大きなのっぽの……

作者:日野木尾



 街の喧騒から離れた狭く静かな通り。
 そこにひっそりと、一軒のアンティーク屋があった。
 通好みのこの店内には、古今東西あらゆるアンティークが所狭しと並んでいる。
 食器に文具、玩具、装飾品に衣類、家具。役に立ちそうなものから、そうでないものまで。
 その中に、一際見る者の目を引く存在があった。悠然と佇むそれは、大きな古い柱時計。
 高さは成人男性を優に越す程度。木で作られたその巨体の随所に歳月を刻ませながらも、今なお規則正しく振り子を揺らし、時を告げ続けている。
「お前さんとの付き合いも、もうすぐ70年になるかのう」
 店主は目を細めて、親しげに時計へと語りかける。
 シャッターを下ろした後、閉じた店の中で彼は日課に勤しんでいた。
 自分よりも大きな時計に抱きつくように、慈しむように、木で出来た肌を丹精込めて磨くのだ。
 恐らくは生まれた時からの付き合い。もう何年も続けられてきただろう、この交情。
 しかし今日は、そこに闖入者があった。
「随分と大切にしているのね」
 突然の女の声。いつの間にか、奇怪な姿をした2つの人影――片方は真っ当な人型ですらなかった――があった。
 店主は驚愕を隠せなかった。しかしそこは仕事人の性。すぐに顔に笑顔を貼り付け、何やら応対しようとしたかに見えた。
 だが。
「これを壊しタラ、オマエはどんな感情を見せるカナ!」
 言うが早いか、魔女の腕が古時計に叩きつけられる。デウスエクスの一撃は、容易くその図体を真っ二つにへし折った。
 その悲劇を前に店主の喉から、絞り出したような声が漏れる。
 嘆きとも怒りともつかぬ呻き声はやがて大きくなる。店主はきっと顔を上げた。
 それを待ってましたとばかりに、魔女の笑みが深くなる。たちまち魔女が手にする鍵に胸を穿たれ、店主は床に崩れ落ちた。
 魔女は互いの姿を確認すると、哀れな店主を睥睨する。
「私達のモザイクは晴れなかったねえ。けれどあなたの怒りと、」
「オマエの哀しみ、悪くナカッタ!」
 その言葉を最後に、音もなく姿を消す魔女達。
 残ったのは、佇む古時計。そして周囲を羽ばたく陶器製の小さな鳥。


「実は鳩時計でもあったんですね」
 セリカ・リュミエールは何か感心したように、しみじみと告げた。
 割とどうでもいい。集まったケルベロス達のそんな視線を感じ取ったのか、彼女はこほんと咳払いをして説明を始める。
「パッチワークの魔女がまた動き出したようです。今回の魔女は2体。怒りの心を奪う第八の魔女・ディオメデスと、悲しみの心を奪う第九の魔女・ヒッポリュテ」
 この2体の魔女は、大切にしている物を持つ一般人を襲い、それを破壊する事で『怒り』と『悲しみ』の心を生じさせ奪うという。
 奪われた感情からは2体のドリームイーターが生まれ、グラビティ・チェインを得るべく周囲の人間を襲うのだ。
「悲しみから生まれたドリームイーターが『悲しみ』を語り、それを理解しなかった者をもう一方の『怒り』で以て殺害するといった行動を取るようです。今回の場合、『悲しみ』は柱時計本体、『怒り』が鳥の像ですね」
 一度戦闘になれば、両者は連携してこれを行う。前衛を鳥、後衛を時計が担う形になるだろう。
「悲しみ、つまり鳥は見た通り機動力に富んでいます。硬いくちばし、翼での攻撃を主とするでしょう。逆に怒りの柱時計は鈍重。しかし何やら怨念めいた不可思議な力で遠距離攻撃してくるようです」
 2体のドリームイーターが一般人を襲う前に、これを撃破して欲しい。
 時刻は夜。現場は市街地の片隅。ドリームイーターは人の多い通りを目指しているが、時計の移動が遅く、十分に阻止が可能だ。
「誰にでも大切な物はあって、それが破壊されたら悲しみも怒りも覚えて当然ですよね」
 その感情を利用して、ドリームイーターを生み出すなんて許せない。だから、
「どうか皆さん。激情から生まれた怪物の撃破、よろしくお願いします」


参加者
相馬・泰地(マッスル拳士・e00550)
君影・リリィ(すずらんの君・e00891)
彼方・悠乃(永遠のひとかけら・e07456)
風魔・遊鬼(風鎖・e08021)
リリー・リーゼンフェルト(耀星爛舞・e11348)
葛之葉・咲耶(野に咲く藤の花のように・e32485)
神無月・佐祐理(機械鎧の半身・e35450)
シャーロット・ファイアチャイルド(炎と踊る少女・e39714)

■リプレイ


 たなびく黒衣が夜空を駆ける。白い翼が闇夜に仄かな線を引く。
 彼方・悠乃(永遠のひとかけら・e07456)は闇に紛れて、見下ろす町並みに何かの姿を求める。
 やがてその目がある一点に注がれる。彼女は傍らを舞う白ふくろうに手招きをした。よくよく見れば、白ふくろうには何かカメラのような機器が取り付けられているようだった。
「あそこ、ですね。もう少し近づいて、あなたのご主人様によく見せてあげましょう」
 2対の白い翼が静かに空を舞う。

「この先の小路でぶつかりそうですよ」
 空を舞う偵察者から送られてくる映像を基に、瞼の裏に投影した地図で道を確認していた神無月・佐祐理(機械鎧の半身・e35450)が呟く。
 その言葉に、ケルベロス達の間に緊張が走った。
「おっけー。それじゃ、ふくろうさん戻すの」
 シャーロット・ファイアチャイルド(炎と踊る少女・e39714)はそう言うと、夜空に向かって全身を使うように大きく手を振る。程無くして、白ふくろうが勢い良く彼女目掛けて舞い降りる。
「おかえり!」
 空中でファミリアロッドへと姿を変えるふくろう。杖はすっぽりとシャーロットの手の中に収まった。
「あなたもおかえりなさい」
「はい、ただいまです」
 同じく偵察から帰参した悠乃を、リリー・リーゼンフェルト(耀星爛舞・e11348)が迎える。
「それで皆さん、準備の方は良さそうですか?」
「この辺りはレオと捜索していたけれど、出歩いている人はいないみたい」
 君影・リリィ(すずらんの君・e00891)の肩で、ウイングキャットのレオナールがその通りだと言わんばかりに、こくこくと勢い良く首を縦に振る。
「屋内には人の気配があるけれど……」
 外が騒がしくなれば家に閉じこもるだろう。だから大丈夫じゃないかしらと、リリィは優雅に首を傾げる。
「つまり、気兼ねなく暴れられる訳だよな?」
 両手に纏った手甲を打ち鳴らし、闘志満々という風にその場で軽くステップを踏むのは相馬・泰地(マッスル拳士・e00550)。もう秋も半ばだというのに、大胆に曝け出した肌が街灯の下で眩しく輝く。
「そうね。改めて殺界形成で人払いもするし……」
「もう、聞こえますね」
 風魔・遊鬼(風鎖・e08021)の発言に、はっとして口を噤むリリー。
 彼の言う通りだった。ずりずりと重い物を引きずるような音が、立ち並ぶ建物の間に反響している。
 ケルベロス達は顔を見合わせると、その足を速めた。


「よくも、よくも! ボク等をこんな姿にしたな!」
「悲しい、悲しい、もう元には戻らない……」
 嘆きと怒りが夜の街に木霊する。
 仄かな灯りに照らされて浮かび上がるのは、対象的な2つのシルエット。
 慟哭を奏でる大きな古時計と、憤怒を囀る小さな鳥の像。
「わかるか、この怒りが!」
「わかるか、この悲しみが」
 投げかけられる問いかけに、ケルベロス達は一瞬押し黙る。間もなくその沈黙を斬り裂いたのはリリーだった。彼女はやりきれないといった面持ちで、金髪をくしゃりと掻き上げる。
「やり方がホント、気に入らないわね……。なんていうか、ムカムカするわ」
「そうですね。……だからこそ、終わらせないと。それが私達の戦いですから」
「アンティーク時計を破壊する輩……これはちょっと他人事じゃありません!」
 悠乃、佐祐理に続いて、ケルベロス達は各々臨戦態勢に移る。
 ドリームイーター達もケルベロス達の戦意を感じ取ったらしい。古時計はいらいらとした様子で忙しなく振り子を不規則に揺らし、鳥像はけたたましく囀りまわる。
「お前達もボク等を壊そうとするのか!」
「そういう事だ。悪いな」
 返答と共に放たれた泰地の飛び蹴りが、鳥像を吹き飛ばす。それが宣戦布告となった。
 一斉に掲げられるそれぞれの得物。鳥像も素早く立ち直り、古時計はごおんごおんと鐘を響かせ始める。
「まずはこれです!」
 佐祐理が長剣を掲げ、仲間に守護を敷いたのとほぼ同時。鐘の音がケルベロス達を襲う。
「あれぇ。足がもつれるようなぁ……?」
 葛之葉・咲耶(野に咲く藤の花のように・e32485)がのんびりとしているのはいつもの事。しかし、いつにも増して自分の身体がのんびりとしているような気がする。思うように足が動かないのだ。
 まるでそこだけ時間の流れが遅くなったみたいに。
「死んじゃえェェェ!」
 足が止まった咲耶目掛けて、甲高い叫びと共に鳥像が迫る。鋭利な翼が禍々しく光る。
「させるかよ!」
 間一髪、逞しい筋肉が鳥像の翼の前に割って入った。太い二の腕に軌道を逸らされ、忌々しげに唸りながらデウスエクスは遠ざかっていく。その隙に咲耶は星辰の加護で呪縛より脱する。
「いやぁ、助かったよぉ」
「任せな、敵の攻撃は引き受けるぜ!」
 二の腕から血を滴らせながらも、痛がる素振りを微塵も見せずファイティングポーズを崩さない泰地。
 その傷口に、放たれた祝福の矢が吸い込まれる。たちまち傷口が小さくなっていった。
「レオ! 皆を守護なさい!」
 鈴蘭の花茎が如き弓を撃ち終えた残心をそのままに、リリィは己が半身に呼びかける。応えて、レオナールがケルベロス達の頭上を駆けるように羽撃き回る。邪気を払う守護が仲間達を包み込んだ。
「許さない許さない許さないィィィィィ!」
 旋回を終えて、鳥像が空高くより再びケルベロス達に迫る。勢いの乗った嘴の激しい一撃、当たれば無傷では済まされないだろう。しかし、
「止まりなさい」
 悠乃の流星の如き蹴りが横合いより放たれ、鳥像を吹き飛ばす。更に、白い影が追い討ちにその後を追う。
「行って! ファミリアシュートなの!」
 闇夜を切り裂くシャーロットのファミリア。疾駆する白い弾丸は、鳥像の翼を撃ち抜く。
「おのれ、おのれ、おのれェェェ!」
 欠けた翼で不安定に飛行する鳥像。その嘆きに応えるかのように、再び時計の鐘が鳴る。
 ごおん、ごおんと響く度に、鳥像の羽撃きが力を取り戻していく。
「それはちょっと厄介ね……。止めるわ」
「同感です」
 黒い長身が身を低く屈めて、地表を滑るように古時計目掛けて駆ける。その掌に螺旋の力が漲っていく。
「応じ来られよ、外なる螺旋と内なる神歌に導かれ」
 駆ける遊鬼の背後では、朗と伝承歌が奏でられる。それに伴い、グラビティチェインがリリーを中心にその密度を増す。
 地磁気が乱れるその中心で、リリーの細身が舞い踊る。
「その威光を以て破壊と焦燥を与えん」
 歌い終わりと共に雷状に解き放たられる磁気嵐。夜闇を色鮮やかに染めながら、グラビティが古時計に降り注いだ。
 間断なくその身を封じられ動きを止める柱時計に、遊鬼の螺旋の力が叩き込まれる。内部で何かが砕ける鈍い音が響く。
「おらっ!」
 大きく図体を傾がせた古時計に、更に泰地の大柄な身躯が覆い被さるように迫る。時計盤を足裏で思い切り蹴飛ばすと、その勢いのまま蹴り倒して踏みつける。
 割れた時計盤をぐりぐりと踏みしめられた古時計は泣き喚くかのように、振り子を激しく振り回す。
「オマエエエエエ!」
 相方を傷つけられた所為か。憤怒のドリームイーターが、より強くその感情を滾らせて激しく飛び回った。
 羽撃きの毎に何か小さい礫が放たれ、ケルベロス達を襲う。
「いったいなぁ」
 白い肌に細かく赤を滲ませながら、間延びした口調はそのままに。しかし咲耶は機敏に星辰の宿る剣を振るう。瞬く間に素早く地面に描かれた守護星座が浮かび上がり、放たれる礫から彼女達の身を保護した。
「とぉーう!」
 そのままの勢いで、今度は星座の重力を剣に宿し鳥像に飛びかかる咲耶。しかし、剣は空を切り、更に剣の重みに引っ張られてたたらを踏んでしまう。
「あれぇ?」
 首を傾げる咲耶。躱した鳥像は空で再び羽撃きを開始する。
「むー、じっとしてるの!」
 宙を忙しなく飛び回る鳥像を目で追っていたシャーロットの頬が膨れる。そしてぱちんと。小さい指が鳴らされた。
 と同時に、辺りを朱の光が照らす。現れたのは炎の壁だった。シャーロットのグラビティ、ファイアウォールは鳥像を宙で炎の檻に閉じ込めた。喚き立てるデウスエクスの声は、炎に遮られて殆ど聞こえない。
「哀しい、悲しい、かなしい、カナシイ」
 独り取り残された古時計は激しく鐘を鳴らす。響き渡る怪しい音は、激しい重圧をケルベロス達に加える。
 まるで大気が粘土の高い液体に置き換わってしまったかのように、身動きが思うように取れない。
 更に、戒めをこの上強くせんと、鐘の音は何度も何度も鳴り響く。
「戦線を支えてみせる……やらせないわ!」
 リリーの気合と共に、薬液の雨が戦場に降り注ぐ。呪縛が少し和らいだような気がした。彼女はほっと息を吐く。
 その時、彼女を睨めつけるようにずっと向けられていた時計盤が明滅する。
「えっ……」
 リリー目掛けて放たれる怪光弾。しかしそれは、寸でのところで翼の生えた小さい影に阻まれた。
 代わって光弾を受けたレオナールは、よろよろと弱々しく羽撃きながらリリィの足元に着陸する。すぐさま、リリーとリリィから回復が施された。
「ありがと、助かったわ」
「レオ、まだ行けるわね」
 主の叱咤に、レオナールは力強く羽撃いて応える。その羽撃きが、味方を癒やし、古時計の呪縛を更に弱める。
「そうよ、レオ。仲間を守護するように、あなた自身をも重んじなさい」
 リリィもまた、オーロラのような光を放って仲間達を癒やしていく。
「自身を疎かにして倒れるのは、守護者の名折れなのだから。そう心得なさい」
 1人と1匹のもたらす優しい光が、今度こそデウスエクスの邪悪を祓った。ケルベロス達は体勢を立て直す。
「行きますよ!」
 佐祐理の機械に置き換えられた右腕がぎゅんぎゅんと唸る。回る。螺旋を描く。
 機械の両足で大地を蹴り、突進する佐祐理。回転する右手が、ドリルのように古時計の柱に大穴を穿つ。更に――、
「Das Adlerauge!!」
 佐祐理の右目が文字通りの意味で光り輝く。それは鷲の目。それはレーザー。色々と無理をしている代物なので命中率に難があるが、万が一にもこの至近距離で外す事は無い。
 目からビーム。放たれた光線は、古時計を袈裟斬りの如く両断した。
「カナシイ、カナシイ……」
 無念そうに振り子を揺らしながら、熱を発する赤い切断面から古時計の姿が宙に溶けていく。
 デウスエクスの片割れは間もなく完全にこの世から消え失せた。
「アアアアアアア!!」
 相方の消滅を感知したのか、狂乱した鳥像が炎の壁を強引に突き破ってケルベロス達に迫る。
 無軌道な突進は、泰地の喉元目掛けて加速した。
「カウンターアッパーだ!」
 あわやというところで、泰地の身が沈む。そして頭上を通り過ぎようとした鳥像を、神速で突き出した拳で打ち上げた。
 更に、射出されたシャーロットのふくろうが、重ねてその身躯をかち上げる。
 力なく宙を舞う鳥像。何事も無ければ、間もなく体勢を立て直すだろう。しかし、白い翼を纏った黒衣がその後を追った。
「影なる刃をこの時に」
 黒衣より覗く白い肌が、まるでの玉鋼の刀身のように月光の下で閃く。
 悠乃が夜空に描いた2つの三日月は、過たず鳥像の翼を切り落とした。
 地面に墜落するデウスエクス。やがてその姿もまた闇へと還っていく。
「悔しい、悔しいなァ……。ボク等をよくも……」
 最後まで憤怒の情念を零しながら。


「と、言う訳です。それでもあなたが望むのであれば、私達が修復します。あなたにはその権利がありますから」
 それに応える事もまた私達の戦いですから、と説明を締めくくる悠乃。
 ケルベロス達は事件の発端となった店に至ると、店主を発見して介抱した。その後、事情とヒールの説明を始めて、そして現在に至る。
「……分かった。やってくれ」
 事情を聞かされた店主は、暫し頭を抱えて逡巡し懊悩した。
 その末に、店主はヒールを望むと回答したのだった。
「本当に、良いの? 元の形には決して戻らないのよ」
 リリィは思う。時計に関して専門的な知識を持つ訳でもなく、また店主と時計との間に存在した年月を知る訳でもない自分達が、グラビティという超常の力を以て修復したならば、それはきっと前とは別物にしかならないだろうと。
 ならばいっそ、欠片であったとしても彼らの積み重ねた絆はその方が在るが儘残るのではないか。
「ありがとう、お嬢さん。じゃが、一度滅びて別の形に蘇る。それもまた儂の友が辿る生涯として有りではないかと思うてな」
 ぎこちなくだが、笑みを浮かべる店主の姿に、リリィは黙って頷く。
 そして、修復を始めるべく柱時計の残骸の傍らに跪いた。
「おじいさんの時計――ずっと一緒だったのね」
「私も手伝います! えーと、外枠部分ならそれなりに上手くやれると思うんです!」
「難しいところはシャーロットがやるのよ! 機械はこれでも得意なのよ!」
 ぱたぱたと駆け寄る2人に続いて、ケルベロス達が柱時計を取り囲むようにして集まる。
 そして、誰からともなくヒールグラビティを用いて柱時計を再生させていくのであった。
「ほほう、これはこれは」
 店主は涙に濡れた目尻を下げて、蘇った友を見上げる。
「なんだ、お前さん。随分とハイカラになったじゃないか、え?」

作者:日野木尾 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2017年10月8日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 7/キャラが大事にされていた 1
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