自然の理、武の頂き

作者:飛翔優

●自然の中に武の極みを見出した
 お正月の喧騒も、仕事始めの嘆きの声も聞こえない、深い深い山の奥。激しく水が落ちる滝壺近くの河原に、小さな小さな木が1つ。
 大きな大きな岩の上。右のつま先だけで体を支え、両手を組み瞑する。
 木は……武道着を着た壮年の男はただ1人、大自然の中で瞑想していた。
 全ては武のため。
 自然の中にこそ武の極みがあると見出したから……。
 ――水しぶきの音に混じり、何かが河原に降り立ったかのような音が聞こえてきた。
「……」
 眉をピクリと動かし、瞳を開く。
 音の方角へと視線を向けていく。
 青い髪の少女が1人、そこにはいた。
「お前の、最高の武術を見せてみな!」
 少女は笑い、手招きする。
 男は静かな息を吐くとともに立ち上がり……。
「見た目と違い、並々ならぬ技の使い手と見る。どうか、全力の拳を受けられよ」
 一礼すると共に身構え……。
 ――風と共に歩いた。
 ――風に舞う落ち葉のように音もなく、少女の懐へと入り込んだ。
 拳を放ち、みぞおちを捉える。
 されど少女は動かない。
「やはり、強者」
 男は瞳を輝かせながら拳を引き、姿勢を正す。
「感謝する、我が拳を受けてくれて。まだ、私には……」
「僕のモザイクは晴れなかったけど、お前の武術はそれはそれで素晴らしかったよ」
 言葉半ばにて少女は笑い、男の胸に一本の鍵を突き刺した。
 驚き瞳を見開いていくさまを横目に、少女は鍵を引き抜いていく。
 引っ張られるように男は倒れた。
 代わりに、白髪白鬚の老人がどこからともなく出現した。
 老人は……胸にモザイクを持つドリームイーターは深く息を吸い込んだ後、岸壁へと向き直り……。
 先程男性が見せたのと同じように、風とともに歩き風に舞う落ち葉のように音もなく、岸壁の中心を貫いた!
 そんな姿を満足気に見つめていた少女は、街の方角へと視線を移していく。
「お前の武術を見せ付けてきなよ」
 頷き、街へと向かっていくドリームイーター。
 程なくして少女も去り、滝壺近くの河原には倒れた男だけが残されて……。

●ドリームイーター討伐作戦
 足を運んできたケルベロスたちと挨拶を交わしていく笹島・ねむ(ウェアライダーのヘリオライダー・en0003)。
 メンバーが揃ったことを確認し、説明を開始した。
「武術を極めようとして修業を行っている武術家さんたちが襲われる事件、知っている人もいると思います!」
 今回も、山の滝壺近くで修業を行っていた壮年の男性が襲われた。
 襲ったのはドリームイーターで、名を幻武極。自分の欠損している武術を奪い、モザイクを晴らそうとしているようだ。
「今回襲撃した武術家さんの武術ではモザイクは晴れないみたいです。でも、その代わりに武術家のドリームイーターを生み出して、暴れさせようとするみたいで……」
 出現するドリームイーターは、襲われた武術家が目指す究極の武術家のような技を使いこなす様子。そのため、なかなかの強敵となるだろう。
「幸い、このドリームイーターは街に到着する前に迎撃することができます。ですので、周囲の被害は気にせずに戦っちゃって下さい!」
 続いて……と、ねむは地図を取り出した。
「被害者の武術家さんが襲われたのがこの滝壺近くの河原になります。そして、ドリームイーターは……」
 滝壺から街へと繋がる線を引いた。
「こんなルートを通って、街へと向かっています。ですので……この、参道近くにある崖の下で待ち構えていれば、崖を飛び降りて直進しようとするドリームイーターを迎え討てると思います」
 また、その周囲に人気はない。人払いなどは最小限に抑えることができるだろう。
「最後に、ドリームイーターについて説明しますね」
 姿は長い白髪と白鬚が特徴的な、武道着姿の老人。左胸がモザイクになっている。
 被害者の武術家は自然の中にこそ武の極みはあると見出し、自然の流れを汲む武術を作り上げようとしていた。ドリームイーターはその、自然の流れを汲む武術の果てとも言うべき技を使ってくる。
 戦闘方針は、高い技量を持って相手の攻撃をいなし、的確な一撃を叩き込む……といったもの。
 グラビティは3種。
 風のように歩き、枯れ葉の如く静かに的確に急所のみを打つ、風葉拳。
 流れる水が如く敵陣の中を舞い歩き、運ばれてきた岩石のように力強い打撃を次々と繰り出していく、岩水舞闘。
 そして、人もまた自然の一部と見出したどり着いた秘技、仁元讃花。純粋な肉体によるただ一撃の体当たりは敵を地に伏せながらも心には活力を与えていく。
「これで説明は終了になります!」
 ねむは資料をまとめ、締めくくった。
「無事打ち倒す事ができれば、倒れた武術家さんも目覚めるはず。だから、頑張ってください! いつか、その武術家さんが、目指す武術の果てに踏み込むことができるように……」


参加者
ペトラ・クライシュテルス(血染めのバーベナ・e00334)
エリース・シナピロス(少女の嚆矢は尽きること無く・e02649)
伊上・流(虚構・e03819)
クーゼ・ヴァリアス(竜狩り・e08881)
山内・源三郎(姜子牙・e24606)
柔・宇佐子(ナインチェプラウス・e33881)
ミミ・フリージア(ヴァルキュリアの鎧装騎兵・e34679)
七楽・重(ドワーフのガジェッティア・e44860)

■リプレイ

●崖下の戦い
 木々はざわめき土香る。
 照り返された光が冬の緑を艶やかに映し出している崖の下、ケルベロスたちがドリームイーターの到来を待つ場所で。
「なかなか面白い武術よね。体験させていただけるかしらぁ」
 空と崖の狭間を見つめながら、ペトラ・クライシュテルス(血染めのバーベナ・e00334)腕を組み頬に手を当てていく。
 元気に正拳突きを繰り返していたふわもこ武道家志望、柔・宇佐子(ナインチェプラウス・e33881)は、動きは止めずに頷いていく。
「頑張ってやっつけて、正気に戻ってもらうのだわ!」
 耳をすませば聞こえてくる。
 木々のざわめきに混じり、何かが崖の上を目指して駆けてくる足音が。
 刻一刻と近づいてくる戦いの時。七楽・重(ドワーフのガジェッティア・e44860)は拳をぎゅっと握りしめる。
「失伝の時もあれもドリームイーターの関連だったんだよね、確か。そうすると、今回のドリームイーターはちょっと種類が違う感じ? ドリームイーターにも色んなのがいるんだね?」
 今回の事件を起こしたドリームイーターの名は、幻武極。
 その足跡を辿るためにも……。
「来た」
 エリース・シナピロス(少女の嚆矢は尽きること無く・e02649)が見つめる先、崖から飛び降りてくる影が1つ。
 彼女がクロスボウにボルトとつがえる中、影は大きな音を立てて地面に着地した。
 身の丈2メートル弱。長い白髪を持ち、白い髭を蓄えた逞しき老人……胸にモザイクを持つドリームイーターは、ケルベロスたちを一瞥しながら身構え始め――。

●大自然と武の果ての果て
「さぁて……、開戦だッ!」
 クーゼ・ヴァリアス(竜狩り・e08881)が音頭を取る。
 刀を横に構え、その刃に火花を散らし――。
「轟き、雷鳴、打ち払えッ! 九重流双剣術四の型、止空閃ッ!!」
 ――薙ぐと共に三日月の形をした雷が飛ぶ。
 右に一歩ずれて避けたドリームイーターの顔面めがけ、ボクスドラゴンのシュバルツがブレスを吹きかけた。
 ブレスはすり抜けたかのように崖へと向かう。
「……よろしくお願いいたします」
 最小限の動きでかわし元の場所へ戻ってきたのだと見切りながら、山内・源三郎(姜子牙・e24606)は一礼し、身構えた。
 その背中を宇佐子が優しく照らしていく。
「源三郎さん、がんばってなのだわ!」
 道中痛みを訴えていた腰を重点的に。
 加護も同時に与える形で。
 源三郎はにやりと宇佐子に笑みを見せながら、拳を固く握りしめていく。
「では……参る!」
 一跳躍で距離を詰めた。
 勢い任せに拳を放つ。
 左腕に弾かれた瞬間に、エリースが結界を展開した。
「――もはや貴方に、自由はない」
 見た目には変化のない、崖の下。
 ドリームイーターは離れぬ源三郎と拳を交わしあいながら、右足を後ろへずらし――。
「喝ッ!」
 ――左足で地面を踏み砕いた。
 広がる衝撃波が1つ、また1つと結界を……結界が導いていった罠を砕いていく。
 もっとも、その衝撃波はケルベロスたちにダメージを与える類のものではない。おそらく、純粋に隠れたものを砕くだけの技なのだろう。
 ペトラは恐れることなく踏み込んだ。
 口元に不敵な笑みを浮かべたまま。
「ふふっ、話に聞いたとおりみたいね。でも、まだ本気じゃないみたい」
 距離を取り始めた源三郎と入れ替わる形で踏み込み、腰を落とす。
 土手っ腹に狙いを定め、腰の入った掌底を打ち込んだ。
「……」
 捉えた手応えはない。
 ドリームイーターは、気づかぬうちに突き出した腕の数ミリ右側に移動していたから。
「……受け止めてあげるから、アナタの武術、見せてごらんなさぁい」
 表情は変えず挑発し、仲間たちの攻撃を招くために距離を取る。
 エリースのミミック、ミミちゃんが斧片手に斬りかかるも地面を砕く。
 直後、背後へと回り込んでいた伊上・流(虚構・e03819)が崖を足場代わりに飛び、キックを放った。
「……これもかわすか」
 後ろなど見ていないはずなのに、足はドリームイーターをすり抜けるかのように通り過ぎ、地面へ着地。
 直後、ドリームイーターの息遣いが消えた。
 振り向く間もなく背中に痛みを感じ体が浮く。
 逆らわず前に飛び、着地すると共に振り向いていく。
 同様に、流れるように守りをくぐり抜けてきたドリームイーターの拳を、蹴りを受けたらしい前衛陣が、各々のスタイルでダメージを軽減しようとしている様が見える。
 今までずっとその場にいたとでも言うかのように、ドリームイーターは元の位置へと戻っていた。
 きっと、今のままでは当てる事もさけることも難しいだろう。
「……でも、諦めるわけにはいかないわぁ。何度でも重ねていかないとねぇ」
「……ええ」
 ペトラのつぶやきに、頷くエリース。
 宇佐子ももふもふな拳を打ち鳴らした。
「私も協力するのだわ」
「わらわも続く。共に頑張ろうぞ」
 ドラゴニックハンマーを握りしめ、ミミ・フリージア(ヴァルキュリアの鎧装騎兵・e34679)は構えていく。
 当てられぬのならば皆で協力して隙を作り、当てることができるように。
 動きを鈍らせる呪縛を重ね、少しでも戦いが楽になる未来へと……ゆくゆくは勝利へと至るのだ。
 彼女たちは呼吸を重ね、一斉に動き始めていく。
 連携攻撃に備えるためだろうか? ドリームイーターはわずかに構えを変えていた。

 ペトラの蹴り、エリースの黒き光、宇佐子の蹴りにミミのぬいぐるみ……その他様々なグラビティが当たるたび、ドリームイーターの動きは鈍っていく。まだまだ呪縛の数は少ないけれど。
 はたから見るだけではわからないだろう変化を感じ取りながら、源三郎は拳を交わしていく。
 牽制と本命を見切っているのか、源三郎の拳が急所へと打ち込まれたことはない。
 もっとも、源三郎も避けるべき拳とそうでないものを瞬時に見抜き、動きを最小限に抑えている。
「……」
 言葉を交わすことはない、必要ない。
 拳がすべてを伝えてくれるから。
 拳がすべてを教えてくれるから。
「っ!」
 左フックを打ち込んだ直後に本命の蹴りを放つも、空を切る。
 視線の端、ドリームイーターは真上に飛んでいた。
 空中にいるドリームイーターの瞳が小さく輝く、そんな気配を感じ源三郎は距離を取る。
 すかさず割り込んで、刀を横に構えていく。
「さあ、来い……!」
 視線の先、ドリームイーターの姿が薄れていく。
 息遣いも、足音さえも聞こえない。
 ただ、まるでそこに存在するのが当たり前のような気配すらまとわず距離を詰められ――。
「っ! こいつは……」
 ――再びドリームイーターを認識する頃にはもう、自分の体が宙に浮いていた。
 痛みはない、混乱もない。
 思考だけは先程よりも澄んでいる。
 胸から何かが湧き上がってくる情熱のように熱い何かも生まれていた。
 けれどダメージだけは本物なのか、着地したクーゼは足元をふらつかせ……。
「……こいつが、奥義か」
 刀を杖代わりに体を支え、深い深い息を吐く。
 もとの場所に戻ったドリームイーターを見つめながら、息を大きく吸い込んでいく。
「こいつはたぶん、弱ってたら一気に持ってかれる。意識は正常、湧き上がる闘志もある。でも身体は動かない……そんな状態へと追い込む、止めの技だ」
 口元に笑みを浮かべ、顔を上げた。
「けどなッ! いくら早かろうが後ろに通しちゃあ名が廃るってものだッ!」
 ダメージを表情の裏に隠し、啖呵を切る。
 さなかにはミミのテレビウムが彼を護るように踏み出した。
 重はクーゼのもとへと歩み寄り、治療を始めていく。
「今、治療するね! もっと元気になるように!」
 少しでも高い体力を保っていなければならないと、さらなる力を込めて。
 再び奥義を受けたとしても踏みとどまる事ができるように。
 戦況も彼我の認識も、少しずつ変わっていく戦場。ミミは前衛陣の影に隠れ、ドラゴニックハンマーを地面に突き立てたまま狙いを定めていた。
「ぼちぼち、動きを見切れるようにできんと怖いのぅ」
 治療しても残るダメージはある。
 重なれば致命傷にもなりかねないから、その前に……。
「……あわせるぞ、源三郎」
「承知」
 視線の先、源三郎が距離を詰めていく。
 懐へと入り込み、再び拳を交わし始めていく。
 その場で動かず牽制し合う2人の老人を、ミミは観察し照準を調整。
 源三郎が一歩踏み込んだ瞬間に、轟音鳴り響く砲弾をぶっ放し――。
「……よし!」
 上体を捻り源三郎の拳を交わしたドリームイーターの顎を捉え、崖の側へと軽くふっ飛ばした。
 難なく着地する様子を見せるドリームイーター。その動きにはさほど変化は見られないけれど……攻撃を直撃させることができた、その事実は大きい。
 この調子で重ねていくと、ミミは……ケルベロスたちは、再び狙いを定め始めていく……。

 クーゼとシュバルツ、テレビウムを中心に、重はケルベロスチェインによる魔法陣を展開する。
 自然の動きを模した拳によるダメージを癒すため、拭いきれないダメージは増えてきているけれど。
 それでも、攻撃を重ねた結果ドリームイーターの動きは鈍っている。
 荒れた土に足を取られよろめく姿さえ見せるようになっている。
 不安があるとするならば、治療しきれぬうちに奥義を叩き込まれてしまう可能性……。
「……でも、大丈夫。先輩方なら、きっと! かさねもがんばるから……みんな、がんばれ!」
 そうなる前に倒せるはずと仲間たちを応援する。
 流が体中が訴えてくる悲鳴を無視して木を蹴り空へと向かった。
 ダメージなど感じさせぬ表情でドリームイーターを飛び越え、崖壁に足をかけて更に上へ。
 太陽を背負う位置へと到達し、2本の刀を振りかぶる。
「利用出来るモノは全て利用して武器に変える。それが俺流のやり方でね」
 虚空を裂き、放つは斬撃。
 斬撃を弾く掲げられた右腕に押し付けるは、真の刃。
 重さに押されたか、ドリームイーターが僅かに身を沈めた。
 すかさず流は刃を引き、着地。
 地面をヤスリとみなし足に炎を宿し、斜め上へと蹴り上げる!
 開いていた脇腹を捉え、ドリームイーターの体を軽く打ち上げた。
 炎に抱かれながらも、ドリームイーターは姿勢を正し着地し……爆発!
「……」
 エリースの仕掛けた地雷に抱かれて、ドリームイーターは爆煙の内側へと閉じ込められた。
 その中心めがけミミちゃんが斧を振り下ろせば、左側へとドリームイーターが飛び出してくる。
「こっちは行き止まりよぉ」
 待ち構えていたペトラが、飛んできたドリームイーターの背中に優しく触れた。
「我、全てに破滅を与える者なり。――全部持って行きなさぁいッ!」
 瞬時にエネルギーを流し込み、力強き爆発を引き起こす。
 地面に落ちることなく空へ向かっていくドリームイーターへと、宇佐子のがエネルギー弾を発射した。
「ほーくす、ぽーくす、ぱーく!」
 避ける余裕など与えられず、更に高い場所へと打ち上げられていくドリームイーター。
 最早治療は必要ないと、重が距離を詰めていく。
 腰を落とし、拳を真っ直ぐに突き出し炎を放った。
 全身を炎に抱かれたまま、落下していくドリームイーター。
 半ばにて姿勢を正し着地する。
 けれど、ケルベロスたちへ向き直ることなく……静かに座禅を組み始めた。
 それはきっと、自然に還るため。
 自然を模した武術の行き着く、果ての果てへと向かうため。
 まだ早いとでも言うかのように風が吹き、ドリームイーターを光の粒子へと変えていく。
 光の粒子は崖の上へと駆け抜け、何処かへと消え去り……ケルベロスたちは、木々のざわめきだけが聞こえる静寂に包まれた……。

●幻武極を見つけるために
 ドリームイーターのいた場所に、源三郎は礼儀正しく一礼する。
「ありがとうございました」
「よーし! 完全勝利ッ!」
 クーゼは拳と手のひらを打ち鳴らし、満面の笑みを浮かべていく。
「敵ながら素晴らしい技の冴えだったな。良い経験になった。本人と死合えなかったのは少々残念だが、これでまた一つ、先に進めそうだ」
 空を仰ぎ、目を細めた。
「なぁ、幻武極。お前のおかげで強くなれたよ。いずれ、礼をしにいきたいもんだな」
「……そのためにも、被害者を救護しに行こう。幻武極の足跡も残っているはずだ」
 流は山道の方角へと視線を向けていく。進んだ先、川を遡った先にある滝の近くに被害者はいるはずだから。
 頷き、ミミは続けていく。
「場合によっては、いちど下山を提案したほうがよいかものぅ。まあ、全ては診てからにはなるが……」
 いずれにせよ、行かなければ始まらない。
 ケルベロスたちは各々の治療や戦場の修復を済ませた後、滝を目指して歩き出す。
 被害者となった武道家が、いずれ武の頂へと到れるよう。
 事件をばらまいている幻武極の足跡を、少しでも辿ることができるように……。

作者:飛翔優 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2018年1月20日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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