ。ねえ、一緒に帰ろうっ」
 アイリスに同意するように、オウガへと言ったイリスが、ぱちっ、と放電する。『クイックスパーク』による牽制攻撃である。シンプルだが隙の少ないそれは、オウガに痺れをもたらした。
「アタシの想いは、いつだって全力!」
 クロエがスイッチを押したなら、オウガの体に貼りついた不可視の爆弾が、遠隔操作で起爆した。どん、と煙が上がる。
「あああぁあ!!」
 その煙を突き抜け、オウガは突進してきた。その先には、影光。
「……」
 彼の心の天秤は、『リスクを負ってでも誰かを救う』ことへと、傾き始めていた。
「脆い的ぐらいには、なってやれる」
 影光は呟き、両腕を広げた。
「……理性を失うほどの、苦しみ。俺には、それを止めることはできないが。せめて、苦しみを紛らわしていくといい」
「うう、あああぁぁああ!!」
 オウガの右腕が突き出される。
 それは、影光の腹部を貫通した。
 こふ、と血を吐き、それでも影光は言う。
「死ぬな」
「あ……ああぁ……」
 オウガは腕を影光から引き抜く。影光が崩れ落ちた直後、オウガもまた膝をついた。
 12分、ケルベロス達は耐えきったのだ。
 オウガが倒れ伏し、その姿は消え、煌めくコギトエルゴスムが地面に転がった。

●おにはそと
 この場所に現れる敵はもういないと判断したケルベロス達は、そのまま10分ほどの休憩をとり、戦闘不能者の回復を待った。
「ん……どうにかなったみたいだねー」
 ノーフィアが意識を取り戻し、状況を察した。不安げに見守っていたペレが、安心した様子を見せる。
「本当、マゾいミッションもあったもんだ」
 スミコも起き上がり、フィルムスーツの土埃を払い落とした。
「……終わったか」
 影光もまた、ゆっくり身を起こす。
「ご無事で何よりです」
 カルナがヒールの手を止め、微笑む。
 シャインは、その様子に安堵してから、アイリスが持つコギトエルゴスムへと顔を向けた。
「今後仲良くなりたいわね」
 目を細め、静かに、涼やかな笑みを浮かべるシャイン。
「うん、ボクもっ。仲良くしたいな」
 イリスも頷き、この先へと想いを馳せる。
「今度、正気の時に会えたら、お返しで殴る権利をあげる」
 クロエはコギトエルゴスムへと語りかけた。そんな日が来るのが楽しみ、と。
「幼鬼ちゃんが地球を愛してくれるといいのぉ」
 アイリスはコギトエルゴスムを胸元に納める。
「ちょうどいい、まずは祭りの楽しさを知ってもらおうか」
 そのままアイリスは、神社へと足を向けた。
 きっと聞こえてくるだろう、『鬼は外』の声が。
 そうしたならば、アイリスはこう言うのだ。
 ――ほら、みんなも早く珠の外に出てきて欲しいって言ってるぞ。

作者:地斬理々亜 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2018年2月3日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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