金柑(きんかん)。金橘とも書かれる小型の柑橘樹は年明けから旬を迎える。
この、房総山中の果樹園もそうだ。その丸々と果実を実らせた樹木に少女は近づき、『館花』と刻まれた木札を蹴り退けた。
「学名だとフォーテュネラ……フォーチュン、運命の樹ってステキじゃない」
「ちょっと! 何してんだそこ……!?」
怪しげな粉をぶちまける少女へ、見回りの少年が怒声をあげ……その異様な姿に声を飲み込む。
「何って、ひどいなー。知ってるのよ、ワタシ。この子も、あなたの事も」
振り向く少女は花が生えていた。オラトリオではない、背中の翼は広葉樹のようであり、花は手足に、そして手には棘蔦の鞭。
「とても、とても、大事な樹なんだってね」
「爺ちゃんの樹が、だからなんだってんだ……!」
受け継いだものを守らんと少年はなけなしの闘志で叫ぶ。その身体を無慈悲に蔦触手が絡めとった。
「だから、一緒にしてあげようって思うの。愛は一つ、これって運命だよね!」
少年の身体をめり込ませ、金柑の樹が歪に巨大化していく。既に少女の姿はなく、笑い声だけが響いた。
「房総半島で金柑の樹木が攻性植物化する事件が発生した」
集まったケルベロスたちにリリエ・グレッツェンド(シャドウエルフのヘリオライダー・en0127)は状況を説明する。
実行犯は植物を攻性植物に作り替える人型の攻性植物の一体『鬼縛りの千ちゃん』。攻性植物と化した金柑は主だった少年に寄生し、山から里へ被害を拡大しようとしているという。
「今のタイミングならまだ間に合うはずだ、ケルベロス。攻性植物が山を下りる前に現場へ向かい、撃破して欲しい」
幸い、山は果樹園や農地を築くために切り開かれている。斜面は少々きついものの、ケルベロスの身体能力であれば気にならない程度だろう。
問題は果樹園を世話していた少年が、その攻性植物に寄生され、取り込まれているということ。
「館花……読みは『たちばな』かな。その館花少年を、攻性植物は幹へと取り込んでいる……攻性植物を攻撃すれば宿主も傷つき、共に死ぬ」
ただ、救出する方法は見つかっている。ヒールグラビティだ。
「攻性植物の傷が宿主に伝わるように、ヒールグラビティも攻性植物ごと宿主を癒せる……デウスエクスへの致命傷を除いてだ」
致命傷。グラビティの攻撃にはヒールグラビティでも治癒できないダメージが何割かだがある。それを積み重ねることで、攻性植物だけを倒し宿主を救出するという理屈だ。
当然、手間はかかりケルベロスたちの負担も大きい。
「被害を抑え、被害者も救出できるのが最善だが……撃破しきれなければ被害は拡大する。最悪の事態は避けてほしい」
救出はあくまで『できれば』だ。言葉を濁しつつも、判断は任せるとリリエは告げた。
攻性植物の能力も厄介な問題だ。ポジションで言えばジャマー、搦め手を主とし持久戦を得意とする。
「自力でのヒールグラビティはないが、逆に言えば回復で一手を潰す事もない。なかなか厄介だぞ」
毒を与える棘の蔦……蔦のない柑橘樹なので触枝とでもいうべきだろうか。伸びるのは地上部分だけでなく、根を伸ばして地中からも攻撃してくる。こちらは毒こそないが催眠効果があり、攻撃範囲が広い。
花や果実から放つ発火能力の熱線も厄介だ。いずれも射程は長く、後衛でも油断できない。
「救出を試みる場合、どうしても相手の得意分野に挑戦する形になる。攻撃への対策は怠りなくしていってほしい」
「果樹園は、館花殿の家族の大事なもののようです」
ソフィア・グランペール(レプリカントの鎧装騎兵・en0010)がぽそりと呟く。大切なものが人々を傷つける道具にされるのは哀しい事だろうと。
立ち去った人型の攻性植物も気になるが、まずは災厄を治めなければ。
「ソフィアは、最善を尽くします。皆さんを、お守りするために」
宿主も、街への被害も、何も失わずすませたいものだ。ソフィアの剣が鍔鳴りを響かせた。
参加者 | |
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エレ・ニーレンベルギア(追憶のソール・e01027) |
巫・縁(魂の亡失者・e01047) |
神崎・晟(熱烈峻厳・e02896) |
マーク・ナイン(取り残された戦闘マシン・e21176) |
アトリ・セトリ(スカーファーント・e21602) |
エドワウ・ユールルウェン(夢路の此方・e22765) |
イズナ・シュペルリング(黄金の林檎の管理人・e25083) |
クラリス・レミントン(奇々快々・e35454) |
●その災厄は運命か
降下する身が裂く空気が冬の肌寒さを加速させる。アトリ・セトリ(スカーファーント・e21602)が降り立つ前で、異形の金柑樹に飲み込まれる少年の腕が見えた。
「金柑も館花さんも、文字通り運命を共にはさせない」
その手に構える銀の拳銃は、奇しくも目の前の大樹と同じように受け継いだもの。その号砲が森より隠れ身の木の葉を舞い上げた。
「キヌサヤ!」
「フッ!」
呼び出した魔法の木の葉へウイングキャット『キヌサヤ』が黒翼で羽ばたく。
力強い風が木の葉を飛ばし、柑橘の香りが森香を薄れさせていくのに、エレ・ニーレンベルギア(追憶のソール・e01027)のウイングキャット『ラズリ』も彼女の肩から目を細めて飛び出した。
「たしかに、旬のこの香りはウイングキャットには酷かもな」
「そうかも……でも、負けてられません。この子も、私も」
サーヴァントの彼女らは普通の猫と違い、柑橘が毒ということもないのだろうが……姿からの生態というのはあるのだろうか?
ステルスリーフをまとう神崎・晟(熱烈峻厳・e02896)と彼のボクスドラゴン『ラグナル』の興味深げな様子に返しつつ、エレは星の煌めきを銘と内に秘めたロッド『*Arcturus*』を構えていく。
「攻性植物のグラビティは厄介だ。頼むぞ!」
ラグナルの属性をまとい、晟は伸びてくる枝樹へと『蒼竜之鎖刃【灘】』を振るう。駆動する鎖刃に食いちぎられ、しかし棘は伸びる手を止めない。
「旺盛な成長速度です。寄生によるものか、あるいは」
「植物と人間を無理矢理ひとつにするのが運命だなんて、馬鹿げてる。だからやる。救出『できれば』じゃない、『できる』」
攻性植物の弁通り、相性なのか……ソフィア・グランペール(レプリカントの鎧装騎兵・en0010)の推論を遮り、クラリス・レミントン(奇々快々・e35454)は断言する。
ガスマスクで覆われた口元の表情は読めないが、言葉を形にするような速射が思いを体現する。迫る棘の枝が次々と落とされ、地へと鋭く突き立っていく。
「……そうですね。ソフィアも、信じます」
その弾幕をかいくぐるものにはソフィアのヒールドローンが盾となる。攻撃と防御は拮抗した。
「たちばなさんと樹を、たすけます。敵はきっちり、たおします」
「あぁ。その子を敵にくれてやるつもりはない……奔れ、龍の怒りよ!」
エドワウ・ユールルウェン(夢路の此方・e22765)に応えるのは巫・縁(魂の亡失者・e01047)の剣閃、『龍咬地雲』が鉄塊剣で語る。
銘の通り、あるべき剣のない鞘が放つ衝撃波が金柑樹を揺るがし破砕、両断されそうなその幹へ幻の蝶が鱗粉を飛ばす。
「たくさん、たくさん……」
ともすれば宿主をも両断しそうな一撃を癒すエドワウの『幻蝶融ける菫青』。ボクスドラゴン『メル』が彼に吹き付けた属性に飛ばされ、攻性植物に癒しがかかる。
もちろん癒しは宿主の少年と同時に攻性植物も回復するが、それで終わらせはしないとオルトロス『アマツ』の追撃。加えた神器の斬撃が再びに傷を刻み込む。
「運命の樹なんて素敵な名前なのにね……鬼縛りの千ちゃんの言いなりになって人を襲ったらだめだよ! あなたの育ての主の名前なんでしょう!?」
「……!」
イズナ・シュペルリング(黄金の林檎の管理人・e25083)の叱りつけるような呼びかけに、攻性植物が枝をざわつかせる。説得に応じた……わけではない。わかっている。
イズナと攻性植物との付き合いは長い。長いゆえに、望ましからぬ反応も敏感に感じ取ってしまう。
「CAUTION,UNDERGROUND」
「ちゃんとわたしたちが助けてあげるから……がんばって!」
戦闘システムを起動したマーク・ナイン(取り残された戦闘マシン・e21176)のアラート。飛び出してくる埋葬の根触手から飛び退くイズナと入れ替わり、盾となるマーク。
「TARGET INSIGHT……!」
駆動する脚部履帯『LU100-BARBAROI』から伸びたバンカーが大地と根を抉る。信地旋回の勢いを乗せ『DMR-164C』バスターライフルの砲撃が炸裂した。
●金橘の心を信じる
爆発と葬送形態の根触手が拮抗する。山肌一体を覆いつくすように襲い掛かる敵は、撃ち落とすほどに押し寄せてキリがない。
「大丈夫、絶対に私たちが助け出して見せます! だから、諦めないで!」
照準を狂わせてくる催眠へ縛鎖の結界で対抗し、エレは近づく大樹の中へと呼びかける。
姿は見えないが、至近弾のたびに聞こえる苦し気な呻き。それだけが少年の生存を伝えてくる。
「決して退かない……諦めない。僕も、キミもだ」
そしてその声が聞こえる限り、諦めるわけにはいかない。アトリの想いとオーラを込めた銃弾が空に癒しを散らし、レプリカントたちの照準を回復させる。
「TACTICAL ANALYZE……CANCEL,SELECT……」
瞬時、徹甲弾の使用を進言する戦術システムをマークはキャンセルした。癒しに膝をつくアトリにかわりライフルの銃剣、更に逆手の『PG-8000』プラズマグラインダーをも振るい緑の波を裂いて抗う。
「……!」
「っ、今度は上か!」
一進一退に業を煮やしたか、光花の砲門を開く攻性植物。オーラを込めて迎え撃たんとする縁だが、足元は踝までが地に埋まりつつある……腕が意志に反し、エドワウを向く。このままでは。
「援護します。守りはソフィアが」
「回復の補佐は私が、行わせて頂きます! 必ず館花くんを助けましょう!」
声と共に足が抜けた。ソフィアの放ったヒールドローンが足場となり、葬送の大地から身を立て直してくれている。構える前には援護に駆け付けたフローネの紫の輝き……彼女のドローンの展開した『アメジスト・オーラ』が熱波を受け止めた。
「ありがたい……いけるか、エドワウ?」
白銀の『Masque Chevalier』をひるがえし、突き立てた斬機神刀を支えにした縁のバスターライフルへ、エドワウのライフルが重ねられる。
「コンビネーション、いきます」
頷き、同時射撃。
「……ゥゥ……アア……!」
合流した大型対グラビティ光弾の炸裂に、攻性植物から樹液と悲鳴。それをかき消さんばかりの声で晟は咆えた。
「己を奮い立たせろ、少年!」
まとった『竜魔鎧布』が爆発的に伸長する。刹那、晟の身体は竜と化した。
「お爺さんの大事な果樹園なのだろう? それを護る君がこんなとこでへこたれてどうする!」
ラグナルと合体した砲戟龍の巨体を拡声器とした『砲戟龍の克復』が空気を震わせる。その声は取り込まれた館花少年にも届いたか?
悲鳴は小さく、しかし樹液を飛び散らす傷は消えていない。
「……効いてる?」
「効いてるよ……あと、もう少し」
クラリスの問いかけに答え、イズナは螺旋を描く掌を握りしめる。攻撃は十分封じた、ここからは確実に当てる攻めだ。
「こちらよ――緋の花開く。光の蝶」
開いた掌から『緋蝶』が飛んだ。ふらりとつられるように、攻性植物の攻撃がイズナから飛び立つ蝶へとずれていく。
すかさずメルのタックル。ふわりとした見かけによらぬ勢いが樹の重心を傾かせた。
「アトリさん」
「もう暫くだけ我慢してて、必ず助けるから……そこだ!」
スピードローダーから装填、チャンバーを叩き込みながらアトリは引鉄を引く。狙うは伸びる大枝、キヌサヤとラズリ、白黒のキャットリングが抑え込んだ棘触手をグラビティの呪弾が叩き折った。
●人事を尽くし、結末を見取る
「これだけ揃ったんだ、運命なんていくらでも変えられる。さ――退いた、退いた」
アトリたちと連携するウイングキャットにもう一匹、すっと猫が加わった。キヌサヤによく似た黒猫……しかし、その背に羽はなく雑じりの気ない真っ黒な毛並み。
「にゃあ」
クラリスの影から生まれた猫は一声鳴き、ただ攻性植物の根元を駆けていく。一瞥し、通り過ぎる。
「あ、そういうことですか。黒ねこ」
得心したエドワウの呟きと同時、幹が割れた。
故事に基づく災い『黒猫影路』。知らぬ攻性植物には、何が起こったのか理解できていないだろう。戸惑いがプレッシャーを拡大させ、ケルベロスの勝機をこじ開ける。
「見えたな?」
「AFFIRMATIVE」
縁の問いにマークのアイセンサーが一度、明滅する。打ち合わせはそれで十分。地獄と機械、二つの目は同じものを捕らえていた。
「ッ!」
空気を裂くようなアマツの疾走。彼の相棒との連携に鳴き声は必要ない。不器用に攻性植物が身をかわす瞬間、縁は構える気力を気皎の弾丸より変えていく。
「結界は大丈夫です、いってください!」
エレの降らせた薬液の雨の中、マークの『XMAF-17A/9』アームドフォート砲撃システムが展開する。
「SELECT APFSDS」
脚部バンカーを伸長、耐ショック準備。徹甲弾を装填。レーザードローン射出。照準、最終補正。
「ON FIRE」
砲撃。
「――よし!」
砲声に晟とイズナの声が重なった。
常人には視認できぬ装弾筒が跳ね飛び、侵徹体が加速する。超音速に達した対神徹甲弾は、その浸徹力と衝撃波で攻性植物の側面を切り裂き、破砕していく。
クラリスの猫が与えた傷から見出した館花少年の身体を露出させ、それ以外の被害を出さない紙一重の一撃。
「お前の意味にかけて、返してもらうぞ」
金柑の花言葉は、異国の船乗りが助けられた礼にと贈った事に由来するともいう。
思い出、感謝。樹に込められた想いを踏みにじらせはしない。縁の放った気力は繋がれた少年を優しく包み込んだ。
「……大丈夫です!」
少年を診たエレの快哉。ケルベロスたちはほっと息をつく。あと一息だ。
●名前の由来
悶え暴れる金柑樹の攻性植物へ、イズナは両手の槍を突き付ける。
「反省して話を聞くなら、私の果樹園で育ててあげるけど」
「攻撃性、変化ありません。結花部および地底……ッ!?」
イズナの呼びかけに応えるように飛び出す葬送の根子。ソフィアの返事を遮り、足刀を掴み引きずり寄せる。攻防で受けた傷と失った半身ぶんを補ってもらうと言わんばかりの暴虐。
「決裂、だね」
短く一言。稲妻の速さでイズナのゲシュタルトグレイブが根を貫く。
解放されるソフィアに代わり、放たれた電撃が根を伝わる。数度の痙攣後、攻性植物は動きを止めた。
「……お爺さんの樹、残念でした」
「うん……」
館花少年を介抱しながら、エレは慰めるように呼び掛ける。
一命と果樹園は助けられたが、不可避の被害は小さくない。
「施設課のように、うまくはないが」
平穏を取り戻した果樹園では、晟たちケルベロスが憔悴した少年の手助けと整備を手伝っている。彼の提案によるヒールグラビティを控えた復興は時間がかかるが、果樹園は元の姿を取り戻しつつあった。
「建築物は……無理か。頼む」
「了解」
それでもかん水設備や建物は難しい。クラリスの攻性植物が黄金の果実を実らせ、同族のつけた傷を癒していく。幻想を混ぜて修復した設備が、果樹園の木々に溶け込んでいったのは救いだろうか。
マークの『Counter Gravity Wave』に守られながら、修復されていく果樹園を見守る二人。そっとエレは、手にした天青石を果樹園に触れた。
「清浄なる力を秘めし、空の石よ」
『天青石の煌めき』が風景をゆっくりと直す。少しずつだが、着実に。
「今度はお爺さんの意思を継いで貴方が樹を育ててください。お爺さんの思いは、消えないはずですから……」
「……ありがとう。もう、大丈夫」
立ち上がり、少年は目をそらさず答えた。
「ヒメタチバナとも言うんでしょ? 金柑って……きっと由来通りだね」
イズナの推理に少年は頷く。
金柑をはじめ柑橘の樹木は常緑樹で強い木だ。日本へ最初に伝わった金柑の種は、砂糖漬けになった実のものだったという。
「この果樹園は、俺が護ります。あ、でも……お礼になるかわからないけど」
被害を免れなかった木々にも生っていた実がいくらかある。少々不揃いかもしれないが、良ければ貰ってやってくれないかと、少年は控えめに申し出た。
「そういうことなら、ありがたくいただこう。ちょうど今が旬だ、のど飴やジャムに加工したのはもちろん、そのままでも……」
「あ、おれはひくいところの、とります。金柑って、こんなに小さいのですね」
解説に入った晟を尻目にエドワウが手に取ってみせる。彼のボクスドラゴンはその香りをお気に召したようで、一口ぱくり。
「うまそうだな。上の方をとろうか……どうだ、アマツ」
「キヌサヤは苦手かな……って、こらこら」
試しにと縁のほおった実をほおばるアマツ。キヌサヤはコロコロと前足で転がし始め、思わずアトリが止めに入る。
サーヴァントたちの感想は人間以上にそれぞれだ。
「ははは……もしよければ、そいつらの種をまいてやってください。爺ちゃんの樹も、そうやって分けられて来たっていいます」
「ここの金柑たちの子供……だね。館花、子供たちにも、君にも『Fortune』を」
そっとマスクを下ろし、精一杯にクラリスは笑いかける。
樹の学名の由来、『Fortune』にも様々な意味がある。運命、運勢……その中には幸運も、勿論ある。
作者:のずみりん |
重傷:なし 死亡:なし 暴走:なし |
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種類:
公開:2018年1月21日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 6/キャラが大事にされていた 1
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