●紅葉は儚く空に舞う
幸太郎は盆栽の手入れをしている。彼の庭には小さいものから大きなものまで、様々な盆栽があり、それを真剣かつ愛情深く育てていることがよく分かるものだった。年老いた幸太郎の大切なものだと、一目でよく分かる。
幸太郎は、一つの盆栽に目を細める。
「うむ……、今年も綺麗な紅葉を見せてくれるじゃろうな。毎年、この紅葉が色づくが楽しみでな。それに、庭にある紅葉の盆栽で秋を感じるのも風流じゃて」
嬉しそうに目を細める幸太郎。
そんな彼の前に、第八の魔女・ディオメデスと第九の魔女・ヒッポリュテが現れる。そして、幸太郎の目の前で、彼の大事な紅葉を燃やし尽くしてしまった。
「な、なんて事を……! これは儂がずっと大事に育てていた……!」
哀しみと怒りで二人の魔女に食って掛かる幸太郎に、彼女たちは鍵を使い、同時に幸太郎の心臓を突く。
「私達のモザイクは晴れなかったねえ。けれどあなたの怒りと、」
「オマエの悲しみ、悪くナカッタ!」
崩れ落ちていく幸太郎。そして、彼の傍から、緑の葉を持つ紅葉と紅い葉を持つ紅葉が現れたのだった。
●ヘリオライダーより
「秋って言えば紅葉の季節だよね? 紅葉狩りに行く人も、これから行く人もいるのかな?」
そう話しながら、デュアル・サーペント(陽だまり猫のヘリオライダー・en0190)は、事件の概要を話し始める。
「実は、パッチワークの魔女がまた動き出したみたいなんだ。そして、グレイン・シュリーフェン(森狼・e02868)が予知した事件が起きてしまった。生まれたドリームイーターは、『悲しみを語るドリームイーター』と『怒りを表すドリームイーター』の2体。このドリームイーター達が事件を起こす前に、みんなに倒してほしいんだ」
デュアルは状況の説明を始める。
「場所は住宅街。時間は昼頃になる。ドリームイーター達は、被害者である幸太郎さんの家の庭にまだいるみたいなんだ。だから、幸太郎さんの家族や近所の人達に避難してもらう必要があるね。庭はそれなりに広いんだけど、戦うにはちょっと手狭かもしれない。でも、そこは工夫してもらえたらって思うよ。それに、この庭には幸太郎さんが育てている他の盆栽も色々と置いてあるんだ。出来たら、ドリームイーターを倒すだけじゃなく、少しでも幸太郎さんの他の盆栽も守ってあげられたら良いなって俺は思うよ。それで、悲しみのドリームイーターは緑色の紅葉の葉の姿をしている。怒りのドリームイーターは紅色の紅葉の姿だ。思いっきり葉っぱの形をしているんだけど、その辺はドリームイーターらしく、頑丈に出来ているよ。それから、このドリームイーター達は『悲しみを語る事』と『怒りを表す事』しか出来ないんだ。だから、残念だけど会話は成立しない。倒すしかないんだよね。幸太郎さんを助けるためにも頑張ってほしいんだ」
デュアルの話を聞いていたミーミア・リーン(笑顔のお菓子伝道師・en0094)は、首を傾げる。
「ミーミア、『ぼんさい』って見た事ないの。でも、育てている人はすっごく大事に大事に育ててるって聞いた事があるのよ。大事に大事に育てていたものを壊されるのは、すっごく辛いの! 幸太郎お爺ちゃんを助けるために、みんな力を貸してほしいの!」
参加者 | |
---|---|
アマルティア・ゾーリンゲン(フラットライン・e00119) |
月宮・朔耶(天狼の黒魔女・e00132) |
グレイン・シュリーフェン(森狼・e02868) |
四辻・樒(黒の背反・e03880) |
月篠・灯音(犬好きの新妻・e04557) |
楪・熾月(想柩・e17223) |
愛沢・瑠璃(メロコア系地下アイドル・e19468) |
ハートレス・ゼロ(復讐の炎・e29646) |
●紅葉は儚く空に舞う
現場は住宅街。しかもドリームイーターは被害者である幸太郎の庭にまだ居るらしい。
アマルティア・ゾーリンゲン(フラットライン・e00119)は、近隣の住人に声をかけて避難を呼びかける。また、ハートレス・ゼロ(復讐の炎・e29646)のライドキャリバー、サイレントイレブンが、方向と誘導を手伝った。
グレイン・シュリーフェン(森狼・e02868)は、幸太郎の家族に避難を呼びかけつつ、庭から道路に面した場所の壁など敵を誘導する時に壊していいかという事も確認する。ヒールを施す事で壁などが回復する事も話し、承諾を得る事が出来た。また、誤って人が入って来ない様に、キープアウトテープを貼り、それをミーミア・リーン(笑顔のお菓子伝道師・en0094)も手伝った。
一方、他のケルベロス達は現場である庭に侵入する。四辻・樒(黒の背反・e03880)は、殺界形成にて、人を近寄らせないようにした。
月宮・朔耶(天狼の黒魔女・e00132)、樒、月篠・灯音(犬好きの新妻・e04557)、楪・熾月(想柩・e17223)、愛沢・瑠璃(メロコア系地下アイドル・e19468)、ハートレスは、大切な盆栽を育てている幸太郎の他の盆栽を、アイテムポケットを使って、出来る限り収納していく。
(「盆栽へこれ以上被害が広がらないようにしたいものだ。最も、幸太郎さんの命には替えられないけど。大切に育てた盆栽をこれ以上傷つけないよう、両方とも守ってみせるのだっ」)
(「誰だって大切なもの、大事なものはあるわよね。あたしにとってのギター、プロデューサーさんにとってのドラムみたいに幸太郎さんにとって紅葉や盆栽はいわば子供みたいな存在だったろうに……許せない連中ね!」)
灯音や瑠璃の想いは、他のケルベロス達も同様の想いを抱いている。
一番大きなものは瑠璃が担当、他の人達も出来る限り収納していく。とにかく、痛めないように、慎重に慎重を重ね、そして出来る限り素早く。幸いな事に盆栽を回収する人数が多かったので、多くの盆栽をしまう事が出来た。そして、同時に幸太郎も発見し、安全な所にまで連れていく事が出来た。
素早い行動の間、1.5メートルほどある紅葉の緑の葉と紅い葉のドリームイーター達は、ただただ嘆き、怒りをを燃やしていた。
「大事に手を入れて栽培していたのに……これから綺麗な紅葉を見せてくれるのに……壊されてしまった……壊されてしまった……」
緑の葉の紅葉は、その緑の色が青くすら見えそうな色合いになっている。反対に紅い葉の方は燃える様な怒りを持っているようで、言葉にしていなくてもそれが伝わってきた。
「壊されてしまった……壊されてしまった……壊されてしまった……」
嘆く緑の紅葉は、ケルベロス達と直ぐに戦う様子は見られない。しかし、紅い紅葉の方は、いつでも襲い掛かりそうな気配が伺える。
朔耶はまず、黄金の光でグレイン達に加護の力を送っていく。そして、皆、攻撃態勢に入った。
「怒りに関してなら――負けてはいないぞ? 弱い自分自身への、だが」
アマルティアは紅い紅葉に向かって、急所を狙って刃を突き立てる。
「パフ!」
アマルティアの言葉に呼応する様に、ボクスドラゴンのパフは続けてブレスを吐きだした。
「あなた達も……あなた達も壊すんだ……。大切な物を壊すんだ……」
「許せない! 壊された悲しみも怒りも理解できない奴等など……!」
まず、紅き紅葉は刃状に変えて、ひらりと舞い踊るようにアマルティアに襲い掛かる。それをパフが庇った。だが、続けて緑の紅葉が緑色の沢山の葉を舞わせてきて、パフだけでは庇いきれず、アマルティアの意識は飲まれていく。
「悲しみと怒りしか表せないというのも寂しいものだな。紅葉なら紅葉らしく最後は精々風流に散ってもらおうか」
「ひらひら紅葉は綺麗だが、怒ったり悲しんだり忙しいことだな……もう少しゆったりできないものかね」
夫婦であり、大切な相棒である樒と灯音も連携して動き始める。
まず樒が紅い紅葉に向かい、雷の霊力を乗せた一撃を放つ。続けて、灯音がデウスエクス用のウイルスを撃ち込んだ。
瑠璃は、アマルティアに向かって桃色の霧によって癒し、その意識を取り戻していく。ウイングキャットのプロデューサーさんはリングを紅い紅葉に向かって撃ち放った。
「怒りと悲しみを利用しようとは悪趣味な連中だ。――その思い、返してもらうぞ」
ハートレスは肘から先をドリルの様に回転させて紅い紅葉へと強烈な一撃を与える。続けてサイレントイレブンが炎を纏いながら突撃した。
グレインは熾月のシャーマンズゴーストであるロティにアイコンタクトを、そして熾月に視線を送り、彼が頷くのを確認すると攻撃に移る。グレインと熾月は友人同士。一緒に戦えるという事だけで心強くなるものだ。
「そら、お前の相手はこっちだ!」
グレインは螺旋の力を籠めた狼の咆哮で、緑の紅葉の意識をこちらに向けさせようとするが、紅い紅葉の方がそれを受け止めてしまった。反対に、グレインの真似をするかの様に動くロティは非物質化した爪で紅の紅葉に攻撃して、意識を自らに向けさせる。
「ぴよ、仕掛けるよ」
雛のファミリア、ぴよに熾月は話しかけると、半透明の『幻影合成獣』に変化させて放った。
その間に、ミーミアはアマルティアの傷を癒していき、ウイングキャットのシフォンはリングを紅い紅葉に撃ち放った。
紅き紅葉は、その紅色が燃える様に真紅に染まっていく。
「……許さない、決して許さない!」
怒りに満ちた声と共に、辺り一面に舞い散らせる。それは、攻撃の要の一人であるハートレスに向かい、紅き世界へと誘っていく。そして、今度は緑の紅葉がその葉を刃に変形させて、更に攻撃を加えようとするが、それはグレインとロティが何とか防いだ。
「地獄よ、音を刻め。憤怒の炎を灯せ。咆哮せよ、我が心臓。――ギアを上げるぞ?」
アマルティアは心臓を地獄化させている。その心臓の地獄を全身に巡らせて、紅い紅葉に高速で連続攻撃を加えていく。更に、パフのタックルが叩き込まれた。
朔耶は御業を紅い紅葉に放ち、その動きを捕らえる。そこにオルトロスのリキは神器の剣を使って切り裂いた。
灯音が黒縫を使って、紅い紅葉に黒い針を幾重にも放つが、こちらは、ひらりと舞う様にかわされてしまう。
「灯、心配するな。私が仕留める」
樒は灯音に優しく声をかけると、直ぐに紅い紅葉を見据えた。
「舞うように動く葉であろうとも、この一閃で断ち切る」
流れるように空の霊気を乗せた一閃が放たれる。それにより、紅い紅葉は紅葉の葉が美しく舞い散らばるように消えていった。
「あああ……! 壊されてしまった、壊されてしまった……!」
緑の紅葉は、その色が、まるで青ざめていくようにも青く染まるようにも見える。そして、緑の葉が舞い上がると、それは樒を飲み込んでいった。
「大丈夫、直ぐに回復するわ」
「ミーミアも手伝うの!」
瑠璃の桃色の霧は、樒の意識を取り戻させる。ミーミアも続いて、施術を施しながらハートレスの意識を取り戻させていった。
プロデューサーさんとシフォンは、合わせる様に続けて緑の紅葉に向かって引っ掻き攻撃を行った。
正常な意識に戻ったハートレスはバスターライフルを構えると、緑の紅葉に向かってエネルギー光弾を撃ち放つ。続き、サイレントイレブンが轢き潰していった。
グレインは螺旋の軌道を描きながら手裏剣を撃ち放つ。そして、傷を負っているグレインに対して熾月が施術による回復を施した。
「ありがとな」
「うん、頑張ってね」
ロティの方は自らに祈りを捧げ、回復を図っていく。
一方、緑の紅葉のドリームイーターも日の光を受けながら、自らの体力を回復していく。
「いっくら植物に再生するだけの生命力があっても限界があるだろうが!」
ドリームイーターの様子に、思わず突っ込む朔耶。さりとて、回復に専念されても困る。
「解放……ポテさん、お願いします!」
ファミリアであるコキンメフクロウ、ポルテ。愛称はポテさん。そのポルテに自らの魔力を込めて撃ち放つ。それに合せてリキの地獄の瘴気が辺りを包み込んだ。
アマルティアは、再び月の弧を描くように緑の紅葉に向かって突き立てる。そして、パフのブレスが襲い掛かった。
「周りに被害を出さないように、は流石に難しいな」
アマルティアは、そう呟く。あらかた避難させたとはいえ、全てという訳にはいかなかったので、アマルティアを始め、気を付けながら戦っている。それなので、刺突をメインの攻撃としている。少し斜めに構えている彼女としては、こっそりと行っている配慮なのだが、パフを始め、仲間達には気付かれているのだけれど。
樒が氷結の螺旋を緑の紅葉に向かって放ち、灯音は反対に御業から炎を放って、氷と炎のせめぎ合いが襲いかかる。そして、瑠璃はハートレスへ光の盾を生み出し癒しと守りを高めていった。
「オレの地獄に付き合ってもらう」
ハートレスのドリル攻撃が、サイレントイレブンの炎の突進が、次々と緑の紅葉のドリームイーターへと叩き込まれる。
グレインは魂を喰らう一撃を叩き込み、ロティはグレインの回復に回る。熾月は柩の記憶を使って、回復しきれていないアマルティアの回復を行っていった。ミーミアも樒を回復し、プロデューサーさんとシフォンが交互に引っ掻いていく。
「……悲しいよ……悲しいよ……」
泣いている。緑の紅葉のドリームイーターはひたすら嘆く。その悲しみは痛いほど伝わるもので……このドリームイーターも悲しいものなのだ。
再び緑の葉が沢山舞った。狙うのは朔耶。だが、それをリキとグレインが庇った。
「ありがとう、グレイン、リキ。助かったよ」
朔耶は、お礼を言ってから、再びファミリアのポルテに魔力を込める。
「ポテさん、もう一回お願いします!」
放たれたファミリアのポルテは、緑の紅葉に襲いかかった。続けてアマルティアの七剣星・揺光、パフのタックルが叩き込まれる。そして、灯音が黒縫で黒い針が幾重にも飛び捕らえると、樒が空の霊力を乗せて斬りつけた。
そして、ハートレスがバスターライフルから凍結光線を放つ。緑の紅葉のドリームイーターは氷に包まれると、弾かれるように氷の粒になって……涙を思い起こさせる光を放ち消えていったのだった。
●盆栽のある景色
庭からの誘導は叶わず、荒れた庭を手分けしてヒールで直していく。瑠璃の奏でるブラッドスターは、庭の緑が少しずつ甦っていくようだった。
幸太郎もヒール等で回復をして気が付いてくれ、事情を話し、理解はしてもらえたが、その気落ちは見ていて辛いものがあった。
「幸太郎さん、全てとはいかなかったけれど……他の盆栽は出来る限り、一旦、回収したわ」
「これを並べ直すのを教えて貰いたい」
瑠璃とハートレスが幸太郎に話しかける。
瑠璃は一番大きなものを、朔耶、樒、灯音、熾月、ハートレスが、それぞれ丁寧にしまっておいた他の盆栽をアイテムポケットから取り出した。
回収人数が多かった事と、回収時にドリームイーターが庭で暴れる事が無かった為、犠牲になったものはあるものの、それでも大半は何とか無事に残せた。
「……他の盆栽を護ってくれたのか? 儂は他も全て失ってしまったものかと……」
それぞれの盆栽、一つ一つを見ながら、少し笑みを見せてくれた。
「ありがとう、この子達が無事で救われた気持ちじゃ。……儂一人で並べ直すのも大変じゃ。助けて貰っておいて申し訳ないのじゃが……手伝って貰えるじゃろうか?」
「勿論だ!」
「出来る限り手伝うよ」
朔耶、熾月が頷く。そして、全員で残った盆栽達の並べ直しをする事になった。
「……棚はこんな感じで良いだろうか?」
「頑丈にはなっていると思うんだが……」
「ありがとう、立派な棚じゃ」
壊れている棚をなるべく元の姿に近い様にヒールして、アマルティアとハートレスは幸太郎に確認を取る。
「こっちの棚の分と、あっちの棚の分は、これでちゃんと分けられたかな?」
「ああ、そうじゃ。ありがとうな」
朔耶は棚ごとに並べる盆栽を分ける。
「重いものは下の方で……グレイン、上の分を並べてくれないかな?」
「ああ、任せておけ」
「日当たり的にはどうなのだ?」
「もう少し、右に寄せて貰っても構わんかの?」
「分かった」
熾月とグレイン、灯音と樒の二組に分かれて、幸太郎に教えて貰いながら並べていく。瑠璃も大きな盆栽の位置を教えて貰って、そこに置いた。
「……ありがとう。他のものを護ってくれてとても感謝しておる。あの紅葉を失った事は辛いが……他がこれだけ無事なら嬉しい限りじゃ」
気が付いた時には、真っ青な顔色をしていた幸太郎も、残っていた盆栽達や、気を遣ってくれるケルベロス達に、少しずつ顔色が良くなっているようだった。
一通り、終わった所で、ミーミアが持って来た緑茶と紅葉饅頭で休憩を取る事にする。
「見事なもんだな。一つ一つに小さい庭が詰まってるみてえだよな。ちゃんと根を張って生きてて」
かつて暮らした自然に囲まれた地を思い出しつつ、グレインは幸太郎に声をかける。
「……ね、盆栽のこと教えて? 聞きたいんだ、大切にされて幸せそうなこの子達のこと」
熾月も、そう話しかける。
「面白い話かはわからんがのう……」
そう言いつつ、盆栽の事について語り始める幸太郎。顔色が良くなってきていて、それがケルベロス達を安心させる。
多くの盆栽を残す事が出来て良かったと思う。少しでも、気持ちが前に向いてくれるなら、それだけで嬉しい事だから。
盆栽の話を聞きつつ、緑茶と紅葉饅頭を楽しむ……少し切なくもあたたかい……そんな昼下がりを過ごしたのだった。
作者:白鳥美鳥 |
重傷:なし 死亡:なし 暴走:なし |
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種類:
公開:2017年10月21日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 2/キャラが大事にされていた 1
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