演歌以外認めないビルシャナ!

作者:柊暮葉


「日本人なら演歌! 演歌のみを歌え!」
 廃寺でマイクを持ったビルシャナが叫んでいる。
「特に演歌と言えば浪花節である! 義理と人情の浪花節! これぞ日本の心! 何言ってるんだか分からない意味のない英語や比喩表現で誤魔化している場合ではない! 利益や損得では動かされない昔ながらの浪花節を歌った浪曲、演歌のみを歌うべき! 今後、日本人が歌って飯埜は浪曲か演歌のみとするのである!」
 そんな滅茶苦茶な説教に対して、10名の老若男女の信者達が拍手喝采を叫んだ。


「日本人なら、演歌のみを歌えという悟りを開いたビルシャナが発生しました。問題を解決してください」
 セリカ・リュミエールが集めたケルベロス達に説明を開始した。
 イグノート・ニーロ(チベスナさん・e21366)は慇懃な表情で話を聞いた。
「悟りを開いてビルシャナ化した人間とその配下と戦って、ビルシャナ化した人間を撃破する事が、今回の目的です。このビルシャナ化した人間が、周囲の人間に自分の考えを布教して、配下を増やそうとしている所に乗り込む事になります。ビルシャナ化している人間の言葉には強い説得力がある為、ほうっておくと一般人は配下になってしまいます。ここで、ビルシャナ化した人間の主張を覆すようなインパクトのある主張を行えば、周囲の人間が配下になる事を防ぐことができるかもしれません。ビルシャナの配下となった人間は、ビルシャナが撃破されるまでの間、ビルシャナのサーヴァントのような扱いとなり、戦闘に参加します。ビルシャナさえ倒せば元に戻るので、救出は可能ですが、配下が多くなれば、それだけ戦闘で不利になるでしょう」


「ビルシャナの能力は?」
 誰かの質問に対して、セリカはすぐに資料を広げてくれた。
 ビルシャナ閃光……敵を退ける、破壊の光を放ちます。
 孔雀炎……孔雀の形の炎を放ち、敵を焼き払います。
 浄罪の鐘……鐘の音を鳴り響かせ、敵のトラウマを具現化させます。
 これらの力で戦うらしい。
「今回のビルシャナは、演歌歌手を目指していた青年が、事務所の方針でアイドルに方向転換させられそうになり、俺は俺の演歌を歌いてーんだと開き直ったところで開眼、悟りを開いてビルシャナとなった模様です」
 イグニートは、ほほう、悟りを開く前はアイドルのような容姿だったんだろうかと興味を持った。
「配下の10名は、今時の流行の歌に違和感を抱き、古い日本ながらの歌に興味を持っていた老若男女です。以前は流行のJPOPやロックについていけず、演歌を聴くと安心する程度だったんですが、そこをビルシャナに洗脳されて、演歌や浪曲以外の音楽を目の敵にするようになり、その排他的な言動を周囲にも押しつけています。このままでは演歌以外を歌うアイドル歌手などに暴行を働くかもしれません。急ぎ、彼らが本拠地にしている廃寺に向かって説得し、ビルシャナは退治してください」


 最後にセリカはこう締めくくった。
「教義を聞いている一般人は、ビルシャナの影響を受けているため、理屈だけでは説得することは出来ないでしょう。重要なのは、インパクトになるので、そのための演出を考えてみるのが良いかもしれませんね」


参加者
星野・優輝(戦場は提督の喫茶店マスター・e02256)
ゼルガディス・グレイヴォード(白馬師団平団員・e02880)
ウォーレン・エルチェティン(砂塵の死霊術士・e03147)
紫藤・リューズベルト(メカフェチ娘・e03796)
コクマ・シヴァルス(ドヴェルグの賢者・e04813)
イグノート・ニーロ(チベスナさん・e21366)
神野・雅(玲瓏たる雪華・e24167)
キャロライン・アイスドール(スティールメイデン・e27717)

■リプレイ


 ケルベロス達は現場の廃寺に到着した。
 すると本堂から山門までビルシャナの大声が響き渡ってきた。
「日本人なら演歌! 演歌のみを歌え!」
「流行歌滅びろ!」
 ビルシャナと信者達が演歌だけを持ち上げて推し、他の楽曲を全て否定する声がガンガンと響いてくる。
 ケルベロス達は顔を見合わせた。
「色々なジャンルがあるからこそ色々な名曲が生まれる。心に響くものこそ、すべてだよ。古いとか新しいとか抜きでね」
 星野・優輝(戦場は提督の喫茶店マスター・e02256)は当然の事を言った。今回彼は白い旧日本海軍の提督の格好をしている。
「ふむ……音楽は人それぞれ好みの分かれる物だろうに、他の楽曲を認めないというのは困った物だな。浪曲というのはまだ分かるのだが、「演歌」というのは具体的にはどういう曲の事を言うのだろうか?」
 ゼルガディス・グレイヴォード(白馬師団平団員・e02880)は、首をひねっている。
「アイドル活動も、いい下積みになったろうになァ…勿体無ェ事で」
 ウォーレン・エルチェティン(砂塵の死霊術士・e03147)はビルシャナの顔を想像した。とはいえ、もう今は鳥お化けになっているんだから意味はないけど。
「ビルシャナはキチガイしかいないのです? とにかく信者を説得して退治するしかないですの」
 紫藤・リューズベルト(メカフェチ娘・e03796)は、トロそうな口調で言った。
「そもそも歌という文化を自ら狭めてどうするか…」
 コクマ・シヴァルス(ドヴェルグの賢者・e04813)は呆れている。
「おや、貴方は歌いたい歌を歌いたかったのではないですか? それが強要する側になってしまうとは。演歌歌手志望だったあのころの貴方が今の姿を見たら、何と仰いますかね」
 イグノート・ニーロ(チベスナさん・e21366)は悲しみをこめて言った。
「ふむ…演歌か。やはり演歌とは馴染みが薄いが…それでも心を揺さぶられる曲は幾つかあるものだ。さて、行こう。教義が何であれ…食い止めるのが務めだな」
 神野・雅(玲瓏たる雪華・e24167)は男装の出で立ちでそう言いながら腕を組む。
 キャロライン・アイスドール(スティールメイデン・e27717)は無言でバイオレンスギターを構えた。
 その間にも本堂でビルシャナ達が大騒ぎしている様子が聞こえてくる。
 聞いていられないのでケルベロス達は全員で廃寺に踏み込み、本堂へと移動した。

 本堂ではビルシャナが大絶叫しながら信者達に説教をしていた。
 ケルベロス達は戸の隙間から中を覗く。
「特に演歌と言えば浪花節である! 義理と人情の浪花節! これぞ日本の心! 何言ってるんだか分からない意味のない英語や比喩表現で誤魔化している場合ではない! 利益や損得では動かされない昔ながらの浪花節を歌った浪曲、演歌のみを歌うべき! 今後、日本人が歌っていいのは浪曲か演歌のみとするのである!」
 それに対して信者達10名が拍手喝采している。あとは延々と最近の流行歌を口を極めて罵るビルシャナ。
 やはり、聞いてられないので紫藤は思い切り戸を開けた。
 大きな音を立てて開いた戸の気配に、びっくりしたビルシャナがこちらを振り返る。
「私達はケルベロスですの。あなたたちを説得しに来ましたの」
 紫藤は、本堂の中に進み出ながらそう言った。
 続いて次々と本堂に突入するケルベロス達。
「ケ、ケルベロスだと? 邪魔をするなら帰れっ!」
 廃寺の本堂に入ってきた彼らに信者達が抗議の声を上げる。
「まあ、話を聞いてくださいですの」
 紫藤はトロそうながらも狼狽えずに言った。
「何言ってるんだか分からない意味のない英語や比喩表現というのは、あなたが理解しようとしていないだけではないのですか? 生まれた時から浪花節、義理と人情なんて理解してる人なんていないですの。演歌以外が嫌いというのはそれ以外を理解しようとしないただの逃げなのです」
 紫藤は尤もな事を言った。
 それに対してビルシャナが吼えた。
「義理と人情は日本の風土に合っているが、英語や訳の分からない比喩はそうではない! 義理人情の浪花節は子供にも伝わるものがあるが、英語はそうではないだろう!」
 最近は小学校でも英語を習っているのだが、ビルシャナは知らないらしい。紫藤はつっこみそこねてしまった。
 するとそこで、廃寺に似合わないイントロが流れ出した。
 MMDで最近トップを飾っていた曲である。
 優輝はMMDに合わせて歌い出した。歌うだけではなくノリノリで拳を振り回して踊り始めた。MMDさんのように。
 呆気に取られるビルシャナの前で優輝は高らかに宣言をする。
「一番はひとつなんかじゃない。流行りとかも関係ない。自分のいいと思う歌こそがすべて。演歌以外の歌だって本当は好きなはずだ。作り手や歌い手が無くなっても歌は受け継がれる!」
 その歌とダンスの見事さにケルベロス達は一斉に拍手をする。
 しかし、ビルシャナは脱力しきった顔で言った。
「最強に意味がわかんない」
 本当に現代の楽曲についていけない人らしい。信者達も、大盛り上がりに盛り上がっているケルベロス達を見てなんだか溶けそうなぐらいに脱力している。
 ああ音楽の温度差。
 それではこれならどうだとコクマが前に出て来てマイクを握り締めた。
「愚かなり! 日本男児の歌というのであればアニメソングもまたそうよ! 魂を揺さぶる熱き歌もあるという事を知れ!!」
 熱く吼えたかと思うと次に歌ったのは正しく「未来への咆哮」。
 続いて「SKILL」「GONG」「K」を歌いまくるのであった。
 ケルベロス達はそれを聞いて大喜び。手を叩きまくりながら一緒に歌いまくるものもちらほら。大盛り上がり。
 脱力していたビルシャナと信者達だったが、だんだん聞いているうちに少しずつ信者が反応し始めた。コクマのリズムに合わせて首を振り始めるのが一人二人……。
 最後にコクマがケルトの民謡を熱唱すると、信者の一人が立ち上がって……。
 強烈に地味なスタンディングオベーションをした。
「コラーっ! 何をやっているか!!」
 ビルシャナに怒鳴られて首を縮めてすごすごと座る信者。ビルシャナはカンカンに怒っている。
「演歌こそ日本の心! 最近出て来たアニソンなどとは格が違う! 格が! ケルト民謡はケルトに行け!!」
 自分が理解出来ないだけであろうに凄い偏見を喚くビルシャナ。
 それを聞いて、今度はイグノートが前に進み出た。
「演歌は昔から日本で楽しまれてきたジャンルと言えましょう。ですが、もっと日本古来から歌われてきたものが御座います。それは民謡! 民謡などという言葉が生まれる前から日本に根付き、数え歌など、代々知識を伝えていく事にも役立ってきました。まさに今の日本を育てたのは民謡といっても過言ではありません! 作曲者、作者不明の民謡こそ日本の心でしょう!」
「み、民謡ッ……」
 ビルシャナは日本の心だ風土だと喚いてきただけに、民謡と言われると弱かった。
 そこですかさずイグノートもマイクを握り締めて「江差追分」超熱唱。
「津軽じょんがら節」に「炭坑節」、果ては「谷茶前節」まで色とりどりの民謡を歌い狂うイグノート。正に郷愁を誘う日本の心の世界。
「う、うぐううっ……み、民謡はっ……ふ、古いんだッ! 今の時代は演歌!!」
 凄く苦しい言い訳を始めたビルシャナに対してイグノートはにやりと笑う。ケルベロスたちもみんなニヤリ。相手の動揺が手に取るように分かる。
 次に出て来たのはキャロラインであった。
 ミュージックファイターとしてフェスティバルオーラ始動ッ!
 バイオレンスギターを握り締めて美しい風景美を歌った自作のバラードを歌い始めるキャロライン。
「月の夜吹く風が ほほをなでる。小麦の穂が かなでる音に 静かに揺れる。ゆらり ゆら ゆれる水面に。うつる君の姿 追いながら……」
 目に浮かぶような情景にため息をついて首を揺らすケルベロス達。
 フェスティバルオーラの効果もあって同じく首が振れたり足でリズム取ったりしている信者達。
 音楽好きはどっちもどっち。
「ぐ、ぐぬぬ……。演歌だッ! 演歌を歌えッ! 訳の分からない歌なんか歌ってるんじゃねーッ!!」
「演歌にも美しい情景を歌っているものはたくさんあります。演歌ならよくてバラードなら悪いと誰が決めたのでしょう」
 歌い終わったキャロラインが首を傾げた。
「俺ッ!」
 ビルシャナ即答! 狼狽えているようでやはりビルシャナはビルシャナ!
 しかし信者達は疑問なようで空気がざわついている。そしてもっと歌って欲しそうにキャロラインの方を見ていた。
 もう一押しか、と言う訳で次は雅がマイクを握った。
 歌ったのはロックバージョンの「アンコ椿は恋の花」だ。
 振袖ぶんぶん振り回す都はるみが見えるような歌いっぷりで超熱唱。
 今時、ロックを意識した演歌なんて珍しくもない。
「私は心の叫びを詰め込んだロックが好きだな、うん。今の曲……分かるか? 元は演歌だよ。大事なのは曲に込められた思いを音に乗せる事じゃないか? ジャンル問わず、良い歌ってのはあるもんだぜ?」
 言葉に詰まるビルシャナであった。
 その解釈で言うならMMDバージョンの演歌があってもいいし、演歌を意識したアニソンがあってもいいだろう。古くは谷村新司のように。
 キャロラインのバラードだって郷愁を誘う美しい情景を歌うという意味でなら演歌と被っていなくもない。
 それに納得したように頷いている信者は半数ほど。
「心だけ演歌だけでも仕方ない。演歌ならではの技術、演歌ならではの歌唱力こそ大事なんだッ!」
 ビルシャナは頑固であった。
「まぁ、演歌も良い曲だとは思うし、それが一番肌に合うというのも分からんでもないが、それ以外を認めないというのは演歌以前に歌好きとしては論外であろうなぁ」
 それまで傍観していたゼルガディスがそう言った。
「演歌以外、例えば子供の頃に遊んだ手遊び歌などは懐かしくはないのだろうか? 母に歌って貰った子守歌は? 地域に古くから伝わる祭囃子や民謡は? そういった類の歌をどう思っているのか、聞いてみたい気はするな」
「こ、子守歌を演歌でッ……祭り囃子も演歌でッ……」
 ビルシャナは滅茶苦茶な事を言い出した。
 これには明らかに疑問の視線を投げる信者達。
 最早信者のあらかたはケルベロス側に落ちたと言っていいだろう。
「いいかよく聞けてめェら! 総ての歌は時として爆発する感情の発露! 演歌もゴスペルもロックもポップスも、祈り、想い、不満…感情を発散する事になンら変わりはねェ! そう、いわば兄弟!」
 突如、ウォーレンが両手を広げて天井見上げて大声を張り上げた。
「親兄弟を慈しめ! 兄弟なら分かり合えるはずだろうが! 親兄弟と喧嘩しそうになったら、その心を歌に載せろ! 歌は家族、家族は歌! 今ここに、歌は人生となる!」
 歌は人生となる!!
 凄い迫力と勢いで言い切ったかと思うと、ウォーレンは続けて「絶唱カラオケマンの歌」を歌い出した。
 あっちこっちに突き刺さる歌詞を乗り越え歌の命の大切さを問いかける。ここで「アニメはなんだ」や「急げタクシー」じゃないだけマシなんだろうか。「急げタクシー」は一部で演歌とも言われている。
 これまでの仲間達の積み重ねもあって大ダメージを被弾するビルシャナ。
 わっと歓声を上げて今度こそ本物のスタンディングオベーションをする信者達10名。
「真剣にてめェの演歌を歌いたかったンなら。色ンな道見て、演歌の肥やしにする事も出来た筈だろうが」
 下積みの重要さを理解しているウォーレンは「もったいない」と語りかけた。
「アイドルになれる程の才能があったンなら磨いて演歌の肥やしにすりゃよかったじゃねェか」
「結局、お前さんは演歌を愛してるつもりで…一方通行の愛だったンじゃねェかな…」
 ウォーレンの熱い心に対して最早声も出ないビルシャナであった。
 信者達は最早ノリノリで、最初に優輝が踊っていたMMDを見よう見まねで踊りながら色々な歌いたい歌を歌っている。
「さあビルシャナ。後はあなただけですの。演歌以外の歌を理解して認めるんですの! 国境すらも越えて違いを認める音楽を、あなただけのために歪める訳にはいきませんの!」
 トロトロとそう言いながら紫藤が爆破スイッチを構えた。


「歌の魂は演歌にこそあり! 他はみとめーんっ!!」
 ビルシャナがビルシャナ閃光をぶっ放す。
 さらに孔雀炎を連打しながら吹っ飛ばされた前衛に迫ってくる。
 紫藤のライドキャリバーがデットヒートドライブで特攻し、注意を惹きつける。
 キャロラインが「ブラッドスター」を歌い上げる。
『さ、人間深呼吸すれば大体どうにかなるものです』
 イグノートが鼠の寝ずで味方を落ち着かせて回復させる。
『今週の山場なのです』
 自作型二足歩行式支援ドローンMk-2で紫藤が大ダメージを負った仲間を回復。
 優輝はドラゴニックスマッシュをビルシャナに叩き浸ける。
 コクマの地裂撃が炸裂。
 雅は月光斬でそれらの傷口を切り広げる。
 ウォーレンが禁縄禁縛呪でビルシャナをとらえる。
 そこにゼルガディスが雷刃突で突進し、トドメを刺した。
「無念……なり……演歌の道は……男の花道……」
 なんか辞世の句っぽい事を言ってビルシャナは事切れた。


 戦闘後、コクマが中心となってケルベロス達は廃寺を片付けた。
「折角だしな、ビルシャナになる前の彼の音楽を聴いてみたいかな」
 雅がそう言うと元信者の一人がCDを出してくれたので、ケルベロス達は荒削りだが光るもののある演歌の新人の歌を聴く事が出来た。これも供養になるだろう。
「私は音楽によって心を持つことができました。皆さまも歌に並々ならぬ思いをお持ちなのでしょう。歌を愛する者同士……もう争う必要はありませんね?」
 キャロラインがそう言うと元信者達も頷いている。
 そういう訳で、ケルベロスと元信者達は入り混じって思い思いの歌を奏でながら廃寺で楽しいひとときを過ごした。

 --その廃寺は、カラオケお化けの出る廃寺として怪談になり、長らく土地の人間に伝えられたという……。

作者:柊暮葉 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2017年10月16日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 1/キャラが大事にされていた 0
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