鎌倉ハロウィンパーティー~怪物と見る夢

作者:カワセミ

 商店街を、少女はとぼとぼと歩いていた。背負った塾の鞄が重い。
 どこを見ても、カボチャやシーツオバケの飾りが楽しげに踊る。
 すれ違う人の会話からも、ハロウィンパーティーを待ち焦がれる声が聞こえてきた。
「みんな楽しそうでいいなあ。わたしだって行きたいよ……」
 商店街を抜けて、住宅街に入る。人気のない帰り道に、悲しげな呟きが小さく響いた。
 少女は小学五年生。教育熱心な両親の望みで、中学受験に向けた勉強の真っ最中だ。
 けれど勉強は難しく、テストでは成果を出せずに親や先生を落胆させてばかり。少女は、すっかり自信をなくしていた。今日も塾の補習に引っかかり、たっぷり絞られた帰り道だった。
「こんな成績じゃ、パーティーなんて行かせてもらえるわけないよ。遊んでいいのは勉強のできる子で、わたしみたいな頭の悪い子は、勉強しないといけないんだもん……」
 歩きながら俯く目に、じわっと涙が溜まる。
「――ハロウィンパーティーに参加したい……ですか。その夢、かなえてあげましょう」
 突然、向かう先から声がした。少女は俯いたまま目を丸くする。自分の胸に、大きな鍵が突き立てられているのが見えたからだ。
 不思議なことに、痛みはない。怪我もない。少女が顔を上げると、目に溜まった涙が頬を伝った。
 そこにいたのは、赤い頭巾を被った女の子。赤頭巾の握った大きな鍵は、少女の心臓をはっきりと穿っているように見えた。
 赤頭巾は静かに続ける。
「世界で一番楽しいパーティーに参加して、その心の欠損を埋めるのです」
「わたしも、パーティーに行っていいの? ほんとに……?」
 その呟きを最後に、少女は意識を失って崩れ落ちる。
 倒れた少女の傍らには、全身がモザイクでできた、人型のドリームイーターが生まれていた。フランケンシュタインの怪物のような大きな体躯と、体中に刺さった釘。白衣を羽織っている。
 楽しいハロウィンを夢見て生まれた怪物は、ゆっくりと歩き出した。

「藤咲・うるる(サニーガール・e00086)さんが調査してくださいました。日本各地で、ドリームイーターが暗躍しているようです」
 セリカ・リュミエール(シャドウエルフのヘリオライダー・en0002)が、集まったケルベロス達へ説明を始める。
「出現しているドリームイーターは、ハロウィンのお祭りに対して劣等感を持っていた人たちから生まれています。ハロウィンパーティーの当日に、一斉に動き出すようです。
 ハロウィンドリームイーターが現れるのは、世界で最も盛り上がるハロウィンパーティー会場……」
 セリカは広げた地図を覗き込み、その場所を指差す。
「つまり、鎌倉のハロウィンパーティーの会場です。
 皆さんには、実際のパーティーが開始する直前までに、ハロウィンドリームイーターを誘き出し、撃破していただきたいのです」
 ハロウィンドリームイーターは、ハロウィンパーティーが始まると同時に現れる。
「ですので、実際のパーティー開始時間よりも早く、パーティーが始まったように見せかけましょう。皆さんが本当にパーティーが始まったかのように振る舞えば、ドリームイーターは現れるはずです」
 対象のドリームイーターは、フランケンシュタインの怪物が全身モザイク化した姿。白衣を羽織っているのは、ドリームイーターを生んだ少女の、頭のいい人への憧れが表れているのかもしれない。
「ハロウィンドリームイーターは、元になった人とは別個の存在です。楽しいハロウィンパーティーを迎えるためにも、心置きなく撃破してください。
 ……勉強は大事ですが、息抜きもまた大事。真面目すぎるのも考えものですね」
 至極真面目な様子で、セリカが話し終えた。


参加者
灰木・殯(生命調律者・e00496)
グレイブ・ニューマン(筋肉もりもりハッピー・e01338)
ブラッド・ウォン(オウガイーター・e01843)
アイラック・キッド(喜怒哀楽・e04348)
悪路・儘鉄(我道闊歩の怪獣王・e04904)
カルナ・ロッシュ(彷徨える霧雨・e05112)
彼方・悠乃(永遠のひとかけら・e07456)
春日・せおり(久遠の記憶・e13596)

■リプレイ

●八人のパーティー
「Happy Halloween!」
 八人の明るい声と一緒に、八つのクラッカーが軽やかに打ち鳴らされる。
 鎌倉のパーティ会場は、かぼちゃやコウモリのオーナメントで華やかに飾り付けられていた。
 中央に鎮座するのは、パーティのシンボルともいえる大きなかぼちゃ。
 かぼちゃの傍には大型のスピーカーが設置され、そこから陽気な洋楽が流れている。
 その周囲のテーブルには、お菓子や飲み物、軽食が並ぶ。かぼちゃを使ったスイーツに、お茶やジュース、炭酸飲料といったソフトドリンク。軽食は肉料理が多めだ。肉を塩コショウで味付けし、軽く焼いただけのシンプルなステーキもある。
 テーブルの端々には、ハロウィンらしくコウモリやジャック・オー・ランタンのキャンドルが置かれて、柔らかな灯りを会場に添えていた。
「準備も楽しかったですね。こんな立派な会場を、私達が作り上げたなんて」
 ピエロの仮装をした灰木・殯(生命調律者・e00496)が、賑やかだった準備を思い返して微笑む。殯の言葉通り、出来上がった会場は本物のハロウィンパーティーに全く見劣りしない、華やかな空間だ。
「ええ。配膳も飾り付けも大変でしたけれど、ウォンさんが手伝ってくださいましたから」
 角とコウモリ羽根で小悪魔風に装った彼方・悠乃(永遠のひとかけら・e07456)が、皿にかぼちゃのシュークリームを取りながら笑う。
 狐頭を模したフードを被ったブラッド・ウォン(オウガイーター・e01843)は、レアのステーキを大切に噛み締め、ゆっくりと味わい飲み込んでから悠乃へ頷いた。
「賑やかな催しは、裏方仕事の方が落ち着、く。役に立てて良かっ、た」
 食事を楽しむブラッド達の傍らで、各々の仮装を楽しむ者達もいた。
「クハハ、こんなバカみてえな格好したのは初めてだぜ!!」
 かぼちゃの被り物をしたアイラック・キッド(喜怒哀楽・e04348)の楽しげな笑い声が響く。
 その様子につられてか、グレイブ・ニューマン(筋肉もりもりハッピー・e01338)も肩を揺らして笑った。黒いマントにフォーマルな服装の、紳士的なドラキュラだ。赤いトマトジュースを注いだワイングラスを軽く掲げてから、美味しそうにぐっと煽る。
「陽気なかぼちゃの表情が、アイラック君によく似合っているとも。カルナ君も、つけ牙が目立っていて良いね」
 グレイブの仮装とはまた一味違う、カルナ・ロッシュ(彷徨える霧雨・e05112)の吸血鬼姿。カルナのつけ牙はユーモラスでありながら確かに「牙」であり、どこか鬼のような獰猛さが残っていた。
「自前もありますが、付けた方がそれっぽいでしょう?」
 カルナにとっては、初めてのハロウィンパーティー。見渡す限りの光景は、何もかも新鮮だった。
 その視線の先で、軽やかに踊る緑色の恐竜――悪路・儘鉄(我道闊歩の怪獣王・e04904)の姿が見える。着ぐるみ越しにも分かる巨躯が、音楽に合わせてステップを踏む様は、器用で見応えのあるものだ。
「自然と体が動いちまう、良い曲じゃねェか。お前さんが選んだのかい?」
「はい。楽しいパーティーにぴったりな曲、選ばせていただきました。……ね、さくら」
 恐竜のダンスを見ていた春日・せおり(久遠の記憶・e13596)が、笑って頷いた。小さな魔女に扮したせおりの傍らには、ビハインドのさくらが見守るように佇んでいる。
 場が温まってきたのを見て、ピエロ姿の殯が会場の中央――巨大かぼちゃの傍へと一歩進み出た。小さな箱やボールを抱えている。
「さて、皆さん。良ければ私から一芸披露いたしましょう。これでも医者の身、手先は器用なものでして」
 丁寧な口上と共に、殯がこともなげに箱を、ボールを宙に投げる。受け止める。投げる。瞬く間に、ボールと小箱が空中で円を作る幻想的な光景が会場の中央で繰り広げられた。
「わあ、すごい! 魔法みたい……!」
「やっぱりパーティーには、出し物だ、な」
 悠乃やブラッド、仲間達がわいわいと中央に集合する。
「医者なら誰でも一芸ある、というわけでもあるまい。大したものだね」
「この後も、花火やカルナのトランプが控えてるからな。お楽しみはまだまだ続くぜ!」
 感心するグレイブと、宴の盛り上がりに心躍らせるアイラック。
「花火、たのしみ。トランプはババ抜きがいいなあ」
 ジャグリングを楽しみながら、続く催しに期待するのはモザイクで出来た巨躯の怪物。
「皆がルールを知っていますものね。八人で遊んだらすごく盛り上がると思います」
 あどけない少女の声に、せおりがごく自然に返事をした。返事をしてから、怪物を二度見して見詰める。
 ドリームイーターは、ジャグリングを鑑賞する輪の中に当然のように混ざっていた。いつの間にかジャグリングも止まり、全員の視線を一身に集める怪物はきょろきょろする。
「もう、パーティー始まってたんだね。遅刻しちゃった……。途中参加、大丈夫?」
 元々は、作戦のために催したパーティー。けれど八人は、何よりも自分達が楽しむことのできるパーティーを作り上げた。偽りのない笑顔で溢れた宴、ドリームイーターを誘い出すには充分だった。
「ドリームイーターも素直に楽しめばいいのに、残念ですね」
 怪物への返事の代わりに、仮装の袖から物々しい鎖を垂らしてカルナが身構える。
「ん~……オッサン思い出したんだが、ハロウィンってなァ元は悪霊を追い出す催しなんだろ?」
 仲間達を守るように、儘鉄が前へと進み出る。
「……んじゃァよ、女の子の悲しい気持ちに付け入る『悪霊』には、御退場願おうかい!」
「遅刻しちゃった、わたしもパーティーに、パーティーに、いく!!」
 儘鉄が爪で着ぐるみを突き破り、可愛らしい恐竜の姿は地獄の炎で燃え落ち――黒いドラゴニアンが姿を現す。
 それと、少女の悲しみだけが結晶した異形の頭が、巨大な口へと形を変えたのは同時だった。

●もう一つの宴
「楽しいパーティーの為には、絶対に見過ごせない障害だね」
 グレイブがドラキュラの正装を脱ぎ捨てると、その下の無骨な武装が晒される。
 読み通り、サイコフォースは当たる目が薄い。グレイブは瞬時に判断し、地面に落ちていた礫を弾速でドリームイーターへと投げつけた。
「きゃ……っ!」
 特に体格の良いケルベロス達に劣らぬ巨躯の怪物は、幼い少女のような悲鳴をあげてたたらを踏む。
 しかし、その程度のことで怯むアイラックではない。
「さあさあ宴の始まりだ! 楽しすぎて腰抜かすんじゃねえぞ、怪物!」
 一切の迷いなく叩き込まれる拳は、グレイブの礫に負けず劣らず速い。命中すればドリームイーターの巨体でさえ吹き飛んだであろう重みの備わった一撃は、寸前のところでドリームイーターが横に避けた。それさえもアイラックは楽しむよう、細い口笛を吹いてみせる。
「トカゲのお兄ちゃん、楽しいの?」
 ドリームイーターの少女の声と、異形の姿はアンバランスだ。きょとんとした声に反して、異形の口と化したドリームイーターの頭は猛然とアイラックへ食らいつこうとする。
「トカゲって俺か……!?」
 ドリームイーターの言葉を一瞬図りかねたアイラックの前に、咄嗟にグレイブが立ち塞がる。
 モザイクの牙は、グレイブの腕へと強かに沈み込んだ。屈強な腕に痺れが走り、額に汗が滲んだ。
「可愛い声のわりに、油断ならないね……!」
「――楽しんでいただけているようで何よりです、迷子さん。最近のパーティは激しいのが流行りなのですね」
 仲間を傷付けられたことで、カルナの声が冷たさを帯びる。
 真っ直ぐに放った黒の鎖は、射手の正確さでドリームイーターへと迫る。猟犬縛鎖は造作もなく怪物を縛り上げ、その動きを戒めた。
「目を引く華の傍らに、潜む苦痛の束縛を――」
 美しい薔薇に潜む棘。その魔性を力へと変え、悠乃は詠唱と共にドリームイーターへ見えざる棘を放つ。
 それは誰が見ても、ほぼ確実に決まる攻撃のはずだったが――。
「わたし、知ってる。薔薇には棘があるんだもん!」
 ドリームイーターはぶんぶんと首を振る。奇跡的に幻を看破し、棘の幻影を打ち破った。
「なんてこと……!」
 悠乃は驚きに目を見開く。
「敵もさるもの、ということですか。今のは奇跡という次元の問題だった気もいたしますが――グレイブさん、今そちらへ」
 殯は素早く負傷したグレイブの元へ走り、その腕の傷を、少なからぬショックも与えつつオペのように処置する。ドリームイーターから受けた傷は、見る間に完治した。
 殯の適切な治療を見て、せおりは二枚の符を手に取る。続けての回復は不要だろう。
「其は揺らぎ、静かなる揺らぎ」
 投げつけた二枚の符は、ドリームイーターの巨体へしっかりと貼り付けられる。
「集いて猛き波動となり、貴公の敵を破壊する者なり……!」
 ただの符に過ぎなかったものは、せおりの詠唱に応じて敵を内側から砕く破壊の力を帯びる。
「ああっ!」
 ドリームイーターが悲鳴をあげてよろめく。そこに大砲の弾のごとくに儘鉄が飛び出した。
「こうなったらもう止まらねェぞォオオオオッ!!」
 灼熱の巨獣が、炎の弾丸のようにドリームイーターに激突する。力には力を。その道理を、儘鉄は体現していた。
 そんな守り手の姿を、悠乃は真剣に見詰めていた。
 果敢に敵へと挑む儘鉄と、堅実に戦い敵を追い詰めるグレイブ。
「……守り方の違い、なのですね。お二人の」
 対照的な二人のディフェンダー。その姿から、悠乃は確かに学ぶものがあった。
「GROOOOOOOOOOOOOWL!!!」
 鎌倉の空を震わせるような獣の咆哮。
 攻撃を続けざまに受けて、体勢を未だ持ち直せないドリームイーターへと、ブラッドの手刀が振り下ろされ――白い閃光が、モザイクの怪物を真っ二つに裂いたように見えた。
 世界を頒つ白刃の閃き。虎人の鋭爪は神速となる。
 ――閃光は一瞬で消える。そこには、両断されてはいなくとも、両断されたと同じ傷をモザイクに残した怪物がいた。
「……パーティー、間に合わなかった。わたしはやっぱり、パーティーに行っちゃいけない子なんだ……」
 少女の悲しみだけが凝縮したドリームイーター。自分がこの場に留まれないことを理解して、ぽつりと呟く。
 足元から、悲しみと共にオレンジの光となって消えていく姿に――カルナが咄嗟に口を開いた。
「違います。このパーティーは偽物で……。本当のパーティーは、これから始まるんです」
 え、とモザイクの顔がケルベロス達に向けられた。カルナは微笑んで見せる。
「またのお越しをお待ちしていますよ、迷子さん」
 少女を気遣ってくれたカルナに。悲しみを打ち砕いてくれたケルベロス達に。
 よかったあ、と心から安堵した声を残して――ドリームイーターは、光の粒となって消えた。

●本当のパーティーへ
「お祭りは楽しむ気持ちを捧げるものです。勉強ばかりでは、楽しくないと思うのですよ」
 悲しみの元となった少女に、せおりが静かに、優しく思いを馳せる。
「あの少女も、楽しいハロウィンを迎えられることを願ってやみません」
 少女は、安全な場所で程なくして目を覚ますだろう。緊急に保護する必要はないと考え、戦いの終わりに悠乃も胸を撫で下ろす。
「作戦完了、ってなァ」
 儘鉄はポケットからスキットルを取り出す。お待ちかねとばかり、口を付けずに中身だけを流し込んだ。仕事明けの体に、格別に染み渡る。
 少しだけ中身を残したスキットルを、儘鉄は気安く投げやった。
「受け取れ、アイラック!」
 投げられた方は、銀の器を危なげなく受け取る。その意図をすぐに理解して、赤い竜が片目を瞑ってみせた。
「仕事が終わりってことは、お楽しみも解禁ってな。付き合うぜ、旦那!」
 二人の楽しげな雰囲気に、殯も思わず笑みをこぼす。
「赤頭巾のドリームイーターさんの気配も、ここにはなし、と。……ん?」
 ひとまずこの場には、赤頭巾のドリームイーターはいないようだった。その代わり、殯の目には別のものが留まる。思わず眼鏡を直す。
 先ほど倒したドリームイーターが消えた場所に、小さなものが落ちていた。殯が不思議そうに寄っていくのに気付いて、自然と全員が集まっていく。
「これ、は。ハロウィンの飾り、か?」
 ブラッドが拾い上げたのは、小さなオーナメントだ。白衣を着たフランケンシュタインの怪物が、つぶらな瞳で笑っている。
「あのドリームイーターが姿を変えたのか? 少し、貸してくれ」
 何か危険があるかもしれない。グレイブがブラッドからオーナメントを借り受けて、怪物の頬を突いたりくるくる回してみたり、お手玉してみたりした。ぽてんと肉厚の掌に落ちたオーナメントは変わらずにっこりしている。本当に、ただの飾りだ。
「こんなこともあるんですね……」
 不思議な出来事に、カルナが少し感心する。
「それで……その飾り、どうしましょう?」
 悠乃の言葉に、八人は顔を見合わせる。

「ここでいいでしょうか?」
「ああ、バッチリだ! パーティーがよく見えるだろうよ!」
 アイラックに抱き上げられて、なるべく高い位置にとせおりがオーナメントを吊り下げる。
 鎌倉のパーティー会場。その一角に増えたささやかな飾りに、八人は顔を見合わせて笑う。
 その怪物のオーナメントは、ありふれたお祝いの言葉が描かれた看板の横で揺れていた。
 ブラッドが、看板の文字を小さく読み上げる。
「……Happy Halloween!」

作者:カワセミ 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2015年10月31日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 2/キャラが大事にされていた 6
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