失伝救出~悲しみの終わる日

作者:柊暮葉


 ヴォオオオオオ……ン……。
 空で鳴るドラゴンの咆哮が、大聖堂の屋根を震わせる。
 亀裂が走る天井の石板。
 パラディオンの少女は、それを虚ろな瞳で見上げていた。
 繰り返し、繰り返し、目の前に展開される惨劇は、少女から確実に目の光を奪っていったのだ。
 繰り返し、繰り返し--もう既に、時間の感覚などない。
「なんのために」
 ぽつりと、少女は乾いた声で呟いた。
 その彼女の手を、隣にいる姉が握り締めた。
「しっかりして。次の波が来るわ」
 聖堂の屋根を破壊しようとするドラゴンを、扉の前で姉は迎え撃とうとしている。乾いた口で聖歌を歌いながら、前を向く姉。
 少女も勇気を奮い起こして、姉とともに聖歌を歌い上げる。
 しかし、彼女の前で、一人、また一人と、仲間が倒れていった。
 程なく復活するが、またドラゴンの蹂躙を受け、倒れていく人々。
 その光景を目の当たりにし、胸に暗い絶望がヒロが……行く。
「こんな時、彼らがいてくれたら……」
「彼らって?」
 姉が振り返って少女に尋ねた。
「彼らは……」
 途端に、少女は混乱してしまう。一体、誰の事を言っているのだろう。このドラゴンを倒せる人間など、地球上にいただろうか?
「しっかして。これは、みんなを守るための戦いなのよ」
 そう励ます姉の表情にも、生気は消え失せようとしていた。姉妹は譫言のように聖歌を歌い続ける。今にも、全ての闇の感情に押しつぶされそうになりながら。


「寓話六塔戦争勝利、おめでとうございます」
 ソニア・サンダース(シャドウエルフのヘリオライダー・en0266)が集めたケルベロス達に説明を開始した。
「この戦いにより、囚われていた失伝ジョブの人達が救出されました。また、救出出来なかったジョブの方々の譲歩も得る事が出来ました。得られた情報と、ヘリオライダーの予知により、失伝ジョブの人々は、ドリームイーター『ポンペリポッサ』が用意した、特殊なワイルドスペースに閉じ込められています」
 ソニアは珍しく真剣な顔になった。
「囚われた人々は、ワイルドスペースの中で、大侵略期の残霊達により、延々と悲劇を繰り返させられています。現実を誤認、錯覚している人々には現実の事です。これは、失伝ジョブの人々を絶望で闇に落とし、反逆ケルベロスとするための作戦と思われます」
 ソニアは目に強い光を宿す。
「しかし、寓話六塔戦争に我々は勝利しました。それにより、彼らが反逆ケルベロスになる前に、救出する事が可能です。是非、この特殊なワイルドスペースに乗り込み、繰り返される悲劇を消し去って、閉じ込められた人々を救出してください。我々は可能性を手にしているのです」


「まず、特殊なワイルドスペースは、失伝ジョブの人々以外の人間は出入りする事が不可能であるようです。そのため、この作戦に参加できるのは、失伝ジョブを持つケルベロスだけとなります」
 ソニアはケルベロス達に資料を配り始めた。
「ワイルドスペースは、大聖堂を模した空間になります。大聖堂の中には避難民達が身を寄せ合っています。そして彼らを守るために、扉の前に立ちふさがっているパラディオンの姉妹がいます。彼女達が救出対象者になります。他にも何名かのパラディオンの仲間もいますが、彼らは残霊となります。他のドラゴンも、避難民達も、残霊ですね」
 ソニアは重い表情で頷いた。
「強敵のドラゴンですが、相手は残霊ですので、実際のドラゴンよりも弱体化されていることが予想されます。仲間になったばかりの皆さんでも勝利可能と思われますが、油断はしないでください」
「また、ワイルドスペースに長時間とどまると、我々もまたワイルドスペースに囚われてしまう危険があります。戦闘を終えた場合は、その場で調査などはせず、速やかに救出対象者を連れて逃げてください」
 それからソニアはドラゴンの資料を配った。

 踏みつけ。
 頑健 近単 破壊+ブレイク。
 火炎ブレス。
 頑健 遠列 破壊+【炎】。
 体当たり。
 頑健 近列 斬撃+【足止め】。


 最後にソニアはこう告げた。
「こんな、悲劇を乗り越えて戦い続けてきた、失伝ジョブの先達の為にも、必ず救出してあげてください」


参加者
ジルベルタ・ラメンタツィオーネ(宵月が照らす白・e44190)
伏見・詠葵(捨て人・e44198)
渡会・雪(サキュバスのパラディオン・e44286)
御廟羽・彼方(眩い光ほど闇は深く黒く・e44429)
斯刃・八雲(先祖返り・e44500)
麦隴・骸(マッドドッグデスロード・e44507)
夜陣・彼方(復讐の妖精忍者・e44556)
エリザベス・ナイツ(駆け出しケルベロス・e45135)

■リプレイ


 悲劇が延々と繰り返されていた。
 何度も何度も殺される同朋。繰り返される惨劇。どんなに歌っても歌っても、未来が少しも見えない。悲しみが途絶える事はない。

(「ああ、今日もまた、……また、仲間が死ぬ……」)
 襲い来るドラゴンを前に、表情を亡くした少女は、瞳を絶望に染めている。
 傍らで姉がその手を握りしめ、彼女を庇うように前に立って、歌の最後の一節を振り絞ろうとした。
 また、姉も死ぬのだろうか--。

 強大なドラゴンは真紅の火炎を吐き散らしながら、大きすぎる足を振り上げて、姉の体を踏みつぶそうとした。少女は「リペリダンス」でなけなしの反撃を試みる。もう、姉が死ぬところは見たくない。だが半ば、諦めていた。この悲劇は終わらない。もう心を折ってしまった方がいい--。

 刹那!
 その姉の前に死神の鎌が掲げられた。しかし、その鎌は、姉の首を刈り取りはしなかった。ドラゴンの足の裏を切り裂いて、生命力を吸い上げ、一人の少女が毅然とドラゴンの前に立ちはだかった。
「これがドラゴンか……残霊とはいえ、こんな敵相手に彼女たち二人でなんて、さぞ辛かっただろうね」
 ジルベルタ・ラメンタツィオーネ(宵月が照らす白・e44190)はデスシックルを手に、そう呟いた。
 姉妹は手を取り合って呆然と目を見開いた。

 続いて伏見・詠葵(捨て人・e44198)が姉妹の元に駆けつけた。ドラゴンはジルベルタの方に気を取られている。
 その間に、彼女は傷つき疲弊している姉妹にゴーストヒールを施した。
「こちらは我々が引き受ける。……必ずや食い止めるので、君達は避難した者達に付き添ってやってくれないか。……その方が、彼らも心強いだろう」
 詠葵の言葉を聞いて、姉妹達ははっとし、扉の向こうの避難者達の方を振り返った。

「希望を踏みつぶし、絶望をまき散らすドラゴンは必ず私たちの手で倒そう!」
 御廟羽・彼方(眩い光ほど闇は深く黒く・e44429)は、駆けつけるなりそう叫んだ。
「この姉妹もまた人々を守るべく戦うヒーロー。だったら今度は私達が救ってあげよう、ね!」
 御廟羽は、ヒールをしている詠葵を庇うように立ってそう言った。

「お二人はよく頑張られました。ここからは私達にお任せ下さい。私達ケルベロスに……!」
 渡会・雪(サキュバスのパラディオン・e44286)は、咎人の血を少女に使いながらそう告げた。
「ケルベロス……?」
「ケルベロス」
 姉妹はその名を呼んだ。全てを思いだした訳ではない。だが、そのケルベロスという言葉が、彼女達の絶望の闇を払っていった。この悲劇を終わらせる事が出来るかもしれない、その名。

 斯刃・八雲(先祖返り・e44500)は姉妹へと薬液の雨を降らせて回復していった。
「他の避難者やパラディオンとともに下がっていてくれないかい? ここは我々ケルベロスに任せて」
 姉妹達は泣きそうな顔で八雲を見上げている。お互いの手だけを握り合って。まだ不安で仕方が無いらしい。

「アンタらの目の前の戦はな、もう済んだ事なんだ。思い出してくれよ、俺達ケルベロスの事をさ……後は任されてくれ、こんな奴一捻りさ! だから安心して今は……生きて帰る事だけを考えてくれ!」
 麦隴・骸(マッドドッグデスロード・e44507)はそんな姉妹達に力強く声をかけた。戦い続けて心まで麻痺して硬直しかかっている。それでも、避難者達を守りたい気持ちは変わらないらしい。
 骸の言葉を聞いて、姉妹はやっと立ち上がり、扉の方へと駆け出して行った。ヒールにより体が動くようになっていたのだ。

「初めてのミッションだけど、足りないのは経験だけよ!」
 エリザベス・ナイツ(駆け出しケルベロス・e45135)は、敢然と顔を上げて叫んだ。
「ドラゴンって強いって聞いてるけど皆と一緒ならへっちゃらよね。早く、二人を助けてあげましょう!」
 ハードロックスターを振り上げて勇ましく自身を鼓舞している。

「竜……昔っからこうやって踏み潰してきやがったのか……残霊とはいえ殺してやるッ!」
 夜陣・彼方(復讐の妖精忍者・e44556)は、如意棒を強く握り締めて戦意を見せた。
(「俺の故郷は竜の眷属に滅ぼされ、俺自身も奴らによって零式忍者に堕ちた。デカブツなクソトカゲを見ると、沸々と怒りが湧くんだ……戦闘になるまでは抑えてるけどな。だからか、あの少女たちを見てると嘗ての自分を重ねちまうんだ。抵抗し、諦め、零式の異形に喰われた過去を思い出してな、怒りが溢れる」)
 絶対に負けない。姉妹達を救う。夜陣はそういう決意を固めていた。
「これで2戦目……ヘヘッ、油断は大敵ってな。がっちり決めて行こうぜ!」
 骸は彼方の隣で好戦的な笑みを見せる。
「今の私達があるのも、失伝ジョブの方々が骨身を削って戦い抜いてきて下さったから……今度は私達が救う番です」
 雪は血染めの包帯を握りながら決意の表情である。

 赤い鋼のような鱗を持つ巨大なドラゴンは、やはり真っ赤な瞳を憎悪に濁らせながら咆哮を上げる。
 そして、自身を僅かながら傷つけたジルベルタへと向かった。
 ジルベルタはデスシックルを構えてドラゴン相手に退かない構えを見せる。
 ドラゴンは大きく足を振り上げると、そのジルベルタへと踏みつけを行った。
 ジルベルタはデスシックルで弾き返そうとしたが、ダメージを半減しつつもよろめき、横に倒れる。
「ぐくっ……」
 残霊とはいえ、やはりドラゴンはドラゴンであった。

「彼女たちの苦しみに比べたら、これぐらいなんてことないよ」
 だが、ジルベルタは気絶してはいなかった。
 エクトプラズムを浮遊させ、自身と仲間にまとわりつかせると疑似の肉体を作り回復していく。
 八雲はショック打撃と魔術切開により緊急手術を行って、ジルベルタを回復していった。
 詠葵はドラゴンが大聖堂と姉妹に向かう事のない位置を取る。
(「僕は何も望まない。希望は、残酷だよ、君。分かるかい」)
 詠葵は絶望と希望の狭間にある姉妹に対してそう思った。
 それから詠葵は喰霊刀にいくつもの霊体を纏わせてドラゴンへと斬りつける。刃から汚染されていくドラゴン。
 御廟羽はエアシューズに摩擦の熱を纏わせ、火炎による激しい蹴りをドラゴンに見舞った。
「まずはその爪から、翼から、この程度で俺の怒りは収まらないぞッ!」
 夜陣は死の淵で得た「零の境地」を乗せてドラゴンを殴打し、石化させようとする。
「私はスナイパーよ。全力で援護射撃するわ!」
 エリザベスは精神を集中して、ドラゴンの足へと遠隔爆破を行った。
「ソラッ! 喰らえよ……幻想虹彩蹴!」
 骸は高々と跳躍し、虹を纏いながらドラゴンへと急降下蹴りを食らわせる。
 雪は、非日常的な美貌をドラゴンへと見せつけて捕縛しようとした。

「ガァアアッ!」
 うち続くダメージにドラゴンは怒りを露わにする。
 吼え狂いながらケルベロスを威嚇すると、その巨体をのたうたせた。
 ドラゴンが僅かに後退する。
 そして--その巨体からは考えられない、猛烈なスピードでケルベロス達へと迫った。
 巨体の重力と速度を伴った猛烈な体当たり!!

 ジルベルタが、詠葵が、御廟羽が、骸が、夜陣が、たまらずに吹っ飛び宙を舞い、地面に激突して苦痛に喘ぐ。

 途端に、パラディオンの姉妹が動いた。傷ついたケルベロス達を見ていられなかったのだろう。
「スカイクリーパー」を必死に紡いでケルベロス達を回復していく。今にも前に飛び出そうな状態だ。

「癒したとはいえ、疲れきっている貴方達は戦いの足手まといです!」
 そこで雪が姉妹達を厳しく叱咤した。
「……貴方達の本来の目的を思い出してください。避難民の皆さんを守る事でしょう? 側にいて励まし元気づける事も立派な戦いです」
 雪の表情を見て、姉妹は項垂れ、引き下がった。
「お前らの希望はなんだ! 護ることだろ! 竜殺しはしてやるが護りはお前らのほうが得意だろうがッ!」
 そんな姉妹へと夜陣は力強い言葉をかけた。

「がっ……はっ……」
 呼吸困難を起こしながら詠葵はなんとか起き上がると、よろめきながら喰霊刀でドラゴンへと斬りかかる。刃の先からドラゴンの魂を啜り上げて、辛うじて自身を回復していく。
「…彼女達はよく頑張った。皆の為にと、力を揮った。……次は彼女たちが救われる番だろう」
 相変わらず、大聖堂と姉妹を庇う位置に立つ詠葵。
「回復なら任せてくれ」
 そこで後列の八雲が、ゾディアックソードで地面に守護星座を描き、仲間達を守り、回復していった。
「大丈夫? …それなら良かった」
 ジルベルタは後列へとボディヒーリングを行う。
「ヒーローだから諦めない、だよね!」
 スターサンクチュアリによって起き上がった御廟羽は、流星の煌めきと重力を纏い、猛烈な跳び蹴りをドラゴンへと行った。
(「家業は暗殺だ。今はやってないがな。如意棒は暗器として便利だな」)
 夜陣は如意棒をヌンチャクの如く操りながら、ドラゴンの攻撃をさばき、一撃を加えていく。
 エリザベスは再びサイコフォースを行った。
「トウッ! 必殺……運命星芒蹴!」
 骸は理力をこめた星型のオーラを用いてドラゴンへと蹴り込んでいく。
 雪は血染めの包帯を振り回す。染みついた血を固め、包帯を槍としてドラゴンを貫いた。

「ヴォオオオオ……ン!!」
 ドラゴンが再び咆哮を上げる。天空も割れるのではないかという大音声。
 それは威嚇のためか、苦痛を紛らわすためか。
 咆哮を上げながら、ドラゴンの口の中に炎が閃く。怒りの炎。憎悪の炎。破壊の炎。
 その炎が猛々しく燃え上がり、巨大なブレスとなってドラゴンの口から炸裂した。

 燃え上がる前列。地獄の業火の如き火炎の中、ケルベロス達は悲鳴を上げる。だが負けない。絶望しない。仲間のために。明日のために。

「一陽来復陣!」
 そのとき自分達の採っていた陣形をそう名付け、ジルベルタが百戦百識陣を行う。
「皆、無事であるように--」
 八雲は薬液の雨を降らせてさらに仲間達を回復していった。
「サイコフォース……くっ!」
 連続で同じ攻撃を行っていたエリザベスは、ついに外してしまった。
「残霊の魂というのはどうかな?」
 詠葵は凶太刀でドラゴンを斬りつけ、魂から汚染していく。
 御廟羽は見えない「虚無球体」を解き放ち、ドラゴンを消滅させようとする。
 雪は再び美貌の呪いを行い、ドラゴンを捕縛していった。
「オウガ君あれだ! 絶空斬! ヨイショッ!」
 捕らえられたドラゴンの傷口を骸が絶空斬でなぞりあげていく。
「見てるか夢喰い! 貴様に喰わせる夢はねェエ!!」
 ドラゴンの苦痛の咆哮。
『これが【影】の極意』
 そこで夜陣が暗夜死斬(アンヤシザン)を行った。
 それはシャドウリッパーの極致。
 素早く近づき切り裂いていく単純な技法。しかし、その単純さ故に威力は絶大で、急所を引き裂くその一撃でドラゴンはトドメを刺された。
「やったー!」
 エリザベスが伸びをするような姿勢でハイジャンプをした。


「外しちゃったけれど、勝てたんだからいいわ!」
 エリザベスは空元気でも力強く振る舞っていた。
「フーッ……フーッ……」
 戦闘が終わり、夜陣は息を整えようとしている。
 ジルベルタは姉妹へと近づいて行った。
「ここはワイルドスペース。僕たちはケルベロス。君たちはドリームイーターの悪夢に囚われていたんだ……」
 ジルベルタの事情説明を聞いて、姉妹達は静かに涙を流した。それは感情を回復した証であった。
「つらいときは甘いもの。……食べなよ、落ち着くよ」
 それを見て、ジルベルタはいつも持ち歩いている金平糖を渡した。
「さあ、帰ろう」
 そう促すと、姉妹は金平糖を一つかじって、頷いていた。
「このような悲劇を繰り返さないためにも、帰りましょう。私達が在るべき場所へ!」
 雪の言葉にも、姉妹達は微かな笑みを浮かべて応えた。
 詠葵は慰めるように姉妹にヒールをほどこした。
「走れないようであれば、肩を貸しますが……」
「いいえ、もう大丈夫です」
 姉がきっぱりと言い、妹が頷いた。
「長くとどまっては危険です!」
 雪がそう言って、脱出を促した。
「悪夢に長居は無用さ」
 八雲も姉妹を引き連れて速やかに脱出しようとした。
「既に終わった物語だが……別れの挨拶はしておけよ。手短にな」
 夜陣がそう言い、姉妹は大聖堂を振り返った。その扉へと、二人は甦った笑顔で手を振った。もうここには、戻らない。ループを断ち、明日へ向かって生きるのだ。--強く。

 強く。
 その決意を胸に、救出されたパラディオンの姉妹は、ケルベロス達と走った。
 ケルベロス達もまた、強いばかりではないだろう。誰しも強い面と弱い面、光と闇を持っている。
 だからこそ、絶望の闇にとどまってはいけないのだと、弱さに甘えてはいけないのだと--そう心の中で呟いて、姉妹は顔を上げ、走るのであった。地獄の番犬たちとともに。

作者:柊暮葉 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2018年1月14日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 7
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