ミッション破壊作戦~想いを刃にかえて

作者:成瀬

「明けましておめでとう。さっそくだけど依頼を持って来たわ。ちょっと今、いい? ミッション破壊作戦で使ったグラディウスがまた使えるようになったの」
 資料を手にしたミケ・レイフィールド(薔薇のヘリオライダー・en0165)が、ミッション破壊作戦についての依頼をケルベロスたちに話し出す。
 『グラディウス』とは、光る小型型の兵器で長さは70cmくらい。通常の武器としては使えないが、強襲型魔空回廊を破壊できる力を秘めている。これからのデウスエクスの侵攻を抑えることができるだろう。だが一度使ってしまうと、グラビティ・チェインを吸収し再使用までかなりの時間がかかるのも分かっている。
「今回は竜牙兵のいるミッション地域破壊作戦をお願いしたいの。軽井沢保養地区か、海南発電所防衛戦。敵の特徴を参考にどちらかを皆で相談して決めて頂戴。効率が良いからと仕方なく選んで攻撃しても、グラビティが極限まで高まることはないわ。他の状況や効率より、このミッション地域を破壊するという強い気持ちが重要になってくるでしょう」

 強襲型魔空回廊があるのはミッション地域の中核、徒歩など通常の方法でたどり着くのは難しい。貴重なグラディウスを敵に奪われる危険もあるので、今回は『ヘリオンを利用した高空からの降下作戦』をとミケは話す。強襲型魔空回廊の周りには半径30m程度のドーム型のバリアがあり、このバリアにグラディウスを触れさせれば良い。
「今回の作戦で重要なのは、グラディウス使用時にケルベロスが放つ魂の叫び。この地域をデウスエクスから解放する、大切な人のいるこの世界を守りたい……自分の気持ちを強く持って声にして。大声を出すのが苦手な人でも、強く心から思って言えばそれが力に変わるはずよ」
 強襲型魔空回廊の周囲には強力な精鋭部隊が護衛として存在するが、ヘリオンからの降下攻撃を防ぐことはできない。降下するのに問題はないだろう。
 グラディウスで攻撃すると、雷光と爆炎が発生する。これはグラディウス所持者以外に無差別に襲い掛かるため、強襲型魔空回廊にいる精鋭部隊であっても防ぐ手段は無い。戦闘を長引かせず、発生した雷光と爆炎、それに伴うスモークに紛れて撤退する必要がある。
 魔空回廊には無論、敵勢力が存在しているがグラディウスの攻撃の余波である程度は無力化できそうだ。
「でも、完全に無力化することはできないわ。精鋭部隊との戦闘は避けられない。余波で敵は混乱してるだろうし、連携を取る余裕は無いでしょうけど。素早く敵を撃破して撤退しましょう。……もし時間がかかり過ぎて、脱出前に敵が態勢を整えてしまったらその時は」
 降伏するか暴走して撤退するしか手がなくなるかも知れないと重く付け加える。
「ミッション地域はデウスエクスの前線基地となってる。侵攻ほ食い止める為にこの作戦はとても重要なものなの。もし今回で破壊できなくてもダメージは確実に蓄積する。決して無駄にはならないわ。……戦いは避けられないけれど、気をつけて。皆どうか無事で帰って来てね」


参加者
ルビーク・アライブ(暁の影炎・e00512)
橘・芍薬(アイアンメイデン・e01125)
槙島・紫織(紫電の魔装機人・e02436)
ルードヴィヒ・フォントルロイ(キングフィッシャー・e03455)
ヴァルカン・ソル(龍侠・e22558)
クリームヒルト・フィムブルヴェト(輝盾の空中要塞騎士・e24545)
卜部・泰孝(ジャンクチップ・e27412)
ウエン・ローレンス(日向に咲く・e32716)

■リプレイ

●ミッション22-1 軽井沢保養地域
「夏に来ればもっと人がいたのかしらね。……竜牙兵に占拠されてちゃ無理か」
 ヘリオンは迷いなく進み八人のケルベロスたちを乗せて目的地へと。橘・芍薬(アイアンメイデン・e01125)が呟くと、ルードヴィヒ・フォントルロイ(キングフィッシャー・e03455)が頷く。帽子を飛ばされぬよう気合を入れて深く被り直す。
「竜牙兵は幾らでも湧いて出る。厄介だと思ってたけど、こんな施設……元は断たないといけないもんね」
「皆様はボクが守るであります。防御はお任せください!」
 クリームヒルト・フィムブルヴェト(輝盾の空中要塞騎士・e24545)は守り手としての決意を言葉と態度で示す。
「頼もしいわね。ここでぶっ壊して企みを止めるわよ。んじゃ、行きましょうか」
「……うん、高いところから降下も慣れだよねっ」
 ――ミッション破壊作戦、開始。

●咆哮
 グラディウス。それは、強襲型魔空回廊を破壊できる貴重な兵器。
 ケルベロスたちは己の抱く想いを刃に変え、グラディウスの力を借りて竜牙兵改造施設の破壊に挑む。
「我が名はヴァルカン、誇り高き勇者の種族、ドラゴニアンの末裔なり」
 厳かな声でヴァルカン・ソル(龍侠・e22558)は告げる。
「民の安寧を脅かす者、討ち倒すは我が使命。汝等に真の終わりを与えよう」
 臓腑の代わりに抱いた煉獄は陽となりて、力無き者たちの盾となり刃となる。何かを守った末に力尽きるのならと満足する己を、時の流れがほんの少しだけ変えたのだ。己の帰りを待ち傍で笑ってくれる人、小さな花たちを同じ世界で見守っていたいと、幸福の内に思うのだ。
「命を惜しまぬ兵(つわもの)からかかってこい!」
 呼応するように光を増したグラディウスを張り巡らされたバリアに突き立てる。
「此処は夏場の大事な避暑地、テメーらが暑苦しく骨団子になってちゃ今夏の準備が間に合わねぇ。……隠れて研究されるのも癪だしな」
 廃材で組み上げた左腕を晒し卜部・泰孝(ジャンクチップ・e27412)は荒々しく言い放つ。
「草刈り、もとい骨刈りで保養施設の環境整備だ、纏めてコイツをくらっとけ!」
 鋭い光を隠しもせず、握り込んだグラディウスに軽く口付け淡く光を放つバリアへ向け、泰孝は破壊の力を込める。
 深く息を吸い込みルードヴィヒは真っ直ぐにバリアを見詰めた。
 此処を破壊できればデウスエクスの侵攻への大きな抑止力となる。遠慮なく思い切り、願いと想いを込めて叫ぶ。
「雑兵とはいえ数は暴力、更に改造なんて……てか保養所なんだよ。新たな被害を出す施設になんてふざけんなよ」
 此処は人間が癒しを求めやって来る場所、竜牙兵の改造などに使っていいはずが無い。常ならば冷静沈着を心がけるルードヴィヒも今ばかりは熱を帯びた感情を言葉に乗せ、放つ。
「ひとに返してもらう。今度こそ戻らない、本当の骨の山にしてやっかんなー!!」
 一歩、グラディウスを静かに五指で包み込んだウエン・ローレンス(日向に咲く・e32716)は消せない己の過去と心の傷跡を思い出していた。ドラゴンによってもたらされた絶望、傷付き破壊された故郷の地。
「助かった人もいますが竜の形を残した僕の姿で震える程、皆さんの心に傷は深く残りました」
 そして見えぬ傷は、故郷を守れなかったと罪悪感と悲しみに沈むウエン自身の心にも。ですが、とハニーシロップの瞳は力強く前を向く。
「そんな絶望からの希望に僕達はなってみせます! 今度こそ守り抜きます。優しい人達の笑顔を守る、その為の力を僕達は授かったのですから……!」
(「甘いだけではないという事か。傷を知り痛みを知って尚笑える者は、強い」)
 仲間と共にグラディウスを手にしたルビーク・アライブ(暁の影炎・e00512)は、ウエンの過去を知り一瞬瞳を曇らせる。しかし同時に、希望の光をその目から見る事ができた。
「この身を、心を、命を刃に変え、力を恐れる事無く、その破壊の牙を打ち砕いてみせよう」
 もう一人で戦う必要はないのだ。己は己にできることを。それが仲間の力ともなる。
「この身に宿った地獄を、灼ける灯を、お前達には消せない。血生臭い覚悟を竜牙兵、その終幕の瞳に焼き付けよう」
 芍薬もまた、竜牙兵の改造施設に眉をひそめた一人だ。人を襲う危険のある竜牙兵を改造し強化する施設など、放っておけるはずもない。
「こいつらが力を付ければそれだけ人々の危険が増す。……新しい竜牙兵がどのくらい強いのかは知らないけど、碌でもないことになるのは目に見えてるしね」
 次なる脅威を生み出さない為に、この作戦を成功させたい。強い想いに心を震わせ芍薬は力を振るう。
「そうなる前に、この施設は魔空回廊ごと破壊させて貰うわ!」
 生命を奪うことへの躊躇いを抱えながらも槙島・紫織(紫電の魔装機人・e02436)は迷いを振り切り、決意を青き瞳に宿らせる。デウスエクスも一つの命だと認め、もしできることならば殺したくはないと槙島・紫織(紫電の魔装機人・e02436)は思うのだ。
「けれど、お前達は放っておけば多くの地球の命を奪う」
 一つを選んだら、一つを失う。世界はそんな単純ではないにしても、一つの真実かもしれない。命を守る為に命を奪う。己の内に矛盾を抱えながらも、生きてきた時間が紫織に答えを指し示す。
「私は命を救うために、お前たちの命を奪う。そして、この星の平和と未来を取り戻すわ!」
 数多く湧いても弱ければ大きな力にはならない。だが、このような改造施設があっては大きな脅威に変わってしまう。それは、避けなければ。
「改造竜牙兵が広がる前にこの施設は絶対に潰さなければならないであります!」
 皆を守りたい。その強い想いにグラディウスは反応し、バリアを破壊せんとして強く輝いた。
「人々の未来を護るため、魔空回廊の護りを打ち砕き! 施設を破壊してドラゴン勢力の強化は阻止するであります!」
 全員の放つ魂の叫びが力の奔流となり、膨れ上がった光とバリアが接触する――。

●新たな竜牙兵
 濁った水のような視界の中、ケルベロスたちは土煙を腕で避けながら向こう側へ目を凝らした。
「それじゃ勝利の凱旋よ。って簡単には帰してくれないか」
 怪我一つなく着地した芍薬は服の埃を払う。混乱しながらもケルベロスたちを敵として認識して向かって来る竜牙兵に気付いた。
「さて、お客さんだ。やれやれ、まだ帰れねぇってか。しかもこれって……」
 グラディウスをしまいこみ、泰孝は己の肩に片手を当て軽く解す。
「うむ。どうやら、破壊には至らなかったようだな」
「そのようです。しかしながらヴァルカン様、確実にダメージを重ねられました。これで次の隊が、破壊しやすくなる筈であります!」
 クリームヒルトが守り手として戦闘体勢を整えると、がしゃがしゃと骨の鳴る音をさせながら三体の竜牙兵が姿を現した。問答無用、見逃してくれそうにはない。時間をかけず蹴散らし、此処から撤退しなければ。
 後方に控えた敵のスナイパーが、ケルベロスたちの後方部隊へ機関銃掃射を仕掛けた。クリームヒルトの身体が考えるより早く動いてルードヴィヒを庇うが、芍薬と紫織は弾丸をまともに身に浴びてしまう。続くジャマーの攻撃は前衛三人を狙い、骨だけの腕を突き出して不気味な魔法陣を空中に展開させ、動きを鈍らせようと竜牙の呪いをかける。身に纏う防具のおかげでダメージを減らせるが、どんと重く衝撃がルビークの身体にかかる。けれど彩帯びぬ瞳は、敵を見据えたまま。
 食らうべき攻撃に備えたクリームヒルトが見たのはしかし、割り込んで来るヴァルカンの頼もしい背中だった。
「私も守り手の片割れだ。頼むぞ、クリームヒルト殿。頼りにしている」
「助かりました。はい、共に皆を守るであります……!」
 左腕ジャンクアームに内蔵されたライフルを雑に引き抜いた泰孝が、敵の前衛へ凍てついた光線を放つも軌道を読んだ竜牙兵に寸前で避けられてしまう。
「炎による守護、其の精髄を見よ――」
 煉氣炎法・紅之陣。
 丹田で練った氣を炎の息吹と共に吐き出し、紅蓮の防護壁を創り出し味方の攻撃手と守り手とに護りを与える。焼き尽くし灰とする炎ではなく、仲間を護り癒すヴァルカンの術。
 癒し手として参戦した紫織は回復にまわり、ルビークの傷の痛みを和らげる。
「コードネーム・ブランク。その名の通りあなた達からきっと何も生まれません。希望も……絶望も」
 蜜のような瞳は鋭い刃のように、ウエンはその切っ先を敵に向ける。
 三体の竜牙兵は最初こそケルベロスたちに少しだけ優勢に立ち回るが、前衛の竜牙兵は処刑態勢で立て直そうとしてもウィルスが回って思うように癒しの効果が得られない。前衛の一体から確実に倒そうと皆が攻撃を集中させ、ウエンがそれ以外の二体へ痺れや炎をばらまいていく。
 手にしたハンマーの形を瞬時に変え構え直すと、芍薬は竜砲弾で前衛の竜牙兵へ攻撃する。骨の欠片が削れて地面に飛んだ。寂寞の調べの力が、敵の持つ破壊の力まで打ち破ったようだ。
(「まだあいつらは混乱してる。一体ずつ確実に倒していけば大丈夫。でも、余裕たっぷりってわけじゃないわね」)
 仲間の動きを見ながら連携して攻撃をかけようと試みるも、コンビネーションを成すには何かが足りないようだ。
「合わせるぞ!」
 失ったものを補う熱は、生きなければという呪いの炎。生き抜くと決めたルビークの心は地獄化していても、過去にはなかった白き花が救いの光を投げかけている。今、この瞬間でさえ。きっと守っているようで、守られているのだ。
 構えて銀の腕へ溜めた力で、手加減無く一撃を放つ。
「削りきれない、か」
「ううん、いけるよ。大丈夫。諦めたくないのは僕も一緒だから」
 一撃が振り切られるのとほぼ同時、後方から放たれた凍結弾が竜牙兵の頭を砕いた。
 笑って応えると、ルードヴィヒは次の目標へ視線を移す。
「遊ぶつもりはありませんので!」
 ウエンによって具現化したのはひとつの箱。
 光の箱は難解なパズルのようで、スナイパーを閉じ込め捕らえてしまう。封じられたその中では強力な電磁波が発生し、びくりと大きく骨が震えた。
「痺れますか?言ったでしょう、遊ぶつもりはないって……!」
 攻撃は仲間に任せ紫織は一行の癒し手としての役割を存分に果たす。
 矛盾を飲み込めずに心を痛め一線から退いても、大切な人達の笑顔を守る為、何より愛する人のとの未来を掴む為、紫織は戦いに身を投じている。
「ごめんなさい。痛い、ですよね。でも私も……守りたいものがあるから」
 紫織が振り返ってふわりと優雅に扇を振ると、破魔力を仲間に与え支援する。
「エネルギー充填率……100%! いくわよ、インシネレイト!」
 次に攻撃が集中されたのはジャマーだった。芍薬も練られた作戦通り、一体を狙い『火葬』する。集中させた熱エネルギーを掌の放出口から、竜牙兵の内部へ送り込む。赤熱したその手ゆえ、『ハンドレッド』と呼ぶ者も少なくない。
「冥土の土産よ、元の骨の山の返して地獄の底に送り返してやるわ!」
 回避しようとするもそれは叶わなかった。ふらついて竜牙兵は直撃を受け、発熱したように赤くなった骨が体躯を保てずぼろぼろと崩れ落ちていった。
(「無理だな。忘れられないよ。……あの、悲鳴は」)
 襲われていた先で響いていた悲鳴を、ルードヴィヒは忘れられずにいる。死んだ者は返らない。しかし、取り戻せるものがあるなら。その力があるのなら。使わなければ。
 残り、一体。
 番犬たちの傷も決して浅くはない。癒し手がいようとも、回復できないダメージは少しずつ溜まっていく。
 クリームヒルトのテレビウム、フリズスキャールヴも主と同じ守護につき、傷の深い仲間へ癒しを与え続けた。
「いいでしょう。来なさい」
 ヒビの入った腕の骨が破れた服から見え隠れし、狙いすました一撃がウエンの肩を貫いた。――かのように思われた。
 しかしカタカタと指の骨が痺れたように震えて、銃と触れ合い音を響かせるのみ。
「テメーを蝕む一本場。さあ、どこまで伸びるかね?」
 腕が石のように重くなるのをヴァルカンに和らげて貰い、泰孝は不敵な笑みを竜牙兵へ向ける。狂奔連荘。魔力で生み出した麻雀の百点棒を敵に向け、口元に突き刺さり顎ごと打ち砕く。
「サレンダーするには遅過ぎたな。まぁお互い、それも許されねーか」
 乾いた音を立てて竜牙兵は倒れ、灰色の汚れた骨ばかりが散らばり地面を汚す。一瞬だけ泰孝は少女の姿を思い出すも、すぐに意識からその姿を打ち消した。
 留まっている暇など無い。

●傷を負いながら
「アライブさん、希望を捨る必要はありません」
 背にそっとウエンが声をかけた。いつも通りの、何も変わらない柔らかな微笑み。
「何のことだ。……いや。そう、だな」
 一度は否定してみるも、苦く笑ってルビークは何もかも認めた。
「それに、泣かせたくないでしょう?」
「有難う」
「……いえ。仲良くボロボロですね」
 ミッション地域を破壊することはできなかったが、誰も倒れることなくまた暴走する者もいない。泰孝は空に向けて息を吐き出し、頬についた血をぴっと指先で拭い取る。
「帰りましょうか、九十九。明日から屋敷の掃除、また頑張らないと」
「此処が保養所として我らの手に戻るのは、いつの日になることか」
「そう、遠くない未来。なんじゃないかと思います」
「僕らが来た意味はあったよ。無駄なんかじゃない」
 控えめに紫織が言うと、ルードヴィヒも同意する。
 スモークが薄れ辺りがはっきりと見えるようになってきた。長居すれば敵が集まって来るだろう。
「では、これより。帰還するであります!」
 守り手としての役目を果たし、クリームヒルトは皆に向けて敬礼する。
 この地を訪れた時と同じく、誰も欠けることなく番犬たちは帰路につく。それぞれの日常へと帰り、そしてまた戦場に舞い戻るだろう。血を流しても、戦わなければならない理由がある限り。

作者:成瀬 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2018年1月17日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 10/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 0
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