●神奈川県某市マンションの一室
玄関の電気をつけ、投函されていたチラシを確認した男は重い溜息を吐いた。
それはマンション自治会のハロウィンイベントに関するアンケートだった。
スタッフとして手伝える・当日お菓子を配布できる・お菓子を提供できる――。
男は子供好きで心優しい人間だったが、同時に大人でも怯えるような厳つい顔の大男でもあった。
幼い頃から一貫してあだ名は『フランケン』である。
学生時代にボランティアで出向いた幼稚園が、阿鼻叫喚の地獄と化した古傷は、社会人となった今も癒えていない。
顔さえ隠せば、と有給までとって参加した去年は、『301号室の恐ろしい巨人』がマンションにすむ全ての子供に認知されている事実に打ちのめされた。
散々考え抜いたあと『お菓子を提供できる』の項目に丸をつけた。
「……これでいいよな」
「どうして? パーティに参加したいんでしょう?」
独白に、応じる声があった。
胸にとんと軽い衝撃。
見れば大きな鍵のようなものが深々と突き立っていた、不思議な事に痛みは無い。
赤い頭巾を被った少女が、いつの間にか目の前に立っていた。
「君、は……」
「その夢を叶えてあげるわ。行きましょう、世界一楽しいハロウィンパーティへ――そして心の隙間を埋めるの」
ささやく声を聞きながら、男の意識は闇に落ちた。
入れ替わるように、少女の隣できらめくスーツをまとった南瓜頭の大男が立ち上がる。
男をあとに残して南瓜頭と少女は連れだって部屋を出て行った。
「ケルベロスハロウィンがドリームイーターに狙われているっす!」
黒瀬・ダンテによれば、藤咲・うるる(サニーガール・e00086)の調査により、日本各地でドリームイーターが暗躍していることが分かったという。
今回の被害者は皆ハロウィンに対してなんらかの形で劣等感を抱いており、そこから生み出されたドリームイーターはイベント当日に一斉に動き始めるということだ。
「このドリームイーターは、今年世界で一番盛り上がるハロウィン会場……つまり鎌倉のハロウィンパーティに現れるっす!」
イベントが始まる前にこれをおびき寄せ、撃破しなければならないというわけだ。
「皆さんにやっつけてもらいたいのは、子供に怖がられるのでハロウィンに参加できないって強面の男性から生まれたドリームイーターっすね」
見た目は輝くラメ入りスーツに、ネジが刺さった南瓜頭の大男で、南瓜の目や口からのぞく顔や、手、首など、『中の人』部分は全てモザイクに覆われているという。
ドリームイーターはハロウィンパーティを狙っているが、イベントの開始時間などを把握して行動するわけではない。
会場付近でパーティが始まったように振舞えば、その楽しげな雰囲気がドリームイーターを引き寄せるだろう、とダンテは言う。
「要は仮装して行進してお菓子貰ってトリック・オア・トリート! って奴っすね!」
一部順番が逆だが大意は伝わった。
「それじゃあパーティ前に一仕事、どうかよろしくお願いするっす! 自分もお菓子、用意しておくっすよ!」
参加者 | |
---|---|
御陰・陽(アホ毛龍・e00492) |
繰空・千歳(すずあめ・e00639) |
サンドロ・ユルトラ(サリディ・e00794) |
マニフィカト・マクロー(ヒータヘーブ・e00820) |
クローチェ・ドール(愛迷スコルピオーネ・e01590) |
ベルカント・ロンド(医者の不養生・e02171) |
オリヴィエ・デュルケーム(癒姫・e04149) |
ロカ・ラディウス(フェレアウリス・e05069) |
●祭りの前、番犬たちの歌
作戦の舞台に選ばれたのは、仮装行列が通る大通りに合流する一本の道路だった。
両側に小さな店が建ち並ぶその通りは、鎌倉奪還戦での被害が大きく以来使われないまま復興を待っていた。
すでに立ち入り禁止の手配と近隣住民の避難は完了しており、祭りの空気は掲げられたハロウィンのバナー程度しか感じられない。
「少々寂しい気もするが、リスクを避けるためにはやむなしか」
大通りとは反対側、通りの入り口となるT字路でマニフィカト・マクロー(ヒータヘーブ・e00820)は周囲を見回しながら呟いた。
般若の面に袴と和風の装いだが、上衣はつけず素肌に羽織を着ている。
「ええ、パーティ前に怪我人でも出ようものなら台無しですからね」
念のためにと車両向けの迂回路図を設置していたベルカント・ロンド(医者の不養生・e02171)が応じる。
こちらはモーニングに大きなシルクハットの洋装だ、サイズが大きいのかしきりに帽子の位置を気にしている。
「雰囲気を盛り上げるのは、私達の仕事でしょう」
「そうだな、では精々盛大にやるとしよう」
遠く聞こえてきた音楽に向かって青年達は道を引き返していく。
大通りに面した角では御陰・陽(アホ毛龍・e00492)とロカ・ラディウス(フェレアウリス・e05069)が、互いに言葉をさがしていた。
雪女に扮した陽と黒赤のドレス姿のロカ。
少女同士にも見える、まだ名前のない関係の二人は、ハロウィンを一緒に過ごそうと、その約束を果すためにケルベロスとしてここにいる。
「手を繋いでも、いい?」
ロカの言葉に、うん、と陽は頷く。
二人は仲間達にイベントの主役として期待されていた。
お菓子を求める子供が居なくては、パーティは盛り上がらないのだ。
「いこう」
本当に伝えたい事はすぐに出てこないのに、理屈に基づく言葉は簡単に出てきてしまう。
「うん。あの、ロカ」
手を引かれながら、白い頬を真っ赤に染めて意を決したように陽が口を開く
「そのドレス、すごく似合っていて、だから、その……かわいいよ」
「……陽だってかわいい!」
握った手を離さないまま駆け出した、わっ、と陽が慌てた声をあげる。
敵が楽しい雰囲気に釣られるというのなら、今すぐ現れたっておかしくないと思った。
だってこんなにもドキドキしている。
窓は割れ、ドアもなくなっている建物へと駆け込み、照れくささを誤魔化すように二人は元気良く声をあげる。
「トリックオアトリート!」
出迎えたのはアレンジされた和服に身を包み、作り物の角を生やした桃色の髪の女性だ。
「ハッピーハロウィン!」
繰空・千歳(すずあめ・e00639)は、『出張飴屋 すず』のたすきをかけた日本酒樽、ミミックの鈴をお供に酒呑童子に扮していた。
背に担いだひょうたんから小袋に飴を滑らせると、手馴れた動きでリボンを結ぶ。
「わぁ」
手渡された星のように、宝石のように輝く飴玉、それを映したように瞳を輝かせる二人に千歳は微笑む。
「喜んでくれるのは嬉しいけど、皆も待ってるわ」
斜向かいの建物で、大輪の薔薇のようなフリルで飾られた白いドレスに身を包んだ桃色の竜、オリヴィエ・デュルケーム(癒姫・e04149) が手を振っている。
「オリヴィエさん、トリックオアトリート!」
「はい、ハッピーハロウィン。お口にあえば良いんですが」
そういって彼が差し出したのは、綺麗に型抜きされたプレーンクッキーの袋だった。
犬や猫などの定番以外に、複雑なドラゴン型も入っている。
「素敵なクッキーね、それじゃあ私もトリックオアトリート!」
「あらあら、鬼に悪戯されては困りますね」
千歳にもクッキーを差し出してオリヴィエが笑った。
足下ではオリヴィエのサーヴァント、フラウが鈴と交渉を行っている。
白薔薇のボクスドラゴンは量の不足を訴え首を横に振る、鈴もまたこの飴の輝きにはそれだけの価値があるとばかりに譲らない。
最終的にロカのクッキーと陽のチョコをそれぞれ加えて両者は合意に達した。
年少組は拍手で祝福し、千歳とオリヴィエは保護者の態度で互いに頭を下げる。
「ハッピーハロウィーン!!」
そこへ大声と共にサンドロ・ユルトラ(サリディ・e00794)が現れた。
パンキッシュな服装で身体のあちこちに縫い目を描き、顔を一部灰色に塗り分けたドラゴニアンの青年は、太い腕に抱えた駄菓子を押し付けるように渡していく。
「待ちきれねぇからこっちからきたぜ、トリート&トリートだ!」
ときおり悩む素振りを見せるのはどうやら好物らしい。
「サンドロさん。ボクそっちのほうがいいかも、交換してもらえないかな」
「そうか? それうめぇんだけど、しょうがねえな!」
苦悩の末に渡されたヨーグルトを受け取った陽の言葉に、言行不一致に顔を輝かせてひも状のグミと取り替える。
「これ、ハズレも入ってる、悪戯だから」
「お、いいな、そういうの。じゃあかわりにこれな、一個すげえ酸っぱいぞ」
ロカのクッキーを受け取り、交換に渡した菓子をロカ、陽と、三人で分けハズレを引いたのは当然のようにサンドロだった。
「いつまでも来ないと思えば何をしているやら……そら、これで口直ししたらどうだ」
「まぁ、皆さんが楽しめているようでなによりです」
悶絶するサンドロに、呆れたような声をあげながらマニフィカトは持参したトリュフチョコレートを差し出し、ベルカントは帽子を取って恭しく礼をした。
そうやって仲間達が思い思いに楽しむなか、クローチェ・ドール(愛迷スコルピオーネ・e01590)は、一人つかずはなれず傍観者に徹していた。。
パーティーが苦手というわけではないが、場を盛り上げるのは彼の領分ではなかった。
皆が楽しげにしているのをこれ幸いと、サンドロに渡された駄菓子を検分している。
興味深いものがあれば、大事な年少の家族へ、話と共に土産にするのも悪くはないだろうと考えていた。
そこへ、鈴が小さな身体を揺らしてやってきた。
「なにか用かい」
物怖じしないミミックはエクトプラズムの手を差し出した後、宙になにかを描き始める。
「わっか? いや、ドーナツ、キャンディ……あぁ『お菓子』か」
クローチェの言葉に我が意を得たりと鈴は体を上下に揺する。
さて次に来るのはトリックのはずだが、と見守るなか描かれたのは撫で肩のボトル――どうみても酒瓶だった。
お菓子がないなら酒を出せ、なのか、飲ませるぞ、なのか、まさかそれでぶん殴ろうというわけではあるまいが。
「本場シチリアの味だ、じっくり堪能したまえ」
いずれにせよそれを我が身で確かめてみるつもりにはなれなかった。
マフィア顔負けの小さなギャングスタに手製のカンノーロを手渡すと、鈴は礼のつもりか身体を前に傾け、短い足で駆け戻っていく。
「わ、おいしそう」
「鈴さん、それ誰から貰ったお菓子かな?」
「あら鈴、ちゃんとお礼は言ったのよね?」
見せつけるようにして仲間の興味を引いていく姿に、勘弁してくれ、と思いを込めて小さな樽の背をにらむ。
しかし無邪気な密告にあっさりと期待は打ち砕かれた。
エクトプラズムの矢印が真っ直ぐにクローチェを示している。
皆の視線が集まる、降参するように両手をあげた。
「Si、Si、人数分は用意してあるとも、順番に――」
バスケットからカンノーロを取り出して、視線をもどしたクローチェは半目になった。
「君らはあとだ」
「えぇぇ、なんでだよ」
「すみません……」
いの一番に陣取ったサンドロが不満の声をあげ、続いたオリヴィエは気恥ずかしそうに小さくなった。
誰からともなく、笑い声があがる。
●ナイトメア・ビフォア・ハロウィンナイト
サンドロの駄菓子講座が場を盛り上げる中、通りの変化に最初に気づいたのはクローチェだった。
傾いた電柱に、大柄な人物が身体をはみ出させながら隠れている。
ネジの刺さった南瓜頭の被り物、ラメで輝くスーツ、なによりもその長身。
人払いがされた場所で、ここまで条件の揃う赤の他人はまず考えられまい。
「いつからあそこに?」
「分からない。降って沸いた、としか思えないな」
千歳の疑問にクローチェは肩をすくめる。そもそも相手の狙いからして不可解だ、分からないことが多すぎた。
「仕掛けるか?」
勢い込むサンドロをマニフィカトが手で制した。
南瓜頭は無声映画の喜劇俳優のような忍び歩きでゆっくりと近寄ってきている。
「針を喉まで飲み込んでからでも、遅くはあるまい」
「では私が合図を」
ベルカントの言葉に、皆が小さく頷く。
機をうかがうケルベロス達の動きをまるで察知していないのか、南瓜頭は無造作に歩み寄ってくる。
千歳が持参したスピーカーから流れていたBGMが途切れた。
「――響け、玲瓏たる月の囁き」
それまでとは曲調も音質もまったく異なった曲があたりに響いた、魔力が込められたベルカントの歌がケルベロス達に力を与える。
「ハッピーハロウィン!」
叫び、ケルベロス達は一斉に動き出した。
びくりと震えた南瓜頭はそれに反応しきれない。
「さぁ、トリック・オア・トリート?」
前へと突き出した千歳の機械の左腕がはじける、現れたのは鬼の腕ならぬ鉄色の巨大なガトリングガンだ。
千歳は悪戯っぽく微笑み、返事を待たずに射撃音を響かせた。銃口から七色に彩られた破壊のあめが降る。
それがあがるのを待たずに、サンドロはルーンアックスを構え猛然と突っ込んだ。
「行くぜカボチャフランケン! どっちが強いかハロウィン二大フランケン大決戦だ!」
輝きを放つ斧が豪快に振り下ろされると、スーツのラメがうろこのように飛び散った。
「パンク・フランケン対パンプキン・フランケンのほうが良いのでは?」
吠えるような叫びに、冗談めかしてベルカントが続けた。
その脇をクローチェがすっと走り抜け、南瓜頭の懐へと飛び込む。
「まぁ、どちらでも良いが」
薄い銀の光を放って二本の惨殺ナイフが閃く。
「――長い話にはならないだろうね」
言う間に、刃の舞が刻んだ光の痕は溶けるように消えうせた。
そこへ竜の幻影が炎をあげて舞う。
「行くも退くもできずに、他者の夢を奪う存在に成り果てるとは哀れだな」
マニフィカトはここを突いてみろとばかりに胸の中央を親指で示した。
「守る仲間を持つ私の力は、貴様の孤独には重かろう」
自身の影から先端が鍵になったステッキを取り出し、顔を真っ赤に染めた南瓜頭はその挑発どおりに羊角の美丈夫の胸に突きたてた。
それに、マニフィカトは僅かに口角を上げて応える。
追撃をかけようとした南瓜頭に、陽の螺旋氷縛波が襲い掛かった。
祭りに浮かれる少年の姿は今はなく、雪女の姿さながらに表情は凍てついていた。
「ros alo……」
飛びのいた南瓜頭を、掌サイズのロカの分身が取り囲んだ。
ドレス姿の無数の少女がふわふわと周囲を漂い、踊る。
首をめぐらせたあと南瓜頭はおそるおそるといった仕草でその一つをつついた。
パン! とクラッカーを鳴らすような音が連続し、分身たちは泡のように弾けた。頭を抱えて南瓜頭はしゃがみ込む。
(「変わった方ですね」)
本人の資質が影響したのか、どこか道化のように振る舞う相手を、オリヴィエは『敵』と心中で断じることが出来なかった。
それでも仲間は傷を負っている、倒さねばならない存在であることは理解していた。
フラウと共に仲間の傷を癒しながら、ただ男の夢を見届けようと思った。
●ダンス・ウィズ・ドリームス
そういった気分は仲間達も少なからず感じていた。
ようは羽目を外しすぎた客のようなものだ、居座ってもらっては困るが、憎しみをもって当たるほどでもない。
ならば我らが相手をしたうえで、お引取り願おう。
「フェスタの邪魔なんて無粋な真似、見逃せるわけがないだろう」
惨殺ナイフでグラビティチェインの衝撃を叩き込みながら、クローチェは容赦がない。
しかしこれはその実いつも通りのことだ。
「悪ィがその姿じゃパーティは出禁だ! ショーなら楽しんでもらえんだけどな!」
「日を改めて、あるいは今日またこの後にでも。機会はありますよ」
サンドロの炎が、ベルカントの雷が言葉と共に放たれた。
うたかたの夢としてでもいい、何かが伝わってくれれば、そう思う。
まだ帰るつもりはない、とばかりに南瓜頭がマニフィカトへとモザイクを飛ばす。
仲間の盾として身を張り続けた彼を今度は千歳が守った。
「鈴」
日本刀でモザイクを切って落とす、足下の相棒は財宝代わりに偽物のお菓子をばら撒き南瓜頭を惑わせた。
そしてフラウの白薔薇の加護が、自身が呼び出した巨大な海月の流水の力がマニフィカトを捕らえんとする過去の腕を振り払う。
「目を閉じて見る夢に救いはない、現実の痛みに打ち克つことこそが肝要なのだ」
繋がれた記憶を忘れまいと、自ら望んだ鎖を鳴らしながらマニフィカトは断じた。
その言葉が届いたのか、駆け寄ったオリヴィエの抱擁を、南瓜頭は避けることができなかった。
「……おやすみなさい」
そしてどうか、良い目覚めを。
注ぎ込まれた過剰な癒しの力が、仮初の身体を内側から崩す。
よろよろと力なく離れた南瓜頭は、塀にもたれかかった。
直後、ポンと軽快な音と煙があがり、あとには大きなフランケン南瓜のオブジェだけが残された。
頑張ってくれたから、と後始末を免除された陽とロカは、皆と別れ大通りを会場へと向かっていた。
「今日は一緒にハロウィンに来れて、すごく嬉しい。本当にありがとう」
「うん、ロカも楽しい。ありがとう」
クッキーも凄くおいしかった、という言葉に頷けたことをロカは驚かなかった。
例え失敗作だらけだとしても、喜んでくれているのは本当だと思えたから。
「行こう」
「うん!」
今度は陽から差し出された手を握り返し、駆けていく。
パーティはまだ始まってすらいない、きっともっと楽しいことが今日は待っている。
角からそれを見送ったベルカントは、南瓜頭が残したオブジェの前で立ち止まっているオリヴィエに気づいた。
「どうされました?」
「こんなに持ってかえっても食べきれませんから」
見ればフランケン南瓜の口の中にラッピングされたお菓子が並べられ、脇に『ハッピーハロウィン! ご自由にどうぞ!』と書かれた板が置いてある。
「なるほど、でしたら私も少し」
そう言ってお菓子を置き、板に小さく『301号室のフランケン』と書き加えた。
目覚めた被害者が、今日これからをどう過ごすかは分からない。それでも彼の優しさはいつかきっと誰かに伝わるはずだ。そうあってほしい。
「……お菓子は、喜んでもらえるでしょうか」
「ええ、勿論です」
心配そうなオリヴィエの言葉に、ベルカントは強く頷く。
南瓜頭の三角の目と三日月の口が、僅かに微笑んで見えた。
作者:天草千々 |
重傷:なし 死亡:なし 暴走:なし |
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種類:
公開:2015年10月31日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 3/キャラが大事にされていた 3
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