●ガンズファイト
「さあ、お前の最高の武術を見せてみな!!」
「やあああーっ!」
ひとりで修行に明け暮れていたところ、突如現われたドリームイーターに対し、少女は果敢にも向かっていった。
しかし、その結果は火を見るよりも明らか。一般人にデウスエクスを倒す術などありはしない。ありとあらゆる攻撃は通じず、少女はとうとうその両手から武器を取り落とした。
「そんな、全く効かないなんて……通信教育から学んだのに!」
「へぇ……変わった武術だと思ったよ」
ドリームイーターが武器を拾い上げた。
それは二丁の拳銃……のモデルガンだ。銃を両手にインファイトで戦うというスタイルだったのだ。
「いや、素晴らしい武術だったよ。ただ、僕のモザイクは晴れなかったけどね」
そう言うと、おもむろに少女に鍵を突き立てた。
声をあげる間もなく少女は倒れ、やがて少女を模した新たなドリームイーターが形を成す。
「それじゃあ、いってきなよ」
その言葉に少女のドリームイーターは頷き、二丁の拳銃を両腰から下げ、町へと歩き出した。
●ガンナーズハイ
武術を極めようと修行を行っている武術家が襲われるという事件が発生している。
その首謀はドリームイーターで、自分に欠けている『武術』を奪い、モザイクを晴らそうとしているのだとか。
「結果として新たな武術家のドリームイーターが生まれ、人を襲おうとしているので、早急に撃破してもらいたい、ということです」
ヘリオライダーの茶太の説明に一同頷く。
さて、今回標的になってしまった少女は、通信教育で学んだ二丁拳銃を使う格闘術を修行していたらしい。
「高機動で相手の懐に潜り込み、息もつかさぬ殴る蹴るなどの連続攻撃でたたみかける……え、これ銃である必要あるんですかね」
必要ないからモデルガンで修行していたのだろうたぶん。
「まあ、それは良いとして、なんで普通の女の子がわざわざ修行なんて……」
なんだかぼやきながら茶太が資料に目を通す。
「ええと、適度な運動でスタイルアップしたかった、主に胸……」
しばし沈黙。
茶太は資料をそっと閉じた。
「動機はさておき、ドリームイーターに見込まれるまで力をつけたというのですから、侮れませんね」
実力は確かなものなのだろう。ドリームイーターともなればなおさらである。
少女は人目につかないところで修行していたらしく、田舎の廃駅に来ていたようだ。すでに原因となったドリームイーターは姿を消しているようだが、今から行けば少女のドリームイーターとは廃駅前あたりの広場で遭遇できるだろう。
余計なものはなく、人通りもない場所なので、思いきり戦えばいい。
ドリームイーターとしても、その実力を見せつけたい様子なので、勝負を挑めば正面から相対することだろう。
「もちろん、ドリームイーターを倒せば、女の子も目を覚まします。どうか彼女のためにも撃破をお願いします」
なんだかもう、すっかり事務的な言い方しかしなくなってる茶太だった。
参加者 | |
---|---|
雨月・シエラ(ファントムペイン・e00749) |
リリウム・オルトレイン(星見る仔犬・e01775) |
チャールストン・ダニエルソン(グレイゴースト・e03596) |
西院・玉緒(夢幻ノ獄・e15589) |
ユーロ・シャルラッハロート(スカーレットデストラクション・e21365) |
ジェミ・ニア(星喰・e23256) |
鴻野・紗更(よもすがら・e28270) |
鮫洲・紗羅沙(ふわふわ銀狐巫女さん・e40779) |
●なかった。
本来ならば、戦闘はあり得ない話だ。
彼女が修行に明け暮れたのは、誰かと戦うためではなく自らを高めるため。それにもかかわらず、今この場に立ち、相まみえようとする。
「どうしても……退きませんか?」
そうは言うが、戦う以外に方法はない。まさに修羅の所業。
ドリームイーターが銃を抜いた。
「闘志は十分。それに応えるのもケルベロスの務めかもしれません」
音もなく、清水のような静かな動きで鴻野・紗更(よもすがら・e28270)は構えた。
「いざ、お手合わせ……どうしました?」
堪えきれない、といった様子でチャールストン・ダニエルソン(グレイゴースト・e03596)が前に出てきた。わなわな震えたかと思うと、顔を上げ目を見開いた。
「すばらしい!」
「……はあ」
「銃を銃として使わない。鈍器としても使わない。でも両手に持って戦う! なんという斬新で奇抜な戦い方なんだ!」
「確かにそうですね」
いってることは間違ってない。そんな感動するかはともかく。
「しかし本当に素晴らしいのは制服! ベレー帽! ミニスカ! そして何と言ってもその控えめなバス……」
ごがめしゃあ!
不用意に近づいたものだから、ドリームイーターの裏拳がいい具合に顔面に直撃して、チャールストンは線路に落ちた。紗更は何もいわずにそれを見送った。
「おおー、すごいですー! 映画で見ましたです、ああやって銃をぶんぶんしてかんふー? あ、どんぐりおちてますですーわーい!」
あたまのどんぐりセンサーが反応するリリウム・オルトレイン(星見る仔犬・e01775)はきょうもぜっこうちょう。隙あらばどんぐり拾い。
「いや、うん。せめてセリフくらい言い切ってからさぁ……」
呆れと苦笑いの入り交じった何ともしがたい表情でジェミ・ニア(星喰・e23256)は言った。言ったが聞いてくれない。さすがおこさま。
「ええと、私もこれ知ってる気がします~。レバガチャすればそれっぽくなる人ですよねえ~?」
なんかよくわからないことを鮫洲・紗羅沙(ふわふわ銀狐巫女さん・e40779)が言い始めた。分かりません、決して。
「ちょっと待って、それはいけない」
「はい?」
何を思ってか、雨月・シエラ(ファントムペイン・e00749)が制止した。
「レバガチャじゃ連続攻撃の隙をキャンセルできないし、ちゃんと状況見なきゃガードからの暴れを予防できないよ。平然とコマンド投げすら決められるから」
「詳しいんですねぇ」
ガッデム鬼。
「はっ、いいいやそうじゃなくて私はそう、通信教育で女子力の達人になれないかと……」
「そういえば、3日でマスターできる女子力通信教育セットがあると聞いたことがありますねぇ」
「どこ情報!?」
紗羅沙の言葉に食いつくシエラ。なんか物知りで済む話じゃない。
「通信教育っていろいろなものがあるのですね」
ここいらで話を進めないとただひたすらにぐだぐだになりそうだったので、ジェミが無理矢理話をまとめた。
「それで、そこのお嬢さん、僕らと一つお手合わせを如何ですか?」
改めてドリームーターを見遣る。
「……仕方がありませんね」
戦いに乗り気ではない、というのはパフォーマンス。この敵はそういうキャラクター性なのだろう。
「しかし、やり合うのであれば正々堂々……」
前を見た。
西院・玉緒(夢幻ノ獄・e15589)とユーロ・シャルラッハロート(スカーレットデストラクション・e21365)がいた。目が合った。胸を張った。たゆん。
「人の痛みを知りなさい……ッ!!」
「えぇ……何のことかしら」
自分で胸を持ち上げてゆさゆさしながら玉緒が首をかしげた。
「わざとかッ、わざとでしょおおおッ!!」
「ないひとって大変なのね」
「ないひとって言うなあああああ!!!」
ドリームイーターが肩をすくめるユーロに銃口を向けた。
●乾坤一擲
てっきり撃つのかと思ったので、シエラは飛び出していた。
しかし、距離を詰めても一向に撃ってこない。むしろ先にこっちの攻撃が届く位置まで来ていた。
嫌な予感がすると思ったので、メタリックバーストに切り替え仲間の支援を行い攻撃を控える。するとドリームイーターは半身横にずらして、位置取りをしたようだ。
(「あ、これ釣られた奴だ」)
シエラの心の声の通り、そこから蹴りが飛んできた。攻撃したわけではないので、カウンターにこそならなかったがそれでも痛い。そのまま怒濤の達人的連続攻撃。突き、踵落とし、足払い。
「あだっ! ちょっ! 早い!」
なんかつい最近も同じ目に遭った気がする。がりがり体力ゲージが減っちゃってる感じなので、紗羅沙からそっとヒールが入る。
「大丈夫です~、そこをしのげば反確ですよ~」
「まだ格ゲー脳!?」
最後の回し蹴りを弾いたところで、距離が出来て仕切り直し。弱で叩いておかなかったせい。
「くっ、隙がない……」
「いえ、距離が取れれば十分ですよ」
ドリームイーターが下がったところを狙い撃つかのように紗更が如意棒を振り抜いた。はじき飛ばされたドリームイーターがさらに距離を取る。
「痛くは……ないみたいですね。少し浅かったようです」
グラビティ・チェインを力に変えた一撃は大きなダメージとはならなかった。だが、敵の優位な位置取りを断ち切るには十分だったようだ。
仕切り直すようにドリームイーターが構え直す。
「撃ってこないわね」
ユーロが呟く。
先ほどから気になってはいた。ドリームイーターは銃を構えはしても撃っては来ないのだ。撃てないのか撃つ気がないのか、どちらにせよ距離のある状況では撃たないのでは何も出来ないに等しい。
「撃っていいのは、撃たれる覚悟のあるものだけよ!」
「!?」
突如、ドリームイーターの足下が爆発した。とっさに回避はしたがそれが精一杯。ユーロが続けて足下を爆破すること自体プレッシャーとなり、敵の攻撃のチャンスを封じていく。
いい具合に追い詰めている、そんな状況にもかかわらず、玉緒がしゃなりしゃなりと自慢のボディを見せつけるように歩いて前に出てきた。
「何度か撃つべき状況が出来ているけど撃たない。徹底した思い入れね」
見せつけるように銃を構えてみせる。撃つためではなく、打つためにカスタマイズした銃を。
「……近接でやりあうのって、興奮するわよね。あなたも、その口なんでしょう?」
銃口で眼鏡をくいとあげると、ドリームイーターは何も言わずににやりと口端を釣り上げた。
どちらも得物は銃。しかして向かい合って衝突するべく走り出す。
「これはけしからんですね! 実にけしからーん!!」
ここでいきなりチャールストン復活。線路から出てきて叫び始めた。
「そんなミニスカで激しく接近戦を仕掛けるなんてことしたら時と場合によっては見え……あああこれではアタシがキュン死する可能性も……」
「今死ね!」
めしゃごぎゅり。
カカトアッパーが直撃。チャールストンはまた線路におちた。
「て、思わずこっちを攻撃し――」
そんな隙を逃すはずもなく、玉緒による左の殴打が頭に直撃、続けて右が突き刺さる。そしてそのまま接射。連続攻撃を得意とするドリームイーターが連続攻撃を決められる事態になった。
「う、ううう……」
「この程度で意識を反らすなんて、自分に自信がない証拠ね」
見られても平気。もしかしなくてもちじょ。
「きゅぴーん!」
目が光ったような効果音を自分で言ってリリウムが飛び出した。
「わたしともしょうぶですー!」
「なっ……」
めっちゃ手をぐるぐる回しながら突っ込んでくる。おこさまだだっこぱんちにしか見えないけど、これも立派な戦術超鋼拳。ダメージを負ってるドリームイーターに受けきるのは少々辛い。
「ふっふっふ! あなたの拳はもうすべてみきりましぐわー!!」
安定のセリフキャンセル。
さすがのリリウムもアホ毛を捕まれて動きを止められてはどうにもならない、というか手が届かない。
すかさず振り下ろされる銃底。それを受け止めたのはジェミだった。
「こう見えても僕らの攻撃の要なんですよ」
言うと、ハンマーを置くように構える。
「なので、守らせてもらいます」
放たれる砲撃をドリームイーターは飛び退いてかわす。とはいえダメージを負っていてこの至近距離、回避しきれずさらにダメージが上乗せとなる。
敵は消耗してきている一方、こちらは十全。
「自力は相手が上だものね。それにゲージ残していたら逆転もあり得るわ」
「若干分かりづらいですがその通りです。落ち着いて攻めましょう」
ユーロの言葉に頷く紗更だが、ふと思い出したようにジェミに尋ねた。
「ニア様、先ほど庇っていなかったように見受けられましたが」
「いや、うん、はい。なんだか守っちゃいけない気がしたので」
「それは、仕方がありませんね」
仕方ない。
線路におちた人の話。
●拘束
ダメージを負って鈍くなったといえども、その技は健在。このドリームイーターを強敵しめているのは、その手数によるものだろう。
「うう……今回は攻撃を集めるのが仕事だけどさ……」
びしびし一方的に攻撃されててしんどい。シエラがぼやく。
でも繰り返し攻撃されて、なんかちょっと分かってきたかもしれない。パンチから回し蹴りへの移行のタイミングに合わせて、荒れる暴風を武器に纏わり付かせる。
「え!?」
突然のことに驚くドリームイーターだがもう遅い。蹴りは止まらず風を纏った武器へと向かい、逆に弾き飛ばされた。
「きゃうっ!」
「あー、この子カウンターに弱いのか」
「そ、そんなこと……ッ!」
否定しながらもすぐにシエラに向かって駆け出す、が走り出した途端、その身体が炎に焼かれた。
「うあっ!」
「こういう設置型の攻撃にも弱いみたいですねぇ」
のほほんとした口調でいう紗羅沙だが、彼女の手から放たれた火球がドリームイーターの周囲を覆っており、到底身動きできない状態になっている。
「飛び道具を使わないので、相殺できなくて一時はどうしようかと~。そういえばあの人もボス仕様だとちじ……」
そんな話だったかどうかは不明。
「さて、そろそろ真面目に仕事しませんと、『皇帝』と『消す者』が泣いてしまいますね」
炎が揺らめき近づきがたい状況。だが、チャールストンの腕ならばその中央の敵を撃ち抜くことなど造作もない。
5つの銃弾が星型を描いてドリームイーターを撃ち抜き、最後の1発がその胸を貫く。
「間違いなくアナタはスターでしたよ。少なくとも、アタシにとってはね」
ドリームイーターが大きく仰け反り、炎が浮く中心から少し離れる。
多少隙間が出来れば人も入り込むことは可能。
「そろそろ、おやすみされては如何でしょう」
浮かぶ炎の合間を涼やかな表情で抜けてきた紗更が、お辞儀をするように身を低くしたかと思うと足払い。完全に動きを奪うつもりの一撃だ。
上手く動けないところにリリウムが飛びついた。
「わたしもわたしが極めた技を見せてあげますです!」
どかーん!
飛びついたあほ毛ごとドリームイーターに落雷。
「これが必殺のあほ毛拳です……」
「もはや拳法ですらない!」
ドリームイーターのツッコミの合間に、ジェミが素早く駆け抜けてリリウムを回収。ヒールをかけて癒やしつつ離脱。
「あんまり無茶をしないでください」
追いかけようとしたドリームイーターだが、またも異様な気配に立ち止まる。
「え、なに……これ……?」
気付けば前後左右4人のユーロに取り囲まれていた。やたらと胸を強調するように張って迫ってくる。
「二挺拳銃だと、リロードに困るわよね?」
「ない。から谷間に予備の弾を入れて置く事もできないしね」
「ましてや、リロードなんで夢のまた夢ね」
「見せてあげようかしら。おっぱいリロード」
そうしてユーロたちはさらに近づき自分の胸に弾を差し込み……。
「いやあああああああああ!!!」
なんやかんやでドリームイーターのトラウマにフルボッコ。怖ろしい技である。
錯乱したドリームイーターの突き出した拳がなにか柔らかいものに当たって跳ねた。
ぽよん。
「あら」
「ぎゃああああああ!!」
玉緒の胸だった。ドリームイーター、渾身の叫び。
それを止めたのは玉緒の蹴りだった。無防備などてっぱらにピンヒールでやくざキック。それきりドリームイーターは黙って動かなくなった。
「ひとつ、謝らないとね。わたし、本当は殴り合いをしたいじゃなくて、一方的にやりたいの」
やられるのは性に合わないから、とウインクをしながら。
●いつか辿り着く頂
ドリームイーターは撃破し、件の少女も特に怪我はない。無事に目を覚ました、はずなのだが。
「お、おっきいのがひとつ、ふたつ、たくさん、たくさん……!」
「さっきからうわごとのように呟いているんです」
「酷く怖ろしい目に遭ったのでしょう。可哀想に……」
目をまん丸にしている少女を前にジェミと紗更が献身なケアをしている。たぶん任せておけば大丈夫だろう。
ちなみにチャールストンは隔離された。
「ちょっと技を伝授しようとしただけですよ!」
こう、トリガーに指を入れてくるくる回して遠心力を持たせながら殴るとか。たぶんゲージ使うけどガードとかクラッシュできそう。
「そうすればきっとナイスバディになれる、だからちょっとおじさんとメールの交換を……!」
ギルティ。
いろいろあれこれ少女にはきっと刺激が強すぎる。というわけで、主賓が抜けてやや寂しいがケルベロス女子のスタイルアップ教室は少女抜きで開幕になった。
「鍛えたら、筋肉は付いても、胸は大きくならないと思う。大きくしたいなら、栄養を取る事が大切なのよ」
「適度な運動も大切よ? ちゃんと引き締めないとただのだらしない脂肪になっちゃうわ」
「つまりトップとアンダー?」
「そう、栄養と運動のバランスね」
ユーロと玉緒がレクチャーしてくれてるところでシエラが手を挙げた。
「いやまって、どうして私が聞く側なの。そもそもじわじわ成長中」
「そうです、小さい方が当たり判定がその分小さくなるので、メリットにもなりますし~」
「まってそこの私が小さい前提!」
のほーんと紗羅沙が言うが、否定しづらい。今までアピールはしてないけどどうみてもおっきい。小さいと言えばほかにはもうそこのお子様くらいしかいないし。
「じょしりょくもけんぽうもつーしんきょーいくできわめられるほど甘いものではないのです……!」
リリウムのあほ毛びょんびょん。
「なにごともどりょくとじかんが大切なのですね!」
「うう、うぐぅ。くぬ~!」
「な、なにをする、うわー!」
基本努力をめんどくさがるシエラ。おこさまに指摘されたのが悔しくてあほ毛びょんびょんするのだった。
きっと何事も、正しき道であるのならばいつか目的を達することが出来るということだろう。
作者:宮内ゆう |
重傷:なし 死亡:なし 暴走:なし |
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種類:
公開:2017年11月27日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 0/感動した 2/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 4
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