肉だーッ!~アーヴィンの誕生日

作者:あき缶

●成人ですよアーヴィンさん
 アーヴィン・シュナイド(鉄火の誓い・en0016)は、今年の九月二十四日で二十歳になる。
 めでたい。彼もとうとう成人である。格別めでたい。
 ということで、ケルベロス一同が彼を祝うため――という名目で自分たちが楽しむために探してきたのが、『肉ばっかり祭』という名の催し物……つまり、ミート主体のフードエンターテイメントであった。
 様々な肉料理を扱う屋台がたくさん出る上、酒も買える。
 家族を、故郷を、そして地獄となっている左目を奪ったデウスエクスへの復讐心のみで生きてきた、ちょっと重たくって窮屈な人生のアーヴィンに、肉だけでなく是非とも『大人の楽しみ』なるものを教えてやろう。ケルベロス一同、大小はあれど、そんな気持ちである。
 とにかくこのフードエンターテイメントでは、鶏・豚・牛・羊・馬などの畜肉料理は当然のこと、鹿肉やイノシシ肉などのジビエ料理も豊富だ。カエルやワニなどのゲテモノ系も出店している模様。
 酒もビールは当然として、ワインや日本酒、焼酎などさまざまな種類が用意されている。
 カクテルを作ってくれるバーエリアもあるとのこと。
 もちろん、アルコールがダメな人のためのソフトドリンクも同じくらい豊富なラインナップだという情報が入っている。
 食べ物は肉しか無いので、ちょっぴり不健康ではあるが、宴にそんな無粋な俗目線はノーサンキューだ。
 というわけで、ケルベロス達は戸惑うアーヴィンの手を引き引き、『肉ばっかり祭』へと繰り出すのだった。


■リプレイ

●イートミートフードコート
 お肉! お肉である! むしろお肉しかない祭典、それが『お肉ばっかり祭』である。
「お肉めっちゃ食べますです! ステーキとか焼肉とかいいですよね!」
 両手に焼肉串を握りしめ、 ペテス・アイティオ(拾ってください・e01194)は、うぉおおんと唸る人間火力発電所のように肉を頬張っていた。
「どこを見ても、にく! にく! にく! お肉ばっかりだ、すごいなミニュイ!」
 ごきゅりとあふれる唾きを飲み込み、 燈・シズネ(耿々・e01386)は連れ立つ仔猫に輝く瞳を向ける。
「シズにぃ凄いよ、どこ見まわしてもお肉!」
 全方位から襲ってくる食欲をそそる香りに、仔猫ことミニュイ・フェーレス(双子の仔猫・e02614)もシズネに負けないくらい輝いた顔で頷く。
 さあ何を食べよう、と物色を始める二人だが、シズネはふと、
「肉だけ食っていいなんてイケナイコトしてるみたいで……」
 と呟いた。
 ミニュイは真面目に頷く。
「お肉だけしか食べないのは悪い子ね……」
 しかし続く言葉は茶目っ気たっぷりだ。
「だから野菜も食べなさいって言う皆には内緒よ!」
「そうだな、今日はふたりだけの秘密だ!」
 シズネは笑って大きく頷き、歩き出した。
「どれか一つを選ぶの何て無理じゃない? 端から端まで全て制覇すれば解決……」
 キメ顔で藍染・夜(蒼風聲・e20064)は、仲間に向けて言いつつ、
「とアイヴォリーさんが仰っていました」
 と締めくくった。
「まあ夜ったらわたくしの胸の内をいつの間に?」
 と驚くアイヴォリー・ロム(ミケ・e07918)に夜は、
「君の事は何でもお見通しサ」
 とうそぶく。もちろん読心術でもなんでもなく口から出まかせだったのだが。
「さすがアイヴォリー」
「はっ、なるほど! さすがアイヴォリー殿……!」
 ティアン・バ(彼岸の・e00040)と ハガル・ハナハルガル(竿竹葉軽・e01750)は大真面目に感心している。
「さすがヴォリー」
 サイガ・クロガネ(唯我裁断・e04394)はだいたいお見通しのようだが、口にするのは賞賛の言葉。
「我々は肉のために集いし精鋭。力合わせれば制覇など容易いことです。皆ついていらっしゃいな!」
 アイヴォリーは乗るしか無い、このビッグウェーブに。とばかりに屋台群へと駆け出した。
「みんなアイヴォリーに続けー」
 ダイナ・プライズ(絶レ端・e34456)が指でビシッと彼女の背を指し示す。それは、肉の宴を繰り広げるべく片っ端から屋台を攻める合図――。
 ホルモンをモリモリ頬に詰め、もぐもぐしながらステイン・カツオ(剛拳・e04948)は視線を四方に向けて目当ての人物を探している。
「お」
 もぐっと長く噛んでいた赤センを飲み込み、ステインはようやく見つけた今日の『暫定的』主役に近づいた。
「二十歳のお誕生日おめでとうございます、シュナイド様。はいこれ整体お試し半額割引券。安っぽいやつしか用意できず申し訳ございませんが」
「あ、いや、すまねえ」
 押し付けるようにステインは、アーヴィン・シュナイド(鉄火の誓い・en0016)にチケットを渡し、新たなる肉料理屋台へと走っていくのだった。

●グリルドスピットロースト
 テーブルにて、天道・晶(髑髏の降魔拳士・e01892)の紙コップにビールを注いでやりながらも、瑞澤・うずまき(ぐるぐるフールフール・e20031)は彼がつまみにしている肉の正体に興味津々であった。晶はこの肉をジビエと称していたが……。
(「じびえってなんだろ??」)
「ちょっと食べてみるか?」
「!」
 うずまきは自分の心を見透かされたように肉を薦められて赤面するも、見よう見まねと晶が持つ皿から肉を取ろうとする。が。
「あ~ん」
 口元に肉を差し出されてしまった。
 はわはわ!
 うずまきは大いに慌て照れるも、
「えとえと……あ、あ~んっ!」
 なんとか口を大きめに開いて、赤身肉を迎え入れる。噛めば、淡白だがしっかりとした深い旨味が口の中に広がる。
 肉の旨さに頬をほころばせながらも、内心変な顔をしていなかっただろうか、などと心配しているうずまきを知ってか知らずか、晶は、
「これで鹿肉とかの美味さに目覚めてくれたら俺としても嬉しいもんだ」
 とご満悦にビールを干すのだった。
 既にテーブルで焼肉に興じている面々がいる。
「わぁい! お肉! お肉ですよー! 熱々じゅうじゅう、良い香り!」
 ロゼ・アウランジェ(ローゼンディーヴァの時謳い・e00275)は歌うようにワクワクと、跳ねるような手つきで肉を網に乗せていく。
「ルードヴィヒがいうには、羊肉が太りにくいらしい。マトン、ラム、……。ラムだな」
 ユーデッカ・フルコト(威信高吟・e37749)は大真面目に呟くと、トングでラム肉を掴む。
「マジマジ。太るのって糖と油じゃん? 羊肉の油が溶ける温度は高くて、人の体温じゃ溶けないんで良いらしいよー。あとは馬肉とか良いみたい……ってかユーデッカ気にするトコなくね?」
 ひょいひょいと肉をひっくり返しながら、ルードヴィヒ・フォントルロイ(キングフィッシャー・e03455)は軽口めいた口調でユーデッカに言葉を返す。
「羊ってジンギスカンじゃねーのか、マトン? 俺も羊食う!」
 十六夜・刃鉄(一匹竜・e33149)が横から箸を伸ばした。
 刃鉄と同時に、十六夜・琥珀(トロイメライ・e33151)はホルモンに箸を向けるも。
「む。琥珀、内臓にはしっかり火を通して。私が焼きましょう、待っていなさい」
 ユーデッカが箸を押しとどめる。すると琥珀はとても嬉しそうに箸を引っ込めた。
「ありがとう! えへへー。じゃあ焼けるのまってるね」
「ユーデッカは琥珀には妙に甘いよな」
 と刃鉄が呆れたように呟く横で、
「まあだ? まあだ?」
 琥珀はワクワクとユーデッカの手元を見つめている。
「焼けるまで、そわそわしちゃいますね」
 気持ちわかります! とロゼも輝く目で色を変えていく肉を、琥珀の向かいで見つめていた。

●バースデーアニバーサリーデー
「よし、じゃあカンパーイ!」
 御子神・宵一(御先稲荷・e02829)の大声と共に、六つの缶が掲げられる。
 中身はジンジャーエールが二つに、とりあえずビール三つ、そしてチューハイ。
「来年には未成年二人も酒が飲めるんだな、楽しみだ!」
 ビールをあおってから、イアニス・ユーグ(金鎖の番犬・e18749)は、宵一と、彼と同じく未成年の二藤・樹(不動の仕事人・e03613)というジンジャーエールを飲んでいる二人に頷きかけた。
「うん、俺もビールで乾杯するの、楽しみだなあ。今日誕生日のアーヴィンさんに祝福と感謝を」
 ラムチョップをかじりながら、宵一はビールを干しているアーヴィンに笑顔を向ける。
「誕生日おめでとう! 良い飲みっぷりだな。初めての酒の味はどうだ! そらカンパイしようカンパイ」
 イアニスは上機嫌で、もう缶をカラにしたアーヴィンに次のビールを勧める。
「……ア―ヴィンさんはお誕生日おめでとう、お祝いにシルクハットをあげよう。地獄でも燃えない奴……」
 上野・零(地の獄に沈む・e05125)はチューハイを一旦テーブルに置くと、つつつとアーヴィンに歩み寄り、無表情に帽子の入った箱を差し出した。
「お、おう……。シルクハットか……かぶったことねえな」
 と言いながらも、アーヴィンは素直に箱を受け取った。
「俺からは、アーヴィン君にウコンと乳酸菌飲料だ」
「……なんでだ?」
 神崎・晟(熱烈峻厳・e02896)が差し出すは、黄金色の缶と乳白色のプラスチックボトル。奇妙な組み合わせにアーヴィンは首を傾げる。
 したり、と晟は解説を始める。
「ウコンに含まれるクルクミンは 乳酸菌菌と合わさることで解毒作用が~」
 つまりは、悪酔いを治すためのものらしい。
 長い晟のウンチクをよそに、他の面々は次々と肉を胃袋に詰めていた。
「熊肉の煮込み凄いね。中の髄ごと骨で出汁を取ったとかで、濃厚な旨味が……」
 と感嘆の声を上げながら、樹はジンジャーエールではおさまらぬ脂を烏龍茶に切り替えてすすいでいる。
 同じく烏龍茶の缶を開けながら、零は皿の上のカエル姿焼きを見下ろしていた。
「カエル肉とか食べたこと無いけど……美味しいのかな?」
 肉食男子会からそっと離れたアーヴィンだが、間髪いれず上機嫌な二人組に絡まれる。
「アーヴィンは誕生日おめでとう。ハチより年下だったとはな」
 呑みすぎないようにな、と言いながらシグリット・グレイス(闇夜のスナイパイー・e01375)は、ぼんじりの串をハチ・ファーヴニル(暁の獅子・e01897)の口にねじ込んでいる。
「んもぐぅ。……あ、アーヴィンっ、たんじょーびおめでとうっス! アーヴィンも酒飲んでるっスね! 自分はぁ……ええと、何杯目だったっスっけ? ま、細かい事はどーでもいいっスな! 酒は飲め飲め、っス! だからぁ、アーヴィンも一緒に飲むっスよ!」
 はいカンパーイ! とハチはアーヴィンの缶に自分の缶を押し付け、にゃははと笑っている。
「……完全にできあがってるな」
「俺の方は気にするな。ちゃんと飲んでるし食べてるぞ」
 シグリットはアーヴィンの問いに支離滅裂な返答をした。シグリット本人もハチにペースを引きずられたか、ふにゃふにゃである。
「お前らこそ呑みすぎないようにな」
 呆れと心配がないまぜになった視線を送り、アーヴィンは二人から離れた。二人は、ちゃんと肉を食べないとお仕置きだーなどと言いながら抱きつき合っている。仲良きことは美しき哉。
「「おたおめやでアーヴィン君(ちゃん)!」」
 同じく仲良く、ユニゾンで祝辞が飛んでくる。
 ダレン・カーティス(自堕落系刀剣士・e01435)と鎧塚・纏(アンフィットエモーション・e03001)である。
「めでたく飲酒解禁、っつーコトで駆け付けたぜ」
 と挨拶するダレンの隣で、纏はハフハフとレモンを絞った熱いラムケバブにかじりつき、そのままジンジャーエールを流し込もうとしてから、ハッと気づいたように缶を一旦口から離す。
「あっあっ、乾杯しましょ、かんぱーい!」
「おう」
 アーヴィンは本日何回目かもうわからない乾杯をする。ペコンと缶が、チャプンと中身が、音を立てた。
「おっと、そーだ……今度はいかるクンと三人で呑もうな」
 ダレンがそっとアーヴィンに耳打ちしたのを、纏は耳聡く聞き、ほんのちょっぴり頬を膨らます。可愛いヤキモチの予感を察知したダレンは、格好いい顔で格好良く言った。
「フッ……男子オンリーだから出来る込み入ったハナシ、ってやつもあるんだぜ?」
「はいはいどーせ、えっちな事でも話すんでしょ!」
 纏はフンとそっぽを向くのだった。

●アップサイドダウンサイド
 久遠・征夫(意地と鉄火の喧嘩囃子・e07214)は照れていた。
「俺、普通に鶏とか豚とかしか食べた事無いんだけど、征君は詳しいんだよね、世界中を旅したから。凄いなぁ、俺、外国行った事無いんですよ」
 と、筐・恭志郎(白鞘・e19690)がキラキラした視線を向けてくるからである。
 過度な期待だ、と征夫は頬を掻く。確かに武者修行中の金欠時には現地の謎の食べ物に手を出したこともあったが……。
(「あれは勇気いったなぁ……」)
「征君はどれオススメ? 折角だからあんまり日本じゃ食べられないようなやつ!」
 ヌートリアやコウモリをいきなりジビエ初心者の恭志郎に勧めるわけには行かないので、征夫はヤギや鳩、ダチョウやワニなど日本周辺で食用にされている珍しめの肉を紹介してみた。
「わ、ワニ!? うん、折角だからそのワニ串いってみる!」
 まさかいきなりワニからいくとは思っていなかった征夫の驚きをよそに、恭志郎はさっさとワニ串を手に入れ、ぱくついていた。
「うん、意外と淡白でクセがなくて美味しい!」
 しっとりしたササミのような味に、恭志郎は目を輝かせ、そのまま見かけたアーヴィンに駆け寄っていく。
「あ。アーヴィンさんもどうですか? ワニの串焼き。征君のお墨付きです!」
 ぎょっとしているアーヴィンに、微笑ましいものを覚えつつ征夫は、のほほんと鳩を食べ食べ恭志郎達へと歩いていく――。
「凄く美味しいです……これならいくらでも食べれてしまいそうですね……!」
 普段ろくな食事ありつけていないという玄梛・ユウマ(燻る篝火・e09497)は、ナイフとフォークで悪戦苦闘の末、ステーキを頬張り、歓喜の涙を流していた。
 また近くでは、豊かな体型を目指す空舟・法華(回向・e25433)が骨付き肉を骨ごと齧っているのを、ユウマと共にステーキを堪能中の禍芋・野鳩(紛い物ハート・e36800)が、
「なるほど、そうやって肉の部分だけでは摂取できない栄養素を……」
 と感心しきりである。
 茹で羊という珍しい食べ物をもぐもぐと咀嚼していたソーヤ・ローナ(風惑・e03286)が見かねて、
(「これもまた、迷ってる人の手を引くってことですよね」)
 と、法華に正しい骨付き肉の食べ方を指南してやると、
「えっ、骨は食べなくてもいい?! すみません、実はお肉初心者で……」
 法華は赤面し、
「ああ、単に勘違いだったのか」
 野鳩は驚いていた。
 そのままソーヤは、ワニの串をなんとか回避したアーヴィンに近づく。
「だいぶ呑みました?」
「あ、ああ。会う奴会う奴みんな乾杯してくるからな……」
「お肉料理に合う酒といえば赤ワイン、ビールが定番ですけど、最近はジントニックも勢いがあるとか」
 と説明のついでにソーヤは、相性の悪い酒では微量で悪酔いしてしまう、と大人の知識を教えてくれた。
「まず自分がどのお酒と相性がいいかを調べた方がいいと思いますね」
「そうだな、忠告どうも。いろいろ試してみるよ」
「アーヴィンさんはお誕生日おめでとうございます! お近づきのしるしにお肉をどうぞっ」
 肉が山盛りになっている皿を、だーんと渡してきた花守・唄(ハナウタ・e28636)はニコニコと続けた。
「アーヴィンさん、私と同じ年齢なんですねー。親近感いだきますっ。これを機会に仲良くしてくださいっ」

 喧騒に少し疲れたアーヴィンは、会場の隅の方にあるベンチに腰掛けた。ここは流石に人はまばらだ。
 アーヴィンはふと、近づいてくる足音に顔を上げる。
「やあ、佳ければ此方でも一杯如何かな」
 と遠慮がちに瓶とコップを掲げてくるのは、スプーキー・ドリズル(秋霖・e01608)であった。
「おう。ありがたくいただくよ」
 とアーヴィンは笑みを向ける。
「今日は君が主役なのだから、お酌は任せてくれ」
 肉料理に合うというスウェーデン産瓶ビールをスプーキーがコップに注ぐと、焼き鳥をつまみに二人で杯を交わす。
 ふうと一息ついて、スプーキーは天を仰ぐ。宴もたけなわ、空はすっかり暗くなり、提灯のライトが煌々と光っている。
「アーヴィン、改めて成人おめでとう。僕、息子とこんな風に呑みかわすのが夢だったんだ」
 静かにぽつり、とスプーキーはこぼす。
 そして、ごまかすように口を緩める。
「おかしな事を言ってすまない。君の活躍をこれからも祈って……」
 と立ち去ろうとしたスプーキーの裾をアーヴィンは握って止めた。
「アーヴィン?」
「…………俺もだ」
 アーヴィンは泣いているような顔で笑い、小さく呟く。
「俺も……親父とこうしたかった」
 感傷をアーヴィンは苦いビールで一気に流し込むと、いつもどおりの不敵な笑みに表情をかえた。
「ありがとな、おっさん」

作者:あき缶 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2017年10月6日
難度:易しい
参加:34人
結果:成功!
得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 7/キャラが大事にされていた 3
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