ワナビーナイト

作者:宮内ゆう

●選ばれしもの
 自分は他人とは違う。
 学生である今から、人脈作りに勤しみ、仲間たちとセミナーを開き、ビジネス書を多読し、自己啓発を怠らない。すべては未来への投資のために。
 ゆくゆくは起業し、時代の先端を担う存在になる。
 と、彼は思っていた。
 本気で思っていたのだ。彼は、選ばれた人間であると。
 そして彼は選ばれた。
 いや、選ばれてしまった。
 突如現われたシャイターンの炎彩使いに焼き殺されたのである。
「その意識、素晴らしいの」
 赤い炎彩使いは言うが彼はとうに死んでいる。やがてその灰から新たなエインヘリアルが生まれた。西洋風の全身鎧を着込み、剣を携えた姿で。もちろん、その身体は元の彼の2倍ほども大きい。
「ん、やっぱり、エインヘリアルは騎士が似合うの。さぁ、選ばれた騎士として、その力を示すんだよ」
 そう声をかける赤い炎彩使いに頭を下げると、エインヘリアルは町へ向かい歩き出した。
 選ばれた彼は何を思っていたのか。定かではないが、これだけは言える。
 もう、起業はできない。

●選定の炎
 シャイターンの炎彩使いが動き出している。
「死者の泉の力を使って、燃やして殺した男性をその場でエインヘリアルにしているみたいです」
 集まったケルベロスたちを前にヘリオライダーの茶太が言う。
 生まれたばかりということもあってか、グラビティ・チェインが枯渇しているらしい。町へ向かうという予知からも、起こりうることは想像に難くない。
「どうか虐殺が行われる前に撃破をお願いします」
 今から行けば、多くの人が行き交うような場所に到達する前に叩くことが出来そうだという。誘導やら避難やら、細かいことは警察に依頼済みらしいので、とにかく現地ではエインヘリアルを倒すことだけ考えれば良い。
「それで、エインヘリアルですが……元の男性の性格が色濃くでていると思われます。もっとも、シャイターンが選定しているので、結局のところ悪人なんですけどね」
 男性に対しての細かい情報があるわけではないが、ちょっとだけ明らかになった部分だけでも、なんかとってもめんどくさそうな気がする。
 まあ、ここで茶太が何を言いたいのかというと、エインヘリアルはためらうどころか喜んで人を殺して力を蓄える、ということである。容赦は要らない。
「今回、人里から少し離れたところで敵を確認できたのは助かりました。おかげで倒しさえすれば被害は出なさそうです」
 どうやら男性は離れた場所の無人駅で炎彩使いに遭遇したようだ。何故そんなところにいたのかというと、勉強会を開いていたという。
「自然の中で勉強会を行うことで、より充実したうんたらかんたら」
 あとは関係ない話みたいなので出発することとしよう。


参加者
リリウム・オルトレイン(星見る仔犬・e01775)
クリュティア・ドロウエント(シュヴァルツヴァルト・e02036)
眞山・弘幸(業火拳乱・e03070)
カルナ・ロッシュ(彷徨える霧雨・e05112)
ウィゼ・ヘキシリエン(髭っ娘ドワーフ・e05426)
トライリゥト・リヴィンズ(炎武帝の末裔・e20989)
ルリィ・シャルラッハロート(スカーレットデスティニー・e21360)
ラヴェルナ・フェリトール(真っ白ぽや竜・e33557)

■リプレイ

●シナジー
 佇まいは堂々としたものだ。
 一歩一歩、踏み確かめるように進む。
 自分が正しいと信じて止まないのだろう。今までのことも、そしてこれから自分が何を成そうとしていることも。
「待ったでござる!」
 エインヘリアルが交差点に入ってきたところで声が響いた。同時に、クリュティア・ドロウエント(シュヴァルツヴァルト・e02036)がどこにいたのか真上からダイナミックエントリー。
 着地することで道路を破裂させ、土埃と音を撒き散らす。
「ドーモ。初めまして。エインヘリアル=サン。クリュティア・ドロウエントにござる」
 でも挨拶はなんか礼儀正しい。
「お主の行き先は町ではなくサンズ・リバーでござる」
 そしてストレートに煽った。そんな彼女を見たエインヘリアルは小さくため息をついた。
「君ねぇ、言葉くらいちゃんと使ったらどうなの」
「いやそれお前が言うのか」
 他のケルベロスたちも普通に集まってきたところでトライリゥト・リヴィンズ(炎武帝の末裔・e20989)が一言。
「もちろん、言語も人脈に必要なスキルだからさ」
「ところでお前の目的は?」
「シャイターンとアライアンスを組んだことで勇者にコミットされたので、あるスキームに取り組むために目下のイシューをソリューションし……」
「あごめん、もういい」
 ボクスドラゴンのセイさんが意味わからないって感じで目を回し始めたので、トライリゥトはそっと遮ることにした。
「なんだかもう、専門用語が多すぎで中二……じゃなくて宗教じみてきてますね」
「この人、放っておいたらビルシャナになっていたかもしれないわね」
 なにやら、うんうんと頷き合うカルナ・ロッシュ(彷徨える霧雨・e05112)とルリィ・シャルラッハロート(スカーレットデスティニー・e21360)のふたり。
「ちなみに、私は企業どころか学校にも行っていません。自由業!」
「就職活動したら? 私もしたことないけど」
「わたししってます、しゅーかつがくせいにとってじんみゃくはぱわー!」
 ここでリリウム・オルトレイン(星見る仔犬・e01775)が入ってきた。せっかく遮ったのにマズい。
「そしてイノベーションなマインドでアジェンダがエビデンスでコミットなんです!」
「なんでそこだけ流暢なんだ……」
 おもわず頭を抱えてしまう眞山・弘幸(業火拳乱・e03070)だが、それを聞いたリリウムは褒められたものと思って胸を張った。
「てれびでみました!」
「そうかい、テレビなんざ見てねぇで漢字ドリル終わらせておいてほしかったところだが」
「うっ」
 実は待機中にドリルやってました。自己啓発と言いたいところだけど、ただ宿題やってなかっただけともいう。
「とにかく、今のうちにしまっておいてくれ」
「はーい」
 素直に返事するところはいいが、なぜエインヘリアルが来る前にお片付けしておかなかったのか。
「まあ、いちおう聞いておくが、退く気はないのかの?」
 エインヘリアルに向きウィゼ・ヘキシリエン(髭っ娘ドワーフ・e05426)が問いかける。
「ナンセンスな質問だね。私はグラビティ・チェインを集める。そう、勇者として」
「そのために、殺戮を行うと?」
「我々に奉仕出来るのだからいいことじゃないか。ほら、ボランティアだよ」
「やれやれ……せっかくの自然の中でいい勉強会が出来たと思ったんじゃがのう」
 問いかけは、あくまで確認。
 もともとこのエインヘリアルは自分の考えに他人を巻き込んで迷惑をかけたとしても、いいことだと言ってのけるタイプなのだろう。
「よく……わかった、の」
 ぽやっと話を聞いてるだけの様子だったラヴェルナ・フェリトール(真っ白ぽや竜・e33557)が言う。
「貴方は……この先に、行かせない……」
 悪人であるからこそ、シャイターンに選ばれた。ならば遠慮することはないのだ。
 その瞳に決意の光が宿ったように見えた。

●圧倒する力
 様子見から臨戦態勢を整え、互いに隙を窺い、動けないでいる。しかし、じっと固まってものの数秒でエインヘリアルが動き出し、力任せの一撃がウィゼを捉えた。
「遅いッ!」
「うぐっ……!」
 まともに受ければただでは済まないのは明らかな威力でもって地面に叩きつけられる。すぐにセイさんが助けに行くが、ウィゼはすでに起き上がるところだった。
「いたた……防御に集中しておらねばどうなっていたか分からぬのう。とんでもない攻撃じゃ」
 その言葉が聞こえたのか、エインヘリアルは得意げに胸を張った。
「……じゃが、それだけじゃな」
 そのあとに続く言葉には気付かずに。
「さあ、誰からでも掛かってくるがいい! イニシアチブはこちらにある!」
「言ってくれるわね」
 正面から真正直につっこんできたルリィがチェンソー剣を振り上げる。だが、エインヘリアルは真横に軽く跳んでこれを回避。
「そんな見え透いた攻撃――」
「フェイクに決まってるじゃない」
「は!?」
「随分と動きが固ぇじゃねぇか、勇者さんよ」
 エインヘリアルが飛び退いた側から挟み込むように弘幸が燃え盛る左足で薙ぐような蹴りを振り抜く。
「避けられるもんなら……チッ」
「ぐぅおおおお!!」
 だが、そこは実力差が埋め合わせをする。攻撃が届くより早く、エインヘリアルの放った衝撃がふたりをはじき飛ばす。
「……あ。チャンスだ!」
 相手がバランスを崩した絶好の機会だが、気付くのがワンテンポ遅い。剣を振るうも、ガードを固めたラヴェルナに入り込まれてしまう。
「くぅ……重い、の……」
「邪魔をするな!」
 もう一回、一撃加えようと振りかぶったところで、さらにトライリゥトが割り込む。
「どっこい! 今度は俺が庇うぜ!」
 ついでに雷纏った蹴りまでお見舞いする。
 とはいえ、効き目は若干薄そうだ。
「ええい鬱陶しい!」
 割り込んできたふたりも払いのけるようにしてはじき飛ばす。それで一端距離が出来て、敵味方互いに一息つく感じになった。
「ふ、ははは。弱い、どいつもこいつも弱い! 圧倒的だよ、まさにイノベーションだ!」
「……え。もしかして気付いていないのか」
「は?」
 やたら自信ありげに笑い出すエインヘリアルにトライリゥトが心底不思議そうに返す。確かに現状は、エインヘリアルが優位に見える。だが事実はそうではない。
「俺たちひとりひとりがお前より弱いのは百も承知だぜ」
「んぅ……本質が……みえて、ない……の」
 ふるふるとラヴェルナが首を振った。
「私たちは……ひとりで、戦って……ない」
「!!」
 不意に殺気を感じて、エインヘリアルは振り向きながら剣を大振りした。
 かくして背後の上方から飛びかかってきたクリュティアの身体が両断され、無数の木の葉が飛び散った。
「ニンポ・木葉隠れジツにござる」
 斬ったのは偽物。本体は真下にいた。
「セイヤッ!」
 螺旋状の気を叩き込み、エインヘリアルが僅かにたじろぐ。
 上で木の葉が散っているなら、下から攻めたクリュティアに意味はないと思うなかれ。上の木の葉に紛れて、リリウムも飛び込んできているのだ。
「せいやーですー!」
 かけ声はまねっこ。だが光を纏った蹴りは正確にエインヘリアルの額を突いた。そのおかげで、エインヘリアルの動きが止まった。
「やっと私の出番ですか。後ろががら空きですよ~、なんてね」
 回避からの一撃なんて美味しいところを持って行かれたので、仕方なしに隙だけの背中に一蹴りするカルナ。奇襲である。
「な、なんでこんな急に攻撃が……」
「あたるのかって? それ聞いちゃいます?」
「なんでです?」
「あ、リリウムちゃんも聞いちゃうんですか」
 肩をすくめてみせるカルナにリリウムが首をかしげた。
「課題を明らかにして、解決の助言をするのがコンサルってんだろ。なら教えてやるよ」
 エインヘリアルのお株を奪うようなセリフで弘幸がつかつか歩いてきた。
「力任せなだけなんだよ。経験も、技術も、中身もねぇ」
 いいながら派手に燃やし蹴飛ばした。

●虚ろな中身
 エインヘリアルは焦っていた。
 時間が経つごとに、少しずつ少しずつ被弾が増え、一方で自分の攻撃は見切られ始めている。
「何故だ、あれだけアドバンテージがあったはずなのに!」
「そう思ってるのはてめぇだけだ」
「何を!!」
 おもむろに距離を詰めてきた弘幸に、エインヘリアルが剣を振り下ろした。
「やったか……!」
「いいや。敢えて受けたと思わなかったか?」
「なぁっ」
 平然とエインヘリアルの剣を受け止めていた。
「要は必殺の気配だ。ここぞで全く攻め入れてねぇんだよ。今日の戦いのはじめっからな」
「そんな、そんなわけがある……かぁっ!?」
 こんなはずはないとさらに振りかぶったところで、エインヘリアルの目が見開かれた。
「おぉ、ようやく気付いてくれたようじゃの。リアクションもなしに終わるかとおもうてしもうたわい」
「き、貴様かぁ!! 一体剣に何を!!」
「ふぉふぉふぉ、なぁに、ちょちょいとな」
 ウィゼが笑う。よく見ればエインヘリアルの剣に細かな傷がついているせいか、十分な性能が発揮されないようだ。小細工と言えばそれまでだが、剣しか使っていないエインヘリアルにとっては大問題だろう。
 おまけとばかりに、もうひとつ傷を追加。嫌がらせここに極まれり。
「その壊れたセイザ・ソードで、クナイ・ダートの嵐かわせるものならかわしてみるでござる。イヤァー! イヤァー!」
 やたら太いかけ声とともに、クリュティアの放ったクナイが降り注ぐ。宣言通り、経験も技術もなく、力さえ失いつつあるエインヘリアルにかわす術はない。
「ぐわあああ! 何故だ、スペックでは圧倒してるはずなのに!!」
「お前、まだそんなこと言ってんのか?」
 いい加減呆れた様子でトライリゥトが言う。あれだけ、言葉でも行動でも示されてまだ理解できないのか。だがそれで悟った。
「お前の敗因、向上心あるようで全くなかったとこだろ?」
「違う、私は高みを目指してうぶっ」
 サイコフォースの衝撃が軽くセリフを遮る。
「ぐ、うぅ……私は、人脈を駆使して、人の上に立って……」
 これ以上聞くに堪えないと言わんばかりに、高く飛び上がったラヴェルナが、思いきり頭を踏みつけ、そのまま地面まで踏み倒した。
「まだ何も……、努力、さえ……してない……、のに……どうして……貴方、他の人と違う……選ばれた人間……って……思えた、の?」
 全力で煽っていく。とはいえ、エインヘリアルの心も折れつつある。
「なんというか、まあ」
 便乗してカルナも氷の剣を打ち込んでみるが、何とも微妙な表情。
「そんな土の味を確かめさせられるなんて……意識高い学生さんというのも楽しくなさそうです」
「違う、私は、成功して……それで……」
「そんなあなたにせいこうのひけつですー!」
 経営なんてまるで分かってなさそうなリリウムがおもむろに絵本を開いた。
 今日の絵本は、古き良き時代の人脈と人情で営業を続けてきた営業カバさんが、外資系企業からやってきた意識高いリカオンに窓際に追いやられてしまうストーリー。
 しかし営業魂を忘れぬカバさん。他人を省みない乱雑なリカオンの営業に、森のみんなが不幸になる前に逆転の一手を放つ!
「ひだりすとれーと! からの、みぎあっぱー!!」
「ごぶぁぁ!!」
 エインヘリアルが真上に吹っ飛んだ。物理的に。
「こんな、こんなはずじゃあ……そ、そうだ、私じゃない、アイツのせいだ、あいつがちゃんと勇者の力を与えないから……!」
「この期に及んで人のせい? 大きいのは図体だけでとんだ小物ね」
 ルリィが右足を大きく前に出して踏み込み、剣を構えた。
 上からだとわかんないけど、やや下から見ると剣が大きく見える構図。
 さて、もはやかける言葉などただひとつ。
 3体の分身が放つ衝撃波を追いかけ、払い抜け様にエインヘリアルを一閃。
「滅殺!」
 斬撃より一瞬遅れて届いた衝撃波の爆発を最後に、ルリィが剣を振り抜いてポーズを決めていた。

●無常なるもの
 無事エインヘリアルの討伐は成功した。
 力任せに剣を振り回すものだから、道路などが壊れたりしていたがそれもヒールをかけることで一段落ついた。
「いまいち、つまらねぇ相手だったな」
 吐き捨てるように言った弘幸だが、思い直すように軽く首を振った。悪癖がちょっと出てしまった。
 不利になるほどでもなかったので、やや不完全燃焼なのだ。
 その一方でラヴェルナは少しぐったり気味。
「んぅぅ……でも、疲れた……の」
「まあ、めんどくさい相手ではあったな」
「シャイターン……もう少し……大人しくして……欲しい」
 そうであればどれだけいいだろうか。
 しかし、デウスエクスがいるかぎり戦いが終わらないのもまた事実。
「勇者の道は企業などより遥かに難しかったということかのう。こんな形で命を学ぶとはおもわなんだろうに……」
 惜しむように言うウィゼだが、エインヘリアルの元の性格を考えると、悲しめる相手とも違う気がしてくる。
「この経験が次の人生で活かされるとよいのじゃがのう」
 それでも、違う道があったと思う。堅実に、真っ当に生きる道が。
「とにかく疲れたから美味しいもの食べに行きたいわ。たい焼きとかメロンパンとか」
「はーい、わたしはどーなつたべたいですー!」
 せっかくしんみりしてたのに、唐突にルリィとリリウムが騒ぎ始めた。正直困る。
「一仕事のあとのおやつは最高なのよね」
「わかりますです! しふくのひととき! はっ、まさかこれがいのべーしょん!」
 たぶんちがう。
「セイ、お疲れ! 今日はよくがんばったな」
 飛んできたセイさんをキャッチして抱きかかえつつ、トライリゥトはねぎらった。
 今日は裏方、唯一のメディックとしてセイさんは飛び回っていたのである。
「それに引き替え、仕事もしてなければ学校にも行ってない人が」
「いやまってください。働いてますよ? ケルベロスとして、ほら。あ、ところでしゅうきゅうふつかってどういう意味です?」
「うん、働こうぜ。いや、いっそ起業してみたらどうだ?」
「はあ、どんな会社ですか?」
「とりあえずそうだな……名前はブリザード・ドラグ……」
「わー!! わー!! ナーイナーイきこえなーい!」
 カルナは現実から心を背けた。
 エインヘリアルとなった男性も、現実を見ていなかった。故にその結果こうなったのだろう。あえて見ていなかったのか、見ることが出来なかったのか、それは今となっては分からない。
「意識が高い故に、シャイターンに利用されてしまうでござるとは……まさにショッギョ・ムッジョでござるな」
 胸の下で腕を組んで、したり顔でクリュティアは頷いた。
 なんか間違ったように見えて正しそうに聞こえてくる辺りが不思議な言葉である。

作者:宮内ゆう 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2017年11月7日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 9
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