拳闘は火花のごとく

作者:波多野志郎

 ――拳が軽快な風切り音と共に、空を穿つ。
 人間がこの世に生を受けた時に装備している最初の武器、それが拳だ。闘争の歴史を紐解けば、常に最初に洗練される技術――それが拳闘、ボクシングである。
 数千年の歳月の積み重ね、現代はボクシングという形でそれは受け継がれていた。ただの二つの拳から繰り出される、無数の軌道とコンビネーション。フットワークという足の動きも加えられれば、得られる選択肢はまさに無限に等しい。
 その男もまた、そんな拳闘に魅せられた者の一人だった。山をフットワークで下りながら、目の前に敵が居ると仮定して行なわれるシャドウボクシングは圧巻の一言だった。
「うん、いいね。まだまだ満足してないっていう飢えが見えるところが特にいい」
「――!?」
 男が、不意にかけられた声に反射的に振り返る。そして放たれる、右フックから左のボディブロー、ステップを刻んでの右ストレート。
 もはや、反射レベルで体に刷り込まれたコンビネーションだ。何人ものボクサーをマットに沈めた男の拳は――しかし、幻武極を小揺るぎもさせられなかった。
「いい拳だ、僕のモザイクは晴れなかったけどね」
「ぐ、あ!」
 幻武極は、不意に右腕を閃かせる。ガチャリ、という音を男を聞いた、そんな気がした。グラリと男が倒れた後、そこに立っていたのは一人のボクサーだった。
 黒のトランクスとリングシューズ、両の拳を覆うのは10オンスのグローブ。そのグローブが、即座に空を切った。三発の左のジャブからの右ストレート、その切れは元になったはずの男のそれを越えていた。
「さあ、行ってきなよ。存分にその拳を振るってくるといい」
 幻武極の言葉に、ボクサーは踵を返す。その赤いグローブを本物の血で染める、そのために……。

「山でトレーニング合宿をしていたボクサーの方が、襲われる事件が起きました」
 セリカ・リュミエール(シャドウエルフのヘリオライダー・en0002)は、真剣な表情で状況説明を始めた。
 ドリームイーターの幻武極は、自分に欠損している『武術』を奪ってモザイクを晴らそうとしている。今回襲撃したボクサーの武術ではモザイクは晴れないようだが、代わりにボクサーのドリームイーターを生み出して暴れさせようとするのだ。
「このボクサーは、襲われた方にとって理想のボクサー像そのものです。かなりの強敵になるでしょう」
 不幸中の幸い、このドリームイーターが人里に到着する前に迎撃する事が可能だ。待ち受けて、犠牲が出る前に撃破してほしい。
「相手は一体、ボクサーらしく拳で闘うようですね。この拳のコンビネーションは、とても脅威です」
 単体攻撃しかしてこないが、その狙いをすました鋭さは恐るべき威力を秘めている。油断すれば、文字通りKOされてしまうだろう。
 戦場となるのは、山の中だ。木々も多く、あまり近接戦闘を行なうのには適していない。こういう立地を利用して戦うのも、工夫さえできるのなら有りだ。
「何にせよ、元になったボクサーさんも人の命を奪うのは望んでいないはずです。犠牲が出る前に、終わらせてください」


参加者
結城・レオナルド(弱虫ヘラクレス・e00032)
高原・結慰(四劫の翼・e04062)
アンジェラ・コルレアーニ(泉の奏者・e05715)
神原・燐(冥天・e18393)
クオン・ライアート(緋の巨獣・e24469)
草薙・ひかり(闇を切り裂く伝説の光・e34295)
エレアノール・ヴィオ(朱の鉄鎧・e36278)
王・美子(首無し・e37906)

■リプレイ


「この辺りなら、いいでしょう」
 周囲を見回し、結城・レオナルド(弱虫ヘラクレス・e00032)が呟いた。おそらく過去に伐採が行われたのだろう、森の中にあっては拓けた場所だ。レオナルドは、自分の手が震えているのに気付いて、強く握り締める。
「今まで何度かボクサーのドリームイーターと闘ったけど、それでもやっぱり気持ちの昂りは抑えられないね! 今回もプロレスとボクシングの熱い異種格闘技戦をお届けしちゃうよ!」
 こちらは武者震いしながら、草薙・ひかり(闇を切り裂く伝説の光・e34295)が笑みをこぼした。その視線の先には、この寒空の下で黒のトランクスとリングシューズ姿の人影へと注がれていた。
 理屈ではない、歩く姿を見ただけで強いとわかる。ボクサーの階級制度とは、自身の身長に見合ったラインとして設けられたものだ。そこに収める事で最大限の戦闘能力を発揮できる、いわば研ぎ澄ました刃と同じだ。
「真面目に武芸に励む方を襲うなんて……」
 エレアノール・ヴィオ(朱の鉄鎧・e36278)は、眉根を寄せる。だが、幻武極の所業に対する憤慨と同時に降魔拳士としての興味があった。あの研ぎ澄ましたボクサーがどんな技を見せるのか、その期待がある。
 ボクサーが――ドリームイーターが、立ち止まる。その距離が間合いなのだろう、王・美子(首無し・e37906)が言い放つ。
「アンタの武術、試してみるか?」
 それに対する返答は、簡潔だ。ファイティングポーズだ。わずかに前傾気味なのは、攻撃的なインファイターだからだろう。
「どっかの誰かさんなら意気揚々と今回の事件に参加してたのかな……? 何か既に似たような事件に参加してたっぽいし……はぁ、メンドイ……」
 相手の強さが伝わったからこそ、高原・結慰(四劫の翼・e04062)が言い捨てる。その言葉に、神原・燐(冥天・e18393)が小さく微笑む。
「そうですね、でも……」
「そうね」
 みなまで言う必要はない、と燐の言葉にうなずき、結慰が言った。
「あなたが生まれ、紡いだ時の歴史は此処でお終い。これ以上、野放しするつもりはないよ」
「正々堂々、勝負、です!」
 一対九なのは華麗にスルーして、アンジェラ・コルレアーニ(泉の奏者・e05715)がそう告げるとドリームイーターがふっと体を消した。
 消えた、そう思えるほどスムーズかつ速いフットワークだ。一辺18フィート以上24フィート以下、六メートル弱から七メートル強のリングを縦横無尽に使うのがボクシングだ。この間合いの広さも、ボクシングの恐ろしさの一つだろう。
「ふむ。拳闘家、か。面白い、相手にとって不足は無いッ」
 クオン・ライアート(緋の巨獣・e24469)が笑みをこぼし、地面を蹴った。ゴングの音はない、しかし、出会ったからには無慈悲に戦いの幕が上がる。
 一対九の異種混合格闘技戦が、開始された。


「ははははははは! 待ってたわよ!」
 ひかりが真っ直ぐに、前へ出る。胸や腰に大胆なカットの入った、愛用のゼブラ模様のリングコスチュームで前に出るその姿は、まさにボクシング対プロセスの異種格闘技戦を連想させた。
 来る、そうわかっていたからこそひかりは覚悟を決める。受けて返す、それがプロレスのスタイルだからだ。だからこそ、見えない右ストレートをひかりは真っ向から受けて――ほんの一瞬、視界が白く染まった。
「う、わ……!」
 プロレスの重い打撃とはまったく違う、鋭く突き刺さる衝撃にひかりが笑みをこぼす。素手の打撃とはダメージの質が違う、グローブがあるからこその衝撃――グローブとは拳を守る防具ではなく、立派な武器なのだ。
「面白――いね!」
 その場でひかりは跳躍、高空ドロップキックをドリームイーターへと放つ。それを上げたガードでブロックしたドリームイーターは、そのまま足を使って間合いを開けた。
「では始めようか。先ずはウォーミングアップから、行こう」
 駆けながら、クオンが破壊の王を砲撃形態へと変え砲弾を叩き込む。ドォ! と鈍い爆発音が森に響き渡った。クオンの轟竜砲を左のグローブで捌き、ドリームイーターは前に出る。
「襲われた人がいるのに不謹慎ですが――それが、極めたボクシングですか」
 レオナルドが、合わせて前に出る。左右から振り放たれる「空間」ごと斬り捨てる二刀斬空閃を、左右のステップで浅く切り裂かれるだけでドリームイーターは掻い潜った。前後左右、どの方向に相手が位置取りを行なうか読めないボクシングにおいて、その空間認識能力はまさに脅威だ。
「ふざけた動きだが……!」
 木々の間を駆けながら、美子の首の炎が燃え上がる。長く引く炎は、まさに獣の尾だ。縦横無尽に駆け巡り敵の喉笛を狙う狩猟獣のごとく、美子はクイックドロウの銃弾を打ち込んでいく!
 ザッ! とドリームイーターの爪先が、地面を削った。左右へ軽快なステップ、アウトボクサーのジャブに反応するようにドリームイーターは銃弾を叩き落としていく。
「まだよ」
 そこへ、赤い袴を翻した巫女服姿の結慰が跳躍する。前の割れた袴からすらりと伸びた足を振り上げ――ドリームイーターの頭上へと踵を落とした。
 ドリームイーターは結慰のスターゲイザーを両のグローブでブロック、着地の瞬間を即座に二発のジャブで牽制する。それを許さなかったのは、強引に割り込んだアンジェラだ。
「あう、やらせませんよ!」
「まずは準備を整えましょう」
 エレアノールの言葉に、アンジェラがうなずく。エレアノールが仲間の背後に色取り取りの爆発を巻き起こし、アンジェラが黄金の果実から聖なる光を放った。
 そして、燐の祝福の矢とナノナノの惨禍によるナノナノばりあが、ひかりを回復させる。
「回復は任せてください」
「お願いね」
 燐の言葉に返し、結慰は地面を蹴る。ケルベロス達が、ドリームイーターを囲んでいく――敵の包囲網の中で、理想のボクサーは戦意を表すようにファイティングポーズをかためた。


 拓けた戦場は、文字通りドリームイーターの領域だ。リングのように自由自在にフットワークを使い動き回り、ケルベロス達に的を絞らせない。一部の者にとっては、まさに見たいものが見れるシチュエーションではあったが――。
「ボクシングの試合ならきっとここでブレイク、ですが……この場ではこのまま続行、です!」
 3分経過して、アンジェラがドリームイーターに迫る。ドリームイーターは、それに応えて鋭く迎撃に出た。
 最初に感じたのは、ガン! という衝撃だ。顎を強打する左のショートアッパーに、アンジェラの足が強引に地面から引き剥がされる。アンジェラがカハ、と息をこぼした次の瞬間、覆い被せるような右フックがこめかみに左のリバーブローがアンジャラに突き刺さった。まさに、刹那で放たれるコンビネーションブロウに、アンジェラの意識が途切れ――。
「ま、まだまだ、です……あうっ……」
 地面に降り立ち、必死に立とうとアンジェラへドリームイーターの渾身の右ストレートが放たれる! 意識どころではない、その心まで打ち砕かんと放たれた右ストレートは――エレアノールが、庇って受けた。
「これ、が、ボクシングの……!」
 ガードも許さない、ねじ込むような右ストレートにエレアノールが息を飲む。降魔拳士として、己よりも数歩先を行く拳打だ。その威力と動きを網膜に刻みながら、浮いた体で横回転――エレアノールの蹴りがドリームイーターの側頭部を捉えた。
「く……! わたし、も……!」
 それに合わせてアンジェラの後ろ回し蹴りが、逆方向の側頭部を強打した。蹴りによる挟撃を受けて、ドリームイーターの口の端が笑みを刻む。
「そこまでだ!」
 そこへ突貫してきたひかりのラリアットが、ドリームイーターを吹き飛ばした。ドリームイーターはタタンと軽い足取りで着地、すぐさま体を揺すりながら足を使って間合いをはかる。
「すぐに回復を!」
 牽制の意味もこめて、レオナルドが地獄の炎を撃ち放った。ボボン! と舞い散る火の粉、構わず自身に迫るドリームイーターを前にレオナルドは歯を食いしばって時間を稼ぐ。
「無茶はしないでくださいね」
 燐の生み出したオーロラの輝きが前衛を包み、惨禍のハートマークのバリアがアンジェラの前に生み出される。その回復の時間を稼いだのを確認したレオナルドが、横へ跳ぶ。
「お願いします!」
「任された」
 レオナルドの声に、森の中から美子が答える。精神を極限まで高め、ドリームイーターを中心に美子は爆発を巻き起こした――サイコフォースだ。その爆発にまともに飲み込まれたドリームイーターへ、美子は届くか届かないかの声で言った。
「アンタには悪いが正面から撃ち合う趣味はない。結果だよ。勝った奴が強いンだ」
 ドリームイーターが、後退する。それを結慰が、炎に包まれた前蹴りで追った。
「こっちへは通さない……」
 自身の背後には守るべき者がいる、そう結慰はドリームイーターを蹴り飛ばす。ドリームイーターはシューズの底で地面を摺りながら、着地した。そこへ、クオンが理力を籠めた星型のオーラを重ねる。
「足を止めさせるッ!」
 クオンの声に、仲間達が呼応した。ドリームイーターはそれを、足を使っていなしていく。一対九、この数の絶対的有利を活かして、ケルベロスはドリームイーターを追い込んでいった。
「……追い詰めています」
 後衛から戦況を理解していたからこそ、燐は確信する。いかに単体では大きく差がある強さでも、この数に囲まれれば文字通り手数が足りないのだ。いかに空間を上手に使ったとしても、限度がある――木々の障害物を利用する者もいたのが、大きい。
 しかし、それでも油断はできない。アンジェラにそうしたように、一撃でひっくり返せるほどの威力と精度があるのだ。
 薄氷の優位を少しずつ増やしながら――その時は、不意に訪れた。
「! 速い!?」
 一気に間合いを詰めたドリームイーターの右ストレートに、クオンが殴打される。体勢を崩したそこへ、再びコンビネーションが放たれる寸前――ストレートに重ね、雷をまとったレオナルドの刀が繰り出された。
「最後に勝つのは俺達だ!」
 肩をレオナルドの雷刃突に貫かれ、ドリームイーターが足をもつれさせる。その瞬間、クオンが前に出た。
「ふ、ふふ……強い、な。ああ良いぞ、正に強敵と呼ぶに相応しい。ならば!」
 武器を投げ捨てたクオンが、拳を握る。
「さあ行くぞ! チャンピオン!! 我が拳は巨獣の拳!! 巨獣による破壊の真髄を……今此処に見せてやろう!」
 自身の両拳に緋色のオーラを纏わせ、クオンが渾身の拳打を叩き込む! 覚醒・緋の巨獣(スカーレット・ベヒーモス)――凶暴な拳の連打が、ドリームイーターを吹き飛ばした。
「ちょっぴりスリリングな散歩道にご招待、です♪」
 空中でドリームイーターを掴んだのは、アンジェラだ。そのまま空中へ上昇、翼の力と重力を利用して錐揉み状に地面へと叩き付ける。アンジェラの天使の散歩道(エンジェルプロムナード)に地面に激突したドリームイーターは、なおも立ち上がった。足を使って、間合いをあけようとする――美子が、それを許さない。
「動くな」
 木陰から放たれる銃弾、美子のRicochet(リコシェ)にドリームイーターの動きが止まった。その時、ひかりがドリームイーターの背後を取った。
「私が架ける七色の虹の橋、あなたは最後まで渡り切れるかな!」
 フロント、サイド、フィッシャーマンズ、ジャーマン、タイガー、ドラゴン、そしてジャパニーズオーシャン――七種の投げ技を連続繰り出したひかりのセブンカラーズ・スープレックスホールドが、連続でドリームイーターを地面に叩き付けいった。抵抗はない、プロレスラーでさえ受け切れる者が少ないその七色のスープレックスをドリームイーターは受け切り……カウント8で、立ち上がった。
 クイクイ、とドリームイーターが、手招きする。それはボクシングに付き合ったひかりへの敬意だ。ボクサーとして、プロレスに付き合ってなお立ったのだ。
「そうですね、ではこちらも」
 うなずき、エレアノールが迫る。本来ならば手刀を放つところを、網膜に焼き付けた右ストレートへと変えて、エレアノールのクリメイションが放たれた。放たれた拳打から、地獄の炎が吹き出す。それを受けて、ボクサーはよろけた。
「絶対的な常闇の冥き皇の星が恩寵を彼の者に与え賜え」
 そこへ、燐の冥き天の闇(ヴォイド・ダークネス)と惨禍のめろめろハートが放たれる。カウントが聞こえているのか、ドリームイーターが構えを解いた瞬間だ。
「四劫が巡り巡る1と0の法則……あなたが紡いだ歴史は此処で終りだよ」
 結慰の滅びを司る光をまとった拳が、ドリームイーターを殴り飛ばした。10カウントたっても、ドリームイーターが立ち上がらない。それが戦い終了の合図だ、ドリームイーターは満足げな表情で掻き消えていった……。


「災難でしたね。でも、もう大丈夫ですから」
「え……?」
 目を覚ましたボクサーは、エレアノールの笑みに目を丸くする。自分を囲む見ず知らずの人達に、ボクサーは理解できていないように小首を傾げた。
「御体の方は大丈夫でしょうか?大丈夫な様でしたら早めに病院に行って診査して貰う事をお勧めします。今は怪我や体調が良くても後日具合が悪くなる事があるかもしれませんので」
「はぁ」
 燐の忠告に、ボクサーはコクコクとうなずく。外傷はなさそうだ、と安堵した燐の頭を、結慰が撫でる。それに、燐も心地よさそうに目を細めた。
「トレーニング、がんばってください、です!」
「あ、そうだ……はい」
 アンジェラの言葉にはっと思い出したようにボクサーが息を飲む。そんなボクサーの肩を叩く者がいた、ひかりだ。
「今度は超満員の大会場で、1対1で闘おうよ!」
「あ……ぁあ!? あんた、確か!」
 ひかりの顔に思い至って、ボクサーが驚きの顔を浮かべる。その賑やかな光景を眺めて、結慰が呟いた。
「戦った場所も後で市役所に報告して立ち入り制限しておこうかな? 危ないだろうし」
 この付近に幻武極が出たのだ、またこういう事件が起きないとも限らない――はぁ、とため息をこぼして、アンジェラが言った。
「うぅ……まだまだ精進あるのみ、です」
 あれでも幻武極は、満足しないのだ。もし目の前に立った時、彼女が自身の望む武を手に入れていたら……その想像は、ケルベロス達に確かな緊張を抱かせた……。

作者:波多野志郎 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2018年1月28日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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