皇帝皇帝皇帝参上!

作者:刑部

「ななな……」
 尻もちをついた男は口をパクパクさせながら後ずさる。
「ふはははいいぞいいぞその表情。さぁもっと慄け、絶望しろ」
 その男に血塗られた双剣を突き付け高笑いするエインヘリアル。
「お、お助けを……」
 突き付けられた切先から滴る血の前で、逃げられないと判断したのか、這いつくばる様にして地面に頭を擦りつけ懇願する男。
「いいぞいいぞその態度。ふははは……今、余は大変気分がいい。虫けらの如き弱者に慈悲の心を見せるのもまた王者……このツァーリカイザーエンペラーの心意気というもの」
 そう言って剣を引くエインヘリアルに、
「有難うございます。ありがとうございます!」
 更に地面に額を擦りつけ感謝の言葉を口にした男が頭を上げる。
「う・そ」
 男が見たのは卑しく歪んだエインヘリアルの笑顔と、雷を纏って振り下ろされる刃だった。

「エインヘリアルが村を襲撃して、村の人らを虐殺する事件が予知されたで」
 と口を開いたのは、杠・千尋(浪速のヘリオライダー・en0044) 。
「この暴れとるエインヘリアルは、過去にアスガルドで重罪を犯した凶悪犯罪者みたいで、放置したら多くの人らの命が奪われる上、人々に恐怖と憎悪をもたらしよるから、地球で活動するエインヘリアルらの定命化を遅らせる事になりよる。
 ヘリオンかっとばすから。みんなで協力して、このエインヘリアルを撃破してや」
 と笑う千尋の口元に八重歯が光る。

「現場はここ、福島県の南部、東白川郡にある鮫川村や。
 現れるエインヘリアルは1体、3m近い体躯を誇り、2本の剣を佩いとる。
 元々王侯貴族なんかその態度は尊大で、全てを下に見とる嫌みったらしいエインヘリアルや、名前はツァーリカイザーエンペラーっちゅーらしい。ツァーリはロシア語で王とか皇帝っちゅー意味で、カイザーはドイツ語で皇帝、エンペラーは英語で皇帝……こっちが恥ずかしなってくるな」
 と、生温かい目で遠くを見て苦笑する千尋。
「尊大な御託を並べながら視界に入るもんを全部殺そうと、その双剣を振るいよる。
 エインヘリアルとしても捨て駒として送り込まれとる様やから、不利になっても逃げはせーへんやろ……むしろ死ぬ間際まで、こっちを殺そうとその拳を振るって来る筈や。十分気ぃつけなあかんで」
 千尋はケルベロス達の瞳を見て、そう注意を促す。

「皇帝皇帝皇帝? なかなかやるじゃないの。このアテナ様も負けてられないわね」
「……どの部分で対抗するの? まぁ、ふざけた奴みたいやけどエインヘリアルの戦術としては有効な策やな。まぁ、やられた方はたまったもんちゃうから、このエインヘリアル絶対止めたってや!」
 夢幻・天々奈(封印されし禁忌の少女・e36912) が、謎の対抗心を燃やす中、嘆息した千尋はそう言って皆を送り出すのだった。


参加者
平・和(平和を愛する脳筋哲学徒・e00547)
ウォーグ・レイヘリオス(山吹の竜騎を継ぐもの・e01045)
アップル・ウィナー(キューティーバニー・e04569)
パティ・ポップ(溝鼠行進曲・e11320)
アビス・ゼリュティオ(輝盾の氷壁・e24467)
アデレード・ヴェルンシュタイン(愛と正義の告死天使・e24828)
夢幻・天々奈(封印されし禁忌の少女・e36912)

■リプレイ


「まったく、余をコギトエルゴスム化して封印するとは……いつの世も力ある者は嫉まれるものよ……」
 愚痴りながら遠い眼をするエインヘリアル。
「だが、グラビティ・チェインを狩って好きにすればいいとは……足りない頭で反省したのであろう」
 今度は歩きながら腕を組み、独り言をつぶやきながらうんうんと頷いている。
「さて、先ずはこの村を狩って、余の覇道の第一歩とするか……余が帝位についた暁には……ぬ?」
 妄想未来日記を描きながら歩を進めるエインヘリアルだったが、上から聞こえる異音に顔を上げ、何者かが落ちて来るのを確認するとバックステップを踏んで双剣を抜く。
「皇帝の中の皇帝たる余、ツァーリカイザーエンペラーの邪魔をするのは何者ぞ!」
 手首の動きだけで2つの剣をくるっと回してその切っ先を突き付け、次々と巻き起こる砂煙に向かい、誰何の声を上げるツァーリカイザーエンペラー。
「なるほど、皇帝を名乗りますか……ならば、悪逆を成す皇帝は討滅されるというのが歴史の常。我らケルベロスが、その首を貰い受けましょう」
 砂煙の中からボクスドラゴンの『メルゥガ』を引き連れ現れたウォーグ・レイヘリオス(山吹の竜騎を継ぐもの・e01045)が、回転させた竜騎の御旗を地面に突き立て、ツァーリの前に立ち塞がると、
「治めるべき国も無く従える者も居ないのに皇帝なの? 滑稽を通り越して呆れるわね」
 やれやれというジェスチャーでウォーグの隣に現れたローザマリア・クライツァール(双裁劒姫・e02948)が、そのマリンブルーの彩りを見せる瞳を細める。
 かつてツァーリとカイザーを頂く両大国から、幾度となく侵攻を受けた平原の国の出である彼女にとって、その2つを名にするこの敵を前にすると、なんとなくナショナリズムを刺激されるのを感じていた。
「皇帝皇帝皇帝ねぇ……名前長いから三皇帝でいいかな?」
「友人も仲間も配下も居ないカラ、強がってるダケの『ぼっち』にしかみえないのデス」
 ウォーグを挟んでローザマリアの逆側、ボクスドラゴンの『コキュートス』を連れ、敵を包囲する様に動きながらアビス・ゼリュティオ(輝盾の氷壁・e24467)も軽口を叩き、そのアビスと敵を挟む様に動くアップル・ウィナー(キューティーバニー・e04569)も、残念そうにその紫瞳を向ける。
「貴様らがケルベロスか……余に対してそのへらず口……己の実力を知らぬとは恐ろしく愚昧。二度とその口、開けぬ様にしてくれ……」
「ふははは、そこまでじゃ、偽りの皇帝よ! プラウダ・ゲレヒティヒカイト・ジャスティス! 正義で正義で正義な告死天使! 邪悪な暴君を断罪する正義の大鎌よ! ふふふ、きまった……。流石わらわじゃ」
 ツァーリカイザーエンペラー改め三皇帝が言い終わらぬ内に、アデレード・ヴェルンシュタイン(愛と正義の告死天使・e24828)が被せ気味に啖呵を切ると、
「なっ……これだから下賤の者は……暗黙のルールというものがあるだろう。啖呵を遮らないとか粉薬を炭酸飲料で飲まないとか……」
 暗黙のルールについて主張する三皇帝に、
「ちょっと何言ってるか分からないし、とてもとても残念なエインヘリアルなの、しかも迷惑極まりないの」
「うんうん、知らないでち、ルールを言うなら村を襲うのもダメでち、人間なめるなでち。革命起こすでち!」
 顎の前で両拳を握った平・和(平和を愛する脳筋哲学徒・e00547)がそう言い放ち、頬を膨らませたパティ・ポップ(溝鼠行進曲・e11320)が同意を示して三皇帝を睨む。
 そんな中、おさまりつつある砂煙を星纏いの外套で払い、現れたのは夢幻・天々奈(封印されし禁忌の少女・e36912)。
「ハン、皇帝のくせに配下が居ないなんて、立派な名はこけおどしの様ね! お義兄様が異世界で懇願され煉獄皇帝の帝位に就いた時は、五兆万の兵が平伏したと言うのに、……せめて王子の一人でも倒して配下を奪ってきたらどうなの?」
(「ちょっとこの子も何言ってるか分からないの」)
 お付きのウイングキャット『パラディオン』が花弁を散らす中、ズビシィと人差し指を突き付けた天々奈が、大きくもない胸を張って言い放つ姿を見て、和は生温かい視線を送る。
「ふむ、交渉は決裂の様だな……」
(「一体どこに『交渉』があったのだ?」)
 やれやれだと言う風に首を左右に振る三皇帝の言葉に、思わずツッコミそうになるのを堪えたアビスを余所に、
「遊びはこれまでだ。余の覇道の礎となれい!」
 真顔になり闘気を巡らせた三皇帝は、双剣を左右に構えて地面を蹴りケルベロス達へ迫って来た。


「とっとと、いなくなって貰うの。えーい! みんなを守って―!」
「我が癒しは邪悪を阻み、正義を示す破邪の聖光よ! そなたの攻撃なぞ無駄よ」
 和が切っ先で有翼の星乙女を描き溢れ出す光が後衛陣を守護すると、アデレードも前衛陣の前に雷壁を展開してその耐性を高めに掛る。
「自己顕示欲が肥大し過ぎて、他の部分がバカになっちゃったのですか? 過ぎたる妄想には相応の報いを下してあげます」
 その雷壁の援護を受け迎え撃つ様に駆け跳躍したウォーグが、メルゥガの吐くブレスと共に三皇帝に御旗を振り下ろす。
「フハハハ……報いを下すのは余の方よ。思い上がった下賤の者供よ」
 その一撃を交差させた双剣で受けた三皇帝は、ウォーグに一撃を見舞おうとするが、左右からabs-frostを纏ったアビスと兎耳型イヤーデバイスを付けたアップルに挟撃され、剣を左右に振ってそれに対すると、跳び退くウォーグと入れ代る形で、翻る迷彩ポンチョと薔薇の咲く金髪。
「幾ら国土を分とうと、平原を拭く風は変わらないのよ」
 三皇帝と同じく双刃を手にしたローザマリアが、その刃に雷を纏わせ三皇帝を突き崩しに掛る。
「数を揃えれば余を上回れるとでも思ったか! 己の無力を嘆いて這いつくばれぃ!」
 双剣を巧みに操りローザマリアに続いたパティと天々奈の攻撃を捌いた三皇帝が、裂帛の気合いと共に声を上げると、氷瀑巻き起こって仕寄るケルベロスを押し返す。
「むぅ……バカでも力は侮れぬ様じゃのう」
 氷瀑もさることながら、そのまま流れる様に繰り出された雷剣の一撃を受け出血するアップルの姿に目を細めたアデレードが、回復を飛ばし、
「バカとなんとかはつかいようって言うしねー。あれだけ不遜で力もなかったら逆にビックリするよー」
 和も守護星座を描いて回復を図りながらアデレードに応じる。
 その間に天々奈の飛ばす星形のオーラと共に駆けたパティが、三皇帝を束の間足止めし、
「その程度ですか? 大層な名前をしているくせに、冷蔵庫の代わりにもなりませんね」
 メルゥガの属性インストールによりアビスと共に戦線を再構築したウォーグが、三皇帝の注意をひかんと挑発を浴びせつつ、痛烈な一撃を見舞う。
「確かにツァーリは氷雪と共に襲い掛かって来たわね。でも、ここは止める」
 睨んだローザマリアが詠唱を紡ぎ終えると、放たれた魔法光線が三皇帝の左足を石化させた。

「おかしいわね。このアテネ様の計算だと駆け出した直後に躓いて、丁度そこにあった豆腐の角に頭をぶつけて死ぬ筈だったのに……」
 星型のオーラを飛ばしながら首を傾げる天々奈に、羽ばたいて清浄の風を送るパラディオンもうんうんと頷く。
「あははは、それだと楽でよかったでちね」
 その声を聞き鼠耳をピクピクと動かしたパティが笑顔を見せ、再び地面を蹴って大きく回り込むと、挟撃を図るローザマリアとウォーグと鍔迫り合いを演じる三皇帝の側背を襲い、首の後ろに一撃を見舞う。
「さっきからチョロチョロと!」
 だが、2人を押し返した三皇帝がパティを睨むと、その視線に電撃が奔ってパティを撃ち、パティの体から煙が上がる。更に余勢を駆って斬り掛ろうとする三皇帝だったが、
「それ以上はやらせないのデス」
 舞うアップルが繰り出す蹴りがその動きを阻害する間に、アデレードと和からパティに回復が飛び、戦線を支える。
「次から次へと余の邪魔を……」
「……無駄だよ」
 今度はアップルに標的を変えた三皇帝であったが、コキュートスの吐くブレスと共に、六角形の大きな氷の盾を展開したアビスが青いマフラーを棚引かせて割って入り、その攻撃を受け持った。
 振るわれる三皇帝の双剣に、アビスの氷盾がダイヤモンドダストを散らす中、
「今ここに禁忌の封印を解き放つわ! アテナ様に敵対したことを後悔することね! 我が騎士よ、敵を貫きなさい!」
 パラディオンが清浄の風を送り続け、箱に入ったコキュートスが吶喊する中、天々奈の喚ぶ幻影の騎士が三皇帝に一閃して斬り抜け、ウォーグがそれに続いて一撃を見舞う。
「アップル、畳み掛けるよ」
「了解なのデス」
 眼鏡から覗く青い瞳を向けたアビスに頷いたアップルは、一気に距離を詰めると三皇帝の前で地面に『ダンス・ウィズ・ラビッツ』を突き立て、それを軸に体を回転させて連続蹴りを叩き込み、反応した三皇帝の視界をアビスの撒いた紙兵達が遮る。
「鬱陶しい!」
 その紙兵達を双剣で薙ぐ三皇帝。その左右に薙がれた双剣をくぐる形でパティ。
「小さいにはちいさいなりの戦い方があるでちよ」
 そう言ってパティは小さく舌を出すと、三皇帝の左脛に思いっきり拳を叩き付けた。


「えぇい、下がれ下郎!」
 波状攻撃を仕掛けるケルベロス達に向って、裂帛の気合を込めて咆えた三皇帝。
 その体から、ケルベロス達が重ね塗った各種バッドステータスの効果がいくらか薄まるも、剥がせきれないそれは三皇帝の身を蝕み続ける。
「いくら咆えても無駄な事。我が癒しは邪悪を阻み、正義を示す破邪の聖光よ! そなたの攻撃なぞ……」
 その咆哮に首を振ったアデレードが、更なる雷壁を展開して仲間達の耐性を高めると、コキュートスとメルゥガが同時に口を開き、氷雪のブレスを叩き付け、
「余裕が無くなってきましたね? そろそろ首を差し出しては如何ですか?」
「どうした? 最初の不遜な態度が成りを潜めているぞ。キャラを作る余裕も無いのかな?」
 ポニーテールを躍らせたウォーグが『竜騎の御旗』の穂先を迅雷の如く突き入れ、青白く輝く陽炎を棚引かせたアビスが、小馬鹿にした視線を向け一撃を見舞う。
「ほざけ虫けら供!」
 目を血走らせた三皇帝が、ウォーグとアビスに氷剣と雷剣を振るう。その動きで左右に腕が動いた事でがら空きになった正面からアップル。
「正面ががら空きなのデス!」
 だが、その動きに気付いた三皇帝が、左右に振っていた腕を戻す形でアップルの体を両断しようと薙ぐ……その刃が捉えたのはアップルの特注の如意棒『ダンス・ウィズ・ラビッツ』。
「――月下に舞散れ花吹雪よ!」
 跳んだアップルを追う間も無く詠唱が結ばれ、踏鳴を起したローザマリアが閃光の如く迫り、超高速の多段斬撃を見舞った。その剣閃は舞う華吹雪の彩を以って三皇帝の身に傷を穿ち、
「この輝きは、邪なるものを浄化する愛の光!」
「喰らうでちゅ!」
 空中で幻兎変身、シャイニングモードとなったアップルが、巨大な豪兎掌を叩き付けると、それにタイミングを合わせたパティが三皇帝の隙を付いた一撃を首の後ろに叩き込む。
「貴様ラッ!」
 それでもアップルに斬撃を叩き込んだ三皇帝もさるものながら、
「傷は浅いよー、今ヒールするねー。よゆーが無くなってるからおせおせだよー!」
 直ぐに檄を飛ばした和から跳んだ光の円盾が、アップルの傷を塞いで守りを固める。
「アハハハハハ……束の間の生、堪能したか? ではアテネ様の前にひれ伏すがいい」
 高笑いと共に天々奈の繰り出した脚から、星型のオーラが飛び三皇帝の鳩尾を穿つと、遂に蓄積されたダメージに堪え切れなくなったのか、呻き声を漏らし片膝をつく三皇帝。
「そうそう、そのまま頭を垂れなさい!」
 その様に腕を組んで声を上げた天々奈を顔を上げて睨む三皇帝。
「ニャッ!」
 その眼前に、天頂方向からパラディオン。その振るった猫爪が辛うじて繋がっていた命脈を断ったのか、
「――Do widzenia Wrog Ojczyzny」
「余の……覇道……が……ニャッ……って……」
 ローザマリアが呟いたポーランド語が、聞こえたかどうか……三皇帝は恨み言を残して息絶えたのだった。

「……」
「ま、口ほどではなかったのぅ」
 黙したままAnswererとFragarach、2つの斬霊刀を鞘に納めたローザマリアの隣で、アデレードが仰々しく頷く。その後ろで、
「ふー。まー、あんだけ偉そうな不遜な態度ちてたから、エインへリアルもコギト化させたんじゃないでちかな?」
 三皇帝が完全に息絶えた事を確認したパティが大きく息を吐くと、
「確かに犯罪を犯してなくても近くに居たらウザイことこの上ないな。ま、それもこれも終わったし、ヒールやら片付けやら終わらせて帰るよ」
 アビスがそう言ってコキュートスの止った肩をすくめる。
「中身がない人ほど、そんだいな態度をとろうとするんだよー」
「従者が居ない段階でお察しでしたけどね」
 うんうん頷きながら和がヒールを開始すると、ウォーグとメルゥガも同じ様にヒールを始め、
「うーん、ここもヒールしておいた方がイイでショウ」
 アップルも細かな所まで目を配り、ヒールを施してゆく。
「結局のところ皇帝如きでは、女神の転生体であるアテナ様に勝てるはずがないのよ!」
 パラディアオンが撒く紙吹雪の中、天々奈が胸を張ってする高笑いに、こういうタイプがエインヘリアル化すると、今回の敵みたいなのになるんだろうな。などと漠然と考えながら、皆はヒールを掛け終え戦場を後にしたのだった。

作者:刑部 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2017年12月11日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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