「今は創世濁流阻止戦を行っている最中だけれど、新たに判明した事実があるんだ」
ユカリ・クリスティ(ヴァルキュリアのヘリオライダー・en0176)は単刀直入に切り出した。
「まず、3人のケルベロスによる調査が行われた。ワイルドスペースの奥地に城のようなものの存在を察知した、ソル・ログナー(鋼の執行者・e14612)君、『王子様』の本拠地が城であると推測して調査した、久遠・征夫(意地と鉄火の喧嘩囃子・e07214)君、そして、『王子様』がワイルドスペース内で活動していると想定して調査した、フィア・ミラリード(自由奔放な小悪魔少女・e40183)さんの3人だね。この調査結果と、創世濁流に注ぎ込まれたハロウィンの魔力の流れ等を分析し、山梨県の山中のワイルドスペースに『王子様』の城がある事が判明したんだ」
ユカリは誇らしげに胸を張る。
「このワイルドスペースの中心にある『王子様』の居城では、ティーパーティーなども行われているらしい。ただ、このワイルドスペースには『外部からの侵入を絶対に許さない』特性があってね、侵攻はできなかった。……でも、それは過去のことさ」
創生濁流を引き起こした影響で、少数精鋭でならば侵攻作戦が可能となっているのだ。総勢100名程度ではあるが、絶対不可侵の拠点であったことから『王子様』側も十分な迎撃の備えはなく、短期決戦ならば勝算があると想定されている。
「もしジグラットゼクス『王子様』を討ち取ることが出来たら、ドリームイーターの作戦を大きく狂わせることが出来るだろう。それは最良の結果だけれど、周囲の有力ドリームイーターを討ち取ったのみだとしても、十分に僕達が有利になれるはずさ」
頷くケルベロスたちの顔を見回して、ユカリの説明が続く。
●
「さて具体的な話に移ろうか。まず城の外縁部は下級ドリームイーターであるトランプ兵たちが固めているから、これをどうにかしないと突入自体が成立しない。そこで皆にお願いしたいのは、一番槍として突入し、トランプ兵を引き付ける役割だ。これは5つの隊で行い、皆にはそのうち、1つの隊を担当してもらうことになる。目的はもちろん、後続の隊が無事に『王子様』へと到達できるように図ること」
ただし、トランプ兵の数は多い。剣を振るうスペード、槍を構えたクラブ、銃を撃つダイヤ、杖を手にしたハートといったそれぞれのスートごとに違う武器を持ったトランプ兵が、時間が経つごとに次々と際限なく現れるだろう。
「敵を倒し切ることは望むべくもない。けれど、敵を蹂躙することが必要なわけじゃないんだ。より多くのトランプ兵をこちらに引き付けたら引きつけた分だけ、後続部隊が傷つくこと無くスムーズに突入することが出来る。そして、作戦成功の可能性が広がるんだ」
拳を握りしめて、力強くユカリは言い切った。
また、今回の作戦には時間制限がある。ワイルドスペースは『絶対不可侵』の効果を持つため、侵入していられるのは30分程度。それ以上の時間が経過すると、強制的に外部に弾き出されてしまう。その意味でも、スムーズな突入は重要なのだ。
「トランプ兵を引き付けるには、相手に放ってはおけないと思わせることがきっと大事なはずさ。その為にも、皆が如何に強力で危険な集団かってところを見せつけてやってほしい。皆ならやれるって、僕は信じてるから。頼んだよ」
参加者 | |
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アリス・ティアラハート(ケルベロスの国のアリス・e00426) |
光宗・睦(上から読んでも下から読んでも・e02124) |
尾守・夜野(ヤマネフクロウ仮面・e02885) |
館花・詩月(咲杜の巫女・e03451) |
喜多・きらら(煌々綺羅・e03533) |
植原・八千代(淫魔拳士・e05846) |
ラジュラム・ナグ(桜花爛漫・e37017) |
ヴィンセント・アーチボルト(ウルトラビートダウン・e38384) |
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トランプ兵たちが闊歩する城周辺に、突如として明るい声が響く。
「よく聞けぇいっ! 私達がっ! 王子絶対殺す隊鉄砲玉っ!!」
ケルベロスたちのワイルドスペース侵入によってざわめく中にあっても、その声は遮られること無くトランプ兵たちの耳目を集める。
彼らが見たものは、巨大なガトリングガンを天に突き上げて吠える、光宗・睦(上から読んでも下から読んでも・e02124)をはじめとしたケルベロスたちの姿だ。
引きつけた視線を離すまいと、ヴィンセント・アーチボルト(ウルトラビートダウン・e38384)がギターをかき鳴らし、耳をつんざく歪んだ音色を奏でた。
「どこに隠れてやがんだァ、王子様よう!? ママの子守唄が忘れられるくらい、イカしたロックを聴かせてやるぜッ!」
シャウトするヴィンセントの、フレット上を踊る左手と弦を爪弾く右手が、魂を震わせる音を紡ぎ出していく。
「熱いビートだねぇ! ヴィンセントくん!」
親指を立てたラジュラム・ナグ(桜花爛漫・e37017)が、周囲に集うトランプ兵たちをぐるりと見渡してニヤリと笑う。
「お前さんたち、ノリ方がわからないっていうんじゃないだろうな? 共に踊ろうじゃないか!」
「いえいえ、あんな下っ端じゃ理解できないんですよぉ。あはは、王子様出てくるのです! 隠れても無駄なの! お城ごと吹き飛ばしちゃえばどこにいたって関係ないの!」
ラジュラムの言葉に被せ、お前達では話にならないと、尾守・夜野(ヤマネフクロウ仮面・e02885)がトランプ兵たちを煽りに煽る。
「そうですよ、お城に隠れても無駄ですからね、王子様! 槍でお城ごと穴を開けて、地獄の炎で焼き尽くしますよ!」
魔力刃が突き出た巨大ペロペロキャンディを構え、アリス・ティアラハート(ケルベロスの国のアリス・e00426)は胸を張ってみせた。
そうしてケルベロスたちが自らの存在をアピールするほどに、1体、また1体とトランプ兵の姿が増えていく。
「いち、に、……たくさん、と。さァて王子様は出てきやがったか? それとも兵隊ばっかりか? ま、何が出てこようと相手にとって不足無し。派手に暴れるに困るこたァ無ェ」
数えることはすぐに放棄して、喜多・きらら(煌々綺羅・e03533)は肩に担いだ鳥籠の大槌を、ぐるりと回して向かうべき先を指し示す。
「――いいぜ、我が居る限り思いっきり行っちまいな!」
「そうだね、目を引くのは十分だろう……。こっちが王子様を狙ってるってことを本気に見せるためにも、もう少し城に向かって進撃してみせるとしよう」
吠えるきららに対し、館花・詩月(咲杜の巫女・e03451)は落ち着いた面持ちで頷く。けれど強大な敵戦力を前にして、表情のように胸中まで凪いでいるわけではない。自らも気づかぬうちに、機械の身体から排出される熱量も漸増してきている。
「じゃあ、精々派手に躍り込むとしましょうか!」
スタイルの良い身体を堂々と晒して、植原・八千代(淫魔拳士・e05846)が笑った。
●
数には数で、相手の動揺を誘う。夜野の発想はシンプルだ。
「数の利点は、君らだけにあるわけじゃないの! さぁて、この数を通さずに王子様を守りきれるかな?」
夜野が小柄な身体を大きく使って手を振ると、小さなねずみの御霊たちが虚空から数多飛び出して駆けていく。
足元を駆け抜ける御霊たちに、トランプ兵たちは惑わされる。その惑いを助長するかのように、巨大ペロペロキャンディの槍が幾本も降り注ぐ。
見た目はファンシーだけれど、魔刃を伴ったそれは、アリスが放った剣呑な一撃。
(「私も出来るだけ相手にプレッシャーを掛けなきゃ!」)
壁を穿たんとするように、それらの槍は城壁にも突き刺さった。
けれど、御魂や槍の雨をくぐり抜け、幾体かのトランプ兵たちが距離を詰めてくる。さらに後方からは、銃を持ったトランプ兵が一斉掃射で前衛を援護する。
「そんなんじゃ、こっちの勢いは止められないよ!」
ケルベロスの側からは、睦が一歩前に出た。自らの身体を盾に銃撃を受け、突き出したガトリングガンの銃口を槍を手にするトランプ兵の腹部へと押し当てる。
「――いくよっ!」
ガガガガガッ!
暴れる銃身から吐き出される弾丸が、カードの身体に突き刺さり、引き千切る。
浮いたトランプ兵の身体を引き寄せたのは、八千代の光輝く左の篭手。
「もっと熱く、もっともっと熱くなりましょう! あなたも、わたしも!」
高揚した感情を右手の漆黒に載せて、力なく倒れ込む薄い身体を突き破る。それでもなお、手にした槍を振り上げた兵の元に、きららが姿勢低く走り込み――、
「しつけェのは嫌われるぜ、おつかれさん」
地面すれすれより伸びやかに放たれた回し蹴りが吸い込まれていく。
吹き飛んだ敵を尻目に、きららは肩に垂れた3色にグラデーションする髪を払って獰猛に笑った。
「さて、次にふっ飛ばされてェのは誰だ?」
答える代わりに、後方の杖を手にしたトランプ兵たちから魔法の矢が乱れ飛ぶ。
「はははっ、桜吹雪の代わりかな!」
その最中へ、桜色の着物を翻しラジュラムが走り込んでいった。身を沈め、横に跳ね、あるいは刀の柄で矢を受け流し、目指すは剣を構えたスペードのトランプ兵。
振り下ろされる剣を鞘で受け、剣身を滑る鞘に誘われるように懐へと滑り込む。兵からはラジュラムの姿が消えたように見えただろう。
――納刀の音が響く頃には、その身はすでに切り裂かれている。
「ラジュの旦那、あまり無理するんじゃねえぞ!」
「今宵に旨い酒を飲むためには、まだまだ暴れ足りないね!」
ヴィンセントから投げかけられた言葉へラジュラムは軽く返すが、まとわりつく数体のトランプ兵をさばききれずに傷を受けた。
「ったく、言わんこっちゃねえ」
吐き捨てたヴィンセントは、激しいストロークから新たな曲を奏で始めた。次第にキレを増して響くメロディは戦うものたちの背中を押し、闘志を掻き立てる。
「お前らも、王子の野郎を引きずり出すまで倒れるんじゃねえぞ!」
「もちろん、そのつもりだよ」
詩月は静かに、けれどヴィンセントのビートに乗せて、早いリズムのステップを踏み始めた。それは咲杜式巫術が一つ、剣舞の儀。
即興の舞に合わせて振るわれる氷刃が敵兵を切り裂き、力を奪い取る。
(「あまり城に近づきするのも良くないけれど……、心配するまでもないか」)
渾身の力で暴れるケルベロスに引き寄せられるトランプ兵は、さながら誘蛾灯に集う蛾のようで。
いよいよ厚くなる包囲を目にし、詩月は深く息を吐く。
●
1体を倒す間に、2体が増える。きっちりと数えたわけではないが、それほど外れてもいないだろう。
撃破した敵兵は10を越えたが敵兵の数は増える一方で、今や周囲は幾重にもトランプ兵たちに取り囲まれている。その数は50体ほどにもなるだろうか。
「おーおー、今日のライブは満員御礼ってところだな」
自分たちの数倍の数の敵にも恐れを見せず、ヴィンセントは不敵に笑ってみせた。
「ここは私達に任せて先に行けっ! って、一度言ってみたかったんだけど、言う相手が見えないくらいだもんね」
そこは少し残念だと、突き出される槍を跳ね除けながら睦は笑った。けれど、心配はしていない。今まさに、これだけの数を引きつけているのだ。周囲は間違いなく、手薄になっているはず。姿は見えずとも、後続部隊の進撃は果たされたに違いない――!
しかしケルベロスたちは囮作戦の成功を半ば確信しつつも、退く選択肢を選ばない。
「これだけの敵をすべて薙ぎ払ったら、さぞかし痛快だろうね」
ラジュラムは乱れた髪を雑に撫で付けながら、口角を持ち上げる。
「あら、もちろん行けるところまで行くでしょう?」
八千代の豊満な身体にも傷が目立つが、弱気になっている様子は少しもない。
「私もまだまだいけますよ。王子様撃破の確率を少しでも上げるためには、私たちが粘るのが望ましいでしょうし」
「ここまで来て退却ってのもつまらないもんね!」
アリスと夜野も2人に同調した。
だがケルベロスたちはいまだ意気軒昂であるものの、その一方で積み重なったダメージは深刻な域に達してもいた。
詩月はきららにこっそりと耳打ちをする。
「――きらら、きららにもディフェンダーを頼めるかな?」
「おう、我の出番ってわけだな。まかせとけ、もう一発でっかい華を咲かせてやろうぜ!」
「心強いよ。……ここからどれだけ粘れるか、正念場だね」
多少なりとも余裕のあるきららが前衛に出て、第二幕が切って落とされた。
「一度、立て直しますね!」
アリスから広がったオーラが、花びらとなって前衛陣に降り注ぎ、
「とっておきを聞かせてやる……、この音を、心に刻め」
ヴィンセントの奏でるメロディは哀愁を帯びたものとなり、儚く響く音色が睦の深く傷ついた身体を優しく癒やした。
「ありがと! ――よし、気力十分! 根性でっ! 当てるっ!」
仲間からの力を受け取って、睦が飛び出した。翼に受ける空気を力場で圧縮、噴射して一瞬で加速、自らを砲弾としてトランプ兵に重い一撃を叩き込む。
ひしゃげるカードの身体。
「その薄い身体で気張れよ! さもなきゃ、王子の首が飛んじまうぞ!」
言いざまラジュラムが放った居合が、ひしゃげた身体を真っ二つにした。
「ほらほらほら! 全部燃やしちゃうよぉ? あっはっは!」
夜野はトランプ兵のただ中に投げ入れた火球が、爆発して火炎を撒き散らすさまをみて高笑い。さらに炎に包まれたトランプ兵の1体に、八千代が追撃を仕掛けた。
「さあ、引きちぎっちゃいましょう!」
炎ごと吹き飛ばす勢いで、指一本の突きが放たれる。気脈を断つというその一撃は、トランプ兵の身体を斜めに引き裂いた。
だが、トランプ兵たちからの反発も激しい。傷をモザイクで補修しながら、数に任せてケルベロスを押し込んでくる。詩月は腰にまとう袴のような赤い装甲を展開して弾き飛ばし、敵が退いたとみればその空間を自らの身体で埋めに行くが、やや突出気味だ。
「詩月さん、半分受け持つぜ。もっとも、我に触れさせてやる気はねぇがな!」
詩月1人では持たないと見たきららが、詩月の横に割り込んだ。そして、長身から振り下ろされる拳が地面を撃つ!
魂の篭った一撃は地面を割り、奔る衝撃が雷光へと姿を変えた。雷光は意志を持つかのようにトランプ兵を貪欲に喰らった。
「……僕も負けてられないな」
鎌を振るいながら、詩月は微かに口元を緩める。
ケルベロスたちは囮として、どこまでも奮闘し敵を引き寄せ続けた。倒したトランプ兵も20を越えた。けれど、体力が無尽蔵にあるわけではない。終わりが無いように見えた戦いにも、終着点が迫っていた。
●
――懸命に仲間を庇っていた分だけ、傷も深くなった。
詩月が真っ先に倒れたのは、献身の証だ。トランプ兵の斉射から後衛を庇い、返す刃で力を奪いもしたけれど、ついに耐えられなくなった。
膝から崩れ落ちた格好で、詩月の姿がどんどん薄くなっていく。ワイルドスペースから弾き出されようとしているのだ。
「すまない、僕が一番先にやられてしまうとはね。ああ、でも、十分に機能は果たせたかな」
けれど、消え行く詩月の表情は重荷を下ろしたかのような、どこかホッとしたものだった。
ようやくケルベロスの1人を撃破したトランプ兵たちは、威勢を上げてこのまま押し込まんとばかりに詰め寄ってくる。それを押しとどめるべく、アリスが星の剣に地獄の炎を纏わせてトランプ兵を薙いだ。
「アリスの剣は……、女王様の首刎ねよりも切れますよ!」
しかし1体を犠牲に、その陰から現れた別のトランプ兵が手にした槍を突き出してくる。
「……痛ぇな、おい」
その一撃からアリスを庇ったきららもまた、ここで限界に達する。一度は立ち上がり、にじり寄るトランプ兵の頭を槌で殴り飛ばしたものの、飽和する攻撃には耐えきれない。
「ちっ、ヤキが回っちまったか……。まあいい、王子様に言っとけよ! 首を洗って待っとけってな!」
それでも最後まで威勢よく、きららは去っていった。薄れ行く意識の中で最後にきららは思う。
(「ま、洗う首がもうすぐ無くなっちまうのかも知れねぇが……」)
一度崩れた均衡は、もう立て直せない。数の不利は拡大していく一方だ。
「う、油断しちゃった。あとはお願いするの」
すばしっこい動きで最後まで敵を撹乱し続けた夜野も倒れ、
「ここまでかあ……。うん、でもやれるだけやったかな!」
最後に残ったディフェンダーだった睦も消えていった。
剣を振るうスペードや、槍を構えて突撃してくるクラブを捌いても、後方からハートが放つ魔法やダイヤの銃撃が飛んできて、後衛とて攻撃に晒されることに変わりはない。
弾丸の嵐を受けて倒れそうになったヴィンセントの腕をラジュラムは支えたけれど、ヴィンセントはその手を振り払う。だが、その手は半ば消えかかっていた。
「わりぃがアンコールはナシだ。旦那、先に帰ってるぜ」
「何、おじさんもすぐに行くさ」
「やめてくれ、縁起でもねえ」
拳を打ち合わせた直後、ヴィンセントは姿を消す。
最後に残されたのは3人だった。
熾烈な抵抗を見せ、2体3体と屠ったけれど、それでもなお数の暴力の前に為す術はなく倒れていく。
「さすがに少し堪えたな……。ま、旨い晩酌は呑めそうだ」
納刀した刀で身体を支えながらも、最後まで寄らば斬るような雰囲気をトランプ兵に感じさせたままラジュラムは去った。
「ご武運を……。必ず王子様を討って下さいね……!」
アリスは消え去る間際に城へと顔を向けて、後続部隊の活躍を祈り、
「私たちは信じるしかないものね。これで、ワイルドスペース絡みの脅威には一段落つくのかしら……」
八千代は地球が少しは穏やかになることを願う。
そして、囮を果たしたケルベロスたちは誰しもが去り、トランプ兵だけが残された。生死を問わず、ここに集ったトランプ兵たちの数こそが、彼らの成果にほかならない。
帰還したケルベロスたちが自分たちの仕事を十全に果たしたことを知るのは、さほど間を置かぬ後のことである――。
作者:Oh-No |
重傷:なし 死亡:なし 暴走:なし |
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種類:
公開:2017年11月22日
難度:やや難
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 11/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 0
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