病魔根絶計画~病は無関心に忍び寄る

作者:ほむらもやし

●病は気づかぬうちに
「母さんの具合はどうなの?」
「今は落ちついて眠っている、みたいね」
「何でだよ。結核なんて大昔の病気じゃなかったのかよ」
「そう思われがちよね。でも——」
 結核について正しい知識を持っている者は少ない。
 世界での状況や、発病してしまったら、実際にどのような症状が出るかも。
「とにかく今は、先生を信じましょう」
 脅威や危機というものは白熊に似ている。
 北極圏の白い風景の中で熊は白くなり獲物を狙う。
 色が変わって目立たなくなっても、実際の凶暴さは変わらない。
●依頼
「最近すごく忙しいのは承知しているけれど、病魔を駆逐する作戦に、手を貸してくれる人はいるかな?」
 ケンジ・サルヴァトーレ(シャドウエルフのヘリオライダー・en0076)は、ケルベロスたちに声を掛けた。
「実は、医師、ならびにウィッチドクターの努力の結果、『結核』という病魔根絶の準備が整ったんだ。今現在、『結核』の影響下にあり、発病した人たちを、とある医療施設に集めて、治療に取りかかろうとしている」
 集められた患者には、症状の軽い者もいれば、重病者もいる。
 あなた方には、その中でも重病者の救済を担当し、病魔を倒してもらいたい。
「重病者に取り憑いた病魔を残らず撃破することができれば、この病気は根絶されると思う。もう、新たな患者が出ることはないはず」
 但し、敗北、つまり根絶に失敗すれば、新たな発病を食い止めることは出来ない。
「普段、お願いしている依頼に比べれば、緊急性は低い。病院その物が破壊されかねない状況と病院での治療を天秤に掛ければ、まず病院を守ることを優先すべきなのは分かる。だけど、病魔が原因で、苦しみ、命を落とそうとしている人たちに、目を向けなくて良いってことじゃないと思うんだ。だからこそ、この作戦を進めたい」
 状況と思いを告げると、ケンジは対応する病魔ついての話を始める。
「病魔は、被害に合った患者さんの身体を包むようににべっとりと絡みついている。その上で毒の息を吸わせたり、体内に差し挿れた触手を蠢かせたりして傷つけたり苦痛を与えたりしている」
 見た目のイメージは、背後から巨大な烏賊に抱きつかれているような感じだ。
「すごく戦いにくく見えるけれど、戦闘を有利に運ぶ手段もある。それは、病魔への『個別耐性』の獲得。患者の看病をしたり、根気よく元気づけたりすることで、一時的に獲得できる。これを得られれば、病魔から受けるダメージが減少するらしい」
 攻撃手段は、猛毒の息を吐いたり、感染力のある体液をまき散らしたり、触手で縛ったり貫いたりするような感じである。
 ケンジは必要事項を告げると、手帳を閉じて、あなた方の顔をジーッと見つめる。
「僕らの優先順位に関係なく、今、苦しんでいる人にとっては、それが命の危機。だから僕はここに立って、皆にお願いをしているんだ。——どうか頼みます、お願いします」


参加者
アイラノレ・ビスッチカ(飛行船乗りの蒸気医師・e00770)
フィスト・フィズム(白銀のドラゴンメイド・e02308)
シェスティン・オーストレーム(無窮のアスクレピオス・e02527)
尾守・夜野(ヤマネフクロウ仮面・e02885)
ククロイ・ファー(ドクターデストロイ・e06955)
神楽火・勇羽(蒼天のウォーバード・e24747)
園城寺・藍励(深淵の闇と約束の光の猫・e39538)
灰山・恭介(地球人のブレイズキャリバー・e40079)

■リプレイ

●病室にて
 この病を、根絶、できるなんて……。夢のよう、ですね。
 ひとつ残らず、滅ぼしましょう。悲しみをこれ以上、生まないために。
 木枯らしが音を立てて銀杏並木を抜けていく。
 銀杏の季節も間も無く終わりだ。
 今日、このおばあさんを助けなければ、銀杏が散るよりも早く、逝ってしまいそうに見えた。
 シェスティン・オーストレーム(無窮のアスクレピオス・e02527)は、今回の病魔根絶に並々ならぬ意気込みで挑んでいた。この病魔根絶には医師の免許を持たずとも、治療に参加することが出来る。
 おばあさんの病状は小康状態。今なら声を掛けることも出来る。
 結核を「過去の病気」と言うには、ほど遠い。のが、本当の現実。
 現在の日本でも年に2000人近くが亡くなり、世界全体で見ても、毎年、数百万人が死亡している。
 だから、シェスティンは、この歴史的な戦いに、終止符を打つ助けになりたいと、思った。
「まだ、お若いじゃないですか、治ったら楽しい日々が待ってます。だから一緒に頑張りましょう」
 ククロイ・ファー(ドクターデストロイ・e06955)の言葉に、おばあさんは目を細めるが、その表情はあきらめに似た、潔さを感じた。それは死を待っているような儚さだ。
 症状が進行していたり、菌が超多剤耐性を持っていれば、万事休すである。
 現代医学で出来ることは、苦痛を和らげることだけで、それ以外には手の施しようが無い状況になる。
 それは、おばあさんが若い頃に目にした、ありふれた死の風景のひとつあった。
 しかし、ケルベロスはその死を回避する手段を見つけた。
 そして今、幸いにも、おばあさんは、まだ生きている。
「医学の先人たちのお陰で、病の治療は日々進歩しています。それに私は以前、憑魔病の根絶に参加し、病を根絶させたこともあるんです」
 ケルベロスとして、病魔を倒して見せるから、絶対に大丈夫です。
 手の内にある、ペンダントのココロの感触を確かめると、アイラノレ・ビスッチカ(飛行船乗りの蒸気医師・e00770)は、自信を込めて言った。
 ただ、病魔との戦いには、あなたの協力が必要です。
 あなたの協力があれば、あなたの病気だけではなく、世界中の人が救われます。
 だからもう、この禍を地球から消し去る為に、——お願いします。
 もう一度、強く頼んだ。
 人工呼吸器を付けたまま、ストレッチャーに移された、おばあさんは言葉を発することは無かったが、目で「信じます。がんばりましょう」と返しているように見えた。死の淵にあって僅かに残された力を、病気で苦しむ見知らぬ人の為に、振り絞ろうとする姿に、アイラノレの眦が熱くなる。
 医学を志していれば、その限界も自ずと見えて来る。
 病気を取り除くことが出来ても、身体に生きる力が残っていなければ、人は死ぬ。
 薬は菌を殺すだけではなく、身体の正常な細胞、組織をも殺す。だから医師はジレンマを抱えたまま病気と戦う。
 この依頼では、一方的に病魔だけを制圧する知見もあれば、成功させる見通しも立っている。
 医師の視点で見れば、夢のような状況だ。
 だから、患者が心を強く持ってくれさえすれば、ちゃんと励ましさえすれば、どうにもでも出来る。
「大丈夫、何があっても、うちらが守るし、絶対治すから……」
「どうか、私に……私たちに、ご家族のため貴女の命を守らせていただけませんか?」
 雰囲気を察した、園城寺・藍励(深淵の闇と約束の光の猫・e39538)は人間の姿で約束し、その脇で、フィスト・フィズム(白銀のドラゴンメイド・e02308)が続ける。いま必要とされるは、目の前のおばあさんが気持ちを強く保てるようにするだけ。
「病魔などに、これ以上ばーちゃんを苦しめさせぬ。我らを信じてほしいのだ」
「俺たちが、絶対に家族の許にあなたを帰します!」
 解釈の仕方によっては、無責任に聞こえてしまうかもしれない、神楽火・勇羽(蒼天のウォーバード・e24747)や灰山・恭介(地球人のブレイズキャリバー・e40079)の言葉であったが、ケルベロスという権威に裏打ちされていれば、心強い励ましとなる。

●戦い
「大丈夫、今から、言葉通り俺達が結核をやっつけますから」
 ククロイの言葉に、アイラノレは神妙な表情で頷きを返し、静かな足取りで、ストレッチャーで横になる、おばあさんの頭の側に回る。
「大丈夫、あなたの病も、必ず治してみせます」
 この日、何度目かの「大丈夫」の言葉と共に、アイラノレが病魔召喚をした瞬間、ヌロッと現れたのは、巨大な烏賊の如き異形。粘液まみれの骸骨にも見えるそれは目の窪みと口のような穴から赤い液体を滴らせている。
「おばあさんを早く外へ!」
「フゥゥウウウウウ……ゥガアアア!!」
 引き離すように病魔と移動するストレッチャーの間に立つのはフィスト。同時に宿した、怒れる怪物の衝動が唸りを上げる中、勇羽が出口を開け放ち——、出て行くストレッチャーと入れ替わるように、飛び込んできた、尾守・夜野(ヤマネフクロウ仮面・e02885)がフィストの肩越しに、稲妻の煌めきを帯びた突きを繰り出す。
 次の瞬間、光が爆ぜて、窓のガラスが砕け飛ぶ。気圧が低めに保たれていた病室に外気が吹き込んでくる。
「寒かったですぅ」
「遅かったですね。何処に行っていたのですか? 間に合わないかと心配でした」
 清らかな気配と共に、テラと名付けられたウイングキャットが舞う中、少し呆れたような声を上げながら、シェスティンは戦線にライトニングウォールを展開する。
 それと前後して、背中側の二重の扉が閉まる鈍い音がして、誰もが戦いの時が満ちたと確信した。
「さあ、今回も、遠慮なく行くよ。成功させる。うちらの先にあるのは希望だけだから!」
 藍励が跳び上がると同時、緑の長髪が旗印の如くに翻る。無造作に突き出した足の先は流星の如き煌めきを帯びて、咄嗟に病魔が翳した腕の一本を掠めて、狙い通りに頭部を直撃した。
「さァ、根絶タイムだァ! その身に刻め、状態異常!」
 仮面を着けたククロイのノリの良い声がこだまする。何ごともムードは重要、同じ斬撃でも元気に迷いなく繰り出せば、その手応えもアップしているような気がする。
 負けじと、勇羽は必中の祈りを込めて、螺旋掌を繰り出す。軽く、そう軽く掌が触れさえすれば——だが、その数センチが届かずに、盛大に空振りしてしまう。
「ええい、命に災いもたらすものよ、我と汝は決して相容れぬ! この地から叩き出し、元始の空虚に帰してくれよう!」
「命を蝕む貴様を斬る!」
 負け惜しみとも取られかねない勇羽の台詞を遮るように、恭介は構えた日本刀の切っ先を病魔に向け、言い放った。正直に言ってしまえば、攻撃が当てられる見込みなんてあまり無い。それでも攻めなければ敵は倒せない。それを補う策は無く、仲間に気持ちを通わせることも無く、恭介は孤独に突っ込んで行く。
 そんな彼を、アイラノレも、シェスティンも、ククロイも、勇羽も、仲間と思い、藍励は何とか助けてあげたいとも思っていてくれた。
 だが、そんな温かい気持ちなど全く知らないまま、恭介は己の気持ちの赴くままに刃を振り降ろした。
 クラッシャーとして、極限まで威力を高めた斬撃は、病魔の脇を掠めて空を斬った。次の瞬間、病魔は鮮やかな赤の体液を吐き出した。
 一瞬の出来事だった。間近に迫った恭介は鮮やかな赤に塗れた。ぬるりとした、それでいて蕩けるような、まるで母の胎内のような心地よさの後に、襲いかかって来たのは灼熱するような全身の激痛。『個別耐性』が効いているはずなのに。耐え難い苦痛に悲鳴を上げようとすると同時、競り上がる血が咽喉から溢れた。
「大丈夫です。皆、一緒に、戦う仲間、ですから」
「ギャッ!」
 そんなタイミングで耳に届いたのは、エレキブーストを発動したシェスティンの声、同時に拷問の如くに、全身を駆け巡る、莫大な癒力を持つ電気のショックに、喉の奥に残っていた血の塊が吐き出されて、続けて悲鳴が飛び出た。
「よかったです、もう、大丈夫ですね」
「ありがとう」
 自身の保有するシャウトの8倍近くもの癒力を目の当たりにした、恭介は軽くなった身体で刃を握り直すと今、自分に出来る最善は何かと思考を巡らせる。
「病魔よ、ここで絶えろ」
 冷淡な囁きに続けて、アイラノレが放つは、気咬弾。それはたたき落とそうとする触手の間を縫うように飛翔して、正確に病魔の身体に食らい付く。
「さァ、ウィッチドクターとして腕の振るい所だァ! 結核はここで根絶するッ!!」
 ククロイが突き出すスパイラルアームが病魔の体内深くに食い入って行く。続いて、フィストの繰り出した攻性植物が、蔓草の茂みの如く、拡大を続ける蔓触手形態と変わり、病魔の動きを完全に止めた。
「ロックオン。ぶっ壊すよ!」
 通称、Unknown、藍励の意思に応じて砲撃態勢に入ったアームドフォートの主砲が火を噴く。直後、撃ち出された主砲弾は正確に病魔に命中して大爆発を起こす。
 状況は有利、今やるべきは優勢を揺るぎないものとして、撃破に向けた布石を打つこと。瞬時に判断し、夜野が繰り出すのは、ハウリング、魔力を孕んだ咆哮が、精彩を失いつつあった病魔の動きを、さらに鈍らせる。
「ふふふ、さっきは遅れを取ったが、今度の我は、ひと味ちがうぞ」
 正確には重ねられたバッドステータスによって敵が弱体化しているだけなのだが、ともあれ勇羽が格好良く繰り出した、魂を喰らう降魔の一撃は見事に命中して、その命を啜り取る。
 畳みかけるような連続攻撃であったが、恭介より先に病魔が動いた。
「危ないのだっ!」
 再び狙われた、恭介の前に踊り出た勇羽が、うねる触手の奔流に飲み込まれる。
「いやだ、やめろ。我にそんな辱めは通用しないぞ……」
 病魔の窪んだ目と、勇羽の熱病に冒されたような視線が重なり合う。
「……やめてくれ、マジで、頼む。我はまだ8歳だ。いいか、これ以上やったら、犯罪じゃぞ」
 しかし犯罪とか、公序良俗とか、病魔は全く気に留めることなく、無造作に幼い身体を貫かんと、ぬめりを帯びた触手を伸ばし始める。
「そこまでだ!」
 次の瞬間、怒号にも似た叫びと共に、メチャメチャに振り下ろされる、鉄塊剣と刀の乱舞に触手はズタズタに千切られ、あるいは切断されて、勇羽は解放されたが、受難はまだ続く。
「きゃああああ!!」
 それは、シェスティンの放った、エレキブースト。標準仕様でも強力な、生命を賦活する電気ショックに、メディックのポジション効果が加味されて、通常の数倍は強烈な電気ショックとなっていたに違いないだろう。
「これで、もう、大丈夫です。あとひと息、がんばりましょう」
 果たして、隙の無い態勢を整えた、一行は病魔との戦いに終止符を打つべく、攻勢に転じる。
 触手を斬り落とされた病魔は弱々しく立ち尽くしているように見えた。
 首に掛かるペンダント——ココロの重みを感じながら、足を踏み込むと、アイラノレは敵との間合いを詰めた。
「いいから黙って大人しくしろ」
 額に掛かる金色の髪の向こうに、レザーベルトに拘束された病魔が見えて、殆ど無意識のうちに手にしたメスでその身体を傷つけた。崩壊を始める病魔の肉体。だが、まだ死んではいない。
 骨を失ったように柔ら無くなった病魔は、緩んだベルトから滑り落ちるようにして、拘束を逃れて、風が吹き込んでくる方向、破れた窓の方に向かおうとする。
「地球刃……二刀ォ! 根絶ッ!!!」
 その進路に立ちはだかる、ククロイの繰り出す一撃が、万感を乗せて叩きつけられる。
 ——あと少しだね。あと少しで、あのおばあさんも、元気なるんだよ。
 同じように苦しんでいる人たちもだ。そして、この地球から、永遠に結核の苦しみが無くなるんだね。
「長い間人類を苦しめて来た病魔だ。最後まで何をしてくるか分からんぞ」
 一分の隙も見せない、フィストの斬撃が床を這う病魔の傷を正確になぞると同時、ここまで積み重ねられたバッドステータスが一斉に花開き、そこにウイングキャットのテラが追い打ちを掛ければ、断末魔にも似た悲鳴が建物と空気を振動させる。
 仕留め損なったことに眉をしかめる、フィストの脇を跳び抜けた藍励の蹴りが、もはや床にぶちまけた汚物の如き姿の病魔に衝突すれば、辛うじて形状を保っていた部分も崩壊して行く。
「やっと、おわったのですぅ」
 辛かったよねぇ。
 苦しかったよねぇ。
 知っているからこそ、……怖かったよねぇ。
 それでも、
 待っていてくれてありがとう。
 崩れて果てた、粘つく血に似た何かと、骨のような欠片と肉片、それらが腐臭を含んだ白い煙を上げながら消えて行く様を、夜野は次の一撃を繰り出そうとしていた手を止めて、感慨深げに眺めていた。

●戦い終わって
 ここでの病魔との戦いはケルベロスたちの勝利に終わった。
 病魔の撃破の直後、おばあさんの症状は改善した。
 当然、体力の相当な消耗もあるものの、容体は危機を脱したと言って良い。
 涙を流して喜ぶ、家族とおばあさんの様子を遠目に、アイラノレは帽子を目深におろして小さく息を吐き出した。
「お会いには、ならないのでしょうか?」
「今はやめておきますよ。折角取り戻した、家族との時間ですから」
 そうですね。と、頷きを返す、シェスティン。その後ろから、勇羽が近寄ってくる。
「たいへんよかった、我も満足である。……ところで尋ねたいのだが」
「なんでしょうか?」
「助けてもらった故、実に言いにくいのだが、あの電気ショック、汝は自分で試したことはあるのか?」
「それは俺も気になるな」
「そうですね、良薬は口に苦し、って、ところでよろしいでしょうか?」
 さらりと返す、シェスティンに、全くその通りだと、笑い声が起こる。
 かくして、おばあさんの無事と、家族の喜ぶ姿を目にした、一行は軽く挨拶をすると、病院を後にする。
 外はもうすっかり日が暮れていて、互いの表情がよく見えないほどに暗くなっていた。
 空を見上げると、満天の星空が広がっていた。

作者:ほむらもやし 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2017年12月14日
難度:やや易
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 2/キャラが大事にされていた 2
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