露出こそ正義!

作者:柊暮葉


「冬こそ露出ッ!」
 廃寺でビルシャナが叫んでいる。
「世間では春先にコートを着込んで女子高の前に行ったりするらしいが、そんなものは初心者初心者。真の露出は冬! 真冬に裸一貫で女子高や女子寮やナースステーションの前に行け! どんなに寒くても女性に裸を見て貰えば心は燃え上がるッ! いつだってハッピー!!」
 実際にパンツ一丁のビルシャナが廃寺にパンツ一丁の男達10名に向かって叫ぶ。
「この開放感と女性に見て貰えるという快感!! これは真冬に味わってこそ!! さあ、ここで露出の訓練をしたら、女子高に繰り出すぞー!!」
 露出ビルシャナはパンツ一丁でなんだか凄くきわどいポーズを取り始めた。そして男達10名はそれを真似た。


「露出狂の悟りを開いたビルシャナが発生しました。問題を解決してください」
 セリカ・リュミエールが集めたケルベロス達に説明を開始した。
 ミリア・シェルテッド(ドリアッドのウィッチドクター・e00892)は真面目な顔をして話を聞いている。
「悟りを開いてビルシャナ化した人間とその配下と戦って、ビルシャナ化した人間を撃破する事が、今回の目的です。このビルシャナ化した人間が、周囲の人間に自分の考えを布教して、配下を増やそうとしている所に乗り込む事になります。ビルシャナ化している人間の言葉には強い説得力がある為、ほうっておくと一般人は配下になってしまいます。ここで、ビルシャナ化した人間の主張を覆すようなインパクトのある主張を行えば、周囲の人間が配下になる事を防ぐことができるかもしれません。ビルシャナの配下となった人間は、ビルシャナが撃破されるまでの間、ビルシャナのサーヴァントのような扱いとなり、戦闘に参加します。ビルシャナさえ倒せば元に戻るので、救出は可能ですが、配下が多くなれば、それだけ戦闘で不利になるでしょう」
 それからセリカはつけくわえた。
「今回現れたビルシャナは、ヴィゾフニル明王という悪人を救うビルシャナの信者からビルシャナ化したらしい……ですね」


「ビルシャナの能力は?」
 誰かの質問に対して、忍はすぐに資料を広げてくれた。
 ビルシャナ閃光……敵を退ける、破壊の光を放ちます。
 八寒氷輪……氷の輪を飛ばし、敵を凍りつけさせます。
 浄罪の鐘……鐘の音を鳴り響かせ、敵のトラウマを具現化させます。
 これらの力で戦うらしい。
「今回のビルシャナは単なる変態です。若い頃から見せて回っていたおじさんが、ついに真冬に裸を女性に見せるという件について悟りを開いたのです。もうどうしようもありません」
 セリカはため息をついた。
「配下の10名も元々見せていたか、見せたい願望があった老若の男性です。ビルシャナについて廃寺に立てこもり、近所に見せにいったいりしていたのですが、今度大挙して近所の女子高に一斉に見せに行く計画を立てています。変態の大量発生から女子高生達を守らなくてはいけません。至急、廃寺に向かって計画を阻止し、ビルシャナを退治してください」


 最後にセリカはこう締めくくった。
「教義を聞いている一般人は、ビルシャナの影響を受けているため、理屈だけでは説得することは出来ないでしょう。重要なのは、インパクトになるので、そのための演出を考えてみるのが良いかもしれませんね」


参加者
ミリア・シェルテッド(ドリアッドのウィッチドクター・e00892)
六連星・こすも(ヤクトフロイライン・e02758)
佐藤・非正規雇用(俺が見えたら終わり・e07700)
黒岩・白(シャーマン系お巡りさん・e28474)
ティーフォリア・ルキアノス(サキュバスの螺旋忍者・e28781)
フォルティ・レオナール(桃色キツネ・e29345)
リン・イスハガル(凶星の氷闇龍・e29560)
ラーヴァ・バケット(地獄入り鎧・e33869)

■リプレイ


 ケルベロス達は現場の廃寺に到着した。
 すると本堂の方からビルシャナのばかでかい声が響き渡った。
「冬こそ露出ッ! この露出を女子高生達に見て貰うぞッ!」
 たわけた煩悩を主張している。
「露出! 露出ッ!」
 それに対して10名の信者達がエールを送っている。
 ケルベロス達の中には帰りたくなった者もいた。
「ここが露出症の巣窟ですか……あ、そうでした、そろそろ猫さんが集会する時間なので私はそっちに向かいますね。……あ、ダメですか……そういえば、今日はサボテンに水やり忘れました、ちょっと水やりを……これもダメですか……」
 でっち上げの口実を語るミリア・シェルテッド(ドリアッドのウィッチドクター・e00892)だったが、仲間にたしなめられてとどまっている。
「女の子ならともかく、男の露出なんて恐ろしい……あんまり関わり合いたくないな……」
 佐藤・非正規雇用(俺が見えたら終わり・e07700)はビルシャナ達に戦慄している。
「ふ~ん、服着たくなかったらそれでい~んじゃないの? え? 違うの? 見せびらかしたい? 変な人達だ~ね~。ところで…さとーさん…脱ぐの?」
 フォルティ・レオナール(桃色キツネ・e29345)は、佐藤の方を振り返った。
「イヤだよ絶対脱がないよ……」
 佐藤は弱々しくそう答えた。
「佐藤さん、窃視症の次は露出症に芽生えましたか……わぁ、佐藤さんいつの間にー。ビルシャナから分離できたんですねー」
 ミリアは棒読みでそんなことを言っている。
「変態が変態集めて、後ろ指指されるような犯罪行為をしちゃろーって言ってるだけだよな、これ。集まっちゃってる人達も後戻り不可の人も居るしー」
 ティーフォリア・ルキアノス(サキュバスの螺旋忍者・e28781)は呆れ果てているようだ。
「うむ、露出か。よくない。裸のまま主らはおなごのいるところに飛び込むつもりか。…それは犯罪者というのじゃよ。あぁ、寒さでただでさえかわいそうなものがさらにかわいそうになっておる」
 リン・イスハガル(凶星の氷闇龍・e29560)はため息をつきながらそう言った。
「廃とはいえお寺で煩悩を振りまかれても困りますねえ。ちょっと其処の鐘にでもつかれて来て戴けませんか」
 ラーヴァ・バケット(地獄入り鎧・e33869)は軽くイヤミのジャブを放った。
 六連星・こすも(ヤクトフロイライン・e02758)、黒岩・白(シャーマン系お巡りさん・e28474)もともに、ケルベロス達は全員で本堂の方へと移動した。

 本堂の引き戸から中を覗くと、この寒い廃寺でパンツ一丁の男達とビルシャナが叫びながら何か変なポーズを取っている。
「露出ッ! 露出ッ!」
 寺の仏に申し訳ないと思わないのだろうか。
 そのカオス状態に尻込みするケルベロス達であったが、一人、こすもだけはその場で大きく引き戸を開いた。
 ズッパパーーン!!
 なんだか凄い音を立てて壁に激突する引き戸。
 こすもはズカズカと本堂の中に特攻すると、信者達の真正面に立った。
「あの……羞恥心って大事だと思うんです! 見られて恥ずかしいと思う心を失ったらダメだと思うんです。ましてやパンツ一丁で自分から見せつけにいくなんて、ただの変態です。え? 自分も今装備している防具が水着なのは見られるのが気持ちいいからじゃないか? 違います!! これは、そーゆーのじゃないですッ!」
 実は自分の特殊性癖を隠したい、そもそも自覚したくないこすも。ビルシャナが同族かもと無意識に感じつつ、それを全否定するために勢い込んで信者達に説教する。
 当然、こすもに注目してくるビルシャナと信者達。
「ガン見しないで……やめてください……」
 こすもは涙目になって自分の競泳水着のような衣装を手で隠そうとした。
 ますます見つめてくるビルシャナと信者達。恥ずかしがる女の子はイイ!
「わ、私達はケルベロスです。あなたたちを説得しに来たんであって、け、決して見せたり見せられたりしたい訳では――」
 ガン見されて強張りながらもこすもはそう主張した。
「ケルベロス?」
 流石にびっくりするビルシャナ。
 そこに助け船のように佐藤が現れた。
 佐藤は全てを脱いでいた。突如現れた全裸の男にぽかんとなる信者達。
「お前ら露出すると言っておきながら、そのパンツは何だ? まだ羞恥心が残っている証拠じゃないか」
 全く何も装備していない佐藤がそう言う。
「まさか教祖までパンツを履いてるとは……とんだ腰抜けだな。真の露出を行使したい者は、そんな鳥頭ではなく俺について来るがいい」
 ビルシャナ達の覚悟が中途半端であることを指摘する佐藤。
「実は恥ずかしいと思ってるヤツ、俺を越えられないと思ったヤツ、帰るならば、今が最後のチャンスと言っておこう」
 パンツを脱げないやつは帰れ!
 佐藤は信者達の帰宅を促した。
 信者達はその場から帰りはしなかったが、パンツ一丁で皆しょんぼり項垂れてしまった。
「くっ、パンツは女子高生の前で脱ぐものだ! ここで全裸の男に見せたくないわ! 変な誤解を招く!」
 なんとビルシャナはそんな切り返しを放った。
 するとミリアが目を光らせて近づいてきた。何しろこちらには全裸無装備の男が一人いるのである。
「裸を見せるってことですが。あなた達騙されてますよ? そこの教祖を語るニワトリ、羽毛着込んで裸じゃないですよ? 一人だけ温まってますよ?」
 ミリアにそう言われて信者達は、まずは全裸の佐藤を見、その後、羽毛にパンツのビルシャナの方を見た。
 ジ~。
「な、なんだその目は!!」
 不本意そうに叫ぶビルシャナ。
「そう言えば、昔は服を着てなかったな~」
 そこでフォルティが問題発言をぶっ放した。
 ぎょっとして彼女を振り返る周囲。
「ちょっとその時の生活が懐かしいね。それはともかく、なんで、裸見せたいの? なんで? どうして? どんな理由で~?」
 フォルティが信者の一人にまとわりついた。
「き、君みたいな可愛い女の子に見て貰えると……」
 ごにょごにょと何か言う信者。
「見せびらかして、興奮?」
 フォルティはキョトンとした。
「すごく可笑しな人達なんだね!」
 とても良い笑顔である。
「自前の毛皮もなしに寒い時期に裸になるなんて可笑しいやつら以外に言葉がないよね」
 言葉がグッサリ刺さっている信者。
「それはそうと脱がなかったんじゃなかったのか? その姿は防御力? なさそうだし……これを付けちゃどうかな?」
 フォルティはパンツ一丁な人達にコテカを渡して回った。
「それなら防御力(ついでに変態度)も上がるよねー。にしても、世の中にはこんなのあるんだなぁ。あれ? でも変わってない……?」
 パンツの上からコテカを刺して何か変な状態になっている信者達であった。
「やってられるかーッ!」
 コテカを床に投げつけて叫ぶビルシャナ。
「俺達が求めているのは真冬の真の露出ッ! それも訳の分からない男や子供達にではない、可愛い女子高生の集団に見せてこそ意味があるんだッ! こんな奴ら放っておいて、女子高に突撃だーッ!!」
 もう犯罪する気満々である。
 そこでティーフォリアがビルシャナに向かい、ゴールデンなゴムボールを……振りかぶって……投げる! これでも手加減攻撃だが!!

 カコーン!

 そんな音がして、ビルシャナはその場に前を押さえて倒れ伏した。
「ボールには流石に触りたいとは思わないなぁ。よっし、ボール踏みつぶしちゃおっか」
 ティーフォリアは、今度は信者達にもよく見えるようにと、高々と足を振り上げた。
 信者達のみならず、佐藤まで真っ青になって硬直する。
「……つまりは、そうされても文句は…ないね……?」
 そう確認を取るティーフォリアに一人の信者が涙目で叫ぶ。
「あんただってきわどい格好しているだろーがッ!」
「私、露出部分多いけど、それ指摘されたところで危ない部分は見せてるわけでもないし、そもそも、種族的な理由で肌を晒してるしねぇ。こーゆー恰好してると、それなりにはエネルギーを得られるのよね~。ただの変態とは一緒にされたいくないわー」
 けろっとしてそう答えるティーフォリアに言い返せない信者達。
「説得…こ奴らに説得って意味あるのかのう。もういっそ全員警察に引き取ってもらった方が後の憂いがない様な気がするのじゃが……よし、なら今すぐ警察に連絡じゃな」
 そこでリンがため息まじりにそう言った。
「け、警察? それだけは!!」
 信者ががばっと身を起こして叫ぶ。
「それに、おぬしらは裸じゃが、そこの鶏はどうじゃろうな。毛に覆われておるぞ。つまり、犬、猫と同じように捕まらないのじゃ。ああ、なるほど、おぬしらだけ捕まるのじゃな…かわいそうに」
 信者達は再びジ~とビルシャナの方を見た。
「何が言いたい!!」
 羽毛ふわふわで叫ぶビルシャナ。
「いやはや、この手の変質者は減る気配がないのう。なぜ主らのえげつないブツを間近で眺めねばならぬのだ。そもそも、この真冬に全裸になる意味はあるのか…」
 リンは信者達の貧相な裸を気持ち悪そうに眺めながらそう言った。予想外の反応に体を竦める信者達。
「おなごの誰しもがきゃー! へんたーい! とか言う反応をするとは思わぬことじゃな。…我? 別に平気じゃが? なんでこの我が主らの粗末なモノごときできゃーきゃー言わねばならぬのじゃ」
 粗末なモノとはっきり言われて色々な意味で小さくなってしまう信者達。
「君たちのしていることは刑法174条の公然わいせつ罪に該当するっス」
 そこでついに白がそう言った。
 警察官の彼女にそう言われてぎょっとするビルシャナと信者達。
「……が。回避する方法があるっスよ。それは……「その姿が魅力的でない」と証明することっス! というのも「わいせつ」の定義に「徒に性欲を興奮または刺激せしめ~」というのがあるっス。つまり、魅力がなければ該当しない! さぁ、堂々と露出するために魅力の無さをアピールするっスよ! さぁさぁ!」
 ちなみに「わいせつ」の定義は不完全であり、これならセーフというのは完全な詭弁である。
 だが素人にはそんなことは分からない。
「み、魅力が無い事をアピールしろって……女子高生に……鬼かァア!」
 しかし警察官にそうまくしたてられたら立場が弱い。
 周囲の状況から行っても逃げ場なし。
「魅力的も魅力的でないも」
 そこでラーヴァが切り出した。
「まずその露出で女性がたに見て戴けるかが疑問でございます。いまどきただのパンツ一丁の変態などスタンダード過ぎて目立ちません。女の子たちだってきっと眼を反らすだけですよ」
 ラーヴァはバケツヘルムの炎をゆらゆらと揺らす。
「私を御覧なさい。寒さに耐えて縮こまる貴方がたよりも、裸かどうかよくわからない其方の鳥よりも、ずっと目立つでしょう。貴方がたの望みにとっても、露出はむしろ無い方が正義でございます。鎧を着ましょう? ねえ?」
 その状況下では鎧を着込んでバケツヘルムから漏れる炎は煌々と輝き、本当に暖かそうだった。
 パンツ一丁の信者達は自然とラーヴァの事を取り囲み、ヘルムの方に手をかざして暖を取った。
「はい。これからは裸ではなく鎧を着て、女の子達に魅力をアピールします」
「寒い場所では炎を使ってでもあたたかくします」
 そう宣言する信者達であった。

「な、軟弱モノども--!! 神聖なる露出をなんだと思っているかッ! 女の子の前に見せるんだろうッ! 裸一貫で男らしさを見せるんだろうッ!!」
 そう叫ぶものの、信者達はもう振り返りもしない。
 後はビルシャナ討伐のみ。
 ケルベロス達は武器を手に取った。


 佐藤が全裸のまま気合いをこめて気咬弾をぶっ放すと、オルトロスの店長がソードスラッシュで特攻していった。
 フォルティが獣撃拳を炸裂させる。
『輝け! ムーンライトバタフライ!』
 こすもがまずはオリグラで麻痺をばらまいた。
『おまわりさんらしくいくっスよ! ロシュロッド!』
 白はホーンキャプチャーを用い、ビッグホーン(オオツノヒツジ)の頭部を頭部を模ったデザインの角をさすまたにし、挟み込むようにしてビルシャナを拘束した。
 そこにミリアが遠慮無く時空凍結弾を命中させた。寒い。
「すぐに楽にしてあげるのが救いか…さーて、真冬に裸はどうなるかその身に教えてあげよう!」
 ティーフォリアが螺旋氷縛波を放った。もっと寒い。
 リンが螺旋氷縛波を放った。とても寒い。
 そしてラーヴァがフロストレーザーを使った。とんでもなく寒い。

「き~、さ~、ま~、らぁあああ!!」
 寒いのにまだ声が出るビルシャナ。渾身の力を振り絞って、ビルシャナ閃光をぶっ放し、前衛達を弾き飛ばす。
 そして仕返しとばかりに八寒氷輪でケルベロス達を凍らせようとした。
「この寒さを思い知れ!」
 店長と白のマーブルがパイロキネシスを連射して空気を暖めようとする。フォルティのボクスドラゴンが属性インストールを開始。

 ミリアがメディカルレインを使って回復を始めた。
「うん? 寒い? ならあっためるね~」
 ティーフォリアが熾炎業炎砲を使ってビルシャナを燃え上がらせようとする。
『氷の礫よ、荒々しく舞うがよかろ』
 そこでリンが【 Is Hagall 】を使った。
 氷を表すルーン・イスと、雹を表すルーン・ハガル。この二つを組み合わせ、激しい氷の嵐を周囲に巻き起こす。冷気と雹、郡による攻撃は徐々にだが、確実に、ビルシャナの体力を奪っていく。
「うおおおおお」
 最早嘴まで変色しそうな勢いで寒いビルシャナ。
『我が名は熱源。余所見をしてはなりませんよ』
 そこにラーヴァ・フォールズ。
 地獄の炎を纏う武器を上空から滝のように落下してくる。炎はバッドステータスを喰らい連鎖的に成長。その場に害悪を撒き散らしていく。
 熱源でありながら氷のバッドステータスがビルシャナの体力、そして生命力を屠り、トドメを刺した。


 戦闘後、佐藤が叫んだ。
「よし! じゃあゴタゴタも片付いたコトだし、女子高に乗り込むぞーっ!!」
 選ばれし信者たちが「おおーっ!!」と来るかと思ったが、説得が成功していたため、皆、ラーヴァに鎧の極意を聞きに行っていた。
「仕方ない、俺一人でも――」
 佐藤は装備なしのまま廃寺の外に駆け出した。
「それは待つッス!」
 すると白が実体化させたシマウマに乗って登場。オリグラのビッグホーンさすまたを持って佐藤を追い回した。徒歩の佐藤はかなうわけもなくあえなく逮捕。
 それを見て、こすもはなんだか自分も性癖に勝ったような気分になっていた。ビルシャナも倒した事だし。
「あぁ、猫さんの集会が…。今から行っても間に合いません…」
 そんな状況でミリアは猫を思って崩れ落ちた。
 フォルティは昔を懐かしみ、動物変身で狐になって帰る事にした。
 人類ならば--服を、着ろ。

作者:柊暮葉 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2017年12月7日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 3
 あなたが購入した「複数ピンナップ(複数バトルピンナップ)」を、このシナリオの挿絵にして貰うよう、担当マスターに申請できます。
 シナリオの通常参加者は、掲載されている「自分の顔アイコン」を変更できます。